JP2007035814A - コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車用等に使用されるコンデンサに関し、圧力調整弁から駆動用電解液が漏れ易いという課題を解決し、高信頼性のコンデンサを提供することを目的とする。
【解決手段】コンデンサ素子を駆動用電解液と共に収容し、一方の電極を内底面に接合した金属ケースと、コンデンサ素子の他方の電極を内面に接合して金属ケースの開口部を封止した端子板からなり、この端子板に駆動用電解液注入用の孔5aを兼ねた圧力調整弁を設け、この圧力調整弁を、リング状の弾性部材6と、この上面に接合されたガス透過性シート7と、内周面上端が外周面の方向に向かって広がるようなテーパ8aを設けたリング状に形成されてこの上に配設されたゴム製の弁体8と、これらを収容して弁体8を圧縮状態で保持するキャップ9からなり、上記弾性部材6を端子板5に設けた壁部5bに圧入する構成により、駆動用電解液の漏出をなくした高信頼性のコンデンサを実現できる。
【選択図】図3

Description

本発明は各種電子機器やハイブリッド自動車の回生用、あるいは電力貯蔵用等に使用されるコンデンサに関するものである。
図21はこの種の従来のコンデンサの構成を示した断面図、図22は同コンデンサに設けられた圧力調整弁の構成を示した断面図であり、図21と図22において、50はコンデンサ素子、50aはこのコンデンサ素子50に形成された中空部を示し、このコンデンサ素子50はアルミニウム箔からなる集電体上に分極性電極層を形成した正負一対の電極を互いに逆方向に位置をずらしてその間にセパレータを介在させて巻回する(全て図示せず)ことにより構成され、このコンデンサ素子50の両端面(図21において上下方向)から陽極と陰極を夫々取り出すように構成されたものである。
51は上記コンデンサ素子50を図示しない駆動用電解液と共に収容したアルミニウム製の有底筒状の金属ケース、51aはこの金属ケース51の外底面に一体で設けられた外部接続用の陰極端子、51bはコンデンサ素子50の中空部50a内に嵌まり込むように内底面に一体で設けられた突起であり、この突起51bをコンデンサ素子50の中空部50a内に嵌め込んで金属ケース51内に挿入されたコンデンサ素子50の陰極側の端面を金属ケース51の内底面にレーザー溶接等によって機械的かつ電気的に接合するようにしたものである。
52はアルミニウム製の封口板、52aはこの封口板52の表面側に一体で設けられた外部接続用の陽極端子、52bはコンデンサ素子50の中空部50a内に嵌まり込む突起、52cは電解液注入孔、53は圧力調整弁であり、コンデンサ素子50の陽極側の端面を封口板52の内面にレーザー溶接等の手段によって接合することにより、機械的、電気的に接続すると共に、この封口板52の周縁上で上記金属ケース51の開口部を巻き込むように加工(一般に、カーリング加工と呼ばれる)することによって封止して構成されたものである。
また、上記圧力調整弁53は図22に詳細を示すように、上記電解液注入孔52c上にガス透過性部材54と閉塞体55を配設し、これらを外部と連通する孔56aを有する金属キャップ56で覆うように固定し、閉塞体55を常時閉塞する方向に付勢しているものであり、この金属キャップ56の固定は、予め封口板52に電解液注入孔52cの周囲を囲うようにして設けられた円環状凸部52dをカシメ加工等により変形させて金属キャップ56に押し当てることにより固定したものである。
また、上記圧力調整弁53は、コンデンサの内部圧力が所定の圧力以上になると圧力を外部に逃がすための自己復帰型のものであり、コンデンサ内部で発生したガスを外部へ放出してコンデンサ内部の圧力の上昇を防ぐことができ、また作動後に圧力調整弁53は作動前の状態に復帰してコンデンサ内部の気密性を保持することができるため、コンデンサ内部のガス発生による圧力の上昇においてもコンデンサの外観に異常をきたすことはなく、その特性を維持することができるものである。
また、圧力調整弁53には、駆動用電解液の透過を防ぎ、かつコンデンサ内部で発生したガスを外部へ透過する材料を用いて構成したガス透過性部材54を密着配設することにより、駆動用電解液が閉塞体55に付着して圧力調整弁53の機能を損なうことがなく、かつ圧力調整弁53を介してコンデンサ外部への駆動用電解液の漏れを防ぐことができるものである。
このように構成された従来のコンデンサは、電解液注入孔52cに圧力調整弁53を配置させて固定することにより、駆動用電解液の漏出の可能性のある箇所を低減することができ、より信頼性の高いコンデンサを得ることができるというものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−134632号公報
しかしながら上記従来のコンデンサでは、電解液注入孔52cに圧力調整弁53を配置させて固定することにより駆動用電解液の漏出を低減させるようにはしているものの、ガス透過性部材54と封口板52とが接合されていないため、この界面から駆動用電解液が漏出し易いという問題があり、これを解決するためにはガス透過性部材54と封口板52とを接着あるいは溶着等により接合すれば良いが、両者の材料物性等の関係から接合が極めて困難であるという課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決し、駆動用電解液の漏出を無くして優れた信頼性を発揮することができるコンデンサを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、金属箔からなる集電体上に分極性電極層を形成した正負一対の電極をその間にセパレータを介在させて巻回し、正負の電極が互いに逆方向に位置するように構成されたコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を駆動用電解液と共に収容し、かつ、コンデンサ素子の一方の電極を内底面に接合した有底筒状の金属ケースと、上記コンデンサ素子の他方の電極を内面に接合して上記金属ケースの開口部を封止した端子板からなり、この端子板に駆動用電解液注入用の孔を兼ねた圧力調整弁を設けたコンデンサにおいて、上記圧力調整弁が、リング状の弾性部材と、この弾性部材の上面を塞ぐように接合されたガス透過性シートと、内周面上端が外周面の方向に向かって広がるようなテーパを設けたリング状に形成されて上記ガス透過性シート上に配設されたゴム製の弁体と、これらを収容することにより弁体を圧縮状態で保持するキャップからなり、上記弾性部材を端子板の孔の周縁の上面側に設けた円環状の壁部に圧入することにより構成したものである。
