JPH0960131A - 外壁の防水構造 - Google Patents

外壁の防水構造

Info

Publication number
JPH0960131A
JPH0960131A JP21574595A JP21574595A JPH0960131A JP H0960131 A JPH0960131 A JP H0960131A JP 21574595 A JP21574595 A JP 21574595A JP 21574595 A JP21574595 A JP 21574595A JP H0960131 A JPH0960131 A JP H0960131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof
wall
support
decorative material
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21574595A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Izumi
孝治 泉
Kei Tsubokawa
圭 坪川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP21574595A priority Critical patent/JPH0960131A/ja
Publication of JPH0960131A publication Critical patent/JPH0960131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水作業性を向上させる。 【解決手段】 外壁材14の下端部の裏面には、硬質板
32、防水スポンジ34、軟質シート34から成る防水
シート体28が取り付けられている。硬質板32の水平
部32Bと外壁材14の下端部との間には所定の隙間3
8が設けられており、水切り化粧材30の組付作業に際
してはその上端部30Aを隙間38から挿入して硬質板
32の水平部32Bに係止させ保持させておくことがで
きる。このため、長尺体である水切り化粧材30の組付
作業を一人作業にて行うことができ、防水作業性を向上
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁の防水構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、住宅の外壁の目地を防水シー
ルするべく、種々の防水構造が案出されている。この種
の防水構造の一例が特公平6−39809号公報に開示
されており、以下この公報に開示された構造について簡
単に説明する。
【0003】図7及び図8に示されるように、下階ユニ
ット100及び上階ユニット102の各外側面には、下
階側外壁パネル104及び上階側外壁パネル106がそ
れぞれ組付けられている。下階側外壁パネル104は、
金属製のパネルフレーム108とこのパネルフレーム1
08の表面に固定される石膏ボード等の面材110とに
よって構成されている。同様に、上階側外壁パネル10
6も、パネルフレーム112と面材114とによって構
成されている。これらの下階側外壁パネル104、上階
側外壁パネル106が下階ユニット100、上階ユニッ
ト102にそれぞれ組付けられた状態では、下階側外壁
パネル104の上端部と上階側外壁パネル106の下端
部との間に、所定の隙間116が形成される。そして、
上記公報に開示された発明では、この隙間116を以下
の如くして防水シールしている。
【0004】上階側外壁パネル106のパネルフレーム
112の下端部の裏面には、防水シート118の上端部
が両面テープ120によって予め接着されている。防水
シート118の下端部は、粘着テープ122によって上
階側外壁パネル106の面材114に仮止めされてい
る。この状態で、上階側外壁パネル106が上階ユニッ
ト102の外側面に組付けられる。この際、上階ユニッ
ト102の桁梁の外側面に発泡体124を貼着させてお
き、上階側外壁パネル106が上階ユニット102の外
側面に組付けられると同時に防水シート118の上端部
がパネルフレーム112と発泡体124との間に挟持さ
れるようになっている。その後、下階側外壁パネル10
4が下階ユニット100の外側面に組付けられ、粘着テ
ープ122が剥がされる。これにより、防水シート11
8の下端部が下階側外壁パネル104の面材110側へ
垂下されるので、両面テープ126によって当該下端部
が下階側外壁パネル104の面材110に接着される。
【0005】このようにして防水シート118によって
隙間116がシールされた後、位置決め片128A及び
複数の取付片128B、128C、128Dを備えた所
定形状の取付具128がビス130で面材110、11
4に固定される。この取付具128は、隙間116の長
手方向に沿って複数箇所に取り付けられるようになって
いる。そして、これらの取付具128に長尺状の化粧カ
バー132が取り付けられている。この結果、隙間11
6は防水シート118によって防水シールされた後、化
粧カバー132によって隠蔽される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された構成による場合、形状が複雑な取付具1
