JP3301905B2 - 下見横葺き用外装金属パネル及びその結合体 - Google Patents

下見横葺き用外装金属パネル及びその結合体

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JP3301905B2
JP3301905B2 JP00745996A JP745996A JP3301905B2 JP 3301905 B2 JP3301905 B2 JP 3301905B2 JP 00745996 A JP00745996 A JP 00745996A JP 745996 A JP745996 A JP 745996A JP 3301905 B2 JP3301905 B2 JP 3301905B2
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弘 志田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建造物の外装材
である屋根又は外壁の下見横葺き用に使用される金属パ
ネル及びその結合体である。より詳細には、下見横葺き
におけるパネル間の目地を水勾配方向において、しかも
建造物全体において直線状に形成することができ、対風
雨固定性、水密性の向上及び下見横葺き工事の作業性を
改善した外装金属パネル及びその結合体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物の外装材である屋根又は外
壁には、下見横葺き方式の金属パネルが広く使用されて
いるが、各金属パネル間の接続部における対風雨固定性
及び水密性の確保は特に重要であり、強風に対しては浮
き上がりとか、めくれが特に問題になり、雨水に対して
は、静かな雨の場合でも起こるパネル間隙での毛細管現
象に基づくしみ込み、強風を伴う場合の雨水圧入等、種
々の態様による雨水の侵入が問題になって来た。下見横
葺き方式の金属パネル間の接続方法についての上記問題
点は、水勾配方向の目地を建造物全体にわたり一本の直
線上に揃える場合、即ち千鳥状配置をとらない場合に特
に解決が困難であるとされてきた。
【0003】金属パネルの横葺き接続構造としては、代
表的には図11(a) に示すように接続しようとする金属
パネル1,1の各横端部をそれぞれ反対側に折り曲げ、
ハゼ1a,1bを形成して互いに係合させ、かしめて接
続するハゼ折り構造、同図(b) に示すように金属パネル
2,2の各横端部をそれぞれ同一側に折り曲げ、ハゼ2
a,2aを突き合わせこれを断面が横偏平C字形接続片
3に係合させ、かしめる構造、同図(c) に示すように断
面が「工」の字形の接続片4にパネル5,5の両横端部
を挿入し、該接続片4の頭部4aにカバー6を被着する
構造(実開昭60-35821、実開昭61-58320) の他、同図
(d) に示すように、隣接パネルの金属パネル7,7の両
横端折曲げ面7a,7aを、横継ぎ用水受け板8面上に
設けた水勾配方向の凹溝9内で突き合させた構造(実開
昭64-44921)等も知られている。
【0004】しかし、これらの接続構造は矩形、正方形
等平行四辺形の金属パネルを用いて下見横葺き方式によ
り建築物の外装工事をする場合における、横方向に相隣
なるパネル間の目地の水密性の点のみについてはかなり
効果的であるが、強風雨下における水密性とか、外装工
事の施工性の点において不充分である。すなわち、前記
図6(a) に示すごとくパネルの両横端部のハゼ折り、カ
シメ作業は正確な係合作業に熟練を要し、強風雨下での
完全な水密性は期待できない。また、これを改善した同
図(b) 及び(c) の場合は別部品としてカバーを必要と
し、上記水密性に問題がある他、施工時の手間とか施工
後の外観等、施工性全般として問題点が多い。同図(d)
のような凹溝内突き合わせ接合方式は施工性は優れるも
のの、金属パネル及び横継ぎ水受け板の熱膨張、収縮時
の変形(あばれ)から隙間を生じ易く、また強風時のパ
ネル吹き上げに対する抵抗力が不足し、さらに強い風雨
の際の雨水侵入が多い等、解決を要するところが多々あ
るのが実状である。
【0005】更に、上記の横葺き方式においては、いず
れも出来上がりが、横方向に相隣なるパネル間の目地が
外装全体として千鳥型に施工される場合にしか使用でき
ない不便さがあり、パネルの水勾配方向目地を外装全体
として直線状にしたい場合は勿論、下見横葺き方式にお
ける水勾配方向の目地とこれに直交する下見構造とで形
成される交叉部分での十文字カシメに於ける対風雨、雨
水侵入問題は解決されていないのが現状であり、強風雨
