JP2015183414A - 洗い場床用シート材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 洗い場床の表面を被覆するシート材を、機械を用いることなく容易に折り曲げできるようにすることを目的とする。
【解決手段】 洗い場部131と土手部133とを有する床基材130の表面に、途中を折り曲げることによって洗い場部131と土手部133の洗い場部側側面とを連続して被覆して、 積層された複数の樹脂層のうちの所定の樹脂層に延伸抑制部材151cを配設してなる洗い場床用シート材150であって、洗い場床用シート材150は、洗い場部131を覆う洗い場部被覆部150aと、土手部133の洗い場部側側面を覆う土手部被覆部150bと、を備え、延伸抑制部材151cは、洗い場部被覆部150aには配設されて、洗い場部被覆部150aと土手部被覆部150bとの境界部150cおよび土手部被覆部150bには配設されず、さらに、境界部150cに、洗い場部被覆部150aのうち最も薄い部位よりも薄い薄肉部150pを設けた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、浴室の洗い場床の表面を被覆するシート材に関する。
浴室用の洗い場床の表面に設けられるシート材の例として、例えば、床基材の立壁部と床基材の床面部とを一体で覆うことが可能な表皮材がある(引用文献1)。引用文献1に記載された表皮材(シート材)150は、床基材130の土手部(立壁部)133を覆う部分150bと、洗い場部(床面部)131を覆う部分150aと、が一体化された形状を有する。この表皮材150は、土手部を覆う部分150bと、洗い場部を覆う部分150aと、の間において折り曲げられ、浴室用の洗い場床の表面に接着される(図7参照)。そして、この表皮材150では、土手部を覆う部分150bは、洗い場150の排水溝158の部位と同じ厚みを有する。
このようなシート材は、複数の樹脂層が積層されて形成されている。そして、ガラス繊維を編んだ織物が例えばポリプロピレン製の基材樹脂層の内部に設けられたシート材がある。ポリプロピレンは、もともと延伸性を有する樹脂である。これに対して、ガラス繊維を編んだ織物を基材樹脂層の内部に設けることにより、基材樹脂層が伸びることを抑制する。これにより、基材樹脂層が季節の変化に伴う温度差で伸縮することを抑制することができる。すなわち、ガラス繊維を編んだ織物が延伸抑制部材として機能している。
特開2012−197608号公報
しかし、この表皮材は、表皮材の厚みと延伸抑制部材のために手で折り曲げることができず、予め機械を用いて折り曲げていた。そのため、製造工程上、折り曲げ工程が必要となり、コストがかかっていた。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、洗い場床の表面を被覆するシート材を、機械を用いることなく容易に手で折り曲げできるようにすることを目的とする。
第1の発明は、洗い場部と、前記洗い場部と浴槽との間に設けられる土手部と、を有する床基材の表面において、途中を折り曲げることによって前記洗い場部と前記土手部の洗い場部側側面とを連続して被覆して、積層された複数の樹脂層のうちの所定の樹脂層に前記所定の樹脂層が延伸性を発揮するのを抑制する延伸抑制部材を配設してなる洗い場床用シート材であって、前記洗い場床用シート材は、前記洗い場部を覆う洗い場部被覆部と、前記土手部の前記洗い場部側側面を覆う土手部被覆部と、を備え、前記延伸抑制部材は、前記洗い場部被覆部には配設されて、前記洗い場部被覆部と土手部被覆部との境界部および前記土手部被覆部には配設されず、さらに、前記洗い場部被覆部と土手部被覆部との境界部に、前記洗い場部被覆部のうち最も薄い部位よりも薄い薄肉部を設けたことを特徴とする。
この洗い場床用シート材は、洗い場部被覆部と土手部被覆部との境界部に、薄肉部を設けている。この薄肉部は、延伸抑制部材が配設されておらず、さらに、洗い場部被覆部の最も薄い部位よりも薄くなるように形成されている。これにより、この薄肉部は、他の部位よりも折り曲げやすく、且つ、元の形に復元しにくくなっている。したがって、洗い場床用シート材を容易に手で折り曲げることが可能となるので、洗い場床用シート材を、機械を用いて折り曲げる必要はなく、製造にかかるコストを低減することが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記洗い場部被覆部と土手部被覆部との境界部および前記土手部被覆部の全体を前記薄肉部としたことを特徴とする。
