JP5052590B2 - 電源回路及び照明装置 - Google Patents

電源回路及び照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5052590B2
JP5052590B2 JP2009284760A JP2009284760A JP5052590B2 JP 5052590 B2 JP5052590 B2 JP 5052590B2 JP 2009284760 A JP2009284760 A JP 2009284760A JP 2009284760 A JP2009284760 A JP 2009284760A JP 5052590 B2 JP5052590 B2 JP 5052590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
control
power
power supply
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009284760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011130543A (ja
Inventor
雄一郎 伊藤
耕一 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Lighting Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Lighting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Lighting Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009284760A priority Critical patent/JP5052590B2/ja
Publication of JP2011130543A publication Critical patent/JP2011130543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5052590B2 publication Critical patent/JP5052590B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、光源回路などの負荷回路に電力を供給する電源回路に関する。
負荷回路には、定電流制御に適したものがある。例えば、発光ダイオードは、順方向降下電圧のバラツキが大きいため、発光ダイオードを有する負荷回路は、定電流制御に適している。電源回路が定電流制御である場合において、断線故障や無負荷などの異常が発生した場合にも一定の電流を流そうとするのを防ぐため、異常を検出し、電源回路から負荷回路に対する電力の供給を停止する必要がある。
特開2008−104275号公報
また、地球温暖化対策として、電源回路の部品数削減や電力損失の抑制をする必要がある。
この発明は、例えば上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な回路構成で、異常発生時の電力供給を停止して安全を確保するとともに、電力損失を抑えることを目的とする。
この発明にかかる電源回路は、電力生成回路と、制御回路と、制御電源回路と、異常検出回路と、スイッチ回路とを有し、
上記電力生成回路は、負荷回路に供給する電力を生成し、
上記制御回路は、上記電力生成回路を制御し、
上記制御電源回路は、上記制御回路に供給する制御電源電力を生成し、
上記異常検出回路は、上記負荷回路の異常を検出し、
上記スイッチ回路は、上記異常検出回路が上記負荷回路の異常を検出した場合に、上記制御電源回路が生成した制御電源電力の上記制御回路に対する供給を遮断することを特徴とする。
スイッチ回路が制御電源電力の供給を遮断することにより、制御回路が停止する。これにより、電力生成回路が電力を生成しなくなり、異常が発生した負荷回路への電力の供給が停止するので、簡単な回路構成で、電源回路の故障を防ぎ、安全性を確保することができる。また、制御回路の待機電力など無駄な電力損失をなくすことができる。
実施の形態1における照明装置800の構造の一例を示す側面視断面図。 実施の形態1における照明装置800の全体構成の一例を示すシステム構成図。 実施の形態1における電源回路100及び光源回路810の回路構成の一例を示す回路構成図。 実施の形態2における照明装置800の全体構成の一例を示すシステム構成図。 実施の形態2における電源回路100及び光源回路810の回路構成の一例を示す回路構成図。 実施の形態3における電源回路100及び光源回路810の回路構成の一例を示す回路構成図。 実施の形態3におけるLED点灯装置の動作の流れを示すフローチャート図。
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、この実施の形態における照明装置800の構造の一例を示す側面視断面図である。
照明装置800(照明器具)は、本体850、コネクタ860、光源基板870、電源回路100を有する。
本体850は、電源回路100などを取り付けるための筐体である。コネクタ860は、商用電源などの交流電源から電力の供給を受けるための接続部である。光源基板870は、LEDなどの電気的光源を実装した基板である。電源回路100は、配線881を介してコネクタ860と接続している。電源回路100は、コネクタ860を介して交流電源からの電力を入力する。電源回路100は、入力した電力を光源基板870に供給する電力に変換する。電源回路100は、配線882を介して光源基板870に接続している。電源回路100は、変換した電力を光源基板870に供給する。光源基板870の光源は、電源回路100から供給された電力により点灯する。
図2は、この実施の形態における照明装置800の全体構成の一例を示すシステム構成図である。
照明装置800は、上記説明した構成に加えて、光源回路810を有する。
光源回路810(負荷回路)は、光源基板870に実装された光源やその他の部品、光源基板870に印刷された配線パターンなどにより構成された回路である。
電源回路100は、電力生成回路110、制御回路120、制御電源回路130、異常検出回路140、スイッチ回路150を有する。
電力生成回路110は、コネクタ860を介して入力した交流電源などからの電力を変換して、光源回路810に供給する電力を生成する。なお、電力生成回路110は、交流電源などから電力を入力する代わりに、バッテリーなどに蓄えられた電力を入力する構成でもよい。
制御回路120は、電力生成回路110を制御する。制御回路120は、例えば、光源回路810を流れる電流が所定の電流値になるよう、電力生成回路110が生成する電力の電圧を調整する。
制御電源回路130は、制御回路120に供給する制御電源電力を生成する。制御電源回路130は、例えば、電力生成回路110と同様、コネクタ860を介して入力した交流電源などからの電力を変換して、制御回路120に供給する制御電源電力を生成する。制御回路120は、制御電源回路130から供給された制御電源電力により動作する。
異常検出回路140は、光源回路810の異常を検出する。異常検出回路140は、例えば、光源回路810の電圧や電流を測定し、測定した電圧や電流が正常値の範囲内であるかを判定することにより、光源回路810に断線故障や短絡故障などの異常が発生しているか否かを判定する。
スイッチ回路150は、制御電源回路130と制御回路120との間に介在する。
正常時、すなわち、異常検出回路140が異常を検出していない場合、スイッチ回路150は導通し、制御電源回路130が生成した電力を制御回路120へ供給する。制御回路120は、制御電源回路130から供給された電力により動作する。
異常発生時、すなわち、異常検出回路140が異常を検出した場合、スイッチ回路150は遮断し、制御電源回路130から制御回路120への電力供給を停止する。制御回路120は、動作を停止する。制御回路120が停止したことにより、電力生成回路110も動作を停止し、光源回路810に供給する電力を生成しなくなる。光源回路810の光源は、電力の供給を絶たれ、消灯する。
これにより、異常検出時に光源回路810の光源を消灯することができる。消灯中は、電力生成回路110だけでなく、制御回路120も動作を停止するので、無駄な電力消費を抑えることができる。
図3は、この実施の形態における電源回路100及び光源回路810の回路構成の一例を示す回路構成図である。
光源素子811は、例えば発光ダイオード(以下「LED」と呼ぶ。)などの光源である。光源回路810は、1以上の光源素子811を有する。光源回路810は、例えば光源素子811を直列に電気接続した回路である。
電力生成回路110は、例えば、ダイオードブリッジDB、力率改善回路111、直流直流変換回路112を有する。
ダイオードブリッジDBは、交流電源ACから入力した交流電力を全波整流して、電圧波形を脈流にする。
力率改善回路111は、制御IC121の制御を受けて動作する。力率改善回路111は、ダイオードブリッジDBが全波整流した脈流電圧を、直流電圧に変換する。力率改善回路111は、入力側の電流波形を、脈流の電圧波形に近似した波形に整えることにより、力率を改善する。力率改善回路111は、例えば、チョークコイルL11、スイッチング素子Q12、整流素子D13、平滑コンデンサC14により構成される昇圧チョッパ回路である。スイッチング素子Q12は、例えば、nMOS電界効果トランジスタ(以下「FET」と呼ぶ。)である。スイッチング素子Q12は、制御IC121からの制御信号により、オンオフする。
直流直流変換回路112は、制御IC122の制御を受けて動作する。直流直流変換回路112は、力率改善回路111が変換した直流電圧を、電圧値の異なる直流電圧に変換する。直流直流変換回路112は、例えば、スイッチング素子Q21、駆動回路113、整流素子D22、チョークコイルL23、平滑コンデンサC24により構成される降圧回路である。スイッチング素子Q21は、例えばnMOSFETである。駆動回路113は、制御IC122からの制御信号にしたがって、スイッチング素子Q21をオンオフする。なお、電流検出抵抗R31は、後述する電流検出回路125が電流を検出するためのものであり、直流直流変換回路112の降圧回路としての動作には、直接関係しない。
