JP6270095B2 - ユニットルーム - Google Patents

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Description

本発明は、ユニットバスやユニット式シャワー室のように、予め工場生産された床パン、壁パネル、天井パネル等を建物躯体内で組み立て施工して得られるユニットルームに関する。
例えば、建物躯体内で組み立てるようになっているユニットバスやユニット式シャワー室のようなユニットルームは、防水床パンの周縁に沿って支柱(スタッド)を間欠的に立設するとともに、支柱の上端部を支柱連結部材(接続補助部材)によって連結することによって壁パネルや天井パネルを支持する骨組みを組み立てる。
そして、上記のようにして組み立てられた骨組みに壁パネルや天井パネルを支持固定することによって浴室やシャワー室の周壁および天井が形成されるようになっている。
なお、支柱連結部材は、連結部材本体と、この連結部材本体にビス等によって固定される天井パネル固定部を含む複数の部材を組み立てて形成されるものもある。
ところで、従来、天井パネルは、その端縁部が、クランプ部材で支柱連結部材に間欠的にクランプされて前記骨組みに固定する方法(特許文献1参照)や、固定ねじ等によって、支柱連結部材等の骨組みに天井パネルの端縁部を壁パネルの上端部にユニットルームの内側から間欠的にねじ固定し、ねじ固定部を回り縁材でユニットルームの内側から隠蔽する方法(特許文献2参照)が一般的に採用されている。
特開2002-201806号公報(図4) 特開2004-84373号公報
しかし、前者のクリップを用いる方法においては、以下のような問題がある。
(1)天井パネルの周縁部をクリップで間欠的に支柱連結部材に固定しなければならず、天井パネルの周縁部の固定作業が煩雑である。
(2)躯体天井面と天井パネルとの間に隙間が少ない場合、まず、骨組みを組み立てた後、
壁パネル等の壁構造材を支柱に支持させる前に、上記のようにクリップで天井パネルの周縁部を固定する必要がある。
(3)天井パネルのアフターメンテナンス交換の際には、天井点検口からクリップを解除する必要があるが、特に住宅の天井面との懐高さが低い場合は手が届きにくく、作業的に非常に困難である。したがって、躯体天井面と天井パネルとの間に隙間が少ない場合、天井パネルの交換の必要が生じた場合、壁パネルを先に取り外す必要が生じる場合もあり、作業性が悪い。
(4)天井パネルの施工後、壁パネルやドア枠等の壁構造材を支柱を含む骨組みに支持固定させなければなないが、1つのユニットルームを構成する壁構造材は、天井パネルに比べ数が多いため、壁構造材を支持固定する場合に天井パネルに当たり、天井パネルを傷つけてしまう確率が高い。
一方、後者の固定ねじを用いる方法においては、以下のような問題がある。
(1)多数の固定ねじで間欠的に天井パネルを固定しなければならないため、天井パネルの周縁部の固定作業が煩雑である。
(2)壁パネルに交換の必要が生じた場合、天井パネルも取り外す必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みて、壁構造材を施工した後に天井パネルで天井面を容易に形成施工することができるとともに、天井パネルや壁パネル等の壁構造材の交換の必要が生じた場合においても天井パネルのみあるいは壁構造材のみを容易に取り外し交換することができるユニットルームを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかるユニットルームは、天井面形成部と、この天井面形成部の天井の端縁となる端部に沿って設けられた端部係合部とを有する天井パネル本体を備える天井パネルが、前記端部係合部を、ルーム周壁面を形成する壁構造材を支持する支柱の上端部間を連結するように設けられた支柱連結部材に係合させることによって取り付けられて天井を形成するようにしたユニットルームであって、前記天井パネルは、前記端部係合部が、前記天井面形成部の端縁から立ち上がる立上り部と、立上り部から天井パネルの外側に向かって延出する延出部と、この延出部の先端から下方に延出し下端に係止爪部を有する係合部本体を有し、前記支柱連結部材が、上端に設けられて前記ユニットルームの外側端に向かって下方に徐々に下がる傾斜面部と、この傾斜面部の下端より下方に設けられて前記係止爪部が係止される係合凹部を備え、前記壁構造材が、壁面形成部と、この壁面形成部の周縁からユニットルームの外側に向かって折り曲げられた形状に形成された折り曲げ部を有し、前記支柱連結部材が、前記壁構造材の上端側の折曲げ部が入り込む隙間を形成する上下位置規制用突部を備えていることを特徴としている。
