JP7148200B2 - 浴室の洗い場床パネル - Google Patents
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Description
パネル本体の発泡倍率を低くすれば、パネル本体と一体の立ち上り部の強度をも高くできるが、そうすると材料の所要量が増え、成形時間が長くなり、材料コスト及び製造コストが上昇する。
本発明は、かかる事情に鑑み、立ち上り部を含む発泡樹脂製のパネル本体を備えた洗い場床パネルにおいて、コストの上昇を招くことなく立ち上り部を補強することを目的とする。
発泡樹脂にて構成され、浴槽側の端部には立ち上り部が形成されたパネル本体と、
前記パネル本体の底部に設けられた下側補強パネル部材と、
前記立ち上り部に被さるとともに前記下側補強パネル部材に連なる立ち上り補強部材と、
を備えたことを特徴とする。
また、立ち上り補強部材が発泡樹脂製の立ち上り部に被さることで、洗剤等の界面活性剤が立ち上り部の発泡ビーズどうしの間に浸透するのを抑制又は防止でき、ひいては漏水を抑制又は防止できる。
パネル本体は、発泡ポリスチレン(EPS)によって構成されていることが好ましい。
パネル本体の発泡倍率は、15倍~30倍程度が好ましい。
前記立ち上り補強部材の底部が、前記下側補強パネル部材と接合手段を介して接合されていることが好ましい。
立ち上り補強部材を下側補強パネル部材とは別体とすることで、下側補強パネル部材の形状を簡素化して製造を容易化できる。
前記別体の立ち上り補強部材の材質は、アルミなどの金属でもよく、樹脂でもよい。
立ち上り補強部材はアルミや樹脂の押出成形材などによって安価に作製できる。
立ち上り補強部材をアルミニウム製とすれば、浴室の水による腐食を抑制できる。
接合手段としては、ビス(螺子)止め、溶接、嵌合等が挙げられる。
前記下側補強パネル部材及び立ち上り補強部材を構成する金属材は、ステンレスなどの錆びにくい金属であることが好ましい。これによって、立ち上り補強部材が浴室の水に晒されても、腐食を防止できる。
前記側板部がパネル本体の側面に宛がわれることによって、パネル本体を確実に拘束でき、かつパネル本体の側部を保護できる。
前記立ち上り補強部材は、前記浴槽側の側板部と接合手段を介して接続(接合)されていてもよい。前記立ち上り補強部材が、前記浴槽側の側板部と一体に接続(連続)していてもよい。
前記パネル本体における前記立ち上り部を除く部分には上側補強パネル部材が被さり、かつ前記上側補強パネル部材には表層シートが被さり、
前記表層シートにおける浴槽側の端部が、前記立ち上り部における洗い場を向く側面に被さっていることが好ましい。
立ち上り補強部材が立ち上り部における浴槽を向く側面及び上端面に被さることで、立ち上り部を補強できる。立ち上り部における洗い場を向く側面には表層シートが被さることで、立ち上り部を保護できる。また、立ち上り補強部材の断面形状を簡素化でき、立ち上り補強部材の製造及び組み付けを容易化できる。更に、上側補強パネル部材についても形状を簡素化して製造を容易化できる。
上下の補強パネル部材でパネル本体を挟むことによって、パネル本体を確実に補強できる。
これによって、表層シートの前記浴槽側の端部と立ち上り補強部材との間を確実に防水できる。発泡樹脂製の立ち上り部よりも高強度ないしは変形しにくい立ち上り補強部材に防水性粘着テープを密着させることによって、防水性を安定的に確保できる。
表層シートの前記浴槽側の端部を押し下げることによって、パネル本体における立ち上り部を除く部分の上面と立ち上り部との間のコーナー部に表層シートを密着させることができる。
前記表層シートにおける浴槽側の端部が、前記洗い場側被さり部に洗い場側から被さっていることが好ましい。