直流直流変換回路112が変換した直流電圧は、光源回路810の両端に印加される。これにより、電力生成回路110が生成した電力が光源回路810に供給される。
制御IC121は、制御回路120の一部である。制御IC121は、制御電源回路130が生成した制御電源電力の供給を受けて動作する。制御IC121は、スイッチング素子Q12をオンオフするための制御信号を生成することにより、力率改善回路111を制御する。
制御IC121は、力率改善回路111が入力する脈流電圧と、力率改善回路111が変換した直流電圧とを検出する。制御IC121は、力率改善回路111の入力側の電流波形が、検出した脈流電圧に近似した波形となり、かつ、力率改善回路111の出力電圧が所定の値となるよう、スイッチング素子Q12をオンオフする制御信号を生成する。
スイッチング素子Q12がオンになると、力率改善回路111が入力する電流は増加する。制御IC121は、制御信号により、スイッチング素子Q12をオンにし、力率改善回路111が入力する電流が、検出した脈流電圧に比例する値に達したところで、スイッチング素子Q12をオフにする。スイッチング素子Q12がオフになると、力率改善回路111が入力する電流は減少する。制御IC121は、力率改善回路111が入力する電流が0になるまで、スイッチング素子Q12をオフにし続ける。これを繰り返すことにより、力率改善回路111は、力率改善動作をする。すなわち、力率改善回路111が入力する電流の波形は、脈流電圧の波形に近似した波形となる。
また、力率改善回路111の出力電圧が所定の値より低ければ、制御IC121は、制御信号により、スイッチング素子Q12をオンにしている期間の割合(オンデューティ)を大きくする。これにより、力率改善回路111が出力する直流電圧が上昇する。逆に、力率改善回路111の出力電圧が所定の値より高ければ、制御IC121は、制御信号により、オンデューティを小さくする。これにより、力率改善回路111が出力する直流電圧が下降する。これを繰り返すことにより、力率改善回路111は、昇圧動作をする。すなわち、力率改善回路111が出力する直流電圧は、力率改善回路111が入力する脈流電圧のピーク値より高い所定の値となる。
制御IC121に制御電源電力が供給されず制御IC121が動作を停止した場合、制御IC121が制御信号を生成しないので、スイッチング素子Q12はオフのままになる。力率改善回路111は、力率改善動作も昇圧動作もせず、入力した脈流電圧のピーク値とほぼ等しい電圧を出力する。
電流検出回路125は、制御回路120の一部である。電流検出回路125は、光源回路810を流れる電流を検出する。電流検出回路125は、例えば、電流検出抵抗R31、抵抗R32、コンデンサC33、増幅器A34、基準電圧源V35を有する。
電流検出抵抗R31には、平滑コンデンサC24を充電する電流が流れる。電流検出抵抗R31の両端には、流れた電流、すなわち平滑コンデンサC24を充電する電流に比例する電圧が発生する。
増幅器A34は、例えばオペアンプである。増幅器A34は、正側入力端子と負側入力端子との電位差を増幅して、増幅した電圧を出力端子から出力する。抵抗R32は、電流検出抵抗R31の光源回路810側の端子と、増幅器A34の負側入力端子との間に電気接続している。コンデンサC33は、増幅器A34の負側入力端子と出力端子との間に電気接続している。これにより、積分回路が構成される。
基準電圧源V35は、基準電圧を生成する。基準電圧源V35は、増幅器A34の正側入力端子と、電源回路100内のグランド配線との間に電気接続している。
増幅器A34は、電流検出抵抗R31の両端に発生した電圧と基準電圧源V35が生成した基準電圧との差電圧を積分回路により平均化し、平均化した電圧に比例する電圧を出力する。
平滑コンデンサC24の両端電圧が安定している場合、平滑コンデンサC24を充電する電流の平均値と、平滑コンデンサC24を放電する電流の平均値とは等しい。平滑コンデンサC24を放電する電流は、すなわち光源回路810を流れる電流である。よって、電流検出抵抗R31の両端に発生する電圧の平均値(以下「電流検出電圧」と呼ぶ。)は、光源回路810を流れる電流に比例する。
すなわち、電流検出回路125は、光源回路810を流れる電流に比例する電流検出電圧と、基準電圧源V35が生成した基準電圧とを比較して、どちらが大きいかを示す信号を生成する。
制御IC122は、制御回路120の一部である。制御IC122は、制御電源回路130が生成した制御電源電力の供給を受けて動作する。制御IC122は、スイッチング素子Q21をオンオフするための制御信号を生成することにより、直流直流変換回路112を制御する。制御IC122は、光源回路810を流れる電流が所定の値になるよう、直流直流変換回路112を制御する。
制御IC122は、電流検出回路125が生成した信号に基づいて、電流検出電圧が基準電圧より低い場合、制御信号により、スイッチング素子Q21のオンデューティを大きくする。その結果、直流直流変換回路112が生成する直流電圧が高くなり、光源回路810を流れる電流が増加する。逆に、電流検出電圧が基準電圧より高い場合、制御IC122は、制御信号により、スイッチング素子Q21のオンデューティを小さくする。その結果、直流直流変換回路112が生成する直流電圧が低くなり、光源回路810を流れる電流が減少する。これを繰り返すことにより、直流直流変換回路112は、定電流動作をする。すなわち、直流直流変換回路112から供給された電力により光源回路810を流れる電流は、所定の値になる。
制御IC122に制御電源電力が供給されず制御IC122が動作を停止した場合、制御IC122が制御信号を生成しないので、スイッチング素子Q21はオフのままになる。直流直流変換回路112は、定電流動作をしないだけでなく、力率改善回路111から切り離され、光源回路810に対する電力の供給自体が停止する。
制御電源回路130は、制御IC121,122などを動作させるための制御電源電力を生成する。制御電源回路130は、例えば、力率改善回路111が出力した直流電圧から制御電源電力を生成する。上述したように、制御IC121が動作を停止していても力率改善回路111は直流電圧を生成するから、制御電源回路130は動作し、制御電源電力を生成する。なお、制御電源回路130は、力率改善回路111が出力した直流電圧ではなく、ダイオードブリッジDBが出力した脈流電圧や、電源回路100が入力した交流電力などから、制御電源電力を生成する構成であってもよい。
制御電源回路130の負側出力端子は、電源回路100内のグランド配線に電気接続している。制御電源回路130は、正側出力端子と負側出力端子とを介して、生成した制御電源電力を出力する。
異常検出回路140は、光源回路810の異常を検出する。異常検出回路140は、例えば、光源回路810の両端電圧を測定し、測定した両端電圧が所定の値より大きい場合に、光源回路810に異常が発生したと判定する。上述したように、直流直流変換回路112は、光源回路810に所定の電流を流すよう動作する。このため、例えば、光源回路810が断線故障により電流が流れない状態に陥ったとすると、制御IC122は、直流直流変換回路112が生成する直流電圧を高くして、光源回路810を流れる電流を増やそうとする。しかし、光源回路810は断線故障しているので、電流は流れない。制御IC122は、直流直流変換回路112が生成する直流電圧を更に高くする。これを繰り返して、直流直流変換回路112が生成する直流電圧(すなわち、光源回路810の両端電圧)が異常に高くなると、異常検出回路140の検出閾値を超え、異常検出回路140が異常を検出する。
異常検出回路140は、例えば、異常電圧検出回路141、ラッチ回路142を有する。
異常電圧検出回路141は、光源回路810の両端電圧が所定の値より大きいか否かを示す信号を生成する回路である。異常電圧検出回路141は、例えば、2つの分圧抵抗R41,R42、定電圧ダイオードZ43を有する。2つの分圧抵抗R41,R42は、光源回路810の両端電圧を分圧して、光源回路810の両端電圧に比例する電圧(以下「分圧電圧」と呼ぶ。)を生成する。定電圧ダイオードZ43は、例えばツェナーダイオードであり、所定の降伏電圧より大きい逆電圧が加わると降伏電流が流れる。2つの分圧抵抗R41,R42が生成した分圧電圧が定電圧ダイオードZ43の降伏電圧より大きければ、定電圧ダイオードZ43を降伏電流が流れ、分圧電圧が降伏電圧より小さければ降伏電流は流れない。すなわち、定電圧ダイオードZ43を流れる電流が異常電圧検出回路141の検出結果を表わす信号であり、異常電圧を検出した場合に、定電圧ダイオードZ43を電流が流れる。
ラッチ回路142は、異常電圧検出回路141が異常電圧を検出した場合、その検出結果を記憶する回路である。ラッチ回路142は、例えば、抵抗R51、コンデンサC52、2つのスイッチング素子Q53,Q56、2つの分圧抵抗R54,R55、整流素子D57を有する。
抵抗R51とコンデンサC52とは、並列に電気接続している。抵抗R51には、コンデンサC52を放電する電流が流れる。これにより、異常電圧を検出していない状態では、コンデンサC52の両端電圧は0になる。
異常電圧を検出すると、定電圧ダイオードZ43を降伏電流が流れ、定電圧ダイオードZ43を流れた降伏電流がコンデンサC52を充電する。
スイッチング素子Q53は、例えば、NPN型バイポーラトランジスタである。コンデンサC52は、スイッチング素子Q53のベース−エミッタ間に電気接続している。したがって、コンデンサC52に充電された電圧が所定の電圧(例えば0.6V)を超えると、スイッチング素子Q53がオンになる。
スイッチング素子Q53のコレクタ端子は、2つの分圧抵抗R54,R55を介して、制御電源回路130の正側出力端子に電気接続している。スイッチング素子Q53がオフの場合、分圧抵抗R54,R55には電流が流れないので、スイッチング素子Q53のコレクタ端子の電位は、制御電源回路130の正側出力端子の電位とほぼ等しくなる。スイッチング素子Q53がオンになると、分圧抵抗R54,R55をコレクタ電流が流れ、スイッチング素子Q53のコレクタ端子の電位は、ほぼ0になる。
