JP4397383B2 - 間仕切壁 - Google Patents

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Description

本発明は、間仕切壁の構造に関する。詳しくは、間仕切壁の下部に備えられる巾木の構造に関する。
従来、可動間仕切壁は、単数又は複数のパネルを連結して構成される。この間仕切壁の下縁部には、装飾や保護のための化粧部材として巾木が備えられる。
巾木のパネル側への固定形態として、螺子、接着剤、釘、磁石又は吸盤等の固定手段を用いるものや、巾木が備える係合形状とパネル側が備える被係合形状とを係合するものや、これらを複合したもの等が知られている。
また、前記巾木にて隠蔽される間仕切壁の下縁部を、配線のための空間として利用する技術が知られている。
例えば、特許文献1では、パネルを高さ調節可能に支持するアジャスタボルトが配置される該パネル下方の空間に巾木受けを設け、巾木の下端部から突出した係止片を前記巾木受けに係止させるとともに、該巾木の上部をマグネット又は吸着盤でパネル面に密着させることにて、パネルに巾木を固定する技術が公開されている。なお、前記アジャスタボルトが配置されるパネル下方の巾木にて隠蔽される空間には、電気ケーブルが配線される。
上述のように、間仕切壁の下縁部に備えられる巾木は、化粧部材としての機能を有するが、パネルと該パネルの下端部を支持する部材(例えば、下レール)とを連結する機能を備えるものは知られていない。つまり、巾木には、パネルと該パネルの下端部を支持する部材との連結を補強する機能や、パネルに加わる水平荷重を負担する機能などは、備えられない。
例えば、特許文献2に記載のように、パネルと該パネルの下辺を支持する部材との間に巾木を釘やビス等を用いて固定する場合、前記巾木にてパネルに掛かる水平荷重を多少負担できるとも考え得るが、根本的に該巾木は水平荷重に抗するために設けられているものではない。また、上述のように、巾木で隠蔽される間仕切壁の下縁部を配線空間として利用する場合には、配線の変更を容易とするために巾木を着脱可能な構成とすることが好適である。
実開平6−20634号公報 特開平11−71845号公報
上記に鑑み、本発明では、上下のレール間にパネルを立設して成る間仕切壁であって、パネルに対して着脱可能な巾木に、パネルと該パネルの下端部を支持する部材との連結を補強するとともに、前記パネルに掛かる水平荷重に抗する機能を備える構造について提案する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、パネルと、略門字状断面形状を有し前記パネルの上端部を挿入して支持する上レールと、前記パネルの下端部に接合され該パネルを支持する下レールと、該下レール及び前記パネル下縁部を覆う巾木とを少なくとも備える間仕切壁であって、前記巾木の裏面下部に溝形状部を形成するとともに、該溝形状部に挿入される起立部を前記下レールに形成し、前記パネル及び前記下レールの各々に自由端を有する面形状部を形成するとともに、これらの面形状部を重ね合わせた状態で上下方向から挟み込む挟持部を前記巾木の裏面に形成したものである。
請求項2においては、前記パネルの下端部と前記下レールとの接合部に、前記下レールに対して前記パネルを下方へ移動させることにて、前記パネルを面外方向に移動不能に嵌合する嵌合形状を備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、巾木はパネル及び下レールより着脱可能であり、間仕切壁の組立又は解体が簡易である。また、間仕切壁に巾木を備えることにて、パネルと該パネルの下端部を支持する部材である下レールとの連結が補強され、前記パネルに掛かる水平荷重に抗して間仕切壁の倒壊を防止することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る間仕切壁の構成を示す側面断面図、図2は巾木の側面図、図3は別形態の巾木の側面図である。
図4は間仕切壁の設置工程を説明する図である。
図5は間仕切壁の下部を配線空間として利用した様子を示す側面断面図、図6は接続板を挿入する様子を示す巾木の背面図、図7は接続板にて接続された巾木の様子を示す正面図である。
図8は巾木にコンセントを備えた様子を示す正面図、図9は巾木にコンセントボックスを備えた様子を示す側面断面図である。
