JP6966347B2 - 嵌め殺し窓 - Google Patents

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Description

本発明は、断熱性能を有する嵌め殺し窓に関する。
従来の嵌め殺し窓は、躯体とサッシ枠との間に専用枠を設ける必要があり施工に手間が掛かっていた。そのため、より施工性の優れた嵌め殺し窓が求められていた。また、省エネの点から断熱性の向上も求められていた。
「MTG−70 ECP60用枠タイプ 押出成形セメント板納まり専用枠(STB0182H)」三協立山株式会社、2017年2月
本発明は上記事情を鑑み、施工性及び断熱性に優れた嵌め殺し窓を提供することを目的とする。
本発明の嵌め殺し窓は、枠と、パネルと、パネル保持材を備え、枠は、内周側にパネルよりも室外側に延出する係止部を形成してあり、パネル保持材は、断熱性を有し、パネル押さえ部と、室外側見付面部と外周側見込面部を有し、枠の係止部へ係止される被係止部を形成してあり、枠の係止部に被係止部を係止して枠に取り付けられており、パネル押さえ部で室外側からパネルを保持し、室外側見付面部と外周側見込面部で枠の室外側端部を覆うものであり、パネル保持材は、枠のコーナー部において、縦方向と横方向とが室外側見付面部とパネル押さえ部にて一体に形成してあり、外周側見込面部が角度切りしてあることを特徴とする。
本発明によれば、パネル保持材は断熱性を有し、枠に取り付けられてパネルを保持し、枠の室外側端部を覆うため、窓の施工性、断熱性、及び意匠性に優れる。また、パネル保持材は枠の内周側へ係止される被係止部を形成してあるため、パネルに負荷が掛かっても安定してパネル保持することができる。
嵌め殺し窓の縦断面図である。 嵌め殺し窓の横断面図である。 パネル保持材を示し、(a)は全体の正面図、(b)はA−A線断面図である。 図1の要部拡大図である。 (a)(b)(c)はパネル保持材の枠への取り付けを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係る嵌め殺し窓は、枠1とパネル2とパネル保持材3を備える。枠1は押出成形セメント板4の開口部に取り付けてあり、パネル2はパネル保持材3によって枠1の内周に固定してある。
枠1は、図1及び図2に示すように、上枠1a、下枠1b及び左右の縦枠1cから構成されている。上枠1a、下枠1b及び縦枠1cはそれぞれ、アルミ製の室内側枠材10と室外側枠材11が樹脂製のブリッジ材12によって連結してある。室内側枠材10と室外側枠材11は対向する見付面に長手方向に亘って溝が形成してあり、溝内にブリッジ材12が隙間なく嵌め込まれて室内側枠材10と室外側枠材11を強固に連結してあることで、枠1は室内外の熱伝導が遮断された断熱形材となっている。また、ブリッジ材12は枠1の内周寄りと外周寄りの二箇所に間隔をあけて配置してあり、二つのブリッジ材12,12と室内側枠材10及び室外側枠材11によって断熱空間が形成されている。
室内側枠材10は室外側見付面にガスケット5が取り付けてあり、ガスケット5がパネル2の室内側見付面に当接している。ガスケット5の内周側には、室内側枠材10の室外側見付面とパネル2の室内側見付面との間にシール材6が充填されている。
室外側枠材11は外周側見込面が平坦に形成してあり、被覆材7が当接している。そして、図4に示すように、室外側枠材11の室外側端部には、係止部13が形成してあり、係止部13にパネル保持材3が取り付けられる。係止部13はパネル2よりも室外側に延出しており、断面T字形状の凸部14とその室外側に鉤状の凸部15を備える。二つの凸部14,15は内周側に向かって突出しており、凸部14,15の間はパネル保持材3の被係止部37が嵌まり込む係止溝16となっている。また枠1は室内側の凸部14よりも室内側の外周側見込面に、パネル保持材3の外れ止め部34aが係止される溝部17が長手方向に沿って形成してある。なお下枠1bは、室内側の凸部14を切り欠いて形成した水抜き部14aと、係止溝16の底面を貫通させて設けた水抜き孔16aを有する。水抜き部14aと水抜き孔16aは排水部Dを構成し、図3(a)に示すように、下枠1bの長手方向に複数箇所設けてある。
