JP2005226371A - 乾式防水部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】外壁間の垂直方向の目地の内方に水が浸入しないように、施工が簡単で、しかも、製造コストの低い乾式防水部材を提供する。
【解決手段】建物の外壁間の垂直目地に介挿される乾式防水部材であって、前記乾式防水部材は、前記垂直目地の幅方向に伸縮自在に構成される樋状片と、前記樋状片の下側端部に連接され、前記外壁面側に延設されるようにして設けられた排水片とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】建物の外壁間の垂直目地に介挿される乾式防水部材であって、前記乾式防水部材は、前記垂直目地の幅方向に伸縮自在に構成される樋状片と、前記樋状片の下側端部に連接され、前記外壁面側に延設されるようにして設けられた排水片とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建築物の乾式防水部材に関し、少なくとも外壁間の垂直方向の目地を防水するための乾式防水部材に関するものである。
従来、隣接して設けられる外壁間の垂直方向の目地防水は、ガスケットやコーキング材を使用して行っていた。
しかしながら、前記垂直方向の目地防水材を通過してしまった水は、上下階間の横目地防水に対しては、既に、1次防水を通過したことになり、図10に示すように、1次防水材aと2次防水材bとの間に溜まり、結果として、他の部位から漏水する原因となる。
また、垂直方向の目地防水に対して、バルコニーの手摺り等の突設部を設ける場合には、接合部に大量にコーキング材を注入しても、バルコニーは、建築後に挙動が大きいためにコーキング部分に亀裂等が生じ、結果として接合部から漏水することになる。
しかしながら、前記垂直方向の目地防水材を通過してしまった水は、上下階間の横目地防水に対しては、既に、1次防水を通過したことになり、図10に示すように、1次防水材aと2次防水材bとの間に溜まり、結果として、他の部位から漏水する原因となる。
また、垂直方向の目地防水に対して、バルコニーの手摺り等の突設部を設ける場合には、接合部に大量にコーキング材を注入しても、バルコニーは、建築後に挙動が大きいためにコーキング部分に亀裂等が生じ、結果として接合部から漏水することになる。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためのもので、少なくとも、外壁間の垂直方向の目地の内方に水が浸入しないように、施工が簡単で、しかも、製造コストの低い乾式防水部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者等は鋭意検討の結果、垂直目地の幅方向に伸縮自在に構成される樋状片と、この樋状片の下側端部に連接され、外壁面側に延設されるようにして設けられた排水片とを備えた乾式防水部材とすることにより、樋状片を通って流下した水を排水片を介して外壁面側に排出することができるという知見に基づき、下記の通り解決手段を見出した。
即ち、本発明の乾式防水部材は、請求項1に記載の通り、建物の外壁間の垂直目地に介挿される乾式防水部材であって、前記乾式防水部材は、前記垂直目地の幅方向に伸縮自在に構成される樋状片と、前記樋状片の下側端部に連接され、前記外壁面側に延設されるようにして設けられた排水片とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の乾式防水部材において、前記乾式防水部材は、1枚のシートから構成されるものとし、前記シートの上部側を断面形状がW字状となるように折りたたむことにより前記樋状片を形成し、前記シートの下部側を前方に折り曲げることにより、前記排水片を形成するようにしたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の乾式防水部材において、前記排水片の前端部を下方に折り曲げることにより、水平方向の目地防水片を形成するようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明は、請求項2又は3に記載の乾式防水部材において、前記排水片を前方に折り曲げる際に、前記排水片を断面形状がV字状とするために、前記シートに、前記樋状片のW字を構成する両谷線上の対向する2点から両谷線間の山線方向にV字状に折り筋を形成し、前記V字状の折り筋の各上端部から前記シート両側まで切れ込み部を形成したことを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の乾式防水部材において、前記V字状の断面形状を有する排水片の前端部を下方に折り曲げるために、前記シートに、前記V字の谷線の前端部から、上部両側に開拡するV字状の折り筋を形成し、前記V字状折り筋の各上端部から、前記シート両側まで切れ込み部を形成し、前記折り筋に沿って前記排水片の前端部を下方に折り曲げることにより、左右翼状の水平方向の目地防水片を形成したことを特徴とする。