図1に示すように、本発明の実施例に係る間仕切壁10は、パネル30と、略門字状断面形状を有し前記パネル30の上端部を挿入して支持する上レール20と、前記パネル30の下端部に接合され該パネル30を支持する下レール40と、該下レール40及び前記パネル30の下縁部を覆う巾木50とを、少なくとも備えて構成される。
前記間仕切壁10は、室内空間の任意の場所に設置したり、所望に応じて除去したりすることができる。また、前記間仕切壁10は、複数連設することができる。
続いて、上記間仕切壁10の各構成部材について詳細に説明する。
以下、間仕切壁10を構成するパネル30の表面又は裏面と略平行な方向を『面内方向』と記載し、このパネル30の表面又は裏面に垂直な方向を『面外方向』と記載する。
[上レール20]
前記上レール20は、面外方向の断面形状が略門字状の長尺物である。上レール20の上面は、ビス等の固定手段22を用いて天井11に固定され、該上レール20の開放された下面にはパネル30の上端部が挿入される。この上レール20にて、パネル30の上端部が面外方向に移動不能に保持される。
[パネル30]
前記パネル30は間仕切壁10の壁面構成部材であって、上枠部材31、下枠部材33、及び左右枠部材(図示略)にて略矩形状に組まれた枠体の表裏両面に表装板32・32が張設されて構成される。
前記表装板32・32間には、遮音部材や断熱部材等を装填することもできる。また、前記枠体は矩形四周枠に限定されるものではなく、対向する枠部材間や対角に補強杆を架設するなどして、適宜補強部材を備えることもできる。
前記パネル30の下端面、すなわち、下枠部材33の下面は、下レール40とパネル30との接合部である。この接合部の構造については、後述する。
[下レール40]
前記下レール40は、略II(ローマ数字の2)字状断面形状を有する長尺物であって、上下に略平行に配置された底板部41及び上板部47と、これら上下の板状部材を繋ぐ二本の柱脚部43・43とを有する。この下レール40は前記パネル30の下端部に接合され、該パネル30の下端部が該下レール40にて支持される。
前記下レール40は前記上レール20と略平行に配設され、該下レール40の底板部41は、面ファスナー48にて床12に固着される。
下レール40は床12に面ファスナー48を用いて接着されるので、ビスや釘等による床板の損傷が防止され、間仕切壁10を除去した後の床板の補修作業が不要となる。また、ビスや釘等を床12に打ち込まないので、該床12の内部に敷設される床暖房によって、間仕切壁10の配置が限定されることがない。さらに、間仕切壁10が面外方向に振れた際には、床12と面ファスナー48との間で剥離と接着とが繰り返される結果、振れが止むと接着された状態に復元するので、接着テープを使用する場合と比較して剥がれ難い。
また、前記下レール40の底板部41の側縁は上方へ折り曲げられて、起立部42・42が設けられる。該起立部42・42は、巾木50の裏面下部に設けられた溝形状部である係止部57に挿入されるものであり、下レール40と巾木50の下部とを係合するためのものである。
前記柱脚部43・43は、底板部41と上板部47との間を繋ぐ略垂直面を有し、該柱脚部43の上下略中央部には、付属品取付部44が設けられる。この付属品取付部44は、柱脚部43より略水平方向に突出する略C字状断面形状を有する突条であって、当該付属品取付部44に付属品を係止させたり、弾性嵌合させたりして、付属品を取り付けることができる。
前記柱脚部43・43の上端部に連結された上板部47には、パネル30と下レール40の接合部が形成される。この接合部の構造については、後述する。
[巾木50]
前記巾木50は、間仕切壁10の下縁部を装飾したり、該間仕切壁10を保護したりする装飾部材であるとともに、前記パネル30と下レール40との連結を補強する部材である。本実施例において、前記巾木50は樹脂材料を押出成形することにて製造される。
図2にも示すように、前記巾木50の大部分は、面状部材である巾木本体51で構成され、該巾木本体51の表面は波面状に起伏して意匠性が備えられる。
前記巾木本体51には、上縁部に上ヒレ部52が、下縁部に下ヒレ部53が設けられる。また、巾木本体51の裏面側には、上方から順に、挟持部54、板支持部55・56及び係止部57がそれぞれ設けられる。
前記巾木本体51は、下レール40と、パネル30の下縁部とを覆う高さを少なくとも有し、該巾木本体51の上端から前記挟持部54までには、パネル30への定着高さHが確保される。つまり、巾木50は下レール40のみを覆うのではなく、下レール40及びパネル30の下縁部を覆うように形成される。前記定着高さHを確保することで、摩擦力により巾木50がパネル30に対してズレ難くなり、また、パネル30と下レール40との接合部の連結強度の向上に寄与することができる。
