JP6851162B2 - パネル、パネル組立体、及びユニット式ルーム - Google Patents

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Description

本発明は、パネル、パネル組立体、及びユニット式ルームにかかり、特に、パネルの厚みを薄くしつつ補強を行えるパネル、パネル組立体、及びユニット式ルームに関する。
複数枚のパネルを接合して組み立てられるユニット式ルームの一例としてユニットバスがあり、この種のユニットバスは、床パネル(防水パン)、壁パネル、天井パネル、ドア、床パネルに設置され天井パネルや壁パネルを支持する支柱等から構成されている。
一例として、FRPで形成される壁パネル(例えば、特許文献1参照)は、平板の裏面に、補強のための複数の上下方向に延びる縦リブと、横方向に延びてこれらの縦リブに交差する複数の横方向に延びる横リブとが平板と一体的に形成されており、縦リブと横リブとが同じ高さに形成されている。
特開2001−140386号公報
しかしながら、壁パネルの曲げ剛性を高めるために、横リブ、または縦リブに、例えば、アングル等の長尺状の補強部材を取り付けると、壁パネル全体の厚さが、平板の厚さ+リブの高さ+アングルの板厚となり、壁パネル全体の厚さが厚くなってしまう。このため、このように補強された壁パネルを用いたユニット式ルームの場合、ユニット式ルームの内部スペースを確保すると、ユニット式ルームの設置スペースが広くなってしまい、決まった設置スペースにユニット式ルームを設置すると、ユニット式ルームの内部スペースが狭くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、厚みを薄くしつつ補強を行えるパネル、パネル組立体、及びユニット式ルームを提供することが目的である。
請求項1に記載のパネルは、平板と、前記平板の裏面に突出して形成され、第1の方向に沿って延びる複数の第1リブと、前記平板の裏面に突出して形成され、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って延びて前記第1リブと交差する複数の第2リブと、前記第2リブの側面に沿って密着して配置されると共に前記第2リブの長手方向に沿って延びる長尺状の第1片と、前記第1片の幅方向端に一体的に設けられ、前記第1片と共に前記第2リブの長手方向に沿って延び、前記第1片の幅方向に対して交差する方向を幅方向とする第2片と、前記第2片の前記第1片とは反対側の幅方向端に一体的に設けられ、前記第2リブとは前記第2リブの厚み方向に離間し、かつ前記第1片と平行に配置される第3片と、を含んで構成され、前記第1片と前記第3片との間隔寸法が、前記第2リブの厚み寸法よりも大きく設定されている補強部材と、前記補強部材の取り付けられた前記第2リブと交差する前記第1リブのうち、前記補強部材の前記第1片が面する部分に形成されたリブ凹部と、前記補強部材に形成され、前記第1リブが入り込み、前記第1片において第2片側とは反対側の端部から前記第2片に向けて延びて前記第2片よりも手前側に底部が位置する補強部材凹部と、を有する。
請求項1に記載のパネルは、長尺状の第1片と第1片の幅方向と交差する方向を幅方向とした第2片とを含んで構成された補強部材が複数の第2リブのうちの少なくとも一つに沿って取り付けられているので、補強部材が取り付けられていない場合に比較して、第2リブの長手方向の曲げ剛性を高めることができる。
また、補強部材は、第1片と、第1片の幅方向と交差する方向を幅方向とする第2片とを含んで構成されているので、第1片のみの場合よりも曲げ剛性が高められている。さらに、この補強部材においては、第1リブを横断するために、第1片に第1リブが入り込む補強部材凹部が形成されているが、補強部材凹部は、第1片の第2片とは反対側の端部から第2片に向けて延びて第2片よりも手前側に底部が位置しており深さが短くなっているため、補強部材凹部を該端部から第2片に到達するまで延ばした場合に比較して、補強部材は高い曲げ剛性が得られる。
補強部材の第1片には、第1リブが入り込む補強部材凹部が形成されているので、第1片と第2片とを含んで構成された補強部材は、複数の第1リブを横断することができる。
さらに、第1リブのうち、補強部材の補強部材凹部が入り込む部分は、リブ凹部が形成されて第1リブのリブ高さが低くなっているので、リブ凹部が形成されずにリブ高さが低くなっていない場合に比較して、補強部材の位置を平板側へ接近させることができる。これにより、パネルは、リブ凹部が形成されずにリブ高さが低くなっていない場合に比較して、厚みを抑えることができる。