以上のように本発明によるコンデンサは、ガス透過性シートをリング状の弾性部材の上面を塞ぐように接合し、この弾性部材が孔に密着するようにした構成により、駆動用電解液の漏出をなくして信頼性に優れたコンデンサを実現することができるという効果が得られるものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1によるコンデンサの構成を示した断面図、図2は同コンデンサに使用される端子板の構成を示した上面斜視図、図3(a)〜(c)は同コンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、装着前の組み立て断面図、装着後の組み立て断面図である。
図1〜図3において、1はコンデンサ素子、1aはこのコンデンサ素子1に形成された中空部を示し、このコンデンサ素子1はアルミニウム箔からなる集電体上に分極性電極層を形成した正負一対の電極を互いに逆方向に位置をずらしてその間にセパレータを介在させて巻回する(全て図示せず)ことにより構成され、このコンデンサ素子1の両端面(図1において上下方向)から陽極と陰極を夫々取り出すように構成されたものである。
2は上記コンデンサ素子1を図示しない駆動用電解液と共に収容したアルミニウム製の有底筒状の金属ケース、2aはこの金属ケース2の内底面に一体で設けられた突起であり、この突起2aを上記コンデンサ素子1の中空部1a内に嵌め込むと共に、金属ケース2内に挿入されたコンデンサ素子1の陰極側の端面を金属ケース2の内底面にレーザー溶接等の手段によって機械的、かつ電気的に接合することにより、コンデンサ素子1の陰極側の電極を金属ケース2から取り出すようにしたものである。
3はアルミニウム製の端子板、3aはこの端子板3の内面に一体で設けられた突起、3bは同じく内面に設けられた接合部、3cは表面に一体で設けられた外部接続用の陽極端子、3dは電解液注入用の孔であり、上記突起3aをコンデンサ素子1の中空部1a内に嵌め込むと共に、コンデンサ素子1の陽極側の端面を上記接合部3bにレーザー溶接等の手段によって機械的、かつ電気的に接合し、この端子板3の周縁上で上記金属ケース2の開口部をその間に絶縁部材4を介在させて巻き込むように加工(一般に、カーリング加工と呼ばれる)することによって封止して構成したものである。
このように構成された本実施の形態によるコンデンサは、上記端子板3に設けた電解液注入用の孔3dから金属ケース2の内部に所定量の駆動用電解液を注入した後、この電解液注入用の孔3dを利用して圧力調整弁が装着されるように構成したものであり、この具体的な実施の形態を図3を用いて説明する。
図3において、5は端子板、5aはこの端子板5に設けられた電解液注入用の孔、5bはこの孔5aの周縁の上面側に設けた円環状の壁部である。6はゴム等の弾性を有した材料からなるリング状の弾性部材、6aはこの弾性部材6の周面の一部に部分的に突出するように設けた係合部であり、本実施の形態においては弾性部材6の材料としてエチレンプロピレンターポリマー(以下、EPTという)を用いたものである。7は上記弾性部材6の上面を塞ぐように接合されたガス透過性シートであり、このガス透過性シート7はコンデンサの内部で発生したガスは透過させるが、駆動用電解液は透過させない物性のものである。
8はゴム等の弾性を有した材料からなる弁体であり、この弁体8はリング状に形成され、かつ、内周面の上端は外周面の方向に向かって広がるようなテーパ8aを設けた構成としており、本実施の形態においては弁体8の材料としてイソプレンイソブチレンラバー(以下、IIRという)を用いたものであるが、EPTを用いても構わないものである。9は剛体からなる蓋状のキャップ、9aはこのキャップ9の内周面に設けられた係合部であり、本実施の形態においてはキャップ9の材料として樹脂を用いたものであるが、金属を用いても構わないものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弾性部材6の上面を塞ぐようにガス透過性シート7を接着等の手段によって接合し、このガス透過性シート7上に弁体8を載置した状態でこれらをキャップ9内に挿入し、弾性部材6の係合部6aをキャップ9の係合部9aに嵌め込むことにより弁体8が圧縮状態で保持される。そして、これを端子板5の電解液注入用の孔5aの周縁に設けられた円環状の壁部5bに圧入することにより、図3(c)に示すように圧力調整弁が装着されるようになるものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弾性部材6とガス透過性シート7が接合されているため、コンデンサ内部で発生したガスはガス透過性シート7を透過した後、リング状に形成された弁体8の中央の空洞部を通過して弁体8とキャップ9の接触面を通過してから外部へ放出されるようになり、また、駆動用電解液はガス透過性シート7を透過しないために弾性部材6によって漏出が防止される構成となり、優れた信頼性を発揮することができるようになるものである。
また、上記リング状に形成された弁体8には、内周面の上端が外周面の方向に向かって広がるようなテーパ8aを設けた構成としているため、このようなガス放出を行う際の弁体8の動作圧力をより安定化させることができるようになるものである。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項2に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図4(a)、(b)は本発明の実施の形態2によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、装着後の組み立て断面図であり、図4において、10は剛体からなる箱形の弁体支持部材、10aはこの弁体支持部材10の底面の中央に設けられた孔、10bはこの弁体支持部材10の周面の複数箇所に設けられた孔である。7は上記弁体支持部材10の孔10aを塞ぐように接合されたガス透過性シートである。11は剛体からなる蓋状のキャップ、11aはこのキャップ11の周面の複数箇所に設けられた孔である。12はゴム等の弾性を有したリング状の弾性部材である。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、リング状の弾性部材12と弁体8の間に(正確にはリング状の弾性部材12とガス透過性シート7の間に)剛体からなる弁体支持部材10を配設した構成により、弁体8の圧縮状態を安定させると共に、弁体8の動作圧力を安定させることができるようになるものである。
