JP3673671B2 - ガス抜き弁 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、発酵食品や気化し易い液体等を収納する容器や袋などの収納体に取り付けるガス抜き弁に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
所定形状に成形した硬質材製の容器や軟質シート材製の袋などの収納体に、発酵食品や気化し易い液体等を収納した場合、食品の発酵や液体の気化で生じるガスで収納体内の圧力が上昇し、収納体の破裂を招くなどの危険がある。こうした物質の保管には、収納体内を所定の圧力に保つためにガスを体外に放出する手段が求められる。
【０００３】
この発明は、発酵食品や気化し易い液体等を収納する容器や袋などの収納体に取り付けることで、収納体内のガスを放出して体内の圧力上昇を防ぐとともに、外部からは水分や空気の進入を遮断することができ、発酵食品や発ガス性の液体の長期保管に適したガス抜き弁を提供することを目的とするものである。また、収納体に開設した開孔に気密・水密に取り付けることができ、その取付作業を簡単且つ確実に行うことを可能としたガス抜き弁を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
こうした目的を達成するため、この発明は、発酵食品や気化し易い液体等を収納する容器や袋などの収納体１に開設した開孔２に取り付けるガス抜き弁であって、液体を遮断して気体を透過するガス透過材３を、開孔２を被覆する状態に設け、ガス透過材３の外側に、収納体１の内圧を受圧して所定の設定圧力で開成し、収納体１内のガスを体外に放出する弁機構を設けて構成するもので、周壁にガス放出孔１２を開設した容器状のカバー１０内に、ガス透過材３及び弁部材を設けて形成し、収納体１の外側からカバー１０の開口底面を開孔２の周縁表面に固着し、開孔２を被覆して取り付けるものである。
【０００５】
また、このように構成するガス抜き弁において、収納体１の内側から筒状の内カバー１０ａを設け、この内カバー１０ａにカバー１０を装着することで、両カバー１０、１０ａで開孔２の周縁を上下から圧着して取り付けるものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面の実施例に基づいて説明する。
図１から３はこの発明の最初の実施例である。図において、硬質材製の容器や軟質シー ト材製の袋などの収納体１に開孔２が開設され、この開孔２にガス抜き弁が取り付けられる。
【０００７】
ガス抜き弁は、複数の小孔叉はスリットのガス放出孔１２を周壁に開設した容器状のカバー１０内に、ガス透過材３及び弁部材を設けて形成され、カバー１０の開口を閉塞して円形のガス透過材３が設けられ、このガス透過材３は、液体を遮断して気体を透過する特性を有する機能膜素材（例えば連続多孔質性ＰＴＦＥ材）で、液圧に対して適正な強度のものが用いられる。ガス透過材３の上面にガス透過材３と略同外径のリング形状の弁座１６が固着され、シート形状の弁体１５が弁座１６に当接してカバー１０内に収納され、これらの弁体１５、弁座１６は、液体及び気体を透過しない素材で形成されている。弁体１５の上層には、弁体１５の背面に当接するシート形状の弾性体１８が設けられ、これらの弁部材をカバー１０内に積層して収納することで、弾性体１８が弁体１５を閉弁方向に付勢するように構成されている。
【０００８】
このようにガス抜き弁はガス透過材３及び弁部材を一体に設けて形成され、このガス抜き弁を、発酵食品や気化し易い液体等を収納する収納体１の開孔２に、カバー１０の開口底面を開孔２の周縁表面に固着し、開孔２を被覆するようにして収納体１の外側から取り付ける。こうして取り付けたガス抜き弁において、常時は弾性体１８の付勢力で、弁体１５が弁座１６に当接した状態でガス抜き弁は閉弁しており、ガス放出孔１２は閉塞した状態である（図１の状態）。収納体１内に収納した食品の発酵や液体の気化等で内圧が上昇すると、ガス透過材３が気体を透過するので弁体１５がその内圧を受圧する。内圧が所定の設定圧力に達すると、弾性体１８に抗して弁体１５が移動して弁座１６から離接し、ガス抜き弁が開成してガス放出孔１２が開通し、ガスを体外へ放出する（図３の状態）。ガスの放出で内圧が低下すると、弾性体１８の付勢で弁体１５が元の位置に復帰してガス抜き弁は閉塞する。こうしたガス抜き弁の開閉作用で、収納体１内は常に設定圧力以下に保持される。
