JP2008268768A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】両面テープの糊部の凹凸の影響により液晶パネルと保護部材との間で発生した気泡がユーザから視認されにくい表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の表示装置は、両面テープ9が、平板状のベース20と、ベース20における保護部材側の表面に設けられ接着力を有する糊部22とを有しており、糊部22は、ベース20における充填部材7側の端部25を避けて設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の表示装置は、両面テープ9が、平板状のベース20と、ベース20における保護部材側の表面に設けられ接着力を有する糊部22とを有しており、糊部22は、ベース20における充填部材7側の端部25を避けて設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶表示装置などの表示装置の内部構造に関するものである。
従来の液晶表示装置は、図6に示すように、液晶パネル56、充填部材57、保護部材58、黒帯部60、および両面テープ59を有している。
保護部材58は、液晶パネル56を保護する。充填部材57は、保護部材58にかかる外力が液晶パネル56にかかることを防止する。両面テープ59は、充填部材57が漏れ出すのを防止する。黒帯部60は、ユーザに両面テープ59を視認させることを防止する。
両面テープ61は、図7(a)に示すように、ベース70の両側に接着力を有する糊部71・72が設けられている。さらに、同図に示すように、ベース70の全面に糊部71・72が設けられている。
また、特許文献1には、液晶セルと保護パネルとの間に形成される緩衝層の有する緩衝特性を維持しつつ、光学特性を向上させる他、製造の容易さを考慮した上で、軽量化や保護パネルの耐擦傷の向上を図ることを目的として、緩衝層を光錯乱防止素材により形成すると共に、該緩衝層を脱気状態で密着接合し、保護パネルの少なくとも表面を硬質層とした合成樹脂製にて形成されている液晶表示装置が開示されている。
特開平7−209635号公報(平成7年8月11日 公開)
図7(b)は、糊部71・72の端部(端面)を示しており、図7(a)の矢印B方向から見た部分平面図である。図7(b)に示すように、糊部71・72の端部は、凹凸80を有しているため、充填部材57を閉じ込める際に、この凹凸80に空気が入り、この空気が閉じ込められてしまい、図6に示すように、気泡61が発生してしまう可能性がある。このように発生した気泡61はユーザから容易に視認されてしまう、という不具合が生じる。この問題は、特許文献1に関しても同様に生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、接着手段の凹凸の影響により表示手段と保護手段との間で発生した気泡をユーザから視認されにくい表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、表示手段と、上記表示手段に対向配置されて上記表示手段を保護する保護手段と、上記表示手段と上記保護手段との間に配置される充填部材と、上記充填部材を上記表示手段と保護手段との間に閉じ込める封止手段と、上記保護手段に上記封止手段と対向して配され外部から上記封止手段が視認されることを防止する遮蔽手段と、を有する表示装置であって、上記封止手段は、平板状の基材と、上記基材における上記保護手段側の表面に設けられ接着力を有する第1の接着部とを有しており、上記第1の接着部は、上記基材における上記充填部材側の端部を避けて設けられている。
保護手段は、表示手段を保護する役割を有しており、表示装置にて表示を見るユーザ側に配置されている。保護手段は、表示手段を保護するため、ある程度の強度を有しており、外力により保護手段が表示手段に接触した場合、表示手段にこの外力が伝わり、表示に影響を与える可能性がある。そのため、表示手段と保護手段との間には、保護手段側から加わった外力が表示手段へ伝わるのを防止するため、充填部材が設けられている。
封止手段は、充填部材を表示手段と保護手段との間に閉じ込める役割を有している。また、遮蔽手段は、封止手段に対向配置されており、外部から封止手段が視認されることを防止している。
第1の接着部は、例えば糊などの接着力を有する部材であるため、厳密には端部に凹凸が存在する。そのため、充填部材との接触部分において表示装置を組み立てるとき、より詳細には、充填部材を閉じ込めるときに、第1の接着部の凹凸部に空気が入り込む。そのため、この空気が気泡となり、この気泡がユーザに視認されることにより、表示状態に影響を与える(不具合が発生する)。