さらに、弁体支持部材10とキャップ11の夫々の周面の複数箇所に孔10b,11aを、設けた構成としたことにより、コンデンサ内部で発生したガスをよりスムーズに外部に放出することができるようになるものである。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項3に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図5(a)〜(c)は本発明の実施の形態3によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、装着前の組み立て断面図、装着後の組み立て断面図であり、図5において、13は剛体からなる蓋状の弁体圧縮部材、13aはこの弁体圧縮部材13の上面の中央に設けられた孔、13bは同じく弁体圧縮部材13の周面に設けられたネジ部であり、この弁体圧縮部材13の上面には孔13aを塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。
14は剛体からなる蓋状のキャップ、14aはこのキャップ14の周面に設けられたキャップ14の内部と外部を連通する孔、14bは同じくキャップ14の内周面に設けられたネジ部であり、本実施の形態においては上記弁体圧縮部材13とキャップ14の材料として樹脂を用いたが、金属を用いても構わないものである。15はゴム等の弾性を有したリング状の弾性部材である。
このように構成された本実施の形態の圧力調整弁は、弁体圧縮部材13の上面に孔13aを塞ぐようにガス透過性シート7を接合し、このガス透過性シート7上に弁体8を載置した状態でこれらにキャップ14を被せ、キャップ14のネジ部14bを弁体圧縮部材13のネジ部13bに螺合することにより弁体8が圧縮状態で保持される。そして、これを弾性部材15を介して電解液柱入用の孔5aの周縁に設けられた円環状の壁部5bに圧入することにより、図5(c)に示すように圧力調整弁が装着されるようになるものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弁体圧縮部材13とキャップ14がネジにより結合されているために弁体8の保持力が安定するばかりでなく、弁体8の動作圧力が安定するという効果が得られるものである。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図6(a)〜(c)は本発明の実施の形態4によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、装着前の組み立て断面図、装着後の組み立て断面図であり、図6において、16は一端に鍔部16aを設けた剛体からなる筒状の弁体保持部材であり、この弁体保持部材16の上面となる鍔部16aには筒状部分を塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。17は剛体からなる蓋状のキャップ、17aはこのキャップ17の周面に設けられたキャップ17の内部と外部を連通する孔であり、本実施の形態においては上記弁体保持部材16とキャップ17の材料として金属を用いたが、樹脂を用いても構わないものである。18はゴム等の弾性を有した筒状の弾性部材である。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弁体保持部材16の上面に孔を塞ぐようにガス透過性シート7を接合し、このガス透過性シート7上に弁体8を載置した状態でこれらにキャップ17を被せ、キャップ17の開放端をカシメ加工することによりこれらを結合して弁体8を圧縮状態で保持する。そして、これを弾性部材18に挿入すると共に、弾性部材18の筒状部を端子板3に設けられた電解液注入用の孔3dに圧入することにより図6(c)に示すように圧力調整弁が装着されるようになるものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、端子板3に設けた電解液注入用の孔3dに複雑な加工をしなくても良いため、安価に構成することができるという効果が得られるものである。
(実施の形態5)
以下、実施の形態5を用いて、本発明の特に請求項5に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図7(a)〜(c)は本発明の実施の形態5によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、装着前の組み立て断面図、装着後の組み立て断面図であり、図7において、19は一端に鍔部19aを、他端に外周方向に突出する係合部19bを設けたゴム等の弾性を有した筒状の弾性部材であり、この弾性部材19の上面となる鍔部19aには筒状部分を塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。20はキャップ、20aはこのキャップ20の周面に設けられたキャップ20の内部と外部を連通する孔であり、本実施の形態においてはキャップ20の材料として金属を用いたが、樹脂を用いても構わないものである。21はゴム等のOリングである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弾性部材19の上面に孔を塞ぐようにガス透過性シート7を接合し、このガス透過性シート7上に弁体8を載置した状態でこれらにキャップ20を被せ、キャップ20の開放端をカシメ加工することによりこれらを結合して弁体8を圧縮状態で保持する。そして、これをOリング21を介在させた状態で弾性部材19の係合部19bを含む筒状部(本体部)を端子板3に設けられた電解液注入用の孔3dに圧入することにより図7(c)に示すように圧力調整弁が装着されるようになるものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弾性部材19が弁体8を保持する機能を有するために部品点数の削減を図って安価に構成することができるという効果が得られるものである。
(実施の形態6)
