JP6904868B2 - バルコニー - Google Patents

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Description

本発明は、戸建て住宅等の建物躯体の出隅部に沿って設置される出隅納まりのバルコニーに関する。
従来、建物躯体の出隅部に沿って設置された出隅納まりのバルコニーが知られている(非特許文献1の2ページ上部「出隅」を参照)。
このバルコニーは、図5に示すように、建物躯体の出隅部1を構成する二つの外壁面2,3のうちの一方の外壁面2に沿って設置された第一床組部5と、他方の外壁面3に沿って設置された第二床組部6と、第一床組部5および第二床組部6に連続して設置された出隅床組部7とによって構成されている。第一床組部5および出隅床組部7には、複数のデッキ材4が同方向に沿って配置されており、第二床組部6には、第一床組部5および出隅床組部7における複数のデッキ材4の長手方向と交差する方向に沿った複数のデッキ材4が配置されている。
「’10−12月改訂 組立・施工説明書 バルコニーBC−X型」、’14−10月発行、2ページ、YKKAP、[2017年9月14日検索]、インターネット(http://manualweb.ykkap.co.jp/pdf_inter/100050/96770B409B00.pdf)
ところで、非特許文献1に記載のバルコニーでは、出隅床組部7に配置されたデッキ材4が出隅部1のコーナーエッジ1Aに当接しており、この当接部分にシール材によるシーリングが施されている。ここで、デッキ材4上を人が通ることなどによってデッキ材4に鉛直荷重が加わると、デッキ材4が若干撓んでコーナーエッジ1Aに対して位置ズレを生じることがある。この位置ズレが生じると、コーナーエッジ1Aおよびデッキ材4間のシールが切れて止水性が低下するおそれがあり、止水性を維持するためには十分にシーリングを施す必要がある。
本発明の目的は、建物躯体の出隅部との間の止水性を好適に維持することができるバルコニーを提供することにある。
本発明のバルコニーは、建物躯体の出隅部に沿って設置可能な床組部に複数のデッキ材が並設されて構成されるバルコニーであって、前記床組部は、建物躯体の出隅部を構成する二つの外壁面のうちの一方の外壁面に沿って設置される第一床組部と、前記二つの外壁面のうちの他方の外壁面に沿って設置される第二床組部と、前記第一床組部および前記第二床組部に連続して設置される出隅床組部とを有しており、前記第一床組部、前記第二床組部および前記出隅床組部には、前記複数のデッキ材が配置されており、前記第一床組部および前記出隅床組部の連続部分には、第一中間根太が配置されており、前記第二床組部および前記出隅床組部の連続部分には、第二中間根太が配置されており、前記第一中間根太および前記第二中間根太の端部は、前記外壁面に固定される取付部材にそれぞれ取り付けられており、前記第一中間根太および前記第二中間根太の一方の端部と前記取付部材との間には、建物躯体の出隅部のコーナーエッジに沿って配置される止水板が介在されていることを特徴とする。
本発明のバルコニーによれば、第一中間根太および第二中間根太の一方の端部に前述した止水板および取付部材を配置することで、建物躯体の外壁面、取付部材および止水板によってシール用空間を区画することができ、外壁面およびデッキ材間にシーリングを施すのではなく、このシール用空間にバックアップ材およびシール材を施工することで、人が通ることなどによるデッキ材の撓みの影響を受けることのないシール構造を構成することができる。これにより、建物躯体の出隅部とバルコニーとの止水性を好適に維持することができる。
本発明のバルコニーでは、前記出隅床組部は、前記第一中間根太および前記第二中間根太のうちの一方の中間根太の側面に沿って取り付けられた持出し材と、前記持出し材に沿って取り付けられたカバー材とを有しており、前記カバー材は、その幅方向において前記持出し材に対する取付部分から当該持出し材に隣り合う前記デッキ材までにわたって配置されており、前記カバー材の長手方向における一方の端部は、前記取付部材および前記止水板によって形成されるシール用空間の上方に配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、建物躯体の出隅部のコーナーエッジから外壁面に沿って離れた位置に取付部材が固定され、前記一方の中間根太がこの取付部材に取り付けられる場合には、この一方の中間根太もコーナーエッジから外壁面に沿って離れた位置に配置されることとなって出隅床組部に設置されるデッキ材からも離れて位置する。このような場合に、例えばこの一方の中間根太に根太掛けが取り付けられていると、根太掛けがデッキ材から離れて配置されることとなってデッキ材を根太掛けに適切に掛けられない取り合いとなるおそれがある。しかし、本発明では、一方の中間根太の側面に持出し材を取り付けるので、この持出し材に根太掛けを取り付けることで、根太掛けを根太に近い位置に配置することができて根太を適切に掛けられる取り合いとすることができる。