前記立ち上り補強部材によって、立ち上り部を浴槽側、上側、洗い場側の三方から囲んで補強できる。表層シートの浴槽側端部は、立ち上り補強部材を介して立ち上り部に被さる。表層シートの貼り付けの際は、該表層シートの浴槽側端部を、発泡樹脂製の立ち上り部よりも硬い立ち上り補強部材に押し当てることで、しっかりと貼り付けることができる。これによって、立ち上り部における表層シートの貼り付け作業を容易化できる。
前記洗い場側被さり部の下端部が、前記コーナー溝に嵌め入れられていることが好ましい。
これによって、洗い場側被さり部の下端部を安定的に保持できる。ひいては、立ち上り補強部材をパネル本体に安定的に設置できる。
前記コーナー溝の底面は、パネル本体の上面の水流れ勾配に拘わらず、前記立ち上り部の長手方向に沿って水平に延びていることが好ましい。そうすることによって、洗い場側被さり部の下端部についても真っ直ぐ水平にでき、立ち上り補強部材を押し出し成形によって作製できる。
パネル本体の上面におけるコーナー部側の縁が前記水流れ勾配によって最も低くなった箇所よりも前記コーナー溝の底面が低所に位置していることが好ましい。そうすることによって、前記最も低い箇所においても、コーナー溝が途切れることなく、洗い場側被さり部の下端部をコーナー溝に嵌め入れることができる。
前記表層シートの前記コーナー部に被さる部分が、前記コーナー部に沿って折り曲げられるとともに前記粘着性充填剤と密着していることが好ましい。
これによって、コーナー部における表層シートの設置作業を容易化できる。供用後は、コーナー部における表層シートが浮き上がるのを防止できる。
<第1実施形態>
図1に示すように、浴室1は、浴槽1aと、洗い場1bを備えている。浴槽1aの底部に浴槽受パン2が設けられている。洗い場1bの底部に、洗い場床パネル3が設けられている。図2~図4に示すように、洗い場床パネル3は、パネル本体10と、殻体11と、表層シート14を備え、平面視で長方形状(四角形状)になっている。
図1に示すように、更に立ち上り部20は、浴槽受けパン2よりも高く突出されている。
パネル本体10の底部に下側補強パネル部材13が設けられている。下側補強パネル部材13は、四角形の底板部13aと、側板部13bを有している。底板部13aが、パネル本体10の底面に被さっている。底板部13aの4つの端部には、それぞれ側板部13bが一体に設けられている。これら側板部13bが、底板部13aからほぼ直角に立ち上がり、パネル本体10の4つの端面にそれぞれ被さっている。互いに隣接する側板部13bどうし間のコーナー部には縁切りスリット13cが形成されており、これら隣接する側板部13bどうしは直接には連結されていない。
なお、図5において、下側補強パネル部材13及び接着剤51の厚みは、パネル本体10の厚みに対して誇張されている。
上側補強パネル部材12における排水口3cに対応する箇所には、排水開口12cが形成されている。排水開口12cは、上側補強パネル部材12の立ち上り部20側(図3において左側)の縁に達している。
なお、図5において、上側補強パネル部材12及び接着剤52の厚みは、パネル本体10の厚みに対して誇張されている。
なお、図5において、表層シート14の厚みは、パネル本体10の厚みに対して誇張されている。
図5において、両面粘着テープ15の各層15a,15b,15cの厚みは、パネル本体10の厚みに対して誇張されている。
なお、粘着テープ15の構造及び材質は前記に限られない。表層シート14と上側補強パネル部材12とが、粘着テープ15に代えてウレタン系、シリコン系、エポキシ系等の接着剤によって接着されていてもよい。
以下、表層シート14の浴槽側端部14eを「立ち上り被覆シート部14e」と称す。
なお、図8(b)に示すように、粘着テープ15の端部を切除し、防水性粘着テープ60を表層シート14に直接貼り付けてもよい。
