JP2005171626A - 横葺き屋根材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 下段の横葺き屋根材の係止部に、上の段に施工する横葺き屋根材の接続部材の下辺が載ったまま施工されてしまうのを防ぐ。
【解決手段】 横葺き屋根材Aは、表面材2と接続部材5とから成っていて、表面材2の軒側には、係合部23が形成されており、接続部材5の軒側には、折り下げ部分54aと、折り下げ部分54aから内側方向に延出して設けられた折曲部分54bとから成る接続部材係合部54が形成されている。そして、表面材2の係合部23と、接続部材5の接続部材係合部54とが、折曲部分54bからさらに延出して形成された爪57を、係合部23の下辺部分23bに折り曲げることで結合一体化されている。
【選択図】 図1

Description

本願は、横葺き屋根材に関するものである。
左右に隣り合う横葺き屋根材A・A同士を接続する方法の1つに、次のようなものがある。それはキャップを使わない方法であり、表面材2と接続部材5とを組み合わせることで、横葺き屋根材Aを接続していくものである。その例として、特許第3000515号公報(特許文献1参照)に示した横葺き屋根材Aがある。
そこで、図10に基づき、特許第3000515号公報に示された横葺き屋根材Aについて説明する。ここに示した横葺き屋根材Aの表面材2は、面板部27と、面板部27の軒側に形成された係合部23と、面板部27の棟側に形成された係止部22とを有しており、係止部22よりさらに棟側には、止着部21が形成されている。
係合部23は、面板部27において軒側となる側を折り下げた垂下部分23aと、垂下部分23aを内側方向に折り曲げた下辺部分23bとから成っており、下辺部分23bは、さらに外側方向に折り返されている。
また、左右両端縁は裏面側に折り返されて、折りハゼ部が形成されている。
接続部材5は、平面部と、平面部の左右を表面側に折り曲げて形成されていて、相対する接続部と、棟側を立ち上げた立ち上げ部51とを有している。
また、軒側を折り下げた折り下げ部分54a及び折り下げ部分54aを内側方向に折り曲げた折曲部分54bから成る接続部材係合部54を有している。
さらに、接続部材5の左右が立ち上げられて雨返し部が形成されており、接続部と雨返し部とにより樋部が左右に形成されている。
そして、このような形状の表面材2の一方の折りハゼ部と、接続部材5の一方の接続部とを組み合わせて横葺き屋根材Aとして用いる。ここに示した横葺き屋根材Aの場合には、表面材2の折りハゼ部と接続部材5の一方の接続部とを組み合わせた状態を一体として、その裏面側に断熱材3が取り付けられている。この断熱材3は、上下に位置する横葺き屋根材A・Aを組み合わせるために、係合部23の内側奥までは取り付けられていない。
この横葺き屋根材Aの施工は、図8のようにして行われる。まず(ア)のように下段に施工されている横葺き屋根材Aの表面材2の係止部22に、上段に施工する横葺き屋根材Aの係合部23を組み合わせる。次に、(イ)のように、隣りに施工する横葺き屋根材Aの折りハゼ部25を、すでに施工されている横葺き屋根材Aの接続部材5の接続部52に組み合わせる。そして、その横葺き屋根材Aの表面材2の係合部23を下段の横葺き屋根材Aの表面材2の係止部22に組み合わせる。
このほかにも、表面材2と接続部材5とから成る横葺き屋根材Aは、特開2001−349014号公報(特許文献2参照)等に示されたようにいろいろある。特開2001−349014号公報に示された横葺き屋根材Aは、図12(ア)(イ)に示した通りであるが、やはり特許第3000515号公報の横葺き屋根材Aと同じように、表面材2と接続部材5との組み合わせである。そして、表面材2の一方の折りハゼ部26と、接続部材5の一方の接続部52とをあらかじめ組み合わせて用いる。ここに示した横葺き屋根材Aの場合には、表面材2と接続部材5のそれぞれに対して、別々の断熱材3・3が取り付けられている。