下での水密性、耐剥離性、外装工事施工性の他、パネル
装着時の意匠性等を解決策の出現が望まれて来た。特
に、外装施工時に、高所で一枚一枚取り付けて行かざる
を得ない煩雑さは特に改善が求められてきた。
【0006】本発明者等は、上記欠点を改良すべく先に
横方向及び水勾配方向における相隣なるパネルの各端縁
部を重ね合わせる方式に適したパネル及びその接続構造
について提案した(特開平6-288044) 。このパネル及び
接続構造は、施工性の他、強風雨下における水密性はか
なり改善されたが、パネルの重ね合わせ時の微小間隙生
成による毛細管現象に基づく雨水侵入及び、侵入雨水の
受排水性になお問題があることが分かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、複数枚の外装用金属パネルを使用して、建造物の外
装を下見横葺き方式で形成する場合において、水勾配方
向目地における水密性、施工性の向上は勿論、該目地が
水勾配方向に外装全体として連続し、下見横葺きの見附
面と十字に交差する場合においても、上記水密性、施工
性に優れたパネルを提供することにあり、更には、該改
善されたパネルの提供により、複数枚のパネルを予め地
上で一体化組み立てをしておくことを可能とし、該一体
化したパネル集合体を吊り上げ方式等により外装施工作
業性を改善した外装用金属パネル結合体を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる課
題を解決すべく鋭意研究をした結果、建築物の外装を金
属パネルを用いて下見横葺き方式で行う場合に好適なパ
ネルとして、水勾配方向及び横方向に相隣なるパネルの
各端縁部に特殊構造の接続用構造を形成することにより
解決することができることを見出し、本発明を完成し
た。
【0009】即ち、本発明の要旨は以下の通りである。 (第1)屋根又は外壁の下見横葺き用の平行四辺形状金
属パネルPにおける水勾配方向の上流側端縁部A、下流
側端縁部B、水勾配方向に沿う一端縁部C及び他端縁部
Dはそれぞれ、相隣る前記パネルとの接続部A1,B1,C
1 及びD1 を有し、接続部A1 は相隣る上流側パネルP
a の接続部B1 の背面に重ねられる部分であり、該接続
部は端縁A2 に沿って帯状領域A7 を残して係止受A5
を有し、該係止受は端縁部Aの端縁A2 に平行にパネル
を折り重ねて形成されてなる、内外壁A3,A4 を有する
リブ状の突起であり、且つ該突起はその基部A6 から漸
次下流側に凹に湾曲してなる構造を有し、該帯状領域は
前記係止受に沿う受排水用路A8 を残して侵水防止壁A
9 を有し、該侵水防止壁は端縁A2 を含めて前記係止受
側にU字状に折り曲げられて形成されてなる構造を有
し、接続部B1 は、相隣る下流側パネルPb の接続部A
1 の表面に重ねられる部分であり、端縁部Cの接続部C
1 を除き係止部B6 が形成されてなり、該係止部は端縁
部Bの端縁B2 に平行に、パネル背面側にU字状に折り
曲げられて形成された下見の見附面B3 、端縁B2 を含
めて形成されてなる係止片B4 及び見附面の上流側の平
面部B5 とからなる構造を有し、接続部C1 は、相隣る
パネルPc の接続部D1 の下面に重ねられる部分であ
り、侵水防止壁A9 ,受排水用路A8 ,係止受A5 及び
それに続く下流側の受排水溝C6 からなり、該侵水防止
壁,受排水用路及び係止受のうち少なくとも侵水防止壁
及び受排水用路は、端縁C2 から接続部C1 の巾以内の
長さにわたり切除されてなり、該受排水溝はパネル面を
順次直角に折り曲げて形成された水勾配方向の凹溝であ
って、該受排水溝はパネルPc の接続部D1 の突き合わ
せ面C3 である内側壁面、底面C4 及び端縁C2 を含む
立ち上がり面C5である外側壁面からなる構造を有し、
接続部D1 は、相隣るパネルPd の接続部C1 の上面に
重ねられる部分であり、係止受A5 、それに続く下流側
のパネルの平面部分及び係止部B6 を有し、該係止受の
外壁A4 は、端縁D2 から少なくとも接続部C1 の係止
受の巾に相当する長さだけ切除されてなり、端縁部Dに
は前記端縁を含む面であって該端縁に平行にパネル背面
方向に直角に折り曲げられてなる突き合わせ面D3 が形
成されてなる構造を有し、パネルPの背面側には、接続
部D1 部分を除き非透水性合成樹脂製発泡体Eが配置さ
れてなり、接続部C1の背面部分の該発泡体は立ち上が
り面C5 を越えてパネルの外方に延び、接続部C1 の背
面部分には受排水溝C6 が納まる凹みであって受排水用