更に、前述したように持出し材にカバー材を取り付けることで、持出し材およびデッキ材間の隙間とシール用空間との双方を上方から覆うことができる。また、人が通るなどしてカバー材に鉛直荷重が加わって若干撓んでも、シール用空間におけるシール部分は何らの影響も受けないので止水性を維持することができる。
本発明のバルコニーでは、前記カバー材は、前記持出し材に対する取付部分から当該持出し材に隣り合う前記デッキ材の上面まで延びていることが好ましい。
このような構成によれば、持出し材に隣り合うデッキ材が熱反りなどによってその側縁部が上方へ突出しようとしても、カバー材によってデッキ材の上面を押えることで前記突出を抑制することができる。また、このように抑制することで、前記デッキ材の熱反りなどによる側縁部の上方への突出を考慮して第二中間根太を当該デッキ材よりも高い位置に配置する必要性を低くすることができる。このため、前述した一方の中間根太とデッキ材との上下方向における段差を小さくする寸法設計とすることができる。
本発明のバルコニーでは、前記一方の中間根太には、その幅方向に延出した延出片部が形成されており、前記持出し材は、前記延出片部に載置される上片部が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、持出し材の上片部を一方の中間根太の延出片部に載せることで、持出し材を一方の中間根太の側方に配置することができ、持出し材の一方の中間根太に対するネジ止めなどの固定作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、建物躯体の出隅部との間の止水性を好適に維持することができるバルコニーを提供することができる。
本発明の実施形態に係るバルコニーを示す平面図。 前記実施形態に係るバルコニーの要部を示す斜視図。 前記実施形態に係るバルコニーの要部を一部省略して示す斜視図。 図2に示すIV−IV線に沿った断面図。 従来のバルコニーを示す平面図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜4において、本実施形態に係るバルコニー10は、戸建て住宅等の建物躯体の出隅部8に沿って設置される柱建式出隅納まりのバルコニーであり、出隅部8を構成する二つの互いに交差する外壁面81,82に沿った床組部20に樹脂製の複数のデッキ材11が並設されて構成されている。
以下の説明では、出隅部8に設置されたバルコニー10の間口方向をX軸方向とし、バルコニー10の上下方向をY軸方向とし、バルコニー10の奥行方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交している。
床組部20は、図1に示す立設された複数の支柱25に支持されており、第一床組部21と、第二床組部22と、出隅床組部23とを有している。第一床組部21は、建物躯体の出隅部8を構成する二つの外壁面81,82のうちの一方の外壁面81に沿って設置されており、第二床組部22は、他方の外壁面82に沿って設置されており、出隅床組部23は、第一床組部21および第二床組部22に連続して設置されている。
第一床組部21は、前桁(桁材)31と、妻梁(梁材)32と、中間根太(第一中間根太)33Aと、複数の根太とを備えている。
前桁31の両端は支柱25に取り付けられており、妻梁32は、その一端が支柱25に取り付けられていると共にその他端が外壁面81に取り付けられており、中間根太33Aは、その一端が支柱25に取り付けられていると共にその他端が取付部材である取付用縦枠35(図3参照)によって外壁面81に取り付けられており、複数の根太の両端は、前桁31および外壁面81に取り付けられた根太掛けに掛けられている。第一床組部21の根太掛けには符号を付していないが、図4に示す出隅床組部23の根太掛け36と同じものである。取付用縦枠35の上端にはキャップ35A(図2参照)が取り付けられている。
妻梁32の一方の側面には、第一床組部21に配置された複数のデッキ材11の一端を受けるデッキ材受けが取り付けられており、中間根太33Aの一方の側面には、第一床組部21における複数のデッキ材11の他端を受けるデッキ材受けが取り付けられている。妻梁32および中間根太33Aには、前述した各デッキ材受けに対して上方に位置するカバー材38が取り付けられている。