また、本発明にかかるユニットルームは、天井面形成部と、この天井面形成部の天井の端縁となる端部に沿って設けられた端部係合部とを有する天井パネル本体を備える天井パネルが、前記端部係合部を、ルーム周壁面を形成する壁構造材を支持する支柱の上端部間を連結するように設けられた支柱連結部材に係合させることによって取り付けられて天井を形成するようにしたユニットルームであって、前記端部係合部が、前記天井面形成部の端縁からほぼ直角に立ち上がる立上り部と、立上り部の上端からほぼ直角に折れ曲り天井パネルの外側に向かって延出する延出部と、この延出部の先端から下方にほぼ直角に折れ曲がる垂下部およびこの垂下部の下端から前記立上り部方向にほぼ直角に折れ曲がる前記係止爪部を有する係合部本体を備え、前記支柱連結部材が、上端に設けられた上面部と、この上面部から前記ユニットルームの外側端に向かって下方に徐々に下がる傾斜面部と、この傾斜面部の下端より下方に設けられて前記係止爪部が係止される係合凹部を備え、前記壁構造材が、壁面形成部と、この壁面形成部の周縁からユニットルームの外側に向かって折り曲げられた形状に形成された折り曲げ部を有し、前記支柱連結部材が、前記壁構造材の上端側の折り曲げ部が入り込む隙間を形成する上下位置規制用突部を備えていることを特徴としている。
本発明において、ユニットルームとは、ユニット化された床パン、壁パネル、ドア枠、窓枠等の壁構造材、天井パネル等を支柱等を含む骨組み材等を用いて、予め構築された建物躯体の内側に施工可能なものを意味し、主に浴室やシャワー室が挙げられるが、ピアノなどの練習に用いる防音効果が要求される部屋等も含まれる。
本発明において、天井面は、1枚の天井パネルで形成しても複数枚の天井パネルを並設させて形成しても構わない。
3枚以上の矩形をした天井パネルを用いて天井面を形成する場合には、両端に配置される2枚の天井パネルは、天井パネルの3辺に沿って端部係合部を設け、他の1辺に沿って他方の天井パネルとの接合構造部を設けるようにし、内側に配置される天井パネルは、天井パネルの平行な2辺に沿って端部係合部を設け、他の2辺に沿って他の天井パネルとの接合構造部を設けるようにすればよい。
また、天井パネルと天井パネルとの接合は、いずれかの天井パネルに設けられた点検口から行うようにすればよい。天井パネルと天井パネルとの接合方法は、上記のように点検口から作業できれば特に限定されない。
天井パネルの材質としては、特に限定されないが、天井パネル本体は、鋼板、樹脂被覆化粧鋼板などを折り曲げ加工やプレス加工して得ることができる。
本発明において、壁構造材としては、ユニットルームの周壁面を形成するものであって、例えば、壁パネルやドア枠等が挙げられる。
支柱連結部材は、特に限定されないが、例えば、鋼板、ステンレス鋼板などを折り曲げ加工やプレス加工して形成したものや、アルミニウムの押出成形で全ての部分が一体に形成されたものや、支柱間を連結する部材本体と、前記傾斜面を備えた部材とをねじ固定や溶接固定して形成したもの等が挙げられる。
また、本発明は、以下のような構成をさらに備えているようにしてもよい。
(1)天井パネルの、天井パネル本体が、金属製板材あるいは金属製板材の表面に化粧層を備えた化粧板材を、折り曲げ加工あるいはプレス加工して形成され、係止鉤部の係止爪部の下端面が天井面形成部に下端面と略面一か天井面形成部の下端面より高い位置に配置されるとともに、前記天井面形成部の上面に沿って裏打ち材が添設されているとともに、裏打ち材の上面高さが、天井パネル本体の天井面形成部から天井裏側への突出最大高さとほぼ同じかすこし高くなっている構成。
(2)支柱連結部材が、壁構造材のユニットルーム外側面に当接して壁構造材の壁面形成部を垂直に立設した状態に保持する壁構造材支持面を備えている構成。
上記裏打ち材としては、石膏ボード、合板、パーティクルボード、合成樹脂発泡体ボードや、これらを組み合わせたり、さらに金属補強板を添設したもの等が挙げられる。
本発明にかかるユニットルームは、以上のように構成されているので、天井パネルの係合爪部を傾斜面部の傾斜面上に受けさせた状態で天井パネルの天井面形成部の下面に、例えば、吸盤付きの治具を吸着させ、治具を押し下げるだけで係合部本体が弾性変形しつつ係合爪部が傾斜面部の傾斜面に沿って押し下げられ、係合爪部が傾斜面部の下端を越えると、係合部本体が弾性復元して係合爪部が係合凹部内に入り込み、係合爪部が係合凹部の上面に係止されて天井パネルの端縁部の上方への離脱を抑止することができる。すなわち、多数のクリップや固定ビスを用いなくても容易に天井パネルの端縁部を支柱連結部材に支持させることができる。
すなわち、建物躯体の天井面とユニットルームとの間に隙間が少なく、作業者が壁構造材を施工後に天井パネルの端縁部まで体や手を入れることができない場合においても施工が可能となり、壁パネル等の壁構造材は、天井パネルの施工前後のいずれにおいても施工できる。また、天井パネルや壁構造材の交換が生じた場合にも、他の天井パネルや壁構造材を取り外したりすることなく、交換が必要な天井パネルのみあるいは壁構造材のみを取り外して交換可能となる。
さらに、天井パネルの、天井パネル本体が、金属製板材あるいは金属製板材の表面に化粧層を備えた化粧板材を、折り曲げ加工あるいはプレス加工して形成され、係合部本体の係止爪部の下端面が天井面形成部に下端面と略面一か天井面形成部の下端面より高い位置に配置されるとともに、前記天井面形成部の上面に沿って裏打ち材が添設されているとともに、裏打ち材の上面高さが、天井パネル本体の天井面形成部から天井裏側への突出最大高さとほぼ同じかすこし高くなっている構成とすれば、天井パネル製造時の裏打ち材の接着時の圧着ロールへの干渉による端部係合部等の曲げ部の変形もなく効率的にライン製造でき、完成した製品を緩衝材等を用いなくても段積みできる。また、ユニットバス等のユニットルームのASSY(アッセンブリー)輸送時においても同様に干渉による曲げ部の変形の恐れが無いため、変形を防止する緩衝材が不要となる。