【０００９】
図４から６はこの発明の別の実施例である。これらの実施例は、収納体１の内側から内カバー１０ａを設け、この内カバー１０ａにカバー１０を装着することで、ガス抜き弁を取り付けるものである。図４に示す実施例において、開孔２の周縁を挟持するように表裏にリング形状のパッキン５が設けられ、収納体１の内側から筒状の内カバー１０ａが開孔２を挿通して設けられる。一方、収納体１の外側からカバー１０が設けられ、内カバー１０ａの周壁に刻設した雄ネジに、カバー１０の凹部内周面に刻設した雌ネジを螺合させ、内カバー１０ａにカバー１０を螺設する。このようにしてカバー１０をネジ締めして取り付け、内カバー１０ａの底部フランジ部とカバー１０の底面とでパッキン５を上下から圧着してガス抜き弁を取り付ける。なお、気密性、水密性の確保が可能であれば、パッキン５は開孔２の周縁の表裏どちらか一方の片側に設けて圧着するか、設けないで構成してもよい。
【００１０】
内カバー１０ａの上面開口にガス透過材３が固着され、ガス透過材３の上方に弁部材の収納空間が形成され、弁座１６がガス透過材３の上面に固着され、弁体１５が弁座１６に当接して収納されている。弁体１５の上層に、弁体１５の背面周縁に当接するリング形状の弾性体１８が収納され、弾性体１８が弁体１５を閉弁方向に付勢するように弁部材が積層して収納されている。
【００１１】
このガス抜き弁は、収納体１の内側から内カバー１０ａを開孔２を挿通させ、弁体１５、弁座１６、弾性体１８を収納し、収納体１の外側からカバー１０をネジ締めして開孔２に取り付ける。このようにして取り付けたガス抜き弁において、常時は弾性体１８の付勢力でガス抜き弁は閉弁しており、収納体１内の内圧が所定の設定圧力に達すると、弾性体１８に抗して弁体１５が移動して弁座１６から離接し、ガス抜き弁が開成してガス放出孔 １２からガスを体外へ放出し、こうしたガス抜き弁の開閉作用で、収納体１内は常に設定圧力以下に保持される。
【００１２】
図５及び６に示す実施例は、ガス透過材３を内カバー１０ａの底面開口に固着するとともに、弁体１５自体を弾性体で形成したものである。図５に示す実施例は、内カバー１０ａの上端の拡径凹部に弁体１５、弁座１６を収納したもので、図６に示す実施例は、内カバー１０ａの上端の拡径凹部に弁座１６を収納し、カバー１０の凹部内に弁体１５を収納したものである。これらのガス抜き弁において、収納体１内の内圧が所定の設定圧力に達すると、受圧した弁体１５が収縮変形して弁座１６から離接し、ガス抜き弁が開成してガス放出孔１２からガスを放出するとともに、ガスの放出で内圧が低下すると、弁体１５が元の形状に復帰してガス抜き弁は閉塞する。こうしたガス抜き弁の開閉作用で、収納体１内は常に設定圧力以下に保持される。
【００１３】
以上、実施例について説明したが、この発明のガス抜き弁において、弁体１５、弁座１６、弾性体１８は、それぞれの機能を保ちながら様々な形状に形成することが可能であり、弾性体１８としてコイルバネを用いることもできる。
【００１４】
【発明の効果】
この発明のガス抜き弁は、ガス透過材３の作用で収納体１内の内圧を受圧し、収納体１内が所定の設定圧力に達すると開成してガスを体外に放出することができ、ガス抜き弁の開閉作用で、常に収納体１内を設定圧力以下に保持することが可能で、収納体１内の異常な圧力上昇や容器の破裂を防ぐことができる。また、ガス透過材３は液体を遮断するので、収納した液体による弁部材の濡れやこれに伴う故障・誤作動が防止することができ、長期にわたる安定した動作を保証するものである。
【００１５】
また、容器状のカバー１０内にガス透過材３及び弁部材を一体に設けて形成することで安価に製作することができ、一体とすることで取り扱いに優れ、カバー１０の開口底面を開孔２の周縁表面に固着し、収納体１の外側から極めて簡単に開孔２に取り付けることができる。収納体１に所定寸法の開孔２を開設すれば、ガス抜き弁を後から取り付けることも容易である。
【００１６】
また、収納体１の内側から筒状の内カバー１０ａを設け、この内カバー１０ａにカバー１０を装着して開孔２の周縁を上下から圧着して取り付けることで、ガス抜き弁を気密・水密に取り付けることができる。したがって、外部から収納体１内への空気の進入は完全に遮断され、収納した発酵食品等の酸化による品質の劣化を防止することができるとともに、ガス透過材３が液体を遮断する性質と相まって、収納体１の転倒時の液漏れを防止し、可燃性の液体等も安全に保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 最初の実施例の断面図。
