JP3049584U - 横葺き用屋根材 - Google Patents
横葺き用屋根材Info
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- JP3049584U JP3049584U JP1997008897U JP889797U JP3049584U JP 3049584 U JP3049584 U JP 3049584U JP 1997008897 U JP1997008897 U JP 1997008897U JP 889797 U JP889797 U JP 889797U JP 3049584 U JP3049584 U JP 3049584U
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- JP
- Japan
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- goby
- roofing
- roofing material
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- iron plate
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長尺鉄板横葺き用屋根材のハゼを構成する上
ハゼと下ハゼの双方に、互いに嵌合係止する小突起を設
け、ハゼの緊結及び脱落防止並びに水密機能を強化す
る。 【構成】 長尺鉄板横葺き用屋根材(A)の、下ハゼ
(1)のコ形部(3)部分に、向かい合う小突起状の係
止部(51,52)を形成する。また、上ハゼ(2)の
先端を>形に折り曲げ、下ハゼの係止部と接する位置
に、係止部と同形状の被係止部(61,62)を形成す
る。
ハゼと下ハゼの双方に、互いに嵌合係止する小突起を設
け、ハゼの緊結及び脱落防止並びに水密機能を強化す
る。 【構成】 長尺鉄板横葺き用屋根材(A)の、下ハゼ
(1)のコ形部(3)部分に、向かい合う小突起状の係
止部(51,52)を形成する。また、上ハゼ(2)の
先端を>形に折り曲げ、下ハゼの係止部と接する位置
に、係止部と同形状の被係止部(61,62)を形成す
る。
Description
【0001】
本考案は、長尺鉄板横葺き用屋根材に関するものである。
【0002】
従来の横葺き用屋根材のハゼの構造は、図7に示すとおり、下ハゼ(ア)の> 形部(ウ)に、隣接する屋根材の上ハゼ(イ)の吊り鈎部分を引っかけて固定す る形式である。(例えば、実開平04−62717号広報参照)
【0003】
従来の技術において述べた屋根材は、ハゼの構造が単純で、下ハゼに上ハゼを 被せて結合固定しているに過ぎず、時間的経過と共に、ハゼの結合にが緩みやず れを生じ、そのためスガモリの主因となり、また暴風雨の際には雨の吹き込みが 発生する等その緊結性、水密性及び耐久性に問題がある。
【0004】 また、施工時にハゼを完全に密着し固定するには、熟練した技術と、細心の注 意が要求されるなど、施工上にも問題がある。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこの様な問題点を改善しようとするものであっ て、その目的とするところは、屋根材のハゼの構造を本考案のものとすることで 、上ハゼと下ハゼが強固に緊結され、外力が加えられても、構造的に緩みやずれ を生じる恐れがなく、耐久性、水密性に優れ、かつ作業能率のよい屋根材を提供 しようとするものである。
【0006】
上記の目的を達成するために、本考案の屋根材は、図1〜図3に示すとおり横 葺き用鉄板の下ハゼ(1)のコ形部分(3)の内側に、屋根材を折り起こし、上 下に向かい合った突起状の係止部(51,52)が形成されている。
【0007】 また、上ハゼ(2)の先端部分(4)は、>形に折り曲げられ、且つ下ハゼの 係止部に被接する位置に、係止部と同形状の被係止部(61,62)が形成され ている。
【0008】 上ハゼの>状部分の長さは、下ハゼのコ形部の深さの8/10程度である。
【0009】 また、図4〜図6に示すとおり係止部(71)が、下ハゼのコ形部分の下側に のみ形成され、且つ上ハゼの>状部の先端を切り詰め、掛け止部(81)が形成 されている場合もある。
【0010】
図3の横葺き用屋根材のハゼ部分拡大側面図のとおり、上下のハゼの嵌合部分 に同形状の係止部(51,52)及び被係止部(61,62)を設けることで、 嵌合部分が互いに密着し、ストッパーとしても作用するので、ハゼがずれたり弛 む事を防止する。
【0011】 また、>形とした上ハゼの先端部分がバネとして作用し、ハゼの密着性及びス トッパーの機能を増強し、ハゼのずれや弛みとそれに起因する雨水の浸透を防止 する。
【0012】 また、この係止部は、風の吹き込みや融雪水の凍結による雨水の逆流を妨げ、 その浸入を防止する。
【0013】 さらにこの係止部は、コ形部分(3)の奥に、コーキング材を充填した場合に 、流れ止めとして作用し、コーキング材が外部に漏出するのを防ぐ機能を有する 。
【0014】 なお,図4〜図6に示したハゼ構造の場合は、係止部(71)に掛け止め部( 81)の先端が引っ掛かりハゼの脱落を防止する。
【0015】 実施例について図面を参照して説明する。 図1,図2において、横葺き用屋根材(A)は、厚さ0.35〜0.4mmの 屋根用長尺鉄板を板金成形折曲機で成形して作成する。
【0016】 先ずその一側縁部は、裏面側に鈎状に折り曲げた、上ハゼ(1)が形成されて いる。 さらにその上ハゼの先端部分(4)は>形に折り返されれ、かつその中ほどの 位置に>形の内側に上下に向きあった小突起状の被係止部(61,62)が形成 されている。
【0017】 次に、下ハゼの下縁から幾分中央に寄ったところで鉄板を裏面側に折った折線 1(7)が形成されている。 次に、屋根材の幅のほぼ中央部分に鉄板を水平面に折り戻す折線2(8)が形 成されている。
