JP2825741B2 - カーテンウオールにおける接合部の防水構造 - Google Patents

カーテンウオールにおける接合部の防水構造

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JP2825741B2
JP2825741B2 JP5236344A JP23634493A JP2825741B2 JP 2825741 B2 JP2825741 B2 JP 2825741B2 JP 5236344 A JP5236344 A JP 5236344A JP 23634493 A JP23634493 A JP 23634493A JP 2825741 B2 JP2825741 B2 JP 2825741B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカーテンウオールにおけ
る接合部の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カーテンウオールの接合部に
は、図7に示すように、外側にレインバリア20が設け
られ、その内側にはウインドバリア30が設けられてい
る。このレインバリア20はフィン状のゴム成形品であ
り、ここに設けられた外気導入口20aから気流により
連行される水滴をウインドバリアに到達させないように
するために、レインバリア20とウインドバリア30と
の間にさらにもう一つのレインバリア40を設けてい
る。これはレインバリア20、40を二重に設けること
により外気導入口20aの位置をずらして止水するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
カーテンウオールにおける接合部の防水構造は、レイン
バリアを外気導入口の位置をずらした状態で2重に設け
ているため、コストアップになるとともに、レインバリ
アを取り付ける嵌入溝を余分に設けなければならないた
め、カーテンウオールの製造が煩雑になるという問題が
あった。さらに、これらのレインバリアはフィン状のゴ
ム成形品であることからカーテンウオールの目地部にお
いて、レインバリアの先端が一方向に規則的に湾曲せず
に捻れたりするため十分な止水効果が発揮できない場合
があった。本発明はこのような問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、カーテンウオールにおける接合
部の防水構造を安価で容易に構築でき、しかも確実に止
水できる構造とすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、カーテンウオールにおける横目地のレイン
バリアに設けた外気導入口の内方位置にスプラッシュバ
リアを設けるとともに、縦目地と横目地の交差部に設け
た外気導入口の内方位置にスプラッシュバリアを設け、
該スプラッシュバリアの下部に位置させ、かつ交差部に
おける縦目地の上面を塞ぐように縦目地をまたいで受水
シートを設け、縦目地レインバリアと縦目地ウインドバ
リアとの間には補助バリアを設け、該補助バリアの上端
を縦目地ウインドバリアに接合するとともに、補助バリ
アの下端を交差部におけるスプラッシュバリアの上面に
接合したことである。
【0005】
【作用】レインバリアとウインドバリアとで構成される
目地部の内部空間は、外気導入口により外部と連通され
て外部圧力と等圧となるため霧状となった雨水の浸入が
防止できる。しかし、水滴が外気導入口から飛び込んで
くる場合があるが、これは外気導入口の内方位置に設け
たスプラッシュバリアで止水して外気導入口から排水す
る。この結果、雨水は内側のウインドバリアまで到達せ
ず、完壁な防水構造が構築できる。また、レインバリア
の外気導入口の内方位置にのみ筒状のスプラッシュバリ
アを設けたので、カーテンウオールにおける接合部の防
水構造が安価でかつ容易に構築できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明のカーテンウオールにおける接
合部の防水構造の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。図1はカーテンウオール1の横目地2における防
水構造を示した斜視図であり、横目地2の外側に横目地
レインバリア3を、また内側に横目地ウインドバリア4
をそれぞれ設けて横目地内部空間5を形成し、これら横
目地レインバリア3と横目地ウインドバリア4との間、
即ち横目地レインバリア3における外気導入口2a内方
の傾斜面13にスプラッシュバリア6を設けている。
【0007】この横目地ウインドバリア4とスプラッシ
ュバリア6は筒状のガスケットを接着材によりカーテン
ウオール1の接合部下端面に貼り付けるが、横目地ウイ
ンドバリア4がカーテンウオール1全長に張り付けられ
るのに対してスプラッシュバリア6は外気導入口2aの
位置する箇所にのみ張り付けるものとする。また横目地
レインバリア3はフィン状のゴム成形品を嵌合溝2bに
嵌入してカーテンウオール1全長に取り付けられ、適宜
間隔ごとに外気導入口2aを備えている。
【0008】したがって、この横目地内部空間5は外気
導入口2aにより外圧と等圧になるので霧状になった雨
水の浸入が防止でき、例え、水滴が外気導入口2aから
飛び込んだとしても、前記スプラッシュバリア6で止水
して外気導入口2aから排水することにより内側の横目
地ウインドバリア4まで到達させない。
【0009】また、カーテンウオール1は接合部下端面
に横目地レインバリア3と、横目地ウインドバリア4
と、スプラッシュバリア6とを備えているため、カーテ
ンウオール1を接合する際に形成される。
【0010】また、図3はカーテンウオール1の横目地
2と縦目地7との交差部における防水構造を示した斜視
図である。これは隣接するカーテンウオール1の横目地
レインバリア3、3a同士、及び横目地ウインドバリア
4、4a同士がそれぞれ縦目地7で接合されて横目地内
部空間5を形成し、この横目地内部空間5と直交する方