また、図示していないが、実公平6−50579号公報(特許文献3参照)や実公平3−47055号公報(特許文献4参照)に示された横葺き屋根材もある。これらの横葺き屋根材も、図12に示した表面材及び接続部材と同様の構成をしている。そして、表面材の一方の折りハゼ部と、接続部材の一方の接続部とをあらかじめ組み合わせて、横葺き屋根材として用いる。その横葺き屋根材の係合部を、下段に施工されている横葺き屋根材の係止部に組み合わせる。次に、接続部材の他方の接続部に、隣りに葺く横葺き屋根材の折りハゼ部を組み合わせて施工していく。
さらに、非特許文献1に示したように、表面材及び接続部材から成る横葺き屋根材であって、表面材には、折りハゼ部と差し込みハゼ部とが形成されているものもある。この横葺き屋根材は、表面材の折りハゼ部と、接続部材の一方の接続部とを組み合わせてから、その横葺き屋根材の係合部を、下段に施工されている横葺き屋根材の係止部に組み合わせる。次に、折りハゼ部の下に、隣りに葺く横葺き屋根材の差し込みハゼ部を差し込んで施工していく。
特許第3000515号公報(図1・図2)) 特開2001−349014号公報(図3(イ)(ロ)) 実公平6−50579号公報(第1図) 実公平3−47055号公報(第1図) 亜鉛鉄板会編「鋼板製屋根構法標準」1992年9月改訂版、P130(図4.6.5 継手の例 右下の横葺き屋根材の図)
たとえば、特許第3000515号公報に示した横葺き屋根材Aが施工されたときには、図10のように、下段に施工されている横葺き屋根材Aの表面材2の係止部22に、上の段に施工する横葺き屋根材Aの表面材2の係合部23が確実に組み合わせられ、それと同時に、接続部材5の接続部材係合部54が確実に組み合わせられていなければならない。
しかし、横葺き屋根材Aは、表面材2の折りハゼ部と接続部材5の接続部とが、いわゆるハゼ組みによって組み合わせられているだけで、確実に一体化されていない。このため、特に下地に不陸があったような場合には、図11に示した通り、下段の横葺き屋根材Aの係止部22に、上の段に施工する横葺き屋根材Aの接続部材5の折曲部分54bが載ったまま施工されてしまい、下段の横葺き屋根材Aの表面材2の係止部22と組み合わせられていない場合がある。このような場合には、接続部材の平面部を流れてきた雨水が、下段に施工されている横葺き屋根材Aの係止部22の表面に落ち、そこから内部に浸入する恐れがあった。
また、確実に施工しようとして丹念に接続箇所を確認していくと、手間や時間がかかっていた。
本願の横葺き屋根材は、上記のような課題を解決するために、次のような構成の表面材と接続部材とから成っている。
表面材には、面板部と、面板部の棟側に設けられた係止部と、面板部の軒側から折り下げられた垂下部分及び垂下部分から内側方向に折り曲げて設けられた下辺部分とから成る係合部と、面板部の左右端縁の少なくとも一方を内側方向に折り返して形成された折りハゼ部とが形成されている。
接続部材には、平面部と、平面部の左右端縁を表面側に折り返して形成されていて、表面材の折りハゼ部と組み合わせられる接続部と、棟側に形成された立ち上げ部と、平面部の軒側から折り下げられた折り下げ部分が設けられた接続部材係合部とが形成されている。そして、表面材の折りハゼ部と接続部材の接続部とが組み合わせられて横葺き屋根材を成している。
さらに、表面材の係合部と接続部材の接続部材係合部とが、分離を不可にする結合手段で結合されている。このような構成の横葺き屋根材が、請求項1に記載された横葺き屋根材である。
請求項2に記載した横葺き屋根材は、請求項1記載の横葺き屋根材の結合手段が、接続部材の折り下げ部分から延出して形成された爪である横葺き屋根材である。
接続部材の接続部材係合部が、折り下げ部分と折り下げ部分の下端縁を内側方向に折り曲げて延出させた折曲部分とから成る場合には、折曲部分をさらに延出させて爪を形成する。
接続部材の接続部材係合部が、折り下げ部分から成る場合には、折り下げ部分の下端縁を内側方向に折り曲げて延出させて、表面材の下辺部分の軒棟方向の幅よりも長い爪を形成する。
そして、そのようにして形成された爪を、表面材の下辺部分に折り曲げて、表面材の係合部と接続部材の接続部材係合部とが分離しないように結合させる。
いずれの請求項の横葺き屋根材も、軒棟方向は、下段に施工されている横葺き屋根材の表面材の係止部に、上段に施工する横葺き屋根材の表面材の係合部を組み合わせていく。そして、左右方向は、すでに施工されている横葺き屋根材の接続部材と、これから施工する横葺き屋根材の表面材とを組み合わせていく。