【図２】 最初の実施例の平面図。
【図３】 弁体が開成した状態の断面図。
【図４】 別の実施例の断面図。
【図５】 さらに別の実施例の断面図。
【図６】 さらに別の実施例の断面図。
【符号の説明】
１ 収納体
２ 開孔
３ ガス透過材
１０ カバー
１０ａ 内カバー
１２ ガス放出孔
【発明の属する技術分野】
この発明は、発酵食品や気化し易い液体等を収納する容器や袋などの収納体に取り付けるガス抜き弁に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
所定形状に成形した硬質材製の容器や軟質シート材製の袋などの収納体に、発酵食品や気化し易い液体等を収納した場合、食品の発酵や液体の気化で生じるガスで収納体内の圧力が上昇し、収納体の破裂を招くなどの危険がある。こうした物質の保管には、収納体内を所定の圧力に保つためにガスを体外に放出する手段が求められる。
【０００３】
この発明は、発酵食品や気化し易い液体等を収納する容器や袋などの収納体に取り付けることで、収納体内のガスを放出して体内の圧力上昇を防ぐとともに、外部からは水分や空気の進入を遮断することができ、発酵食品や発ガス性の液体の長期保管に適したガス抜き弁を提供することを目的とするものである。また、収納体に開設した開孔に気密・水密に取り付けることができ、その取付作業を簡単且つ確実に行うことを可能としたガス抜き弁を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
こうした目的を達成するため、この発明は、発酵食品や気化し易い液体等を収納する容器や袋などの収納体１に開設した開孔２に取り付けるガス抜き弁であって、液体を遮断して気体を透過するガス透過材３を、開孔２を被覆する状態に設け、ガス透過材３の外側に、収納体１の内圧を受圧して所定の設定圧力で開成し、収納体１内のガスを体外に放出する弁機構を設けて構成するもので、周壁にガス放出孔１２を開設した容器状のカバー１０内に、ガス透過材３及び弁部材を設けて形成し、収納体１の外側からカバー１０の開口底面を開孔２の周縁表面に固着し、開孔２を被覆して取り付けるものである。
【０００５】
また、このように構成するガス抜き弁において、収納体１の内側から筒状の内カバー１０ａを設け、この内カバー１０ａにカバー１０を装着することで、両カバー１０、１０ａで開孔２の周縁を上下から圧着して取り付けるものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面の実施例に基づいて説明する。
図１から３はこの発明の最初の実施例である。図において、硬質材製の容器や軟質シー ト材製の袋などの収納体１に開孔２が開設され、この開孔２にガス抜き弁が取り付けられる。
【０００７】
ガス抜き弁は、複数の小孔叉はスリットのガス放出孔１２を周壁に開設した容器状のカバー１０内に、ガス透過材３及び弁部材を設けて形成され、カバー１０の開口を閉塞して円形のガス透過材３が設けられ、このガス透過材３は、液体を遮断して気体を透過する特性を有する機能膜素材（例えば連続多孔質性ＰＴＦＥ材）で、液圧に対して適正な強度のものが用いられる。ガス透過材３の上面にガス透過材３と略同外径のリング形状の弁座１６が固着され、シート形状の弁体１５が弁座１６に当接してカバー１０内に収納され、これらの弁体１５、弁座１６は、液体及び気体を透過しない素材で形成されている。弁体１５の上層には、弁体１５の背面に当接するシート形状の弾性体１８が設けられ、これらの弁部材をカバー１０内に積層して収納することで、弾性体１８が弁体１５を閉弁方向に付勢するように構成されている。
【０００８】
このようにガス抜き弁はガス透過材３及び弁部材を一体に設けて形成され、このガス抜き弁を、発酵食品や気化し易い液体等を収納する収納体１の開孔２に、カバー１０の開口底面を開孔２の周縁表面に固着し、開孔２を被覆するようにして収納体１の外側から取り付ける。こうして取り付けたガス抜き弁において、常時は弾性体１８の付勢力で、弁体１５が弁座１６に当接した状態でガス抜き弁は閉弁しており、ガス放出孔１２は閉塞した状態である（図１の状態）。収納体１内に収納した食品の発酵や液体の気化等で内圧が上昇すると、ガス透過材３が気体を透過するので弁体１５がその内圧を受圧する。内圧が所定の設定圧力に達すると、弾性体１８に抗して弁体１５が移動して弁座１６から離接し、ガス抜き弁が開成してガス放出孔１２が開通し、ガスを体外へ放出する（図３の状態）。ガスの放出で内圧が低下すると、弾性体１８の付勢で弁体１５が元の位置に復帰してガス抜き弁は閉塞する。こうしたガス抜き弁の開閉作用で、収納体１内は常に設定圧力以下に保持される。