これによれば、土手部被覆部の全体を薄肉にすればよいので、シート材の成形が複雑になることがない。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記薄肉部は、前記洗い場部被覆部における前記延伸抑制部材よりも上方にある樹脂層を、前記土手部被覆部において薄く形成したことを特徴とする。
これによれば、洗い場部被覆部と土手部被覆部とで、延伸抑制部材よりも下方にある樹脂層の厚みは変えずに、延伸抑制部材より上方にある樹脂層の厚みを薄くしている。これにより、洗い場部被覆部から土手部被覆部に渡って洗い場床用シート材の下面が平坦となるので、床基材に対して洗い場床用シート材を密着させることができ、洗い場床用シート材の裏面への水の浸入を抑制することが可能となる。
第4の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記薄肉部は、前記洗い場部被覆部側の端部に、前記洗い場部の排水勾配よりも小さな傾斜で前記洗い場被覆部から土手部被覆部に向かって厚みが漸減する厚み変化部を設けたことを特徴とする。
これによれば、薄肉部の洗い場部被覆部側の端部に、厚みが漸減する厚み変化部を設けている。そのため、洗い場部被覆部と土手部被覆部との間には、高低差は生じるが、段部は生じない。そして、この厚み変化部において厚みが変化する程度は、洗い場部の排水勾配よりも小さな傾斜であるから、洗い場床用シート材を床基材に被覆した状態で、洗い場部被覆部から土手部被覆部にわたって水が溜まるような凹みは形成されない。これにより、薄肉部にかかった水は、薄肉部に溜まることなく、排水溝を介して排水口に速やかに排出されることとなり、薄肉部には残水による汚れは付着しにくく、清掃性を向上させることが可能となる。
本発明によれば、洗い場床の表面を被覆するシート材を、機械を用いることなく容易に手で折り曲げることができ、製造にかかるコストを低減することが可能となる。
本発明の実施の形態にかかる洗い場床用シート材を有する洗い場床が設置された浴室ユニットを表す模式的斜視図である。 本実施形態にかかる洗い場床用シート材を有する洗い場床を表す模式的分解図である。 図2に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。 図2に表した切断面A−Aにおける断面図である。 図3に表した領域A1における洗い場床用シート材の模式的拡大図である。 本実施形態にかかる洗い場床用シート材の製造方法の一例を例示する模式的平面図である。 従来の洗い場床用シート材を用いた洗い場床の土手部近傍の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる洗い場床用シート材を有する洗い場床が設置された浴室ユニットを表す模式的斜視図である。図2は、本実施形態にかかる洗い場床用シート材を有する洗い場床を表す模式的分解図である。
図1に表した浴室ユニット10は、浴室設置面(例えば、建物の床)Hの上に設置されている。本実施形態の浴室ユニット10は、洗い場床100と、浴槽200と、備える。洗い場床100は、浴槽200の隣りに配置されている。図1および図2に表したように、洗い場床100は、洗い場部131と、土手部133と、を有する。洗い場部131および土手部133の詳細については、後述する。浴槽200の洗い場床100の側には、洗い場101と浴槽設置部201とを区切るバスエプロン210が設けられている。洗い場101は、例えば使用者が身体などを洗う場所である。浴槽設置部201は、浴槽200が載置される場所である。
図2に表したように、本実施形態の洗い場床100は、架台110と、補強部材120と、床基材130と、クッション材140と、洗い場床用シート材150と、を有する。架台110は、浴室設置面Hの上に設置される。補強部材120は、架台110の上に設けられる。床基材130は、補強部材120の上に設けられる。クッション材140は、床基材130の上に設けられる。洗い場床用シート材150は、クッション材140の上に設けられる。
架台110は、フレーム111と、支持脚113と、を有する。補強部材120は、フレーム111の上に載置される。フレーム111は、例えば梯子状の構造を有し、支持脚113により支えられている。フレーム111は、浴室設置場所の限られた空間において、洗い場床100の上面にかかる浴室の構造や使用者の体重などを含む荷重を受け、洗い場床100の位置を保持する。そのため、架台110には、充分な強度が必要とされる。架台110の材料としては、例えば鋼材が挙げられる。