パネル2は、断熱性を有する複層ガラスである。パネル2は室内側枠材10の室外側に取り付けられたガスケット5と、室外側枠材11の室外側端部に取り付けられたパネル保持材3によって室内外から挟まれて枠1内に保持されている。
パネル保持材3は、枠1の係止部13に取り付けられて、枠1の室外側端部を内周側から外周側にわたって覆うとともに、室外側からパネル2を保持する。パネル保持材3は、図3(b)に示すように、パネル押さえ部31と、リップ部32と、室外側見付面部33及び外周側見込面部34から構成されている。なおパネル保持材3の材質は断熱性を有するものであって、EPDM−S(エチレンプロピレンジエンゴム)やシリコーンゴムなどを用いることができる。
パネル押さえ部31は、パネル2の縁部において室外側見付面に当接する。パネル押さえ部31は、室内側見付面がパネル2の見付面と略平行に形成され、室外側見付面が外周側に向かって肉厚になるよう傾斜させてある。パネル押さえ部31より内周側には、端部に向かって肉薄となるリップ部32が形成してある。リップ部32は、パネル押さえ部31よりも室内側に傾斜して延びている。パネル保持材3を枠1に取り付けると、リップ部32はパネル2の室外側見付面に沿って変形し、パネル2を室内側へ押圧する。また、パネル押さえ部31より外周側には、室外側端部から見付方向に延びる室外側見付面部33が形成してある。さらに、パネル押さえ部31の外周側には室内側に開口する溝部35が設けてあり、室外側見付面部33が溝部35の底部を構成している。溝部35には枠1の係止部13が挿入される。溝部35の内周側側壁には、鉤状の被係止部36とその室外側に断面T字形状の被係止部37が形成してある。二つの被係止部36,37は外周側に向かって突出していて、枠1の内周側に係止される。室外側の被係止部37は枠1の係止溝16に嵌まり込み、室内側の被係止部36は枠1の室内側の凸部14に係止される。溝部35の内周側側壁は、室外側見付面部33の端部から室内側に延びる外周側見込面部34によって構成されている。外周側見込面部34は枠1の室外側端部において外周側見込面を覆う。外周側見込面部34の室内側端部には、内周側に突出する外れ止め部34aが形成してある。外れ止め部34aは枠1の外周側に形成された溝部17に係止される。また、外周側見込面部34の内周側面には、凹凸加工された滑り止め部34bが形成してある。そして、外周側見込面部34と室外側見付面部33がなす角部の内角部分には、枠1への取り付け時に外周側見込面部34を外周側へ捲れやすくするための凹部38が設けてある。
パネル保持材3は、図3(a)に示すように一体枠状の部材であり、縦方向と横方向とがパネル押さえ部31とリップ部32及び室外側見付面部33において溶着して一体成形されている。そして、外周側見込面部34は各角部に枠1への取り付けを容易にするための切り込み(角度切り部34d)が形成してある。
また、下枠1bに取り付けられるパネル保持材3の下辺は、パネル押さえ部31の外周側寄りの部分から被係止部36,37を切り欠いて水抜き部31aを設けてあり、外周側見込面部34は見付方向に貫通する水抜き孔34cを設けてある。水抜き部31aと水抜き孔34cは、下枠1bに設けた水抜き部14aと水抜き孔16aの位置に合わせて下枠1bの長手方向に複数箇所設けてあり、排水部Dを構成する。
パネル保持材3の室内側には、パネル保持材3に連続して枠1に被覆材7が取り付けてある。被覆材7は断熱性を有し、枠1の外周側を覆い枠1と押出成形セメント板4との間を塞ぐ。被覆材7の室内側には、室外側枠材10の外周側見込面と押出成形セメント板4の内周側見込面との間にバックアップ材8が配置されている。
次いで、パネル保持材3の枠1への取り付け手順を図5によって説明する。枠1とパネル保持材3は上下左右が略同様の構成であり、図5は上枠1aにパネル保持材3の上辺を取り付ける手順を示す。
パネル保持材3は、枠1内にパネル2を嵌め込んだ状態で取り付ける。まず図5(a)のように、パネル保持材3の外周側見込面部34を室外側に捲り上げた状態で係止部36,37を枠1の係止溝16へ嵌め込む。そして、図5(b)のように、捲り上げた外周側見込面部34を枠1の外周側へ被せ、外れ止め部34aを枠1の溝部17へ係止させる(図5(c))。