整流素子D57は、ダイオードなどの素子であり、例えばショットキーバリアダイオードなど順方向降下電圧が低いものを用いる。整流素子D57のカソード端子は、スイッチング素子Q53のコレクタ端子に電気接続している。これにより、スイッチング素子Q53がオンになり、コレクタ端子の電位が0になったとき、後述するスイッチング素子Q61を確実にオフにすることができる。
スイッチング素子Q56は、例えば、PNP型バイポーラトランジスタである。分圧抵抗R55は、スイッチング素子Q56のベース−エミッタ間に電気接続している。分圧抵抗R55の両端には、スイッチング素子Q53のコレクタ電流に比例する電流が流れる。したがって、スイッチング素子Q53がオフであれば、スイッチング素子Q56もオフになり、スイッチング素子Q53がオンであれば、スイッチング素子Q56もオンになる。
定電圧ダイオードZ43を降伏電流が流れ、コンデンサC52を充電して、スイッチング素子Q53がオンになると、スイッチング素子Q56もオンになり、スイッチング素子Q56のコレクタ電流がコンデンサC52を充電する。その後、光源回路810の両端電圧が低くなって、定電圧ダイオードZ43を降伏電流が流れなくなったとしても、スイッチング素子Q56のコレクタ電流がコンデンサC52を充電し続けるから、スイッチング素子Q53はオンのままになる。スイッチング素子Q53がオンなので、スイッチング素子Q56もオンのままとなり、コンデンサC52を充電し続ける。すなわち、ラッチ回路142は、異常電圧検出回路141が異常電圧を検出した場合、そのことを記憶し、異常電圧検出回路141が異常電圧を検出しなくなったのちも、その記憶を保持し続ける。
上述したように、制御IC121が動作を停止したのちも、制御電源回路130は、制御電源電力を生成し続けるので、スイッチング素子Q56のコレクタ電流が流れ続け、ラッチ回路142の記憶は保持される。
電源スイッチを切るなどして交流電源ACからの電力供給が途絶えると、制御電源回路130が停止し、スイッチング素子Q56のコレクタ電流が流れなくなる。コンデンサC52は、抵抗R51を流れる電流により放電し、最初の状態に戻る。これにより、ラッチ回路142の記憶は消去される。
スイッチ回路150は、例えば、スイッチング素子Q61、プルアップ抵抗R62、2つの分圧抵抗R63,R64、スイッチング素子Q65を有する。
スイッチング素子Q61は、例えばNPN型バイポーラトランジスタである。スイッチング素子Q61のベース端子は、整流素子D57のアノード端子に電気接続している。プルアップ抵抗R62は、スイッチング素子Q61のベース端子と制御電源回路130の正側出力端子との間に電気接続している。
スイッチング素子Q53がオフで、スイッチング素子Q53のコレクタ端子の電位が高い場合、整流素子D57がオフになるので、スイッチング素子Q61のベース端子の電位は、プルアップ抵抗R62により引き上げられ、スイッチング素子Q61はオンになる。
スイッチング素子Q53がオンで、スイッチング素子Q53のコレクタ端子の電位がほぼ0である場合、整流素子D57がオンになる。上述したように整流素子D57には、順方向降下電圧が低い素子を用いるので、スイッチング素子Q61のベース端子の電位もほぼ0になり、スイッチング素子Q61は、オフになる。
スイッチング素子Q61のコレクタ端子は、2つの分圧抵抗R63,R64を介して、制御電源回路130の正側出力端子に電気接続している。スイッチング素子Q61がオンの場合、2つの分圧抵抗R63,R64をコレクタ電流が流れ、スイッチング素子Q61のコレクタ端子の電位は、ほぼ0になる。スイッチング素子Q61がオフの場合、コレクタ電流が流れないので、スイッチング素子Q61のコレクタ端子の電位は、制御電源回路130の正側出力端子の電位とほぼ等しくなる。
分圧抵抗R64の両端には、制御電源回路130の正側出力端子とスイッチング素子Q61のコレクタ端子との間の電位差を、分圧抵抗R63との分圧比で分圧した電圧が発生する。
スイッチング素子Q65は、例えばpMOSFETである。分圧抵抗R64は、スイッチング素子Q65のゲート−ソース間に電気接続している。スイッチング素子Q61がオンの場合、分圧抵抗R64の両端電圧が高くなるので、スイッチング素子Q65はオンになる。スイッチング素子Q61がオフの場合、分圧抵抗R64の両端電圧はほぼ0になるので、スイッチング素子Q65はオフになる。
スイッチング素子Q65のソース端子は、制御電源回路130の正側出力端子に電気接続し、スイッチング素子Q65のドレイン端子は、2つの制御IC121,122の電源入力端子に電気接続している。したがって、スイッチング素子Q65がオンの場合、制御電源回路130が生成した制御電源電力が制御IC121,122に供給され、制御IC121,122が動作する。スイッチング素子Q65がオフの場合は、制御電源電力の供給が遮断され、制御IC121,122は動作しない。
すなわち、異常電圧検出回路141が異常電圧を検出し、ラッチ回路142がそのことを記憶している間は、制御IC121,122に対する制御電源電力の供給が遮断されて制御IC121,122は動作しない。それ以外の場合は、制御IC121,122に対して制御電源電力が供給され、制御IC121,122が動作する。
光源回路810が故障した場合、制御IC122が動作を停止することにより、直流直流変換回路112が停止し、故障している光源回路810に対して電力が供給されなくなる。これにより、異常電圧の発生を防止することができるので、電源回路100の故障を防ぐことができる。
光源回路810に対する電力の供給を停止することにより、異常電圧検出回路141は、異常電圧を検出しなくなる。しかし、異常電圧が検出されたことをラッチ回路142が記憶しているので、制御IC122及び直流直流変換回路112が動作を停止し、光源回路810に対して電力が供給しない状態を保つことができる。
直流直流変換回路112の動作を停止するに当たり、直流直流変換回路112を制御する制御IC122に対する制御電源電力の供給を停止するので、制御IC122が待機状態のとき消費する無駄な電力損失をなくすことができる。
また、直流直流変換回路112の動作を停止するに当たり、その前段の回路である力率改善回路111の動作も停止するので、力率改善回路111の動作による無駄な電力損失をなくすことができる。
更に、力率改善回路111の動作を停止するに当たり、力率改善回路111を制御する制御IC121に対する制御電源電力の供給を停止するので、制御IC121が待機状態のとき消費する無駄な電力損失をなくすことができる。
力率改善回路111が動作を停止しても、制御電源回路130は、制御電源電力を生成することができる。このため、ラッチ回路142は、異常検出の記憶を保持することができる。
この実施の形態における電源回路100は、電力生成回路110と、制御回路120と、制御電源回路130と、異常検出回路140と、スイッチ回路150とを有する。電力生成回路110は、負荷回路(光源回路810)に供給する電力を生成する。制御回路120は、電力生成回路110を制御する。制御電源回路130は、制御回路120に供給する制御電源電力を生成する。異常検出回路140は、負荷回路の異常を検出する。スイッチ回路150は、異常検出回路140が負荷回路の異常を検出した場合に、制御電源回路130が生成した制御電源電力の制御回路120に対する供給を遮断する。
制御回路120が停止することにより、電力生成回路110が電力を生成しなくなり、異常が発生した負荷回路への電力の供給が停止するので、電源回路100の故障を防ぐことができる。また、制御回路120の待機電力など、無駄な電力損失をなくすことができる。
この実施の形態における異常検出回路140は、負荷回路の異常を検出した場合に、負荷回路の異常を検出したことを記憶する。
異常検出回路140が異常検出を記憶するので、負荷回路への電力供給を停止したことにより異常が検出されなくなった場合でも、電力供給を再開せず、電力供給停止状態を保つことができる。
この実施の形態における制御回路120は、負荷回路を流れる電流が所定の電流値になるよう、電力生成回路110が負荷回路に供給する電力の電圧を制御する。異常検出回路140は、電力生成回路110が負荷回路に供給する電力の電圧に基づいて、負荷回路の異常を検出する。
制御回路120が電力生成回路110を定電流制御する場合、負荷回路が断線故障するなどして所定の電流を流すことができなくなると、電力生成回路110は、生成する電力の電圧を上昇させることにより、負荷回路を流れる電流を増やそうとする。そのため、電力生成回路110が生成する電力の電圧が異常に高くなる。したがって、電力生成回路110が生成する電力の電圧に基づいて異常検出回路140が異常を検出することができる。また、異常検出回路140が異常を検出した場合に負荷回路への電力供給を停止するので、電力生成回路110が生成する電力の電圧が異常検出の閾値より高くなることはなく、電源回路100の故障を防ぐことができる。
この実施の形態における照明装置800は、電源回路100と、供給された電力により点灯する光源(光源素子811)を有し、上記電源回路100に対する負荷回路として上記電力生成回路110が生成した電力の供給を受ける光源回路810とを有する。
これにより、異常検出時に消灯し、安全かつ電力損失の少ない照明装置800を実現することができる。
以上説明した電源回路100は、LED点灯装置である。AC−DC変換回路(ダイオードブリッジDB・力率改善回路111)は、商用電源(交流電源AC)を直流電圧に変換する。DC−DCコンバータ回路(直流直流変換回路112)は、AC−DC変換回路の出力に接続され、発光ダイオード(光源回路810)に電流を供給する。DC−DCコンバータ制御回路(電流検出回路125、制御IC122)は、DC−DCコンバータ回路を定電流フィードック制御する。制御電源回路130は、DC−DCコンバータ制御回路を動作させるための電力を供給する。出力電圧検出回路(異常電圧検出回路141)は、DC−DCコンバータ回路の出力電圧を検出する。スイッチ部(スイッチ回路150)は、出力電圧検出回路が、DC−DCコンバータ回路の出力電圧が所定電圧以上であることを検出すると、制御電源回路130からDC−DCコンバータ制御回路への電力の供給を遮断する。