この第一床組部21においては、前桁31はZ軸方向に沿って配置されており、妻梁32、中間根太33Aおよび複数の根太はX軸方向に沿って配置されている。また、第一床組部21における複数の根太には、複数のデッキ材11がZ軸方向に沿って載置されてネジ止めされている。
なお、第一床組部21に配置されたデッキ材11と外壁面81との間はシールカバー12によってシールされている。
第二床組部22は、前述した前桁31、妻梁32および複数の根太と、中間根太33Aと同じ断面形状の中間根太(第二中間根太、出隅用根太)33Bとを備えている。
ここで、中間根太33Bは、図4に示すように、上片部331、一対の側片部332,333および下片部334を有した根太本体部335と、根太本体部335の幅方向において側片部332,333からそれぞれ延出した延出片部336,337とを有している。
上片部331、一対の側片部332,333および下片部334はホローを形成している。中間根太33Bは、その一端が支柱25に取り付けられていると共に他端が取付部材である取付用縦枠35によって外壁面82に取り付けられている。この取付用縦枠35の上端にはキャップ35Aが取り付けられている。
この第二床組部22においては、前桁31はX軸方向に沿って配置されており、妻梁32、中間根太33Bおよび複数の根太はZ軸方向に沿って配置されている。また、第二床組部22における複数の根太には、複数のデッキ材11がX軸方向に沿って載置されてネジ止めされている。なお、第二床組部22の複数の根太の建物躯体側における端部が掛けられる根太掛けには、符号を付していないが図4に示す出隅床組部23の根太掛け36と同じものであり、外壁面82に取り付けられている。また、第二床組部22の妻梁32の一方の側面にはデッキ材受けが取り付けられており、中間根太33Bの一方の側面には、断面コ字形状の雨樋部を有したデッキ材受け37が取り付けられており、このデッキ材受け37よりも上方に位置した延出片部336にはカバー材38が取り付けられている。カバー材38は、延出片部336から中間根太33Bに隣り合うデッキ材11の上面までにわたって配置されている。
なお、第二床組部22に配置されたデッキ材11と外壁面82との間はシールカバー12によってシールされている。
出隅床組部23は、前桁(桁材)41と、妻梁(梁材)42と、複数の根太44(図4参照)とを備えている。また、出隅床組部23は、中間根太33A,33Bを第一床組部21および第二床組部22と共有しており、これにより、中間根太33Aは第一床組部21および出隅床組部23の連続部分に位置し、中間根太33Bは第二床組部22および出隅床組部23の連続部分に位置することとなる。中間根太33Bの側片部333には、持出し材45が取り付けられている。
前桁41は、その両端が支柱25に取り付けられていると共にZ軸方向に沿って配置されている。妻梁42は、その両端が支柱25に取り付けられていると共にX軸方向に沿って配置されている。複数の根太44は、前桁41および持出し材45に取り付けられた根太掛け36に掛けられていると共にX軸方向に沿って配置されている。
妻梁42の一方の側面には、複数のデッキ材11の一端を受けるデッキ材受けが取り付けられており、中間根太33Aの他方の側面には、前記デッキ材11の他端を受けるデッキ材受け39(図3参照)がそれぞれ取り付けられている。妻梁42および中間根太33Aには、前述した各デッキ材受けに対して上方に位置するカバー材38が取り付けられている。出隅床組部23における複数の根太には、複数のデッキ材11がZ軸方向に沿って載置されてネジ止めされている。
持出し材45は、図4に示すように、断面略矩形状であって中空の本体部451と、本体部451から上方に立ち上げられた立上げ片部452と、立上げ片部452の上端部から一方の側方に延びた上片部453と、立上げ片部452の上端部から他方の側方に延びた取付片部454と、本体部451から一方の側方に延出した上下の固定片部456,457と、固定片部456,457間において本体部451から一方の側方に延出した当接片部458と、本体部451の下端部から他方の側方に延出した受け片部459とを有している。上片部453は延出片部337に載置されており、固定片部456,457は中間根太33Bの側片部333にネジ止めされており、当接片部458の先端は側片部333に当接している。根太掛け36は、本体部451の他方の側方側にネジ止めされており、受け片部459によって下方が受けられている。
