JP5093456B2 - 消耗品を備えた装置 - Google Patents

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本発明は、消耗品を備えた装置に係り、詳細には、装置本体に装填された消耗品の使用状況を検出して交換または補充の通知を行う消耗品の管理機能を備えた装置に関する。
プリンタや複写機、複合機などの画像形成装置は、感光体ドラムなどを含むイメージユニットやトナーカートリッジ、記録紙などの各種消耗品が装填されており、それら消耗品の使用状況を検出して交換または補充の通知を行う消耗品管理機能を備えている。
装置から消耗品の交換/補充の通知を受けたユーザは、消耗品の在庫状況などに応じて新しい消耗品を購入することになるが、この消耗品購入時の発注の手間を軽減したり、発注漏れを防止したりするための種々の技術が開示されている。
たとえば、装置自身が消耗品の残量を検出して自動的に発注する技術としては、検出した消耗品の残量が所定量を下回るとファクシミリ機能を使って自動発注するもの(たとえば、特許文献1参照)や、過去の使用実績および例外的な使用量の増加(曜日または日付毎の使用状況)に応じて効率よく消耗品を自動発注するもの(たとえば、特許文献2参照)がある。
また、ユーザの発注作業を受注側が補助する技術には、受注側が消耗品の販売履歴に基づいて発注時期を予測しユーザに発注を促すシステム(たとえば、特許文献3参照)や、受注側が過去にユーザに販売した装置にて使用される消耗品を、消耗品発注情報入力画面に表示してユーザに案内することにより、ユーザが行う消耗品の発注手続きを容易にするようにしたシステム(たとえば、特許文献4参照)がある。
特開2003−309660号公報 特開2002−32634号公報 特開2002−145413号公報 特開2004−326450号公報
画像形成装置で使用される消耗品のうちトナーカートリッジなどは、容量の異なる複数種類(標準タイプ/大容量タイプなど)が用意され、その中の1つを選択して装置本体に装填し使用する場合がある。また、カラープリンタなどは、色の異なる複数本のトナーカートリッジを使用しており、使用形態に関連性のある消耗品(同カテゴリー品)が存在している。さらに、この関連性のある各トナーカートリッジはほぼ同じ時期に交換される場合があるなど、交換時期に相関関係が現れることもある。また、トナーカートリッジと廃トナーボトルなども依存性の高い(関連性のある)消耗品であり、これらの間にも交換時期に相関関係が現れる場合がある。
また、画像形成装置の消耗品には、記録紙やステープルなどのように補充頻度が高いものと、イメージユニットや廃トナーボトルなどのように交換頻度が低いものとがあり、交換/補充頻度の高い消耗品は、たとえば週単位(特定の曜日)や月単位(特定の日付)などの比較的短い周期で定期的に購入されユーザの発注時期に偏り(傾向)が現れる場合があるが、交換/補充頻度の低い消耗品は、購入の周期が長くなるか不定期で稀にしか購入されないことになる。
このように、画像形成装置の消耗品は、選択肢や関連性のあるものが存在し、さらに、交換/補充時期(購入時期)に相関関係が現れたり、交換/補充頻度に応じて定期または不定期に購入されたりするものが混在するため、発注や管理などが煩雑な作業となっている。
これに対し、装置自身が消耗品の残量を検出して自動発注する特許文献1や2の技術では、選択肢のある消耗品の中でユーザが過去に高い頻度で選択している種類があったとしても、そのようなユーザの過去の選択傾向は考慮せずに、交換/補充が必要になった消耗品を単純に自動発注するため、ユーザの望まない消耗品が発注されてしまう可能性がある。また、交換/補充時期に相関関係のある消耗品があったとしても、交換/補充時期の相関の有無に関わらず、実際に交換/補充が必要になった消耗品のみがその必要時に個別発注されるため、消耗品の納入や交換などは消耗品毎に行わなければならない。したがって、消耗品の納入や交換などに対する煩雑性は解消されず、効率的な管理を実現できない。
また、受注側が販売履歴の情報を利用してユーザの発注作業を補助する特許文献3や4の場合、受注側は、装置に装填されて実際に使用されている消耗品の使用状況(使用回数や使用時間、消費量など)を把握できないため、使用状況の変化などには対応することができない。たとえば、消耗品の使用回数/時間や消費量が増加した場合は交換/補充の周期が短くなり、逆に低下した場合は交換/補充の周期が長くなるが、その適切なタイミングで消耗品の購入案内が行えなくなる。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、ユーザが適切な消耗品を適切なタイミングで発注できるように発注作業を補助し、ユーザが行う消耗品の発注や管理を容易にすることができる装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]装置本体に装填された消耗品の使用状況を検出する検出部と、
購入を勧める消耗品の通知を行う通知部と、
前記検出部により検出された使用状況に基づいて前記消耗品が交換時期または補充時期に到達したと判断したとき、その消耗品に代替品がある場合は、その消耗品および前記代替品に対する過去の発注履歴に基づいて、発注頻度の高い方を、購入を勧める消耗品として選択し、その選択した消耗品の購入を勧める通知を前記通知部に行わせると共に、前記選択した消耗品と相関関係のある消耗品がある場合は、前記選択した消耗品と相関関係のある消耗品の購入を勧める通知をさらに前記通知部に行わせる制御部と、
