JPH04119505U - 外壁縦目地の雨仕舞装置 - Google Patents

外壁縦目地の雨仕舞装置

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JPH04119505U
JPH04119505U JP2512491U JP2512491U JPH04119505U JP H04119505 U JPH04119505 U JP H04119505U JP 2512491 U JP2512491 U JP 2512491U JP 2512491 U JP2512491 U JP 2512491U JP H04119505 U JPH04119505 U JP H04119505U
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JP
Japan
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dam
vertical joints
vertical
joint
exterior wall
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Pending
Application number
JP2512491U
Other languages
English (en)
Inventor
明広 西山
Original Assignee
クボタハウス株式会社
株式会社クボタ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦目地3内を流下する水分を下屋の外部で除
去することによって入隅部の防水性を向上させ、かつ材
料コスト及び施工手間を低減させる。 【構成】 外壁材1 間に形成した縦目地3 内に、該縦目
地3 内を流下する水分を堰止める当該縦目地3 横断面方
向の堰止板19を、前記外壁材1 の外面側に向かって下方
傾斜状となるように設ける。更に、前記堰止板19と該堰
止板19上の縦目地3 内に充填される目地処理材10との間
に、当該堰止枝19によって堰止められた水分を外部に排
出する排出口20を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外壁縦目地の雨仕舞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図7に示すように、建物の本屋26の一側に下屋27を設ける場合には、 本屋26側の外壁材28と、下屋27側の屋根29との取合い部(図7に示すA円内)か ら下屋27内へ雨水が侵入するのを防止するため、この取合い部の入隅に沿って水 切貫30を介して水切板31を設けること等により、入念な防水施工を行うのが一般 的である。
【0003】 一方、本屋26の外壁材28間に形成された縦目地32は、通常コーキング材等によ って充填されて防水処理されるが、かかる防水処理された縦目地であっても、コ ーキング材の劣化等のために縦目地32内に雨水が侵入しその水分が縦目地32内を 流下する場合がある。 このように、縦目地32内を水分が流下する場合には、その水分が前記した水切 板31を通過して下屋27内部にまで至り、下屋27内の構造材を腐蝕させる等の問題 が生じる。
【0004】 そこで、従来では、例えば図8に示すように、水切板31による一次防水機能を 補完する二次防水用として、下屋27内部に連通する外壁材28の下端に沿って内樋 33を横方向 (図8紙面貫通方向)に延設し、縦目地32からの水分をこの内樋33に よって受けとめて収容排除するようにしていた (実公昭63ー6346号公報参照) 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、縦目地32内を流下する水分が一旦下屋27 内部に取り込まれるので、その水分が内樋33に至るまでの間に若しくは内樋33内 において、蒸発等した場合には、下屋27の上部空間の湿度が上昇して下屋27上部 の構造材の腐蝕を早めることがあり、また、内樋33を下屋27内部の横方向に延設 することにしているため、材料的にも無駄が多く、しかも内樋33の取付けに際し ても多くの施工手間を要していた。
【0006】 本考案は、かかる実情に鑑み、縦目地内を流下する水分を下屋の外部で除去す ることによって当該入隅部の防水性を向上させ、かつ材料コスト及び施工手間を より低減し得る外壁縦目地の雨仕舞装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を解決すべく達成すべく、本考案が講じた技術的手段は、外壁材1 間 に形成した縦目地3 内に、該縦目地3 内を流下する水分を堰止める当該縦目地3 横断面方向の堰止板19を、前記外壁材1 の外面側に向かって下方傾斜状となるよ うに設け、前記堰止板19と該堰止板19上の縦目地3 内に充填される目地処理材10 との間に、当該堰止枝19によって堰止められた水分を外部に排出する排出口20を 設けた点にある。
【0008】
【作用】
本考案の雨仕舞装置においては、例えば図2に矢印で示すように、縦目地3 内 を流下する水分は、堰止板19によって堰止められ、かつ該堰止板19の傾斜によっ て排水口20から縦目地3 外部に排出される。従って、かかる堰止板19及び排水口 20を下屋の屋根よりも上方に設けることにより、下屋の外部で水分を除去するこ とができ、下屋内部に水分が侵入することがほとんどない。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の一実施例について詳述する。図1は、本考案に 係る外壁縦目地の雨仕舞装置を本屋側の外壁材と下屋側の屋根との取合い部に採 用した場合を例示する。同図において、1 は本屋側の外壁材であり、図外の固定 部材に固定した壁つなぎ材2 の外面側に張設されており、この各外壁材1 間の突 合せ部には縦目地3 が形成されている。4 は下屋側の屋根の野地板であり、前記 壁つなぎ材2 に一端が固定され、上面には、アスファルトルーフィング等を介し て屋根瓦5 が載置されている。
【0010】 6 は断面略L字状を呈する金属性の水切板で、前記外壁材1 と屋根瓦5 との入 隅部に沿って水切貫6Aを介して取付けられていて、この水切り板6 の立板部7 の 上端は、防水テープ8 によって外壁材1 の外面に対してシールされている。尚、 9 は水切板6 と屋根瓦5 間に介装した面戸材である。 10はポリオレフィン系若しくはゴム系等の可撓性を有する樹脂よりなる目地処 理材であり、縦目地3 より幅広でかつ長尺の被覆板部11と、該被覆板部11の裏面 中央から一体に突設された取付シール部12とを備え、図1に示すように、取付シ ール部12が縦目地3 内に嵌合充填されることにより、被覆板部11が縦目地3 を外 部から密に被覆するように取付けられている。
