JPH0718753A - 無落雪屋根のパラペットパネル - Google Patents

無落雪屋根のパラペットパネル

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JPH0718753A
JPH0718753A JP18554193A JP18554193A JPH0718753A JP H0718753 A JPH0718753 A JP H0718753A JP 18554193 A JP18554193 A JP 18554193A JP 18554193 A JP18554193 A JP 18554193A JP H0718753 A JPH0718753 A JP H0718753A
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Masayuki Saga
正幸 佐賀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外壁の耐久性を維持すると共に作業の省力化
を図ることができ、しかも、住宅の外観と換気効率との
向上を図ることができる無落雪屋根のパラペットパネル
を提供する。 【構成】 住宅上中央部に向かって下降傾斜する屋根パ
ネル20が取り付けられるパラペットパネル10の後面
材13に、小屋裏2と中空部14とを連通させる連通孔
10aを設け、このパラペットパネル10の上側芯材1
1−1部分に、中空部14と連通し住宅外部に開口する
通気口10bを設けて、小屋裏2の空気Dをパラペット
パネル10の連通孔10a、中空部14、通気口10b
を介して住宅の外部に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寒冷地仕様住宅に適用
される無落雪屋根の小屋裏の換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の無落雪屋根の小屋裏の換
気構造を示す図である。
【0003】寒冷地仕様住宅においては、同図に示すよ
うに、住宅を画成する外壁200の上に屋根パネル12
0が、傾斜した上面を有する結合材112aを介して、
建物中央へ下降傾斜する状態で設置されている。また、
この屋根パネル120の側端面及び上面端部にも、傾斜
面を有する結合材112b、112cを取り付け、結合
材112bの建物外側面は、外壁200の外面と面一に
なり、結合材112cの上部には、パラペットパネル1
10が立設されている。
【0004】このパラペットパネル110にはパラペッ
トカバー114が覆せられる。
【0005】こうして、屋根パネル120とパラペット
カバー114が覆せられたパラペットパネル110とに
よって、無落雪屋根100が形成される。
【0006】この無落雪屋根100は、建物中央へ下降
傾斜する形状なので、屋根パネル120に積もった雪の
融雪水を中央の谷部に導き、谷部下側に配設された融雪
樋122と縦樋124とを介して融雪水を地下の排水溝
に排水することができる。
【0007】このような無落雪屋根100の下側には、
外壁200に支持され断熱材204が敷き込まれた天井
202が取り付けられ、小屋裏210が画成されてい
る。
【0008】この小屋裏210は、四方から外壁200
及びパラペットパネル110で密閉され、上下から屋根
パネル120と天井202とで密閉されるので、換気が
必要である。
【0009】そこで、図に示すように、四方の外壁20
0に複数の孔206を穿け、各孔206にベンチレータ
ー220を取り付けて、ベンチレーター220を介して
小屋裏210内の換気をしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の無落雪屋根の小屋裏の換気構造では、次のような問題
がある。
【0011】小屋裏210の換気を確実に行うために
は、外壁200に穿けられる孔206の開口面積の総和
を大きくとる必要がある。
【0012】このためには、孔206自体の開口面積を
大きくするか、開口面積の小さな孔206を外壁200
に多数穿設しなければならない。
【0013】しかしながら、大きい孔206を外壁20
0に穿けると、重量のある無落雪屋根100を下で支え
る外壁200が構造的に弱くなり、外壁200の耐久性
が劣化することになる。
【0014】また、壁パネル200に図示しない外装材
を取り付け、ここに孔206を穿設するのは、外装材が
コンクリートやタイル等の堅い材質である場合に困難な
作業となる。
【0015】しかも、この孔206を複数形成し、それ
ぞれの孔206にベンチレーター220を取り付けなけ