を備える
ことを特徴とする装置。
上記発明では、装置本体に装填された消耗品が交換時期または補充時期に到達したと判断され、その消耗品に代替品(選択肢)がある場合は、その消耗品および代替品に対する過去の発注履歴(選択傾向)に基づいて購入を勧める消耗品が選択され、その選択された消耗品の購入を勧める通知が行われる。
交換時期または補充時期に到達したと判断された消耗品、およびその消耗品の代替品に対する過去の発注履歴は、たとえば、装置内の情報記憶部に記憶しておいてその情報記憶部から取得する、あるいは、外部の情報記憶装置に記憶しておいてその情報記憶装置と通信し取得するなどが可能である。また、通知部には、たとえば、装置に搭載された通信手段、表示手段、印刷手段などが含まれ、選択した消耗品の購入を勧める通知は、通知する内容を、通信手段によってユーザに送信したり、表示手段に表示したり、印刷手段を用いて出力したりするなどにより実行できる。
この装置では、代替品(選択肢)のある消耗品が交換/補充時期に到達したと判断すると、過去の発注履歴(選択傾向)に基づきユーザにとって適切な消耗品を選択し購入を勧める通知を行うため、ユーザは、代替品のある消耗品に対し、適切な種類の消耗品を、交換/補充の必要が生じた適切なタイミングで発注できるようになる。
また上記発明では、選択した消耗品(交換時期または補充時期に到達した消耗品とその代替品のうちで発注頻度の高い方)に相関関係のある消耗品がある場合は、さらにその相関関係のある消耗品の購入を勧める通知が行われる。
これにより、ユーザは、選択した消耗品の他に相関関係のある消耗品も購入した方がよいことを容易に把握できるようになり、交換/補充の必要が生じた適切なタイミングで、選択した消耗品を発注し、これに加えて相関関係のある消耗品もまとめて一度に発注できるようになる。このように、選択した消耗品および相関関係のある消耗品を一括して発注できることで、これら消耗品の納入や交換なども一括して行えるようになり、効率的な管理を行えるようになる。
]前記相関関係のある消耗品は、前記選択された消耗品の過去の交換時または補充時の近傍に交換または補充された消耗品である
ことを特徴とする[]に記載の装置。
上記発明では、選択された消耗品の過去の交換時または補充時の近傍に交換または補充された消耗品は、交換/補充対象の消耗品と相関関係のある消耗品として購入を勧める通知が行われる。これにより、ユーザは、過去の近い時期に交換/補充を行った複数の消耗品を、交換/補充の必要が生じた適切なタイミングで一括発注できるようになる。
]前記相関関係のある消耗品は、前記選択された消耗品と予め関連付けされており、かつ前記判断時から所定の期間内に交換時期または補充時期に到達すると判断された消耗品である
ことを特徴とする[]に記載の装置。
上記発明では、選択された消耗品と予め関連付けされており、かつその消耗品が交換時期または補充時期に到達したと判断した時から所定の期間内に交換時期または補充時期に到達すると判断された消耗品は、選択された消耗品と相関関係のある消耗品として購入を勧める通知が行われる。これにより、ユーザは、実際に交換/補充が必要となった消耗品、および、その交換/補充対象の消耗品と関連性があって交換/補充が必要になりそうな消耗品を、適切なタイミングで一括発注できるようになる。
]前記所定の期間は、前記交換時期または前記補充時期に到達すると判断された消耗品の次回の交換予定時または補充予定時までの期間よりも短い
ことを特徴とする[]に記載の装置。
上記発明では、交換時期または補充時期に到達すると判断された消耗品の次回の交換予定時または補充予定時までの期間よりも短い期間に、交換時期または補充時期に到達すると判断された消耗品が、上記の交換/補充対象の消耗品と相関関係のある消耗品として購入を勧める通知が行われる。これにより、ユーザは、実際に交換/補充が必要となった消耗品、および、その交換/補充対象の消耗品と関連性があって、その消耗品の次回の交換/補充よりも前に交換/補充が必要になりそうな消耗品を、適切なタイミングで一括発注できるようになる。
]前記制御部は、日付に基づいて消耗品の購入を勧める通知を前記通知部に行わせる第2通知機能をさらに有する
ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の装置。
上記発明では、装置本体に装填された消耗品が交換時期または補充時期に到達したと判断されると、その消耗品の購入を勧める通知が行われる。また、この通知とは別に、日付に基づいて(たとえば所定の日付になると)、購入を勧める消耗品の通知が行われる。
このように、購入を勧める消耗品を日付に基づいて通知することで、たとえば、消耗品の発注(購入)を日付で管理しているような場合などに、ユーザによる消耗品の発注漏れを防止できると共に、消耗品の発注管理を容易にできる。また、装置は、装填されて実際に使用している消耗品の使用状況も把握しているため、日付が来る前に交換/補充時期に達した場合などでも、その交換/補充が必要な適切なタイミングで消耗品の消耗品の購入を勧める通知を行うことができ、消耗品の使用状況の変化にも対応することができる。
]前記日付は、前記消耗品の過去の発注履歴に基づき予測して得た次回の発注時期を示す日付である
ことを特徴とする[]に記載の装置。
