JP7164167B2 - 浴室床構造 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室の床構造に関し、特に洗い場の床構造に関する。
一般に、ユニットバスなどの浴室ユニットの洗い場床パネルは、繊維強化プラスチック(FRP)を圧縮成形してなるFRP成形品である。その裏面部には、強度を確保するために多数の補強リブが設けられている。このため、構造が複雑で、金型費用が嵩み、製造コストが高い。
これに対し、発明者は、発泡樹脂製のパネル本体を上下の補強板によって挟んだサンドイッチ構造のパネル体からなる浴室床構造を提案した(特許文献1)。パネル本体は発泡成形によって作製できるから、金型費用を大幅に削減でき、ひいては製造コストを安価にできる。しかも、簡素な構造で強度を十分に確保できる。
特開2017-218799号公報
一方で、浴室床パネルには、強度を確保することの他に、形状的な要素として、排水口に向かう水流れ勾配、浴室壁や扉枠を受ける受け部などが必要である。それらは成形金型を複雑化している要因である。
本発明は、かかる事情に鑑み、前記サンドイッチ構造のパネル体を含む浴室床において、該パネル体の発泡樹脂製のパネル本体の形状を簡素化することによって、パネル本体用の発泡成形金型を一層簡素化でき、若しくは金型が無くてもパネル本体を製造可能として、製造コストを一層低廉化することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る浴室床構造は、
発泡樹脂からなるパネル本体を上側補強板及び下側補強板によって上下から挟んだサンドイッチ構造のパネル体と、
前記パネル体の一側部に配置された排水ピットと、
前記パネル体の前記一側部と対向又は交差する側部の平面視で外側に配置され、浴室の壁パネル又は扉枠を受ける受け部材と、
を備え、前記パネル本体を構成する単体構造の発泡樹脂体の上面の全域が、前記対向又は交差する側部から前記排水ピットへ向かって下へ傾く傾斜平面となっていることを特徴とする。
当該浴室床構造においては、サンドイッチ構造のパネル体とは別体の受け部材をパネル体の平面視で外側に配置することによって、発泡樹脂製のパネル本体には浴室の壁パネル又は扉枠を受ける受け部を形成する必要が無い。パネル本体を構成する単体構造の発泡樹脂体の上面(傾斜平面)は、凹溝を形成したり複数方向勾配を付けたりする必要がなく、全域にわたって平面でよい。したがって、パネル本体の形状を簡素化でき、ひいてはパネル本体用の発泡成形金型を簡素化できる。若しくは、大きな寸法の発泡樹脂のブロックからニクロム線等の熱線カットでパネル本体を切り出すことも可能であり、金型が無くてもパネル本体を製造可能である。この結果、製造コストを安価にできる。
傾斜平面によって排水ピットへ向かう水流れ勾配を形成できる。
単体構造とは、発泡樹脂体の全体が接合部や継ぎ目の無い1つの連続体であることを言う。
前記パネル体上に表層シートが敷設され、前記表層シートの端部が前記パネル体より平面視で外方へ延び出ており、
前記受け部材が、前記壁パネル又は扉枠を受ける壁・扉受け部と、前記パネル体と前記壁・扉受け部との間に介在されて前記表層シートの前記端部を受ける表層端受け部とを有し、
前記対向する側部においては、前記壁・扉受け部及び前記表層端受け部の両方が、前記対向する側部に沿って水平に延び、
前記交差する側部においては、前記壁・扉受け部は、前記交差する側部に沿って水平に延び、前記表層端受け部は、前記壁・扉受け部に対して斜めに延びていることが好ましい。
前記傾斜平面は、前記対向する側部(対向側部)から前記排水ピットへ向かって下へ傾くことが好ましい。前記交差する側部(交差側部)における前記表層端受け部の傾斜角度は前記傾斜平面の傾斜角度と一致していることが好ましい。これによって、水流れ方向と直交する対向側部においては勿論のこと、水流れ方向に沿う交差側部においても、表層シートの端部を表層端受け部に確実に被せることができる。好ましくは、表層シートの端部と表層端受け部との間にシール材を設けることによって、表層シートの端部と受け部材との間、ひいては表層シートとパネル体との間をシールできる。
前記受け部材が、前記壁・扉受け部を有する壁・扉受け部材と、前記表層端受け部を有する表層端受け部材とを互いに別体に備えていることが好ましい。