一方、壁構造材が、壁面形成部と、この壁面形成部の周縁からユニットルームの外側に向かって折り曲げられた形状に形成された折り曲げ部とを有し、支柱連結部材が、傾斜面部との間に前記壁構造材の上端側の折れ曲がり部が入り込み、前記壁構造材の上下方向の動きを抑止する隙間を形成する上下位置規制用突部を備えている構成とすれば、壁パネルの上下方向の動きを規制してしっかりとした周壁構造を容易に構築することができる。
他方、支柱連結部材が、壁構造材のユニットルーム外側面に当接して壁構造材の壁面形成部を垂直に立設した状態に保持する壁構造材支持面を備えている構成とすれば、ユニットバスの内周壁面を容易に垂直なきれいな施工状態にすることができる。
本発明にかかるユニットルームの1つの実施の形態であるユニットバスの天井部分を天井裏側からみた部分斜視図である。 図1のユニットバスの天井部分の切欠断面図である。 図1のユニットバスの施工手順の1例であって、その骨組部分の要部断面図である。 図3の後工程であって、壁パネルを取り付けた状態の断面図である。 図4の後工程であって、天井パネルの取り付け途中の状態を説明する断面図である。 図5の後工程であって、天井用の乾式目地材を装着前の状態をあらわす断面図である。 図1のユニットバスの天井パネルと天井パネルとの連結部に用いる第1連結部材形成ピースをあらわし、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図、同図(c)は側面図である。 図1のユニットバスの天井パネルと天井パネルとの連結部に用いる第2連結部材形成ピースをあらわし、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図、同図(c)は側面図である。 図7の第1連結部材形成ピースを用いた内側連結部材の装着方法を説明する斜視図である。 図7の第1連結部材形成ピースを組み合わせた内側連結部材の装着状態をあらわす斜視図である。 図8の第2連結部材形成ピースを組み合わせた端部連結部材の装着状態をあらわす斜視図である。 図7の天井パネルと天井パネルとの連結部に用いる補強部材をあらわし、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。 図12の補強部材の装着状態をあらわす斜視図である。 図13の要部拡大断面図である。
図1および図2は、本発明にかかるユニットバスの1つの実施の形態をあらわしている。
図1および図2に示すように、このユニットバスAは、天井が、2枚の天井パネル1によって形成されている。
各天井パネル1は、天井パネル本体1aと、裏打ち材1bとを備えている。そして、一方の天井パネル1は、天井面形成部11に点検口1cを備えている。
天井パネル本体1aは、化粧面となる合成樹脂を表面に被覆した化粧鋼板をプレス成形機を用いて曲げ加工して得られ、矩形をした天井面形成部11を有するとともに、この天井面形成部11の一辺に沿って連結部材装着部12を有し、他の3辺に沿ってそれぞれ端部係合部13を備えいる。
連結部材装着部12は、天井面形成部11の1辺の略全長にわたって連続して設けられていて、立上り壁部12aと、連結部材係止部12bとを備えている。
立上り壁部12aは、天井面形成部11の端縁からユニットバスAの天井裏方向に略直角(曲げコーナー部が少しアール形状になっていたり、1度以下の公差範囲内での角度のずれを含む)に立ち上がるように設けられている。
連結部材係止部12bは、立上り壁部12aの上端から略直角(曲げコーナー部が少しアール形状になっていたり、1度以下の公差範囲内での角度のずれを含む)に折れ曲がるように設けられている。
3つの端部係合部13は、それぞれ天井面形成部11の1辺の略全長にわたって連続して設けられていて、立上り部13aと、延出部13bと、係合部本体13cとを備えている。
立上り部13aは、天井面形成部11の端縁からユニットバスAの天井裏方向に略直角(曲げコーナー部が少しアール形状になっていたり、1度以下の公差範囲内での角度のずれを含む)に立ち上がるように設けられている。
したがって、天井面形成部11の隣接する辺に設けられた立上り部13aと立上り部13aとの間には数ミリ以内の隙間しか形成されていない。
延出部13bは、立上り部13aの上端で立上り部13aに対して略直角(曲げコーナー部が少しアール形状になっていたり、1度以下の公差範囲内での角度のずれを含む)にからユニットバスAの外側に向かって延出している。
係合部本体13cは、垂下部13dと、係止爪部13eとを備えている。
垂下部13dは、延出部13bの先端で略直角(曲げコーナー部が少しアール形状になっていたり、1度以下の公差範囲内での角度のずれを含む)にユニットルームの床側に折れ曲がるように設けられ、上下方向の寸法が立上り部13aと略同じとなっている。
係止爪部13eは、垂下部13dの下端から立上り部13a方向に略直角(曲げコーナー部が少しアール形状になっていたり、1度以下の公差範囲内での角度のずれを含む)に折れ曲がっていて、下端面が天井面形成部11の下端面とほぼ同一平面内に収まるようになっている。