上記発明では、消耗品の過去の発注履歴に基づき予測して得た次回の発注時期を示す日付になると、購入を勧める消耗品の通知が自動的に行われるため、たとえば、ユーザ自身が行う日付の設定などを省略できるようになり、設定作業を簡略化することができる。
]前記第2通知機能を動作させるか否かが選択可能である
ことを特徴とする[]または[]に記載の装置。
上記発明では、第2通知機能(購入を勧める消耗品を日付に基づいて通知する機能)を動作させるか否かが選択できることで、ユーザの発注形態に合った方法で消耗品の交換/補充(購入案内)に関する通知を行うことができる。
本発明に係る装置によれば、ユーザが適切な消耗品を適切なタイミングで発注できるように発注作業を補助し、ユーザが行う消耗品の発注や管理を容易にすることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の構成をブロック図で示している。画像形成装置10は、原稿を読み取って対応する画像を記録紙上に形成して出力するコピー機能や、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、フィニッシング機能などを備えたデジタル複合機などとして構成されている。また、装置本体のプリンタ機構部13には複数の消耗品(消耗品群22)が装填されており、それら消耗品の使用状況(使用回数/時間、残量など)を検出して交換または補充の通知を行う消耗品管理機能(第1通知機能)を備えている。さらに、ユーザのニーズや装置の使用形態などに沿った消耗品の購入案内や、ユーザの発注実績(交換/補充実績)を基に発注時期を予測して消耗品の購入案内を、通知部(プリンタ機構部13/ユーザインターフェース14/通信部15)によって自動的に通知する以下の3つの機能を備えている。
(1)交換/補充時期に到達した消耗品に代替品(選択肢)がある場合に、その消耗品および代替品に対する過去の発注履歴に基づいて購入を勧める消耗品を選択し、その選択した消耗品の購入を勧める通知を行う機能・・・「選択消耗品通知機能」
(2)交換/補充時期に到達した消耗品と相関関係(関連性)のある消耗品がある場合に、その消耗品および相関関係のある消耗品の購入を勧める通知を行う機能・・・「関連消耗品通知機能」
(3)日付(たとえば、消耗品の過去の発注履歴に基づき予測して得た次回の発注時期)に基づいて消耗品の購入案内に関する通知を行う機能・・・「消耗品発注時期通知機能」
また、消耗品発注時期通知機能(第2通知機能)については、動作させるか否かが選択できるようになっている。
上記の各機能を実行するために、画像形成装置10は、制御部11と、記憶部12と、プリンタ機構部13と、ユーザインターフェース14と、通信部15とを備えている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)20およびタイマー21を備えている。CPU20は、演算処理機能を備えると共に、画像形成装置10全体の動作を統括制御する中央演算処理装置として機能する。さらにCPU20は、消耗品の使用状況に基づく交換/補充時期の監視を行い、交換/補充時期に到達したと判断した消耗品の交換/補充に関する通知を通知部に行わせる機能と、交換/補充(発注)が行われた消耗品の交換/補充実績データを作成する機能と、購入を勧める消耗品をピックアップして購入案内に関する通知を通知部に行わせる機能とを備えている。タイマー21は、CPU20が消耗品の使用状況を監視する際の監視タイマーとして機能する。
また制御部11には、画像形成装置10に装填可能な全ての消耗品の属性情報を保持した情報テーブル(図2参照)が記憶されている。
記憶部12は、揮発性/不揮発性メモリやHDD(Hard Disk Drive)などを含んで構成されており、この記憶部12には、消耗品の交換/補充実績データ(図3参照)が記憶・蓄積されるようになっている。
プリンタ機構部13は、画像形成装置10のプリンタ機能およびフィニッシング機能を実行するもので、入力された画像データに対応する画像をフルカラーで記録紙にプリントし、プリント処理した記録紙にステープル処理を施して出力できるように構成されている。このプリンタ機構部13には、プリント処理およびステープル処理で使用される消耗品群22が交換/補充可能に装填されており、さらに消耗品群22の使用状況を検出するための検出部(28〜32)が設けられている。
消耗品群22の詳細は、感光体ドラムや転写ベルトなどを備えたイメージユニット(Image Unit)23、トナーカートリッジ24、廃トナーボトル25、記録紙26、ステープル27などである。
トナーカートリッジ24については、フルカラー画像を形成するプリンタ機構部13に対応して、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色が1本ずつ使用されている。また、トナーカートリッジ24は、容量の異なる標準タイプと大容量タイプの2種類が用意され、プリンタ機構部13には標準/大容量タイプのいずれか一方が選択されて装填されるようになっている。
消耗品群22の使用状況を検出するための検出部については、イメージユニット23の使用状況(イメージ回数)を検出するIU検出部28、トナーカートリッジ24のトナー残量を検出するトナー残量検出センサ29、廃トナーボトル25のボトル残量(廃トナー量)を検出するボトル残量検出センサ30、記録紙26の残量(有無)を検出する記録紙残量検出センサ31、ステープル27の残量(有無)を検出するステープル残量検出センサ32などが設けられている。