これによって、壁・扉受け部材と表層端受け部材をそれぞれ押出成形等によって別々に製造して組み立てることができる。例えば、前記対向側部の壁・扉受け部材と、前記交差側部の壁・扉受け部材とを、共通の押出成形機によって同一断面に形成する。かつ前記対向側部の表層端受け部材と、前記交差側部の表層端受け部材とを、共通の押出成形機によって同一断面に形成する。そして、パネル体の対向側部の平面視で外側には、壁・扉受け部材と表層端受け部材とを互いに平行かつ水平に取り付ける。パネル体の交差側部の平面視で外側には、壁・扉受け部材を水平にし、かつ表層端受け部材を斜めにして取り付ける。
前記パネル本体が、単一の発泡樹脂体によって構成され、前記パネル本体の上面の全域が、1の傾斜平面を構成していることが好ましい。
これによって、パネル本体を熱線カットなどによって簡易に製造でき、製造コストを確実に安価にできる。かつシンプルな片流れ勾配を有する浴室床面を形成できる。
前記パネル本体が、互いに別体の第1、第2の発泡樹脂体を含み、前記第1、第2の発泡樹脂体の各々が単体構造であり、
前記第1の発泡樹脂体の上面の全域が、前記対向する側部から前記排水ピットへ向かって下へ傾く第1の傾斜平面を構成し、
前記第2の発泡樹脂体の上面の全域が、前記交差する側部から前記排水ピットへ向かって下へ傾く第2の傾斜平面を構成し、
前記上側補強板が、前記第1、第2の傾斜平面に跨っていてもよい。
第1、第2の各発泡樹脂体は、熱線カットなどによって簡易に製造でき、製造コストを確実に安価にできる。かつ、浴室床面に二方勾配などの複数方向勾配を形成できる。パネル本体が複数の発泡樹脂体に分割されていても、サンドイッチ構造とすることによって、パネル本体が分割されていない場合と同等の強度を得ることができる。
本発明によれば、発泡樹脂製のパネル本体の形状を簡素化できる。したがって、パネル本体用の金型を一層簡素化でき、若しくは金型が無くてもパネル本体を製造できる。これによって、浴室床の製造コストを一層安価にできる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る浴室の床構造を示す平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。 図3は、前記浴室床構造の分解斜視図である。 図4は、図2の円部IVの拡大断面図である。 図5は、前記浴室床構造における1の浴室床パネルの分解斜視図である。 図6は、前記浴室床パネルを、パネル体と外周枠部材とに分解して示す斜視図である。 図7は、図2の円部VIIの拡大断面図である。 図8は、図2のVIII-VIII線に沿う断面図である。 図9は、前記浴室床構造の施工状態を示す分解断面図である。 図10は、本発明の第2実施形態を示し、浴室床パネルの分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態>
図1~図9は、本発明の第1実施形態を示したものである。本実施形態における浴室1は、例えば介護施設などにおいて用いられる比較的大型の浴室である。図1に示すように、浴室1の全体が洗い場になっている。浴室1の供用時には、別途、移動式の浴槽(図示せず)を搬入可能である。
図1~図3に示すように、浴室床2(浴室床構造)は、架台3と、排水ピット4と、複数の浴室床パネル5と、表層シート6とを備えている。排水ピット4と、複数の浴室床パネル5とが、架台3に支持されている。排水ピット4は、浴室1の奥行方向D(図1において左右方向)の中央部(所定箇所)に配置され、かつ浴室1の幅方向W(図1において上下)の一端部から他端部まで延びている。浴室床2が、排水ピット4を挟んで2つの床部2aに分かれている。各床部2aには、複数(図1では例えば4つ)の浴室床パネル5と、表層シート6とが設けられている。前記複数の浴室床パネル5が、幅方向(図1において上下)に並べられている。
図1に示すように、各浴室床パネル5は、平面視で長方形状(四角形状)になっており、その長手方向が浴室奥行方向Dへ向けられ、短手方向が浴室幅方向Wへ向けられている。図1及び図3に示すように、浴室床2の1のコーナーの浴室床パネル5Cには、建物躯体の柱(図示せず)を避けるための柱欠き2cが形成されている。柱欠き2cの有無や位置は、浴室1を設置する建物躯体に応じて適宜変更できる。
図5及び図6に示すように、各浴室床パネル5は、パネル体10と、外周枠部材19(受け部材)を備えている。パネル体10は、パネル本体11と、上側補強板12と、下側補強板13を含む。パネル本体11が上側補強板12及び下側補強板13によって上下から挟まれ、サンドイッチ構造となっている。
