JP2006316445A - 巾木ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 壁仕上げ材と床仕上げ材との端部に生じ得る切断寸法の誤差を許容することが可能であり、壁仕上げ材と床仕上げ材の接合部が巾木箇所から剥離することを防止することができ、施工が比較的容易な巾木ユニットを提供する。
【解決手段】 壁仕上げ材の下端を覆う第一の固定部材と、壁面下端に立ち上げられた床仕上げ材の辺端部を覆うため第一の固定部材に係合するように形成された第二の固定部材とを備える。第一の固定部材は、壁仕上げ材の下端を覆う壁材被覆部と、入り隅の壁面に当接して固定される壁面固定部と、第二の固定部材を係止し得るように形成された受け部とを備え、第二の固定部材は、床仕上げ材の辺端部を壁面で覆う床材被覆部と、第一の固定部材の受け部に挿着されて係止する係合部とを備え、係合部は受け部に挿着するときに弾性変形し得るように形成されたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、壁面の基部における壁仕上げ材と床仕上げ材との取合い部分に設けられる巾木ユニットに関する。
従来の住宅や事務所等の建物においては、壁が床に接する壁面基部に、壁仕上げ材の下端部、または床仕上げ材の辺端部、あるいは両仕上げ材の取合い部分の納まりを良くするための巾木が設けられている。この巾木には、壁面よりも出っ張った出巾木、壁面とほぼ同じ面で形成される巾木、あるいは壁面よりも引込んで凹状に形成された入り巾木とがある。
例えば、精密機械工場等におけるクリーンルームでは、巾木部分に埃が溜まらない防塵仕様とするため、入り巾木が使用されることが多い。ここで、入り巾木とは、出巾木のように横方向に延びる長尺部材を巾木として取り付けたものではなく、壁面より引込むように壁面下端に形成された凹状部を意味するものであり、この凹状部(巾木箇所)で壁仕上げ材の下端部と床仕上げ材の辺端部とが接合される。
すなわち、クリーンルームの一般的な仕様は、図3に示したように、壁面30にクリーンルーム用のビニールクロス31が貼着され、このビニールクロス31の下端部31aが凹状部(巾木箇所32)まで巻き込まれ、一方、床33には帯電防止塩化ビニール系シート34が敷設され、この床材34の辺端部34aが凹状の巾木箇所32まで巻き上げられ、これら壁材下端部31aと床材辺端部34aの取合い部分が、図4の拡大図に示したように、シーリング材35により巾木箇所32の入り隅36で封止される。
以上のように、壁仕上げ材と床仕上げ材との取合い部分をシーリング材により押える従来方法には幾つかの問題点がある。
第一に、壁仕上げ材と床仕上げ材とを端部で接合し得るように、所定以上の寸法精度で両部材の端部を切断加工しなければならず、この切断作業が煩雑である。また第二に、シーリング材の付着状態によっては、壁仕上げ材と床仕上げ材の接合部に剥れが生じる可能性がある。第三に、入り隅部分はシーリング材の充填作業が容易ではなく、施工精度も低くなり易いという問題がある。
なお、クリーンルーム以外の居室における巾木ユニットが、特開平4−198561号(特許文献1)と、実開昭56−49831号(特許文献2)とに記載されている。
特許文献1の巾木ユニットは、壁面下端に形成された凹状部に嵌め込まれるものであり、床材の辺端部を内部に収納する収納部と、収納部の差込口を塞ぐための蓋体とを備えるものであり、壁面下端の凹状部は、巾木ユニットの収納部が隙間無く嵌合し得るような寸法精度が求められ、寸法誤差に対する許容度が低いものである。しかも、蓋体が壁面よりも突出するように形成されているため、この蓋体の上端面に埃が溜まり易く、防塵性能は全く期待できないものである。
一方、特許文献2の巾木部材も、壁面下端の凹状部に嵌め込まれるものであり、同様に、壁面下端の凹状部に施工上の寸法誤差が生じた場合には、隙間が生じたり、施工性が低下する可能性がある。
特開平4−198561号 実開昭56−49831号
本発明の課題は、壁仕上げ材と床仕上げ材との端部に生じ得る切断寸法の誤差を許容することが可能であり、壁仕上げ材と床仕上げ材の接合部が巾木箇所から剥離することを防止することができて、凹状の巾木箇所の入り隅部分においても比較的良好に施工することができる巾木ユニットを提供することである。