また、請求項6に記載の本発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の乾式防水部材において、前記目地を構成する壁面に対する前記樋状片の当接部は、前記樋状片の介挿方向に対して後側となる縁部を、当接される面側に所定幅で折り返すことにより、折り返し部が形成されたものであることを特徴とする。
また、請求項7に記載の本発明は、請求項6に記載の乾式防水部材において、前記当接部の当接面側には、粘着部が形成されたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の本発明は、請求項6に記載の乾式防水部材において、前記当接部の当接面側には、前記折り返し部を除いて粘着部が形成されたことを特徴とする。
また、請求項9に記載の本発明は、請求項3乃至8のいずれかに記載の乾式防水部材において、前記シートは、キャスティングポリプロピレンから形成されたものであることを特徴とする。
即ち、本発明の乾式防水部材は、請求項1に記載の通り、建物の外壁間の垂直目地に介挿される乾式防水部材であって、前記乾式防水部材は、前記垂直目地の幅方向に伸縮自在に構成される樋状片と、前記樋状片の下側端部に連接され、前記外壁面側に延設されるようにして設けられた排水片とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の乾式防水部材において、前記乾式防水部材は、1枚のシートから構成されるものとし、前記シートの上部側を断面形状がW字状となるように折りたたむことにより前記樋状片を形成し、前記シートの下部側を前方に折り曲げることにより、前記排水片を形成するようにしたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の乾式防水部材において、前記排水片の前端部を下方に折り曲げることにより、水平方向の目地防水片を形成するようにしたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明は、請求項2又は3に記載の乾式防水部材において、前記排水片を前方に折り曲げる際に、前記排水片を断面形状がV字状とするために、前記シートに、前記樋状片のW字を構成する両谷線上の対向する2点から両谷線間の山線方向にV字状に折り筋を形成し、前記V字状の折り筋の各上端部から前記シート両側まで切れ込み部を形成したことを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の乾式防水部材において、前記V字状の断面形状を有する排水片の前端部を下方に折り曲げるために、前記シートに、前記V字の谷線の前端部から、上部両側に開拡するV字状の折り筋を形成し、前記V字状折り筋の各上端部から、前記シート両側まで切れ込み部を形成し、前記折り筋に沿って前記排水片の前端部を下方に折り曲げることにより、左右翼状の水平方向の目地防水片を形成したことを特徴とする。
また、請求項6に記載の本発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の乾式防水部材において、前記目地を構成する壁面に対する前記樋状片の当接部は、前記樋状片の介挿方向に対して後側となる縁部を、当接される面側に所定幅で折り返すことにより、折り返し部が形成されたものであることを特徴とする。
また、請求項7に記載の本発明は、請求項6に記載の乾式防水部材において、前記当接部の当接面側には、粘着部が形成されたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の本発明は、請求項6に記載の乾式防水部材において、前記当接部の当接面側には、前記折り返し部を除いて粘着部が形成されたことを特徴とする。
また、請求項9に記載の本発明は、請求項3乃至8のいずれかに記載の乾式防水部材において、前記シートは、キャスティングポリプロピレンから形成されたものであることを特徴とする。