パネル本体11は、単体構造の発泡樹脂体によって構成されている。すなわちパネル本体11の全体が、接合部や継ぎ目無く連続した発泡樹脂の単一体によって構成されている。発泡樹脂体の材質は、例えばEPS(発泡ポリスチレン)であり、発泡倍率は15倍~30倍程度である。なお、発泡樹脂体の材質は、これに限られず、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等であってもよい。
発泡樹脂製のパネル本体11は断熱性を有している。
図1及び図2に示すように、浴室床2の床面全体に、浴室奥行方向Dの両端部から中央部の排水ピット4へ向かう水流れ勾配が形成されている。詳しくは、各パネル本体11の浴室奥行方向Dの中央部を向く側部10a(一側部)は、全長にわたって排水ピット4に面している。各パネル本体11の上面の全域が、前記一側部10aと対向する側部10wから一側部10aへ向かって下へ傾く傾斜平面11sを構成している。傾斜平面11sは、排水ピット4と平行な幅方向Wにおいては、パネル本体11の一端部から他端部まで同一の水平高さになっている。浴室床2における幅方向Wに隣り合う浴室床パネル5の傾斜平面11sどうしが面一に連続している。
図4及び図5に示すように、各パネル本体11の底部に下側補強板13が敷設されている。下側補強板13は、ステンレス、鉄、鋼等の金属板や、樹脂被覆化粧鋼板にて構成されている。下側補強板13の厚さは、例えば0.5mm~0.8mm程度である。なお、下側補強板13の材質は金属主体に限らず、熱硬化性樹脂などの硬質樹脂であってもよい。
図5に示すように、下側補強板13の4つの端部には、それぞれ側板部13bが一体に設けられている。図7及び図8に示すように、これら側板部13bが、下側補強板13から直角に立ち上がり、パネル本体11のそれぞれ対応する側面と対向している。側板部13bは、パネル本体11の側面から若干離れていてもよく、パネル本体11の側面と接していてもよい。
図4に示すように、パネル本体11と下側補強板13とは、接着剤15によって接着されている。接着剤15としては、例えば熱硬化性の2液混合ウレタン系接着剤が用いられているが、これに限られず、エポキシ系接着剤、シリコーン系接着剤などであってもよい。接着剤15は、パネル本体11と下側補強板13との間の全面に塗布することが好ましいが、所要の接合性を得られるのであれば部分的に塗布してもよい。
図5に示すように、パネル本体11上に上側補強板12が被さっている。上側補強板12は、ステンレス、鉄、鋼等の金属板や、樹脂被覆化粧鋼板によって構成されている。上側補強板12の厚さは、例えば0.8mm~1.6mm程度である。なお、上側補強板12の材質は金属主体に限らず、熱硬化性樹脂などの硬質樹脂であってもよい。上側補強板12が、下側補強板13とは異なる材質であってもよい。
図5に示すように、上側補強板12は、上板12aと、4つの側板部12bとを一体に有している。上板12aの全体が平面状になっている。かつ上板12aには、傾斜平面11sと同じ勾配が付与されている。図4に示すように、該上板12aが、傾斜平面11sに被せられるとともに、接着剤15Aを介してパネル本体11に接着されている。接着剤15Aの種類及び塗布範囲は、下側の接着剤15と同様である。
浴室床2における幅方向Wに隣り合う浴室床パネル5の上板12aどうしが面一に連続している。
図5に示すように、上板12aの4つの端部にそれぞれ側板部12bが設けられている。これら側板部12bは、上板12aから下方へ曲げられて鉛直に垂下されている。図7及び図8に示すように、側板部12bが、パネル本体11の対応する側面と対向している。側板部12bは、パネル本体11の側面から若干離れていてもよく、パネル本体11の側面と接していてもよい。
図7及び図8に示すように、上下の補強板12,13の側板部12b,13bどうしが互いに同じ鉛直平面上に配置されている。上側補強板12の側板部12bの下端と、下側補強板13の側板部13bの上端とが、互いに上下に離れて対峙している。なお、上下の側板部12b,13bどうしが、突き当たっていてもよく、重なり合っていてもよい。
図1の二点鎖線及び図3に示すように、各床部2aの上面には、表層シート6が敷設されている。表層シート6は、幅方向Wに隣り合うパネル体10の上面に跨っている。表層シート6は、比較的軟質の樹脂やシリコンラバー等によって構成されている。表層シート6は、防水性を有している。更に、表層シート6によって、浴室床2の温熱感性及びクッション性が確保されている。