このように、制御電源回路130から制御回路120への電力をスイッチ部を介して供給する。スイッチ部の制御により、制御回路120への電力供給を遮断し,LED点灯装置をオフする。これにより、簡単な構成で過電圧保護回路を実現できる。LED断線時などの無負荷状態の時に、LED点灯装置の動作を停止し、安全を確保することができる。また、回路部品に高耐圧の部品を使用する必要がなく、回路を小型・軽量にすることができ、製造コストを低減できる。
整流回路(ダイオードブリッジDB)は、商用電源を整流して直流電圧に変換する。昇圧チョッパ回路(力率改善回路111)は、直流に変換された電圧を所定電圧に昇圧する。昇圧チョッパ制御回路(制御IC121)は、昇圧チョッパ回路を定電圧フィードバック制御する。DC−DCコンバータ回路(直流直流変換回路112)は、昇圧チョッパ回路の出力に接続され、発光ダイオード(光源回路810)に電流を供給する。DC−DCコンバータ制御回路(電流検出回路125、制御IC122)は、DC−DCコンバータ回路を定電流フィードバック制御する。制御電源回路130は、昇圧チョッパ制御回路とDC−DCコンバータ制御回路とを動作させるための電力を供給する。出力電圧検出回路(異常電圧検出回路141)は、DC−DCコンバータ回路の出力電圧を検出する。スイッチ部(スイッチ回路150)は、出力電圧検出回路が、DC−DCコンバータの出力電圧が所定電圧以上であることを検出すると、制御電源回路130から昇圧チョッパ制御回路及びDC−DCコンバータ制御回路への電力の供給を遮断する。
以上説明した照明器具(照明装置800)は、上記LED点灯装置(電源回路100)と、LED点灯装置が点灯させるLED(光源回路810、光源素子811)とを備える。
照明器具本体850の内部には、LED点灯装置(電源回路100)が収納されている。LED点灯装置は、電源線(配線881)、コネクタ860を介して商用電源(交流電源AC)に接続される。LED基板(光源基板870)は、照明装置本体850の発光面に装着されている。LED基板は、配線882によりLED点灯装置に接続されている。これにより、照明器具(照明装置800)を形成する。
LED点灯装置(電源回路100)は、商用交流電源ACより電力の供給を受けてLED(光源素子811)を点灯させる装置である。LED点灯装置は、整流回路(ダイオードブリッジDB)、第1インダクタ(チョークコイルL11)、第1スイッチング素子Q12、ダイオード(整流素子D13)、第1平滑コンデンサC14、第2スイッチング素子Q21,第2インダクタ(チョークコイルL23)、還流ダイオード(整流素子D22)、第2平滑コンデンサC24、LED(光源素子811)、LED電流検出抵抗R31、誤差増幅器A34、第1制御回路(制御IC122)、第2制御回路(制御IC121)、駆動回路113、制御用電源回路(制御電源回路130)、スイッチ部(スイッチング素子Q65)、ラッチ回路142、出力電圧検出回路(異常電圧検出回路141)を備えている。
整流回路は、商用交流電源から供給される交流電圧を全波整流する。第1インダクタ、第1スイッチング素子Q12、ダイオード、第1平滑コンデンサC14は、昇圧チョッパ回路(力率改善回路111)を構成する。昇圧チョッパ回路は、整流回路で全波整流された直流電圧を昇圧し、平滑化する。なお,昇圧チョッパ回路は、力率を改善する目的で設けられている。第2制御回路は、第1平滑コンデンサC14の電圧を一定電圧に制御する。なお、力率を改善する必要がない場合は、昇圧チョッパ回路構成に代えて、それ以外の直流電圧を生成する回路構成を用いてもよい。例えば、コンデンサインプット形の整流回路でもあってもよい。整流回路は、例えばダイオードブリッジDBで構成する。
第2スイッチング素子Q21、第2インダクタ、還流ダイオード、第2平滑コンデンサC24は、降圧チョッパ回路(直流直流変換回路112)を構成する。降圧チョッパ回路は、入力された直流電圧より低い直流電圧を出力するDC−DCコンバータ回路である。降圧チョッパ回路は、昇圧チョッパ回路により昇圧された直流電圧より低い直流電圧をLEDに出力する。還流ダイオードは、第2スイッチング素子がオフのときに、第2インダクタに蓄えられたエネルギーを放出する電流経路として用いる。第2平滑コンデンサC24は、降圧チョッパ回路の直流出力電圧を平滑化する役目を果たす。
LED電流検出抵抗R31は、LED電流を電圧信号に変換する。LED電流検出抵抗R31が変換した信号は、誤差増幅器A34が入力する。誤差増幅器A34は、検出した信号レベルをLED電流目標値(基準電圧源V35)と比較し、目標値との誤差分を増幅して出力する。誤差増幅器A34が出力した信号は、第1制御回路が入力する。
第1制御回路は、誤差増幅器A34からの信号に基づいて、第2スイッチング素子Q21のデューティ比を決定する。駆動回路113は、第1制御回路から出力されるスイッチング素子Q21のオン・オフ信号(ゲート信号)に基づき第2スイッチング素子Q21を駆動する。駆動回路113は、例えばゲート信号を伝達するパルストランスやフォトカプラ等が用いられる。制御用電源回路は、第1制御回路及び第2制御回路に制御電源を供給する。制御用電源回路は、例えば、第1平滑コンデンサC14の接続点より昇圧チョッパ回路の出力電圧を入力する。制御用電源回路は、これを、第1制御回路及び第2制御回路を駆動するのに適した電圧に変換し、出力する。スイッチ部は、第1制御回路及び第2制御回路への制御電源の供給・遮断を制御する。スイッチ部は、例えば、MOSFETを用いる。
LED点灯装置に商用交流電源を投入すると、整流回路は、商用交流電源から供給される交流電圧を整流し、直流電圧を生成する。得られた直流電圧は、第1平滑コンデンサC14の接続点より制御用電源回路に供給される。制御用電源回路は、これを最適な電圧に変換し、第1制御回路及び第2制御回路に電力を供給する。第2制御回路に制御電源が投入されると、第1インダクタ、スイッチング素子Q12、ダイオード、第1平滑コンデンサC14より構成される昇圧チョッパ回路が動作を開始し,整流回路によって得られた直流電圧を昇圧する。
第1制御回路に制御電源が投入されると、第2スイッチング素子Q21、第2インダクタ、還流ダイオード,第2平滑コンデンサC24からなる降圧チョッパ回路が動作を開始し、LED点灯に必要な電流をLEDに供給する。第2スイッチング素子Q21がオンすると、第2インダクタを介して第2平滑コンデンサC24が充電される。このとき、第2インダクタには同時にエネルギーが蓄えられる。次に、第2スイッチング素子がオフすると、第2インダクタに蓄えられたエネルギーにより第2インダクタ→第2平滑コンデンサC24→還流ダイオード→第2インダクタの経路で電流が流れ、第2平滑コンデンサC24が充電される。第2スイッチング素子Q21は、オン・オフ動作により、この動作を高速に繰り返す。第2平滑コンデンサC24によりLEDに流れる電流のリップル成分を小さくすることができ、LED電流のピーク値が最大定格電流をオーバーすることを抑制できる。
LED電流は、電流検出抵抗R31により検出される。検出された信号は、誤差増幅器A34が入力する。誤差増幅器A34は、入力した信号と目標LED電流値と比較する。誤差増幅器A34は、2つの入力信号レベルの誤差分を増幅して出力する。誤差増幅器A34が出力した信号は、第1制御回路が入力する。第1制御回路は、入力した信号に応じてLED電流の検出信号と目標LED電流値との差分が小さくなる方向に第2スイッチング素子Q21のデューティ比を制御して、定電流フィードバック制御を行う。
何らかの原因によりLEDが断線し、またはLEDが接続されていない状態で電源が投入された場合、LED電流はゼロとなる。しかし、定電流制御のため、電流を流そうと降圧チョッパの第2のスイッチング素子Q21のオンデューティが増加し、出力電圧が急激に上昇する。回路部品に出力電圧上昇に伴う過電圧が印加され、最悪故障に至る可能性がある。
出力電圧検出回路は、分圧抵抗R41,R42、ツェナーダイオード(定電圧ダイオードZ43)からなり、降圧チョッパ回路の出力電圧を検出する。出力電圧検出回路は、過電圧が発生した場合、ラッチ回路142のトランジスタ(スイッチング素子Q53)をオンする信号を出力する。すなわち、出力電圧は、分圧抵抗R41,R42により分圧され、分圧された電圧がツェナーダイオードに印加される。出力電圧が所定電圧を超えると、ツェナーダイオードが導通し、トランジスタ(スイッチング素子Q53)のベース端子にベース電流が流れ、トランジスタ(スイッチング素子Q53)がオンする。すると、スイッチ部のゲート端子に接続されたトランジスタ(スイッチング素子Q61)のベース端子がグランド電位に落とされるため、トランジスタ(スイッチング素子Q61)はオフし、スイッチ部がオフする。スイッチ部がオフすると、スイッチ部の後段に接続された第1制御回路及び第2制御回路への制御電源の供給が遮断される。このため、昇圧チョッパ回路の第1スイッチング素子Q12と降圧チョッパ回路の第2スイッチング素子Q21は直ちにオフされ、出力電圧が低下する。ラッチ回路142のラッチ状態を維持するための電源は、スイッチ部の前段より供給される。このため、スイッチ部はオフ状態を維持し、昇圧チョッパ回路と降圧チョッパ回路はオフ状態を維持する。これにより、出力電圧上昇に伴う回路部品へのストレスを軽減でき、故障に至ることを防止できる。
以上のように、第1制御回路と第2制御回路の制御電源をスイッチ部を介して供給するため、スイッチ部の制御のみで、第1制御回路と第2制御回路の両方を同時にオフすることができる。これにより、簡単な構成で過電圧保護回路を実現できる。LED断線時などの無負荷状態の時に、LED点灯装置の動作を停止し、安全を確保することができる。また、回路部品に高耐圧の部品を使用する必要がなく、回路を小型・軽量にすることができ、コストを低減できる。
なお,力率改善が必要ない場合は、昇圧チョッパ回路はなくてもよい。その代わり、例えばコンデンサインプット型整流回路を用いる。その場合、第2制御回路は必要ない。LED断線時などの無負荷時は、第1制御回路の制御電源のみ、供給を遮断すればよい。
実施の形態2.