補強部材120としては、比較的に高強度で剛性を有する平板状の素材が用いられる。補強部材120の一例として、鋼板を折り曲げた波板やサンドイッチパネルが挙げられる。サンドイッチパネルは、例えばプラスチックの板材を2枚の鋼板で挟んだ構造を有する。サンドイッチパネルは、比較的軽量にもかかわらず比較的高い剛性を有し、ネジなどの締結部材として使用可能である。補強部材120の略中央には、作業口121が設けられている。作業者は、施工の際に支持脚113の高さ調節等の作業のため、作業口121を通して床下にもぐったり、手を入れたりすることができる。施工後、蓋123が作業口121に被せられる。
床基材130は、周縁部が上側に折り曲げられた浅底の器状(パン状)の形状を有する。床基材130は、洗い場部131と、土手部133と、立壁部135と、を有する。洗い場部131は、床基材130のうちで洗い場101の下に配設された部分である。使用者は、洗い場部131の上(本実施形態では洗い場床用シート材150の洗い場部被覆部150aの上)において例えば身体などを洗うことができる。
土手部133は、洗い場部131における浴槽200の側の端部から上へ延在している。土手部133は、水が洗い場101から浴槽設置部201へ漏出することを防ぐ。立壁部135は、洗い場部131の周縁部であって浴槽200の側を除く周縁部を囲むようにして設けられている。立壁部135は、水が浴室外部に漏出することを防ぐ。洗い場部131には、排水口137(図1参照)に向けて所定の勾配を有して傾斜する排水勾配が設けられている。
床基材130の材料としては、FRP(Fiber Reinforced Plastics)や発泡性プラスチックなどの各種の材料が挙げられる。発泡プラスチックとしては、例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレンおよび発泡ポリウレタンが挙げられる。発泡ポリプロピレンの耐衝撃性は、他の発泡プラスチックの耐衝撃性に比べて高い。そのため、発泡ポリプロピレンが用いられた場合には、過酷な使用にも耐えうる強度の優れた洗い場床100を提供することができる。
クッション材140は、例えばウレタンを含み、洗い場101に程良い軟らかさを与える。
なお、補強部材120およびクッション材140は、必ずしも設けられていなくともよい。
洗い場床用シート材150は、洗い場部被覆部150aと、土手部被覆部150bと、を有する。洗い場部被覆部150aは、床基材130の洗い場部131の表面を覆う。土手部被覆部150bは、床基材130の土手部133における洗い場部131の側の表面を覆う。図2に表したように、洗い場床用シート材150は、床基材130に接着されるときの状態および床基材130に接着された後の状態では、洗い場部被覆部150aと、土手部被覆部150bと、の境界部(折り曲げ部)150cにおいて折り曲げられた形状を有する。洗い場床用シート材150が床基材130に接着されるときの状態および床基材130に接着された後の状態において、洗い場部被覆部150aおよび土手部被覆部150bは、素材の形状のままの平面をそれぞれ有する。
洗い場床用シート材150は、床基材130の表面を覆うように接着される。このとき、洗い場部被覆部150aは、床基材130の洗い場部131の傾斜面に倣うように変形される。洗い場床用シート材150が床基材130に接着された後では、洗い場部被覆部150aは、床基材130の洗い場部131に対向する位置に設けられる。土手部被覆部150bは、床基材130の土手部133に対向する位置に設けられる。
洗い場床用シート材150を床基材130に接着させる方法としては、例えば接着剤および両面テープ少なくともいずれかを用いる方法が挙げられる。但し、洗い場床用シート材150を床基材130に接着させる方法は、これだけに限定されず、溶着等の他の固定方法であってもよい。
図3は、図2に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。図4は、図2に表した切断面A−Aにおける断面図である。図5は、図3に表した領域A1における洗い場床用シート材の模式的拡大図である。
図4、図5を参照しつつ、洗い場床用シート材150の構造について説明する。