図4に示すように、各パネル体10の上側補強板12の上面に両面粘着テープ14が積層されている。表層シート6と上側補強板12とが、両面粘着テープ14を介して接合されている。若しくは、表層シート6と上側補強板12とが、接着剤によって接着されていてもよい。表層シート6は、前記傾斜平面11sに合わせて傾斜される。
図1及び図3に示すように、浴室床2の外周部の全周には、外周枠9が設けられている。外周枠9は、浴室床パネル5の浴室外周に面する側部ごとに外周枠部材19に分割されている。外周枠部材19は、パネル体10の浴室外周に面する各側部10w,10dの平面視で外側に配置されている。浴室1の4つのコーナーの浴室床パネル5においては、幅方向側部10wと奥行方向側部10dとに外周枠部材19が設けられている。前記コーナー以外の浴室床パネル5においては、幅方向側部10wだけに外周枠部材19が設けられている。
ここで、パネル体10の幅方向側部10wは、排水ピット4側の側部10aと対向するとともに浴室幅方向Wへ延びている。パネル体10の奥行方向側部10dは、側部10aと直交(交差)するとともに浴室幅方向Wの外側を向いて浴室奥行方向Dへ延びている。
幅方向側部10wの外周枠部材19は、浴室幅方向Wへ延びている。奥行方向側部10dの外周枠部材19は、浴室奥行方向Dへ延びている。
以下、これら外周枠部材19を互いに区別するときは、浴室幅方向Wへ延びる外周枠部材19を「幅方向外周枠部材19W」と称し、浴室奥行方向Dへ延びる外周枠部材19を「奥行方向外周枠部材19D」と称す。
柱欠き2c付きの浴室床パネル5Cにおいては、柱欠き2cの浴室幅方向Wへ延びる縁には幅方向外周枠部材19Wが設けられ、柱欠き2cの浴室奥行方向Dへ延びる縁には奥行方向外周枠部材19Dが設けられている。
各浴室床パネル5における、隣接する浴室床パネルとの隣接側部5b及び排水ピット側部5aには、外周枠部材19が設けられていない。
図1に示すように、各床部2aにおいて隣り合う浴室床パネル5の幅方向外周枠部材19Wどうしが、接続部材16を介して一直線に接続されている。浴室1の4つのコーナーにおいては、直交する外周枠部材19W,19Dどうしが、接続部材16Cを介して接続されている。
排水ピット4の長手方向の両端部においては、該排水ピット4を挟んで両側の奥行方向外周枠部材19Dどうしが、接続部材16Dを介して一直線に接続されている。
なお、接続部材16D上には、小片状の表層シート6Cが、接続部材16Dから排水ピット4に跨るように貼り付けられている。
図5及び図7に示すように、各外周枠部材19は、壁・扉受け部材20(壁・扉受け部)と、表層端受け部材30(表層端受け部)とに分割されている。壁・扉受け部材20及び表層端受け部材30は、互いに別体であり、それぞれアルミ又は樹脂の押出型材によって構成されて図7の紙面と交差する方向へ延びている。
図7及び図8に示すように、壁・扉受け部材20は、パネル体10の高さ寸法と同等以上の高さの壁状に形成されている。壁・扉受け部材20の底部が、架台3に載置されて定着されている。壁・扉受け部材20の上面部には、パネル体10側(図7において左側)の突壁23と、パネル体10とは反対側(図7において右側)の段差壁24とが、それぞれ上方へ突出するように形成されている。これら突壁23,24どうしの間に受入溝22が形成されている。受入溝22は、浴室の壁パネル7の底部または扉枠(図示省略)の底部を受け入れ可能である。
突壁23における受入溝22を向く壁面には、防水粘着テープなどの水密材43が設けられている。また、水密材43の上側にはシリコーンなどのシーリング材44が塗布されている。これによって、突壁23と壁パネル7(又は扉枠)との間がシールされている。
図7及び図8に示すように、壁・扉受け部材20とパネル体10との間に表層端受け部材30が介在されている。表層端受け部材30は、壁・扉受け部材20よりも小断面かつ概略四角形の断面に形成され、直線状に延びている。表層端受け部材30の上面には、低い突条32と、凸壁部33とが、それぞれ上方へ突出するように形成されている。低突条32は、表層端受け部材30の上面におけるパネル体10側(図7において左側)の端部に配置されている。凸壁部33は、低突条32よりも上へ高く突出されるとともに、壁・扉受け部材20と対向している。
凸壁部33と壁・扉受け部材20との間には、目地受容れ溝35が形成されている。凸壁部33における壁・扉受け部材20側(図7において右側)の側部の底部には、切欠溝状の目地係合部34が形成されている。