実施の形態2について、図4〜図5を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図4は、この実施の形態における照明装置800の全体構成の一例を示すシステム構成図である。
照明装置800は、実施の形態1で説明した構成に加えて、更に、コントローラ820を有する。
コントローラ820は、利用者の操作により、光源の点灯・消灯・調光などの指示を入力する。コントローラ820は、入力した指示の内容を表わす指示信号を生成する。コントローラ820は、例えばリモコンである。指示信号は、例えばパルス幅変調(以下「PWM」と呼ぶ。)された調光信号である。
電源回路100は、実施の形態1で説明した構成に加えて、更に、指示入力回路160を有する。
指示入力回路160は、コントローラ820が生成した指示信号を入力する。指示入力回路160は、入力した指示信号が表わす指示の内容にしたがって、制御回路120やスイッチ回路150を制御する信号を生成する。
制御回路120やスイッチ回路150は、指示入力回路160が生成した信号にしたがって動作することにより、光源を点灯し、消灯し、あるいは調光する。
図5は、この実施の形態における電源回路100及び光源回路810の回路構成の一例を示す回路構成図である。
指示入力回路160は、例えば、フォトカプラPC、信号変換回路161を有する。
フォトカプラPCは、コントローラ820から入力した指示信号により発光するLEDと、LEDが発した光を受光するフォトトランジスタとを有し、コントローラ820と電源回路100とを電気的に分離しつつ、指示信号を伝達する。
信号変換回路161は、フォトカプラPCが伝達した指示信号に基づいて、制御回路120を制御する信号(以下「制御回路制御信号」と呼ぶ。)と、スイッチ回路150を制御する信号(以下「スイッチ回路制御信号」と呼ぶ。)とを生成する。信号変換回路161は、制御回路制御信号を制御回路制御信号出力端子から出力し、スイッチ回路制御信号をスイッチ回路制御信号出力端子から出力する。
制御回路制御信号は、例えば利用者が指示した調光度を表わす。例えば、信号変換回路161は、制御回路制御信号出力端子の電位を、利用者が指示した調光度に比例した電位(例えば、調光度100%のとき4V、調光度50%のとき2Vなど)にする。
スイッチ回路制御信号は、例えば利用者が指示した点灯消灯の区別を表わす。例えば、信号変換回路161は、スイッチ回路制御信号出力端子の電位を、点灯時は高電位(例えば3V)、消灯時は低電位(例えば0V)にする。
電流検出回路125は、基準電圧源V35を有さず、その代わり、増幅器A34の正側入力端子は、信号変換回路161の制御回路制御信号出力端子に電気接続している。すなわち、電流検出回路125は、信号変換回路161の制御回路制御信号出力端子の電位を基準電圧として動作する。
これにより、利用者が指示した調光度が高ければ、制御IC122の制御により、光源回路810を流れる電流が大きくなり、光源素子811が明るく点灯する。逆に、利用者が指示した調光度が低ければ、制御IC122の制御により、光源回路810を流れる電流が小さくなり、光源素子811が暗く点灯する。
スイッチ回路150において、プルアップ抵抗R62は、制御電源回路130の正側出力端子ではなく、信号変換回路161のスイッチ回路制御信号出力端子に電気接続している。
信号変換回路161のスイッチ回路制御信号出力端子の電位が高電位の場合、すなわち、利用者が光源の点灯を指示した場合、スイッチ回路150は、実施の形態1と同様に動作する。すなわち、異常検出回路140が異常を検出せず、異常検出を記憶もしていない場合は、スイッチング素子Q65がオンになり、制御電源回路130が生成した制御電源電力が制御IC121,122に対して供給され、制御IC121,122が動作する。異常検出回路140が異常を検出し、あるいは異常検出を記憶している場合は、スイッチング素子Q65がオフになり、制御電源回路130が生成した制御電源電力を遮断する。制御IC121,122は、動作に必要な電力を失い、動作を停止する。
信号変換回路161のスイッチ回路制御信号出力端子の電位が低電位の場合、すなわち、利用者が光源の消灯を指示した場合、スイッチング素子Q61のベース電位がプルアップされないので、異常検出回路140による異常検出の有無にかかわらず、スイッチング素子Q61は、オフになる。したがって、スイッチング素子Q65もオフになり、制御電源回路130が生成した制御電源電力を遮断する。制御IC121,122は、動作に必要な電力を失い、動作を停止する。
これにより、異常検出回路140が異常を検出したときだけでなく、利用者が消灯を指示したときも、制御IC121,122に対する制御電源電力の供給を遮断することにより光源回路810への電力供給を停止するので、消灯中の待機電力を抑えることができる。
また、利用者の指示による消灯時と異常検出時との両方の場合に、スイッチ回路150を利用して光源回路810への電力供給を停止するので、電源回路100の部品数を削減し、回路構成を簡略化することができる。これにより、電源回路100の製造コストを抑え、信頼性を向上することができる。
この実施の形態における電源回路100は、更に、指示入力回路160を有する。指示入力回路160は、電力生成回路110が上記負荷回路(光源回路810)に供給する電力を指示する指示信号を入力する。制御回路120は、指示入力回路160が入力した指示信号にしたがって、電力生成回路110が負荷回路に供給する電力を制御する。スイッチ回路150は、更に、指示入力回路160が入力した指示信号が、負荷回路に電力を供給しないことを指示する場合に、制御電源回路130が生成した制御電源電力の制御回路120に対する供給を遮断する。
これにより、電源回路100の電力損失を抑え、製造コストを抑え、信頼性を向上することができる。
以上説明したLED点灯装置(電源回路100)は、外部より入力される調光信号(指示信号)に応じて発光ダイオード(光源素子811)の明るさを調節する調光点灯を行う。発光ダイオードの消灯を指示する調光信号が入力されたとき、スイッチ部(スイッチ回路150)は、DC−DCコンバータ制御回路(制御IC122)への電力の供給を遮断する。
LED点灯装置は、外部より入力される調光信号に応じて発光ダイオードの明るさを調節する調光点灯を行う。発光ダイオードの消灯を指示する調光信号が入力されたとき、スイッチ部は、昇圧チョッパ制御回路(制御IC121)およびDC−DCコンバータ制御回路への電力の供給を遮断する。
LED点灯装置は、調光機能を有し、外部からの調光信号(指示信号)によりLEDを点灯・消灯する。
調光信号は、外部に設けられた調光コントローラ820から出力されるPWM信号である。LED点灯装置は、調光信号を入力する。入力したPWM信号は、フォトカプラPCを介して絶縁され、PWM/DC変換回路(信号変換回路161)が直流信号に変換する。変換した直流信号は、定電流フィードバック制御を行う誤差増幅器A34が入力し、調光時のLED電流目標値として利用する。調光信号のデューティ比を変化させることにより、目標LED電流値が変化することになり、定電流フィードバック制御により、LEDは設定されたLED電流で調光点灯を行う。
外部より入力する調光信号によりLEDを消灯する場合、調光信号をデューティ100%信号とする。これをLED点灯装置が判別して、消灯信号と解釈し、LEDを消灯する。調光信号がそれ以外のデューティ比の場合、LED点灯装置は、そのデューティ比に応じた調光率でLEDを点灯する。このようにして、調光信号による消灯及び調光点灯制御を行う。
調光コントローラ820よりデューティ100%の調光信号すなわち消灯信号を入力した場合、PWM/DC変換回路は、トランジスタ(スイッチング素子Q61)をオフする信号を出力する。これにより、スイッチ部をオフする。第1制御回路(制御IC122)及び第2制御回路(制御IC121)への制御電源の供給が遮断され、LEDは消灯する。デューティ100%以外の信号が入力された場合、PWM/DC変換回路は、トランジスタ(スイッチング素子Q61)をオンにする。これにより、スイッチ部をオンする。第1制御回路及び第2制御回路に制御電源が制御用電源回路(制御電源回路130)より供給され、LEDは点灯する。
また、トランジスタ(スイッチング素子Q61)のベース端子には、実施の形態1と同様、出力電圧検出回路(異常電圧検出回路141)とラッチ回路142とからなる過電圧保護回路(異常検出回路140)が接続されている。何らかの原因によりLEDが断線し、またはLEDが接続されていない状態で電源が投入された場合、出力電圧が上昇したことを出力電圧検出回路が検出する。ラッチ回路142が動作して、トランジスタ(スイッチング素子Q53)がオンする。これによりトランジスタ(スイッチング素子Q61)のベース端子がグラウンド電位に落とされる。トランジスタ(スイッチング素子Q61)がオフし、スイッチ部がオフする。これにより、第1制御回路及び第2制御回路への制御電源供給が断たれ、昇圧チョッパ回路及び降圧チョッパ回路は動作を停止する。
ラッチ回路142において、一度トランジスタ(スイッチング素子Q53)がオン状態になると、トランジスタ(スイッチング素子Q61)は、オフ状態が維持される。このため、第1制御回路及び第2制御回路への制御電源の供給が断たれた状態を維持する。トランジスタ(スイッチング素子Q61)は、調光信号からの消灯・点灯制御にも使用されるが、過電圧保護により動作を停止した後は、ラッチ回路142がトランジスタ(スイッチング素子Q61)のオフ状態を維持する。このため、たとえ調光コントローラ820からLEDを点灯する信号を入力しても、過電圧保護の動作が最優先される。トランジスタ(スイッチング素子Q61)がオンすることはない。したがって、調光コントローラ820の信号で、再び昇圧チョッパ及び降圧チョッパが動作を開始することはない。
以上のように、制御調光コントローラ820からの信号により、第1制御回路及び第2制御回路への制御電源の供給を遮断して点灯・消灯を行う制御と、過電圧による保護動作として,第1制御回路及び第2制御回路への制御電源の供給を遮断する制御を、スイッチ部のオン・オフ制御のみで簡単に実現することができる。したがって、回路構成を簡単にすることができ、回路の小型・軽量化、低コスト化を実現することができる。
また,出力電圧検出回路にはラッチ回路142が接続されているため、一度過電圧保護が働くと、LED点灯装置はオフ状態を維持する。調光コントローラ820の信号は無効となり、調光コントローラ820からの信号により、再び昇圧チョッパと降圧チョッパがオンすることはない。すなわち、安全面が最優先される。
なお,力率改善が必要ない場合は,昇圧チョッパ回路はなくてもよい。その代わり、例えばコンデンサインプット型整流回路を用いる。その場合、第2制御回路は必要ない。調光信号にて消灯する場合や、LED断線時などの無負荷時は、第1制御回路の制御電源のみ、供給を遮断すればよい。
実施の形態3.