裏打ち材1bは、天井面形成部11の天井裏側の面に連結部材装着部12および端部係合部13との間にそれぞれ少し隙間が形成されるように貼着されていて、その厚みは、裏打ち材1bの上面が延出部13bおよび連結部材係止部12bの上面より少し高くなる厚みになっている。
また、このユニットバスAは、図1に示すように、天井パネル1および後述する壁パネル5やドア枠等の壁構造材を支持する骨組み3を備えている。
骨組み3は、支柱3aと、支柱連結部材3bとから構成されている。
支柱3aは、ユニットバスAの4つのコーナー部、および、各コーナーとコーナーとの中間部にそれぞれ設けられ(図1では中間部の1つしかあらわれていない)、図示していないが、その下端が洗い場パン、浴槽パンや、浴槽支持枠等の床や浴槽周縁部に下端が浴室内外を水密に仕切るように支持固定されている。
また、支柱3aは、鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属材料で形成されていて、特開2004-84373号公報等に開示されている公知の構造をしていて、後述する壁パネル5の側縁に沿って設けられた係合部36が係合する係合溝36a(図3参照)がユニットバスAの浴室内側の面にそれぞれ設けられている。
支柱連結部材3bは、鉄鋼、ステンレス鋼を曲げ加工やプレス加工して形成する、あるいは、アルミニウム等の金属材料を押出成形して得られ、図3〜図6に示すように、支柱連結部本体31と、壁パネル位置決め部32と、係止部33と、ガイド部34と、壁パネル上下位置規制用突部35とを備えている。
支柱連結部本体31は、平板状をしていて、支柱3aの上端固定部30にビス30aによって固定されて支柱3aをその上端部で連結している。
壁パネル位置決め部32は、支柱連結部本体31の上端縁から浴室内側に向かって斜め上方に立ち上がる傾斜連結部32aとこの傾斜連結部32aの上端から支柱連結部本体31と平行に上方に向かって立ち上がる壁構造材支持面となる位置決め部本体32bとを備えている。
係止部33は、位置決め部本体32bの上端から位置決め部本体32bに直交するように浴室外側に向かって延出していて、壁パネル位置決め部32とともに係合爪部13eが入り込む係合凹部38を形成している。
ガイド部34は、係止部33に平行な上面部34aと、この上面部34aと係止部33の浴室外側の端縁に設けられた湾曲部34cと、上面部34aと湾曲部34cを連結する傾斜面部34bとを備えている。
壁パネル上下位置規制用突部35は、傾斜面部34bの中間部から浴室内側に向かって突出するように設けられ、ガイド部34の上面部34aとの間に、後述する壁パネル5の壁パネル本体5aの折り曲げ部52が入り込む隙間S1が形成されている。
壁パネル5は、壁パネル本体5aと、裏打ち材5bとを備えている。
壁パネル本体5aは、天井パネル本体1aと同様に化粧鋼板を折り曲げ加工して形成されていて、壁面形成部51と、この壁面形成部51の上端から浴室外側に折り曲げ形成された折り曲げ部52を備えているとともに、図示していないが、壁面形成部51の両側から浴室外側に折り曲げ形成された側面折り曲げ部と、この側面折り曲げ部先端から内側に向かって断面略三角形形状に折り曲げ形成された係止爪部を備えている。
そして、このユニットバスAは、上記のような骨組み3に天井パネル1および壁パネル5等の壁面構造材を以下のようにして取り付け施工することによって浴室の天井面および周壁面が形成される。
(1)支柱3aの下端を防水床パン等に固定するとともに、図3に示すように、支柱3aの上端部に支柱連結部本体31をビス30aで固定して支柱3aの上端間を支柱連結部材3bによって連結固定し、骨組み3を組み立てる。
(2)各壁パネル5下端を防水床パンの周縁に設けられたパネル支持部に止水材を介して受けさせるとともに、壁パネル5の両側縁に設けられた係合部を支柱3aの嵌合溝部に嵌合させ、ユニットバスAの浴室周壁を形成する。
なお、壁パネル5は、上記のように施工されることによって、壁パネル5の上端の折り曲げ部52が壁パネル上下位置規制用突部35とガイド部34の上面部34aとの隙間S1に入り込むとともに、裏打ち材5bが位置決め部本体32bに当接されて、壁パネル5の壁面形成部51がほぼ垂直に保持され、上下方向の動きも規制された状態で骨組み3に支持される。
また、裏打ち材5bが位置決め部本体32bに当接されることによって、壁パネル5の壁面形成部51の上端部と、立上り部13aとの間に後述する乾式目地材8の嵌合隙間S2が正確に形成される。
なお、壁パネル5と壁パネル5との継目部分は、乾式の目地材、シリコーンシーラー等のコーキング材やこれらを併用して止水状態にされる。また、図示していないが、隙間S1には、壁面構造材としてのドア枠の上端に設けられた係止部も入り込むようになっている。
(3)両面粘着剤付きのシール材14を一方の面の離型テープ(図示せず)を取り除き、他方の面の離型テープ(図示せず)を残した状態で、一方の面を粘着剤によって2枚の天井パネル1のうちの一方の天井パネル1の立上り壁部12aの全長にわたって貼り付ける。なお、シール材14は、特に限定されないが、たとえば、アクリル系樹脂発泡体やポリオレフィン系樹脂発泡体からなる基材の両面にアクリル系やブチルゴム系粘着剤層を備えたものを用いることができる。また、取り除く側の離型テープの材質は特に限定されないが、残した状態にされる側の離型テープは、後述するように、連結施工後に取り除く際に千切れたりせずスムーズに取り除くことができるように、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の強度的に優れるとともに、取り除く際に立上り壁部12aと摩擦抵抗が少ないものが好ましい。