【0018】 鉄板の他側縁部は、電光型に折り曲げ、下ハゼ(3)を形成した後、斜めに裏 面側に折り戻されている。
【0019】 次に屋根の法面に水平になるよう折り返した、固定部(9)が形成されている 。
【0020】 この下ハゼ(1)のコ形部(3)の中間部分内側には、被係止部(61,62 )と同形状の係止部(51,52)が上下に向かいあって形成されている。
【0021】 次に図4,図5に示す屋根材について説明する。 この屋根材の各部の構造は、ハゼを除き図1,図2に示す屋根材と同一である 。
【0022】 この屋根材のハゼには、先ず下ハゼのコ形部の底辺のほぼ中程に、内側に向い た小突起状の係止部(71)が形成されている。
【0023】 他方上ハゼの先端部分は短く切り詰められ、鈎状をした掛け止部(81)が形 成されている。
【0024】
本考案は上述の通り構成されているので、次の効果を有する。
【0025】 屋根下地材に敷設固定した軒側屋根材の下ハゼのコ形部分に、棟側の屋根材の 上ハゼの>形部分を押し込めば、その弾性作用によって、上ハゼと下ハゼの係止 部分が嵌合密着し、上下の屋根材が緊結され、ハゼの結合強度及び水密性が格段 に向上する。
【0026】 また、ハゼに設けられた係止部分は、ストッパーとして作用し、ハゼの弛みや ずれ、脱落を防止する。
【0027】 この屋根材を使用する屋根葺き作業は、ハゼの結合が極めて簡単で、しかも一 度結合すれば外れ難いので、ハゼを結合する手間が大幅に短縮されるほか、一定 の精度で仕上がり、施工精度が大幅に向上安定する。
【0028】 この屋根材のハゼに、コーキング材を充填する場合、ハゼに設けられた係止部 分が、コーキング材の外部への漏出を妨げる。
【0029】 このハゼは、板金工場で屋根葺き用金属板の成形加工時に、一連の作業として 加工されるので、作成が容易である。
【0030】 この屋根材を使用する屋根の板金作業は、通常の横葺き作業と変わらず、余分 の手間や、特別の工具、部材を要しない。
【図1】本考案の、請求項1に係わる横葺き用屋根材の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の屋根材の断面図である。
【図3】図2の屋根材のハゼ部分の結合状態を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図4】本考案の、請求項2に係わる横葺き用屋根材の
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図4の屋根材の断面図である。
【図6】図5の屋根材のハゼ部分の結合状態を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図7】従来の屋根材の断面図である。
A 屋根材 1 上ハゼ 2 下ハゼ 3 コ形部 4 >形部 51,52,71 係止部 61,62 被係止部 7 折線1 81 掛け止部 8 折線2 9 固定部 10 ルーフィング 11 野地板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (2)
- 【請求項1】 横葺き用屋根材(A)に於いて、その被
接部を構成する吊り子部(1)のコ形部(3)の内側
に、長手方向に平行し上下に向かい合う連続した係止部
(51,52)を形成し、他方吊り鈎部(2)に被係止
部(61,62)を形成したことを特徴とする屋根材。 - 【請求項2】 前記の屋根材において、吊り子部(1)
の係止部(71)を下側のみに形成し、他方吊り鈎部
(2)の先端を短く折り返し、掛け止部(81)を形成
したことを特徴とする屋根材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997008897U JP3049584U (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 横葺き用屋根材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997008897U JP3049584U (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 横葺き用屋根材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3049584U true JP3049584U (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=43183821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997008897U Expired - Lifetime JP3049584U (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 横葺き用屋根材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3049584U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021001489A (ja) * | 2019-06-21 | 2021-01-07 | 株式会社マスタックエフ | 平板スレート改修用屋根材 |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP1997008897U patent/JP3049584U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021001489A (ja) * | 2019-06-21 | 2021-01-07 | 株式会社マスタックエフ | 平板スレート改修用屋根材 |
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