これに対して、上記構成によれば、平板状の基材(封止手段の土台となる部材)の上に設けられた接着力を有する第1の接着部は、基材の充填部材側の端部を避けて設けられている。ここで、基材の充填部材側の端部とは、基材における表示装置の内側端をいう。このように第1の接着部は、基材の充填部材側の端部を避けて設けられているため、第1接着部の充填部材側の端部で気泡が発生したとしても、従来よりも封止手段に対してユーザ側に位置する遮蔽手段にて隠れる部分が多くなり、ユーザに視認させる気泡の量を減らすことができる。従って、より良好な表示を実現することができる。
また、本発明の表示装置では、上記基材における上記表示手段側の表面に設けられ接着力を有する第2の接着部を有していることが好ましい。
上記構成によれば、基材における表示手段側の表面に設けられ接着力を有する第2の接着部を有している。つまり、封止手段は、基材の両側(両面)に接着部を備えている。そのため、保護手段と表示手段との接着力を強化することができる。
また、本発明の表示装置では、上記第2の接着部は、上記基材の上記充填部材側の端部を避けて設けられていることが好ましい。
第2の接着部は、基材における表示装置側に設けられている、つまり、ユーザから見た場合、基材に隠れた位置に配置されている。換言すれば、第2の接着部は、基材におけるユーザとは反対側に位置している。
上記構成によれば、第2の接着部は、上記基材の充填部材側の端部を避けて設けられている。そのため、この第2の接着部において発生した気泡が従来よりも基材にて隠れる部分が多くなり、ユーザに視認させる気泡の量を減らすことができる。従って、より良好な表示を実現することができる。
また、本発明の表示装置では、上記第1の接着部の端部は、上記第2の接着部の端部よりも上記充填部材側へ突出していることが好ましい。
第1の接着部にて発生する気泡は、遮蔽手段にて隠れ、第2の接着部にて発生する気泡は基材にて隠れる。ユーザには、基材よりも遮蔽手段の方が近いため、遮蔽手段にて隠される第1の接着部にて発生する気泡の方が目立ちにくい。
上記構成によれば、上記第1の接着部の端部は、上記第2の接着部の端部よりも上記充填部材側へ突出している。これにより、より発生した気泡が目立ち易い第2の接着部にて発生した気泡を目立ちにくくすると共に、第1の接着部の端部を突出させることにより、表示手段と保護手段との接続力を高めることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、表示手段と、上記表示手段に対向配置されて上記表示手段を保護する保護手段と、上記表示手段と上記保護手段との間に配置される充填部材と、上記充填部材を上記表示手段と上記保護手段との間に閉じ込める封止手段と、を有する表示装置であって、
上記封止手段は、平板状の基材と、上記基材における上記表示手段側の表面で接着力を有する第2の接着部とを有しており、
上記第2の接着部は、上記基材における上記充填部材側の端部を避けて設けられていることを特徴としている。
上記封止手段は、平板状の基材と、上記基材における上記表示手段側の表面で接着力を有する第2の接着部とを有しており、
上記第2の接着部は、上記基材における上記充填部材側の端部を避けて設けられていることを特徴としている。
保護手段は、表示手段を保護する役割を有しており、表示装置にて表示を見るユーザ側に配置されている。保護手段は、表示手段を保護するため、ある程度の強度を有しており、外力により保護手段が表示手段に接触した場合、表示手段にこの外力が伝わり、表示に影響を与える可能性がある。そのため、表示手段と保護手段との間には、保護手段側から加わった外力が表示手段へ伝わるのを防止するため、充填部材が設けられている。封止手段は、帯状に設けられ、充填部材を表示手段と保護手段との間に閉じ込める役割を有している。
第2の接着部は、基材における表示装置側に設けられている、つまり、ユーザから見た場合、基材に隠れた位置に配置されている。
第2の接着部は、例えば糊などの接着力を有する部材であるため、厳密には端部に凹凸が存在する。そのため、充填部材との接触部分において表示装置の組み立てとき、より詳細には、充填部材を閉じ込めるときに、凹凸部に空気が入り込む。そのため、この空気が気泡となり、この気泡がユーザに視認されることにより、表示状態に影響を与える(不具合が発生する)。