表層端受け部材30の上面における低突条32と凸壁部33との間には、浅いシール収容凹部36が形成されている。シール収容凹部36には第2シール材42が設けられている。第2シール材42としては、例えばアクリルフォーム粘着防水テープが用いられている。第2シール材42は、低突条32側に片寄って配置され、凸壁部33から少し離されている。
低突条32の高さ、ひいてはシール収容凹部36の深さは、第2シール材42の厚みとほぼ等しいか、第2シール材42の厚みより僅かに小さい。
図7及び図8に示すように、壁・扉受け部材20及び表層端受け部材30が、ビス18(接合手段)によって上側補強板12の側板部12bに固定されている。ビス18は、壁・扉受け部材20及び表層端受け部材30を通して、側板部12bに揉み込まれ、更に側板部12bを貫通してパネル本体11の内部に打ち込まれている。
壁・扉受け部材20と表層端受け部材30との間は、防水粘着テープなどの水密材45によってシールされている。
図6及び図7に示すように、幅方向外周枠部材19Wにおける壁・扉受け部材20及び表層端受け部材30は、共に、浴室幅方向W(幅方向側部10wの長手方向)に沿って水平に延びている。
一方、図6及び図8に示すように、奥行方向外周枠部材19Dにおいては、壁・扉受け部材20は浴室奥行方向D(奥行方向側部10dの長手方向)に沿って水平に延び、表層端受け部材30は、壁・扉受け部材20に対して斜めに延びている。以下、表層端受け部材30を互いに区別するときは、幅方向外周枠部材19Wの水平な表層端受け部材30を「幅方向表層端受け部材30W」と称し、奥行方向外周枠部材19Dの傾斜された表層端受け部材30を「奥行方向表層端受け部材30D」と称す。
図7に示すように、幅方向表層端受け部材30Wにおける低突条32の頂部は、パネル体10の上面高さとほぼ一致している。したがって、幅方向側部10wにおいては、第2シール材42の上面が、低突条32を挟んで隣接するパネル体10の上面とほぼ面一になっている。
図8に示すように、奥行方向表層端受け部材30Dの傾斜角度は、傾斜平面11sの傾斜角度と一致している。これによって、奥行方向Dのどの位置においても、低突条32の頂部とパネル体10の上面の高さがほぼ一致されている。したがって、奥行方向側部10dにおいても、第2シール材42の上面が、低突条32を挟んで隣接するパネル体10の上面とほぼ面一になっている。
図7及び図8に示すように、パネル体10上に敷設された表層シート6の端部6dが、パネル体10より平面視で外方(図7及び図8において右)へ延び出て、表層端受け部材30W,30D上に被さっている。表層端受け部材30W,30Dがシート端部6dを受けている。該シート端部6dの下面が、防水性両面粘着テープからなる第2シール材42に接着されている。第2シール材42の厚み分だけシール収容凹部36が凹んでいるために、シート端部6dが盛り上がったり凹んだりすることはない。
表層シート6の端面6eと凸壁部33との間には、凹溝37が形成される。凹溝37には、シリコーンなどの目地材からなる第1シール材41が充填されている。
表層シート6の端部6dが、第1シール材41及び第2シール材42からなる二重シール手段40によって二重に防水処理されている。
第1シール材41上に目地部材50が被さっている。目地部材50は、概略水平な表側片部52と、取付片部53を含む。表側片部52が、壁・扉受け部材20の突壁23からシート端部6dの上面に跨り、第1シール材41を覆っている。これによって、ユーザーが清掃等の際に第1シール材41に触れるのを防止でき、第1シール材41のちぎれや剥がれを防止できる。
取付片部53は、表側片部52における壁・扉受け部材20側(図7において右側)の端部から垂下されている。取付片部53の下端部に被係合部55が形成されている。
取付片部53が目地受容れ溝35に収容され、かつ被係合部55が目地係合部34と係合されている。
目地部材50と壁パネル7(又は浴室扉枠)との間には壁・扉受け部材20が介在されている。目地部材50は、壁・扉受け部材20に押し当てられる一方、壁パネル7(又は扉枠)とは直接には接していない。
浴室床パネル5は、例えば次のようにして製造される。
浴室床パネル5の各部品をそれぞれの工場で作製し、組立工場で組み立てる。
パネル本体11は、大きな寸法の発泡樹脂のブロックからニクロム線等の熱線カットで切り出す。したがって、前記ブロック用の発泡成形金型があれば、パネル本体11専用の発泡成形金型は不要である。パネル本体11の寸法変更や形状変更も容易である。
上下の補強板12,13は、シャーリング、穴明け、折り曲げ加工などによって作製でき、金型は不要である。