洗い場床用シート材150は、複数の樹脂層が積層された積層構造を有する。洗い場床用シート材150は、ベース層151と、透明樹脂層152と、光輝層153と、中間層154と、着色層155と、表面層156と、の積層構造を有する。積層構造において、ベース層151と、透明樹脂層152と、光輝層153と、中間層154と、着色層155と、表面層156と、は、この順に積層されている。
表面層156の表面には、排水溝158が形成されている。排水溝158によって区画された複数の領域150dが、凹部である排水溝158に対する凸部として形成されている。すなわち、表面層156の表面には凹凸のパターン159(図3(a)参照)が形成されている。これらの排水溝158は、排水口137に向けて水を排出する。また、この排水溝158が、洗い場床用シート材150の洗い場部被覆部150aのうち最も薄い部位となる。
ベース層151は、樹脂層151aと、延伸抑制部材151cと、を有する。樹脂層151aは、延伸性を有する材料により形成されている。例えば、樹脂層151aは、ポリオレフィン(ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂等)、ウレタン、シリコンおよび塩化ビニルよりなる群から選択されたいずれかの樹脂を含む。
本願明細書において「延伸性」とは、材料が荷重あるいは温度変化に基づいて伸びる性質をいうものとする。
延伸抑制部材151cは、樹脂層151aの内部に設けられている。延伸抑制部材151cは、例えばガラスファイバーなどのガラス繊維を編んだ織物を含む。延伸抑制部材151cは、樹脂層151aが季節の変化に伴う温度差で延伸することを抑制する。あるいは、延伸抑制部材151cは、荷重が洗い場床用シート材150にかかったときに、洗い場床用シート材150が局所的に凹むことを抑制する。樹脂層151aは、着色されている。
ベース層151、透明樹脂層152、光輝層153および中間層154が積層された状態において、その積層体における溝形成位置が圧縮成形される。これにより、排水溝158が形成される。この圧縮成形により、ベース層151における、排水溝158の下の領域150eの表面側(図5において上側)の部分がくぼむ。くぼんだ部分の厚みは、排水溝158によって区画された領域150dの部分よりも薄い。
ベース層151の表面151d上に、透明樹脂層152が積層されている。透明樹脂層152は、ベース層151と光輝層153との間に設けられている。透明樹脂層152は、例えばポリプロピレンを含む。透明樹脂層152は、着色されず、可視光を透過させる。
透明樹脂層152の表面上に、光輝層153が積層されている。光輝層153は、透明樹脂層152と中間層154との間に設けられている。光輝層153は、透光性樹脂の内部に光輝性粒子が点在した構造を有する。光輝層153は、可視光に対する透過性を有し、表面層156の側から光輝層153を通じてベース層151の色を視認可能である。光輝層153における透光性樹脂は、例えばポリプロピレンを含む。光輝性粒子は、可視光に対する反射性を有する微小粒子状の物質を含む。光輝性粒子は、例えばパールやメタリック粒子を含む。
光輝層153の表面上に、中間層154が積層されている。中間層154は、光輝層153と着色層155との間に設けられている。中間層154は、着色されず、可視光を透過させる。中間層154は、例えばポリプロピレンの表面(表面層156の側の表面)に、プライマー層(樹脂系コート剤)を形成した構造を有する。
中間層154の表面上に、着色層155が設けられている。着色層155は、中間層154と表面層156との間に設けられている。着色層155は、中間層154の表面(プライマー層)に、例えばインクジェット法により印刷された層である。すなわち、着色層155は、インクの層である。
着色層155は、全面が同じ色でなくともよい。例えば、排水溝158の領域150eの色は、排水溝158で区画された領域150dの色と異なっていてもよい。あるいは、着色層155は、装飾模様を有していてもよい。この場合には、意匠性をより高めることができる。
着色層155の表面に、表面層156が形成されている。言い換えれば、着色層155は、表面層156の裏面(ベース層151の側の表面)に形成されている。表面層156は、着色されず、可視光を透過させる。例えば、親水剤を含む透明塗料(例えば、アクリル系塗料)を着色層155の表面に塗布することで、表面層156が形成される。より具体的には、着色層155の表面に、樹脂系の親水性コート剤を例えばスプレーを使って吹き付け塗布する。その後、例えば紫外線を照射することで、コート剤を硬化させる。これにより、着色層155の表面に表面層156が形成される。