これに対して、上記構成によれば、平板状の基材(封止手段の土台となる部材)の上に設けられた接着力を有する第2の接着部は、基材の充填部材側の端部を避けて設けられている。ここで、基材の充填部材側の端部とは、基材における表示装置の内側端をいう。このように第2の接着部は、基材の充填部材側の端部を避けて設けられているため、第2接着部の充填部材側の端部で気泡が発生したとしても、従来よりも基材にて隠れる部分が多くなり、ユーザに視認させる気泡の量を減らすことができる。従って、より良好な表示を実現することができる。
また、本発明の表示装置では、上記基材における保護手段側の表面に設けられ接着力を有する第1の接着部を有していることが好ましい。
上記構成によれば、基材における保護手段側の表面に設けられ接着力を有する第1の接着部を有している。つまり、封止手段は、基材の両側(両面)に接着部を備えている。そのため、保護手段と表示手段との接着力を強化することができる。
本発明の表示装置では、上記表示手段は液晶パネルであり、この液晶パネルにおける上記充填手段との接触部分は、偏光板にて構成されていることが好ましい。
本発明の表示装置では、上記保護手段は、アクリル板によって構成されていることが好ましい。
本発明の表示装置では、上記充填部材は、樹脂であることが好ましい。
本発明の表示装置では、上記樹脂は、紫外線硬化アクリル樹脂であることが好ましい。
以上のように、本発明の表示装置は、表示手段と、上記表示手段に対向配置されて上記表示手段を保護する保護手段と、上記表示手段と上記保護手段との間に配置される充填部材と、上記充填部材を上記表示手段と上記保護手段との間に閉じ込める封止手段と、上記保護手段に上記封止手段と対向して配され外部から上記封止手段が視認されることを防止する遮蔽手段と、を有する表示装置であって、上記封止手段は、平板状の基材と、上記基材における上記保護手段側の表面に設けられ接着力を有する第1の接着部とを有しており、上記第1の接着部は、上記基材における上記充填部材側の端部を避けて設けられている。
また、本発明の表示装置は、表示手段と、上記表示手段に対向配置されて上記表示手段を保護する保護手段と、上記表示手段と上記保護手段との間に配置される充填部材と、上記充填部材を上記表示手段と上記保護手段との間に閉じ込める封止手段と、を有する表示装置であって、上記封止手段は、平板状の基材と、基材における表示手段側の表面で接着力を有する第2の接着部とを有しており、上記第2の接着部は、上記基材における充填部材側の端部を避けて設けられている。
従って、接着手段の凹凸の影響により液晶パネルと保護部材との間で発生した気泡がユーザから視認されにくい表示装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態について説明する。
〔概略説明〕
図2は、本実施の形態のデジタルカメラの概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、デジタルカメラは、直方体の形状をしており、表示部(表示装置)1、操作ボタン2、シャッター3、電源ONスイッチ4、および電源OFFスイッチ5を備えている。
図2は、本実施の形態のデジタルカメラの概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、デジタルカメラは、直方体の形状をしており、表示部(表示装置)1、操作ボタン2、シャッター3、電源ONスイッチ4、および電源OFFスイッチ5を備えている。
表示部1は、デジタルカメラの内部に配置された図示しない制御手段によって、デジタルカメラで撮影する画像、撮影済みの画像、外部から取り込んだ画像、および操作説明などを表示する。操作ボタン2は、被写体に応じた撮影条件の切り替え、および解像度などの各種設定を切り換える。シャッター3は、撮影時に用いられる。電源ONスイッチ4および電源OFFスイッチ5は、デジタルカメラのON・OFFを切り換える。
〔表示部の構成〕
図3は、表示部1の構成を示す断面図である。
図3は、表示部1の構成を示す断面図である。
表示部1は、同図に示すように、液晶パネル(表示手段)6、充填部材7、保護部材(保護手段)8、両面テープ(封止手段)9、および黒帯部(遮蔽手段)10を備えている。
保護部材8は、例えばアクリル板で構成されており、液晶パネル6の一方の面を覆って液晶パネル6を保護する役割を有し、液晶パネル6に対して例えば100μmの間隙を持って対向配置されている。
充填部材7は、アクリル樹脂製の接着剤をベースとして構成されている。この充填部材7は、液晶パネル6と保護部材8との間に封入されており、保護部材8側から外力が加わったときに、該外力が直接液晶パネル6に伝わることを防止している。
両面テープ9は、充填部材7の周囲に配されており、 (A) 液晶パネル6と保護部材8とが充填部材7によって接着するまで固定する役割と、 (B) 充填部材7を液晶パネル6の端部からあふれ出さないようにせき止める役割と、 (C) 液晶パネル6と保護部材8との距離を一定に保つ、つまり、液晶パネル6と保護部材8とが平行になるようにする役割を有している。
