JPH0218166Y2 - - Google Patents

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JPH0218166Y2
JPH0218166Y2 JP1984145575U JP14557584U JPH0218166Y2 JP H0218166 Y2 JPH0218166 Y2 JP H0218166Y2 JP 1984145575 U JP1984145575 U JP 1984145575U JP 14557584 U JP14557584 U JP 14557584U JP H0218166 Y2 JPH0218166 Y2 JP H0218166Y2
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ridge
roof
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tile
door packing
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、瓦葺屋根の棟構造に関する。
(従来の技術) 従来、瓦葺屋根の棟部における屋根瓦上面と棟
瓦内面との間の面戸部を施工する方法として、面
戸部や土やモルタルを詰める方法や、第10図に
示される如く、矩形状の面戸パツキン材1を介在
する方法が採用されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記土を詰める方法によれば、雨風等による風
化によつて接着力を失う欠点があり、また土が乾
燥してひび割れを生じ、該ひび割れより水が浸透
して雨漏りを生じるおそれがあつた。またモルタ
ルを詰める方法によれば、施工時に強度が無く、
流動状態であるため、瓦を標準位置に配置しても
移動して瓦がずれるおそれがあり、盛り上げたモ
ルタルの山がくずれるため、棟瓦との間に隙間が
でき、接着されず、雨風が吹込むおそれがあつ
た。また土やモルタルを詰める方法によれば、そ
の施工が面倒であり、また屋根表面を汚す欠点が
あつた。そこで面戸パツキン材1を利用する方法
によれば、施工が容易化され、屋根表面を汚す欠
点も解消されるが、面戸パツキン材1が矩形状で
あるため、第11図に示される如く、屋根瓦2と
棟瓦3との間に接着された際、屋根瓦2の山部4
に位置した部分にしわ5が生じ、外観を損なうお
それが大であつた。また屋根瓦2の谷部6両側の
コーナー部に隙間7が生じ、雨水が侵入するおそ
れがあつた。そこで、本考案は上記問題点に鑑
み、屋根瓦上面と面戸パツキン材との密着性を良
好として雨水の侵入を防止すると共に、外観の向
上を図ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) その技術的手段は、瓦葺屋根の棟部10の屋根
瓦15上面と棟瓦22内面との間に面戸パツキン
材25が装着された棟構造において、前記面戸パ
ツキン材25の下面28が屋根瓦15の勾配に沿
つた傾斜状に形成されると共に、前記下面28に
屋根瓦15の各山部30が挿入される挿入溝31
が夫々形成されてなり、前記屋根瓦15は上端部
上面側に防水堤部34を備えてなり、棟部10長
手方向に間隔を有して複数の棟桟受具16が屋根
下地材側より立設され、各棟桟受具16上部に備
えられた各受部19に亘つて棟桟18が取付け固
定され、該棟桟18上にまたがつて断面円弧状の
棟瓦22が取付け固定され、棟桟18両側に位置
して棟部10長手方向に、前記面戸パツキン材2
5下面28が防水堤部34にまたがつた状態で、
屋根瓦15上面と棟瓦22内面との間に夫々、面
戸パツキン材25が圧縮状に装着されてなる点に
ある。
(作用) 本考案によれば、面戸パツキン材25の下面2
8が屋根瓦15の勾配に沿つた傾斜状に形成され
ると共に、前記下面28に挿入溝31が夫々形成
されているため、棟部10を施工した際、面戸パ
ツキン材25が均一的に圧縮され、しわの発生が
防止でき、外観が向上できる。また面戸パツキン
材25の下面28と屋根瓦15上面との良好な密
着状態が得られ、雨水侵入が有効に防止できる。