紫外線が照射された表面層156の表面は、紫外線が照射される前の表面層156の表面よりも硬い。また、紫外線が照射された表面層156の耐摩耗性は、紫外線が照射される前の表面層156の耐摩耗性よりも高い。そのため、例えば洗剤などの薬品が表面層156の表面から着色層155へ進入することを抑制することができる。これにより、表面層156は、例えば洗剤などの薬品が着色層155に損傷を与えることを抑制し、洗い場床用シート材150の耐薬品性を向上させることができる。表面層156の延伸性は、樹脂層151aの延伸性よりも低い。表面層156は、樹脂層151aよりも硬い。言い換えれば、樹脂層151aの延伸性は、表面層156の延伸性よりも高い。樹脂層151aは、表面層156よりも柔らかい。
図3に表したように、洗い場床用シート材150は、床基材130に接着される前の状態では、略平面状を有する。その後、図3に表した二点鎖線の土手部被覆部150bのように、洗い場床用シート材150は、床基材130に接着されるときの状態および床基材130に接着された後の状態では、洗い場部被覆部150aと、土手部被覆部150bと、の間の折り曲げ部150cにおいて折り曲げられた形状を有する。
この洗い場床用シート材150の折り曲げ部150cでは、樹脂層151aが延伸性を発揮する。具体的には、図3に表したように、延伸抑制部材151cが折り曲げ部150cに配設されていない。
これによれば、折り曲げ部150cにおける表面層156の表面にしわが生ずることを抑制することができる。そのため、洗い場床用シート材150の端部の見栄えが損なわれることを抑制することができる。また、洗い場床用シート材150の端部の清掃性が損なわれることを抑制することができる。
一方で、延伸抑制部材151cは、洗い場部被覆部150aには配設されている。そのため、洗い場部被覆部150aにおいて、樹脂層151aが季節の変化に伴う温度差で延伸することを抑制することができる。あるいは、荷重が洗い場部被覆部150aにかかったときに、洗い場部被覆部150aが局所的に凹むことを抑制することができる。
図3に表した洗い場床用シート材150では、延伸抑制部材151cは、折り曲げ部150cおよび土手部被覆部150bに配設されていない。これによれば、土手部被覆部150bが折り曲げられた場合でも、土手部被覆部150bにおける表面層156の表面にしわが生ずることを抑制することができる。例えば、洗い場床用シート材150が床基材130に接着される前に、荷重が土手部被覆部150bにかかった場合でも、土手部被覆部150bにおける表面層156の表面にしわが生ずることを抑制することができる。また、延伸抑制部材151cが折り曲げ部150cおよび土手部被覆部150bに配設されていないため、延伸抑制部材151cが折り曲げ部150cだけに配設されていない場合と比較すると、洗い場床用シート材150をより容易に作成することができる。
前述したように、着色層155が表面層156のすぐ裏面に設けられている。表面層156は、樹脂層151aよりも硬い。そのため、ベース層151の樹脂層151aが折り曲げ部150cにおいて延伸しても、樹脂層151aの延伸は着色層155には作用せず、着色層155の延伸は抑制される。本実施形態では、樹脂層151aと着色層155の間に透明樹脂層152が介在しているので、樹脂層151aの延伸は着色層155にはほぼ作用せず、着色層155の延伸はほぼ抑えられる。これにより、例えば、着色層155が装飾模様を有していても、その装飾模様が折り曲げ部150cにおいて歪むことを抑制し、見栄えが損なわれることを抑制することができる。
さらに、この洗い場用シート材150は、土手部被覆部150bの全体が、洗い場部被覆部150aの最も薄い部位よりも薄く形成された薄肉部150pとされている。具体的には、排水溝158が形成された部位よりも、土手部被覆部150bは薄い。そして、この薄肉部150pには、延伸抑制部材151cが配設されていない。これにより、この薄肉部150pは、他の部位よりも折り曲げやすく、且つ、元の形に復元しにくくなっている。よって、洗い場床用シート材150を容易に手で折り曲げることが可能となるので、洗い場床用シート材150を、機械を用いて折り曲げる必要はなく、製造にかかるコストを低減することが可能となる。
なお、本実施形態の洗い場床用シート材150では、土手部被覆部150bの全体を薄肉部150pとしたが、洗い場部被覆部150aと土手部被覆部150bとの境界部(折り曲げ部)150cのみを、薄肉部150pとしても良い。
