JP5083220B2 - コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は各種電子機器やハイブリッド自動車の回生用、あるいは電力貯蔵用等に使用されるコンデンサに関する。
図11は従来のコンデンサの断面図、図12は同コンデンサに設けられた圧力調整弁23の構成を示す断面図である。このコンデンサは、中空部20Aが形成されたコンデンサ素子20を有する。コンデンサ素子20はアルミニウム箔からなる集電体上に分極性電極層が形成された一対の陽極、陰極と、それらの間に介在させたセパレータ(いずれも図示せず)で構成されている。陽極、陰極は互いに逆方向(図11における上下方向)に位置をずらして巻回されている。コンデンサ素子20の両端面(図11における上下端)から、陽極と陰極とがそれぞれ電気的に引き出されている。
アルミニウムなどの金属製の有底円筒状のケース21はコンデンサ素子20を図示しない電解液と共に収容している。外部接続用の陰極端子21Aはケース21の外底面に一体に設けられている。突起21Bは中空部20A内に嵌まり込むように、ケース21の内底面に一体に設けられている。突起21Bを中空部20A内に嵌め込んだ後、ケース21内に挿入されたコンデンサ素子20の陰極側の端面が、レーザー溶接等によってケース21の内底面に機械的かつ電気的に接合されている。
アルミニウム製の封口板22の外面側には、外部接続用の陽極端子22Aが一体に設けられている。突起22Bは中空部20A内に嵌まり込んでいる。孔22Cは電解液を注入するために設けられている。圧力調整弁23は孔22Cを塞ぐように設けられている。コンデンサ素子20の陽極側の端面は、封口板22の内面にレーザー溶接等によって機械的かつ電気的に接合されている。またケース21は、封口板22の周縁上でケース21の開口部を巻き込むように加工(カーリング加工)することによって封止されている。
圧力調整弁23は図12に示すように、ガス透過性部材24と閉塞体25とキャップ26とで構成されている。ガス透過性部材24と閉塞体25とは孔22C上に配設されている。金属製のキャップ26はこれらを覆うように固定され、閉塞体25が孔26Aを常時閉塞する方向に閉塞体25を押している。キャップ26には外部と連通する孔26Aが設けられている。封口板22には、孔22Cの周囲を囲うように円環状の凸部22Dが設けられている。キャップ26は、凸部22Dをカシメ加工等により変形させてキャップ26に押し当てることにより固定されている。
圧力調整弁23は、コンデンサの内圧が所定の圧力以上になるとコンデンサ内部で発生したガスを外部に逃がす。これによりコンデンサ内部の圧力の上昇を防ぐ。また作動後に圧力調整弁23は作動前の状態に復帰してコンデンサ内部の気密性を保持する。すなわち圧力調整弁23は自己復帰型である。そのため、コンデンサ内部のガス発生によって内圧が上昇してもコンデンサの外観に異常をきたすことはなく、その特性を維持することができる。
また、圧力調整弁23はガス透過性部材24を含む。ガス透過性部材24は電解液の透過を防ぎ、かつコンデンサ内部で発生したガスを外部へ透過する材料で構成されている。ガス透過性部材24を封口板22の孔22C周囲に密着させることにより、電解液が閉塞体25に付着して圧力調整弁23の機能を損なうことがない。また圧力調整弁23を介してコンデンサ外部へ電解液が漏れることが防止できる。このようなコンデンサは例えば、特許文献1に開示されている。
このように従来のコンデンサでは、電解液を注入するための孔22Cに圧力調整弁23が装着されている。これにより電解液の漏出が防止できる。しかしながら、圧力調整弁23はコンデンサを組み立て、孔22Cから電解液を注入した後、孔22C上に各部材を直接組み込むことにより装着される。そのため、圧力調整弁23の組み立て精度のばらつきが、そのまま圧力調整弁23の動作ばらつきに繋がる。特に、閉塞体25の圧縮量が圧力調整弁23の動作圧に直結するため、圧力調整弁23の動作圧にばらつきが発生し易い。また圧力調整弁23の動作確認を圧力調整弁23単体で行うことができない。