請求項2に記載のパネル組立体は、前記第2リブの長手方向に接続された複数枚の請求項1に記載の前記パネルを備え、前記補強部材は、前記複数枚の前記パネルに跨って配置されている。
請求項2に記載のパネル組立体では、複数枚のパネルに跨って補強部材が配置されているので、パネル同士を接続する接続部材を別途必要とせずに、パネル同士をずれなく接続することができる。
請求項3に記載のユニット式ルームは、床部材と、前記床部材の上に配置される側壁と、前記側壁の上に配置される天井と、を備え、前記側壁、及び前記天井は、少なくとも一方が請求項1に記載の前記パネル、または請求項2に記載の前記パネル組立体で構成されている。
請求項3に記載のユニット式ルームは、側壁、及び天井の少なくとも一つを請求項1に記載のパネル、または請求項2に記載のパネル組立体で構成することで、補強部材を取り付けたパネル、またはパネル組立体で構成された側壁、及び天井の曲げ剛性を高めることができる。
なお、側壁、及び天井の全てを請求項1に記載のパネル、または請求項2に記載のパネル組立体で構成してもよい。ユニット式ルームの側壁を請求項1に記載のパネル、または請求項2に記載のパネル組立体で構成した場合、ユニット式ルームの内部スペースを確保しつつ、ユニット式ルームの設置スペースが広くなることを抑えることができる。また、ユニット式ルームの側壁を請求項1に記載のパネル、または請求項2に記載のパネル組立体で構成した場合、決まった設置スペースにユニット式ルームを設置しつつ、ユニット式ルームの内部スペースが狭くなることを抑えることができる。
以上説明したように本発明のパネル、及びパネル組立体によれば、厚みを薄くしつつ補強を行える、という優れた効果を有する。
また、本発明のユニット式ルームによれば、設置スペースが広くなること、またはユニット式ルームの内部スペースが狭くなることを抑えることができる。
第1の比較例に係るユニットバスの一例を示す分解斜視図である。 補強部材と壁パネルとを示す分解斜視図である。 (A)は補強部材の取り付けられた壁パネルを示す縦断面図であり、(B)は図3(A)に示す壁パネルの3(B)−3(B)線断面図である。 第2の比較例に係る壁パネル組立体を示す分解斜視図である。 図4に示す壁パネル組立体の接続部を示す斜視図である。 (A)は第3の比較例に係る壁パネルを示す縦断面図であり、(B)は図6(A)に示す壁パネルの6(B)−3(B)線断面図である。 (A)は第4の比較例に係る壁パネルを示す縦断面図であり、(B)は図7(A)に示す壁パネルの7(B)−7(B)線断面図である。 (A)は、本発明の実施形態に係る補強部材で補強された壁パネルを示す縦断面図であり、(B)は、図6(A)に示す壁パネルを示す6(B)−6(B)線断面図である。 (A)は、第5の比較例に係る補強部材で補強された壁パネルを示す縦断面図であり、(B)は、図7(A)に示す壁パネルを示す6(B)−6(B)線断面図である。
第1の比較例
以下、図1乃至図3にしたがって、ユニットバス10の第1の比較例を説明する。図1には、本比較例のユニットバス10の概略構成が分解斜視図にて示されている。
(ユニットバスの全体構成)
図1に示すように、本比較例のユニットバス10は、浴槽12Aと床12Bとが互いに組みつけられて一体となった浴槽一体床パネル12を備えている。浴槽一体床パネル12の外周部分には、外周全体に上方へ延びるフランジ12Cが一体的に形成されている。
浴槽一体床パネル12の各コーナー部分には、フランジ12Cの内側にそれぞれ中空の支柱14が固定されており、支柱14の上部には天井パネル16が固定されている。浴槽一体床パネル12の上には、支柱14間に壁パネル18,20,22,24が垂直に配置されて支柱14に固定されている。なお、壁パネル24の側部にはドア26が配置されている。
図1では、壁パネル18,20,22,24が浴槽一体床パネル12の外側に記載されているが、これら壁パネル18,20,22,24は、実際の施工時においては、浴槽一体床パネル12の上に載せられ、室内側からフランジ12Cの内側の支柱14間に配置される。本比較例の浴槽一体床パネル12、天井パネル16、及び壁パネル18,20,22,24は、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)で形成されている。
(壁パネルの構造)
以下に、代表して壁パネル18の構造を説明する。