このように取り付けたパネル保持材3は、パネル2に負圧が作用すると、図4に示すように被係止部37を支点とする室外向きのモーメントMがかかるが、枠1は係止溝16の室内側に凸部14を備え、凸部14にパネル保持材3の室内側の被係止部36が係止されているため、パネル保持材3は負圧によるモーメントMに対して抵抗し、パネル保持材3が外れるおそれがない。さらに、パネル保持材3のリップ部32は、パネル2の室外側見込面を室外側から押圧するので、パネル2に負圧が作用してもパネル2を安定して保持することができ、水の浸入を防ぐことができる。一方で、パネル2に正圧が作用した場合は、パネル2がパネル保持材3から離れようとするが、パネル保持材3のリップ部32はパネル押さえ部31よりも室内側に向けて傾斜して延びているため、パネル2の移動に追従して変形し、パネル2を押圧する。従って、パネル2に正圧が作用した場合もパネル2を安定して保持でき、水の浸入を防ぐことができる。
このように構成した嵌め殺し窓によれば、パネル保持材3が断熱性を有し、枠1の内周側へ係止される被係止部36,37を形成してあり、枠1に取り付けられてパネル2を保持し、枠1の室外側端部を覆うので、施工性、断熱性、及び意匠性に優れる。また、パネル保持材3は、枠1の係止部13に取り付けられて、枠1の室外側端部を内周側から外周側にわたって覆うため、枠1が目立たず、より意匠性に優れる。パネル保持材3は、枠1の外周側に設けた溝部17に係止される外れ止め部34aを有するため、パネル保持材3が枠1から容易に外れることなく、安定に取り付けることができるという効果もある。さらにパネル保持材3は、縦方向と横方向とがパネル押さえ部31とリップ部32及び室外側見付面部33において溶着して一体成形されており、外周側見込面部34は各角部に枠1への取り付けを容易にするための切り込み(角度切り部34d)が形成してあり、切り込みした外周側見込面部34同士を当接させることで、枠1の四周を覆い、枠1をより目立ち難くすることができる。そして、パネル保持材3は、パネル押さえ部31の室外側見付面が外周側に向かって肉厚になるよう傾斜させてあるため、水切りの効果、パネル保持材3が目立ち難い効果、パネル保持材3の材料費が抑えられる効果がある。
パネル保持材3の室内側には連続して断熱性を有する被覆材7が設けてあり、被覆材7は枠1の外周側を覆い枠1と押出成形セメント板4との間を塞ぐため、断熱性及び密封性に優れる。
そして、枠1は係止溝16の室内側に凸部14を備え、凸部14にパネル保持材3の室内側の被係止部36が係止されているため、パネル2に負圧が作用しても、パネル保持材3が外れるおそれがない。さらに、パネル保持材3のリップ部32は、パネル2の室外側見込面を室外側から押圧するので、パネル2に負圧が作用してもパネル2を安定して保持することができ、水の浸入を防ぐことができる。一方で、パネル2に正圧が作用した場合は、パネル保持材3のリップ部32はパネル押さえ部31よりも室内側に向けて傾斜して延びているため、パネル2の移動に追従して変形し、パネル2を押圧する。従って、パネル2に正圧が作用した場合もパネル2を安定して保持でき、水の浸入を防ぐことができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。例えば、枠の係止部とパネル保持材の被係止部の形状は適宜変更することができる。また、嵌め殺し窓は四角形状のものには限られない。
1 枠
2 パネル
3 パネル保持材
4 押出成形セメント板
36 被係止部
37 被係止部

Claims (1)

  1. 枠と、パネルと、パネル保持材を備え、枠は、内周側にパネルよりも室外側に延出する係止部を形成してあり、パネル保持材は、断熱性を有し、パネル押さえ部と、室外側見付面部と外周側見込面部を有し、枠の係止部へ係止される被係止部を形成してあり、枠の係止部に被係止部を係止して枠に取り付けられており、パネル押さえ部で室外側からパネルを保持し、室外側見付面部と外周側見込面部で枠の室外側端部を覆うものであり、パネル保持材は、枠のコーナー部において、縦方向と横方向とが室外側見付面部とパネル押さえ部にて一体に形成してあり、外周側見込面部が角度切りしてあることを特徴とする嵌め殺し窓。
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