路A8 の端部位置から下流端に達する排水溝E1 が形成
されてなることを特徴とする下見横葺き用外装金属パネ
ル。 (第2)接続部A1 の受排水用路A8 には、端縁A2
平行な凸条A10が形成されてなる上記第1記載の下見横
葺き用外装金属パネル。 (第3)接続部C1 の受排水溝C6 の背面又は該背面に
面する発泡体の表面には、水勾配方向に延びる凸条C7
またはE3 が形成されてなる上記第1記載の下見横葺き
用外装金属パネル。 (第4)接続部C1 の受排水溝C6 の底面C4 は下流側
に、背面の非透水性合成樹脂製発泡体Eを越えて延び、
下見の見附面B3 と同一面に達する前において、U字状
に折り曲げられて該発泡体の下流側端部を覆う保護部C
8 が形成されてなる上記第1記載の下見横葺き用外装金
属パネル。 (第5)接続部C1 の保護部C8 の中央下端部C9
は、穿孔C10を設けてなる上記第4記載の下見横葺き用
外装金属パネル。 (第6)接続部D1 の係止受けA5 において、外壁A4
の切除された内壁A3 が、端縁D2 に向かって漸次細巾
に形成されてなる上記第1記載の下見横葺き用外装金属
パネル。 (第7)接続部D1 の係止片B4 には、下見の見附面B
3 との境界に沿って穿孔B7 が形成されてなる上記第1
記載の下見横葺き用外装金属パネル。 (第8)接続部C1 の受排水溝C6 上流側の係止受A6
の湾曲度合いを、端縁C 2 に向かって漸次減少させてな
ること及び又は接続部D1 の係止受A6 の、外壁A4
切除された内壁A3 の湾曲度を端縁D2 に向かって漸次
大にさせてなる上記第1記載の下見横葺き用外装金属パ
ネル。 (第9)外装材を下見横葺きする建造物本体に装着され
る構造材F上には、上記第1ないし9のいずれかに記載
の外装金属パネルPの複数枚の集合体であって、水勾配
上流側のパネルの下流側接続部B1 が下流側パネルの上
流側パネルの上流側接続部A1 上に重なり、係止受けA
5 と係止部B6 間で係合した結合体Gが固定されてなる
下見横葺き用外装金属パネル結合体。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容と実施例を図
面を用いて説明する。図1は本発明に係る下見横葺き用
外装金属パネルが矩形状である場合の一例を示し、右端
手前上方からの斜視図であり、図2は同パネルの左端手
前上方からの斜視図であり、図3は本発明に係る下見横
葺き用外装金属パネルが上記同様矩形状である場合の他
の例を示し、図2と同一方向からの斜視図であり、図4
は本発明にかかるパネルを屋根又は外壁として、水勾配
方向及びこれに直交する方向に配設した状態の概念図を
示すものである。図5は本発明に係るパネルを横葺きし
た場合の接続部分の構造の一例であり、図4のX1 −X
1 線切断面矢視図である。図6は図3において、受排水
溝の底面、該底面が延びて形成された保護部及び該保護
部に形成された穿孔を示したものであり、図3のX2
2 方向矢視図に該当する。図7は接続部D1 と接続部
1 の交叉する部分の背面部の構造の一例を示し、図1
のY1 −Y1 方向矢視図に該当する。図8は本発明に係
る外装用金属パネルを、建造物本体に装着される構造材
上に下見葺き構造を形成しつつ、水勾配方向に係合、結
合せしめた状態の一例における水勾配方向断面の部分図
を示し、図4のZ1 −Z1 線切断面矢視図に該当する。
図9は本発明に係る外装用金属パネルを複数枚、建造物
本体に装着される構造材上において水勾配方向に互いに
係合、結合せしめ、下見葺き構造を形成しつつ固定して
得たパネル結合体の一例の一部切り欠き側面図であり、
該パネル結合体自体が直ちに建造物の屋根の一部を形成
できる状態にあることを示す。図10は図9に示したパ
ネル結合体を吊り上げて建造物本体上に移動させ、屋根
Rを該結合体で順次形成している状態を示す。図11は
既に従来技術として説明した、パネルを水勾配方向に直
交する方向に配設する場合を示すものであり、(a) は相
隣なるパネルをハゼどめし、かしめた場合、(b) は別途
用意された接続片を用いて接続した場合、(c) は前記
(b) の場合を更に改良したものであり、接続片の他にカ
バー材を使用した場合、(d) は水勾配方向に凹溝を有す
る横継ぎ水受け板の該凹溝内で相隣なるパネルを突き合
せた場合を示す。なお、図1〜11において、同一部分
には同一符号を付した。
【0011】本発明に係る外装材即ち下見横葺き用平行
四辺形状外装金属パネルは、その4辺の各端縁部を突き
合わせて接続する構造ではなくて、互いに密に重ね合わ