前記上ヒレ部52及び下ヒレ部53は軟質エラストマー等の軟質樹脂素材で成り、図1に示すように、巾木50がパネル30及び下レール40に取り付けられたときに、上ヒレ部52はパネル30と圧接して弾性変形し、パネル30と巾木50との間隙を閉塞する。また、下ヒレ部53は床12と圧接して弾性変形し、巾木50、下レール40及び床12の間隙を閉塞する。
この巾木50に形成された上ヒレ部52及び下ヒレ部53によって、間仕切壁10に巾木50が密着して納まりが良好となり、また、巾木50のガタつきや落脱が防止される。
前記挟持部54は、前記パネル30の構成部分と前記下レール40の構成部分とを重ね合わせた状態で上下方向から挟み込むために、巾木本体51の裏面に設けられた略水平方向に開放する溝形状部である。前記挟持部54の溝形状の入口は蟻柄状とされる。
なお、前記挟持部54は、樹脂素材で成る巾木本体51に一体的に形成されるが、当該挟持部54のみを金属素材で形成して巾木本体51に固設することもできる。
前記板支持部55・56は、巾木本体51の裏面に該巾木本体51と略平行に板状部材を保持するために、巾木本体51の裏面において挟持部54と係止部57との間に形成された上下一対の対峙する溝形状部である。上側の板支持部55は、下方へ開放する溝形状部であって、下側の板支持部56は、上方へ開放する溝形状部である。
前記係止部57は、前記下レール40に形成された起立部42を挿入して巾木50を該下レール40に係止させるために、巾木本体51の裏面下部に設けられた下方に開放する溝形状部である。前記係止部57は、前記下レール40に形成された起立部42を挿入可能に形成される。
なお、本実施例においては、巾木本体51の裏面に形成された3つの突条71・72・73にて、前記挟持部54、板支持部55・56及び係止部57が設けられる。
前記挟持部54として、巾木本体51の裏面に上下に略平行に二つの突条71・72が設けられる。そして、挟持部54を構成する下方の突条72に垂下部72aが備えられ、該垂下部72aと巾木本体51の裏面とで下方開放の溝形状部である板支持部55が形成される。また、巾木本体51の下部に略水平方向へ突出する略T字状断面形状を有する突条73が設けられ、該突条73と巾木本体51の裏面との間で、上方開放の溝形状部である板支持部56と、下方開放の溝形状部である係止部57とが形成される。
但し、巾木50の形態は上記構成に限定されるものではない。例えば、図3に示すように、挟持部54として巾木本体51の裏面の上部に上下一組の突条を形成し、板支持部55及び板支持部56として巾木本体51の裏面に上下一組の突条を形成し、係止部57として、巾木本体51の裏面の下部に1つの突条を形成することもできる。
[パネル30と下レール40の接合部の構造]
続いて、前記パネル30と前記下レール40との接合部の構造について、詳細に説明する。
パネル30と下レール40との接合部には、床12に固定された下レール40に対してパネル30を下方へ移動させることにて、該パネル30を面外方向に移動不能な状態に嵌合する嵌合形状が備えられる。
本実施例においては、前記パネル30側の接合部として、下枠部材33の下面に面内方向に伸びる嵌合溝33aが形成される。一方、下レール40側の接合部として、下レール40の上板部47の上面に前記パネル30の嵌合溝33aに嵌入する二本の突条46・46が形成される。
前記嵌合溝33aに突条46・46が嵌入されると、該突条46・46が嵌合溝33aの内周に接することにより、下レール40に対するパネル30の面外方向の移動が規制される。
なお、前記パネル30と下レール40との接合部の形状は本実施例に限定されるものではなく、下レール40に対してパネル30を上下方向に相対移動させることにて、該パネル30を面外方向に移動不能な状態に嵌合できる形状であれば構わない。
さらに、パネル30と下レール40との接合部には、自由端を有する面形状部がパネル30及び下レール40の各々に形成される。これらの面形状部は、上下に重ね合わされた状態で、巾木50の裏面に形成された挟持部54に上下方向から挟み込まれて保持される。