本発明の乾式防水部材によれば、樋状片を流下する水を、排水片を介して外壁面側に排出することができ、特に、外壁面にベランダの手摺り等の外壁面に突設物を設ける場合には、前記手摺りの笠木上面へ排水して、下階等の意図しない部位への漏水を防止することができる。また、垂直目地に伸縮自在の樋状片を挿入するだけの簡易な乾式防水施工が可能となる。また、一枚のシートを折りたたんで形成することができるので非常に簡易に製造することができる。また、排水片の前端部を下方に折り曲げることにより水平方向の目地防水片を構成するようにしたので、垂直目地の下部に水平方向の目地が交差する場合に、排水片の下面に水が回り込んで水平方向の目地内に水が浸入することを防ぐことができる。
更に、樋状片に所定の折り筋と切り込み部を形成する場合には、樋状片と排水片の角度を任意に調整することができるようになり、排水方向を所望の角度とすることができる。
また、更に、上記した乾式防水部材の当接部に、乾式防水部材の介挿方向に対して後側となる縁部を、所定幅で当接される面側に折り返すことにより、折り返し部を形成した場合には、垂直方向の目地に乾式防水部材を介装した後に、転圧部材を樋状片内部に介装する際に、折り返し部がガイドとなる。従って、転圧部材の介装作業をスムーズに行うことができる。
また、当接部の当接面側には、粘着部を形成した場合には、外壁への貼着作業が容易となる。更に、粘着部を折り返し部を除いて形成した場合には、折り返し部が粘着部により外壁の当接面側に貼着されないので、外壁側への折り曲げた状態を確実に維持することができるので、転圧部材の介挿を容易にすることができる。
また、上記乾式防水部材を構成するシートを、キャスティングポリプロピレンとした場合、カッター等により折り曲げ線を形成して、その後、この折り曲げ線に沿って折り曲げる等しても破断することがないので所望形状への組立性に優れる。しかも、保形成に優れるために作業性も優れたものとなる。また、防水材として耐久性及び耐候性の優れたものとすることができる。
更に、樋状片に所定の折り筋と切り込み部を形成する場合には、樋状片と排水片の角度を任意に調整することができるようになり、排水方向を所望の角度とすることができる。
また、更に、上記した乾式防水部材の当接部に、乾式防水部材の介挿方向に対して後側となる縁部を、所定幅で当接される面側に折り返すことにより、折り返し部を形成した場合には、垂直方向の目地に乾式防水部材を介装した後に、転圧部材を樋状片内部に介装する際に、折り返し部がガイドとなる。従って、転圧部材の介装作業をスムーズに行うことができる。
また、当接部の当接面側には、粘着部を形成した場合には、外壁への貼着作業が容易となる。更に、粘着部を折り返し部を除いて形成した場合には、折り返し部が粘着部により外壁の当接面側に貼着されないので、外壁側への折り曲げた状態を確実に維持することができるので、転圧部材の介挿を容易にすることができる。
また、上記乾式防水部材を構成するシートを、キャスティングポリプロピレンとした場合、カッター等により折り曲げ線を形成して、その後、この折り曲げ線に沿って折り曲げる等しても破断することがないので所望形状への組立性に優れる。しかも、保形成に優れるために作業性も優れたものとなる。また、防水材として耐久性及び耐候性の優れたものとすることができる。
次に、本発明の乾式防水部材について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態である乾式防水部材1の斜視図を示すものである。図示されるものは、一枚のキャスティングポリプロピレンシートを折りたたんで形成されたものであり、垂直方向に延びた樋状片2と、樋状片2の下端部側から前方に延設した排水片3と、排水片3の前端部から下方に延設した水平方向の目地防水片4とから構成されるものとした。
前記樋状片2は、断面形状がW字状となるように折りたたまれており、外壁パネル等の垂直目地の幅方向に伸縮自在となるように構成されている。また、本実施の形態では、樋状片2の幅に対して排水片3の幅が広いので、これらを連接するために、樋状片2の下端部が、排水片3とともに袋部20を形成するようにして折り曲げるようにしている。この袋部20は、可撓性のシートを折り曲げることにより弾性が付与されるように形成され、上下方向に伸縮自在となっている。
図1は、本発明の一実施の形態である乾式防水部材1の斜視図を示すものである。図示されるものは、一枚のキャスティングポリプロピレンシートを折りたたんで形成されたものであり、垂直方向に延びた樋状片2と、樋状片2の下端部側から前方に延設した排水片3と、排水片3の前端部から下方に延設した水平方向の目地防水片4とから構成されるものとした。
前記樋状片2は、断面形状がW字状となるように折りたたまれており、外壁パネル等の垂直目地の幅方向に伸縮自在となるように構成されている。また、本実施の形態では、樋状片2の幅に対して排水片3の幅が広いので、これらを連接するために、樋状片2の下端部が、排水片3とともに袋部20を形成するようにして折り曲げるようにしている。この袋部20は、可撓性のシートを折り曲げることにより弾性が付与されるように形成され、上下方向に伸縮自在となっている。