(4)一方の天井パネル1に貼り付けられたシール材14の他方の面の離型テープの両端側を少しシール材14から剥がし、この剥がした部分を天井面形成部11の室内面側に折り曲げて天井面形成部11にマスキングテープ等で仮固定する。なお、このとき、上記離型テープの剥がした部分の長さは、離型テープを取り除く際に作業者が手であるいはペンチ等の工具で挟める程度でよい。
(5)上記のように周壁を形成したのち、2枚の天井パネル1を、連結部材装着部12同士が対面するように浴室側から骨組み3の上面と建物躯体の天井面(図示せず)との隙間に差し入れ、図5に示すように、それぞれ係止爪部13eが傾斜面部34bに受けられるように配置し、図示していないが、例えば、浴室天井面となる天井面形成部11の下面に吸盤と把手を備えた治具(サクションリフター)の吸盤を吸着させ、把手を持って天井面形成部11を浴室床側に引き下げるように力を加える。
天井面形成部11に浴室床側に引き下げるように力が加えられると、図5に2点鎖線で示すように、延出部13bおよび垂下部13dが弾性変形しながら係止爪部13eが傾斜面部34bに沿って下方に移動し、傾斜面部34bの下端を係止爪部13eが乗り越えると、延出部13bおよび垂下部13dが弾性復元して、3辺の係止爪部13eがそれぞれ係合凹部38内に入り込み、係止部33の下面に係止される。
また、2枚の天井パネル1は、図6に示すように、3辺の係止爪部13eがそれぞれ係合凹部38内に入り込み、係止部33の下面に係止された状態で、連結部材装着部12の立上り壁部12a同士が略接するように配置される。
(6)図1に示す天井パネル1に設けられた点検口1cから、図示していないが、作業者が、天井裏側に体の一部を臨ませ、点検口1cの近傍で、図7に示す第1連結部材形成ピース20あるいは図8に示す第2連結部材形成ピース29を、図9に示すように、一方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)を挟着部24が立上り壁部12aに当接するように挟着部24を一方の天井パネル1の連結部材係止部12bと天井面形成部11との隙間に嵌合させる。
(7)図10に示すように、他方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)を、先に取り付けた第1連結部材形成ピース20のガイド爪部22cがスリット21cの開口端を臨むように、天井パネル1の長手方向にずれた位置で挟着部を他方の天井パネル1の立上り壁部12aに当接するように挟着部24を他方の天井パネル1の連結部材係止部12bと天井面形成部11との隙間に嵌合させる。
(8)上記のように装着した一方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)を、分割面21f同士を当接させながら、ガイド爪部22cが他方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)のスリット21c内に嵌り込むように他方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)方向に相対的にスライドさせて、両第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)をスライド嵌合させて内側連結部材2a(端部連結部材2b)を仮装着する。
なお、上記スライド嵌合によって、一方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)の係合凹部21bに他方の第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)の係合突部22bが係合する。
(9)立上り壁部12aの挟着を確実に行わせるため、必要に応じてプライヤ(図示せず)等で両第1連結部材形成ピース20(第2連結部材形成ピース29)の側カバー部23を外側から挟み込む。
(10)図10に示すように、内側連結部材2aの一方の第1連結部材形成ピース20のねじ孔21eから他方の第1連結部材形成ピース20のねじ孔21eまで、固定ねじ43を螺合し、分割面21f同士がしっかり密着状態を保持させる。
(11)上記(7)〜(8)および必要に応じて(9)、(10)を繰り返し、3つの内側連結部材2aを挟んで両側に端部連結部材2bが配置されるように仮装着する。
(12)上記のようにして仮装着された端部連結部材2bおよび内側連結部材2aを、図11に示すように、ハンマーHを用いて打撃して連結保持姿勢の状態を保ちながら各連結部材2a,2bごとに規定された正常連結位置までスライド移動させる。なお、天井裏のスペースが狭く、ハンマーHのみでは正常連結位置になるまで打撃できないときは、必要に応じて木の板や棒の先端を端部連結部材2bおよび内側連結部材2aに当て木として押し当て板や棒の後端をハンマーHで打撃するようにしても構わない。