一方、自動車用の用途においては、過酷な使用環境から、より高い信頼性を有するコンデンサが要求されている。特に、高温においても高い動作性能を示す圧力調整弁を有するコンデンサが求められている。
特開2004−134632号公報
本発明は耐熱性の高い圧力調整弁を用いたコンデンサである。本発明によるコンデンサは、コンデンサ素子と電解液とケースと端子板と圧力調整弁とを有する。コンデンサ素子は陽極と、陽極に対向する陰極と、陽極と陰極との間に介在するセパレータとで構成されている。電解液はコンデンサ素子に含浸されている。開口部を有するケースはコンデンサ素子と電解液とを収容する。第1孔が形成された端子板は、ケースの開口部を封止する。圧力調整弁は、弁ユニットと押さえゴムとフィルタホルダが第1孔を塞ぐように設けられ、電解液の透過を防ぐ。弁ユニットは、第2孔が形成されたキャップと、有底筒状に形成され、かつ、キャップに覆われた弁体と、キャップとの間に弁体を圧縮状態で保持するリング状の第1ワッシャとが順次設けられている。押さえゴムは、リング状であり、弁ユニットの下に配設されている。フィルタホルダは、ガス透過性シートと、リング状の第2のワッシャとを設け、ガス透過性シートと第2のワッシャを接着剤で接合させたものである。
第2の孔が形成されたキャップは、端子板に固定されて、押さえゴムをフィルダフォルダと第1のワッシャとの間で圧縮状態で保持する。このように圧力調整弁を設けることによって、耐水分透過性を維持しつつ耐熱性を向上することができる。
本発明の実施の形態1によるコンデンサの上面図 図1Aに示すコンデンサの側面図 図1Bに示すコンデンサに収納されたコンデンサ素子の分解斜視図 図1Bに示すコンデンサに使用される圧力調整弁の断面図 図3に示す圧力調整弁の分解断面図 図3に示す圧力調整弁のフィルタホルダの分解断面図 本発明の実施の形態2によるコンデンサに使用される圧力調整弁の断面図 図6に示す圧力調整弁の分解断面図 本発明の実施の形態1、2によるコンデンサの圧力調整弁の高温試験における動作圧の変化を示す特性図 図8に示す結果から求めた動作圧維持率の変化を示す特性図 本発明の実施の形態2によるコンデンサに使用される他の圧力調整弁の断面図 従来のコンデンサの断面図 従来のコンデンサの圧力調整弁の断面図
(実施の形態1)
図1A、図1Bは本発明の実施の形態1によるコンデンサの上面図と側面図である。図2は図1Bに示すコンデンサに収納されたコンデンサ素子の分解斜視図である。図2に示すように、コンデンサ素子40は陽極31Aと陰極31Bとを対向させ、セパレータ36を介して捲回することで構成されている。陽極31A、陰極31Bはそれぞれ集電体37A、37Bと、その両面に形成された分極性電極層35A、35Bと、を有する。陽極31A、陰極31Bは互いに逆方向に位置をずらして捲回されている。そしてコンデンサ素子40の両側の端面38A、38Bから、陽極31Aと陰極31Bとがそれぞれ電気的に引き出されている。
図1A、図1Bに示すように、このコンデンサは、図2に示すコンデンサ素子40に加え、金属製のケース1と、端子板2と、圧力調整弁3とを有する。
アルミニウムなどの金属製の有底円筒状のケース1は開口部を有し、コンデンサ素子40を図示しない電解液と共に収容している。電解液はコンデンサ素子40に含浸している。ケース1内に挿入されたコンデンサ素子40の陰極側の端面38Bは、レーザー溶接等の方法によってケース1の内底面に機械的、かつ電気的に接合されている。この構成によりケース1はコンデンサ素子40の陰極側の引き出し電極を兼ねている。
コンデンサ素子40の陽極側の端面38Aは、端子板2の内面にレーザー溶接等で機械的、かつ電気的に接合されている。ケース1は、端子板2の周縁とケース1の開口部に封口ゴム18を介在させ、ケース1の開口部を巻き込むようにカーリングなどの加工をすることによって封止されている。すなわち、端子板2はケース1の開口部を封止している。端子板2は陽極側の引き出し電極となる。