【0011】 また、13はゴム、プラスチック等の樹脂系材料より一体成形された水受け部材 で、図3及び図4に示す如く、ブチル系粘着ゴム等よりなる接着材14を介して外 壁材1 の外面に張着される取付板部15と、該取付板部15の上部中央で裏面側へ突 出するように屈曲形成された略箱型の排水部16とを備えている。この排水部16は 、前面 (取付板部15 )側と上側とが開口された横断面略コ字状の箱型を呈し、該 箱型は、左右一対の側板17,17 と、裏面側の背板18と、前面側に向かって下方傾 斜状とされた下面側の堰止板19とから一体に構成されている。そして、その両側 板17,17 間距離は縦目地3 の幅と略同一となるように、かつ前記取付板部15と背 面18間距離は縦目地3 の奥行と略同一となるように設定されている。
【0012】 即ち本実施例では、図1に示すように、前記水受け部材13は、その排水部16が 縦目地3 の最下部に嵌合して配置されるように外壁材1 側に取付けられており、 かつ、前記目地被覆材10は、その取付シール部12の下端部が排水部16内に嵌合す るように縦目地3 に取付けられている。従って、図2に示すように、排水部16の 堰止板19は、縦目地3 の横断面方向において外壁材1 の外面側に向かって下方傾 斜状となるように配置され、当該堰止板19の傾斜状によって堰止板19とその上の 目地処理材10との間に間隙ができ、それらの間に排水口20が形成されるようにな っている。
【0013】 更に、21は外壁材1 の外面にねじ22を介して横方向に取付けられる押え部材で あり、内部にシール材23を備えていると共に、前記排水部16の配置高さ位置でか つ排水口20を塞がない高さ位置に取付けられる。 上記構成に係る本実施例においては、例えば目地処理材10の劣化等により縦目 地3 内に雨水等の水分が流下する場合には、図2に矢印で示すように、その水分 は堰止板19によって堰止められると共に、その堰止板19の傾斜によって排水口20 を通って縦目地3 の外部に排出され、下屋外部の水切板6 上から屋根瓦5 へ向か って流出されることになる。
【0014】 このように、本実施例によれば、縦目地3 内を流下する水分を下屋の外部にお いて除去することができるので、水切板6 の防水作用と相まって水分が下屋内部 に侵入することがほとんどなく、当該入隅部における防水性及び耐久性を大幅に 向上させることができる。 しかも、本実施例によれば、水受け部材13を各縦目地3 内に装着するだけで上 記作用を奏する雨仕舞装置を構成できるので、材料コスト及び施工手間を従来よ り大幅に低減することができる。
【0015】 尚、本考案は上記実施例に限られるものではなく、例えば図5に示すように、 縦目地3 をコーキング材24によって目地処理する場合にも採用することができる 。また、水受け部材13については、要は堰止板19を縦目地3 内にしっかりと固定 できる構造であればよく、例えば図6に示すように、取付板部15の上部中央を切 起し形成することによって堰止板19を設けるようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、縦目地19内を流下する水分が下屋内部 に侵入することがほとんどないので、入隅部における防水性を大幅に向上し得る と共に、縦目地3 内に堰止板19及び排水口20を設けるだけでよいので、材料コス ト及び施工手間を大幅に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る外壁縦目地の雨仕舞装
置の斜視図である。
【図2】同装置の作用説明図である。
【図3】水受け部材の詳細を示し、(a) はその正面図、
(b) は同側面図、 (c)は同平面図である。
【図4】水受け部材の斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例を示す外壁縦目地の雨仕舞
装置の斜視図である。
【図6】水受け部材の変形例を示す斜視図である。
【図7】建物の斜視図である。
【図8】従来の外壁縦目地の雨仕舞装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 外壁材 3 縦目地 10 目地処理材 19 堰止板 20 排水口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁材(1) 間に形成した縦目地(3) 内
    に、該縦目地(3) 内を流下する水分を堰止める当該縦目
    地(3) 横断面方向の堰止板(19)を、前記外壁材(1)の外
    面側に向かって下方傾斜状となるように設け、前記堰止
    板(19)と該堰止板(19)上の縦目地(3) 内に充填される目
    地処理材(10)との間に、当該堰止板(19)によって堰止め
    られた水分を外部に排出する排出口(20)を設けたことを
    特徴とする外壁縦目地の雨仕舞装置。
JP2512491U 1991-04-15 1991-04-15 外壁縦目地の雨仕舞装置 Pending JPH04119505U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041669A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Daiwa House Ind Co Ltd 外壁目地の下屋部分における止水構造
JP2007120052A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Nishikawa Rubber Co Ltd 建物目地排水部材及びそれを備えた建物
JP2010255269A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Sekisui Chem Co Ltd 防水部材、外壁の継目構造及びユニット建物
JP2020002704A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 旭トステム外装株式会社 建物外壁の排水構造

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