(13)図12に示す補強部材4aを図1、図2、図13、図14に示すように、脚部41側を下にして天井パネル1の連結部に上側から被せるように設置する。
(14)図2および図13に示すように、脚部41のねじ孔42に先端部がねじ受け溝21dに嵌り込むように固定ねじ43をねじ込む。すなわち、この固定ねじ43のねじ込みによって、3つの内側連結部材2aが補強部材4aに吊下げ状態に支持され、天井パネル1の長手方向中央部が天井パネル1との連結部に室内側に垂れ下がらないようにしっかりと支持される。
なお、図示していないが、中央の内側連結部材2aにねじ込まれる固定ねじ43には、点検口1cの蓋に繋がるロープあるいはチェーン等の一端をねじ込みと同時に固定することが好ましい。
(15)図示していないが、マスキングテープを剥がし、室内側に延出する離型テープの端部を手あるいはペンチ等の工具で挟み、室内側に引っ張り、離型テープを取り除き、シール材の他方の面の粘着剤層を他方の天井パネル1の立上り壁部12aにシール材を粘着固定する。
(16)図2に示すように、図6に示す乾式目地材8を浴室側から嵌合隙間S2に圧入する。
なお、乾式目地材8は、硬質の樹脂からなる芯材部と、エラストマー系の軟質樹脂からなる可撓部とを備えた二色成形品である。
また、上記第1連結部材形成ピース20、第2は連結部材形成ピース29および補強部材4aを以下に詳しく説明する。
第1連結部材形成ピース20は、図8に示すように、上部カバー形成部21と、係止部22と、側カバー部23と、挟着部24と、後述する補強部材4aの脚部41の下端を受ける脚部受け部25を備えている。
上部カバー形成部21は、平面視で、連結姿勢にある天井パネル1の一方の連結部材係止部12bの幅方向の全幅を上方から覆うことができる幅をした略矩形をして、図2および図13に示すように、分割面となる一方の側面が他方の第1連結部材形成ピース20の側面と突き合わされるように平面になっている。
また、上部カバー形成部21は、長手方向の一側部にスリット21cが水平方向に設けられている。
上部カバー形成部21のこのスリット21cより上側部分は、後述する係止部22が係合するように、前記分割面と反対側の側面側および長手方向の一側面側が切り欠かれて、他の部分より幅が狭くなった係合部21aとなっている。
係合部21aは、前記分割面21fと反対側の側面に係合凹部21bを備えている。
係止部22は、係止部本体22aと、ガイド爪部22cとを備えている。
係止部本体22aは、図8(b)に示すように、平面視略L字形をしていて、係合凹部21bに係合する係合突部22bが前記分割面21f側に向かって突設されている。
ガイド爪部22cは、前記スリット21cと同じ高さ位置に設けられ、スリット21cにスライド嵌合する厚みに形成されている。
側カバー部23は、上部カバー形成部21の分割面21fとは反対側の側面に沿って、上部カバー形成部21の下端から下方に延出するように設けられている。
また、側カバー部23は、分割面21fとは反対側の面に、後述する補強部材4aの固定ねじ43の先端部が嵌り込むねじ受け溝21dが形成されている。
ねじ受け溝21dの底には、2つの第1連結部材形成ピース20をスライド嵌合させて、内側連結部材2aを形成した状態で分割面21f間が天井パネル1の荷重で拡がらないようにするねじ28をねじ込むねじ孔21eが穿設されている。
挟着部24は、側カバー部23の下端で分割面21f側の面から分割面21f方向に突出するように設けられていて、その高さは、連結部材装着部12の連結部材係止部12bと天井面形成部11との隙間と略同じになっている。
また、挟着部24と、上部カバー形成部21との間には、連結部材係止部12bが入り込む隙間26が形成されている。
脚部受け部25は、側カバー部23の下端で挟着部24とは逆方向に板状に突出している。脚部受け部25の厚みは、後述する補強部材4aの脚部41を介して加わる天井パネル1の重みに耐えることができれば、できるだけ薄くすることが材料コスト的に好ましい。
第2連結部材形成ピース29は、図8に示すように、脚部受け部としての3本の垂直リブ27が設けられ、この垂直リブ27の上面で補強部材4aの脚部41を受けるようになっている。また、図8(a)に示す天井面形成部11によって受けられる第2連結部材形成ピース29の底面から垂直リブ27の上面までの高さh2が、図8(a)に示す第1連結部材形成ピース20の底面から脚部受け部25の上面までの高さh1より高くなっているとともに、ねじ孔21eが設けられていない以外は、他の構成が上記第1連結部材形成ピース20と同様になっている。
そして、第1連結部材形成ピース20同士をスライド嵌合させて形成される内側連結部材2aは、図10および図14に示すように、一方の第1連結部材形成ピース20の挟着部24が、一方の天井パネル1の連結部材係止部12bと、天井面形成部11との隙間に入り込み、立上り壁部12aに圧接され、他方の第1連結部材形成ピース20の挟着部24が、立上り壁部12aに圧接されている。
すなわち、内側連結部材2aは、2つの天井パネル1の立上り壁部12aが、シール材14を介在させた状態で、挟着部24によって両側から挟着した状態で、挟着部24が連結部材係止部12aと天井面形成部11とによってガイドされながら連結部材装着部12の長手方向にスライド可能に装着されている。