ればならず、煩雑な作業となり、しかも各ベンチレータ
−220の外周にシール処理を施す必要があり、その作
業は面倒であり、現場での作業が煩雑になる。
【0016】さらに、ベンチレータ−220は、住宅の
構造上、外壁200に取り付けなければならないので、
換気用の孔206の穿設位置がどうしても低くなり、こ
のため、充分な換気効率を得ることができなかった。
【0017】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、外壁の耐久性を維持すると共
に作業の省略化を図ることができ、しかも、住宅の外観
と換気効率との向上を図った無落雪屋根の小屋裏の換気
構造を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の無落雪屋根のパラペットパネル
は、方形状に枠組みされた芯材と、該芯材の両面に貼り
付けられて芯材内側に中空部を形成する面材とを有し、
住宅の外壁上面に立設されて、前記一方の面材側に住宅
中央部に向かって下降傾斜する屋根パネルが取り付けら
れる無落雪屋根のパラペットパネルにおいて、前記屋根
パネルが取り付けられる一方の面材に、前記屋根パネル
の下側に位置する小屋裏と前記中空部とを連通させる連
通孔を設け、前記芯材の上側芯材部分に、前記中空部と
連通し住宅外部に開口する通気口を設けたことを特徴と
している。
【0019】また、請求項2に記載の無落雪屋根のパラ
ペットパネルは、請求項1において、前記通気口に、上
方に開口し前記通気口に嵌合可能な容器本体と、この容
器本体の内側壁に通気部分を残して取り付けられ前記開
口から侵入した雪等を受ける第一の遮蔽板と、この第一
の遮蔽板の下方において前記内側壁と対向する側の内側
壁に通気部分を残して取り付けられ前記開口から侵入し
た雪等を受ける第二の遮蔽板と、この第二の遮蔽板の下
方の容器本体側壁に穿設され前記容器の開口と前記パラ
ペットパネルの中空部とを連通させる換気孔とを有した
換気容器を取り付けたことを特徴としている。
【0020】
【作用】前記構成の本発明においては、パラペットパネ
ルに換気経路を設け、重量のある無落雪屋根を下で支え
る外壁には孔をなんら穿設しないので、外壁の耐久性を
維持することができる。
【0021】また、外壁に孔を設ける必要がなく、ベン
チレーター等も取り付けられることもないので、外壁の
見栄えが良くなり、住宅の外観が向上する。
【0022】さらに、孔の穿設作業、ベンチレーター装
着作業、外装シール処理作業という煩雑な作業を必要と
しないので、現場作業の省力化を図ることができる。
【0023】また、小屋裏の空気が、外壁の上方にある
パラペットパネルの連通孔を介してパラペットパネルの
中空部に流入し、この中空部内を上昇して芯材の上側芯
材部分に設けられた通気口から住宅外部に流出して、小
屋裏の換気が行われる。すなわち、換気経路が、前述し
た従来の無落雪屋根のパラペットパネルを適用した換気
構造の換気位置よりも著しく上方に設定されているの
で、換気効率は著しく向上する。
【0024】また、請求項2に記載の発明においては、
小屋裏の空気が、外壁の上方にあるパラペットパネルの
連通孔を介してパラペットパネルの中空部に流入し、こ
の中空部内を上昇して通気口に取り付けられた換気容器
に至り、換気容器の換気孔から容器本体内に流入する。
そして、容器本体内の空気は、通気部分を残した第一及
び第二の遮蔽板間を通って開口から住宅外部に流出す
る。
【0025】一方、外の雪等が換気容器の開口内に吹き
込んだ場合には、内部に侵入した雪等の大半は第一の遮
蔽板で受け止められ、この第一の遮蔽板に受け止められ
なかった残りの雪等は、第一の遮蔽板の下方に設けられ
た第二の遮蔽板で受け止められるので、開口から換気容
器内に侵入した雪等の大部分が小屋裏への侵入を阻止さ
れ、小屋裏に雪等が吹き込むことはほとんどない。しか
も、雪が溶けてできた水等が、換気容器の底に溜められ
るので、パラペットパネルの内部が水に濡れることがな
い。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0027】図1は、本発明の第一実施例に係る無落雪
屋根のパラペットパネルを一部破断して示す斜視図であ
る。
【0028】パラペットパネル10は、図に示すよう
に、方形状に枠組みされた芯材11の両面に、面材とし
ての合板12、13が貼り付けられて、中空部14が画
成されている。
【0029】そして、合板13の下部には、中空部14
と連通する横長長孔の連通孔10aが穿設されている。
さらに、芯材11の上側芯材11−1には、中空部14