【０００９】
図４から６はこの発明の別の実施例である。これらの実施例は、収納体１の内側から内カバー１０ａを設け、この内カバー１０ａにカバー１０を装着することで、ガス抜き弁を取り付けるものである。図４に示す実施例において、開孔２の周縁を挟持するように表裏にリング形状のパッキン５が設けられ、収納体１の内側から筒状の内カバー１０ａが開孔２を挿通して設けられる。一方、収納体１の外側からカバー１０が設けられ、内カバー１０ａの周壁に刻設した雄ネジに、カバー１０の凹部内周面に刻設した雌ネジを螺合させ、内カバー１０ａにカバー１０を螺設する。このようにしてカバー１０をネジ締めして取り付け、内カバー１０ａの底部フランジ部とカバー１０の底面とでパッキン５を上下から圧着してガス抜き弁を取り付ける。なお、気密性、水密性の確保が可能であれば、パッキン５は開孔２の周縁の表裏どちらか一方の片側に設けて圧着するか、設けないで構成してもよい。
【００１０】
内カバー１０ａの上面開口にガス透過材３が固着され、ガス透過材３の上方に弁部材の収納空間が形成され、弁座１６がガス透過材３の上面に固着され、弁体１５が弁座１６に当接して収納されている。弁体１５の上層に、弁体１５の背面周縁に当接するリング形状の弾性体１８が収納され、弾性体１８が弁体１５を閉弁方向に付勢するように弁部材が積層して収納されている。
【００１１】
このガス抜き弁は、収納体１の内側から内カバー１０ａを開孔２を挿通させ、弁体１５、弁座１６、弾性体１８を収納し、収納体１の外側からカバー１０をネジ締めして開孔２に取り付ける。このようにして取り付けたガス抜き弁において、常時は弾性体１８の付勢力でガス抜き弁は閉弁しており、収納体１内の内圧が所定の設定圧力に達すると、弾性体１８に抗して弁体１５が移動して弁座１６から離接し、ガス抜き弁が開成してガス放出孔 １２からガスを体外へ放出し、こうしたガス抜き弁の開閉作用で、収納体１内は常に設定圧力以下に保持される。
【００１２】
図５及び６に示す実施例は、ガス透過材３を内カバー１０ａの底面開口に固着するとともに、弁体１５自体を弾性体で形成したものである。図５に示す実施例は、内カバー１０ａの上端の拡径凹部に弁体１５、弁座１６を収納したもので、図６に示す実施例は、内カバー１０ａの上端の拡径凹部に弁座１６を収納し、カバー１０の凹部内に弁体１５を収納したものである。これらのガス抜き弁において、収納体１内の内圧が所定の設定圧力に達すると、受圧した弁体１５が収縮変形して弁座１６から離接し、ガス抜き弁が開成してガス放出孔１２からガスを放出するとともに、ガスの放出で内圧が低下すると、弁体１５が元の形状に復帰してガス抜き弁は閉塞する。こうしたガス抜き弁の開閉作用で、収納体１内は常に設定圧力以下に保持される。
【００１３】
以上、実施例について説明したが、この発明のガス抜き弁において、弁体１５、弁座１６、弾性体１８は、それぞれの機能を保ちながら様々な形状に形成することが可能であり、弾性体１８としてコイルバネを用いることもできる。
【００１４】
【発明の効果】
この発明のガス抜き弁は、ガス透過材３の作用で収納体１内の内圧を受圧し、収納体１内が所定の設定圧力に達すると開成してガスを体外に放出することができ、ガス抜き弁の開閉作用で、常に収納体１内を設定圧力以下に保持することが可能で、収納体１内の異常な圧力上昇や容器の破裂を防ぐことができる。また、ガス透過材３は液体を遮断するので、収納した液体による弁部材の濡れやこれに伴う故障・誤作動が防止することができ、長期にわたる安定した動作を保証するものである。
【００１５】
また、容器状のカバー１０内にガス透過材３及び弁部材を一体に設けて形成することで安価に製作することができ、一体とすることで取り扱いに優れ、カバー１０の開口底面を開孔２の周縁表面に固着し、収納体１の外側から極めて簡単に開孔２に取り付けることができる。収納体１に所定寸法の開孔２を開設すれば、ガス抜き弁を後から取り付けることも容易である。
【００１６】