また、内側連結部材2aは、一方の第1連結部材形成ピース20のねじ孔21eからねじ28を他方の第1連結部材形成ピース20のねじ孔21eまでねじ込むことによって、天井パネル1の荷重によって経時的に歪みが生じ、第1連結部材形成ピース20の分割面21f間が開いて挟着部24,24による挟着が不十分になることがないように上部カバー形成部21,21が固定されている。
一方、第2連結部材形成ピース29同士をスライド嵌合させて形成される端部連結部材2bは、ねじ28をねじ込まない以外は、内側連結部材2aと同様に挟着部24によって両側から挟着した状態で連結部材装着部12の長手方向にスライド可能に装着されている。
なお、この実施の形態では、第1連結部材形成ピース20と、第2連結部材形成ピース29の取り付け位置を誤らないように、例えば、第1連結部材形成ピース20を白色、第2連結部材形成ピース29を黒色など異なる色で成形している。
補強部材4aは、鉄板等をプレス加工することによって形成されていて、図2、図13および図14に示すように、帯状の天板部40と、この天板部40の両側から平行に延出するように設けられた脚部41とを備える。
一方の脚部41は、図13に示すように、3つの内側連結部材2aの連結位置に対応する位置に、内側連結部材2aを補強部材4aに支持する固定ねじ43のねじ孔42が穿設されている。
そして、補強部材4aは、図2、図3および図9に示すように、内側連結部材2aおよび端部連結部材2bが正常連結位置に配置された状態で、脚部41が内側連結部材2aおよび端部連結部材2bを両側から挟み、天板部40が天井パネル1、1の連結部を全長にわたって上側から覆うように装着されている。
また、一方の脚部41には、ねじ孔42を貫通して、先端部が内側連結部材2aのねじ受け溝21dに入り込むように3本の固定ねじ43が螺着されている。
そして、両脚部41は、この固定ねじ43に螺着状態で、その下端が内側連結部材2aの脚部受け部25および端部連結部材2bの3つの垂直リブ27の上面に受けられている。
このユニットバスAは、上記のように構成されているので、以下のような優れた効果を備えている。
(1)天井パネル1の3辺の端部係合部13が天井パネル1を骨組み3の天井裏側に配置し、係止爪部13eを傾斜面部34b上に配置し、天井面形成部11の下面に治具の吸盤を吸着させ、把手を持って浴室室内側に天井面形成部11を引き下げることによって、天井パネル1の3辺の端部係合部13の係止爪部13eが係止部33に形成される。すなわち、多数のクランプや、固定ねじを用いて天井パネルの周縁部を骨組み3に固定する必要がない。
したがって、壁パネル5を施工したのちでも、天井パネル1の取り付け取り外しを容易かつ短時間で行えるようになる。
(2)天井パネル本体1aが化粧鋼板を折り曲げ形成するだけで製造されているので、天井パネル1の製造が容易である。
(3)天井パネル本体1aの延出部13bの上面と連結部材係止部12bの上面が略同じ高さで、天井面形成部11の下面と係止爪部13eの下面とが同じ高さであるので、天井パネル本体1aを容易に積み重ねることができる。
(4)天井パネル1は、裏打ち材1bの厚みが、天井面形成部11から延出部13bの上面と連結部材係止部12bの上面までの高さより厚くなっているので、パネル製造時の裏打ち材の接着時の圧着ロールへの干渉による曲げ部の変形もなく効率的にライン製造でき、完成した製品を緩衝材を使用することなく段積みできる。また、ユニットバス ASSY 輸送時においても同様に干渉による曲げ部の変形の恐れが無いため、変形を防止する緩衝材が不要となる。また、天井パネル1の搬送時やストック時に積み重ねても嵩張ることがなく、うまく積み上げることができ、搬送コストや保管コストを低減できる。
(5)壁パネル5の裏打ち材5bが位置決め部本体32bに当接されて、壁パネル5の壁面形成部51がほぼ垂直に保持され、上下方向の動きも規制された状態で骨組み3に支持されるので、天井パネル1の施工後に形成される嵌合隙間S2が常に均一な幅に形成される。したがって、乾式目地材8を嵌合するだけで、天井パネル1と壁パネル5部分の継目部分を容易且つ確実に止水状態にすることができる。
(6)第1連結部材形成ピース20同士、あるいは、第2連結部材形成ピース29同士をスライド嵌合させて、内側連結部材2aおよび端部連結部材2bを、それぞれ点検口1c近傍で容易に仮装着することができる。
そして、仮装着された内側連結部材2aおよび端部連結部材2bは、ハンマーH等で打撃することによって容易にスライドし、正常な連結保持位置にすることができる。すなわち、点検口1cから遠く離れた天井パネル1の両端で、ボルトやナットを締め付ける作業を行わなくて済み、天井裏の作業スペースが狭くても連結作業を容易に行える。
(7)補強部材4aが略コの字形をしているので、曲げ強度的に強いため、しっかりと天井パネル1の自重による室内側への垂れ下がりを防止できる。
(8)脚部41のねじ孔42を介して固定ねじ43をねじ込み、ねじ先端部を内側連結部材2aのねじ受け溝21dに嵌り込むとともに、脚部41の下端をその高さh1が垂直リブ27の上面の高さh2より低い脚部受け部25に受けさせるようにしたので、天井パネル1の長手方向に中央部が両端より少し上側に引き上げられるように支持され、天井パネル1を長手方向によりフラットな状態に施工できる。