黒帯部10は、両面テープ9をユーザから見えなくする役割を有しており、保護部材8における両面テープ9に対向する位置に、該両面テープ9を覆い隠すように設けられている。つまり、この黒帯部10は、保護部材8の縁部に囲むように設けられている。
液晶パネル6における保護部材8側の面とは反対側の面(裏面)には図示しないバックライトが設けられている。
〔表示部の製造方法〕
次に、図3に示す表示部1の製造方法について図4(a)〜図4(d)を用いて説明する。
次に、図3に示す表示部1の製造方法について図4(a)〜図4(d)を用いて説明する。
液晶パネル6の一方の面の周縁部に両面テープ9を貼り付ける(図4(a))。上記の通り、両面テープ9は、充填部材7があふれ出すことを防止する役割を有するため、途切れることなく液晶パネル9の一方の面に設ける。
充填部材7を液晶パネル9の一方の面における両面テープ9にて囲われた領域に適量塗布する(図4(b))。
塗布した充填部材7の上に液晶パネル6に対向するように保護部材8を載せる(図4(c))。
保護部材8を両面テープ9に接触させて保護部材8を液晶パネル6に固定する(図4(d))。このとき、液晶パネル6と充填部材7とが互いに接着すると共に、保護部材8と充填部材7とが互いに接着する。
なお、図4(a)〜図4(d)では、保護部材8における黒帯部10の図示を省略しているが、図4(c)において充填部材7の上に載せる保護部材8における両面テープ9に対向する位置に黒帯部10を設けておくことにより、黒帯部10の構成を実現することができる。以上の製造方法により、表示部1を製造することができる。
両面テープ9は、図1(a)に示すように、ベース(基材)20と、該ベース20の両側に対向して設けられた糊部(第2の接着部)21および糊部(第1の接着部)22とを備えている。なお、ここでは、図1(a)に示すように、糊部21は液晶パネル6側に配置されており、糊部22は保護部材8側に配置されている。
特に、両面テープ9において、ベース20の幅、糊部21の幅、および糊部22の幅の関係が、それぞれの幅を、wa、wb、wcとした場合、wa>wb、およびwa>wcとなっている。
さらに、ベース20の充填部材7側の端部25(図1(a)における右端部)と糊部21の充填部材7側の端部(図1(a)における右端部)とは互いに一致せず、かつ、ベース20の充填部材7側の端部25と糊部22の充填部材7側の端部(図1(a)における右端部)とは互いに一致しない。すなわち、ベース20における充填部材7側の端部25には糊部21・22が設けられていない。換言すれば、糊部21・22は、ベース20の内周部を避けて設けられている。さらに換言すれば、糊部21・22は、ベース20の充填部材7側の端部25を避けて設けられている。
以上の構成により、次のような作用効果が生じる。
図1(b)は、図1(a)を矢印A方向から見た部分平面図である。通常、糊部21・22の端面(端部)には、図1(b)に示すように、凹凸30が存在する。そのため、この糊部21・22の端面に充填部材7が接触したときに、上記の図4(d)の工程において糊部21・22の端面の凹凸30に空気が閉じ込められて気泡が発生してしまう(図5参照)。このように図4(d)の工程において気泡が発生すると、その後にこの気泡を脱泡することができない。
従来の両面テープは、ベースと糊部との幅が同じである、すなわち、糊部の端部がベースの充填部材側の端部にも設けられている。このため、この端部に発生した気泡が、図5に示すように、ユーザに視認されるという問題が生じていた。より詳細には、液晶パネル側に設けられた糊部において発生した気泡がベースの充填部材側からユーザに視認される。また、保護部材8側に設けられた糊部において発生した気泡が黒帯部の充填部材側からユーザに視認される、という問題が生じていた。
これに対して、本実施の形態の両面テープ9は、wa>wb、かつ、wa>wcとなっており、さらに、糊部21・22がベース20の内周部を避けて設けられている。
上記のように、wa>wbとなっており、さらに、糊部21がベース20の内周部を避けて設けられている。つまり、図1(a)に示すように、糊部21よりもベース20が内側(充填部材7側)に突出した形状となっている。そのため、糊部21において発生した気泡がベース20に隠すことができる。そのため、糊部21において発生する気泡を従来よりも目立たなくすることができる。