上記構成の乾式防水部材1は、施工に際して、図2(a)で示されるように、樋状片2を垂直目地Vに介挿し、排水片3が袋部20とともに水平目地Hに介挿する。そして、乾式防水部材1と壁面Pとを、当接箇所において、粘着テープや接着剤により貼着する。その後、同図(b)に示されるように、弾性を有する断面円形状の転圧部材5を樋状片2の内部に介装して施工を終了する。
上記構成により、樋状片2の内部を流下した水は、排水片3を介して壁面Pよりも前方に排出されることになる。このとき、水平方向の目地防水片4は、排水片3の下面側を伝わって壁面Pの水平目地H内に水が浸入しないようにしている。尚、本実施の形態では、袋部20も上下方向に伸縮自在に構成されているので、外壁Pの水平目地Hに介挿された後、水平目地Hと袋部20との間への水の浸入を防ぐように機能する。更に、袋部20は、樋状片2からの水を、水平目地Hの奥行き方向に浸入させないように機能する。
上記乾式防水部材1は、例えば、図3で示されるベランダの手摺り等の突設部Aが設けられる外壁間P,Pの垂直目地Vに適用することができ、この場合には、垂直目地Vを流下する水は、笠木A’の上面に排出され、水平目地Hの中に浸入することがない。
上記乾式防水部材1は、例えば、図3で示されるベランダの手摺り等の突設部Aが設けられる外壁間P,Pの垂直目地Vに適用することができ、この場合には、垂直目地Vを流下する水は、笠木A’の上面に排出され、水平目地Hの中に浸入することがない。
次に、上記実施の形態の乾式防水部材1を、1枚のキャスティングポリプロピレンシートから形成する方法について図4を参照して説明する。
図4は、乾式防水部材1の展開図を示すもので、長方形状に裁断された1枚のキャスティングポリプロピレンシート1'には、樋状片2として断面形状がW字状に折りたたむことができるように折れ筋W1,W2,W3が設けられている。そして、樋状片2の下端部の両側と排水片3とで袋部20を形成することができるように、折れ筋W1,W3の下端から左右両側縁まで水平方向に折れ筋S1,S2が設けられ、また、折れ筋W1,W2の下端から、シート1’の左下方縁まで略平行の折れ筋V1,V2が設けられるとともに、折れ筋W2,W3の下端から右下方縁まで略平行の折れ筋V3,V4が設けられている。また、シート1’の下端部を前方に折り曲げて排水片3を形成するために、折れ筋V2,V3間に水平方向に折れ筋Lが設けられている。更に、シート1’の下端部を折り曲げて水平方向の目地防水片4を形成するために折れ筋Gがシート1’の水平方向に亘って設けられている。尚、本実施の形態では、折れ筋V1〜V4のシート1’の水平方向に対する角度(a)を45°としている。
このシート1’を折れ筋W1〜W3でW字状に折りたたむことにより樋状片2を形成し、折れ筋S1,S2、V1〜V4及びLに沿って折りたたむことにより、袋部20を備えた排水片3を形成し、折れ筋Gで水平方向の目地防水片4を下側に折り返すことにより乾式防水部材1を得ることができる。
図4は、乾式防水部材1の展開図を示すもので、長方形状に裁断された1枚のキャスティングポリプロピレンシート1'には、樋状片2として断面形状がW字状に折りたたむことができるように折れ筋W1,W2,W3が設けられている。そして、樋状片2の下端部の両側と排水片3とで袋部20を形成することができるように、折れ筋W1,W3の下端から左右両側縁まで水平方向に折れ筋S1,S2が設けられ、また、折れ筋W1,W2の下端から、シート1’の左下方縁まで略平行の折れ筋V1,V2が設けられるとともに、折れ筋W2,W3の下端から右下方縁まで略平行の折れ筋V3,V4が設けられている。また、シート1’の下端部を前方に折り曲げて排水片3を形成するために、折れ筋V2,V3間に水平方向に折れ筋Lが設けられている。更に、シート1’の下端部を折り曲げて水平方向の目地防水片4を形成するために折れ筋Gがシート1’の水平方向に亘って設けられている。尚、本実施の形態では、折れ筋V1〜V4のシート1’の水平方向に対する角度(a)を45°としている。
このシート1’を折れ筋W1〜W3でW字状に折りたたむことにより樋状片2を形成し、折れ筋S1,S2、V1〜V4及びLに沿って折りたたむことにより、袋部20を備えた排水片3を形成し、折れ筋Gで水平方向の目地防水片4を下側に折り返すことにより乾式防水部材1を得ることができる。