本実施例において、前記パネル30側の接合部には、下枠部材33の下面に略L字状断面形状を有する突条が、二本形成される。この突条は、下枠部材33の下端部より垂下する垂直面と、該垂直面の下端から面外方向へ略水平方向に伸びる水平面とを有し、当該水平面が被挟持部33bとされる。この被挟持部33bは、巾木50の挟持部54に挟持される自由端を有する面形状部であって、該被挟持部33bの端部には、鉤型突条が形成される。
一方、前記下レール40側の接合部では、上板部47の両方の側縁部分が自由端を有する面形状部である被挟持部45・45とされる。該被挟持部45の端部には、垂下する係止用リブが形成される。
前記パネル30の被挟持部33b・33bと、下レール40の被挟持部45・45とは、それぞれの面形状部が上下に重ね合わされた状態で、溝形状部である巾木50の挟持部54に挿入され、該挟持部54にて上下方向から挟み込まれた状態で挟持される。
続いて、図4を用いて上記構成の間仕切壁10の設置工程について説明する。
先ず、図4(a)に示すように、天井11に上レール20をビス等の固定手段22にて固定し、床12に下レール40を面ファスナー48にて固定する。
なお、上レール20と下レール40とは、略平行となるように墨出し等が行われ位置決めされる。
続いて、図4(b)に示すように、パネル30を傾けた状態で該パネル30の上部を上レール20の奥部まで挿入したのち、該パネル30を略垂直に起立させ、このパネル30の姿勢を保持したまま該パネル30を降下させる。
この手順により、図4(c)に示すように、パネル30の嵌合溝33aに、下レール40の突条46・46が嵌入して、下レール40にパネル30が立設される。このとき、下レール40の被挟持部45・45と、パネル30の被挟持部33b・33bとは、上下に重ね合わさった状態となる。
最後に、図4(d)に示すように、パネル30と下レール40とに巾木50を取り付ける。
巾木50をパネル30及び下レール40に取り付ける際には、図1の二点鎖線で示すように、先ず、巾木50を傾けた状態で、下レール40の起立部42を巾木50の係止部57に挿入し、続いて、前記巾木50の姿勢が略垂直となるまで係止部57を中心として巾木50を回転させる。
巾木50を回転させるうちに、該巾木50の挟持部54に、パネル30の被挟持部33bと下レール40の被挟持部45とが挿入され、巾木50の姿勢が略垂直となれば、該巾木50の挟持部54にてパネル30の被挟持部33bと下レール40の被挟持部45とが重ね合わされた状態で挟み込まれる。
上述のように、巾木50の係止部57が下レール40の起立部42に係止されることによって、該巾木50の下部が下レール40に固定される。
また、下レール40の被挟持部45とパネル30の被挟持部33bとが上下に重ね合わされた状態で巾木50の挟持部54に挟持されることによって、巾木50の上部が下レール40及びパネル30に固定されるとともに、該巾木50によりパネル30と下レール40との上下方向の相対移動が規制される。
なお、一旦挟持部54に被挟持部33b・45が挿入されると、パネル30の被挟持部33bの鉤型突条と下レール40の被挟持部45の係止用リブとが、挟持部54の蟻柄に係止されることによって、挟持部54は被挟持部33b・45から容易に落脱することはない。
但し、挟持部54は弾性変形可能であるので、巾木本体51をパネル30及び下レール40より引き剥がす方向に荷重を与えて挟持部54を弾性変形させれば、被挟持部33b・45を挟持部54より抜き出すことができる。つまり、巾木50はパネル30及び下レール40より着脱可能に構成され、間仕切壁10の組立又は解体は簡易である。
上述のように立設された間仕切壁10は、下記(1)〜(3)に示す構造的特徴を有する。
(1)パネル30及び下レール40の各々に自由端を有する面形状部である被挟持部33b・45を形成するとともに、これらの面形状部を重ね合わせた状態で上下方向から挟み込む挟持部54を巾木50の裏面に形成したので、巾木50にてパネル30と下レール40との上下方向の相対移動が規制される。
(2)パネル30の下端部と下レール40との接合部に、下レール40に対してパネル30を下方へ移動させることにて、パネル30を面外方向に移動不能に嵌合する嵌合形状である嵌合溝33aと突条46・46を備えたので、これらを嵌合させることにより、パネル30と下レール40との面外方向の相対移動が規制される。
(3)巾木50を弾性変形可能な素材で構成したので、パネル30が下レール40に対して略水平方向に位置ずれしようとすると、そのパネル30の動きに追従して多少変形したのち弾性回復する。