以下、実施の形態6を用いて、本発明の特に請求項6に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態5で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図8(a)〜(c)は本発明の実施の形態6によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、装着前の組み立て断面図、装着後の組み立て断面図であり、図8において、22は剛体からなる箱形の弁体支持部材、22aはこの弁体支持部材22の底面の中央に設けられた孔、22bはこの弁体支持部材22の周面の複数箇所に設けられた孔である。7は上記弁体支持部材22の孔22aを塞ぐように接合されたガス透過性シートである。23は剛体からなる蓋状のキャップ、23aはこのキャップ23の周面の複数箇所に設けられた孔であり、このキャップ23の開放端をカシメ加工することによりこれらを結合して弁体8を圧縮状態で保持したものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、筒状の弾性部材19に設けられた鍔部19aと弁体8の間に(正確には筒状の弾性部材19に設けられた鍔部19aとガス透過性シート7の間に)剛体からなる弁体支持部材22を配設した構成により、弁体8の圧縮状態を安定させると共に、弁体8の動作圧力を安定させることができるようになるものである。
なお、このような構成においては、上記実施の形態5で用いたOリング21は用いなくても良いものである。
また、図9(a)〜(c)は本実施の形態による他の例を示したものであり、図9における圧力調整弁においては、筒状の弾性部材19に設けられた鍔部19aと弁体8の間に(正確には筒状の弾性部材19に設けられた鍔部19aに接合されたガス透過性シート7と弁体8の間に)剛体からなる弁体支持部材22を配設した構成としたものである。
このように構成された圧力調整弁は上記図8に示した圧力調整弁と同様の効果が得られるものであり、弁体支持部材22を配設する場所は、筒状の弾性部材19に設けられた鍔部19aと弁体8の間であれば、どこに配置しても良いものである。
(実施の形態7)
以下、実施の形態7を用いて、本発明の特に請求項7に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図10(a)、(b)は本発明の実施の形態7によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図と装着後の組み立て断面図であり、図10において、24は一端に鍔部24aを、他端に外周方向に突出する係合部24bを設けたゴム等の弾性を有した筒状の弾性部材であり、この弾性部材24の上面となる鍔部24aには筒状部分を塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。25は剛体からなるカバー、25aはこのカバー25に設けられた孔からなる係合部であり、本実施の形態においてはこのカバー25の材料として金属を用いたが、樹脂を用いても構わないものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弾性部材24の上面に孔を塞ぐようにガス透過性シート7を接合し、このガス透過性シート7上に弁体8とカバー25を積層し、この状態でこれらを端子板26に設けられた電解液注入用の孔26aに圧入すると共に、この孔26aの周縁に設けられた円環状の壁部26bの先端部に外周方向(内周方向でも良い)に突出するように設けられた係合部26cに上記カバー25に設けられた係合部25aを嵌め込むことによりこれらを結合して弁体8を圧縮状態で保持するようにしたものであり、これにより、図10(b)に示すように圧力調整弁が装着されるようになるものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、組み立て作業が容易になると共に、高い寸法精度を発揮して弁体の動作圧力を安定させることができるという効果が得られるものである。
(実施の形態8)
以下、実施の形態8を用いて、本発明の特に請求項8に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態7で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態7と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図11(a)〜(c)は本発明の実施の形態8によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、装着前の組み立て断面図、装着後の組み立て断面図であり、図11において、27は一端に鍔部27aを、他端に外周方向に突出する係合部27bを設けたゴム等の弾性を有した筒状の弾性部材であり、この弾性部材27の上面となる鍔部27aには筒状部分を塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。28は剛体からなるカバー、28aはこのカバー28の周縁に設けられた孔であり、本実施の形態においてはこのカバー28の材料として金属を用いたが、樹脂を用いても構わないものである。
29は端子板、29aはこの端子板29に設けられた電解液注入用の孔、29bはこの孔29aの上部に設けられた弁体を嵌め込むための凹部、29cはカシメ加工部である。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弾性部材27の上面に孔を塞ぐようにガス透過性シート7を接合し、このガス透過性シート7上に弁体8とカバー28を積層し、この状態でこれらを端子板29に設けられた電解液注入用の孔29aに圧入して弾性部材27の係合部27bを端子板29の内面に係合すると共に、端子板29に設けたカシメ加工部29cをカシメ加工することによりカバー28の周縁を結合して弁体8を圧縮状態で保持するようにしたものであり、これにより、図11(c)に示すように圧力調整弁が装着されるようになるものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、圧力調整弁全体の高さを低くすることができるという効果が得られるものである。
(実施の形態9)