パネル本体11の上面及び下面にそれぞれ接着剤15,15Aを介して補強板12,13を被せる。補強板12,13の四辺には側板部12b,13bが設けられているから、接着剤15,15Aを塗布する際に、該接着剤15,15Aが補強板12,13からこぼれたりはみ出したりするのを防止でき、周辺設備に接着剤15,15Aが付着するのを防止できる。
好ましくは、鉛直面を有する冶具を用意しておき、パネル本体11に被せた上下の補強板12,13の側板部12b,13bを前記鉛直面に突き当てる。これによって、側板部12b,13bどうしをまっすぐ鉛直に対峙させて、補強板12,13どうしの平面視の配置を合わせることができ、これら補強板12,13の位置ズレを防止できる。
上側補強板12の上面には、両面粘着テープ14を積層する。両面粘着テープ14の上側粘着面は離型紙で覆っておく。
別途、壁・扉受け部材20及び表層端受け部材30をそれぞれ押出成形によって作製する。壁・扉受け部材20は、幅方向外周枠部材19W用であるか、奥行方向外周枠部材19D用であるかを区別することなく、共通の押出成形機によって一定の断面形状に押出成形できる。押出成形後、幅方向外周枠部材19W用か、奥行方向外周枠部材19D用かに応じて、それぞれ所定の長さに切断する。
同様に、表層端受け部材30についても、幅方向表層端受け部材30Wであるか、奥行方向表層端受け部材30Dであるかを区別することなく、共通の押出成形機によって一定の断面形状に押出成形できる。押出成形後、幅方向表層端受け部材30Wであるか、奥行方向表層端受け部材30Dであるかに応じて、それぞれ所定の長さに切断する。
幅方向外周枠部材19Wの壁・扉受け部材20及び表層端受け部材30Wは、互いに平行かつ水平にして、パネル体10の幅方向側部10wの平面視で外側に配置する。該幅方向外周枠部材19Wを幅方向側部10wの側板部12bにビス18Wによって取り付ける。
奥行方向外周枠部材19Dの壁・扉受け部材20及び表層端受け部材30Dは、壁・扉受け部材20に対して表層端受け部材30Dを傾斜させ、かつ壁・扉受け部材20を水平にして、パネル体11の奥行方向側部10dの平面視で外側に配置する。該奥行方向外周枠部材19Dを奥行方向側部10dの側板部12bにビス18Dによって取り付ける。
同様にして、柱欠き2cの幅方向に延びる縁には、壁・扉受け部材20及び表層端受け部材30Wを共に水平に取り付ける。柱欠き2cの奥行方向に延びる縁には、水平な壁・扉受け部材20に対して表層端受け部材30Dを傾斜させて取り付ける。
各外周枠部材19の端部には接続部材16を設ける。
浴室床パネル5においては、外周枠部材19をパネル体10の平面視で外側に配置することによって、パネル本体11には壁パネル7又は扉枠を受ける受け部を形成する必要が無い。かつ外周枠部材19を側板部12bに固定することによって、パネル本体11には、外周枠部材19との接続部を形成する必要が無い。したがって、パネル本体11の形状を簡素化でき、前述したように、金型無しでパネル本体を作成できる。
この結果、浴室床パネル5の製造コストを安価にできる。
前記のようにして作製した複数の浴室床パネル5と、別途FRP圧縮成形やFRP積層成形などによって作製した排水ピット6とを建築躯体の浴室施工現場に搬入して、架台3上に据え付ける。排水ピット6の両側に複数の浴室床パネル5を並べて配置し、隣接する浴室床パネル5の外周枠部材19どうしを接続部材16を介して接続する。
次に、図9に示すように、表層シート6の敷設、止水処理、壁パネル7の建て込みなどの作業を行う。
詳しくは、両面粘着テープ14の離型紙を剥がし、表層シート6を複数の浴室床パネル5に跨らせて敷設する。表層シート6は、現場の床面に合わせて採寸カットしてもよいが、予め工場でNC切断機などを用いて定型サイズにしておくことが好ましい。
表層シート6の端部6dは、表層端受け部材30に被せ、粘着防水テープからなる第2シール材42に貼り付ける。
幅方向表層端受け部材30Wは、パネル体10の水平な幅方向側部10wに沿って水平に配置されている。したがって、該幅方向側部10wから延び出た表層シート端部6dを幅方向表層端受け部材30Wに確実に被せることができる。
奥行方向表層端受け部材30Dは、パネル体10の上面の奥行方向Dへの水流れ勾配に沿って傾斜されている。したがって、奥行方向側部10dから延び出た表層シート端部6dを奥行方向表層端受け部材30Dに確実に被せることができる。