従来、下段の横葺き屋根材の係止部に、上段に施工する接続部材の折曲部分が載ったまま施工されてしまい、下段の表面材の係止部と組み合わせられていない場合には、次のような問題点があった。
まず、接続部材の平面部を流れてきた雨水が、下段に施工されている横葺き屋根材の係止部の表面に落ち、そこから内部に浸入する恐れがあった。
また、確実に施工しようとして丹念に接続箇所を確認していくと、手間や時間がかかっていた。
しかし、本発明によれば、表面材の係合部と接続部材の接続部材係合部とが分離しないよう、結合手段により結合し一体化されているため、内部に雨水が浸入する恐れがなくなる。
そして、丹念に接続箇所を確認しなくとも、確実に、下段の横葺き屋根材に、上の段に施工する横葺き屋根材を組み合わせることができる。
横葺き屋根材Aは、表面材2と接続部材5とから成っていて、表面材2の軒側には、係合部23が形成されており、接続部材5の軒側には、折り下げ部分54aと、折り下げ部分54aから内側方向に延出して設けられた折曲部分54bとから成る接続部材係合部54が形成されている。そして、表面材2の係合部23と、接続部材5の接続部材係合部54とが分離しないよう、結合手段で結合一体化されている。
本願の実施例について、図面をもとに説明する。図1は本発明に係る横葺き屋根材Aを裏面側から見た説明図であり、図2は接続部材5の説明図であり、図3は表面材2に接続部材5を組み合わせ、さらに裏面側に断熱材3を組み合わせた場合の説明図であり、図4は図3の横葺き屋根材Aの軒棟方向の断面図であり、図5は施工状態を示す説明図であり、図6は横葺き屋根材Aの平面図であり、図7は横葺き屋根材Aを長手方向で切ったときの断面図である。
本願に係る横葺き屋根材Aは、次のような表面材2と接続部材5とから成っている。
表面材2には、面板部27と、面板部27の軒側に形成された係合部23と、面板部27の棟側に形成された係止部22とが形成されており、係止部22よりさらに棟側には、止着部21が形成されている。
係合部23は、面板部27を折り下げた垂下部分23aと、垂下部分23aを内側方向に折り曲げた下辺部分23bとから成っており、下辺部分23bは、さらに外側方向に折り返されている。
また、左右両端縁は裏面側(内側方向)に折り返されて、折りハゼ部25・26が形成されている。
接続部材5には、平面部53と、平面部53の左右を表面側に折り曲げて形成されていて、相対する接続部52・52と、棟側を立ち上げた立ち上げ部51と、軒側を折り下げた折り下げ部分54a及び折り下げ部分54aを内側方向に折り曲げて延出した折曲部分54bとから成る接続部材係合部54が形成されている。
折曲部分54bには、さらに外側方向に延出させて形成された爪57が設けられている。この爪57は実施例であるが、このように、表面材2の係合部23と接続部材5の接続部材係合部54とが分離しないようにするために、たとえば、爪57のような結合手段で結合させたことが本願の横葺き屋根材Aの特徴である。
さらに、接続部材5の左右が立ち上げられて雨返し部55・55が形成されており、接続部52と雨返し部55とにより樋部56が左右に形成されている。
そして、このような形状の表面材2の一方の折りハゼ部26と、接続部材5の一方の接続部52とを組み合わせて横葺き屋根材Aとして用いる。このとき、爪57を表面材2の係合部23の下辺部分23bの外側に重ねるように折り曲げて、表面材2の係合部23と接続部材5の接続部材係合部54とを結合一体化させる。
この爪57は、接続部材5の接続部材係合部54が、折り下げ部分54aと折り下げ部分54aの下端縁を内側方向に折り曲げて延出させた折曲部分54bとから成る場合には、折曲部分54bをさらに延出させて爪57を形成する。この爪57は、表面材2の下辺部分23bの軒棟方向の幅から突出させて形成する。
接続部材5の接続部材係合部54が、折り下げ部分54aから成る場合には、折り下げ部分54aの下端縁を内側方向に折り曲げて延出させて、表面材2の下辺部分23bの軒棟方向の幅よりも長い爪57を形成する。