壁パネル18は、矩形状に形成された平板18Aを備えており、平板18Aの室外側の裏面には、第1リブの一例としての縦方向に延びる複数の縦リブ18Bが横方向の一端部側から横方向の他端部側にかけて略一定の間隔で形成されていると共に、横方向に延びると共に縦リブ18Bと接続する第2リブの一例としての複数の横リブ18Cが上下方向の一端部側から上下方向の他端部側にかけて略一定の間隔で形成されている。言い換えれば、壁パネル18には、平板18Aの裏面に、複数の縦リブ18Bと複数の横リブ18Cとが格子状に形成されている。また、平板18Aの裏面には、幅方向の一端部、及び他端部に、縦方向に延びるリブ状縦フランジ18Dが形成され、上下方向の一端部、及び他端部に、横方向に延びるリブ状横フランジ18Eが形成されている。
ここで、縦リブ18Bと、リブ状縦フランジ18Dと、リブ状横フランジ18Eと、後述する補強部材28が取り付けられる低横リブ18Ca以外の横リブ18Cは、同じ突出高さに形成されている。
図1、及び図2に示すように、上下方向中央付近の低横リブ18Caには、全長に渡って補強部材28が取り付けられている。補強部材28が取り付けられる低横リブ18Caは、他の横リブ18Cよりも低く形成されている。補強部材28は、低横リブ18Caの側面19に沿って配置されると共に低横リブ18Caの長手方向に沿って延びる長尺状の第1片28Aと、第1片28Aの幅方向端に一体的に設けられ、第1片28Aと共に低横リブ18Caの長手方向に沿って延び、第1片28Aの幅方向に対して90°の方向を幅方向とし、平板18Aと平行、かつ低横リブ18Caの頂部21に沿って配置された長尺状の第2片28Bとを含んで構成されている。言い換えれば、本比較例の補強部材28は断面L字形状とされている。
補強部材28は、横リブ18Cよりも曲げ剛性の高い材料、例えば、メッキ鋼板から形成されている。なお、補強部材28は、横リブ18Cよりも曲げ剛性の高い材料で形成されていればよく、ステンレス鋼板等、メッキ鋼板以外の材料から形成されていても良い。
図2、及び図3に示すように、補強部材28は、第1片28Aが低横リブ18Caの上側の側面19に密着するように、ネジ30で低横リブ18Caに固定されている。また、補強部材28が低横リブ18Caに固定された状態では、図3(A)に示すように、低横リブ18Caの頂部21に、補強部材28の第2片28Bの側面が当接している。ここで、低横リブ18Caの頂部21に、補強部材28の第2片28Bの側面を当接させるために、低横リブ18Caと接続する縦リブ18Bには切欠状のリブ凹部32が形成されている。縦リブ18Bのリブ凹部32の形成されている部分は、低横リブ18Caよりも突出高さが低くなっている。
図2、及び図3に示すように、補強部材28には、縦リブ18Bを横断するために、縦リブ18Bを逃げる切欠、言い換えればスリット状の補強部材凹部34が第1片28Aに形成されている。補強部材28は、補強部材凹部34に縦リブ18Bが嵌り込んだ状態で横リブ18Cに固定されており、縦リブ18Bのリブ凹部32の形成されている部分が、補強部材28の補強部材凹部34に入り込み、補強部材凹部34の底部とリブ凹部32の底部とが接触している。なお、場合によっては、補強部材凹部34の底部とリブ凹部32の底部とは接触しなくてもよい。
なお、平板18Aの厚さ寸法t1と、補強部材28の取り付けられた低横リブ18Caの平板18Aから垂直方向に計測する突出高さ寸法h1と、補強部材28の第2片28Bの厚さ寸法t2とを足した寸法をA、平板18Aの厚さ寸法t1と、縦リブ18Bの突出高さ寸法h2とを足した寸法をBとしたときに、A≦Bとすることが好ましく、本比較例ではA=Bを満足している。
また、本比較例では、縦リブ18Bのリブ凹部32の形成された部分の突出高さ寸法h3は、低横リブ18Caのh1、及び縦リブ18Bの突出高さ寸法h2よりも小さい。
本比較例の壁パネル18において、これらの寸法関係が満足されることで、補強部材28が横リブ18C、縦リブ18B、リブ状縦フランジ18D、及びリブ状横フランジ18Eの頂部からパネル裏面側へ突出していない。
図1に示すように、壁パネル20,22,24、及び天井パネル16にも、壁パネル18と同様の縦リブ、横リブ、リブ状縦フランジ、及びリブ状横フランジが形成されている。また、天井パネル16には、壁パネル18と同様に補強部材28が取り付けられている。
(作用、効果)
次に、本比較例の壁パネル18の作用、効果を説明する。
本比較例の壁パネル18では、平板18Aの裏面に形成した縦リブ18B、横リブ18C、リブ状縦フランジ18D、及びリブ状横フランジ18Eにより、曲げ剛性が高められていると共に、メッキ鋼板からなる曲げ剛性の高い補強部材28が設けられているため、補強部材28が無い場合に比較して、高い曲げ剛性が得られている。