28を用いて化粧カバー132を取り付けているため、
コストアップを招く不利がある。これを避けるために
は、取付具128を単純な構成にすればよいが、その場
合には化粧カバー132を取付具128に確実に保持さ
せるためにビス止め等を施す必要がある。ところが、長
尺物である化粧カバー132をビス止めするためには、
化粧カバー132を持ち上げて取付具128との位置合
わせを行い、この状態を維持しながらビスを打たなけれ
ばならないことから、化粧カバー132を保持する作業
員とビス止めする作業員とが必要になる。このため、化
粧カバー132を組付けるためには、少なくとも二人の
作業員が必要になる。従って、化粧カバー132の組付
作業を含めた防水作業性が低下する。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、防水作業性を
向上させることができる外壁の防水構造を得ることが目
的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る外壁の防水構造は、住宅の外壁材の下端部に配置さ
れ、当該下端部との間に所定の隙間を有する硬質の支持
体と、この支持体と外壁材の下端部との隙間に一部が挿
入されて当該支持体に保持される長尺体である水切り用
の化粧材と、支持体の裏面側に上部が取り付けられ、支
持体から垂下された下部が化粧材と防水用の外装材との
間に挟持される防水シート材と、を有することを特徴と
している。
【0009】請求項2記載の本発明に係る外壁の防水構
造は、請求項1に記載の発明において、前記支持体と前
記外壁材の下端部との隙間に前記化粧材の一部が挿入さ
れた際に、前記支持体と前記化粧材とを係合させる係合
手段を設けた、ことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の本発明に係る外壁の防水構
造は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、隣
接する住宅構成用のユニットの一方に配置される前記防
水シート材を当該一方のユニットのユニット端部側の縦
目地よりも他方のユニット側へ延設し、当該防水シート
材の延設部を他方のユニット側へ圧着した、ことを特徴
としている。
【0011】請求項1記載の本発明によれば、住宅の外
壁材の下端部に所定の隙間をあけて硬質の支持体を配置
し、この支持体に水切り用の化粧材を保持させる構成で
あるため、長尺体である化粧材の組付作業を行うにあた
って化粧材を所定の取付位置で保持しておく作業が不要
になる。このため、化粧材の組付作業を一人作業で行う
ことができる。
【0012】なお、防水シート材の上部は支持体の裏面
側に取り付けられ、支持体から垂下された下部が化粧材
と防水用の外装材との間に挟持されることにより、外壁
材の下側の防水シール性は確保される。
【0013】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
に記載の発明において、支持体と外壁材の下端部との隙
間に化粧材の一部が挿入された際に、支持体と化粧材と
を係合させる係合手段を設けたので、化粧材の一部を隙
間に挿入させるだけで化粧材を支持体に保持させる場合
に比し、化粧材の支持体への保持状態が安定する。
【0014】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、隣接する住宅構成
用のユニットの一方に配置される防水シート材を当該一
方のユニットのユニット端部側の縦目地よりも他方のユ
ニット側へ延設し、当該防水シート材の延設部を他方の
ユニット側へ圧着したので、隣接するユニットの縦目地
の防水面が継ぎ目の無い連続面とされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を用いて、本発
明の一実施形態について説明する。
【0016】図1には、ユニット住宅の二階部分の外壁
防水構造が示されている。この図に示されるように、住
宅構成用のユニット10の外側面には、複数の外壁パネ
ル12が取り付けられている。外壁パネル12は、外壁
材14と、この外壁材14の屋内側の面に取付けられた
断面コ字形のフレーム16と、を含んで構成されてい
る。隣接する外壁材14の縦目地には、定形シール材1
8が嵌着されている。また、フレーム16のフランジ部
と外壁材14との間には、防水スポンジ20が介在され
ている。
【0017】上記外壁パネル12の下方には、二階部分
のベランダ又は屋根の外装材22が配設されている。外
装材22は、下地材24と、この下地材24の上端面に
配置された防水外装材26と、によって構成されてい
る。防水外装材26は、下地材24に密着される基部2
6Aと、この基部26Aの屋内側の端部から立ち上がり
外壁パネル12の下端部側へ延出された立ち上がり部2
6Bと、から成る。
【0018】上述した外壁パネル12の下端部と外装材
22との間の部分は、防水シート体28及び水切り化粧
材30によって防水シールされている。以下、この順に
説明する。
【0019】図2にも示されるように、防水シート体2
8は、垂直部32A及び水平部32Bから成る断面L字