上記(1)〜(3)に示す構造的特徴により、間仕切壁10に備える巾木50・50により、パネル30に面外方向の荷重が掛かったとしても、パネル30と下レール40との接続は解除されることなく、パネル30に掛かる水平荷重に抗することができる。つまり、間仕切壁10に備える巾木50・50により、パネル30と該パネル30の下端部を支持する部材である下レール40との連結が補強され、前記パネル30に掛かる水平荷重に抗して間仕切壁10の倒壊を防止することができる。
なお、上述のように立設された間仕切壁10において、巾木50・50と下レール40により形成される空間は、配線のための空間として利用することができる。
この場合、図5に示すように、下レール40の柱脚部43・43に形成された付属品取付部44・44に、樹脂製ガイド65・65が取り付けられ、該樹脂製ガイド65・65にて巾木50・50と下レール40とにより形成される配線のための空間が上下に区切られる。この配線のための空間に配線される電気ケーブル66・66・・・には、弱電用と強電用とがあり、通常は弱電用ケーブルと強電用ケーブルとを隔離するためにいずれかに樹脂製絶縁テープが巻回されるが、本実施例では、配線のための空間が樹脂製ガイド65・65にて上下に区切られているので、何れか一方に弱電用ケーブルを、他方に強電用ケーブルを配線すれば、樹脂製絶縁テープは不要となる。つまり、弱電用ケーブルと強電用ケーブルとを隔離するための作業が不要となり、簡易に配線作業を行うことができる。
また、上述のように立設された間仕切壁10において、巾木50に形成された板支持部55及び板支持部56にて、板状部材である接続板60が保持される。図6に示すように、接続板60は、巾木50の板支持部55にその上辺を、また、同じく板支持部56にその下辺を位置決めした状態で、巾木50に対してスライドさせることによって取り付けられる。
前記接続板60は、隣接して配置される巾木50・50同士を接続するために使用される。つまり、図7に示すように、隣接して配置された二枚の巾木50・50で、一枚の接続板60を保持することにて、これらの巾木50・50の位置ずれや傾きを防止して、これらの巾木50・50の上下方向高さ位置、及び面外方向の突出位置を揃えることができる。
また、前記巾木50に形成された板支持部55及び板支持部56は、図8及び図9に示すように、巾木50にコンセント62・62を設ける際に、該コンセント62・62を備えるコンセントユニット61を巾木50に支持させるために使用される。このように巾木50に形成された板支持部55及び板支持部56に、コンセントユニット61を挿通させて支持させるので、巾木50からのコンセントユニット61の着脱が簡易であり、配線作業を簡易に行うことができる。
本発明の一実施例に係る間仕切壁の構成を示す側面断面図。 巾木の側面図。 別形態の巾木の側面図。 間仕切壁の設置工程を説明する図。 間仕切壁の下部を配線空間として利用した様子を示す側面断面図。 接続板を挿入する様子を示す巾木の背面図。 接続板にて接続された巾木の様子を示す正面図。 巾木にコンセントを備えた様子を示す正面図。 巾木にコンセントボックスを備えた様子を示す側面断面図。
符号の説明
10 間仕切壁
11 天井
12 床
20 上レール
30 パネル
33 下枠部材
33a 嵌合溝
33b 被挟持部
40 下レール
42 起立部
45 被挟持部
46 突条
50 巾木
54 挟持部
57 係止部

Claims (2)

  1. パネルと、略門字状断面形状を有し前記パネルの上端部を挿入して支持する上レールと、前記パネルの下端部に接合され該パネルを支持する下レールと、該下レール及び前記パネル下縁部を覆う巾木とを少なくとも備える間仕切壁であって、
    前記巾木の裏面下部に溝形状部を形成するとともに、該溝形状部に挿入される起立部を前記下レールに形成し、
    前記パネル及び前記下レールの各々に自由端を有する面形状部を形成するとともに、これらの面形状部を重ね合わせた状態で上下方向から挟み込む挟持部を前記巾木の裏面に形成した
    ことを特徴とする間仕切壁。
  2. 前記パネルの下端部と前記下レールとの接合部に、
    前記下レールに対して前記パネルを下方へ移動させることにて、前記パネルを面外方向に移動不能に嵌合する嵌合形状を備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の間仕切壁。
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