なおケース1には円環状の横溝絞り加工部1A、1Bが設けられている。横溝絞り加工部1Aは内部に収容されるコンデンサ素子40の位置決めのために設けられている。一方、横溝絞り加工部1Bは端子板2とケース1との間に配設される封口ゴム18を押圧してケース1を封止するために設けられている。
端子板2は例えばアルミニウム製である。端子板2には端子部2A、接合部2Bが設けられている。端子部2Aは端子板2の外面側に突出するように設けられている。接合部2Bは端子板2の内面側に部分的に突出するように凸状に形成して設けられている。接合部2Bは内面側で、コンデンサ素子40の端面38Aとレーザー溶接される。
次に図3、図4を用いて圧力調整弁3の構成を説明する。図3は端子板2に結合された圧力調整弁3の断面図、図4は同圧力調整弁の分解断面図である。圧力調整弁3は端子板2に設けられた第1孔である孔2Cを塞ぐように結合されている。孔2Cは電解液を注入するために設けられている。
圧力調整弁3は、弁ユニット7とフィルタホルダ11と押さえゴム12とで構成されている。まず弁ユニット7について説明する。弁ユニット7は、弁体5と、キャップ4と、第1ワッシャであるワッシャ6とを有する。
弁体5は例えばブチルゴムからなり、有底円筒状に形成されている。有底円筒状の金属製のキャップ4の開口端には鍔部4Aが設けられている。またキャップ4には外部と連通している第2孔である孔4Bが設けられている。キャップ4は例えばステンレス製である。ワッシャ6はアルミニウム製であり、その中央部には孔6Aが設けられている。またワッシャ6の上面周縁には円環状の壁部6Bが一体に設けられている。ただし壁部6Bは必須ではない。
弁ユニット7は、ワッシャ6に弁体5を載置し、ワッシャ6をキャップ4に圧入することにより組み立てられる。このとき弁体5は、その中心軸がワッシャ6の中央に設けられた孔2Cの中心軸とほぼ一致するようにして孔2Cを塞ぐように配置されるとともに圧縮された状態で保持される。
なお、ワッシャ6をキャップ4へ圧入するためには、図示しない治具を用いる。これにより、圧入寸法を精度よく管理することができる。またワッシャ6に壁部6Bを設け、弁体5を壁部6Bの内側に収容することによって弁体5をキャップ4に対し精度よく位置決めすることができる。
なお、キャップ4の筒部4Dの少なくとも一部に切り欠きを設け、この切り欠きをキャップ4の内部に突出するように加工して切り起こし部4Cを設けることが好ましい。切り起こし部4Cを設けることにより、キャップ4にワッシャ6を圧入する際に、キャップ4に設けた切り起こし部4Cがワッシャ6に喰い込む。これにより、圧入の結合強度がより高まる。
次にフィルタホルダ11について説明する。円形のフィルタホルダ11は、ガス透過性シート9と、接着材10と、第2ワッシャであるワッシャ8とを有する。
アルミニウム製のワッシャ8は中央部に孔8Aを有する。ガス透過性シート9は端子板2の下方で発生したガスなどを透過させ、かつ電解液の透過を防ぐ物性を有する。このようなシートとしてたとえばポリテトラフルオロエチレンの多孔質フィルムが利用できる。接着材10は、たとえばフィルム状の変性ポリプロピレン(以下、変性PP)からなる。ガス透過性シート9とワッシャ8とは接着材10を用いて熱融着することによって接合されている。フィルタホルダ11は端子板2に設けられた孔2Cの上部に配設されている。
なお、図5はフィルタホルダ11の分解断面図であり、ワッシャ8とガス透過性シート9とを、変性PPからなる接着材10を用いて接合する方法を示している。まずワッシャ8とガス透過性シート9との間に、接着材10を配置して重ねる。そして140〜200℃の温度で10秒間程度加熱し、1kgf/cmの圧力でプレス加工する。このようにして、溶融した接着材10がガス透過性シート9に均一に染み込んでアンカー効果によりガス透過性シート9がワッシャ8に接合される。
円筒状の中央部に孔12Aが設けられた平面部12Bと、平面部12Bの周囲に設けられた壁部12Cとを有する。押さえゴム12は例えばブチルゴム製である。