せ、又は密に係合させる構造を有するものであり、先に
示した特開平6-288044に開示したパネルを更に改良した
ものである。具体的には、重ね合わせ部分の間隙からの
雨水の侵入を一層少なくし、止むを得ず侵入する雨水に
対しては、これが建造物内各所に分散してしまうことな
く、受入れ溝を造って集水し、確実に排水し易い構造を
とる。又、本発明に係る構造を有するパネルの複数枚を
予め組み合わせ、建築物本体と一体化させるための構造
材上に取り付けて置き、パネルを現場で一枚一枚取り付
けて屋根葺きをし、外壁張りをする煩雑さをなくし、同
時に、高所におけるこれら外装材単品の装着作業の危険
性を少なくし、作業の困難性、煩雑性等の課題を解決す
ることのできる構造の結合体を提供する。
【0012】図1に示すパネルPは、非透水性合成樹脂
製発泡体Eで裏打ちされた矩形状の金属パネルである。
本発明にかかる金属パネルは、横葺きに使用されるた
め、施工能率上長尺の上記矩形状パネルであることが好
ましいが、建築物の施工部分とか施工面積との関係で又
は意匠的観点から、部分的には正方形、他の形状の平行
四辺形状パネルも使用することができる。ここに使用さ
れる非透水性合成樹脂製発泡体は、パネルの断熱性を向
上させることは勿論であるが、該パネル表面から侵入し
て来る水を集水し、非透水状態で排水する役目も果た
し、本発明の重要な構成部分である。具体的材料として
は、ポリスチレン,ポリエチレン等の非透水性発泡体が
用いられる。
【0013】図1に示すパネルPは、水勾配方向におけ
る上流側端縁部A、下流側端縁部B、水勾配方向に沿う
両側縁部C及びDを有する。同図に示した左右の側縁部
C及びDの位置関係は左右特定されたものではなくて、
説明の便宜上示したものであり、逆転した位置関係を持
つパネルでもよいことは当然である。又、外装材施工場
所によっては、左右とも上記と同じ接続構造のパネルと
か、いずれか一端にのみ、上記接続構造を有するパネル
も補助材料として使用することができる。
【0014】上記端縁部A外表面には、該パネルの上流
に配置されるパネルPa の下流側端縁部Bが重ねられる
が、両者の結合を図るためパネルPの端縁部Aには接続
部A 1 が形成され、端縁部Bには接続部B1 が形成さ
れ、両者は係合状態をとって一体化することができる。
接続部A1 には上流側パネルPa の接続部B1 と係合さ
れる係止受A5 の他、接続部A1 と接続部B1 との係止
部分の間からの侵入することのある雨水の集水、排水、
パネルを建造物本体又は該本体に固定される構造材に装
着するために利用される帯状領域がある。
【0015】具体的には、端縁部Aの端縁A2 に沿って
帯状領域A7 があり、該帯状領域の端縁A2 側にはパネ
ル外表面側にU字形状に折り返して形成された、端縁A
2 を含む侵水防止壁A9 があり、下記に説明する係合部
分におけるパネルPとPa の係止部分面から侵入するこ
とのある雨水のパネル外漏洩、広がりを完全に防止して
いる。上記係止部分面からの雨水の侵入機構は、種々の
可能性があり、明確ではないが、該係止部分面は可及的
に高い密着性を持たせて風雨の侵入を防止しようとする
が、目地材のような漏水防止材を使用しない限り密着性
には限界があり、却って毛細管現象による水の侵入を誘
発しているのではないかと考えられる。
【0016】帯状領域A7 における上記侵水防止壁A9
の内方側には、上記侵入雨水の流れ込みに対する受水を
容易にした受排水用路A8 が広がっており、侵入雨水の
流路を形成している。該雨水は左又は右方向に流れ、後
述の端縁部C側にある排水溝E1 に集水され、排水され
る。該受排水用路A8 は、雨水が侵水防止壁A9 に向か
って急激に侵入することを緩和するため、又は該受排水
用路内の水流を滑らかにするため、その底面に流れ方向
に沿って凸条A10を形成することは有効な手段である。
又、該受排水用路A8 はパネルを建造物本体又は建造物
本体への固定用構造材Fへの釘H止め等による固定の際
に、この面が使用される。該釘止めに当たっては当然、
防水用シートを介した釘止め等の水侵入防水対策が必要
である。
【0017】接続部A1 において、帯状領域A7 に続く
更に内方には、リブ状突起の係止受A5 が形成されてい
る。該リブ状突起の係止受A5 はパネルを襞状に折り重
ねて形成したものであり、内外壁A3,A4 を有し、端縁
2 に平行であり、従ってその高さは同一であり、該突
起はその形成基部A6 から漸次下流側に凹に湾曲して係
止受A6 が構成され、その凹部内に後述の接続部B1
係止部B6 が係止され、密接した結合状態が得られる。