これらの検出部によって検出された消耗品の使用状況を示す検出情報は、制御部11のCPU20に入力されるようになっている。さらにIU検出部28、トナー残量検出センサ29、ボトル残量検出センサ30は、消耗品(イメージユニット23/トナーカートリッジ24/廃トナーボトル25)の装填状態(装填/未装填)を検出する機能と、装填された消耗品の型式(識別子)情報を読み取る機能とを備えており、消耗品の装填状態を示す装填情報、および、装填された消耗品の型式情報もCPU20に入力するよう構成されている。
ユーザインターフェース14は、タッチパネル式のオペレーションパネル33を備えている。オペレーションパネル33は、画像形成装置10の動作状態や操作に関する各種表示を行うと共に、ユーザからの入力操作を受け付ける操作表示部として機能する。
画像形成装置10の初期設定などは、このオペレーションパネル33を通して設定・変更できるようになっている。たとえば、前述した消耗品発注時期通知機能を動作させるか否か(オン/オフ)の選択や、購入を勧める消耗品の購入案内の通知に関する各種設定(通知方法の選択(情報発信/プリント出力/画面表示)、通知形式の選択(通知メッセージ/発注文書)、発信先の設定)などは、装置の初期設定によって行うことができる。
また、消耗品の発注履歴を示す発注データ(交換/補充実績データ)は、オペレーションパネル33を使用して手入力で登録することができ、さらに、消耗品販売元のサーバから取得して登録することもできるようになっている。
通信部15は、ネットワーク34を通じてファクシミリの送受信を行うインターネットファクシミリ(iFAX)機能、および、ネットワーク34を通じて電子メール(Email)の送受信を行う電子メール機能を備えており(iFAX/Email35)、さらに公衆回線36を通じてファクシミリの送受信を行うファクシミリ機能を備えている(FAX37)。
図2は、画像形成装置10の制御部11に記憶されている情報テーブルを示している。
情報テーブルは、プリンタ機構部13に装填可能な全ての消耗品の属性情報を保持している。詳細には、消耗品の属性情報として、消耗品の識別子である「型式」、消耗品の一般名称である「品名」、当該消耗品と排他関係にある消耗品の識別子(型式)の一覧を示す「排他」、当該消耗品と依存性が高い消耗品の識別子(型式)の一覧を示す「関連」、当該消耗品が現在装置に装填されているか否かを示す「装填状態」を、消耗品毎に保持している。なお、上記の排他関係とは、複数の種類(たとえば同じカテゴリーまたは同等の機能を有しているが、サイズやグレードなどに差異があるような場合)の中から1つの種類だけが選択される関係のことであり、この排他関係にある消耗品には選択肢(代替品)が存在している。
情報テーブルに保持されている消耗品の種類は、前述した消耗品群22である。詳細を品名で記載すると、各色の標準タイプのトナーカートリッジを示す「トナーC」/「トナーM」/「トナーY」/「トナーK」、各色の大容量タイプのトナーカートリッジを示す「大容量トナーC」/「大容量トナーM」/「大容量トナーY」/「大容量トナーK」、「廃トナーボトル」、「イメージユニット」、「記録紙(普通紙)」、「ステープル」などである。
「排他」/「関連」について説明すると、トナーカートリッジ24では、択一的に選択されてプリンタ機構部13に装填される標準タイプと大容量タイプの同色同士が排他関係となる。また、標準タイプのトナーカートリッジ24では、標準タイプの他色のトナーカートリッジ24が関連関係となり、大容量タイプのトナーカートリッジ24も同様に、大容量タイプの他色のトナーカートリッジ24が関連関係となる。廃トナーボトル25では、排他関係となる消耗品は存在せず、関連関係は、標準タイプおよび大容量タイプの各色のトナーカートリッジ24となる。また、イメージユニット23、記録紙26、ステープル27については、排他/関連関係となる消耗品が共に存在していない。
図2に示す情報テーブルでは、トナーカートリッジ24は大容量タイプが装填され、廃トナーボトル25、イメージユニット23、記録紙26、ステープル27は全て装填された状態を例示している。また、たとえば大容量タイプのマゼンタ色のトナーカートリッジMの場合は、型式が「LTM−##」、排他関係が「TM−##」(標準タイプのマゼンタ色のトナーカートリッジM)、関連関係が「LTC−##」(大容量タイプのシアン色のトナーカートリッジC)/「LTY−##」(大容量タイプのイエロー色のトナーカートリッジY)/「LTK−##」(大容量タイプのブラック色のトナーカートリッジK)といったデータで保持されている。
図3は、消耗品の交換/補充(発注)の実績情報を保持した交換/補充実績データを示している。
交換/補充実績データは、消耗品の識別子である「型式」、消耗品の一般名称である「品名」、交換/補充(発注)された日付を示す「交換/補充(日)」、消耗品の数量を示す「数量」の各項目を対応付けて消耗品毎にデータベース化したものである。この交換/補充実績データは、消耗品の交換/補充が行われる度に作成される、あるいは、オペレーションパネル33を通して入力された発注データや消耗品販売元のサーバから取得した発注データが登録(反映)されて、記憶部12に記憶・蓄積される。また、消耗品(イメージユニット23/トナーカートリッジ24/廃トナーボトル25)の交換/補充が行われると、その消耗品の型式情報が検出部(IU検出部28/トナー残量検出センサ29/ボトル残量検出センサ30)によって読み取られ、作成された交換/補充実績データに自動登録される。