そして、洗い場部被覆部150aと土手部被覆部150bとの境界部(折り曲げ部)150cの洗い場部被覆部側の端部には、洗い場部被覆部150aから土手部被覆部150bに向けて厚みが漸減して徐々に薄くなる厚み変化部150qを設けている。この厚み変化部150qの厚みの変化は、洗い場部131に設けられた排水勾配よりも、小さな傾斜となるようにされている。これにより、洗い場部被覆部150aと土手部被覆部150bとの間には、高低差は生じるが、段部は生じない。そして、洗い場床用シート材150を床基材130に被覆した状態で、洗い場部被覆部150aから土手部被覆部150bにわたって水が溜まるような凹みは形成されない。これにより、薄肉部150pにかかった水は、薄肉部150pに溜まることなく、排水溝158を介して排水口137に速やかに排出され、薄肉部150pには残水による汚れは付着しにくく、清掃性を向上させることが可能となる。
このような厚みの変化は、延伸抑制部材151cよりも上方にある樹脂層の所定の樹脂層をなくしたり、あるいは厚みを変えたりすることによって形成される。例えば、ベース層151を構成する樹脂層151aのうち、延伸抑制部材151cよりも上方となる部分を、土手部被覆部150bにおいては配設しないようにすればよい。これにより、洗い場部被覆部150aから土手部被覆部150bに渡って洗い場床用シート材150の下面が平坦となるので、床基材130に対して洗い場床用シート材150を密着させることができ、洗い場床用シート材150の裏面への水の浸入を抑制することが可能となる。
次に、本実施形態にかかる洗い場床用シート材150の製造方法の一例について、図面を参照しつつ説明する。
図6は、本実施形態にかかる洗い場床用シート材の製造方法の一例を例示する模式的平面図であり、図6(a)は、熱ラミネート成形に使用するカレンダ成形装置を例示する模式的平面図、図6(b)は、形状転写装置を例示する模式的平面図である。
まず、着色済みのポリプロピレンの樹脂層151aの内部に延伸抑制部材151cを挟んだ積層体をプレ成形して、ベース層151を成形する。このとき、土手部被覆部150bおよび折り曲げ部150cに相当する位置においては、延伸抑制部材151cを挟設させない。また、土手部被覆部150bおよび折り曲げ部150cに相当する位置においては、延伸抑制部材151cよりも上方となる樹脂層151aは設けず、樹脂層151aを薄くしている。なお、樹脂層151aは、厚みが徐々に薄くなる形状である。
プレ成形したベース層151と、透明樹脂層152となる透明ポリプロピレンシートと、光輝層153となるパールプリントフィルムと、中間層154となるポリプロピレンフィルムと、を熱ラミネート成形する。中間層154となるポリプロピレンフィルムの表面には、プライマー層が設けられている。
図6(a)に表したカレンダ成形装置400は、送り出し部410と、加熱部420と、加圧部430と、を備える。また、カレンダ成形装置400の後段には、形状転写装置440と、切断装置450と、が設けられている。
ベース層151、透明樹脂層152、光輝層153および中間層154の各シート材は、それぞれロール状に巻回され、送り出し部410にセットされる。送り出し部410にセットされたロール状の各シート材は、送り出し部410からシート面と垂直な方向に重ねられた状態で加熱部420に送り込まれる。
加熱部420には、図示しないヒータが設けられている。加熱部420を通過する各シート材は、ヒータの熱によって所定の温度に加熱される。
加熱部420により加熱された各シート材は、加圧部430において圧着される。加圧部430は、第1の加圧ローラ431と、第2の加圧ローラ432と、を有する。各シート材は、シート面と垂直な方向に積層された状態で第1の加圧ローラ431と第2の加圧ローラ432との間に送り込まれ、第1の加圧ローラ431と第2の加圧ローラ432との間での挟み込みによって互いに接して加圧される。各シート材は、加熱部420で加熱されていることから、第1の加圧ローラ431と第2の加圧ローラ432との間での加圧によって互いに溶着する。これにより、各シート材は、互いに密着して積層化される。
次に、熱ラミネートされた上記積層体(中間構造体190)の表面に凹凸を転写する。加圧部430の後段には、形状転写装置440が配置されている。形状転写装置440は、中間構造体190が冷却硬化する前の柔らかい状態のときに、所定の形状(凹凸)を中間構造体190に転写する。