形の硬質板32と、この硬質板32の屋外側に配置され
る防水スポンジ34と、硬質板32の屋内側に配置され
る軟質シート36と、によって構成されており、工場で
予めアッセンブリ化されて外壁材14の下端部の屋内側
の面に取り付けられるようになっている。より具体的に
構成を説明すると、硬質板32の水平部32Bと外壁材
14の下端面との間に所定の隙間38が形成されるよう
に硬質板32が外壁材14の下端部の屋内側の面に取り
付けられている。この取付状態では、硬質板32の垂直
部32Aと外壁材14の下端部の屋内側の面との間に防
水スポンジ34が圧接状態で介在されている。また、硬
質板32の垂直部32Aの屋内側の面には軟質シート3
6の上部36Aが貼着されており、軟質シート36の下
部36Bは硬質板32の水平部32Bからそのまま垂下
されて防水外装材26の立ち上がり部26Bの屋外側に
配置されている。
【0020】一方、水切り化粧材30は、断面形状で略
「弓」字形をなす長尺体とされている。水切り化粧材3
0の上端部30Aは、前述した硬質板32の水平部32
Bと外壁材14の下端部との隙間38から挿入されて、
硬質板32の水平部32Bに係止及び保持されている。
また、水切り化粧材30の中間部の垂直部30Bは、軟
質シート36の下部36Bを防水外装材26の立ち上が
り部26Bに圧接しており、この状態でビス40によっ
て立ち上がり部26Bに固定されている。さらに、水切
り化粧材30の下端部30Cは、軟質シート36の下端
部よりも下方に位置されており、これにより軟質シート
36を屋外側から見て隠蔽している。
【0021】次に、隣接するユニット10、42同士の
継ぎ目における防水構造について説明する。
【0022】図3及び図4に示されるように、ユニット
10とユニット42との継ぎ目では、工場貼りとされ柱
44の近傍に端部が位置される二枚の外壁パネル12、
及び、これらの外壁パネル12の間に二本の柱44に対
向して配置される外壁パネル46といった三枚の外壁パ
ネルが用いられている。なお、外壁パネル46は、現地
貼りとされる。このうち、工場貼りとされる外壁パネル
12にあっては、軟質シート36及び防水スポンジ20
が外壁材14の幅方向端部を越えて柱44側へ延設され
ている。以下、軟質シート36の延設された部分を「シ
ート延設部36C」と称し、防水スポンジ20の延設さ
れた部分を「スポンジ延設部20A」と称す。なお、外
壁パネル12には、シート延設部36C及びスポンジ延
設部20Aを支持するための断面L字形のフレーム48
が別途配設されている。
【0023】一方、二枚の外壁パネル12の間に配置さ
れる外壁パネル46にあっては、断面L字形の小型のフ
レーム50が幅方向の端部中央寄りに取り付けられてい
る。また、軟質シート36及び防水スポンジ34は、フ
レーム50の配設位置までの長さのものが用いられてい
る。従って、外壁パネル46の幅方向両端部には、軟質
シート36及び防水スポンジ34は配設されていない。
そして、この構成の外壁パネル46を二枚の外壁パネル
12の間に現地貼りすることにより、シート延設部36
C及びスポンジ延設部20Aが外壁パネル46の幅方向
両端部の屋内側の面に圧着されるようになっている。
【0024】次に、本実施形態の作用を説明する。ユニ
ット10、42が隣接して据え付けられた状態では、図
4に示される如く、二本の柱44の屋外側の部分は開放
されている。この状態では、各外壁パネル12の軟質シ
ート36のシート延設部36C及び防水スポンジ20の
スポンジ延設部20Aがそれぞれ柱44側へ延設された
状態にある。次いで、外壁パネル46が現場にて二枚の
外壁パネル12間へ取り付けられる。これにより、外壁
パネル46の幅方向両端部の屋内側の面によってスポン
ジ延設部20A及びシート延設部36Cが圧接される。
この結果、外壁パネル12と外壁パネル46との縦目地
では、軟質シート36が継ぎ目なく配置され連続した防
水面が形成される。また、ユニット10とユニット42
との継ぎ目においても、現地貼りの外壁パネル46の軟
質シート36が継ぎ目なく配置されるので、連続した防
水面が形成される。
【0025】上記の如くしてユニット10、42及び現
地貼りの外壁パネル46が組付けられた状態では、軟質
シート36の下部36Bが防水外装材26の立ち上がり
部26Bの屋外側に垂下されている。また、外壁パネル
12、46には防水シート体28が予め工場で取り付け
られているので、ユニット10が据え付けられた時点で
は硬質板32の水平部32Bと外壁材14の下端部との
間には所定の隙間38が形成されている。そして、次に
水切り化粧材30の組付作業が行われる。具体的には、
水切り化粧材30は長尺体であるため、ビス止めする前
にこれを安定的に保持させる必要がある。このため、ま
ず、水切り化粧材30を持って、その上端部30Aを隙
間38に挿入させる。これにより、水切り化粧材30の
上端部30Aが硬質板32の水平部32Bに係止され、
この状態で保持される。次に、水切り化粧材30の垂直
部30Bによって軟質シート36の下部36Bを防水外
装材26の立ち上がり部26Bに圧接させ、この状態で
ビス40が打たれて水切り化粧材30が防水外装材26
に固定される。これにより、軟質シート36による防水