図3に例示した交換/補充実績データは、大容量タイプのマゼンタ色のトナーカートリッジMの交換(発注)時に作成・登録されたものであり、たとえば、型式が「LTM−##」、品名が「大容量トナーM」、交換(日)が「2007/01/08」、数量が「1ヶ」といったデータで記録されている。
次に、画像形成装置10の動作について説明する。
図4は、画像形成装置10における消耗品の発注補助の処理の流れを示している。なお、本処理では、動作のオン/オフが選択可能とされた消耗品発注時期通知機能を動作オンにした場合で説明する。
本処理が開始されると、制御部11は消耗品群22における各消耗品の交換/補充時期の監視を始める(ステップS101(監視タイマー開始))。詳細には、検出部(IU検出部28/トナー残量検出センサ29/ボトル残量検出センサ30/記録紙残量検出センサ31/ステープル残量検出センサ32)によって検出された使用状況に基づきCPU20が消耗品(イメージユニット23/トナーカートリッジ24/廃トナーボトル25/記録紙26/ステープル27)の交換/補充時期の監視を行う。
たとえば、トナーカートリッジ24などのように残量(使用量)で管理する消耗品に対しては、タイマー21によるタイム情報を基に周期的に残量を検出することで監視を行い、残量が所定の規定値に達したか否かが交換要否の判断基準となる。使用時間で管理する消耗品に対しては、使用を開始した時点から使用可能時間(残時間)をカウントダウンすることによって監視を行い、使用可能時間が所定の規定値に達したか否かが交換要否の判断基準となる。使用回数で管理する消耗品に対しては、回数のカウントアップによって監視を行い、累積使用回数が所定の規定値に達したか否かが交換要否の判断基準となる。また、使用時間/回数管理の消耗品の交換の要否は、画像形成装置10の動作中に常に監視している。
消耗品の使用状況(使用回数/時間、残量など)を検出する場合(ステップS102;使用状況)、CPU20は検出部によって検出された消耗品の使用状況をチェックし(ステップS103)、交換時期または補充時期に到達したか否か(交換/補充の要否)を判断する(ステップS104)。
交換/補充時期に到達しておらず交換/補充の必要が無いと判定した場合は(ステップS104;No)、ステップS101へ戻り、交換/補充時期に到達して交換/補充の必要が有ると判定した場合は(ステップS104;Yes)、ステップS108へ移行する。
また、消耗品発注時期通知機能が動作している場合は、消耗品の使用状況のチェックとは別に、以下に説明する「偏り発注の判断処理」も実行する(ステップS102;時間)。
ユーザが現在までに実施した消耗品の交換/補充(発注)の実績を集計し(ステップS105)、発注時期(ユーザによる偏り発注)が予測可能か否かを判断する(ステップS106)。詳細には、記憶部12に記憶・蓄積されている交換/補充実績データ(図3参照)から消耗品毎の交換/補充(発注)の日付を集計し、「特定日」または「##ヶ月/##週間/##日」など、周期性をもって交換/補充されているかをチェックする。
消耗品の交換/補充(発注)に周期性がなく発注時期が予測不可能である場合は(ステップS106;No)、ステップS101へ戻る。周期性があって発注時期が予測可能である場合は(ステップS106;Yes)、該当する消耗品を偏りのある発注としてピックアップし、その周期性に従って通知するために、現在がその予測した発注時期であるか否かを判断する(ステップS107)。
予測した発注時期でない場合は(ステップS107;No)、ステップS101へ戻り、予測した発注時期である場合は(ステップS107;Yes)、ステップS108へ移行する。
ステップS108では、交換/補充の必要性が生じた消耗品(ステップS104;Yes)、または、偏りのある発注に該当した消耗品(ステップS107;Yes)に対し、消耗品の属性情報を保持した情報テーブル(図2参照)から排他関係にある品目の情報(型式)を調べ(図2「排他」参照)、選択肢(代替品)があるか否かを判断する。
選択肢がない場合は(ステップS108;ナシ)、情報テーブルからその消耗品の型式情報を取得する(ステップS109)。トナーカートリッジ24などのように選択肢がある場合は(ステップS108;アリ)、各々の型式(標準/大容量タイプ)にて交換/補充実績リスト(図3参照)より各々の交換回数を調べ、交換実績の多い方(発注頻度の高い方)を選択して、その選択した種類の消耗品の型式情報を取得する(ステップS110)。
ステップS109またはステップS110で型式情報を取得した消耗品は、購入を勧めることが確定した消耗品となる。以下では、この消耗品は「基本消耗品」と呼んで説明する。
型式情報の取得後は、基本消耗品の過去の購入時期近傍に交換/補充(発注)された品目をチェックする(ステップS111)。詳細には、基本消耗品の前回の交換/補充時期(日付)を交換/補充実績リスト(図3「交換」参照)より取得し、取得した交換/補充時期の近傍に交換/補充が行われた消耗品の型式を交換/補充実績リスト(図3「型式」参照)よりピックアップする。なお、ここでの交換/補充時期の近傍とは、たとえば、消耗品の前回の交換/補充日の前後、数日以内/数週間以内/数ヶ月以内などである。またこの期間は、たとえば、装置側で予め設定されていてもよく、ユーザが装置の初期設定によって任意に変更できるようにされていてもよい。