浴槽側被さり部32は、底側被さり部31の浴槽1a側(図6において左側)の端部から直角に立ち上がっている。該浴槽側被さり部32の下側部分が、浴槽1a側の側板部13bに被さるとともにビス42(接合手段)によって該側板部13bと接合されている。
なお、立ち上り補強部材30と下側補強パネル部材13との接合手段は、ビス止めに限られず、溶接やリベット止めなどであってもよい。
上端被さり部33における洗い場1b側(図6において右側)の部分には、垂下部34が一体に設けられている。垂下部34は、断面L字状に形成されるとともに上端被さり部33から下方へ突出されている。該垂下部34が、立ち上り部20の上端面21の洗い場側部分21bに当接されている。
更に、上端被さり部33の洗い場側の端部は、垂下部34ひいては立ち上り部20よりも洗い場1b側へ水平に突出され、突出片33eを構成している。
浴槽側被さり部32の外側面(図6において左側面)には凸状の標線36が形成されている。標線36の高さは、浴槽受けパン2の上面の正規の高さとちょうど一致しており、浴槽受けパン2の係止部35への嵌込み深さを確認する目安となる。
更に、図7に示すように、立ち上り補強部材30の上面における長手方向のちょうど中央部には、浴槽受けパン2とセンター位置を合わせるためのセンター表示部37が形成されている。浴槽受けパン2にも同様のセンター表示部2c(図2、図6)が形成されている。
図6に示すように、立ち上り補強部材30と浴槽受けパン2との間は、発泡EPDM(エチレンプロピレンゴム)、発泡PE(ポリエチレン)などの水密材61及びシーリング材62によって防水されている。
洗い場床パネル3の構成部材をそれぞれ作製する。
下側補強パネル部材13又はパネル本体10に熱硬化性接着剤51を塗布し、下側補強パネル部材13上にパネル本体10を載せる。
次いで、パネル本体10又は上側補強パネル部材12に熱硬化性接着剤52を塗布し、パネル本体10上に上側補強パネル部材12を被せる。
これらパネル積層体10,12,13を真空圧空熱プレス機で圧力を加えながら加熱することによって、接着剤51,52を硬化させる。
図9に示すように、該立ち上り補強部材30を斜めにして、垂下部34を隆起部分21a越しに凹溝21cへ挿し入れる。続いて、浴槽側被さり部32が鉛直になるよう、立ち上り補強部材30を回転させ、立ち上り部20に立ち上り補強部材30を被せる。
次に、図6に示すように、ビス41,42によって立ち上り補強部材30と下側補強パネル部材13とを連結する。
パネル本体10の浴槽側を除く3つの縁部には、枠部材17を設ける。
次に、表層シート14を粘着テープ15で上側補強パネル部材12に貼り付ける。
表層シート14の立ち上り被覆シート部14eは、立ち上り部20の洗い場側面23に貼り付ける。
更に、防水性粘着テープ60を前記洗い場側面23の上端凹部23aから垂下部34に跨るように密着させる。防水性粘着テープ60の端部を発泡樹脂製の立ち上り部20よりも高強度で変形しにくい立ち上り補強部材30に貼り付けることによって、立ち上り補強部材30と表層シート14との間を安定的に防水できる。
更に、洗い場床パネル3の製造、運搬、現場設置施工などの際、立ち上り部20を握って持ち上げたり何かにぶつけたりすることがあり得る。また、ユーザーの浴室使用時に立ち上り部20に荷重がかかることも考えられる。洗い場床パネル3によれば、このような立ち上り部20への負荷を立ち上り補強部材30によって受けることができる。これによって、立ち上り部20の損傷、破損を防止できる。
したがって、立ち上り部20自体の強度を高くする必要がない。このため、パネル本体10の発泡倍率を比較的高くできる。よって、発泡樹脂材料の所要量を抑えることができ、かつ短時間で成形できる。この結果、パネル本体10の材料コスト及び製造コストが上昇するのを防止できる。