このように中間根太33Bに固定された持出し材45に根太掛け36が取り付けられているので、根太掛け36は持出し材45の幅寸法A(受け片部459分の寸法を除く)分だけ出隅床組部23における根太やデッキ材11に近い位置に配置されることとなる。なお、持出し材45は、建物躯体の外壁材の厚さ寸法に対応した幅寸法Aとされていると、より好ましい。
持出し材45の取付片部454には、カバー材48がネジ止めされている。このカバー材48は、持出し材45の長手方向に沿って矩形板状に形成されており、取付片部454に取り付けられた取付部分から持出し材45に隣り合うデッキ材11の上面までにわたる幅寸法Bを有しており、このデッキ材11の上面に当接している。なお、デッキ材11のうちカバー材48の下方に位置する側縁部には、断面略コ字形状の雨樋部が形成されている。
図2に示すように、カバー材48の建物躯体側における端縁481には、出隅部8のうち外壁面81,82が交わる部分であるコーナーエッジ8Aに沿った形状の段部482が形成されており、この段部482がコーナーエッジ8Aに沿って配置されている。
このカバー材48は、持出し材45およびデッキ材11間の隙間を上方から覆うと共に、後述するシール用空間90(図3参照)を上方から覆っている。
以上のバルコニー10において、各取付用縦枠35および中間根太33A,33B間には、図3に示すように止水板51,52がそれぞれ介在されている。
止水板51は、取付用縦枠35よりもZ軸方向における前方(奥行前方)に向かって延出しており、止水板52は、取付用縦枠35よりもX軸方向における前桁41側(間口側方)に向かって延出しており、取付用縦枠35および中間根太33B間に介在された止水板52の側縁は、取付用縦枠35および中間根太33A間に介在された止水板51の一方面に当接している。
止水板51は、中間根太33Aが取り付けられた取付用縦枠35の図3に示す厚さ寸法C分だけ外壁面81から離間して位置しており、止水板52は、中間根太33Bが取り付けられた取付用縦枠35の厚さ寸法C分だけ外壁面82から離間して位置している。このように各取付用縦枠35および止水板51,52が外壁面81,82に対して配置されているので、外壁面81,82、各取付用縦枠35および止水板51,52によって平面視略L字形状のシール用空間90がコーナーエッジ8Aに沿って形成される。シール用空間90の上方には、図2に示すように前述したカバー材48が配置されている。
このシール用空間90には、バックアップ材およびシール材が施工されている。これにより、コーナーエッジ8Aには、デッキ材11と縁切りされたシール構造が構成されている。
[本実施形態の効果]
(1)本実施形態では、中間根太33A,33Bおよび各取付用縦枠35間には、建物躯体の出隅部8のコーナーエッジ8Aに沿って配置される止水板51,52が介在されているので、外壁面81,82、各取付用縦枠35および止水板51,52によって、デッキ材11とは縁切りされたシール用空間90を区画することができ、このシール用空間90にバックアップ材およびシール材を施工することで、人が通ることなどによるデッキ材11の撓みの影響を受けることのないシール構造を構成することができる。なお、コーナーエッジ8Aに連続する外壁面81,82およびデッキ材11間はシールカバー12によってシールされる。これにより、建物躯体の出隅部8とバルコニー10との止水性を好適に維持することができる。
(2)中間根太33Bがコーナーエッジ8Aから外壁面82に沿ってX軸方向に離れた位置にあっても、中間根太33Bの側面に持出し材45が取り付けられており、この持出し材45に根太掛け36が取り付けられているので、根太掛け36を出隅床組部23に配置された複数の根太に近い位置に配置することができて複数の根太を適切に掛けられる取り合いとすることができる。
更に、持出し材45にカバー材48を取り付けることで、持出し材45およびデッキ材11間の隙間とシール用空間90との双方を上方から覆うことができる。また、人が通るなどしてカバー材48に鉛直荷重が加わって若干撓んでも、シール用空間90におけるシール部分は何らの影響も受けないので止水性を維持することができる。
(3)カバー材48が持出し材45に対する取付部分からデッキ材11の上面まで延びているので、持出し材45に隣り合うデッキ材11が熱反りなどによってその側縁部が上方へ突出しようとしても、カバー材48によってデッキ材11の側縁部の上面を押えることで前記突出を抑制することができる。また、このように抑制することで、デッキ材11の熱反りなどによる側縁部の上方への突出を考慮して中間根太33Bを当該デッキ材11よりも高い位置に配置する必要性を低くすることができる。このため、中間根太33Bとデッキ材11とのY軸方向における段差を小さくする寸法設計とすることができる。