以下、実施の形態9を用いて、本発明の特に請求項9に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態7で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態7と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図12(a)〜(d)は本発明の実施の形態9によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、装着前の組み立て断面図、カバーを除いた状態の要部平面図、装着後の組み立て断面図であり、図12において、27は一端に鍔部27aを、他端に外周方向に突出する係合部27bを設けたゴム等の弾性を有した筒状の弾性部材であり、この弾性部材27の上面となる鍔部27aには筒状部分を塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。30はゴム等の弾性を有した材料からなる方形の弁体である。
29は端子板、29aはこの端子板29に設けられた電解液注入用の孔、29bはこの孔29aの上部に設けられた弁体を嵌め込むための凹部、29cはカシメ加工部、29dはカシメ加工時の変形誘導部である。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、上記実施の形態7で説明した圧力調整弁と比較して、方形に形成した弁体30の各コーナー部が端子板29に設けた凹部29bの内壁面に当接するようになるため、弁体30の位置決めが容易になると共に、高い寸法精度を発揮して弁体30の動作圧力を安定させることができるという効果が得られるものである。
(実施の形態10)
以下、実施の形態10を用いて、本発明の特に請求項10に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態7で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態7と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図13(a)〜(d)は本発明の実施の形態10によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、装着前の組み立て断面図、カバーを除いた状態の要部平面図、装着後の組み立て断面図であり、図13において、27は一端に鍔部27aを、他端に外周方向に突出する係合部27bを設けたゴム等の弾性を有した筒状の弾性部材であり、この弾性部材27の上面となる鍔部27aには筒状部分を塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。8はゴム等の弾性を有した材料からなる弁体である。31はカバー、31aはこのカバー31の周縁に設けられた孔、31bはこのカバー31の中央部下面に設けた突起であり、この突起31bは上記弁体8に設けたテーパ8aの一部を付勢するように形成されたものである。
29は端子板、29aはこの端子板29に設けられた電解液注入用の孔、29bはこの孔29aの上部に設けられた弁体を嵌め込むための凹部、29cはカシメ加工部、29dはカシメ加工時の変形誘導部である。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、上記実施の形態7で説明した圧力調整弁と比較して、カバー31に設けた突起31bが弁体8に設けたテーパ8aと当接して付勢するようになるため、円形の弁体8を用いた場合でも、弁体8の位置決めが容易になると共に、高い寸法精度を発揮して弁体8の動作圧力を安定させることができるという効果が得られるものである。
(実施の形態11)
以下、実施の形態11を用いて、本発明の特に請求項11に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態7で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態7と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図14(a)〜(d)は本発明の実施の形態11によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、装着前の組み立て断面図、カバーを除いた状態の要部平面図、装着後の組み立て断面図、図15(a)、(b)は同コンデンサを組み立てる製造方法を示した断面図であり、図14において、27は一端に鍔部27aを、他端に外周方向に突出する係合部27bを設けたゴム等の弾性を有した筒状の弾性部材であり、この弾性部材27の上面となる鍔部27aには筒状部分を塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。30はゴム等の弾性を有した材料からなる方形の弁体である。
32は端子板、32aはこの端子板32に設けられた電解液注入用の孔、32bはこの孔32aの上部に設けられた弁体を嵌め込むための凹部、32cは壁部、32dはこの壁部の下端に設けた切り欠き部である。
このように構成された本実施の形態によるコンデンサは、端子板32の壁部32cをカシメ加工することによりカバー28を結合して弁体30を圧縮状態で保持するようにしたものであるが、このカシメ加工時に、図15に示すように、バネを介して付勢される押さえ板33によりカバー28を押さえ込むと共に、加工冶具35により端子板32を上方に持ち上げるように保持した状態で、加工冶具34により端子板32の壁部32cの上端を潰すようにカシメ加工してカバー28を結合するようにしたものであり、これにより、端子板32に無理な力が加わって端子板32が変形することを防止することができる。
(実施の形態12)
以下、実施の形態12を用いて、本発明の特に請求項12に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図16(a)、(b)は本発明の実施の形態12によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図と装着後の組み立て断面図であり、図16において、24は一端に鍔部24aを、他端に外周方向に突出する係合部24bを設けたゴム等の弾性を有した筒状の弾性部材であり、この弾性部材24の上面となる鍔部24aには筒状部分を塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。36は剛体からなるキャップ、36aはこのキャップ36の下端周縁に外周方向に突出するように設けられた係合部であり、本実施の形態においてはこのキャップ36の材料として金属を用いたが、樹脂を用いても構わないものである。