面が外壁パネル12、46の下端部と防水外装材26と
の間に連続して形成される。
【0026】このように本実施形態では、硬質板32の
水平部32Bと外壁材14の下端部との間に所定の隙間
38を設け、水切り化粧材30の組付作業に際してはそ
の上端部30Aを隙間38から挿入して硬質板32の水
平部32Bに係止させ保持させておくことができること
から、長尺体である水切り化粧材30の組付作業を一人
作業にて行うことができる。この結果、防水作業性を向
上させることができる。
【0027】また、本実施形態によれば、外壁材14の
下端部と硬質板32の水平部32Bとの隙間38に水切
り化粧材30の上端部30Aを挿入させ、この状態で硬
質板32に水切り化粧材30を保持させる構成であるた
め、外壁材14の下端部と硬質板32の水平部32Bと
の隙間38の間隙寸法を管理するだけで、水切り化粧材
30の取付精度を管理することができる。このため、外
壁パネル12、46の横目地の外観品質を向上させるこ
とができる。
【0028】さらに、本実施形態によれば、ユニット1
0、42の継ぎ目部分においては、外壁パネル12の軟
質シート36及び防水スポンジ20を柱44側に延設さ
せ、このシート延設部36C及びスポンジ延設部20A
を現地貼りの外壁パネル46に圧着させる構成を採った
ので、ユニット10、42の継ぎ目側の縦目地の防水面
を継ぎ目の無い連続面にすることができる。このため、
隣接するユニット10、42の縦目地の防水性能を格段
に向上させることができる。
【0029】さらに、本実施形態によれば、軟質シート
36の下部36Bを防水外装材26の立ち上がり部36
Bの屋外側の面へ垂下させることで防水面を構成するた
め、硬質板32の水平部32Bの下方に不定形シールを
使用する必要がなくなる。このため、施工工数の削減を
図ることができると共にこの部位の外観品質を向上させ
ることができる。
【0030】なお、上記構成においては、水切り化粧材
30の上端部30Aがフラットな形状をなしており、硬
質板32の水平部32Bに挿入されて係止されるという
構成であったが、より確実に硬質板32に水切り化粧材
30を保持させるべく以下の構成を採ってもよい。例え
ば、図5に示されるように、硬質板32の水平部32B
の屋外側の端部に鉤状の返し52を一体に形成しておく
と共に、水切り化粧材30の上端部30Aの屋内側の端
部にコ字形のフック部54を一体に形成しておいてもよ
い。この場合、水切り化粧材30の上端部30Aを硬質
板32の水平部32Bと外壁材14の下端部との隙間3
8に挿入させると、フック部54が返し52を弾性変形
させた後に、フック部54が返し52に係合される。こ
のため、水切り化粧材30の硬質板32への保持状態が
安定化し、水切り化粧材30の組付作業性をより一層向
上させることができる。付言すれば、返し52とフック
部54との組み合わせによらなくても、例えば返し52
に係合される係合孔を水切り化粧材30の上端部30A
に形成してもよく、確実な係合状態が得られる構成であ
ればすべて適用可能である。
【0031】また、上記構成においては、ユニット1
0、42の継ぎ目部分に外壁パネル46を現地にて取り
付ける構成を採ったが、これに限らず、以下の構成を採
ることも可能である。図6に示されるように、この構成
では、幅方向の端部がユニット10とユニット42との
境界線付近まで延長された外壁パネル56、58が用い
られている。従って、現地貼りの外壁パネル46は不要
になる。そして、この構成においても、一方の外壁パネ
ル56の軟質シート36及び防水スポンジ20が他方の
外壁パネル58側へ延設されており、このシート延設部
36C、スポンジ延設部20Aが他方の外壁パネル58
に圧着される構成になっている。なお、この構成では、
シート延設部36C、スポンジ延設部20Aを支持する
べく、T字形断面のフレーム60が用いられている。上
記構成によっても、ユニット10、42の継ぎ目におけ
る縦目地(境界線上の目地)の防水面を連続面にするこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明に係る外壁の防水構造は、住宅の外壁材の下端部に
配置され、当該下端部との間に所定の隙間を有する硬質
の支持体と、この支持体と外壁材の下端部との隙間に一
部が挿入されて当該支持体に保持される長尺体である水
切り用の化粧材と、支持体の裏面側に上部が取り付けら
れ、支持体から垂下された下部が化粧材と防水用の外装
材との間に挟持される防水シート材と、を有するので、
長尺体である化粧材の取付作業を一人作業で行うことが
可能になり、これにより防水作業性を向上させることが
できるという優れた効果を有する。
【0033】また、請求項1記載の本発明に係る外壁の
防水構造によれば、外壁材の下端部と支持体との隙間に
水切り用の化粧材の一部を挿入させ、この状態で支持体
に化粧材を保持させる構成であるため、外壁材の下端部
と支持体との隙間の間隙寸法を管理するだけで、化粧材
の取付精度を管理することができ、ひいては外壁材の横
目地の外観品質を向上させることができるという優れた
効果を有する。
【0034】請求項2記載の本発明に係る外壁の防水構
造は、請求項1に記載の発明において、支持体と外壁材
の下端部との隙間に化粧材の一部が挿入された際に、支