本発明では、壁面よりも引込んで凹状に形成された壁面下端の巾木箇所に設けられる巾木ユニットであって、壁仕上げ材の下端を前記凹状部内で覆うため該凹状部の入り隅に固定される第一の固定部材と、壁面下端に立ち上げられた床仕上げ材の辺端部を壁面で覆うため前記第一の固定部材に係合するように形成された第二の固定部材とを備える巾木ユニットが提供される。
ここで、巾木箇所とは、壁面より引込むように壁面下端に形成された凹状部であって、壁仕上げ材の下端と床仕上げ材の辺端部とが接合される箇所を意味する。
本発明の巾木ユニットでは、第一の固定部材を、凹状の巾木箇所の入り隅に固定するだけで、壁仕上げ材の下端を覆うことができ、また第一の固定部材に第二の固定部材を係合させるだけで、壁面下端に立ち上げられた床仕上げ材の辺端部を覆うことができるので、巾木箇所における両部材の固定作業は比較的容易に実施可能であり、これら接合端部が剥離することを防止できる。また壁仕上げ材と床仕上げ材の切断端部は、第一の固定部材と第二の固定部材により覆われるものであるため、切断端部における寸法誤差の許容度は比較的大きい。
本発明の巾木ユニットにおいて、前記第一の固定部材は、壁仕上げ材の下端を覆う壁材被覆部と、入り隅の壁面に当接して固定される壁面固定部と、前記第二の固定部材を係止し得るように形成された受け部とを備え、前記第二の固定部材は、床仕上げ材の辺端部を壁面で覆う床材被覆部と、前記第一の固定部材の受け部に挿着されて係止する係合部とを備え、前記係合部は前記受け部に挿着するときに弾性変形し得るように形成されたものを使用することが可能である。
本発明の巾木ユニットは、第一の固定部材と第二の固定部材がそれぞれ壁材被覆部と床材被覆部とを有し、これら被覆部が壁仕上げ材と床仕上げ材のそれぞれ端部を覆うように形成されているので、これら仕上げ材の各切断端部に寸法誤差が生じても、これら寸法誤差を許容することが可能である。また第一の固定部材が受け部を有し、第二の固定部材が係合部を有し、この係合部を弾性変形させながら受け部に挿着するだけで、第二の固定部材の取付けが完了するため、巾木箇所における効率的な施工が可能になった。
本発明の巾木ユニットは、壁仕上げ材と床仕上げ材の切断端部の寸法誤差を吸収し、見栄えの良好な仕上がりを可能にする。また従来方法のようにシーリング材に依存せず、第一及び第二の固定部材で壁仕上げ材と床仕上げ材の端部を覆うことにより、各端部の剥れを防止することができる。さらに、本発明の巾木ユニットによれば、凹状の巾木箇所の入り隅部分においても、比較的簡易な施工により、埃溜りの防止が可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明に係る巾木ユニット10は、図1に示したように、壁面20より引込むように壁面下端に形成された凹状の巾木箇所21の入り隅22に固定される第一の固定部材11と、この第一の固定部材11に係合するように形成された第二の固定部材12とから構成される。ここで、巾木箇所21とは、壁材として躯体23に固定された二枚の板体24,25のうち、外側の板体25の下端25aと床26との間に形成される凹状の部分である。この巾木箇所21では、床26に敷設された床仕上げ材27の辺端部27aが立ち上げられ、また壁面20に貼着された壁仕上げ材28の下端28aが、外側の板体25の下端25aまで巻き込まれる。
第一の固定部材11は、図2に示したような断面形状に形成され、壁面下端の入り隅22に沿って延設される長尺の部材であり、壁仕上げ材28の下端28aを押えるための壁材被覆部11aと、壁面に当接して固定される壁面固定部11bとがほぼ直角配置で形成される。壁材被覆部11aの上面には概ね3〜5mm幅の薄肉面11cを設け、この薄肉面11cと板体25の下端25aとの隙間に壁仕上げ材28の下端28aを納める。また壁面固定部11bには貫通孔11dが形成され、ここにビス13が挿通されて第一の固定部材11が壁面に固定される。壁面固定部11bの室内側には係止片11eが突出し、壁材被覆部11aと壁面固定部11bの交差する部分に溝11fが形成され、これら係止片11eと溝11fとが、第二の固定部材12を係止するための受け部として機能する。係止片11eには円弧面11e’あるいはテーパ面が形成される。