以上のように構成された弁ユニット7、フィルタホルダ11、押さえゴム12を用いて圧力調整弁3を端子板2の上に組み立てる手順を説明する。
まずフィルタホルダ11を端子板2に設けられた孔2Cの上側(外側)に配置する。そしてフィルタホルダ11を覆うように押さえゴム12を被せる。このとき、壁部12Cがフィルタホルダ11を囲むように押さえゴム12を配置する。すなわち押さえゴム12は孔2Cの上部に配設されている。さらに押さえゴム12の上に弁ユニット7を配設する。そして端子板2に設けられた突起2Dをカシメ加工することによって、突起2Dをキャップ4の鍔部4Aに圧接する。これによりキャップ4と端子板2とを機械的に結合する。
このとき、押さえゴム12を圧縮状態で保持するようにかしめる。これにより押さえゴム12はワッシャ6の下面に密着するとともにフィルタホルダ11に接合されたガス透過性シート9を押圧する。このように、圧力調整弁3では、弁体5が弁ユニット7に、ガス透過性シート9がフィルタホルダ11にそれぞれ別個に組み込まれている。
このように構成された圧力調整弁3は、コンデンサ内部の圧力が上昇して所定の圧力以上になると、ガス透過性シート9により、電解液の透過を防ぎ、ガスのみを透過する。そのため、圧力が上昇したガスは弁体5を押し上げて弁体5とワッシャ6の界面からキャップ4内に抜け、キャップ4に設けられた孔4Bを介して外部に放出される。また、このように作動した後、圧力調整弁3は作動前の状態に復帰してコンデンサ内部の気密性を保持することができる。すなわち圧力調整弁3は自己復帰型である。
なお弁体5を配設したキャップ4にワッシャ6を圧入することによって、弁体5を圧縮状態で保持した弁ユニット7が組み立てられている。そのため、弁ユニット7としての組み立て精度が向上し、弁体5の圧縮量ばらつきが減少する。すなわち、圧力調整弁3では、弁体5とガス透過性シート9とが離れて設けられている。これにより、圧力調整弁3としての動作ばらつきが減少する。また、弁ユニット7単体で圧力調整弁3としての動作確認を行うことも可能になる。
さらに弁体5は図4に示すように筒部51と底部52とを有する有底筒状である。そして底部52がワッシャ6の孔6Aを覆うように配置されている。弁体5はキャップ4によって押さえつけられることによって筒部51がわずかに座屈したような形で孔6Aを塞いでいる。弁体5の上面部5Aは底部52と略平行になっている。弁体5が押さえつけられて座屈していれば、多少圧縮量が変化しても上下方向の応力は変化しない。そのため、圧力調整弁3の動作圧がさらに安定する。
なお上記説明では弁体5はブチルゴム製である。これ以外に、弁体5をエチレンプロピレンゴムで形成すれば、耐油性、耐薬品性なども向上するため好ましい。さらにイソプレンイソブチレンゴムで形成すれば、上記の効果に加え、耐水性も向上するためさらに好ましい。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2によるコンデンサに使用される圧力調整弁の断面図、図7は同圧力調整弁の分解断面図である。本実施の形態によるコンデンサは、実施の形態1によるコンデンサとは圧力調整弁の構造が一部異なる。これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
本実施の形態による圧力調整弁13は弁ユニット16と押さえゴム17とを有する。弁ユニット16はキャップ4とシリコンゴム製の弁体14とブチルゴム製のパッキン15とワッシャ6とガス透過性シート9とを有する。弁体14は有底円筒状に形成されている。パッキン15は円板状に形成されている。ワッシャ6の内底面上にパッキン15と弁体14を重ねて載置した状態で、ワッシャ6がキャップ4内に圧入されている。これにより弁体14とパッキン15とが圧縮状態で保持されている。なおキャップ4に設けられた切り起こし部4Cやワッシャ6に設けられた壁部6Bの作用効果は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。ガス透過性シート9はワッシャ6の底面に変性PPを用いて熱融着することによって接合されている。すなわちガス透過性シート9はワッシャ6の、パッキン15と反対側に接合されている。そのため弁体14、パッキン15と、ガス透過性シート9とは離れて設けられている。なおガス透過性シート9を接着剤等で固定してもよい。