持体と化粧材とを係合させる係合手段を設けたので、化
粧材の支持体への保持状態を安定させることができ、こ
れにより化粧材の組付作業性をより一層向上させること
ができるという優れた効果を有する。
【0035】請求項3記載の本発明に係る外壁の防水構
造は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、隣
接する住宅構成用のユニットの一方に配置される防水シ
ート材を当該一方のユニットのユニット端部側の縦目地
よりも他方のユニット側へ延設し、当該防水シート材の
延設部を他方のユニット側へ圧着したので、隣接するユ
ニットの縦目地の防水面を継ぎ目の無い連続面にするこ
とができ、これにより隣接するユニットの縦目地の防水
性能を格段に向上させることができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るユニット住宅の二階部分の外
壁防水構造を示す要部斜視図である。
【図2】防水シート体を中心に示す側方から見た断面図
である。
【図3】ユニット同士の継ぎ目における外壁防水構造を
示す要部斜視図である。
【図4】ユニット同士の継ぎ目における外壁防水構造を
示す平面図である。
【図5】防水シート体に係合手段を付加した例を示す図
2に対応する断面図である。
【図6】ユニット同士の継ぎ目における外壁防水構造に
おいて現地貼りの外壁パネルを廃止した例を示す図4に
対応する平面図である。
【図7】従来例に係る住宅の外壁防水構造を示す分解斜
視図である。
【図8】図7に示される住宅の外壁防水構造の縦断面図
である。
【符号の説明】
10 ユニット 14 外壁材 22 外装材 30 水切り化粧材 32 硬質板(支持体) 36 軟質シート(防水シート) 36A 上部 36B 下部 36C シート延設部 38 隙間 42 ユニット 52 返し(係合手段) 54 フック部(係合手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 644 E04B 2/56 644B E04D 13/14 E04D 13/14 D E04F 13/08 8913−2E E04F 13/08 W 101 8913−2E 101Y

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の外壁材の下端部に配置され、当該
    下端部との間に所定の隙間を有する硬質の支持体と、 この支持体と外壁材の下端部との隙間に一部が挿入され
    て当該支持体に保持される長尺体である水切り用の化粧
    材と、 支持体の裏面側に上部が取り付けられ、支持体から垂下
    された下部が化粧材と防水用の外装材との間に挟持され
    る防水シート材と、 を有することを特徴とする外壁の防水構造。
  2. 【請求項2】 前記支持体と前記外壁材の下端部との隙
    間に前記化粧材の一部が挿入された際に、前記支持体と
    前記化粧材とを係合させる係合手段を設けた、 ことを特徴とする請求項1に記載の外壁の防水構造。
  3. 【請求項3】 隣接する住宅構成用のユニットの一方に
    配置される前記防水シート材を当該一方のユニットのユ
    ニット端部側の縦目地よりも他方のユニット側へ延設
    し、 当該防水シート材の延設部を他方のユニット側へ圧着し
    た、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の外壁の
    防水構造。
JP21574595A 1995-08-24 1995-08-24 外壁の防水構造 Pending JPH0960131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21574595A JPH0960131A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 外壁の防水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21574595A JPH0960131A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 外壁の防水構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0960131A true JPH0960131A (ja) 1997-03-04

Family

ID=16677513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21574595A Pending JPH0960131A (ja) 1995-08-24 1995-08-24 外壁の防水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0960131A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041669A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Daiwa House Ind Co Ltd 外壁目地の下屋部分における止水構造