また、収納体１の内側から筒状の内カバー１０ａを設け、この内カバー１０ａにカバー１０を装着して開孔２の周縁を上下から圧着して取り付けることで、ガス抜き弁を気密・水密に取り付けることができる。したがって、外部から収納体１内への空気の進入は完全に遮断され、収納した発酵食品等の酸化による品質の劣化を防止することができるとともに、ガス透過材３が液体を遮断する性質と相まって、収納体１の転倒時の液漏れを防止し、可燃性の液体等も安全に保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 最初の実施例の断面図。
【図２】 最初の実施例の平面図。
【図３】 弁体が開成した状態の断面図。
【図４】 別の実施例の断面図。
【図５】 さらに別の実施例の断面図。
【図６】 さらに別の実施例の断面図。
【符号の説明】
１ 収納体
２ 開孔
３ ガス透過材
１０ カバー
１０ａ 内カバー
１２ ガス放出孔
Claims (2)
- 発酵食品や気化し易い液体等を収納する容器や袋などの収納体（１）に開設した開孔（２）に取り付けるガス抜き弁であって、
液体を遮断して気体を透過するガス透過材（３）を、開孔（２）を被覆する状態に設け、ガス透過材（３）の外側に、収納体（１）の内圧を受圧して所定の設定圧力で開成し、収納体（１）内のガスを体外に放出する弁機構を設けて構成するもので、
周壁にガス放出孔（１２）を開設した容器状のカバー（１０）内に、ガス透過材（３）及び弁部材を設けて形成し、収納体（１）の外側からカバー（１０）の開口底面を開孔（２）の周縁表面に固着し、開孔（２）を被覆して取り付けるガス抜き弁。 - 請求項１に記載のガス抜き弁において、収納体（１）の内側から筒状の内カバー（１０ａ）を設け、この内カバー（１０ａ）にカバー（１０）を装着することで、両カバー（１０、１０ａ）で開孔（２）の周縁を上下から圧着して取り付けるガス抜き弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15440199A JP3673671B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | ガス抜き弁 |
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|---|---|---|---|
| JP15440199A JP3673671B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | ガス抜き弁 |
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| JP2000335649A JP2000335649A (ja) | 2000-12-05 |
| JP3673671B2 true JP3673671B2 (ja) | 2005-07-20 |
Family
ID=15583349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15440199A Expired - Fee Related JP3673671B2 (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | ガス抜き弁 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3673671B2 (ja) |
Cited By (1)
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1999
- 1999-06-01 JP JP15440199A patent/JP3673671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN102464130A (zh) * | 2010-10-28 | 2012-05-23 | 大洋化学株式会社 | 储存袋用排气阀 |
| CN102464130B (zh) * | 2010-10-28 | 2014-03-12 | 大洋化学株式会社 | 储存袋用排气阀 |
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| JP2000335649A (ja) | 2000-12-05 |
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