補強部材28には、縦リブ18Bを横断するために、第1片28Aに補強部材凹部34が形成されているが、補強部材凹部34は、第1片28Aにおいて第2片28B側とは反対側の端部から第2片28Bに向けて延びて第2片28Bよりも手前側に底部が位置して深さが短くなっている、言い換えれば、第1片28Aの全幅に渡って形成されていない。したがって、補強部材28は、第1片28Aにおいて第2片28B側とは反対側の端部から第2片28Bに到達するまで延ばした場合、言い換えれば、補強部材凹部34を第1片28Aの全幅に渡って形成した場合に比較して、高い曲げ剛性が得られている。
また、本比較例の壁パネル18は、補強部材28が、横リブ18C、縦リブ18B、リブ状縦フランジ18D、及びリブ状横フランジ18Eの頂部の何れからもパネル裏面方向に突出していないので、補強部材28が、これらの頂部から突出している場合に比較して壁パネル18の厚みを抑えることができる。なお、補強部材28を取り付けた低横リブ18Caの突出高さ寸法を他の横リブ18Cよりも補強部材28の板厚分(t2)低くしているが、補強部材28の材料の剛性はFRPの剛性に比較して遥かに高いので、本比較例の壁パネル18は、パネル全体として見て横方向の曲げ剛性は向上している。
なお、本比較例の壁パネル18ではA=Bとしたが、A<Bとしてもよい。
第2の比較例
次に、図4、及び図5にしたがって、複数枚の壁パネル18を横方向に接続した壁パネル組立体36を説明する。なお、第1の比較例と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図4、及び図5に示すように、本比較例の壁パネル組立体36は、横方向に並べた複数枚(本比較例では2枚)の壁パネル18を含んで構成されている。
本比較例の壁パネル組立体36は、一方の壁パネル18のリブ状縦フランジ18Dと、他方の壁パネル18のリブ状縦フランジ18Dとを互いに密着させ、2枚の壁パネル18の幅方向長さに対応する長さに形成された1本の補強部材28を、各々の壁パネル18の低横リブ18Caにネジ30で固定することで、壁パネル18同士を接続している。
なお、本比較例の壁パネル組立体36に用いる壁パネル18には、補強部材28が横断するリブ状縦フランジ18Dに、リブ凹部32が形成されている。また、補強部材28には、重なったリブ状縦フランジ18Dが嵌り込む幅を有した補強部材凹部34Aが形成されている。
本比較例では、複数枚の壁パネル18に跨って補強部材28が配置されているので、壁パネル18同士の境界を起点に屈曲することを抑制することができる。
第3の比較例
次に、図6にしたがって、第1の比較例とは一部の構造が異なる壁パネル18を説明する。なお、第1の比較例と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図6に示すように、本比較例の壁パネル18では、第1の比較例の低横リブ18Caが無く、補強部材28が縦リブ18Bと同じ高さの横リブ18Cに取り付けられている。
本比較例の壁パネル18においても、第1の比較例と同様の補強部材28を横リブ18Cに取り付けているので、壁パネル18の横方向の曲げ剛性が向上している。
第4の比較例
次に、図7にしたがって、第1の比較例とは一部の構造が異なる壁パネル18を説明する。なお、第1の比較例と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図7に示すように、本比較例の壁パネル18では、第2片28Bが、横リブ18Cの頂部から突出しないように、第1の比較例と同じ補強部材28が横リブ18Cの下側の側面に取り付けられている。このため、本比較例の壁パネル18も、第1の比較例の壁パネル18と同様に、厚みを抑えることができる。
実施形態
次に、図8にしたがって、第1の比較例とは形状の異なる実施形態の補強部材38を説明する。なお、第1の比較例と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態の補強部材38は、低横リブ18Caの側面19に沿って配置されると共に低横リブ18Caの長手方向に沿って延びる長尺状の第1片38Aと、第1片38Aの幅方向端に一体的に設けられ、第1片38Aと共に低横リブ18Caの長手方向に沿って延び、第1片38Aの幅方向に対して90°の方向を幅方向とし、平板18Aと平行、かつ低横リブ18Caの頂部21に沿って配置された長尺状の第2片38Bと、第2片38Bの幅方向端に一体的に設けられ、第1片38Aと平行に設けられた長尺状の第3片38Cと、を含んで構成されている。言い換えれば、本実施形態の補強部材38は断面コ字形状とされている。