また、立ち上り補強部材30が浴槽受けパン2よりも上へ突出されることで、浴槽の設置時などに浴槽受けパン2が損傷しないように保護できる。
立ち上り部20の洗い場側面23には表層シート14が被さることで、立ち上り部20を保護できる。一方、立ち上り補強部材30は、立ち上り部20の洗い場側面には被さらないようにすることで、立ち上り補強部材30の断面形状を簡素化して製造及び組み付けを容易化できる。また、上側補強パネル部材についても、立ち上り部20の洗い場側面には被さらないようにすることで、形状を簡素化して製造を容易化できる。
表層シート14の粘着テープ15の基材層15bをPETによって構成することによって、塩ビ製の表層シート14中の可塑剤が表層側粘着層15aに滲み出したとしても、該可塑剤がパネル側粘着層15cまで浸透するのを阻止でき、パネル側粘着層15cが可塑剤と反応して変質するのを防止できる。これによって、表層シート14の接着品質を確保しながら剥離不能になるのを防止でき、ひいてはリフォーム不能になるのを防止できる。
<第2実施形態>
図10の二点鎖線にて示すように、第2実施形態においては、表層シート14の浴槽側の部分が、上端被さり部33の突出片33eにちょうど当たる長さよりも数mm(例えば2mm)程度だけ長めに作製されている。
図10の実線にて示すように、パネル本体10上に表層シート14に貼り付ける際、立ち上り被覆シート部14eを突出片33eの下側に押し込む。したがって、立ち上り被覆シート部14eが、突出片33eの下面に弾性的に押し当てられることで、図10の白抜き矢印線に示すように、立ち上り被覆シート部14eに押し下げ力fが働く。これによって、パネル本体10の上面10aと立ち上り部20との間のコーナー部10cに、表層シート14のコーナー被覆部14cが押し付けられる。
したがって、コーナー部10cの曲率が大きくても、表層シート14のコーナー被覆部14cがコーナー部10cから浮くのを防止できる。粘着テープ15がPET製の基材層15bを含むためにコシがあっても、該粘着テープ15をコーナー部10cに沿うように確実に湾曲させてコーナー部10cに確実に密着させることができる。
図11は、本発明の第3実施形態を示したものである。
第3実施形態においては、立ち上り補強部材30Cが、下側補強パネル部材13と同体の金属材によって構成されている。すなわち、立ち上り補強部材30Cが、下側補強パネル部材13と一体になっている。下側補強パネル部材13における浴槽側の側板部13bが、立ち上り部20の浴槽側面22に沿って立ち上がることで、立ち上り補強部材30Cの浴槽側被さり部32となっている。
図12~図14は、本発明の第4実施形態を示したものである。
図12及び図13に示すように、第4実施形態の洗い場床パネル3Dにおいては、立ち上り補強部材30Dが、浴槽側被さり部32及び上端被さり部33に加えて、洗い場側被さり部39を含んでいる。これら3つの被さり部32,33,39が立ち上り部20の3つの面21,22,23にそれぞれ被さっている。これによって、立ち上り補強部材30Dが、立ち上り部20を浴槽1a側、上側、洗い場1b側の三方から囲んでいる。
立ち上り補強部材30Dの底側被さり部31は、第1実施形態(図6)のものより短小である。
なお、立ち上り補強部材30Dが、第1実施形態と同様にアルミの押出型材によって構成されていてもよい。
図12及び図14に示すように、コーナー溝18における浴槽1a側(図12において左側)の内壁面18aが、立ち上り部20の洗い場側面23と面一に連続している。コーナー溝18の底面18bは、立ち上り部20の長手方向(図12の紙面直交方向)に沿って真っすぐ水平に延びている。
コーナー溝18の底面18bは、パネル本体10の前記水流れ勾配に拘わらず、立ち上り部20の長手方向に沿って水平に延びている。したがって、洗い場側被さり部39の下端部についても真っ直ぐ水平にでき、立ち上り補強部材30Dを押出成形によって安価に作製できる。