向に縦目地レインバリア8、8aと縦目地ウインドバリ
ア9、9aとにより縦目地内部空間10が形成されてい
る。
【0011】そして、これら左右の横目地レインバリア
3、3aと上下の縦目地レインバリア8、8aとの交差
部に形成された外気導入口2aにより横目地内部空間5
と縦目地内部空間10とが外部と連通して外圧と等圧に
なっている。この外部導入口2aは隣接するカーテンウ
オール1の横目地レインバリア3、3a同士の接合部に
縦目地間隔分の隙間を開けることにより形成するものと
する。
【0012】またこの下側のカーテンウオール1の縦目
地7の上面にまたがって受水シート11が敷設されてい
る。これは縦目地7から流下した雨水を受けて外気導入
口2aから排水するものであり、この受水シート11へ
雨水を導く補助バリア12が縦目地7の縦目地レインバ
リア8と縦目地ウインドバリア9との間に取り付けら
れ、その上端が縦目地ウインドバリア9に接着され、下
端が受水シート11のスプラッシュバリア6に当接され
ている。よって、縦目地7からの雨水は、前記補助バリ
ア12により受水シート11に流下されて外気導入口2
aから排水される。
【0013】この受水シート11はカーテンウオール1
の上面に予め貼着され、縦目地7間において端部を重ね
合わせるようにして形成する。そしてこの重ね合わせ接
合された受水シート11の上面にスプラッシュバリア6
が押圧した状態で当接されている。また、この受水シー
ト11は予めスプラッシュバリア6を貼着したものを製
作しておき、左右のカーテンウオール1を接合した後に
縦目地7間に跨って敷設するようにしてもよい。
【0014】前記スプラッシュバリア6は横目地レイン
バリア3の外気導入口2aの内方に位置してそこから浸
入する水滴を横目地ウインドバリア4、4aへ到達させ
ないようにするものであり、前記と同様に筒状のガスケ
ットが接着材によりカーテンウオール1の接合部下端に
おける傾斜面13に貼着されている。よって、この外気
導入口2aから浸入した水滴はスプラッシュバリア6に
より止水されて再び外気導入口2aから排水されるの
で、縦目地ウインドバリア9及び横目地ウインドバリア
4、4aまで到達することがない。また、このスプラシ
ュバリア6は各受水シート11に予め貼着され、受水シ
ート11の重ね合わせ接合と同時に横方向に接合される
ようにしてもよい。
【0015】本発明の防水構造はカーテンウオール1の
横目地2、及び横目地2と縦目地7との交差部に形成さ
れるものであるが、このカーテンウオール1は側面の一
方に縦目地レインバリア8、8aと縦目地ウインドバリ
ア9、9aと補助バリア12を備え、接合部下端面に横
目地レインバリア3と横目地ウインドバリア4とスプラ
ッシュバリア6を備え、上面に受水シート11をそれぞ
れ備えている。したがって、このようなカーテンウオー
ル1同士を接合することにより、横目地2、及び横目地
2と縦目地7との交差部に本発明の防水構造が形成され
る。
【0016】
【発明の効果】レインバリアとウインドバリアとで構成
される目地部の内部空間は、外気導入口により外部と連
通されて外部圧力と等圧となるため霧状となった雨水の
浸入が防止でき、外気導入口から飛び込んだ水滴は、外
気導入口の内方位置に設けたスプラッシュバリアで止水
して外気導入口から排水されるので、雨水は内側のウイ
ンドバリアまで到達せずに完壁な防水構造が構築でき
る。
【0017】縦目地からの雨水を補助バリアで受水シー
トに流下させて、外気導入口から排水できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】横目地における防水構造の斜視図である。
【図2】横目地における防水構造の断面図である。
【図3】横目地と縦目地との交差部における防水構造の
斜視図である。
【図4】横目地と縦目地との交差部における防水構造の
一部切欠斜視図である。
【図5】横目地と縦目地との交差部における防水構造の
断面図である。
【図6】横目地と縦目地との交差部における防水構造の
断面図である。
【図7】従来の防水構造の断面図である。
【符号の説明】
1 カーテンウオール 2 横目地 2a 外気導入口 3 横目地レインバリア 4 横目地ウインドバリア 5 横目地内部空間 6 スプラッシュバリア 7 縦目地 8 縦目地レインバリア 9 縦目地ウインドバリア 10 縦目地内部空間 11 受水シート 12 補助バリア 13 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−103909(JP,U) 実開 昭61−1518(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/94 E04B 1/68 - 1/686

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーテンウオールにおける横目地のレイ
    ンバリアに設けた外気導入口の内方位置にスプラッシュ
    バリアを設けるとともに、縦目地と横目地の交差部に設
    けた外気導入口の内方位置にスプラッシュバリアを設
    け、該スプラッシュバリアの下部に位置させ、かつ交差
    部における縦目地の上面を塞ぐように縦目地をまたいで
    受水シートを設け、縦目地レインバリアと縦目地ウイン
    ドバリアとの間には補助バリアを設け、該補助バリアの
    上端を縦目地ウインドバリアに接合するとともに、補助
    バリアの下端を交差部におけるスプラッシュバリアの上
    面に接合したことを特徴とするカーテンウオールにおけ
    る接合部の防水構造。
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JP6010673B2 (ja) * 2015-02-17 2016-10-19 ケイミュー株式会社 外壁の目地構造

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