また、ステップS110を経由し、かつステップS110で選択肢のある消耗品が交換実績(発注頻度)に基づいて種類変更された場合は、変更後の消耗品が基本消耗品となるが、ステップS111では、その変更前の消耗品に対しても、過去の購入時期近傍に交換/補充(発注)された品目をチェックするようにしてもよい。
ピックアップされた品目がない場合は(ステップS112;ナシ)、ステップS115へ移行する。ピックアップされた品目がある場合は(ステップS112;アリ)、その品目が、購入を勧めることが確定した基本消耗品と相関関係があるか否かを情報テーブルの関連情報(図3「関連」参照)と照らし合わせ判断する(ステップS113)。相関関係がある消耗品としては、たとえば、今回交換対象となったトナーカートリッジ24の過去の購入時期近傍に交換(発注)された他色のトナーカートリッジ24などが挙げられる。
ピックアップされた品目に相関関係がない場合は(ステップS113;ナシ)、ステップS115へ移行する。相関関係がある場合は(ステップS113;アリ)、その品目を同時に交換/補充を勧める消耗品として通知内容に追加し(ステップS114)、ステップS115へ移行する。
また、ステップS111に代えて、または、ステップS111の後に追加して、今回の交換/補充対象の消耗品が交換/補充時期に到達したと判断した時点(ステップS104;Yes)から所定の期間内に交換/補充時期に到達すると判断される品目をチェックし、ステップS112へ移行するようにしてもよい。詳細には、ステップS103にて説明した消耗品の使用状況チェックを行った際に、今回の交換/補充対象の消耗品が交換/補充時期に到達したと判断した時点を基準として、その後の所定の期間内(使用可能な残回数/残時間、残量を消費し終えるまでの予測の期間)に交換/補充時期に到達すると予測される品目をチェックし、その品目の型式情報を消耗品リスト(図2「型式」参照)より取得してピックアップする。
なお、この所定の期間は、たとえば、消耗品毎に装置側で予め設定されていてもよく、ユーザが装置の初期設定によって消耗品毎に任意に変更できるようにされていてもよい。また所定の期間は、今回の交換/補充対象の消耗品における次回の交換/補充予定時までの期間よりも短い期間(たとえば、次回の交換/補充予定時の少し手前や中間までの期間など)に設定されるようにしてもよい。
上記の所定の期間内に交換/補充時期に到達し、かつ相関関係がある消耗品としては、たとえば、交換対象のトナーカートリッジ24と関連関係にあり、かつ所定の期間内(交換対象のトナーカートリッジ24の次回の交換予定時より前)に交換時期に到達する廃トナーボトル25などが挙げられる。
また、ステップS109またはステップS110で消耗品の型式情報を取得した後に、ステップS111およびステップS112を省略してステップS113へ移行し、購入を勧めることが確定した基本消耗品と相関関係(関連関係)がある品目を情報テーブルの関連情報(図3「関連」参照)に基づいてピックアップするようにしてもよい。この場合は、型式情報を取得した消耗品(基本消耗品)と関連関係にある品目が全てピックアップされる。この場合は、たとえば、いずれか1本のトナーカートリッジ24が交換対象になると、関連関係にある他の3本のトナーカートリッジ24がピックアップされるようになる。
ステップS115では、交換/補充を勧める消耗品の購入案内に関する通知メッセージまたは発注文書を作成する。ここでは、基本消耗品のみがピックアップされている場合は(ステップS112;ナシ/ステップS113;ナシ)、通知メッセージまたは発注文書に基本消耗品のみを記載する。また、基本消耗品の過去の購入時期近傍に交換/補充・発注された品目があり(ステップS112;アリ)、かつその品目が基本消耗品と相関関係にあれば(ステップS113;アリ)、通知メッセージまたは発注文書に、基本消耗品に加えてその品目を同時に交換/補充を勧める消耗品として記載する。
作成された通知メッセージは通信部15のiFAX/Email35によりネットワーク34を通じて、また、作成された発注文書は通信部15のFAX37により公衆回線36を通じて、予め指定された宛先へ発信する(ステップS116)。たとえば、iFAX/Email35による通知では、予め設定された書式に従い、「交換/補充・発注すべき消耗品(基本消耗品)」、交換/補充すべき消耗品に関連してピックアップされた「関連する消耗品/一緒に発注を勧める消耗品」のリスト形式の文書データ(メールの場合添付)が発信される。発信先については、直接外部(販社)へ、または、一旦内部の管理者(あるいは発注担当者)へなど、ユーザの都合に応じ予め設定することで切り換えられる。
最後に、通知内容(消耗品の型式、品名、日付(交換/補充日)、数量)を記憶部12に記録し(ステップS117)、ステップS101へ戻る。また、本処理は画像形成装置10の電源オフに伴い終了する。
本実施形態の画像形成装置10のように、表示機能を有するオペレーションパネル33を搭載している場合は、オペレーションパネル33に、交換/補充の必要が生じた消耗品の交換/補充警告を表示すると共に、同時に交換/補充・発注を勧める消耗品(関連品目)があることを表示したり、偏りのある発注を予測して得た発注時期に消耗品の購入案内を表示したりすることでユーザに通知するようにしてもよい。