【0018】端縁部Bの接続部B1 には端縁B2 を含む
係止部B6 が形成され、水勾配下流側に相隣なるパネル
b の接続部A1 の係止受A5 に係合できるようになっ
ている。具体的には、係止部B6 は接続部B1 の端縁B
2 に平行に、パネル背面側にU字状に折り返されて形成
されてなり、下見横葺きにおける見附面B3 、その上流
側の平面部B5 及び該平面部B5 の背面側に位置し、端
縁B2 を含めて形成されてなる係止片B4 とからなる構
造を有する。なお、特に図8からも理解できるごとく、
上記U字状の折り返しに際しては、係止片B4 は平面部
5 の背面側に可及的に近接させる構造をとることは、
係止受A5 への係止強さ、密着性を向上させるので好ま
しい態様である。又、係止部B6 の係止受A5 に対する
係合関係を強固にするために、係止片B4 の断面形状を
該係止受A5 の内壁A3 の湾曲形状に可及的に近い湾曲
形状にすることも好ましい。
【0019】接続部B1 の係止部B6 における平面部B
5 、見附面B3 及び係止片B4 は接続部C1 部分には形
成されてはいない。なお、平面部B5 自体は後述のごと
く受排水溝C6 に連続している。このように、接続部C
1 部分には係止部B6 を存在させていない理由は、該接
続部C1 部分には、相隣なるパネルPc の接続部D1
上表面から重ねられ、該パネルPc の係止部B6 がその
部分に存在することになり、それで十分であるためであ
る。もし、接続部C1 部分にも係止部B6 が存在すれば
同じ形状のパネルPc の係止部B6 とパネルPの係止部
6 との係止は実質上不可能である。
【0020】接続部C1 は、その上流側の接続部A1
部分を除き、端縁C2 に平行にパネル背面方向に、続い
て相隣るパネルPc 側にそれぞれ直角に曲げられ、それ
ぞれ相隣るパネルPc の接続部D1 の突き合わせ面D3
との突き合わせ面C3 及び接続部D1 との重ね合わせ面
を形成するが、端縁C2 近傍においては更に該端縁を含
めてパネル表面側に折り戻された立ち上がり面C5 が形
成されて、全体として受排水溝C6 を構成する。上記重
ね合わせ面は、受排水溝C6 の底面C4 を形成する。
【0021】前記突き合わせ面C3 とD3 との突き合わ
せにより形成された、水勾配方向の目地は単なる突き合
わせ面であり、水密性はないが、屋根とか外壁の外装面
全面から見れば、その直線性、巾の均一性等外観上重要
である。この目地から侵入する雨水は、上記受排水溝C
6 に流れ込むが、上流方向に係止受A5 がある場合は、
毛細管現象によりこの係止受けA5 を越えて更に上流に
侵入することがある他、前述のごとく強風を伴う降雨の
場合はこの侵入が強調されることもあり、この雨水は前
記受排水用路A8 に、又はその欠除された部分であって
パネル背面の非透水性合成樹脂製発泡体Eに設けられた
排水溝E1 に受けられ、下流側のパネルPb 外表面に放
出される。又、上流方向に係止受A5 がない場合は、受
排水溝C6 に流れ込んだ雨水は、上記とは逆に容易に該
係止受の欠除部分から上流方向に流れ込み、上記排水溝
1 に受けられて、他部分に漏水することなく同様に放
出される。
【0022】この毛細管現象に基づく雨水の拡散を防止
するため、接続部C1 の係止受A5を部分的に切除する
ことも有効であるが、接続部C1 の係止受A5 と接続部
1の係止受A5 の密接部分に部分的に非密接部分を形
成することも有効である。具体的には、係止受A5 と係
止片B4 の相対する面の少なくとも一方に凹部を散在さ
せる方法が採られる。更に、接続部D1 部分の係止受A
5 の形状面からも有効な方法が提案できる。この面から
の雨水侵入防止方法は次に述べる。
【0023】接続部D1 は、前記接続部C1 の外表面に
重ねられるため、背面には前記発泡体の存在は不要であ
る。接続部D1 を接続部C1 の外表面に重ねた場合、両
者の係止受A5 同士重なり難い問題がある。この問題
は、接続部C1 側の係止受A5 の湾曲状態を緩やかにす
るか、接続部D1 側の係止受A5 の湾曲状態を更に大き
くするかによって少しは解決できるが、両者の係止受A
5 の基部A6 の位置が同じである以上、根本的解決はで
きない。
【0024】本発明に係るパネルは、接続部D1 の係止
受A5 の外壁A4 を少なくとも接続部C1 の巾に相当す
る長さだけ切除されるが、該切除効果を一層向上させる
ために、図1〜3に示すごとく、切除後の内壁A3 を端
縁D2 に向かって細幅形状とする手段が提案できる。こ
の構造をとることにより、毛細管現象に基づいて端縁D