さらに面戸パツキン材25は棟桟18両側に位置
して、屋根瓦15上面と円弧状棟瓦22内面との
間に夫々、圧縮状に装着されており、また面戸パ
ツキン材25下面28が防水堤部34にまたがつ
た状態で装着されているため、防水堤部34は面
戸パツキン材25下面28に食込み状となり、面
戸パツキン材25上部は棟桟18側面と円弧状棟
瓦22内面とで保持され、面戸パツキン材25の
屋根勾配方向の位置ずれが発生し難く、また防水
堤部34位置で面戸パツキン材25側との密着状
態もより強固となり、雨水の侵入もより確実に防
止できるのである。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例を図面に基づいて説
明すると、第1図及び第2図は棟部10を示し、
11は垂木で、適宜勾配に配設されており、該垂
木11上に野地板12が設けられている。野地板
12上面にはルーフイング等の防水シート13が
敷設され、該防水シート13上面に所定間隔を有
して瓦桟14が打ちつけ固定されている。そして
この瓦桟14を利用して屋根に屋根瓦15が葺か
れている。16は棟桟受具としての棟桟受金具
で、第3図に示される如く、本体下部に屋根勾配
に対応して両側に開き形成された取付部17を備
え、本体上部に棟桟18が嵌入される凹状の受部
19が備えられている。そして棟桟受金具16
は、棟部10長手方向に適宜間隔を有して複数設
けられ、第1図に示される如く、両側の取付部1
7が棟部10両側の屋根下地材としての野地板1
2側に夫々、釘20で打ちつけ固定されている。
また各棟桟受金具16の各受部19に亘つて棟桟
18が嵌入されると共に、釘21で打ちつけ固定
されている。22は棟瓦で、第1図に示される如
く断面円弧状に形成されており、前記棟桟18上
にまたがつて載せられ、防水パツキング23付き
釘24で打ちつけ固定されている。この棟瓦22
の固定に際して、屋根瓦15上面と棟瓦22内面
との間の両側の面戸部に夫々面戸パツキン材25
が圧縮状に装着されている。該面戸パツキン材2
5は発泡塩化ビニル樹脂やエチレンプロピレンの
共重合体からなる発泡ゴム(例えば、日東電気工
業株式会社製商品名「エプトシーラ」)等より形
成されており、第4図及び第5図に示される如
く、内側面26及び外側面27は鉛直面とされ、
下面28及び上面29は屋根瓦15上面の勾配に
対応する勾配を有する傾斜状に形成され、所謂、
断面平行四辺形状に形成されている。また面戸パ
ツキン材25の下面28には、各屋根瓦15の各
山部30と対応する位置には、山部30の形状と
対応する形状の挿入溝31が長手方向に沿つて所
定間隔を有して形成されている。そして、各挿入
溝31に各屋根瓦15の山部30を挿入状とし
て、面戸パツキン材25が取付けられている。ま
た各屋根瓦15の上端部上面には夫々防水堤部3
4が上方突出状に備えられており、面戸パツキン
材25の下面28が防水堤部34にまたがつた状
態で装着されている。尚、面戸パツキン材25の
高さは屋根瓦15上面と棟瓦22内面との距離よ
り少し高く構成されている。
本考案の第1実施例は以上のように構成されて
おり、面戸パツキン材25の下面28が屋根瓦1
5上面の勾配に沿つて傾斜状に形成されると共
に、各山部30と対応した位置に挿入溝31が
夫々形成されているため、屋根瓦15上面と棟瓦
22内面との間で圧縮挾持状に取付けられた際、
屋根瓦15の山部30及び谷部32の各当接位置
に拘らず、均一的な圧縮状態が得られ、しわが発
生するおそれがなく、外観美麗である。また面戸
パツキン材25の下面28が、棟部10長手方向
に沿つた屋根瓦15上面の山部30及び谷部32
に沿つた形状とされているため、屋根瓦15上面
と面戸パツキン材25下面28との良好な密着状
態が得られ、従つて隙間が発生するおそれがな
く、雨水の侵入が有効に防止できる。さらに面戸
パツキン材25は棟桟18両側に位置して、屋根
瓦15上面と円弧状棟瓦22内面との間に夫々、
圧縮状に装着されており、また面戸パツキン材2
5の下面28が防水堤部34にまたがつた状態で
装着されているため、防水堤部34は面戸パツキ
ン材25の下面28に食込み状となり、面戸パツ
キン材25下部の屋根勾配方向の位置ずれが防止