粘着性充填剤68は、立ち上り部20の長手方向(図12の紙面直交方向)へ延びており、コーナー溝18の間隙18dに充填されるとともにコーナー溝18の上端開口から更に上方へ盛り上がるように塗布されている。
コーナー部10cにおける、表層シート14とパネル本体10及び上側補強パネル部材12との隙間が、粘着性充填剤68によって埋められている。
上側補強パネル部材12における立ち上り部20の縁と排水開口12dとの間には、橋絡部12eが形成されている。
発泡成形したパネル本体10の上面及び下面には、第1実施形態と同様にして、補強パネル部材12,13を被せる。
押出成形した立ち上り補強部材30Dを、前記パネル本体10の立ち上り部20の上方から真っ直ぐ降ろす。このとき、底側被さり部31が立ち上り部20に引っ掛からないように、立ち上り補強部材30Dを少し撓ませる。これによって、立ち上り補強部材30Dを立ち上り部20の外周に嵌め込むことができる。
次に、粘着性充填剤68をコーナー部10cの間隙18dに充填するとともに間隙18dの上方へ盛り上がるように塗布する。
これによって、コーナー部10cにおいては、表層シート14の折り曲げられたコーナー被覆部14cが粘着性充填剤68に被さって密着される。粘着性充填剤68は、コーナー被覆部14cになじむように変形されることによって、コーナー被覆部14cとコーナー部10cとの間の隙間を埋める。これによって、コーナー部10cにおける表層シート14の折り曲げ及び貼り付け作業を容易化できる。
排水開口12dと立ち上り部20との間においては、上側補強パネル部材12の橋絡部12eが在るから、表層シート14を該橋絡部12eに押し当てることによって確実に貼り付けることができる。
立ち上り部20においては、硬質樹脂からなる洗い場側被さり部39は、発泡樹脂からなる立ち上り部20よりも硬いから、立ち上り被覆シート部14eを洗い場側被さり部39にしっかりと押し当てて確実に貼り付けることができる。したがって、立ち上り部20における表層シート14の貼り付け作業を容易化できる。
図15は、本発明の第5実施形態を示したものである。
第5実施形態は、第4実施形態の変形例に係り、洗い場床パネル3Eの立ち上り補強部材30Eには、隔壁部30aが設けられている。隔壁部30aは、立ち上り補強部材30Eの高さ方向の中間部に配置され、浴槽側被さり部32と洗い場側被さり部39の間に水平に架け渡されている。
パネル本体10の立ち上り部20Eと、立ち上り補強部材30Eと、表層シート14の立ち上り被覆シート部14eとキャップ30cによって洗い場土手Aが構成されている。
例えば、立ち上り補強部材30をABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)などの熱可塑性樹脂によって形成してもよい。
上側補強パネル部材12を省略してもよい。パネル本体10に表層シート14を直接貼り付けてもよい。
複数の実施形態の構成を組み合わせてもよい。例えば第4、第5実施形態(図12、図15)においては、立ち上り被覆シート部14eの端面が、第2実施形態(図10)と同様に突出片33eの下面に突き当てられているが、これに代えて、第1実施形態(図8)と同様に、立ち上り被覆シート部14eの端面と突出片33eとの間にシーリング材63が塗布されていてもよい。
浴室はシャワー室をも含む。
1b 洗い場
3,3D,3E 洗い場床パネル
10 パネル本体
10a パネル本体の立ち上り部を除く上面
10c コーナー部
11 殻体
12 上側補強パネル部材
13 下側補強パネル部材
13a 底板部
13b 側板部
14 表層シート
14e 立ち上り被覆シート部(浴槽側の端部)
14c コーナー被覆部
18 コーナー溝
20,20E 立ち上り部
21 上端面