と連通し外部に開口する断面略円形状の通気口10bが
設けられている。
【0030】次に、本実施例のパラペットパネルの適用
例について図2及び図3に基づいて説明する。
【0031】図2は、パラペットパネル10を適用した
無落雪屋根の小屋裏の換気構造の要部を一部破断して示
す斜視図であり、図3はパラペットパネル10を適用し
た無落雪屋根の小屋裏の換気構造の全体を示す概略断面
図である。
【0032】寒冷地仕様住宅は、図3に示すように、四
方に立設された外壁80によって画成されており、外壁
80の内側上部には天井90が取り付けられ、天井90
の上には断熱材92が敷き込まれている。
【0033】そして、外壁80上のパラペットパネル1
0と屋根パネル20とによって逆W字状の無落雪屋根1
が構築され、小屋裏2が画成されている。
【0034】パラペットパネル10は四方の外壁80の
上端面に沿って複数立設固定されている。具体的には、
図2に示すように、芯材11−1を上に向けかつ合板1
3を家屋中央側に向けた状態で、複数のパラペットパネ
ル10が住宅の各外壁に立て付け固定され、各パラペッ
トパネル10の上面に、複数の結合材15が断続的に取
り付けられている。
【0035】結合材15は、幅がパラペットパネル10
の厚さに略等しく設定され、その上面が後方向に下降傾
斜した短尺材であり、各結合材15は、芯材11−1に
形成された通気口10bを避けるように配設固定され、
これにより、通気口10b上に間隙15aが形成されて
いる。
【0036】そして、これら複数の結合材15全体に渡
ってその上面に長尺板17が当接固定され、この長尺板
17と結合材15の前面に角材16が取り付けられて、
その上からパラペットカバー40が被せられている。
【0037】パラペットカバー40は、図4に示すよう
に、長尺板17の上面に対応して傾斜する当接部41を
長尺板17と角材16との上面に当接させ、表面の挟持
部42aで角材16を挟持した前面部42を間隙15a
の前面に対向させ、当接部41の後端から下側に折曲形
成された後面部43をパラペットパネル10の合板13
に近接させた状態で、結合材15に被せられている。な
お、符号44は、外部からの雪や水等が通気口15aに
入り込むのを防止するための水返しである。
【0038】このように結合材15を介してパラペット
カバー40が取り付けられたパラペットパネル10の合
板13には、屋根パネル20が取り付けられている。
【0039】具体的には、図2に示すように、長尺状の
支持材24が合板13の略中央部に固着され、上面にシ
ート材26が敷き込まれた合板22を上に向けた状態
で、外側方の芯材21が支持材24に当接固定されて、
図3に示すように、全体として住宅上中央部に向かって
下降傾斜する屋根パネル20が小屋裏2上に取り付けら
れている。
【0040】すなわち、本実施例のパラペットパネル1
0を適用することで、小屋裏2の上側の無落雪屋根1
に、パラペットパネル10の連通孔10a、中空部1
4、通気口10b、間隙15aでなる換気経路が形成さ
れている。
【0041】なお、図3において、符号30は積雪の融
雪水を流し込むための隙間であり、これにより、融雪水
を隙間30から下側に配設された融雪樋31に導き、縦
樋32を介して地下の排水溝に排水するようにしてい
る。
【0042】以上のように、本実施例のパラペットパネ
ル10を適用すれば、重量のある無落雪屋根1を下で支
える外壁80に、換気経路のための孔を穿設する必要が
ないので、構造材としての外壁80の耐久性を維持する
ことができる。
【0043】このように、外壁80に孔がなく、ベンチ
レーター等も取り付けられておらず、また、パラペット
パネル10の通気口10bや結合材15間の間隙15a
もパラペットカバー40で隠されるので、住宅全体の外
観が向上する。
【0044】さらに、外装シール処理作業、ベンチレー
ター装着作業という煩雑な作業を必要としないので、現
場作業の省力化を図ることができる。
【0045】次に、本実施例のパラペットパネルを適用
した無落雪屋根の小屋裏の換気作用について説明する。
【0046】図3に示すように、小屋裏2内の湿気を含
んだ空気Dは、部屋3の熱気で暖められ、矢印で示すよ
うに上昇し、パラペットパネル10の連通孔10aから
中空部14内に流入する。
【0047】中空部14内に入り込んだ空気Dは、図4
に示すように、中空部14内を上昇し、通気口10bか
ら結合材15の間隙15aに流出する。そして、間隙1
5aから水返し44とパラペットカバー40の挟持部4
2aの間を蛇行して通過し、住宅の外部に排出される。