図5は、オペレーションパネル33の表示画面33aに関連品目の情報を表示して、交換/補充対象の消耗品と同時に発注(手配)を勧める通知を行う様子を示している。
本例は、トナーカートリッジYに交換の必要性が生じ、トナーカートリッジYの前回(2006年12月25日)の交換日の前後1ヶ月以内にトナーカートリッジCとトナーカートリッジMも交換していた場合である。
オペレーションパネル33の表示画面33aに、通常の表示が行われている状態で通知事象が発生すると(図4のステップS104;Yes)、主たる交換/補充品の交換/補充警告が表示される。たとえば、「まもなくトナー(Y)の交換時期です」、「同時に交換をお勧めする消耗品があります」、「詳細については詳細ボタンを押してください」といったメッセージM1が表示される。
ユーザが詳細ボタンB1を押下すると、関連品目に関する情報を表示する画面に推移し、その画面において、過去の発注履歴(交換実績)から交換/補充・発注を勧める関連品目の詳細情報(品名、型式、現在の状態(残量)、前回の交換日など)が表示される。たとえば、「トナー(Y)と同時に交換をお奨めします」、「品名/型式/状態/交換日」、「トナー(C)/TC−##/残少/2007/1/25」、「トナー(M)/TM−##/残少/2006/11/29」といったメッセージM2が表示される。
このメッセージM2を確認したユーザは、トナーカートリッジYが交換時期に到達したため交換・発注する必要があり、一緒にトナーカートリッジC/Mも交換・発注した方がよいことを把握できる。また、閉じるボタンB2を押下するとメッセージM2が消滅し、たとえば、元の通常の表示に戻るようになる。
図6は、オペレーションパネル33の表示画面33aに、偏りのある発注が行われている消耗品の情報を表示して発注(手配)を勧める通知を行う様子を示している。
本例は、毎月末(毎25日)に記録紙(普通紙)26とステープル27を発注している場合である。
定期発注の通知日(毎25日)になると(図4のステップS107;Yes)、オペレーションパネル33の表示画面33aが通常の表示状態から定期発注の通知に切り替わる。たとえば、「本日は定期発注の日です」、「定期的に発注している消耗品があります」、「詳細については詳細ボタンを押してください」といったメッセージM3が表示される。
ユーザが詳細ボタンB3を押下すると、定期発注品目に関する情報を表示する画面に推移し、その画面において、過去の発注履歴から定期発注品目の詳細情報(品名、型式、現在の状態(残量)、前回の交換日(発注日)など)が表示される。たとえば、「次の品目が定期的に発注されています」、「品名/型式/状態/交換日」、「普通紙/PPR−##/残少/2006/11/25」、「ステープル/STP−##/通常/2006/11/25」といったメッセージM4が表示される。
このメッセージM4を確認したユーザは、今日が記録紙(普通紙)26とステープル27の定期発注日であることを把握できる。また、閉じるボタンB4を押下するとメッセージM4が消滅し、たとえば、元の通常の表示に戻るようになる。
なお、定期発注の通知は当日に限らず、予測した発注日の数日前に行うようにしてもよい。また、この通知日は、ユーザが装置の初期設定によって任意に変更できるようにされていてもよい。
また、画像形成装置に表示機能がない場合、あるいは、表示機能に制限がある場合などは、前述の通知メッセージまたは発注文書のデータを装置自身がプリントすることで、表示の代わりとするようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置10では、標準/大容量タイプのトナーカートリッジ24などのように、代替品(選択肢)のある消耗品が交換/補充時期に到達したと判断すると、過去の発注履歴(選択傾向)に基づきユーザにとって適切な消耗品を選択し購入を勧める通知が行われるため(選択消耗品通知機能)、ユーザのニーズに合った即時性の高いきめ細かいサポート(消耗品の発注作業の補助)が可能となる。これにより、ユーザは、代替品のある消耗品に対し、適切な種類の消耗品を、交換/補充の必要が生じた適切なタイミングで発注できるようになる。
また、消耗品が交換/補充時期に到達したと判断され、その消耗品に相関関係のある消耗品がある場合は、その消耗品および相関関係のある消耗品の購入を勧める通知が行われるため(関連消耗品通知機能)、交換/補充の必要が生じた適切なタイミングで交換/補充対象の消耗品を発注し、これに加えて相関関係のある消耗品もまとめて一度に発注できるようになる。このように、交換/補充対象の消耗品および相関関係のある消耗品を一括して発注できることで、これら消耗品の納入や交換なども一括して行えるようになり、効率的な管理を行えるようになる。
また、消耗品の過去の発注履歴に基づき予測して得た次回の発注時期(日付)に基づいて消耗品の購入案内に関する通知が行われるため(消耗品発注時期通知機能)、消耗品の発注時期に偏りがある場合に、発注日を予測し、消耗品の残量などが規定値に達しない(残量などが規定値よりも多い)場合であっても、発注予測日またはその数日前に発注を促すため、消耗品の購入漏れを防止できると共に、消耗品の発注や管理が容易になる。さらに、この購入を勧める消耗品を日付に基づいて通知する機能は、動作させるか否かが選択できるため、ユーザの発注形態に合った方法で消耗品の交換/補充(購入案内)に関する通知を行うことができる。