これによって、水平な幅方向側部10wにおいてはもちろんのこと、水流れ勾配が付いた奥行方向側部10dにおいても、表層シート端部6dを表層端受け部材30の第2シール材42に確実に貼り付けることができ、表層シート端部6dを安定的に固定できる。
更に、シート端面6eと凸壁部33との間の凹溝37にシール材41を塗布する。凸壁部33は、第1シール材41の充填量を判断する目安となる。また、凸壁部33によって、第1シール材41が目地受容れ溝35へ流れ落ちるのを防止できる。
これによって、シート端部6dと表層端受け部材30との間、ひいては表層シート6とパネル体10との間をシール材41,42によって二重に防水できる。
次に、シール材41を覆うように目地部材50を装着する。さらに、壁パネル7(又は扉枠)を建て込む。
目地部材50と壁パネル7(又は扉枠)との間には壁・扉受け部材20が介在されているから、壁パネル7(又は扉枠)を設置する前であっても、目地部材50を装着できる。
壁・扉受け部材20は、幅方向側部10wにおいても奥行方向側部10dにおいても水平であるから、壁パネル7(又は扉枠)の底部を水平に受けることができる。
浴室床2によれば、外周枠部材19を上側補強板12の側板部12bに固定することによって、壁パネル7(又は扉枠)に対して浴室の外側へ向かう外力が加えられたとき、側板部12bが回転するように変形しにくく、前記外力に対して効果的に抵抗できる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態>
図10は、本発明の第2実施形態を示したものである。
第2実施形態の浴室床パネル5Bにおいては、発泡樹脂製のパネル本体60が複数の発泡樹脂体に分割されている。詳述すると、パネル本体60は、互いに別体をなす第1の発泡樹脂体61及び第2の発泡樹脂体62を含む。第1、第2の発泡樹脂体61,62の各々が単体構造になっている。すなわち第1の発泡樹脂体61の全体が、接合部や継ぎ目の無い発泡樹脂の単一体によって構成されている。かつ第2の発泡樹脂体62の全体が、接合部や継ぎ目の無い発泡樹脂の単一体によって構成されている。
第1の発泡樹脂体61の上面は、全域が第1の傾斜平面61sを構成している。第1の傾斜平面61sは、幅方向側部10w(対向する側部)から排水ピット4へ向かって下へ傾いている。
第2の発泡樹脂体62の上面は、全域が第2の傾斜平面62sを構成している。第2の傾斜平面62sは、奥行方向側部10d(交差する側部)から排水ピット4へ向かって下へ傾いている。
幅方向側部10wと奥行方向側部10dとが交わるコーナー11cと排水ピット4を結ぶ線状において、2つの発泡樹脂体61,62の互いに対向する端面どうしが当接又は近接され、合わせ目63が形成されている。発泡樹脂体61,62の前記対向端面どうしは、接着などで直接的に接合されている必要がない。これら発泡樹脂体61,62の第1、第2の傾斜平面61s,62sどうしが、互いに角度をもって、かつ段差無く連続している。
上側補強板12が、これら傾斜平面61s,62sに跨っている。上側補強板12には、合わせ目63に沿って折り線12cが形成されている。折り線12cを挟んで両側部分がそれぞれ対応する傾斜平面61s,62s上に重ねられて、発泡樹脂体61,62とそれぞれ接着されている。
下側補強板13は、発泡樹脂体61,62の底面に跨り、発泡樹脂体61,62とそれぞれ接着されている。上下の補強板12,13を介して、発泡樹脂体61,62どうしが接合されている。
第2実施形態においては、幅方向外周枠部材19Wだけでなく、奥行方向外周枠部材19Dにおいても、壁・扉受け部材20及び表層端受け部材30が共に水平に配置されている。
第2実施形態の浴室床パネル5Bによれば、傾斜平面61s,62sによって二方勾配(複数方向勾配)を形成できる。これによって、幅方向側部10wと奥行方向側部10dの両方に浴室扉(図示せず)を段差無く設けることができる。すなわち、幅方向側部10wの浴室扉の底部と傾斜平面61sとの間に段差が出来ないようにするとともに、奥行方向側部10dの浴室扉の底部と傾斜平面62sとの間にも段差が出来ないようにすることができる。
パネル本体11が複数の発泡樹脂体61,62に分割されていても、補強板12,13で挟んでサンドイッチ構造とすることによって、パネル本体11の全体が一体物である場合と同等の強度を得ることができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、本発明の浴室床構造は、介護施設などの大型浴室に限らず、戸建て住宅や集合住宅その他の浴室にも適用できる。