【0048】このように、暖められ上昇する小屋裏2内
の空気Dを上方の無落雪屋根1に形成した換気経路を介
して外部に排出する構造になっているので、小屋裏2内
の湿った空気Dはほとんど換気され、換気効率が前述し
た従来の無落雪屋根の小屋裏の換気構造に比べて著しく
向上する。
【0049】次に、本発明の第二実施例に係る無落雪屋
根のパラペットパネルについて説明する。
【0050】図5は、請求項2に対応する第二実施例に
係る無落雪屋根のパラペットパネルを一部破断して示す
斜視図である。
【0051】本実施例は、上側芯材11−1の通気口1
0bに、換気容器50が取り付けられている点が前記第
一実施例と異なる。
【0052】図6に示すように、換気容器50は、上方
に開口50aを有し、外径が通気口10bの内径と略等
しい容器本体51と、容器本体51内に通気部分を残し
て段差をもって取り付けられた第一の遮蔽部52及び第
二の遮蔽部53と、容器本体51の外周壁に穿設された
複数の換気孔50bとで形成されている。
【0053】第一の遮蔽部52は、開口50aの半部と
等しい半円形状の板状体であり、その半円状の端面が容
器本体51の内側壁に固着されて、容器本体51内上部
に水平に取り付けられている。
【0054】一方、第二の遮蔽部53も、第一遮蔽部5
2と同様に、開口50aの残り半部と等しい半円形状の
板状体で形成されている。この第二の遮蔽板53は、そ
の直状先端縁を第一の遮蔽板52の直状先端縁と平行に
した状態で、第一の遮蔽板52の下方に所定距離をおい
て容器本体51内側壁に取り付けられている。
【0055】このため、開口50a側から見ると、容器
本体51の底壁部54が第一及び第二の遮蔽板52,5
3によって完全に覆われた状態になっている。
【0056】換気孔50bは、横長矩形状の長孔であ
り、容器本体51の外周壁であって第二の遮蔽板53の
下側位置に列設されている。
【0057】この換気容器50は、図5に示すように、
開口50aを上側に向け、換気孔50bを中空部14内
に位置させた状態で、通気口10b内に圧入されてい
る。そして、通気口10bと容器本体51との隙間がコ
ーキング56で液密に処理されている。
【0058】次に、本実施例のパラペットパネル10を
適用した無落雪屋根の小屋裏の換気作用等について説明
する。
【0059】図7の矢印で示すように、小屋裏2内の湿
気を含み上昇した空気Dは、パラペットパネル10の連
通孔10aから中空部14内に流入し、中空部10a内
を換気容器50に向かって上昇する。
【0060】そして、換気容器50近傍に至った空気D
は、換気容器50の換気孔50bから容器本体51内に
流入し、第一及び第二の遮蔽板52,53の間を蛇行し
て上昇し、開口50aから結合材15の間隙15aに流
出して、住宅の外部に排出される。
【0061】一方、住宅外部の雪や雨水等は、図7の二
点鎖線の矢印で示すように、パラペットカバー40の前
面部42とパラペットパネル10の前面との隙間から間
隙15aに吹き込むが、芯材11−1上面に突出した容
器本体51の外周壁が水返しとして機能し、雪等が開口
50aに入り込むことを阻止する。
【0062】そして、換気容器50の開口50aから容
器本体51内に入り込んだ場合には、開口50aから入
り込んだ雪等の大半が第一の遮蔽板52で受け止められ
る。
【0063】さらに、第一の遮蔽板52に受け止められ
なかった雪等の大部分は、下方の第二の遮蔽板53で受
け止められ、残りは底壁部54上に落ちることになる。
【0064】したがって、住宅外部の雪や雨水等が間隙
15aから換気容器50を介してパラペットパネル10
の中空部14や小屋裏2内に吹き込むことはほとんどな
い。
【0065】その他の構成、作用、効果は前記第一実施
例と同様であるので、その記載は省略する。
【0066】本願発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【0067】例えば、前記第2実施例では換気容器とし
て図6に示すような筒状部材を使用したが、これに限定
されるものではなく、箱状部材であってもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無落雪屋
根のパラペットパネルにおいては、パラペットパネルに
小屋裏の換気経路が設けられているので、重量のある無
落雪屋根を下で支える外壁には孔をなんら穿設する必要
がなく、外壁の耐久性を維持することができる。
【0069】また、外壁に孔を設ける必要がなく、ベン
チレーター等も取り付けられることもないので、外壁の
見栄えが良くなり、住宅の外観が向上する。