2 から端縁C2 に向かう、換言すれば、細幅接触部分か
ら広巾接触部分に向かう雨水の移動力は可なり下がり、
結果として目地部分から侵入しても、毛細管現象で係止
受A5 を越える力は激減される。なお、この場合接続部
1 の係止受A 5 は外壁A4 のみであるから、接続部C
1 側の係止受A5 よりも剛性が低く、両者間は馴染み易
いメリットがる。更に、外壁A4 の欠除された内壁A3
の基部A6 に湾曲側に向かう微小の凹陥部を散在させる
ことにより、上記雨水の移動力は一層低下する。この凹
陥部では毛細管現象はほとんどないからである。
【0025】パネルPの下面のうち、接続部D1 下面を
除いて非透水性合成樹脂製発泡体Eが装着され、接続部
1 側は受排水溝C6 を越えて延在し、接続部C1 下面
には排水溝E1 が形成され、受排水用路A8 端から排出
される雨水、受排水溝C6 の上流側に侵入した雨水は共
に上記排水溝E1 に受けられ、受排水溝C6 とのなす間
隙を下流方向に排出される。この場合、上記接続部C1
外に延在した発泡体は、排水溝E1 の外壁E2 の形成に
役立つ。この延在がなければ、受排水溝C6 が納まっ
た、外壁E2 を有する排水溝E1 は形成されない。
【0026】排水溝E1 の断面積を確保するため、更に
は該排水溝内の水流を全巾にわたり可及的に均一化する
ため、受排水溝C6 の底面C4 の背面又は排水溝E1
底面には、水勾配方向に凸条C7 又はE3 を形成するこ
とが好ましい。この構成をとることにより上下両面間の
支持ができて変形も少なくなる効果も発揮される。
【0027】受排水溝C6 の底面C4 の下流端は、接続
部B1 の見附面に達しない位置で終わらなければ、接続
部B1 による接続部C1 の被覆はできないことは前記の
通りであるが、底面C4 の下流端下面の発泡体Eの保護
はできないため、この対策上底面C4 の下流端に発泡体
E下面に至る、U字状保護部C8 を設けることが好まし
い。しかし、前記排水溝E1 から排出される雨水の滞留
を防止するため、この保護部下端C9 に図6に示すよう
に穿孔C10を設けることが好ましい。同様に該雨水の滞
留を防止するため接続部D1 の係止部B6 に図7に示す
ような穿孔B7 を設けることが好ましい。
【0028】上記に詳細に説明したごとく、本発明に係
るパネルは相隣なるパネルと重ねられ、又は係合した状
態で結合されるが、この概念図が図4に示されている。
なお、同図においてB1 (A1 )なる表示は、パネルの
接続部A1 の上に接続部B1が重ねられている状態を示
し、D1 (C1 )なる表示は、パネルの接続部C1 の上
に接続部D1 が重ねられている状態を示す。
【0029】以上説明した構造のパネルの係合関係及び
建造物の構造材Fへの固定状態は、図8にその断面図で
示されているが、このような係合及び固定状態を繰り返
して全体として運搬、建造物本体への取付けを可能にし
た状態の結合体Gが図9に示されている。この結合体
は、外装材の任意の一部を一度の作業で取り付けられる
ものであり、当該作業の効率化に有用である。
【0030】図10はこの結合体Gを用い、吊り上げつ
つ、屋根Rの広範囲にわたり、本発明に係るパネルを一
回の操作で装着する状態を示す。
【0031】
【発明の効果】上記のごとく、複数枚の金属パネルの各
端縁部における各接続部に特殊な係止結合構造と重ね結
合構造を設け、背面の非透水性合成樹脂製発泡体の溝形
状部の受排水性を利用することにより、下見横葺き外装
工事、特に水勾配方向の目地を建築物の外装全体にわた
り直線上にのせる外装工事が可能になり、しかも各結合
部分からの毛細管現象に基づく雨水侵入を可及的に抑え
ることができる一方、やむを得ず侵入した雨水は、積極
的に受排水溝に誘導することにより建造物内漏水をなく
することができるようになった。又、上記特殊構造の複
数枚のパネルを水勾配方向に一体化することにより、高
所等における外装工事を簡単且つ安全に行うことが可能
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネルの一例の斜視図。
【図2】図1のパネルの他方向からの斜視図。
【図3】本発明に係るパネルの他の例の斜視図。
【図4】本発明に係るパネルを水勾配方向及びこれに直
交する方向に配設した状態の概念図。
【図5】本発明に係るパネルの横葺きの接続構造の一例
に関する、図4のX1−X1 線切断面矢視図。
【図6】図3における受排水溝の底面から延びる保護部
とその穿孔に関する、図3のX2 −X2 方向矢視図に該
当する。