上下の側板部12b,13bのうち、外周枠部材19(受け部材)が固定されていない側板部(すなわち下側の側板部13b)を省略してもよい。
外周枠部材19が、上下両方の側板部12b,13bに固定されていてもよい。
外周枠部材19が、下側の側板部13bだけに固定されていてもよい。この場合、上側の側板部12bを省略してもよい。
外周枠部材19の壁・扉受け部材20(壁・扉受け部)と表層端受け部材30(表層端受け部)とが互いに一体に連なっていてもよく、外周枠部材19が単一部材構造であってもよい。
浴室が、浴槽及び浴槽受けパンを有していてもよい。本発明の浴室床パネルが、浴槽受けパンを含んでいてもよい。
本発明は、例えば介護施設などの大型の浴室に適用できる。
W 浴室幅方向
D 浴室奥行方向
1 浴室
2 浴室床(浴室床構造)
4 排水ピット
5,5B,5C 浴室床パネル
6 表層シート
6d シート端部
7 壁パネル
9 外周枠
10 パネル体
10a 一側部
10w 幅方向側部(対向する側部)
10d 奥行方向側部(交差する側部)
11 パネル本体
11s 傾斜平面
12 上側補強板
12b 側板部
13 下側補強板
13b 側板部
18 ビス(接合手段)
19 外周枠部材(受け部材)
19W 幅方向外周枠部材(対応する側部の受け部材)
19D 奥行方向外周枠部材(交差する側部の受け部材)
20 壁・扉受け部材(壁・扉受け部)
30 表層端受け部材(表層端受け部)
30W 幅方向表層端受け部材(対応する側部の表層端受け部材)
30D 奥行方向表層端受け部材(交差する側部の表層端受け部材)
60 パネル本体
61 第1の発泡樹脂体
61s 第1の傾斜平面
62 第2の発泡樹脂体
62s 第2の傾斜平面

Claims (4)

  1. 発泡樹脂からなるパネル本体を上側補強板及び下側補強板によって上下から挟んだサンドイッチ構造のパネル体と、
    前記パネル体の一側部に配置された排水ピットと、
    前記パネル体の前記一側部と対向又は交差する側部の平面視で外側に配置され、浴室の壁パネル又は扉枠を受ける受け部材と、
    を備え、前記パネル本体を構成する単体構造の発泡樹脂体の上面の全域が、前記対向又は交差する側部から前記排水ピットへ向かって下へ傾く傾斜平面となっており、前記パネル体上に表層シートが敷設され、前記表層シートの端部が前記パネル体より平面視で外方へ延び出ており、
    前記受け部材が、前記壁パネル又は扉枠を受ける壁・扉受け部と、前記パネル体と前記壁・扉受け部との間に介在されて前記表層シートの前記端部を受ける表層端受け部とを有し、
    前記対向する側部においては、前記壁・扉受け部及び前記表層端受け部の両方が、前記対向する側部に沿って水平に延び、
    前記交差する側部においては、前記壁・扉受け部は、前記交差する側部に沿って水平に延び、前記表層端受け部は、前記壁・扉受け部に対して斜めに延びていることを特徴とする浴室床構造。
  2. 前記受け部材が、前記壁・扉受け部を有する壁・扉受け部材と、前記表層端受け部を有する表層端受け部材とを互いに別体に備えていることを特徴とする請求項1に記載の浴室床構造。
  3. 前記パネル本体が、単一の発泡樹脂体によって構成され、前記パネル本体の上面の全域が、1の傾斜平面を構成していることを特徴とする請求項1又は2に記載の浴室床構造。
  4. 発泡樹脂からなるパネル本体を上側補強板及び下側補強板によって上下から挟んだサンドイッチ構造のパネル体と、
    前記パネル体の一側部に配置された排水ピットと、
    前記パネル体の前記一側部と対向又は交差する側部の平面視で外側に配置され、浴室の壁パネル又は扉枠を受ける受け部材と、
    を備え、前記パネル本体を構成する単体構造の発泡樹脂体の上面の全域が、前記対向又は交差する側部から前記排水ピットへ向かって下へ傾く傾斜平面となっており、
    前記パネル本体が、互いに別体の第1、第2の発泡樹脂体を含み、前記第1、第2の発泡樹脂体の各々が単体構造であり、
    前記第1の発泡樹脂体の上面の全域が、前記対向する側部から前記排水ピットへ向かって下へ傾く第1の傾斜平面を構成し、
    前記第2の発泡樹脂体の上面の全域が、前記交差する側部から前記排水ピットへ向かって下へ傾く第2の傾斜平面を構成し、
    前記上側補強板が、前記第1、第2の傾斜平面に跨っていることを特徴とする浴室床構造。
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