実施の形態3について、図6〜図7を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図6は、この実施の形態における電源回路100及び光源回路810の回路構成の一例を示す回路構成図である。
コントローラ820は、電源回路100と共通の交流電源ACから電力の供給を受けて動作する。交流電源ACには、直列にスイッチSWが接続している。スイッチSWをオフにすると、交流電源ACからの電力の供給が遮断され、電源回路100及びコントローラ820は、動作しない。スイッチSWをオンにすると、交流電源ACからの電力が供給され、電源回路100及びコントローラ820が動作する。
電源回路100は、実施の形態2で説明した構成に加えて、更に、電源検出回路170、遅延回路180を有する。
スイッチ回路150は、実施の形態2で説明した構成に加えて、更に、スイッチング素子Q66を有する。スイッチング素子Q66は、例えばNPN型バイポーラトランジスタである。スイッチング素子Q66のコレクタ端子は、スイッチング素子Q61のベース端子に電気接続している。スイッチング素子Q66のエミッタ端子は、スイッチング素子Q61のエミッタ端子に電気接続している。スイッチング素子Q66がオンになると、スイッチング素子Q66のコレクタ電流がプルアップ抵抗R62を流れ、スイッチング素子Q66のコレクタ端子の電位(=スイッチング素子Q61のベース端子の電位)は、ほぼ0になる。このため、スイッチング素子Q61は、オフになる。
電源検出回路170は、交流電源ACから電力が供給されているか否かを検出する。電源検出回路170は、例えば、2つの整流素子D71,D72、2つの分圧抵抗R73,R74、定電圧ダイオードZ75を有する。整流素子D71,D72は、ハーフブリッジを構成し、ダイオードブリッジDBと、負電圧側の2つの整流素子を共有して、交流電源ACの電圧波形を全波整流する。
2つの分圧抵抗R73,R74は、整流素子D71,D72が全波整流した脈流電圧を分圧する。定電圧ダイオードZ75は、例えばツェナーダイオードである。定電圧ダイオードZ75は、分圧抵抗R74に並列に電気接続している。このため、分圧抵抗R74の両端電圧の上限は、定電圧ダイオードZ75の降伏電圧(例えば3V)に抑えられる。電源検出回路170は、分圧抵抗R74の両端電圧を、交流電源ACから電力が供給されているか否かを表わす信号(以下「電源供給信号」と呼ぶ。)として出力する。例えば、交流電源ACから電力が供給されていれば、分圧抵抗R74の両端電圧は高くなり(例えば3V)、交流電源ACから電力が供給されていなければ、分圧抵抗R74の両端電圧は低くなる(例えば0V)。
遅延回路180は、入力端子から入力した信号を所定時間(例えば0.1秒)遅延させ、反転して出力端子から出力する。遅延回路180の入力端子は、分圧抵抗R73,R74の接続点に電気接続している。すなわち、遅延回路180は、電源供給信号を入力する。遅延回路180の出力端子は、スイッチング素子Q66のベース端子に電気接続している。すなわち、遅延回路180は、入力端子の電位が低電位から高電位に変わると、所定時間遅れて、出力端子の電位が高電位から低電位に変化する。
また、遅延回路180は、制御電源回路130が生成した制御電源電力を電源として動作する。制御電源回路130が制御電源電力を生成していない場合、遅延回路180は動作せず、出力端子の電位は低電位となる。
スイッチSWがオフのとき、電源検出回路170は電力供給を検出せず、遅延回路180の入力端子は、低電位となる。また、制御電源回路130は、制御電源電力を生成せず、制御IC121,122、遅延回路180は、動作しない。したがって、遅延回路180の入力端子の電位にかかわらず、遅延回路180の出力端子の電位は、低電位となる。
スイッチSWがオンになり、制御電源回路130が制御電源電圧の生成を開始すると、その供給を受けて、制御IC121,122、遅延回路180が動作を開始する。スイッチSWがオンになる前、遅延回路180の入力端子の電位は低かったので、遅延回路180の出力端子の電位は、それを反転した高電位になる。
スイッチSWがオンになると同時に、電源検出回路170が電力供給を検出し、遅延回路180の入力端子は、高電位となる。遅延時間が経過したのち、遅延回路180の出力端子は、それを反転した低電位に変化する。
スイッチSWがオンになった直後、遅延回路180の出力端子は高電位なので、スイッチング素子Q66がオンになる。これにより、スイッチング素子Q61,Q65がオフになり、制御電源回路130が生成した制御電源電力を遮断し、制御IC121,122は動作しない。
遅延時間が経過すると、遅延回路180の出力端子が低電位になるので、スイッチング素子Q66はオフになる。これにより、スイッチ回路150は、実施の形態2と同様に動作する。すなわち、異常電圧検出回路141が異常を検出した場合、そのことをラッチ回路142が記憶している場合、および、コントローラ820が入力した利用者の指示が消灯指示である場合に、スイッチング素子Q61,Q65がオフになり、制御電源回路130が生成した制御電源電力を遮断し、制御IC121,122は動作しない。それ以外の場合、すなわち、異常電圧検出回路141が異常を検出せず、かつ、ラッチ回路142が異常検出を記憶もしていないで、更に、コントローラ820が入力した利用者の指示が(全光あるいは調光)点灯である場合、スイッチング素子Q61,Q65がオンになり、制御電源回路130が生成した制御電源電力が制御IC121,122に供給される。
これにより、電源回路100は、電源投入直後は光源を点灯せず、遅延時間が経過したのちに光源を点灯させる。
例えば、利用者があらかじめコントローラ820を操作して、常に50%の調光点灯をするよう指示をして、コントローラ820がそのことを記憶していたとする。コントローラ820は、電源投入直後から、50%調光を指示する指示信号を生成することが期待されるが、コントローラ820によっては、電源投入後の初期化などに時間がかかり、すぐには指示信号を生成しない可能性がある。PWM調光信号においては一般に、信号なしは100%点灯を意味する。コントローラ820が指示信号を生成しない状態を指示入力回路160が100%点灯の意味に誤解したとしても、遅延時間が経過するまで光源を点灯しないので、光源が誤って100%点灯することはない。コントローラ820が指示信号の生成を開始するのにかかる時間よりも長い遅延時間を設定しておけば、遅延時間経過時には、コントローラ820が指示信号を既に生成しているので、指示入力回路160はその指示信号を正しく理解し、電源回路100は、光源を指示どおりの明るさで点灯する。
このように、電源投入から所定時間が経過するまでの間は、光源を点灯しないことにより、光源が誤った明るさで点灯するのを防ぐことができる。
これにより、異常検出回路140が異常を検出したときや、利用者が消灯を指示したときだけでなく、電源投入から所定時間が経過するまでの間も、制御IC121,122に対する制御電源電力の供給を遮断することにより光源回路810への電力供給を停止するので、消灯中の待機電力を抑えることができる。
また、利用者の指示による消灯時や異常検出時だけでなく、電源投入から所定時間経過するまでの間も、スイッチ回路150を利用して光源回路810への電力供給を停止するので、電源回路100の部品数を削減し、回路構成を簡略化することができる。これにより、電源回路100の製造コストを抑え、信頼性を向上することができる。
この実施の形態における電源回路100において、電力生成回路110は、電源(交流電源AC)から供給された電力を変換して、負荷回路(光源回路810)に供給する電力を生成する。
スイッチ回路150は、更に、電源からの電力供給が開始してから所定の時間が経過するまでの間、制御電源回路130が生成した制御電源電力の制御回路120に対する供給を遮断する。
これにより、光源の異常点灯を防ぎ、電源回路100の電力損失を抑え、製造コストを抑え、信頼性を向上することができる。
以上説明したLED点灯装置(電源回路100)において、商用電源検出回路170は、商用電源が投入されたことを検出する。スイッチ手段制御回路(遅延回路180)は、商用電源検出回路170により商用電源が投入されたことを検出した場合、所定期間、昇圧チョッパ制御回路(制御IC121)やDC−DCコンバータ制御回路(制御IC122)への電力の供給を遮断するようにスイッチ部(スイッチ回路150)を制御し、所定期間が経過した後、昇圧チョッパ制御回路やDC−DCコンバータ制御回路へ電力を投入するようにスイッチ部を制御する。
LED点灯装置は、商用電源電圧検出回路(電源検出回路170)及び点灯遅延回路180を有し、商用電源投入時,LEDの点灯を所定時間遅延させる機能を有する。
電源電圧検出回路は、電源検出抵抗(分圧抵抗R73,R74)、ツェナーダイオード(定電圧ダイオードZ75)で構成される。電源検出抵抗は、電源電圧を分圧して検出する。ツェナーダイオードは、分圧された電圧を一定電圧に保つ働きをする。検出された電源電圧検出信号は、点灯遅延回路180が入力する。点灯遅延回路180の出力は、トランジスタ(スイッチング素子Q66)のベース端子に接続され、トランジスタ(スイッチング素子Q66)をオン・オフする。
商用電源を投入することにより調光コントローラ820とLED点灯装置とに同時に商用電源が投入される場合、商用電源を投入してから、調光コントローラ820が起動して調光信号の出力を開始するまでの時間と、LED点灯装置が起動してLEDが点灯を開始するまでの時間にずれが生じる場合がある。例えば、商用電源を投入し,調光コントローラ820が調光信号を出力する前に、LEDが点灯する場合がある。
このような場合、LED点灯装置に調光信号が入力されずに点灯する期間が生じる。調光信号が入力されない期間においては、LED点灯装置は100%出力で点灯(全光点灯)する。例えば、調光状態でLEDの点灯を開始しようとした場合、商用電源を投入して,調光コントローラ820が調光信号を出力する前の期間のみ、瞬間的に全光状態で点灯する。調光コントローラ820が調光信号の出力を開始すれば、設定した調光率にて点灯するが、電源投入直後は、瞬間的に全光で点灯するため、閃光する状態となり、非常に不快感となる。
それを防ぐため、電源電圧検出回路と点灯遅延回路とを設ける。電源投入直後、所定期間、LEDの点灯を遅延させ、調光コントローラ820が調光信号をLED点灯装置に入力するまでLEDを点灯させないようにする。