【図7】接続部D1 と接続部B1 の交叉部分の背面部の
構造の一例に関する、図1のY1 −Y1 方向矢視図。
【図8】本発明に係るパネルを構造材に下見横葺き構造
に形成した状態の一例の部分図に関する、図4のZ1
1 線切断面矢視図。
【図9】本発明に係るパネルで構造材上に下見葺き構造
を形成させたパネル結合体の一例の一部切り欠き側面
図。
【図10】図9のパネル結合体が建築物本体上に運ば
れ、屋根が順次形成されていく状態。
【図11】従来技術を示し、(a) は相隣なるパネル間の
ハゼどめ、(b) は接続片を用いた接続、(c) は(b) の場
合の改良接続、(d) は凹溝内での相隣なるパネルの突き
合せた接続の各構造。
【符号の説明】
P,Pa ,Pb ,Pc ,Pd ・・パネル A・・・・・・・・・・・・・・パネル上流側端縁部 B・・・・・・・・・・・・・・パネル下流側端縁部 C,D・・・・・・・・・・・・水勾配方向に沿う両端
縁部 A1 ,B1 ,C1 ,D1 ・・・・接続部 A2 ,B2 ,C2 ,D2 ・・・・端縁 A3 ・・・・・・・・・・・・・内壁 A4 ・・・・・・・・・・・・・外壁 A5 ・・・・・・・・・・・・・係止受 A6 ・・・・・・・・・・・・・基部 A7 ・・・・・・・・・・・・・帯状領域 A8 ・・・・・・・・・・・・・受排水用路 A9 ・・・・・・・・・・・・・侵水防止壁 A10・・・・・・・・・・・・・凸条 B3 ・・・・・・・・・・・・・見附面 B4 ・・・・・・・・・・・・・係止片 B5 ・・・・・・・・・・・・・平面部 B6 ・・・・・・・・・・・・・係止部 B7 ・・・・・・・・・・・・・穿孔 C3 ・・・・・・・・・・・・・突き合わせ面 C4 ・・・・・・・・・・・・・底面 C5 ・・・・・・・・・・・・・立ち上がり面 C6 ・・・・・・・・・・・・・受排水溝 C7 ・・・・・・・・・・・・・凸条 C8 ・・・・・・・・・・・・・保護部 C9 ・・・・・・・・・・・・・保護部下端 C10・・・・・・・・・・・・・穿孔 D3 ・・・・・・・・・・・・・突き合わせ面 E・・・・・・・・・・・・・・非透水性合成樹脂製発
泡体 E1 ・・・・・・・・・・・・・排水溝 E2 ・・・・・・・・・・・・・外壁 E3 ・・・・・・・・・・・・・凸条 F・・・・・・・・・・・・・・固定用構造材 H・・・・・・・・・・・・・・釘 G・・・・・・・・・・・・・・結合体 R・・・・・・・・・・・・・・屋根 1,2,5,7・・・・・・・・パネル 1a,1b,2a,2b・・・・ハゼ 3・・・・・・・・・・・・・・C字形接続片 4・・・・・・・・・・・・・・接続片 4a・・・・・・・・・・・・・頭部 6・・・・・・・・・・・・・・カバー 7a,7b・・・・・・・・・・折り曲げ面 8・・・・・・・・・・・・・・横継ぎ用水受け板 9・・・・・・・・・・・・・・凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 仁純 茨城県水海道市花島町1455−16 山本金 属株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−49369(JP,A) 特開 平8−144442(JP,A) 特開 平6−288044(JP,A) 特開 平8−284330(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/00 - 3/40

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根又は外壁の下見横葺き用の平行四辺形
    状金属パネルPにおける水勾配方向の上流側端縁部A、
    下流側端縁部B、水勾配方向に沿う一端縁部C及び他端
    縁部Dはそれぞれ、相隣る前記パネルとの接続部A1,B
    1,C1 及びD 1 を有し、接続部A1 は相隣る上流側パネ
    ルPa の接続部B1 の背面に重ねられる部分であり、該
    接続部は端縁A2 に沿って帯状領域A7 を残して係止受
    5 を有し、該係止受は端縁部Aの端縁A2 に平行にパ
    ネルを折り重ねて形成されてなる、内外壁A3,A4 を有
    するリブ状の突起であり、且つ該突起はその基部A6
    ら漸次下流側に凹に湾曲してなる構造を有し、該帯状領
    域は前記係止受に沿う受排水用路A8 を残して侵水防止
    壁A9 を有し、該侵水防止壁は端縁A2 を含めて前記係
    止受側にU字状に折り曲げられて形成されてなる構造を