22 浴槽を向く側面
23 洗い場を向く側面
30,30C,30D,30E 立ち上り補強部材
31 底側被さり部
32 浴槽側被さり部
33 上端被さり部
33e 突出片
34 垂下部
39 洗い場側被さり部(垂下部)
41,42 ビス(接合手段)
60 防水性粘着テープ
68 粘着性充填剤
Claims (9)
- 浴室の洗い場に設けられる洗い場床パネルであって、
発泡樹脂にて構成され、浴槽側の端部には立ち上り部が上へ突出するように形成されたパネル本体と、
前記パネル本体の底部に設けられた下側補強パネル部材と、
前記立ち上り部に被さるとともに前記下側補強パネル部材に連なる立ち上り補強部材と、
を備え、前記立ち上り補強部材が、前記下側補強パネル部材とは別体であることを特徴とする洗い場床パネル。 - 前記立ち上り補強部材の底部が、前記下側補強パネル部材と接合手段を介して接合されていることを特徴とする請求項1に記載の洗い場床パネル。
- 浴室の洗い場に設けられる洗い場床パネルであって、
発泡樹脂にて構成され、浴槽側の端部には立ち上り部が上へ突出するように形成されたパネル本体と、
前記パネル本体の底部に設けられた下側補強パネル部材と、
前記立ち上り部に被さるとともに前記下側補強パネル部材に連なる立ち上り補強部材と、
を備え、前記下側補強パネル部材が、四角形の底板部と、前記底板部の4つの縁から立ち上がる側板部とを含み、浴槽側の側板部に前記立ち上り補強部材が接続されていることを特徴とする洗い場床パネル。 - 浴室の洗い場に設けられる洗い場床パネルであって、
発泡樹脂にて構成され、浴槽側の端部には立ち上り部が上へ突出するように形成されたパネル本体と、
前記パネル本体の底部に設けられた下側補強パネル部材と、
前記立ち上り部に被さるとともに前記下側補強パネル部材に連なる立ち上り補強部材と、
を備え、前記立ち上り補強部材が、前記立ち上り部における浴槽を向く側面及び上端面に被さり、
前記パネル本体における前記立ち上り部を除く部分の上面には上側補強パネル部材が被さり、かつ前記上側補強パネル部材には表層シートが被さり、
前記表層シートにおける浴槽側の端部が、前記立ち上り部における洗い場を向く側面に被さっていることを特徴とする洗い場床パネル。 - 前記立ち上り補強部材の前記上端面に被さる上端被さり部における洗い場側の部分には垂下部が下方へ突出するように形成されており、前記垂下部と前記表層シートの前記浴槽側の端部とが防水性粘着テープを介して接合されていることを特徴とする請求項4に記載の洗い場床パネル。
- 前記立ち上り補強部材の前記上端面に被さる上端被さり部が、前記立ち上り部より洗い場側へ突出された突出片を有し、前記表層シートの前記浴槽側の端部が、前記突出片の下面に弾性的に押し当てられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の洗い場床パネル。
- 前記立ち上り補強部材が、前記立ち上り部における洗い場を向く側面に被さる洗い場側被さり部を更に含み、
前記表層シートにおける浴槽側の端部が、前記洗い場側被さり部に洗い場側から被さっていることを特徴とする請求項4に記載の洗い場床パネル。 - 前記パネル本体の前記上面と前記立ち上り部との間のコーナー部には、前記立ち上り部の長手方向へ沿って延びるコーナー溝が形成され、
前記洗い場側被さり部の下端部が、前記コーナー溝に嵌め入れられていることを特徴とする請求項7に記載の洗い場床パネル。 - 前記コーナー部には粘着性充填剤が設けられており、
前記表層シートの前記コーナー部に被さる部分が、前記コーナー部に沿って折り曲げられるとともに前記粘着性充填剤と密着していることを特徴とする請求項8に記載の洗い場床パネル。
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