図7は、この実施の形態におけるLED点灯装置の動作の流れを示すフローチャート図である。
まず、商用交流電源がLED点灯装置に投入されると、電源検出抵抗に電源電圧が印加される。電源電圧は、電源検出抵抗により分圧され、ツェナーダイオードにより一定電圧に固定される。ダイオード(整流素子D71,D72)は、商用交流電源を整流し、直流電圧として検出するための整流用ダイオードである。検出された電源電圧検出信号は、点灯遅延回路180が入力する。点灯遅延回路180は、電源電圧を検出すると、直ちにトランジスタ(スイッチング素子Q66)をオンする信号を出力する。トランジスタ(スイッチング素子Q66)がオンすると、トランジスタ(スイッチング素子Q61)のベース電位がグラウンドレベルに落とされる。トランジスタ(スイッチング素子Q61)はオフし、スイッチ部はオフ状態となる。第1制御回路及び第2制御回路への制御電源の供給は遮断された状態となり、LEDは点灯しない。点灯遅延回路180は、所定期間、トランジスタ(スイッチング素子Q66)をオン状態として維持するため、この期間ではLEDは消灯状態を維持する。
LEDが点灯遅延回路180により消灯している間に、調光コントローラ820が起動し、LED点灯装置に調光信号を入力する。所定時間経過後、点灯遅延回路180は、トランジスタ(スイッチング素子Q66)をオフする。調光信号が消灯を指示するデューティ100%信号以外のときは、トランジスタ(スイッチング素子Q61)のベース端子に、PWM/DC変換回路(信号変換回路161)がトランジスタ(スイッチング素子Q61)をオンするベース電流を供給する。このため,点灯遅延回路180によりトランジスタ(スイッチング素子Q66)がオフすると、トランジスタ(スイッチング素子Q61)にベース電流が流れ、トランジスタ(スイッチング素子Q61)がオンする。スイッチ部がオンし,第1制御回路及び第2制御回路に制御電源が供給されて、LEDは点灯を開始する。このように、電源投入時、第1制御回路及び第2制御回路への制御電源投入を遅延することにより、容易にLEDの点灯を遅延することができる。LEDが点灯を開始する前に、調光信号がLED点灯装置に入力されるため、電源投入直後に瞬間的に全光で点灯する閃光現象を防止することができる。LED点灯中に、調光コントローラ820がLEDの消灯を指示するデューティ100%の信号を出力したときは、トランジスタ(スイッチング素子Q61)のベース電流がPWM/DC変換回路により遮断され、LEDが消灯する。
また、トランジスタ(スイッチング素子Q61)のベース端子には、出力電圧検出回路(異常電圧検出回路141)とラッチ回路142とからなる過電圧保護回路(異常検出回路140)が接続されている。何らかの原因により、LEDが断線し、またはLEDが接続されていない状態で電源が投入された場合、出力電圧が上昇したことを出力電圧検出回路が検出する。ラッチ回路142は、トランジスタ(スイッチング素子Q61)のベース端子をグラウンド電位に落とす。トランジスタ(スイッチング素子Q61)がオフし,スイッチ部がオフする。第1制御回路及び第2制御回路への制御電源供給が断たれ、昇圧チョッパ回路及び降圧チョッパ回路は動作を停止する。
以上のように、商用電源投入時、第1制御回路及び第2制御回路への制御電源の供給を遅延させる。これにより、LED点灯装置に調光信号が入力されるまでの間、容易にLEDの点灯を遅延させることができ、電源投入直後に瞬間的に全光で点灯する閃光現象を防止することができる。
また、LEDの点灯を遅延する制御と、調光コントローラ820からの信号により第1制御回路及び第2制御回路への制御電源の供給を遮断して点灯・消灯を行う回路と、出力電圧の過電圧保護動作として第1制御回路及び第2制御回路への制御電源の供給を遮断する回路とを、スイッチ部で共通化できる。このため、回路構成を簡単にすることができ、回路の小型・軽量化、低コスト化を実現することができる。
なお,力率改善が必要ない場合は、昇圧チョッパ回路はなくてもよい。その代わり、例えばコンデンサインプット型整流回路を用いる。その場合、第2制御回路は必要ない。LEDの点灯を遅延する場合や調光信号にて消灯する場合およびLED断線時などの無負荷時は、第1制御回路の制御電源のみ、供給を遮断すればよい。
以上のように、照明器具にLED点灯装置を組み込む。LED点灯装置は、商用電源投入時、所定期間LEDの点灯を遅延する回路と,調光コントローラ820からの信号により点灯・消灯を行う回路と,何らかの原因によりLEDが断線し、またはLEDが接続されていない状態で電源が投入された場合の過電圧保護動作として、LED点灯装置の動作を停止する回路を共通化できる。このため、回路構成を簡単にすることができ、さらに過電圧保護回路により回路部品に高耐圧の部品を使用する必要がなくなるため、照明器具を小型・軽量化、低コスト化を実現することができる。
100 電源回路、110 電力生成回路、111 力率改善回路、112 直流直流変換回路、113 駆動回路、120 制御回路、121,122 制御IC、125 電流検出回路、130 制御電源回路、140 異常検出回路、141 異常電圧検出回路、142 ラッチ回路、150 スイッチ回路、160 指示入力回路、161 信号変換回路、170 電源検出回路、180 遅延回路、800 照明装置、810 光源回路、811 光源素子、820 コントローラ、850 本体、860 コネクタ、870 光源基板、881,882 配線、A34 増幅器、AC 交流電源、C14,C24 平滑コンデンサ、C33,C52 コンデンサ、D13,D22,D57,D71,D72 整流素子、DB ダイオードブリッジ、L11,L23 チョークコイル、PC フォトカプラ、Q12,Q21,Q53,Q56,Q61,Q65,Q66 スイッチング素子、R31 電流検出抵抗、R32,R51 抵抗、R41,R42,R54,R55,R63,R64,R73,R74 分圧抵抗、R62 プルアップ抵抗、SW スイッチ、V35 基準電圧源、Z43,Z75 定電圧ダイオード。

Claims (5)

  1. 電力生成回路と、制御回路と、制御電源回路と、異常検出回路と、スイッチ回路と、指示入力回路とを有し、
    上記電力生成回路は、負荷回路に供給する電力を生成し、
    上記制御回路は、上記電力生成回路を制御し、
    上記制御電源回路は、上記制御回路に供給する制御電源電力を生成し、
    上記異常検出回路は、上記負荷回路の異常を検出し、
    上記スイッチ回路は、上記異常検出回路が上記負荷回路の異常を検出した場合に、上記制御電源回路が生成した制御電源電力の上記制御回路に対する供給を遮断し、
    上記指示入力回路は、上記電力生成回路が上記負荷回路に供給する電力を指示する指示信号を入力し、
    上記制御回路は、上記指示入力回路が入力した指示信号にしたがって、上記電力生成回路が上記負荷回路に供給する電力を制御し、
    上記スイッチ回路は、更に、上記指示入力回路が入力した指示信号が、上記負荷回路に電力を供給しないことを指示する場合に、上記制御電源回路が生成した制御電源電力の上記制御回路に対する供給を遮断することを特徴とする電源回路。
  2. 電力生成回路と、制御回路と、制御電源回路と、異常検出回路と、スイッチ回路とを有し、
    上記電力生成回路は、負荷回路に供給する電力を生成し、
    上記制御回路は、上記電力生成回路を制御し、
    上記制御電源回路は、上記制御回路に供給する制御電源電力を生成し、
    上記異常検出回路は、上記負荷回路の異常を検出し、
    上記スイッチ回路は、上記異常検出回路が上記負荷回路の異常を検出した場合に、上記制御電源回路が生成した制御電源電力の上記制御回路に対する供給を遮断し、
    上記電力生成回路は、電源から供給された電力を変換して、上記負荷回路に供給する電力を生成し、
    上記スイッチ回路は、更に、上記電源からの電力供給が開始してから所定の時間が経過するまでの間、上記制御電源回路が生成した制御電源電力の上記制御回路に対する供給を遮断することを特徴とする電源回路。
  3. 上記異常検出回路は、上記負荷回路の異常を検出した場合に、上記負荷回路の異常を検出したことを記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源回路。
  4. 上記制御回路は、上記負荷回路を流れる電流が所定の電流値になるよう、上記電力生成回路が上記負荷回路に供給する電力の電圧を制御し、
    上記異常検出回路は、上記電力生成回路が上記負荷回路に供給する電力の電圧に基づいて、上記負荷回路の異常を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の電源回路。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の電源回路と、供給された電力により点灯する光源を有し、上記電源回路に対する負荷回路として上記電力生成回路が生成した電力の供給を受ける光源回路とを有することを特徴とする照明装置。
JP2009284760A 2009-12-16 2009-12-16 電源回路及び照明装置 Active JP5052590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009284760A JP5052590B2 (ja) 2009-12-16 2009-12-16 電源回路及び照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009284760A JP5052590B2 (ja) 2009-12-16 2009-12-16 電源回路及び照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011130543A JP2011130543A (ja) 2011-06-30