また、画像形成装置10は、装置本体(プリンタ機構部13)に装填されて実際に使用している消耗品の使用状況も把握しているため(消耗品管理機能)、購入を勧める消耗品の通知日が来る前に交換/補充時期に達した場合などでも、その交換/補充が必要な適切なタイミングで消耗品の交換/補充の通知を行うことができ、消耗品の使用状況の変化にも対応することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では、画像形成装置10は、(1)選択消耗品通知機能、(2)関連消耗品通知機能、(3)消耗品発注時期通知機能を全て備えているが、この3つの機能のうちのいずれか1つまたは2つを備えるようにしてもよい。
また、消耗品発注時期通知機能による消耗品の購入案内に関する通知は、実施の形態で説明したような、消耗品の過去の発注履歴に基づき予測して得た次回の発注時期に基づいて行う他に、ユーザが予め設定した所定の日付(たとえば、毎月25日)に基づいて行うようにしてもよい。
また、本発明は実施の形態で説明したデジタル複合機などの画像形成装置に搭載されたものに限らず、消耗品の使用状況を検出して交換/補充の通知を行う機能を備えた装置であれば適用可能である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御部に記憶されている、消耗品の情報に関するテーブルを示す表図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の記憶部に記憶される、消耗品の交換履歴情報に関するデータを示す表図である。 本発明の実施の形態に係る購入を勧める消耗品の通知を行う処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るオペレーションパネルに関連品目の情報を表示して、対象消耗品と同時に発注することを促す様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るオペレーションパネルに偏りのある発注の品目の情報を表示して発注することを促す様子を示す説明図である。
符号の説明
10…画像形成装置
11…制御部
12…記憶部
13…プリンタ機構部
14…ユーザインターフェース
15…通信部
20…CPU
21…タイマー
22…消耗品群
23…イメージユニット
24…トナーカートリッジ
25…廃トナーボトル
26…記録紙
27…ステープル
28…IU検出部
29…トナー残量検出センサ
30…ボトル残量検出センサ
31…記録紙残量検出センサ
32…ステープル残量検出センサ
33…オペレーションパネル
33a…表示画面
34…ネットワーク
35…iFAX/Email
36…公衆回線
37…FAX
B1、B3…詳細ボタン
B2、B4…閉じるボタン
M1〜M4…メッセージ

Claims (7)

  1. 装置本体に装填された消耗品の使用状況を検出する検出部と、
    購入を勧める消耗品の通知を行う通知部と、
    前記検出部により検出された使用状況に基づいて前記消耗品が交換時期または補充時期に到達したと判断したとき、その消耗品に代替品がある場合は、その消耗品および前記代替品に対する過去の発注履歴に基づいて、発注頻度の高い方を、購入を勧める消耗品として選択し、その選択した消耗品の購入を勧める通知を前記通知部に行わせると共に、前記選択した消耗品と相関関係のある消耗品がある場合は、前記選択した消耗品と相関関係のある消耗品の購入を勧める通知をさらに前記通知部に行わせる制御部と、
    を備える
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記相関関係のある消耗品は、前記選択された消耗品の過去の交換時または補充時の近傍に交換または補充された消耗品である
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  3. 前記相関関係のある消耗品は、前記選択された消耗品と予め関連付けされており、かつ前記判断時から所定の期間内に交換時期または補充時期に到達すると判断された消耗品である
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  4. 前記所定の期間は、前記交換時期または前記補充時期に到達すると判断された消耗品の次回の交換予定時または補充予定時までの期間よりも短い
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  5. 前記制御部は、日付に基づいて消耗品の購入を勧める通知を前記通知部に行わせる第2通知機能をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記日付は、前記消耗品の過去の発注履歴に基づき予測して得た次回の発注時期を示す日付である
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  7. 前記第2通知機能を動作させるか否かが選択可能である
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載の装置。
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