(4)持出し材45の上片部453を中間根太33Bの延出片部337に載せることで、持出し材45を中間根太33Bの側方に配置することができ、持出し材45の中間根太33Bに対するネジ止めなどの固定作業を容易に行うことができる。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、中間根太33Bに持出し材45が取り付けられているが、根太やデッキ材11との取り合いに対応して持出し材45を用いた方が適切な取り合いとなる場合には、中間根太33Aにも持出し材45が取り付けられてもよい。
前記実施形態では、持出し材45に取り付けられたカバー材48はデッキ材11の上面まで延びているが、これよりも短く、デッキ材11の側縁に隣接する位置まで延びた構成とされていてもよい。このようにカバー材48が構成されていても、中間根太33Bおよびデッキ材11間の隙間を塞ぐことができる。
また、中間根太33Bに持出し材45を用いていなくてもよく、この場合には、出隅床組部23に配置された複数の根太が掛けられる長片掛け片部を有した根太掛けを中間根太33Bに取り付けてもよい。また、この場合、前記根太掛けにカバー材48の取付片部を構成して、この取付片部にカバー材48を取り付けてもよいが、中間根太33Bおよび出隅床組部23に配置されたデッキ材11間の隙間が、人が通るのに支障とならない程度にまで小さい場合にはカバー材48の構成を省略してもよい。
前記実施形態では、持出し材45には中間根太33Bの延出片部337に載せられる上片部453があるが、この構成を省略してもよい。
1,8…出隅部、4,11…デッキ材、5,21…第一床組部、6,22…第二床組部、7,23…出隅床組部、10…バルコニー、1A,8A…コーナーエッジ、2,3,81,82…外壁面、20…床組部、25…支柱、31,41…前桁、32,42…妻梁、331,453…上片部、336,337…延出片部、33A,33B…中間根太、44…根太、35…取付用縦枠(取付部材)、36…根太掛け、38,48…カバー材、45…持出し材、51,52…止水板、90…シール用空間、A,B…幅寸法、C…厚さ寸法。

Claims (3)

  1. 建物躯体の出隅部に沿って設置可能な床組部に複数のデッキ材が並設されて構成されるバルコニーであって、
    前記床組部は、建物躯体の出隅部を構成する二つの外壁面のうちの一方の外壁面に沿って設置される第一床組部と、前記二つの外壁面のうちの他方の外壁面に沿って設置される第二床組部と、前記第一床組部および前記第二床組部に連続して設置される出隅床組部とを有しており、
    前記第一床組部、前記第二床組部および前記出隅床組部には、前記複数のデッキ材が配置されており、
    前記第一床組部および前記出隅床組部の連続部分には、第一中間根太が配置されており、
    前記第二床組部および前記出隅床組部の連続部分には、第二中間根太が配置されており、
    前記第一中間根太および前記第二中間根太の端部は、前記外壁面に固定される取付部材にそれぞれ取り付けられており、
    前記第一中間根太および前記第二中間根太の一方の端部と前記取付部材との間には、建物躯体の出隅部のコーナーエッジに沿って配置される止水板が介在されており
    前記出隅床組部は、前記第一中間根太および前記第二中間根太のうちの一方の中間根太の側面に沿って取り付けられた持出し材と、前記持出し材に沿って取り付けられたカバー材とを有しており、
    前記カバー材は、その幅方向において前記持出し材に対する取付部分から当該持出し材に隣り合う前記デッキ材までにわたって配置されており、
    前記カバー材の長手方向における一方の端部は、前記取付部材および前記止水板によって形成されるシール用空間の上方に配置されている
    ことを特徴とするバルコニー。
  2. 請求項に記載のバルコニーにおいて、
    前記カバー材は、前記持出し材に対する取付部分から当該持出し材に隣り合う前記デッキ材の上面まで延びている
    ことを特徴とするバルコニー。
  3. 請求項または請求項に記載のバルコニーにおいて、
    前記一方の中間根太には、その幅方向に延出した延出片部が形成されており、
    前記持出し材は、前記延出片部に載置される上片部が形成されている
    ことを特徴とするバルコニー。
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