37は端子板、37aはこの端子板37に設けられた電解液注入用の孔、37bはこの孔37aの周縁の上面に設けられた円環状の壁部、37cはこの壁部37bの先端に内周方向に突出するように設けられた係合部である。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弾性部材24の上面に孔を塞ぐようにガス透過性シート7を接合し、このガス透過性シート7上に弁体8とキャップ36を積層し、この状態でこれらを端子板37に設けられた電解液注入用の孔37aに圧入して弾性部材24の係合部24bを端子板37の内面に係合すると共に、キャップ36の係合部36aを端子板37の係合部37cに嵌め込んで係合することによりこれらを結合して弁体8を圧縮状態で保持するようにしたものであり、これにより、図16(b)に示すように圧力調整弁が装着されるようになるものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、端子板の壁部の先端をカシメ加工しなくても良いため、組み立て作業が容易になると共に、高い寸法精度を発揮して弁体の動作圧力を安定させることができるという効果が得られるものである。
(実施の形態13)
以下、実施の形態13を用いて、本発明の特に請求項13に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態12で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態12と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図17(a)、(b)は本発明の実施の形態13によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図と装着後の組み立て断面図であり、図17において、24は一端に鍔部24aを、他端に外周方向に突出する係合部24bを設けたゴム等の弾性を有した筒状の弾性部材であり、この弾性部材24の上面となる鍔部24aには筒状部分を塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。38は剛体からなるキャップ、38aはこのキャップ38の周面に設けられた孔からなる係合部であり、本実施の形態においてはこのキャップ38の材料として金属を用いたが、樹脂を用いても構わないものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弾性部材24の上面に孔を塞ぐようにガス透過性シート7を接合し、このガス透過性シート7上に弁体8とキャップ38を積層し、この状態でこれらを端子板26に設けられた電解液注入用の孔26aに圧入して弾性部材24の係合部24bを端子板26の内面に係合すると共に、端子板26の係合部26cをキャップ38の係合部38aに嵌め込んで係合することによりこれらを結合して弁体8を圧縮状態で保持するようにしたものであり、これにより、図17(b)に示すように圧力調整弁が装着されるようになるものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、端子板の壁部の先端をカシメ加工しなくても良いため、組み立て作業が容易になると共に、高い寸法精度を発揮して弁体の動作圧力を安定させることができるという効果が得られるものである。
(実施の形態14)
以下、実施の形態14を用いて、本発明の特に請求項14に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態12で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態12と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図18(a)、(b)は本発明の実施の形態14によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図と装着後の組み立て断面図であり、図18において、39は端子板、39aはこの端子板39に設けた電解液注入用の孔、39bはこの孔39aの周縁の上面に設けた壁部、39cはこの壁部39b設けた孔からなる係合部である。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弾性部材24の上面に孔を塞ぐようにガス透過性シート7を接合し、このガス透過性シート7上に弁体8とキャップ36を積層し、この状態でこれらを端子板39に設けられた電解液注入用の孔39aに圧入して弾性部材24の係合部24bを端子板39の内面に係合すると共に、キャップ36の下端周縁に設けられた係合部36aを端子板39の係合部39cに係合することによりこれらを結合して弁体8を圧縮状態で保持するようにしたものであり、これにより、図18(b)に示すように圧力調整弁が装着されるようになるものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、端子板の壁部の先端をカシメ加工しなくても良いため、組み立て作業が容易になると共に、高い寸法精度を発揮して弁体の動作圧力を安定させることができるという効果が得られるものである。
(実施の形態15)
以下、実施の形態15を用いて、本発明の特に請求項15に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明したコンデンサの圧力調整弁の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために、同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図19(a)、(b)は本発明の実施の形態15によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図と装着後の組み立て断面図、図20(a)、(b)は同コンデンサに使用される押さえ板を示した平面図と断面図であり、図19と図20において、24は一端に鍔部24aを、他端に外周方向に突出する係合部24bを設けたゴム等の弾性を有した筒状の弾性部材であり、この弾性部材24の上面となる鍔部24aには筒状部分を塞ぐようにガス透過性シート7が接合されている。8はゴム等の弾性を有した材料からなる弁体である。