上記実施の形態では、樋状片2を断面形状をW字状として構成しているが、樋状片2の断面形状としては、垂直目地の幅方向に伸縮自在の構造を有しており、上下方向に水を流下させることができる形状であれば特に制限されるものではない。従って、断面形状をU字状、V字状、或いは、ジグザグ状等の他の断面形状を採用することもできる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図5は、本発明の他の実施の形態である乾式防水部材10の斜視図を示すものである。図示されるものは、一枚のキャスティングポリプロピレンシートを折りたたんで形成されたものであり、樋状片12と、樋状片12の下端部から外壁面側に延設した排水片13と、排水片13の前端部から下方に延設した水平方向の目地防水片14とから構成される。
前記樋状片12は、断面形状がW字状となるように折りたたまれており、外壁パネル等の垂直目地の幅方向に伸縮自在となるように構成されている。本実施の形態では、上記第1の実施の形態に比べて、樋状片12の両側に切り込み部を設けて、排水片13の傾斜角度を調整自在としている。また、排水片13の両側にも、切り込み部を設けて、その両側部を下方に折り曲げることにより、防水片14の左右翼状部14a,14aが形成され、外壁間の水平目地を防水することができるようになっている。また、樋状片12の幅方向の両側面には、樋状片12の介挿方向に対して後側となる縁部を、当接される面側に所定幅で折り返した折り返し部12a,12aが形成されており、乾式防水部材10を垂直目地に介挿後、樋状片12に転圧部材を設ける作業を容易にしている。
更に、本実施の形態では、図6に示すように、樋状片12が目地を構成する壁面に当接する部分であって、前記折り返し部12aを除いて、離型紙付きの粘着テープ16が設けられている。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図5は、本発明の他の実施の形態である乾式防水部材10の斜視図を示すものである。図示されるものは、一枚のキャスティングポリプロピレンシートを折りたたんで形成されたものであり、樋状片12と、樋状片12の下端部から外壁面側に延設した排水片13と、排水片13の前端部から下方に延設した水平方向の目地防水片14とから構成される。
前記樋状片12は、断面形状がW字状となるように折りたたまれており、外壁パネル等の垂直目地の幅方向に伸縮自在となるように構成されている。本実施の形態では、上記第1の実施の形態に比べて、樋状片12の両側に切り込み部を設けて、排水片13の傾斜角度を調整自在としている。また、排水片13の両側にも、切り込み部を設けて、その両側部を下方に折り曲げることにより、防水片14の左右翼状部14a,14aが形成され、外壁間の水平目地を防水することができるようになっている。また、樋状片12の幅方向の両側面には、樋状片12の介挿方向に対して後側となる縁部を、当接される面側に所定幅で折り返した折り返し部12a,12aが形成されており、乾式防水部材10を垂直目地に介挿後、樋状片12に転圧部材を設ける作業を容易にしている。
更に、本実施の形態では、図6に示すように、樋状片12が目地を構成する壁面に当接する部分であって、前記折り返し部12aを除いて、離型紙付きの粘着テープ16が設けられている。
上記構成の乾式防水部材10は、施工に際して、図7で示されるように、樋状片12を垂直目地Vに介挿するとともに、排水片13を水平目地に介挿する。この時、水平方向の目地防水片14は、水平目地Hの前面側を覆うことになる。その後、粘着テープ16の離型紙を剥がして壁面P,Pに貼着する。そして、図示しないが樋状片12内に弾性を有する断面円形状の転圧部材を設けて施工を完了する。
上記構成により、樋状片12を流下した水は、排水片13により外壁パネル等よりも前方に排出することができることになる。また、水平方向の目地防水片14により、排水片13の下面側を介して水平目地H内への水の浸入を防ぐことができる。
また、乾式防水部材10を、図8で示されるベランダの手摺り等の突設部Aが設けられる外壁P,P間の垂直目地Vに適用すれば、笠木Aの上面に水を排出することができる。
また、乾式防水部材10を、図8で示されるベランダの手摺り等の突設部Aが設けられる外壁P,P間の垂直目地Vに適用すれば、笠木Aの上面に水を排出することができる。
次に、上記実施の形態の乾式防水部材10を、1枚のキャスティングポリプロピレンシートから形成する方法について図9を参照して説明する。
図9は、乾式防水部材10の展開図を示すもので、長方形状に裁断された1枚のキャスティングポリプロピレンシート10'には、樋状片12として断面形状がW字状に折りたたむことができるように折れ筋W1,W2,W3を設けるようにしている。折れ筋W2については、シート10’の再下端までに亘って設けるようにすることで、樋状片12に連接する排水片13の断面形状をV字状に折り曲げることができるようになっている。