リング状の押さえゴム17の中央部には孔17Aが設けられている。押さえゴム17は例えばブチルゴム製である。弁ユニット16は、押さえゴム17を端子板2に設けられた孔2Cの上部に配置した状態で押さえゴム17の上に配設される。そして端子板2に設けられた突起2Dをカシメ加工することによってキャップ4の鍔部4Aに突起2Dが圧接して機械的に結合されている。これにより押さえゴム17が圧縮状態で保持されている。
このように構成された圧力調整弁13では、シリコンゴム製の弁体14がブチルゴム製のパッキン15の上に重ねて載置されている。この構成により、実施の形態1によるコンデンサにより得られる効果に加え、耐熱性に優れる。なお、パッキン15はワッシャ6に接触している。特にパッキン15がブチルゴム製で、ワッシャ6がアルミニウム製の場合、この両者が密着しやすい。両者が密着すると、弁作動の信頼性が低下する。そのため、電解液やコンデンサ素子40に影響を及ぼさず、パッキン15とワッシャ6との密着を抑制する液体をパッキン15の表面に塗布しておくことが好ましい。なおこのような処理を実施の形態1の弁体5に施してもよい。
このような効果を確認する目的で、85℃雰囲気の高温試験を行った結果を実施の形態1と比較して図8、図9に示す。なお、図8は時間経過による圧力調整弁3、13の動作圧の変化を示し、図9は同試験結果から求めた時間経過による動作圧維持率の変化を示している。
図8、図9から明らかなように、実施の形態2における圧力調整弁13は、300時間経過時点でも動作圧が0.62MPa、動作圧維持率が87.4%と高い値を示している。これに対して、実施の形態1における圧力調整弁3は、300時間経過時点での動作圧が0.35MPa、動作維持率が46.7%という値を示している。この値でも一般的な保証においては問題ないが、圧力調整弁13は高温における動作がより安定しており、耐熱性に優れていることが分かる。
なお、このような優れた耐熱性を発揮するのは弁体14の材料としてシリコンゴムを用いたことによる。このようにシリコンゴムは高温、低温共に優れた性能を発揮することができる反面、耐水分透過性に対しては劣っている。この耐水分透過性を確保する目的で、シリコンゴムよりも耐水分透過性の高いブチルゴム製のパッキン15が弁体14の底面(コンデンサ内部側)に配置されている。すなわち弁体14の底部はガス透過性シート9に対向するように配置され、パッキン15は弁体14とガス透過性シート9との間に配置されている。このような構成によりシリコンゴムの耐熱性を活かしつつ、高い耐水分透過性を維持することができる。
なおシリコンゴム製の弁体14とブチルゴム製のパッキン15とを組み合わせて用いる以外に、低温特性に優れたフッ素ゴムを弁体の材料として用いても高温、低温、ガス透過性の全てを満足することも可能である。しかしながらフッ素ゴムは極めて高価である。そのため実用性の観点からシリコンゴム製の弁体14とブチルゴム製のパッキン15とを組み合わせて用いることが好ましい。
なお上記の説明では、ガス透過性シート9はワッシャ6の外底面に接合されているが、電解液注入後に端子板2に設けられた孔2Cの上面に接合してもよい。また、図10に示すように、実施の形態1の構成において弁体14とパッキン15とを適用してもよい。すなわち弁体5に代えて弁体14とパッキン15とを用いてもよい。
なおパッキン15は、ブチルゴム以外に、エチレンプロピレンゴムやイソプレンイソブチレンゴムで構成してもよい。すなわち弾性を有してワッシャ6の孔6Aを塞ぐことができ、かつ耐水分透過性を有する材料であればよい。