40は剛体からなる押さえ板であり、この押さえ板40は上記弁体8の上面部に当接する平面部と、この平面部の周縁から外周上方に向かう係合部40aが環状に、かつ短冊状に複数個設けられており、この係合部40a間には切り欠き部40bが設けられた構成のものであり、本実施の形態においてはこの押さえ板40の材料として金属を用いたが、樹脂を用いても構わないものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、弾性部材24の上面に孔を塞ぐようにガス透過性シート7を接合し、このガス透過性シート7上に弁体8と押さえ板40を積層し、この状態でこれらを端子板41に設けられた電解液注入用の孔41aに圧入すると共に、この孔41aの周縁に設けられた円環状の壁部41bの内周面に設けられた係合部41cに上記押さえ板40に設けられた係合部40aを嵌め込むことによりこれらを結合して弁体8を圧縮状態で保持するようにしたものであり、これにより、図19(b)に示すように圧力調整弁が装着されるようになるものである。
このように構成された本実施の形態による圧力調整弁は、組み立て作業が容易になると共に、高い寸法精度を発揮して弁体の動作圧力を安定させることができるという効果が得られるものである。
本発明によるコンデンサは、駆動用電解液の漏出をなくして信頼性に優れるという効果を有し、特に高い信頼性が要求される自動車用等として有用である。
本発明の実施の形態1によるコンデンサの構成を示した断面図 同コンデンサに使用される端子板の構成を示した上面斜視図 (a)同コンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着前の組み立て断面図、(c)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態2によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態3によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着前の組み立て断面図、(c)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態4によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着前の組み立て断面図、(c)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態5によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着前の組み立て断面図、(c)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態6によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着前の組み立て断面図、(c)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態6によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着前の組み立て断面図、(c)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態7によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態8によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着前の組み立て断面図、(c)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態9によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着前の組み立て断面図、(c)同カバーを除いた状態の要部平面図、(d)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態10によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着後の組み立て断面図、(c)同カバーを除いた状態の要部平面図、(d)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態11によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着前の組み立て断面図、(c)同カバーを除いた状態の要部平面図、(d)同装着後の組み立て断面図 (a)、(b)同コンデンサを組み立てる製造方法を示した断面図 (a)本発明の実施の形態12によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態13によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態14によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着後の組み立て断面図 (a)本発明の実施の形態15によるコンデンサに使用される圧力調整弁の構成を示した分解断面図、(b)同装着後の組み立て断面図 (a)同コンデンサに使用される押さえ板を示した平面図、(b)同断面図 従来のコンデンサの構成を示した断面図 同コンデンサに設けられた圧力調整弁の構成を示した断面図
符号の説明
1 コンデンサ素子
1a 中空部
2 金属ケース
2a、3a 突起
3、5、26、29、32、37、41 端子板
3b 接合部
3c 陽極端子
3d、5a、26a、29a、32a、37a、41a 電解液注入用の孔
4 絶縁部材
5b、26b、32b、37b、41b 壁部
6、12、15、18、19、24、27 弾性部材
6a、9a、19b、24b、25a、26c、27b、36a、37c、38a、40a、41c 係合部
7 ガス透過性シート
8、30 弁体
8a テーパ
9、11、14、17、20、23、36、38 キャップ
10、22 弁体支持部材
10a、10b、11a、13a、14a、17a、20a、22a、22b、23a、28a、31a 孔
13 弁体圧縮部材
13b、14b ネジ部
16 弁体保持部材
16a、19a、24a、27a 鍔部
21 Oリング
25、28、31 カバー
29b、32b 凹部
29c カシメ加工部
29d 変形誘導部
31b 突起
32d、40b 切り欠き部