また、上記のようにwa>wcとなっており、さらに、糊部22がベース20の内周部を避けて設けられている。そのため、糊部22において発生した気泡を黒帯部10に隠すことができる。従って、糊部22において発生する気泡を従来よりも目立たなくすることができる。
以上のように、糊部21おいて発生する気泡および糊部22において発生する気泡を共に目立たなくすることができるので、表示を良好に行うことができる。
(実施の形態のバリエーション)
上記では、wa>wb、かつ、wa>wcとしていた。しかしながら、これに限らず、wa>wb、または、wa>wcのいずれか一方のみが成り立つ場合でもよい。この場合でも、いずれか一方の気泡を隠すことができるので、従来よりもユーザから見える気泡の量を減らすことができると共に、wa=wb、または、wa=wcとすることにより液晶パネル6と保護部材8との固定力を高くすることができる。
上記では、wa>wb、かつ、wa>wcとしていた。しかしながら、これに限らず、wa>wb、または、wa>wcのいずれか一方のみが成り立つ場合でもよい。この場合でも、いずれか一方の気泡を隠すことができるので、従来よりもユーザから見える気泡の量を減らすことができると共に、wa=wb、または、wa=wcとすることにより液晶パネル6と保護部材8との固定力を高くすることができる。
但し、wa>wb、または、wa>wcのいずれか一方のみの構成とする場合には、wa>wbとすることが好ましい。保護部材8側の糊部22に発生する気泡は、液晶パネル6側の糊部21に発生する気泡よりも目立ちにくい。これは、糊部21にて発生した気泡はベース20にて隠され、糊部22にて発生した気泡は黒帯部10にて隠されるが、ベース20よりも黒帯部10の方がユーザの近くに配されているため、黒帯部10にて隠される気泡の方がベース20にて隠される気泡よりも目立ちにくいからある。
そのため、表示部1全体としてユーザに視認される気泡の量を減らすことができる。
さらに、上記実施の形態の構成に加えて、糊部21の端部よりも糊部22の端部が充填部材7側へ突出するようにしてもよい。例えば、図1(a)のように糊部21の外端と糊部22の外端とを互いに揃えた場合には、wa>wc>wbとすることにより実現することができる。上記の通り、糊部22に発生する気泡は、糊部21に発生する気泡よりも目立ちくにくい。糊部21の端部よりも糊部22の端部を充填部材7側へ突出させることにより、より目立ちやすい糊部21に発生する気泡を目立ちにくくすると共に、より気泡が目立ちにくい糊部22を充填部材7側へ突出させることにより、固定力を高めることができる。
また、上記実施の形態では、ベース20の両面に糊部21・22を有する両面テープ9を用いているが、これに限らず、ベース20の片面にのみ糊部を有する片面テープ(封止手段;不図示)でもよい。この場合には、wa>wb、または、wa>wcとすることにより、気泡を目立ちにくくすることができる。さらに、ベース20の液晶パネル6側にのみ糊部21を設ける場合(糊部22を設けない場合)には、黒帯部10はなくてもよい。ベース20はユーザから視認可能となるが、上述の通り、糊部21にて発生する気泡は、ベース20にて隠すことができるためである。
図1(a)に示す両面テープ9は、以下のようにして製造することができる。
まず、ベース20を用意し、図5に示すように、このペース20の両面上の糊部21・22を設けない箇所にシール材35を配置する。その後、同図に示すように、糊部21・22をベース20上に塗布する。最後に、ベース20からシール材35を除去する。以上の工程により、図1(a)に示す両面テープ9を製造することができる。
なお、本実施の形態では、両面テープを封止手段と称しているが、これを補助手段と称してもよい。
また、本実施の形態の表示装置は、液晶表示装置でもよいし、その他の表示装置であってもよい。
また、本発明の表示装置は、表示手段と当該表示手段に対向配置されて当該表示手段を保護する保護手段と、上記表示手段と上記保護手段の間に配置される充填部材と、当該充填部材の周囲に配置された補助手段を有する表示装置において、上記補助手段の幅waと、当該補助手段の表面で接着力を有する幅wbについて、wa>wbでもよい。
また、本発明の表示装置は、表示手段と当該表示手段に対向配置されて当該表示手段を保護する保護手段と、上記表示手段と上記保護手段の間に配置される充填部材と、当該充填部材の周囲に配置された補助手段を有する表示装置において、上記補助手段の幅waと、当該補助手段の表面で接着力を有する幅wbと当該接着力を有する面と反対側の面で接着力を有する幅wcについて、wa>wb、かつwa>wcであってもよい。