また、本実施の形態では、樋状片12のW字の折り山と、排水片13の折り谷とを山谷を逆転させて連接するために、樋状片12を構成するW字状の山線W2上の点P1からW字状の2本の谷線W1,W3上の点Q1,Q2まで、シート10’の上部側に開拡するV字状の折れ筋V1,V2を設けるようにしている。尚、折れ筋V1,V2の折れ筋W1に対する角度(b)は、それぞれ45°としている。
そして、本実施の形態では、排水片13の傾斜角度を任意にすることができるように、折れ筋V1,V2を各谷線W1,W3に対して、それぞれ線対称に折り返した位置に傾斜切れ込み部K1,K2を設け、傾斜切れ込み部K1,K2の先端部からシート10’の両側縁まで水平方向に水平切れ込み部S1,S2を設けるようにしている。また、排水片14に対して水平方向の目地防水片15を下方に折り曲げるために、シート10’の下端部の谷線W2上の点から上部側に開拡する折れ筋V3,V4を設け、折れ筋V3,V4の上側端部からシート10’の両側縁まで、水平方向に切り込み部Y1,Y2を設けるようにしている。尚、折れ筋V3,V4の谷線W2に対する角度(c)は、それぞれ45°としている。また、シート10’の両側部には上下方向の折れ筋J1,J2を設けるようにして折り返し部12a,12aを形成することができるようになっている。
このシート10’を折れ筋W1〜W3で折りたたむことにより断面形状をW字の樋状片12を形成する。そして、折れ筋V1,V2で、シート10’の下端部を前方に折り曲げることにより、断面形状がV字状の排水片14を形成し、排水片14の前端部を折れ筋V3,V4で下方に折り曲げることにより、左右翼状部14a,14aを備える水平方向の目地防水片14を形成し、乾式防水部材10を得ることができる。
尚、上記切れ込み部K1,K2は、それぞれ谷線W1,W3に対して線対称となる位置に設けるようにしている。即ち、谷線W1,W3に対して45°の角度で傾斜しているが、この角度に制限されるものではない。また、切れ込み部K1,K2の長さについても同様に制限されるものではない。これらの角度及び長さについては、排水片13の樋状片12に対する角度が任意に調整できるものであれば任意に設定することができる。
図9は、乾式防水部材10の展開図を示すもので、長方形状に裁断された1枚のキャスティングポリプロピレンシート10'には、樋状片12として断面形状がW字状に折りたたむことができるように折れ筋W1,W2,W3を設けるようにしている。折れ筋W2については、シート10’の再下端までに亘って設けるようにすることで、樋状片12に連接する排水片13の断面形状をV字状に折り曲げることができるようになっている。
また、本実施の形態では、樋状片12のW字の折り山と、排水片13の折り谷とを山谷を逆転させて連接するために、樋状片12を構成するW字状の山線W2上の点P1からW字状の2本の谷線W1,W3上の点Q1,Q2まで、シート10’の上部側に開拡するV字状の折れ筋V1,V2を設けるようにしている。尚、折れ筋V1,V2の折れ筋W1に対する角度(b)は、それぞれ45°としている。
そして、本実施の形態では、排水片13の傾斜角度を任意にすることができるように、折れ筋V1,V2を各谷線W1,W3に対して、それぞれ線対称に折り返した位置に傾斜切れ込み部K1,K2を設け、傾斜切れ込み部K1,K2の先端部からシート10’の両側縁まで水平方向に水平切れ込み部S1,S2を設けるようにしている。また、排水片14に対して水平方向の目地防水片15を下方に折り曲げるために、シート10’の下端部の谷線W2上の点から上部側に開拡する折れ筋V3,V4を設け、折れ筋V3,V4の上側端部からシート10’の両側縁まで、水平方向に切り込み部Y1,Y2を設けるようにしている。尚、折れ筋V3,V4の谷線W2に対する角度(c)は、それぞれ45°としている。また、シート10’の両側部には上下方向の折れ筋J1,J2を設けるようにして折り返し部12a,12aを形成することができるようになっている。
このシート10’を折れ筋W1〜W3で折りたたむことにより断面形状をW字の樋状片12を形成する。そして、折れ筋V1,V2で、シート10’の下端部を前方に折り曲げることにより、断面形状がV字状の排水片14を形成し、排水片14の前端部を折れ筋V3,V4で下方に折り曲げることにより、左右翼状部14a,14aを備える水平方向の目地防水片14を形成し、乾式防水部材10を得ることができる。