33 押さえ板
34、35 加工冶具
40 押さえ板

Claims (15)

  1. 金属箔からなる集電体上に分極性電極層を形成した正負一対の電極をその間にセパレータを介在させて巻回し、正負の電極が互いに逆方向に位置するように構成されたコンデンサ素子と、このコンデンサ素子を駆動用電解液と共に収容し、かつ、コンデンサ素子の一方の電極を内底面に接合した有底筒状の金属ケースと、上記コンデンサ素子の他方の電極を内面に接合して上記金属ケースの開口部を封止した端子板からなり、この端子板に駆動用電解液注入用の孔を兼ねた圧力調整弁を設けたコンデンサにおいて、上記圧力調整弁が、リング状の弾性部材と、この弾性部材の上面を塞ぐように接合されたガス透過性シートと、内周面上端が外周面の方向に向かって広がるようなテーパを設けたリング状に形成されて上記ガス透過性シート上に配設されたゴム製の弁体と、これらを収容することにより弁体を圧縮状態で保持するキャップからなり、上記弾性部材を端子板の孔の周縁の上面側に設けた円環状の壁部に圧入することにより構成されたものであるコンデンサ。
  2. リング状の弾性部材とガス透過性シートの間に弁体支持部材を配設した請求項1に記載のコンデンサ。
  3. 圧力調整弁が、上面の中央に孔を設けると共に周面にネジ部を設けた蓋状の弁体圧縮部材と、この弁体圧縮部材の孔を塞ぐように接合されたガス透過性シートと、内周面上端が外周面の方向に向かって広がるようなテーパを設けたリング状に形成されて上記ガス透過性シート上に配設されたゴム製の弁体と、上記弁体圧縮部材に設けられたネジ部と螺合するネジ部ならびに外部と連通する孔を周面に設けてこれらを収容することにより弁体を圧縮状態で保持するキャップからなり、上記弁体圧縮部材をリング状の弾性部材を介して端子板の孔の周縁の上面側に設けた円環状の壁部に圧入することにより構成されたものである請求項1に記載のコンデンサ。
  4. 圧力調整弁が、一端に鍔部を設けた筒状の弁体保持部材と、この弁体保持部材の鍔部上に接合されたガス透過性シートと、内周面上端が外周面の方向に向かって広がるようなテーパを設けたリング状に形成されて上記ガス透過性シート上に配設されたゴム製の弁体と、周面に外部と連通する孔を設けて上記弁体を収容するように結合されることにより弁体を圧縮状態で保持するキャップからなり、上記弁体保持部材の筒状部を筒状の弾性部材を介して端子板の孔に圧入することにより構成されたものである請求項1に記載のコンデンサ。
  5. 圧力調整弁が、一端に鍔部を、他端に外周方向に突出する係合部を設けた筒状の弾性部材と、この弾性部材の鍔部上に接合されたガス透過性シートと、内周面上端が外周面の方向に向かって広がるようなテーパを設けたリング状に形成されて上記ガス透過性シート上に配設されたゴム製の弁体と、周面に外部と連通する孔を設けて上記弁体を収容するように結合されることにより弁体を圧縮状態で保持するキャップからなり、上記弾性部材の係合部を含む筒状部をゴム製のOリングを介在させて端子板の孔に圧入することにより構成されたものである請求項1に記載のコンデンサ。
  6. 筒状の弾性部材に設けた鍔部と弁体の間に弁体支持部材を配設した請求項5に記載のコンデンサ。
  7. 圧力調整弁が、一端に鍔部を、他端に外周方向に突出する係合部を設けた筒状の弾性部材と、この弾性部材の鍔部上に接合されたガス透過性シートと、内周面上端が外周面の方向に向かって広がるようなテーパを設けたリング状に形成されて上記ガス透過性シート上に配設されたゴム製の弁体と、周縁に孔を設けてこの弁体上に配設されたカバーからなり、上記弾性部材の係合部を含む筒状部を端子板の孔に圧入すると共に、端子板の孔の周縁の上面側に設けた円環状の壁部の上端に外周方向または内周方向に突出するように設けられた係合部を上記カバーに設けた孔に嵌め込んで固定することにより弁体を圧縮状態で保持するように構成されたものである請求項1に記載のコンデンサ。
  8. 弁体が嵌まり込む凹部を端子板に設けた請求項7に記載のコンデンサ。
  9. 弁体を方形とし、この弁体の各コーナー部を凹部に当接させるようにした請求項8に記載のコンデンサ。
  10. カバーの中央部下面に弁体に設けたテーパ部の一部を付勢する突起を設けた請求項8に記載のコンデンサ。
  11. 端子板に設けた壁部の下端に切り欠き部を設けた請求項8に記載のコンデンサ。
  12. 圧力調整弁が、一端に鍔部を、他端に外周方向に突出する係合部を設けた筒状の弾性部材と、この弾性部材の鍔部上に接合されたガス透過性シートと、内周面上端が外周面の方向に向かって広がるようなテーパを設けたリング状に形成されて上記ガス透過性シート上に配設されたゴム製の弁体と、下端周縁に外周方向に突出する係合部を設けた蓋状のキャップからなり、上記弾性部材の係合部を含む筒状部を端子板の孔に圧入すると共に、端子板の孔の周縁の上面側に設けた円環状の壁部ならびにこの壁部上端に内周方向に突出するように設けられた係合部に上記キャップに設けた係合部を係合させて結合することにより弁体を圧縮状態で保持するように構成されたものである請求項1に記載のコンデンサ。
  13. キャップと端子板の結合が、端子板の孔の周縁の上面側に設けた円環状の壁部の上端に外周方向に突出する係合部を設けると共に、この係合部が嵌まり込む孔をキャップの周面に設け、上記端子板の係合部をキャップの孔に嵌め込むことにより結合したものである請求項12に記載のコンデンサ。
  14. キャップと端子板の結合が、端子板の孔の周縁の上面側に設けた壁部に孔を設け、この孔にキャップに設けた係合部を嵌め込んで結合したものである請求項12に記載のコンデンサ。
  15. 圧力調整弁が、一端に鍔部を、他端に外周方向に突出する係合部を設けた筒状の弾性部材と、この弾性部材の鍔部上に接合されたガス透過性シートと、内周面上端が外周面の方向に向かって広がるようなテーパを設けたリング状に形成されて上記ガス透過性シート上に配設されたゴム製の弁体と、この弁体の上面に当接する平面部ならびにこの平面部の周縁から外周上方に向かう係合部が環状に複数設けられた押さえ板からなり、上記弾性部材の係合部を含む筒状部を端子板の孔に圧入すると共に、端子板の孔の周縁の上面側に設けた円環状の壁部ならびにこの壁部の内周面に設けられた係合部に上記押さえ板に設けた係合部を係合させて結合することにより弁体を圧縮状態で保持するように構成されたものである請求項1に記載のコンデンサ。
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