また、本実施形態の補強部材38には、第1片38Aと第3片38Cに補強部材凹部34が形成されている。
本実施形態においても、第1の比較例と同様に、壁パネル18の厚みを抑えつつ、高い曲げ剛性が得られる。
第5の比較例
次に、図9にしたがって、第1の比較例とは形状の異なる補強部材40を説明する。なお、第1の比較例と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図9に示すように、本比較例の補強部材40は、低横リブ18Caの側面19に沿って配置されると共に低横リブ18Caの長手方向に沿って延びる長尺状の第1片40Aと、第1片40Aの幅方向端に一体的に設けられ、第1片40Aと共に低横リブ18Caの長手方向に沿って延び、第1片40Aの幅方向に対して90°の方向を幅方向とし、平板18Aと平行、かつ低横リブ18Caの頂部21に沿って配置された長尺状の第2片40Bを含んで構成されている。なお、第1片40Aの幅方向端は、第2片40Bの幅方向中央部に接続している。言い換えれば、本比較例の補強部材40は断面T字形状とされている。
本比較例においても、第1の比較例と同様に、壁パネル18の厚みを抑えつつ、高い曲げ剛性が得られる。
その他の例
本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態、及び比較例では、補強部材として、断面形状がL字形状、コ字形状、T字形状のものを例示したが、補強部材は公知の断面形状のものを用いてもよい。
上記実施形態では、壁パネル18をユニットバスに適用した例を説明したが、壁パネル18は、ユニットバス等の浴室に限らず、浴槽の無いシャワールーム、トイレ等、浴室以外のユニット式ルームにも適用可能である。
また、天井パネル16を、補強部材28で補強した壁パネル18と同様の構成としてもよい。
10…ユニットバス(ユニット式ルーム)、12…浴槽一体床パネル(床部材)、16…天井パネル(天井、パネル)、18…壁パネル(側壁、パネル)、18A…平板、18B…縦リブ(第1リブ)、18C…横リブ(第2リブ)、18Ca…低横リブ(低第2リブ)、20…壁パネル(側壁、パネル)、22…壁パネル(側壁、パネル)、24…壁パネル(側壁、パネル)、28…補強部材、28A…第1片、28B…第2片、32…リブ凹部、34…補強部材凹部、36…壁パネル組立体、38…補強部材

Claims (3)

  1. 平板と、
    前記平板の裏面に突出して形成され、第1の方向に沿って延びる複数の第1リブと、
    前記平板の裏面に突出して形成され、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って延びて前記第1リブと交差する複数の第2リブと、
    前記第2リブの側面に沿って密着して配置されると共に前記第2リブの長手方向に沿って延びる長尺状の第1片と、前記第1片の幅方向端に一体的に設けられ、前記第1片と共に前記第2リブの長手方向に沿って延び、前記第1片の幅方向に対して交差する方向を幅方向とする第2片と、前記第2片の前記第1片とは反対側の幅方向端に一体的に設けられ、前記第2リブとは前記第2リブの厚み方向に離間し、かつ前記第1片と平行に配置される第3片と、を含んで構成され、前記第1片と前記第3片との間隔寸法が、前記第2リブの厚み寸法よりも大きく設定されている補強部材と、
    前記補強部材の取り付けられた前記第2リブと交差する前記第1リブのうち、前記補強部材の前記第1片が面する部分に形成されたリブ凹部と、
    前記補強部材に形成され、前記第1リブが入り込み、前記第1片において第2片側とは反対側の端部から前記第2片に向けて延びて前記第2片よりも手前側に底部が位置する補強部材凹部と、
    を有するパネル。
  2. 前記第2リブの長手方向に接続された複数枚の請求項1に記載の前記パネルを備え、
    前記補強部材は、前記複数枚の前記パネルに跨って配置されている、パネル組立体。
  3. 床部材と、
    前記床部材の上に配置される側壁と、
    前記側壁の上に配置される天井と、
    を備え、
    前記側壁、及び前記天井は、少なくとも一方が請求項1に記載の前記パネル、または請求項2に記載の前記パネル組立体で構成されている、ユニット式ルーム。
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