なお、壁面固定部11bは、接着剤などにより壁面に貼着しても良く、その場合には、貫通孔11dは不要になる。
第二の固定部材12も同様に壁面下端の入り隅22に沿って延設される長尺の部材であり、第一の固定部材11の受け部に係合する上方フランジ12aと下方フランジ12bとが、本体部12cに形成されたものである。上方フランジ12aには凸部12dが上面に突設され、この凸部12dが第一の固定部材11の溝11fに嵌合する一方で、下方フランジ12bには円弧面12b’あるいはテーパ面が設けられ、この円弧面12b’あるいはテーパ面は、図2のように前記係止片11eの円弧面11e’を摺動し得るような形状に形成される。本体部12cは、第一の固定部材11の係止片11eよりも下方に延びるように形成され、この延長部分12c’により床仕上げ材27の辺端部27aが覆われる。この延長部分12c’は概ね10〜15mm幅で形成することが好ましい。
第一の固定部材11及び第二の固定部材12は、例えば、塩化ビニールあるいはアルミニュウム等の材料から形成することができる。すなわち、第二の固定部材12は、第一の固定部材11の受け部に押し込んで係合させることが可能なように、少なくとも下方フランジ12bを弾性変形可能に形成する必要があり、さらには、第一の固定部材11の係止片11e及び第二の固定部材12の上方フランジ12aと下方フランジ12bを弾性変形可能に形成することが好ましい。
以上に説明したように、本発明にかかる巾木ユニット10は、第一の固定部材11に壁材被覆部11aが所定幅で設けられ、第二の固定部材12に延長部分12c’が所定幅で設けられ、これら壁材被覆部11aと延長部分12c’がそれぞれ壁仕上げ材28と床仕上げ材27の各端部を覆い隠すものであるため、これら仕上げ材27,28の各切断端部に多少の寸法誤差が生じても、これを許容することが可能である。
また第一の固定部材11が、係止片11eと溝11fからなる受け部を有し、この受け部に嵌合する凸部12dと下方フランジ12bとを第二の固定部材12が備えているため、最初に凸部12dを溝11fに嵌めてから、下方フランジ12bを係止片11eに突き当て、第二の固定部材12を押し込めば、円弧面12b’が円弧面11e’上を摺動し、第二の固定部材12を第一の固定部材11に挿着することができる。したがって、巾木ユニット10の取付け作業は、入り隅部分においても、比較的容易に実施することが可能である。
本発明にかかる巾木ユニットの断面図である。 図1の巾木ユニットの拡大図である。 従来の巾木箇所における納まりを示した断面図である。 図3の部分的な拡大図である。
符号の説明
10 巾木ユニット
11 第一の固定部材
11a 壁材被覆部
11b 壁面固定部
11e 係止片(受け部)
11f 溝(受け部)
12 第二の固定部材
12a 上方フランジ
12b 下方フランジ(係合部)
12c 本体部
12d 凸部(係合部)
21 巾木箇所
27 床仕上げ材
28 壁仕上げ材

Claims (2)

  1. 壁面よりも引込んで凹状に形成された壁面下端の巾木箇所に設けられる巾木ユニットであって、壁仕上げ材の下端を前記凹状部内で覆うため該凹状部の入り隅に固定される第一の固定部材と、壁面下端に立ち上げられた床仕上げ材の辺端部を壁面で覆うため前記第一の固定部材に係合するように形成された第二の固定部材とを備える巾木ユニット。
  2. 前記第一の固定部材は、壁仕上げ材の下端を覆う壁材被覆部と、入り隅の壁面に当接して固定される壁面固定部と、前記第二の固定部材を係止し得るように形成された受け部とを備え、前記第二の固定部材は、床仕上げ材の辺端部を壁面で覆う床材被覆部と、前記第一の固定部材の受け部に挿着されて係止する係合部とを備え、前記係合部は前記受け部に挿着するときに弾性変形し得るように形成されたものである請求項1に記載の巾木ユニット。
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