JP5052590B2 true JP5052590B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=44292500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009284760A Active JP5052590B2 (ja) 2009-12-16 2009-12-16 電源回路及び照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5052590B2 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5476181B2 (ja) * 2010-03-30 2014-04-23 パナソニック株式会社 点灯装置及びそれを用いた照明器具
JP5632664B2 (ja) * 2010-06-29 2014-11-26 パナソニック株式会社 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
JP5842129B2 (ja) * 2011-07-26 2016-01-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 Led点灯装置及びそれを用いた照明器具
JP5853190B2 (ja) * 2011-09-14 2016-02-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体発光素子駆動装置及び照明装置
JP6256839B2 (ja) 2012-05-09 2018-01-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 発光ダイオード駆動装置及び半導体装置
JP6075705B2 (ja) * 2012-05-11 2017-02-08 ウシオ電機株式会社 光源装置およびプロジェクタ
JP5188643B1 (ja) * 2012-08-23 2013-04-24 株式会社共進電機製作所 電源装置
JP6078916B2 (ja) * 2013-05-28 2017-02-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 電源装置および該電源装置を用いた照明器具
JP6252931B2 (ja) * 2013-08-07 2017-12-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 点灯装置およびそれを用いた照明器具
JP6176569B2 (ja) * 2013-08-07 2017-08-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 点灯装置およびそれを用いた照明器具
US9596724B2 (en) 2013-08-27 2017-03-14 Texas Instruments Incorporated Method and apparatus for calculating an average value of an inaccessible current from an accessible current
KR102119576B1 (ko) * 2013-09-16 2020-06-08 엘지이노텍 주식회사 전압 추종 회로와 이를 구비한 과전압 보호 벅 컨버터
JP6233568B2 (ja) * 2013-09-27 2017-11-22 東芝ライテック株式会社 電源回路及び照明装置
CN103606884A (zh) * 2013-11-25 2014-02-26 深圳市华星光电技术有限公司 过流保护电路、led背光驱动电路以及液晶显示器
JP6357790B2 (ja) * 2014-02-10 2018-07-18 三菱電機株式会社 点灯装置および照明器具
JP6226276B2 (ja) * 2014-03-28 2017-11-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 Led電源装置
JP6124146B2 (ja) * 2014-03-31 2017-05-10 ブラザー工業株式会社 電源システムおよび画像形成装置
JP6344045B2 (ja) * 2014-05-14 2018-06-20 岩崎電気株式会社 Led点灯回路及びled照明装置
JP5717901B1 (ja) * 2014-05-20 2015-05-13 三菱電機株式会社 車両用電力変換装置
JP2016025076A (ja) * 2014-07-25 2016-02-08 三菱電機株式会社 点灯装置
JP2016067087A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 東芝ライテック株式会社 電源装置及び照明装置
JP6282233B2 (ja) * 2015-01-09 2018-02-21 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 充電プラグのロック制御装置
WO2016194197A1 (ja) * 2015-06-04 2016-12-08 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP6823917B2 (ja) * 2015-07-31 2021-02-03 アール・ビー・コントロールズ株式会社 Led照明装置
JP6687425B2 (ja) * 2015-07-31 2020-04-22 株式会社小糸製作所 点灯回路およびそれを用いた車両用灯具
JP6751905B2 (ja) * 2015-09-11 2020-09-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明制御装置、照明装置、および移動体
JP6512347B2 (ja) * 2018-06-20 2019-05-15 三菱電機株式会社 点灯装置および照明器具
JP7380340B2 (ja) 2020-03-06 2023-11-15 オムロン株式会社 電源回路
JP7380352B2 (ja) * 2020-03-11 2023-11-15 オムロン株式会社 電源回路

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11275854A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Sony Corp バックライト駆動回路
JP2000262049A (ja) * 1999-03-05 2000-09-22 Koito Ind Ltd 航空障害灯の駆動装置
JP2002262557A (ja) * 2001-02-27 2002-09-13 Fuji Electric Co Ltd スイッチングレギュレータの保護回路
JP3775240B2 (ja) * 2001-05-28 2006-05-17 松下電工株式会社 電源装置
JP4694979B2 (ja) * 2006-02-08 2011-06-08 三菱電機株式会社 放電灯点灯装置
JP5169159B2 (ja) * 2007-04-04 2013-03-27 東芝ライテック株式会社 直流電源装置
JP5470738B2 (ja) * 2008-04-24 2014-04-16 横河電機株式会社 スイッチング電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011130543A (ja) 2011-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5052590B2 (ja) 電源回路及び照明装置
JP5435912B2 (ja) 電源装置及び照明装置
US10483863B2 (en) Isolated synchronous rectification-type DC/DC converter
US7550934B1 (en) LED driver with fast open circuit protection, short circuit compensation, and rapid brightness control response
JP5307763B2 (ja) Led点灯装置及び照明器具
JP5632664B2 (ja) 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
TWI420964B (zh) 驅動電路及發光二極體驅動控制器
JP5132749B2 (ja) 光源点灯装置及び照明器具
US8742692B2 (en) LED driving circuit and short-circuit protection circuit
JP2012222322A (ja) 光源点灯装置及び照明器具
JP2018019589A (ja) 絶縁同期整流型dc/dcコンバータ、同期整流コントローラ、シャントレギュレータ回路、電源アダプタおよび電子機器
JP6249167B2 (ja) Led点灯装置及びled照明装置
US9306387B2 (en) Current limiting circuit and method for LED driver
JP5355816B2 (ja) Led点灯装置及び照明器具
JP6842252B2 (ja) 絶縁同期整流型dc/dcコンバータ、その保護方法、電源アダプタおよび電子機器
US8492993B2 (en) LED driving circuit and power converting circuit
JP5671940B2 (ja) 点灯装置ならびにこの点灯装置を備える照明器具
JP2010257026A (ja) 電源回路及び照明装置
JP6171754B2 (ja) Led点灯装置及びled照明装置
JP6550977B2 (ja) Led点灯回路及びled照明装置
JP2010263773A (ja) 電源回路
JP6300610B2 (ja) Led電源装置及びled照明装置
JP2015176777A (ja) Led電源装置及びled照明装置
JP2013222607A (ja) 電源回路及びそれを用いたled照明装置
TWI666969B (zh) 電源裝置以及具備此電源裝置的照明裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5052590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250