JP2006009283A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Daiwa House Ind Co Ltd 下屋の屋根と外壁パネルとの境界部の止水構造及びその形成方法
JP2008184828A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Toyota Motor Corp 建物の防水構造
JP2014034809A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Toyota Home Kk 防水構造
JP2014047567A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Toyota Home Kk 建物の外壁構造
JP2014047566A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Toyota Home Kk 水切部材の排水構造
JP2017008627A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 トヨタホーム株式会社 外壁目地の止水構造
JP2018017090A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 建物ユニット

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003041669A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Daiwa House Ind Co Ltd 外壁目地の下屋部分における止水構造
JP2006009283A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Daiwa House Ind Co Ltd 下屋の屋根と外壁パネルとの境界部の止水構造及びその形成方法
JP4526881B2 (ja) * 2004-06-22 2010-08-18 大和ハウス工業株式会社 下屋の屋根と外壁パネルとの境界部の止水構造の形成方法
JP2008184828A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Toyota Motor Corp 建物の防水構造
JP4723521B2 (ja) * 2007-01-30 2011-07-13 トヨタホーム株式会社 建物の防水構造
JP2014034809A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Toyota Home Kk 防水構造
JP2014047567A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Toyota Home Kk 建物の外壁構造
JP2014047566A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Toyota Home Kk 水切部材の排水構造
JP2017008627A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 トヨタホーム株式会社 外壁目地の止水構造
JP2018017090A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 建物ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0960131A (ja) 外壁の防水構造
JP3031266B2 (ja) フェンスの構造
JP2007204922A (ja) 壁間防水構造
JP2007205086A (ja) 壁間防水構造
JP3065144B2 (ja) 見切材の取付構造
JP2957527B2 (ja) 外壁パネルと外壁の構造
JP3879710B2 (ja) 壁パネルの取付構造
JP2577813Y2 (ja) 見切の取付構造
JP2000309983A (ja) パネル取付構造
JP3524865B2 (ja) テラス屋根における妻パネルの取付構造
JP2000204683A (ja) 軒天井構造
JPH07279393A (ja) 外壁の横目地防水構造
JPS63265048A (ja) 軒天井
JP2901366B2 (ja) 花台スリット付き袖壁構造
JP3141228B2 (ja) 出窓の下部構造
JPH06146509A (ja) 笠木を備えたパラペットの防水装置
JP3189882B2 (ja) 建物の外壁改装構造
JP2001262799A (ja) 屋根切妻側装飾体
JP2551818Y2 (ja) 軒樋と軒天井との間の隙間隠し構造
JPH11181949A (ja) 軒天パネル支持構造
JPH10280525A (ja) バルコニーの手摺壁の通気構造
JPH0941598A (ja) 建物の壁際構造
JPH11159105A (ja) 幕板の取付構造
JPH04146361A (ja) 軒先構造
JPH0726682A (ja) 庇化粧金物の上部防水構造