尚、上記切れ込み部K1,K2は、それぞれ谷線W1,W3に対して線対称となる位置に設けるようにしている。即ち、谷線W1,W3に対して45°の角度で傾斜しているが、この角度に制限されるものではない。また、切れ込み部K1,K2の長さについても同様に制限されるものではない。これらの角度及び長さについては、排水片13の樋状片12に対する角度が任意に調整できるものであれば任意に設定することができる。
上記第1及び第2の実施の形態で、使用された転圧部材は、乾式防水部材1,10を壁面Pに貼着する際に使用する粘着剤の経時劣化を補うためのものであり、必要に応じて設けるようにすればよい。また、転圧部材は、弾性を有しているものであればよく、例えば、ガスケット等を使用することができる。更に、転圧部材を、樋状片2,12に装着した後に壁面Pの表面側に、外壁Pの色彩や模様等に合わせた化粧板を設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、一枚のシート1’,10’を折りたたむことにより乾式防水材1を形成するようにしたが、例えば、樹脂材料等を用いて一体成型することもできる。
また、上記した乾式防水部材1,10は、いずれのキャスティングポリプロピレンから形成したが、材料について必ずしも限定するものではない。
また、上記実施の形態では、一枚のシート1’,10’を折りたたむことにより乾式防水材1を形成するようにしたが、例えば、樹脂材料等を用いて一体成型することもできる。
また、上記した乾式防水部材1,10は、いずれのキャスティングポリプロピレンから形成したが、材料について必ずしも限定するものではない。
1;10 乾式防水部材
1’;10’ シート
2;12 樋状片
3;13 排水片
4;14 防水片
5 転圧部材
16 粘着テープ
1’;10’ シート
2;12 樋状片
3;13 排水片
4;14 防水片
5 転圧部材
16 粘着テープ
Claims (9)
- 建物の外壁間の垂直目地に介挿される乾式防水部材であって、前記乾式防水部材は、前記垂直目地の幅方向に伸縮自在に構成される樋状片と、前記樋状片の下側端部に連接され、前記外壁面側に延設されるようにして設けられた排水片とを有することを特徴とする乾式防水部材。
- 前記乾式防水部材は、1枚のシートから構成されるものとし、前記シートの上部側を断面形状がW字状となるように折りたたむことにより前記樋状片を形成し、前記シートの下部側を前方に折り曲げることにより、前記排水片を形成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の乾式防水部材。
- 前記排水片の前端部を下方に折り曲げることにより、水平方向の目地防水片を形成するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の乾式防水部材。
- 前記排水片を前方に折り曲げる際に、前記排水片を断面形状がV字状とするために、前記シートに、前記樋状片のW字を構成する両谷線上の対向する2点から両谷線間の山線方向にV字状に折り筋を形成し、前記V字状の折り筋の各上端部から前記シート両側まで切れ込み部を形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の乾式防水部材。
- 前記V字状の断面形状を有する排水片の前端部を下方に折り曲げるために、前記シートに、前記V字の谷線の前端部から、上部両側に開拡するV字状の折り筋を形成し、前記V字状折り筋の各上端部から、前記シート両側まで切れ込み部を形成し、前記折り筋に沿って前記排水片の前端部を下方に折り曲げることにより、左右翼状の水平方向の目地防水片を形成したことを特徴とする請求項4に記載の乾式防水部材。
- 前記目地を構成する壁面に対する前記樋状片の当接部は、前記樋状片の介挿方向に対して後側となる縁部を、当接される面側に所定幅で折り返すことにより、折り返し部が形成されたものであることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の乾式防水部材。
- 前記当接部の当接面側には、粘着部が形成されたことを特徴とする請求項6に記載の乾式防水部材。
- 前記当接部の当接面側には、前記折り返し部を除いて粘着部が形成されたことを特徴とする請求項6に記載の乾式防水部材。
- 前記シートは、キャスティングポリプロピレンから形成されたものであることを特徴とする請求項3乃至8のいずれかに記載の乾式防水部材。
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- 2004-02-16 JP JP2004037611A patent/JP2005226371A/ja not_active Withdrawn
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