され、一方、面戸パツキン材25の上部は棟桟1
8側面と円弧状棟瓦22内面とで屋根勾配方向の
倒れが防止され、ここに面戸パツキン材25の位
置ずれが防止でき、良好な施工状態が得られる。
また防水堤部34が面戸パツキン材25の下面2
8に食込み状となるため、面戸パツキン材25側
との密着状態もより強固となり、雨水の侵入もよ
り確実に防止できる。
第6図乃至第9図は隅棟部33に実施した第2
実施例を示しており、面戸パツキン材25の下面
28に形成された挿入溝31は、屋根瓦15の山
部30に対応すべく、傾斜状に構成されている。
尚、隅棟部33における最上段の屋根瓦15は
上部が隅棟部33に合わせて斜めに切断されてお
り、第1図に示される如く、防水堤部34が大
抵、欠如しているため、第6図仮想線で示される
如く、隅棟部33近傍の屋根瓦15重なり部分に
は、コーキング或いはパテ35が施されている。
また面戸パツキン材25下の各屋根瓦15の重な
り部分の隙間にもコーキング或いはパテが施され
ている。
(考案の効果) 本考案によれば、面戸パツキン材の下面が屋根
瓦の勾配に沿つた傾斜状に形成されると共に、前
記下面に屋根瓦の各山部が挿入される挿入溝が
夫々形成されているため、棟部を施工した際、面
戸パツキン材が均一的に圧縮され、しわの発生が
防止でき、外観美麗である。また面戸パツキン材
下面と屋根瓦上面との良好な密着状態が得られ、
雨水の侵入が有効に防止できる。さらに面戸パツ
キン材は棟桟両側に位置して、屋根瓦上面と円弧
状棟瓦内面との間に夫々、圧縮状に装着されてお
り、また面戸パツキン材の下面が防水堤部にまた
がつた状態で装着されているため、面戸パツキン
材の位置ずれが防止でき、良好な施工状態が得ら
れると共に、防水堤部での面戸パツキン材側との
密着状態もより強固となり、雨水の侵入もより確
実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す縦断面図、
第2図は同側面図、第3図は同棟桟受金具の斜視
図、第4図は同面戸パツキン材の側面図、第5図
は第4図−線断面矢視図、第6図は第2実施
例を示す側面図、第7図は同面戸パツキン材の側
面図、第8図は第7図−線断面矢視図、第9
図は第7図−線矢視図、第10図は従来例の
面戸パツキン材の斜視図、第11図は従来例を示
す側面図である。 10……棟部、15……屋根瓦、22……棟
瓦、25……面戸パツキン材、28……下面、3
0……山部、31……挿入溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 瓦葺屋根の棟部10の屋根瓦15上面と棟瓦2
    2内面との間に面戸パツキン材25が装着された
    棟構造において、前記面戸パツキン材25の下面
    28が屋根瓦15の勾配に沿つた傾斜状に形成さ
    れると共に、前記下面28に屋根瓦15の各山部
    30が挿入される挿入溝31が夫々形成されてな
    り、前記屋根瓦15は上端部上面側に防水堤部3
    4を備えてなり、棟部10長手方向に間隔を有し
    て複数の棟桟受具16が屋根下地材側より立設さ
    れ、各棟桟受具16上部に備えられた各受部19
    に亘つて棟桟18が取付け固定され、該棟桟18
    上にまたがつて断面円弧状の棟瓦22が取付け固
    定され、棟桟18両側に位置して棟部10長手方
    向に、前記面戸パツキン材25下面28が防水堤
    部34にまたがつた状態で、屋根瓦15上面と棟
    瓦22内面との間に夫々、面戸パツキン材25が
    圧縮状に装着されてなることを特徴とする棟構
    造。
JP1984145575U 1984-09-25 1984-09-25 Expired JPH0218166Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5345720B2 (ja) * 1975-12-17 1978-12-08
JPS5542771B2 (ja) * 1975-01-21 1980-11-01

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