【0070】さらに、孔の穿設作業、ベンチレーター装
着作業、外装シール処理作業という煩雑な作業を必要と
しないので、現場作業の省力化を図ることができる。
【0071】また、小屋裏の換気経路が、前述した従来
の無落雪屋根のパラペットパネルを適用した換気構造の
換気位置よりも上方にあるパラペットパネル内に形成さ
れているので、換気効率が著しく向上する。
【0072】また、請求項2の記載の発明においては、
開口から侵入した雪等の大半を第一の遮蔽板で受け止
め、残りの雪等を第二の遮蔽板で受け止めるので、外部
の雪等の小屋裏への侵入を阻止することができ、しかも
換気容器の底に水を溜めることができるのでパラペット
パネルの内部が水に濡れることがないという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る無落雪屋根のパラペ
ットパネルを一部破断して示す斜視図である。
【図2】本実施例のパラペットパネルを適用した無落雪
屋根の小屋裏の換気構造の要部を一部破断して示す斜視
図である。
【図3】本実施例のパラペットパネルを適用した無落雪
屋根の小屋裏の換気構造の全体を示す概略断面図であ
る。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】本発明の第二実施例に係る無落雪屋根のパラペ
ットパネルを一部破断して示す斜視図である。
【図6】本実施例に適用される換気容器を一部破断して
示す斜視図である。
【図7】本実施例のパラペットパネルを適用した無落雪
屋根の小屋裏の換気構造を示す断面図である。
【図8】従来の無落雪屋根のパラペットパネルを示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1 無落雪屋根 2 小屋裏 10 パラペットパネル 10a 連通孔 10b 通気口 11 芯材 12,13 合板 14 中空部 15 結合材 15a 間隙 20 屋根パネル 40 パラペットカバー 50 換気容器 50a 開口 50b 換気孔 51 容器本体 52 第一の遮蔽板 53 第二の遮蔽板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状に枠組みされた芯材と、該芯材の
    両面に貼り付けられて芯材内側に中空部を形成する面材
    とを有し、 住宅の外壁上面に立設されて、前記一方の面材側に住宅
    中央部に向かって下降傾斜する屋根パネルが取り付けら
    れる無落雪屋根のパラペットパネルにおいて、 前記屋根パネルが取り付けられる一方の面材に、前記屋
    根パネルの下側に位置する小屋裏と前記中空部とを連通
    させる連通孔を設け、 前記芯材の上側芯材部分に、前記中空部と連通し住宅外
    部に開口する通気口を設けたことを特徴とする無落雪屋
    根のパラペットパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記通気口に、 上方に開口し前記通気口に嵌合可能な容器本体と、この
    容器本体の内側壁に通気部分を残して取り付けられ前記
    開口から侵入した雪等を受ける第一の遮蔽板と、この第
    一の遮蔽板の下方において前記内側壁と対向する側の内
    側壁に通気部分を残して取り付けられ前記開口から侵入
    した雪等を受ける第二の遮蔽板と、この第二の遮蔽板の
    下方の容器本体側壁に穿設され前記容器の開口と前記パ
    ラペットパネルの中空部とを連通させる換気孔とを有し
    た換気容器を取り付けたことを特徴とする無落雪屋根の
    パラペットパネル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007170042A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd 換気ボックス及び腰壁の換気構造
JP2008285914A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Toyota Motor Corp 屋根裏の換気構造

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JP2008285914A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Toyota Motor Corp 屋根裏の換気構造

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