このように、爪57は、表面材2の係合部23の下辺部分23bの外側に重ねるように折り曲げて、表面材2の係合部23と接続部材5の接続部材係合部54とを結合することができる長さを有している。このため、延ばしておいた片を折り曲げることで、簡単に表面材2の係合部23と接続部材5の接続部材係合部54とを結合一体化できる。しかも、接続部材係合部54の折り下げ部分54bを延出させて形成された爪57で一体化させるために、道具や別部材・別材料が不要である。
本実施例の場合には、表面材2と接続部材5とから成る横葺き屋根材Aの裏面側に断熱材3が取り付けられている。そして、防水のために、接続部材5の立ち上げ部51の内側にシーラー材4が取り付けられている。
図1に示した横葺き屋根材Aの場合には、工場で爪57を折り曲げて表面材2と接続部材5とを結合一体化させてから、断熱材3を組み合わせるとよい。また、図12に示した横葺き屋根材Aの場合には、それぞれ断熱材3の貼られた表面材2と接続部材5とを組み合わせてから、爪57を現場で折り曲げて結合させるとよい。
爪57の位置は、図面の位置に限定するものではない。また、折り下げ部分54aを延出させた折曲部分54bを、さらに延出させて幅の狭い爪57を形成するのではなく、より広い範囲を延出させてもよい。しかし、爪57を幅の狭い片で形成すれば、指やツカミで簡単に扁平に折り曲げることができる。
このような横葺き屋根材Aの施工は、図5及び図8のようにして行われる。この横葺き屋根材Aは、軒側から葺いてくるが、表面材2の止着部21に止着具8を打ち込んで、野地材や防水紙等から成る下地材6に止着する。そして、下段に施工されている横葺き屋根材Aの表面材2の係止部22に、上段に葺く横葺き屋根材Aの表面材2の係合部23を組み合わせる。次に、下段に葺いた横葺き屋根材Aの接続部材5の接続部52と、これから葺く横葺き屋根材Aの接続部材5の接続部52とを組み合わせる。続いて、その横葺き屋根材Aの表面材2の係合部23を、下段の横葺き屋根材Aの表面材2の係止部22に組み合わせる。
このときの状態を、詳しく説明する。表面材2と接続部材5とを組み合わせて一体とした横葺き屋根材Aは、左右の長さが約1.8mから約2.7m程度である。このため、実際の施工では、まず、屋根上から軒側に向かって、横葺き屋根材Aの左側(接続部材5が組み合わせられている側)を、下段に施工してある横葺き屋根材Aの係止部22に組み合わせる。次に、これから葺こうとする段の右隣りに葺いてある横葺き屋根材Aの接続部材5の接続部52に組み合わせる。
施工者は、横葺き屋根材Aの長さが約1.8mから約2.7m程度であるため、横葺き屋根材Aの両端を持って、軒側から棟側に向かって平行に横葺き屋根材Aを組み合わせることができない。横葺き屋根材Aに対して中程の位置に居て、軒側に向かって左側を位置決めしてから、横葺き屋根材Aを斜めにして、右側を接続部52に差し込むようにして組み合わせることになる。このため、折りハゼ部25が接続部52に組み合わせられたことは確認できても、接続部材5の接続部材係合部54の折曲部分54bが、下段に施工されている横葺き屋根材Aの係止部22の上に乗ってしまって確実に組み合わせられていないことに気づかない場合がある。また、確実に組み合わせられているかどうかを、接続箇所ごとに点検しながら施工すると、とても手間がかかる。
そこで、この点に注目したのが本願なのである。本願によれば、手間がかからずに簡単で確実に横葺き屋根材Aを施工していくことができる。つまり、従来のように、表面材2の係合部23と接続部材係合部54とが分離して隙間が生じることにより、下段に施工されている横葺き屋根材Aの係止部22の上に接続部材5の接続部材係合部54の折曲部分54bが載ってしまい、うまく組み合わせられないということがなくなるのである。
これまでは、横葺き屋根材Aの上段と下段の表面材2・2同士は組み合わせられていても、上段の横葺き屋根材Aの接続部材5の接続部材係合部54が下段の横葺き屋根材Aの表面材2の係止部22に組み合わせられていない状態になってしまうことがあった。しかし、本願により、この状態を防ぐことができる。
次に、図9により、他の実施例について説明する。この図は、表面材2と接続部材5の上面を切断して、表面材2と接続部材5の組み合わせ箇所を内側方向から見ている。ここに示した横葺き屋根材Aは、表面材2の係合部23と接続部材5の接続部材係合部54との分離を不可にする結合手段として、挟持具7を用いた例である。