形状転写装置440は、第1の転写ローラ441と、第2の転写ローラ442と、を有する。第1の転写ローラ441および第2の転写ローラ442は、互いに接近して設けられている。第1の転写ローラ441および第2の転写ローラ442のいずれか一方の表面には、洗い場床用シート材150の溝158の反転形状の突出部441aが設けられている。図6(b)に表した形状転写装置440では、第1の転写ローラ441の表面に突出部441aが設けられている。
加圧部430で溶着された中間構造体190は、まだ温かい状態で、第1の転写ローラ441と第2の転写ローラ442との間に送られる。中間構造体190が第1の転写ローラ441と第2の転写ローラ442との間を通過する際に、第1の転写ローラ441の表面に設けられた突出部441aが、中間構造体190の表面(中間層154の表面)に押し込まれる。
これにより、中間構造体190の表面(中間層154の表面)に排水溝158が形成される。排水溝158が形成されていない部分、すなわち排水溝158によって区画された領域は相対的に凸部になる。
排水溝158を含む凹凸が形状転写装置440によって転写された後、中間層154の表面(プライマー層の表面)に、インクジェット法によって着色層155が印刷される。着色層155が印刷された中間構造体190は、形状転写装置440の後段に設けられた切断装置450に送り込まれ、必要なサイズに切断される。
次に、着色層155の表面に、樹脂系の親水性コート剤を例えばスプレーを使って吹き付け塗布する。その後、例えば紫外線を照射することで、コート剤を硬化させる。これにより、着色層155の表面に表面層156が形成される。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、洗い場床100、洗い場床用シート材150、ベース層151および表面層156などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや延伸抑制部材151cの設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 浴室ユニット、 100 洗い場床、 101 洗い場、 110 架台、 120 補強部材、 130 床基材、 131 洗い場部、 133 土手部、 135 立壁部、 137 排水口、 140 クッション材、 150 洗い場床用シート材、 150a 洗い場部被覆部、 150b 土手部被覆部、 150c 境界部(折り曲げ部)、 150p 薄肉部、 150q 厚み変化部、 151 ベース層、 151a 樹脂層、 151c 延伸抑制部材、 151d 表面、 152 透明樹脂層、 153 光輝層、 154 中間層、 155 着色層、 156 表面層、 158 排水溝、 159 パターン、 190 中間構造体、 200 浴槽

Claims (4)

  1. 洗い場部と、前記洗い場部と浴槽との間に設けられる土手部と、を有する床基材の表面において、途中を折り曲げることによって前記洗い場部と前記土手部の洗い場部側側面とを連続して被覆して、
    積層された複数の樹脂層のうちの所定の樹脂層に前記所定の樹脂層が延伸性を発揮するのを抑制する延伸抑制部材を配設してなる洗い場床用シート材であって、
    前記洗い場床用シート材は、前記洗い場部を覆う洗い場部被覆部と、前記土手部の前記洗い場部側側面を覆う土手部被覆部と、を備え、
    前記延伸抑制部材は、前記洗い場部被覆部には配設されて、前記洗い場部被覆部と土手部被覆部との境界部および前記土手部被覆部には配設されず、
    さらに、前記洗い場部被覆部と土手部被覆部との境界部に、前記洗い場部被覆部のうち最も薄い部位よりも薄い薄肉部を設けたことを特徴とする洗い場床用シート材。
  2. 前記洗い場部被覆部と土手部被覆部との境界部および前記土手部被覆部の全体を前記薄肉部としたことを特徴とする請求項1記載の洗い場床用シート材。
  3. 前記薄肉部は、前記洗い場部被覆部における前記延伸抑制部材よりも上方にある樹脂層を、前記土手部被覆部において薄く形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の洗い場床用シート材。
  4. 前記薄肉部は、前記洗い場部被覆部側の端部に、前記洗い場部の排水勾配よりも小さな傾斜で前記洗い場被覆部から土手部被覆部に向かって厚みが漸減する厚み変化部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗い場床用シート材。
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