また、本発明の表示装置は、表示手段と当該表示手段に対向配置されて当該表示手段を保護する保護手段と、上記表示手段と上記保護手段の間に配置される充填部材と、当該充填部材の周囲に配置された補助手段を有する表示装置において、上記保護手段が上記補助手段を遮蔽するために設けられた遮蔽手段を持ち、上記補助手段の幅waと、当該補助手段の上記遮蔽手段側の表面で接着力を有する幅wcと当該接着力を有する面と反対側の面で接着力を有する幅wbについて、wa>wb、かつwa>wc、かつwc>wbであってもよい。
本発明の表示装置は、デジタルカメラなどの表示装置を有する機器に用いることができる。
6 表示パネル(表示手段)
7 充填部材
8 保護部材(保護手段)
9 両面テープ(封止手段)
10 黒帯部(遮蔽手段)
20 ベース(基材)
21 糊部(第2の接着部)
22 糊部(第1の接着部)
25 ベースにおける充填部材側の端部
30 凹凸
7 充填部材
8 保護部材(保護手段)
9 両面テープ(封止手段)
10 黒帯部(遮蔽手段)
20 ベース(基材)
21 糊部(第2の接着部)
22 糊部(第1の接着部)
25 ベースにおける充填部材側の端部
30 凹凸
Claims (10)
- 表示手段と、上記表示手段に対向配置されて上記表示手段を保護する保護手段と、上記表示手段と上記保護手段との間に配置される充填部材と、上記充填部材を上記表示手段と保護手段との間に閉じ込める封止手段と、上記保護手段に上記封止手段と対向して配され外部から上記封止手段が視認されることを防止する遮蔽手段と、を有する表示装置であって、
上記封止手段は、平板状の基材と、上記基材における上記保護手段側の表面に設けられ接着力を有する第1の接着部とを有しており、
上記第1の接着部は、上記基材における上記充填部材側の端部を避けて設けられていることを特徴とする表示装置。 - 上記基材における上記表示手段側の表面に設けられ接着力を有する第2の接着部を有していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 上記第2の接着部は、上記基材の上記充填部材側の端部を避けて設けられていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 上記第1の接着部の端部は、上記第2の接着部の端部よりも上記充填部材側へ突出していることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 表示手段と、上記表示手段に対向配置されて上記表示手段を保護する保護手段と、上記表示手段と上記保護手段との間に配置される充填部材と、上記充填部材を上記表示手段と上記充填部材との間に閉じ込める封止手段と、を有する表示装置であって、
上記封止手段は、平板状の基材と、上記基材における上記表示手段側の表面で接着力を有する第2の接着部とを有しており、
上記第2の接着部は、上記基材における上記充填部材側の端部を避けて設けられていることを特徴とする表示装置。 - 上記基材における保護手段側の表面に設けられ接着力を有する第1の接着部を有していることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
- 上記表示手段は液晶パネルであり、この液晶パネルにおける上記充填手段との接触部分は、偏光板にて構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の表示装置。
- 上記保護手段は、アクリル板によって構成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の表示装置。
- 上記充填部材は、樹脂であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の表示装置。
- 上記樹脂は、紫外線硬化アクリル樹脂であることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013161634A1 (ja) * | 2012-04-23 | 2013-10-31 | シャープ株式会社 | 保護ガラス、および当該保護ガラスを備える表示装置 |
JP2013542460A (ja) * | 2010-09-16 | 2013-11-21 | トビス カンパニー リミテッド | 曲面ディスプレイパネル製造方法および曲面ディスプレイパネル |
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2007
- 2007-04-24 JP JP2007114774A patent/JP2008268768A/ja active Pending
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