JP2014034809A - 防水構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
床面に平行な平面に対して立設する立ち上がり部に設けられた防水構造である。防水構造は、平面から立ち上がり部に向けて延在する第一防水シートと、立ち上がり部における第一防水シートの上方から垂下し、下端部が第一防水シートに重なる第二防水シートと、第一防水シート及び第二防水シートが重なった積層領域に重なって当該領域を押さえる押さえ部と、押さえ部が積層領域を押圧するように、押さえ部、第一防水シート及び第二防水シートを積層領域で係止する係止部材とを備えている。
【選択図】図1
Description
このため、本発明の課題は、立ち上がり部の防水性能を長期に亘って維持することのできる防水構造を提供することである。
床面に平行な平面2に対して立設する立ち上がり部3に設けられた防水構造1において、
前記平面2から前記立ち上がり部3に向けて延在する第一防水シート4と、
前記立ち上がり部3における前記第一防水シートの上方から垂下し、下端部が前記第一防水シートに重なる第二防水シート5と、
前記第一防水シート4及び前記第二防水シート5が重なった積層領域Rに重なって当該領域Rを押さえる押さえ部6と、
前記押さえ部6が前記積層領域Rを押圧するように、前記押さえ部6、前記第一防水シート4及び前記第二防水シート5を前記積層領域Rで係止する係止部材8とを備えることを特徴としている。
前記積層領域Rでは、前記第二防水シート5の方が前記第一防水シート4よりも外側に配置されていることを特徴としている。
前記押さえ部6には、外側に向けて凸となる突部62が設けられていて、
前記突部62には、前記積層領域R及び前記係止部材8を覆うカバー9が嵌合していることを特徴としている。
前記押さえ部6は、前記第一防水シート4及び前記第二防水シート5が重なることにより形成された前後の不睦をそのまま押さえるように取り付けられ、
前記カバー9は、前記突部62に対する嵌合量を調整することで水平方向に真っ直ぐ取り付けられていることを特徴としている。
また、突部62に対する嵌合量を調整することでカバー9が水平方向に真っ直ぐ取り付けられているので、第一防水シート4及び第二防水シート5が重なることにより形成された前後の不睦を水平に押さえることができる。したがって、第一防水シート4及び第二防水シート5の密着性をより高めることができる。
前記第二防水シート5の上部は、構造体16によって前記立ち上がり部3に押さえつけられていることを特徴としている。
前記第二防水シート5における前記積層領域R直上部分は、上部から下部にかけて徐々に外側に広がる傾斜面51となっていることを特徴としている。
図1は本実施形態に係る防水構造の概略構成を示す側断面図である。図1に示すように、防水構造1は、建物の床面に平行な平面2に対して立設する立ち上がり部3に設けられている。ここで、図1においては立ち上がり部3としてバルコニーユニットを例示し、平面2としてはバルコニー内部の床面を例示している。
そして、押さえ部6の突部62には、積層領域R及び係止部材8を覆うカバー9が前後方向(図1における左右方向)に調整自在に嵌合している。カバー9は、押さえ部6の突部62に対する嵌合量を調整することで水平方向に真っ直ぐ取り付けられている。
カバー9の上部は構造体16の近傍まで延在し、カバー9の下部は積層領域Rを覆い隠す程度まで下方に延在している。
また、押さえ部6に設けられた突部62に、積層領域R及び係止部材8を覆うカバー9が勘合しているので、このカバー9によって、第一防水シート4と第二防水シート5との境目に水が浸入してしまうことをより防止することができる。
また、第二防水シート5の上部が構造体16によって立ち上がり部3に押さえつけられているので、第二防水シート5と構造体16とが密着する。したがって、第二防水シート5と構造体16との境目から水が浸入してしまうことを防止することができる。
また、第二防水シート5における積層領域R直上部分が、上部から下部にかけて徐々に外側に広がる傾斜面51となっているので、この部分に水が溜まってしまうことを防止することができる。
また、突部62に対する嵌合量を調整することでカバー9が水平方向に真っ直ぐ取り付けられているので、第一防水シート4及び第二防水シート5が重なることにより形成された前後の不睦を水平に押さえることができる。したがって、第一防水シート4及び第二防水シート5の密着性をより高めることができる。
図7に示すように、第二防水シート5は、構造体であるサッシ枠10によって立ち上がり部3Aに押さえつけられている。また、図1の場合では板材42と立ち上がり部3との間には隙間が形成されていたが、この図7の場合では板材42と立ち上がり部3との間を埋めるように第一防水シート4が上方まで延在している。板材42と立ち上がり部3と隙間が第一防水シート4によって埋められることで、係止部材8による固定が安定することになる。
2 平面
3 立ち上がり部
4 第一防水シート
5 第二防水シート
6 押さえ部
7 ネジ
8 係止部材
9 カバー
51 傾斜面
62 突部
R 積層領域
Claims (6)
- 床面に平行な平面に対して立設する立ち上がり部に設けられた防水構造において、
前記平面から前記立ち上がり部に向けて延在する第一防水シートと、
前記立ち上がり部における前記第一防水シートの上方から垂下し、下端部が前記第一防水シートに重なる第二防水シートと、
前記第一防水シート及び前記第二防水シートが重なった積層領域に重なって当該領域を押さえる押さえ部と、
前記押さえ部が前記積層領域を押圧するように、前記押さえ部、前記第一防水シート及び前記第二防水シートを前記積層領域で係止する係止部材とを備えることを特徴とする防水構造。 - 請求項1記載の防水構造において、
前記積層領域では、前記第二防水シートの方が前記第一防水シートよりも外側に配置されていることを特徴とする防水構造。 - 請求項1又は2記載の防水構造において、
前記押さえ部には、外側に向けて凸となる突部が設けられていて、
前記突部には、前記積層領域及び前記係止部材を覆うカバーが嵌合していることを特徴とする防水構造。 - 請求項3記載の防水構造において、
前記押さえ部は、前記第一防水シート及び前記第二防水シートが重なることにより形成された前後の不睦をそのまま押さえるように取り付けられ、
前記カバーは、前記突部に対する嵌合量を調整することで水平方向に真っ直ぐ取り付けられていることを特徴とする防水構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の防水構造において、
前記第二防水シートの上部は、構造体によって前記立ち上がり部に押さえつけられていることを特徴とする防水構造。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の防水構造において、
前記第二防水シートにおける前記積層領域直上部分は、上部から下部にかけて徐々に外側に広がる傾斜面となっていることを特徴とする防水構造。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017223049A (ja) * | 2016-06-15 | 2017-12-21 | トヨタホーム株式会社 | 化粧材の取付構造 |
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2012
- 2012-08-09 JP JP2012176611A patent/JP5976446B2/ja active Active
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