    有し、接続部B1は、相隣る下流側パネルPb の接続部
    1 の表面に重ねられる部分であり、端縁部Cの接続部
    1 を除き係止部B6 が形成されてなり、該係止部は端
    縁部Bの端縁B2 に平行に、パネル背面側にU字状に折
    り曲げられて形成された下見の見附面B3 、端縁B2
    含めて形成されてなる係止片B4 及び見附面の上流側の
    平面部B5 とからなる構造を有し、接続部C1 は、相隣
    るパネルPc の接続部D1 の下面に重ねられる部分であ
    り、侵水防止壁A9 ,受排水用路A8 ,係止受A5 及び
    それに続く下流側の受排水溝C6 からなり、該侵水防止
    壁,受排水用路及び係止受のうち少なくとも侵水防止壁
    及び受排水用路は、端縁C2 から接続部C1 の巾以内の
    長さにわたり切除されてなり、該受排水溝はパネル面を
    順次直角に折り曲げて形成された水勾配方向の凹溝であ
    って、該受排水溝はパネルPc の接続部D1 の突き合わ
    せ面C3 である内側壁面、底面C4 及び端縁C2 を含む
    立ち上がり面C5 である外側壁面からなる構造を有し、
    接続部D1 は、相隣るパネルPdの接続部C1 の上面に
    重ねられる部分であり、係止受A5 、それに続く下流側
    のパネルの平面部分及び係止部B6 を有し、該係止受の
    外壁A4 は、端縁D2 から少なくとも接続部C1 の係止
    受の巾に相当する長さだけ切除されてなり、端縁部Dに
    は前記端縁を含む面であって該端縁に平行にパネル背面
    方向に直角に折り曲げられてなる突き合わせ面D3 が形
    成されてなる構造を有し、パネルP背面側には、接続部
    1 部分を除き非透水性合成樹脂製発泡体Eが配置され
    てなり、接続部C1 の背面部分の該発泡体は立ち上がり
    面C5 を越えてパネルの外方に延び、接続部C1 の背面
    部分には受排水溝C6 が納まる凹みであって受排水用路
    8 の端部位置から下流端に達する排水溝E1 が形成さ
    れてなることを特徴とする下見横葺き用外装金属パネ
    ル。
  2. 【請求項2】接続部A1 の受排水用路A8 には、端縁A
    2 に平行な凸条A10が形成されてなる請求項1記載の下
    見横葺き用外装金属パネル。
  3. 【請求項3】接続部C1 の受排水溝C6 の背面又は該背
    面に面する発泡体の表面には、水勾配方向に延びる凸条
    7 またはE3 が形成されてなる請求項1記載の下見横
    葺き用外装金属パネル。
  4. 【請求項4】接続部C1 の受排水溝C6 の底面C4 は下
    流側に、背面の非透水性合成樹脂製発泡体Eを越えて延
    び、下見の見附面B3 と同一面に達する前において、U
    字状に折り曲げられて該発泡体の下流側端部を覆う保護
    部C8 が形成されてなる請求項1記載の下見横葺き用外
    装金属パネル。
  5. 【請求項5】接続部C1 の保護部C8 の中央下端部C9
    には、穿孔C10を設けてなる請求項4記載の下見横葺き
    用外装金属パネル。
  6. 【請求項6】接続部D1 の係止受けA5 において、外壁
    4 の切除された内壁A3 が、端縁D2 に向かって漸次
    細巾に形成されてなる請求項1記載の下見横葺き用外装
    金属パネル。
  7. 【請求項7】接続部D1 の係止片B4 には、下見の見附
    面B3 との境界に沿って穿孔B7 が形成されてなる請求
    項1記載の下見横葺き用外装金属パネル。
  8. 【請求項8】接続部C1 の受排水溝C6 上流側の係止受
    5 の湾曲度合いを、端縁C2 に向かって漸次減少させ
    てなること及び又は外壁A4 の切除された内壁A3 の湾
    曲度を端縁D2 に向かって漸次大にさせてなる請求項1
    記載の下見横葺き用外装金属パネル。
  9. 【請求項9】外装材を下見横葺きする建造物本体に装着
    される構造材F上には、請求項1ないし9のいずれかに
    記載の外装金属パネルPの複数枚の集合体であって、水
    勾配上流側のパネルの下流側接続部B1 が下流側パネル
    の上流側パネルの上流側接続部A1 上に重なり、係止受
    けA5 と係止部B6 間で係合した結合体Gが固定されて
    なる下見横葺き用外装金属パネル結合体。
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