なお、実施の形態1、2では、ケース1と端子板2がそれぞれコンデンサ素子40の電極の引き出し電極を兼ねている。これ以外に、コンデンサ素子40からリード線などを用いて引き出し電極を設けてもよい。またケース1と端子板2がそれぞれコンデンサ素子40の電極にレーザー溶接で直接接続されているが、コンデンサ素子40の上下にそれぞれ集電板を溶接し、これらの集電板とケース1、端子板2とをそれぞれ接続してもよい。
また実施の形態2では弁ユニット16を形成し、端子板2に結合しているが、ガス透過性シート9をケース1の内側で端子板2に固定してもよい。さらに、弁ユニット16単体で圧力調整弁13としての動作確認を行う必要がなければ、ワッシャ6や押さえゴム17、あるいはワッシャ6、押さえゴム12、ワッシャ8を用いなくてもよい。すなわち、パッキン15が孔2Cに直接接していてもよい。この場合でもシリコンゴム製の弁体14と、パッキン15とを用いた優れた耐熱性を発揮することができる。
また実施の形態2では弁体14は有底筒状に形成しているが、それ以外の形状でもシリコンゴムで形成し、パッキン15と併用すれば優れた耐熱性を発揮することができる。
本発明によるコンデンサは、圧力調整弁の動作バラツキを低減し、安定した性能を発揮することができ、さらに、耐熱性に優れるという効果を有する。そのため特に高い信頼性が要求される自動車用のコンデンサ等として有用である。
1 ケース
1A,1B 横溝絞り加工部
2 端子板
2A 端子部
2B 接合部
2C,4B,6A,8A,12A,17A 孔
2D 突起
3,13 圧力調整弁
4 キャップ
4A 鍔部
4C 切り起こし部
4D,51 筒部
5,14 弁体
5A 上面部
6,8 ワッシャ
6B,12C 壁部
7,16 弁ユニット
9 ガス透過性シート
10 接着材
11 フィルタホルダ
12,17 押さえゴム
12B 平面部
15 パッキン
18 封口ゴム
31A 陽極
31B 陰極
35A,35B 分極性電極層
37A,37B 集電体
38A,38B 端面
40 コンデンサ素子
52 底部

Claims (5)

  1. 陽極と、前記陽極に対向する陰極と、前記陽極と前記陰極との間に介在するセパレータとを有するコンデンサ素子と、
    前記コンデンサ素子に含浸された電解液と、
    前記コンデンサ素子と前記電解液とを収容し、開口部を有するケースと、
    第1孔が形成され、前記ケースの前記開口部を封止する端子板と、
    前記第1孔を塞ぐように設けられた圧力調整弁を備えたコンデンサにおいて、
    前記圧力調整弁は、弁ユニットと押さえゴムとフィルタホルダを順次設けたものであり、
    前記弁ユニットは、開口部を有し、第2孔が形成されたキャップと、有底筒状に形成され中央部には孔が設けられ、かつ、前記キャップに覆われた弁体と、前記キャップの前記開口部に圧入され、前記キャップとの間に前記弁体を圧縮状態で保持するリング状の第1ワッシャと、を順次設けたものであり、
    押さえゴムは、リング状であり、前記弁ユニットの下に配設されたものであり、
    前記フィルタホルダは、前記電解液の透過を防ぐガス透過性シートと、前記リング状の第2のワッシャとを設け、前記ガス透過性シートと前記第2のワッシャを前記接着剤で接合させたものであり、
    前記キャップを前記開口部の周囲で前記端子板に固定するとともに、前記押さえゴムは前記フィルタフォルダと前記第1のワッシャとの間で圧縮されて保持された、
    コンデンサ。
  2. 前記第2ワッシャと前記ガス透過性シートとが熱融着した変性ポリプロピレンで接合されている、
    請求項記載のコンデンサ。
  3. 前記第1ワッシャの上面周縁に円環状の壁部が設けられ、前記壁部の内側に前記弁体が収容された、
    請求項1記載のコンデンサ。
  4. 前記キャップは筒部を有し、前記筒部の少なくとも一部に、前記キャップの内側に突出する切り起こし部が設けられた、
    請求項1記載のコンデンサ。
  5. 前記ガス透過性シートはポリテトラフルオロエチレンの多孔質フィルムである、
    請求項1記載のコンデンサ。
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