(9)天井パネル1と天井パネル1との継目部分が、乾式のシール材14のみで、水密を図ることができ、湿式のシーリング材を後で充填するといった作業が不要となり、施工性がよい。しかも、天井面にシール材14が露出せず、天井面の意匠性が上がる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されない。例えば、上記の実施の形態では、立上り部が天井面形成部に対し略直角に立ち上がっていたが、支柱連結部材にうまく係合できれば、1度を超えて傾斜していても構わない。
上記の実施の形態では、壁パネルを骨組みに取り付け施工したのち、天井パネルを取り付け施工するようにしていたが、逆でも構わない。
上記の実施の形態では、壁パネル上下位置規制用突部が設けられていたが、壁パネルを正確に取り付け施工できればなくても構わない。
A ユニットバス(ユニットルーム)
1 天井パネル
1a 天井パネル本体
1b 裏打ち材
1c 点検口
11 天井面形成部
12 連結部材装着部
12a 立上り壁部
12b 連結部材係止部
13 端部係合部
13a 立上り部
13b 延出部
13c 係合部本体
13d 垂下部
13e 係止爪部
14 シール材
2a 内側連結部材
2b 端部連結部材
20 第1連結部材形成ピース
21 上部カバー形成部
21a 係合部
21b 係合凹部
21c スリット
21d ねじ受け溝
21e ねじ孔
21f 分割面
22 係止部
22a 係止部本体
22b 係合突部
22c ガイド爪部
23 側カバー部
24 挟着部
25 脚部受け部
26 隙間
27 垂直リブ
28 ねじ
29 第2連結部材形成ピース
3 骨組み
3a 支柱
3b 支柱連結部材
30 上端固定部
30a ビス
31 支柱連結部本体
32 壁パネル位置決め部
32a 傾斜連結部
32b 位置決め部本体(壁構造材支持面)
33 係止部
34 ガイド部
34a 上面部
34b 傾斜面部
34c 湾曲部
35 壁パネル上下位置規制用突部
36 係合部
36a 係合溝
38 係合凹部
4a 補強部材
40 天板部
41 脚部
42 ねじ孔
43 固定ねじ
5 壁パネル
5a 壁パネル本体
5b 裏打ち材
51 壁面形成部
52 折り曲げ部
8 乾式目地材
H ハンマー
S1 隙間
S2 嵌合隙間

Claims (3)

  1. 天井面形成部と、この天井面形成部の天井の端縁となる端部に沿って設けられた端部係合部とを有する天井パネル本体を備える天井パネルが、
    前記端部係合部を、ルーム周壁面を形成する壁構造材を支持する支柱の上端部間を連結するように設けられた支柱連結部材に係合させることによって取り付けられて天井を形成するようにしたユニットルームであって、
    前記天井パネルは、前記端部係合部が、前記天井面形成部の端縁から立ち上がる立上り部と、立上り部から天井パネルの外側に向かって延出する延出部と、この延出部の先端から下方に延出し下端に係止爪部を有する係合部本体を有し、
    前記支柱連結部材が、上端に設けられて前記ユニットルームの外側端に向かって下方に徐々に下がる傾斜面部と、この傾斜面部の下端より下方に設けられて前記係止爪部が係止される係合凹部を備え、
    前記壁構造材が、壁面形成部と、この壁面形成部の周縁からユニットルームの外側に向かって折り曲げられた形状に形成された折り曲げ部を有し、
    前記支柱連結部材が、前記壁構造材の上端側の折曲げ部が入り込む隙間を形成する上下位置規制用突部を備えていることを特徴とするユニットルーム。
  2. 天井面形成部と、この天井面形成部の天井の端縁となる端部に沿って設けられた端部係合部とを有する天井パネル本体を備える天井パネルが、
    前記端部係合部を、ルーム周壁面を形成する壁構造材を支持する支柱の上端部間を連結するように設けられた支柱連結部材に係合させることによって取り付けられて天井を形成するようにしたユニットルームであって、
    前記端部係合部が、前記天井面形成部の端縁からほぼ直角に立ち上がる立上り部と、立上り部の上端からほぼ直角に折れ曲り天井パネルの外側に向かって延出する延出部と、この延出部の先端から下方にほぼ直角に折れ曲がる垂下部およびこの垂下部の下端から前記立上り部方向にほぼ直角に折れ曲がる前記係止爪部を有する係合部本体を備え、
    前記支柱連結部材が、上端に設けられた上面部と、この上面部から前記ユニットルームの外側端に向かって下方に徐々に下がる傾斜面部と、この傾斜面部の下端より下方に設けられて前記係止爪部が係止される係合凹部を備え、
    前記壁構造材が、壁面形成部と、この壁面形成部の周縁からユニットルームの外側に向かって折り曲げられた形状に形成された折り曲げ部を有し、
    前記支柱連結部材が、前記壁構造材の上端側の折り曲げ部が入り込む隙間を形成する上下位置規制用突部を備えていることを特徴とするユニットルーム。
  3. 支柱連結部材が、壁構造材のユニットルーム外側面に当接して壁構造材の壁面形成部を垂直に立設した状態に保持する壁構造材支持面を備えている請求項1または請求項2に記載のユニットルーム。
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