表面材2の折りハゼ部26と接続部材5の一方の接続部52とを組み合わせたのち、折曲部分54bと下辺部分23bとを挟持具7で結合一体化させて、分離しないようにするのである。挟持具7は、挟持具取り付け具から押し出されて固定され、折曲部分54bと下辺部分23bとの分離を不可にする。このことにより、折曲部分54bと下辺部分23bとが分離して隙間が生じるようなことがなくなるので、下段に施工されている横葺き屋根材Aの係止部22に、上段に施工する横葺き屋根材Aの接続部材5の折曲部分54bが確実に組み合わせられる。本実施例によれば、接続部材5に爪57を出すための板取りをしなくて済み、設計変更することなく使える。
また、実公平3−47055号(特許文献4)のように、接続部材5に折曲部分54bが形成されておらず、折り下げ部分54aだけの場合には、折り下げ部分54aの下端縁を内側方向に延出して折曲部分54bを形成し、さらにそこから延出させた爪57を形成する。そして、この爪57を表面材2の下辺部分23bに折り曲げて、表面材2の係合部23と接続部材5の接続部材係合部54とが分離しないように結合一体化する。
さらに、表面材2や接続部材5の成形不良により、下辺部分23bと折曲部分54bとの間に隙間が生じてしまうことがある。このような場合にも、分離しないような結合手段で結合することで、これを防ぐことができる。
これまで述べた通り、本願は、表面材2の係合部23と接続部材5の接続部材係合部54とが分離しないように、結合し一体化させるための手段で結合したことが特徴である。
このため、結合手段は、爪57や挟持具7のほかにもいろいろ考えられる。たとえば、
表面材2の下辺部分23bの方に爪を形成して、接続部材5の折曲部分54bに折り曲げて結合手段とすることもできる。このほか、接着剤・両面テープ・リベット・溶接・はんだ付け等も考えられ、結合手段を限定するものではない。
本願に係る横葺き屋根材Aを裏面側から見た説明図である。 接続部材5の説明図である。 表面材2に接続部材5を組み合わせ、さらに裏面側に断熱材3を組み合わせた場合の説明図である。 図3の横葺き屋根材Aの軒棟方向の断面図である。 施工状態を示す説明図である。 横葺き屋根材Aの平面図である。 横葺き屋根材Aを長手方向で切ったときの断面図である。 (ア)(イ)は横葺き屋根材Aの施工手順を示す説明図である。 (ア)(イ)は他の実施例を示す説明図である。 従来技術の説明図であり、正しい施工状態を示している。 従来技術の説明図であり、まちがった施工状態を示している。 (ア)(イ)は従来技術を示す説明図である。
符号の説明
A 横葺き屋根材
2 表面材
21 止着部
22 係止部
23 係合部
23a 垂下部分
23b 下辺部分
24 差し込みハゼ部
25 折りハゼ部
26 折りハゼ部
27 面板部
3 断熱材
4 シーラー材
5 接続部材
51 立ち上げ部
52 接続部
53 平面部
54 接続部材係合部
54a 折り下げ部分
54b 折曲部分
55 雨返し部
56 樋部
57 爪
6 下地材
7 挟持具
8 止着具

Claims (2)

  1. 表面材には、
    面板部と、
    面板部の棟側に設けられれた係止部と、
    面板部の軒側から折り下げられた垂下部分及び垂下部分から内側方向に折り曲げて設けられた下辺部分とから成る係合部と、
    面板部の左右端縁の少なくとも一方を内側方向に折り返して形成された折りハゼ部とが形成されており、
    接続部材には、
    平面部と、
    表面材の折りハゼ部と組み合わせられる接続部と、
    棟側に形成された立ち上げ部と、
    平面部の軒側から折り下げられた折り下げ部分が設けられた接続部材係合部とが形成されており、
    表面材の折りハゼ部と接続部材の接続部とが組み合わせられて成る横葺き屋根材であって、
    表面材の係合部と接続部材の接続部材係合部とが、
    分離を不可にする結合手段で結合されている
    横葺き屋根材。
  2. 結合手段が、接続部材の折り下げ部分から延出して形成された爪である請求項1記載の横葺き屋根材。
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