JPH11275854A - バックライト駆動回路 - Google Patents

バックライト駆動回路

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Publication number
JPH11275854A
JPH11275854A JP10070333A JP7033398A JPH11275854A JP H11275854 A JPH11275854 A JP H11275854A JP 10070333 A JP10070333 A JP 10070333A JP 7033398 A JP7033398 A JP 7033398A JP H11275854 A JPH11275854 A JP H11275854A
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JP
Japan
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backlight
converter
voltage
state
unit
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Pending
Application number
JP10070333A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Takahashi
博久 高橋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH11275854A publication Critical patent/JPH11275854A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 DC−DCコンバータ及びインバータトラン
スフォーマを含む比較的簡単な構成をもって、バックラ
イトを、点灯状態から消灯状態への移行をDC−DCコ
ンバータが安定に動作するもとで行えるように、駆動で
きるものとする。 【解決手段】 脈流電圧を形成するDC−DCコンバー
タ22と、脈流電圧に基づく変圧電圧を得るインバータ
トランスフォーマ24と、インバータトランスフォーマ
24からの変圧電圧をDC−DCコンバータ22に帰還
する帰還路形成部25と、バックライト20の調光を行
う調光制御部26と、バックライト20に点灯状態と消
灯状態とを選択的にとらせるべく状態設定がなされるバ
ックライトオン/オフ制御部28と、バックライトオン
/オフ制御部28の状態に応じて、DC−DCコンバー
タ22に動作状態と非動作状態とを選択的にとらせるバ
ックライトオン/オフ駆動部27とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、液晶画像表示装置等に用いられるバック
ライトを、点灯状態と消灯状態とを選択的にとらせ、か
つ、点灯状態のもとにおける調光を行うことができるよ
うにして駆動するバックライト駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号があらわす画像を表示する画像
表示モニタ装置が、情報伝達,監視等々の様々な目的の
もとに広く利用されている。このような画像表示モニタ
装置の一つとして、液晶表示パネルを用い、その液晶表
示パネル上において画像表示を行うようにした液晶画像
表示装置が提案されている。
【0003】液晶画像表示装置に用いられる液晶表示パ
ネルは、原理的にパネルにおける光透過率の変化を利用
して画像表示を行う。従って、パネル上に表示される画
像を、鮮明で明るいものとすべく、パネルにその裏側か
ら全面に亙って光を照射することが考えられており、そ
れを実現すべく、液晶表示パネルにあっては、その裏面
側にパネル全面に亙って光を照射するためのライトが配
されることが多い。
【0004】斯かる液晶表示パネルの裏面側に配される
ライトは、バックライトと称されており、液晶表示パネ
ルによる画像表示が行われる際に、パネルにその裏側か
ら全面に亙って光を照射すべく点灯せしめられる。そし
て、バックライトは、点灯状態にあるとき、その明るさ
が調整される調光が行われ得るものとされ、液晶表示パ
ネルによる画像表示が行われる環境に応じた適切な明る
さをもって、パネルをその裏側から照射するようにされ
る。
【0005】このように、液晶表示パネルは、基本的に
はバックライトが点灯状態におかれたもとで画像表示を
行うものとされる。しかしながら、液晶表示パネルによ
る画像表示が、例えば、その周囲が暗い状態とされる夜
間に行われて、液晶表示パネルを透過するバックライト
の光が使用者にとって眩しく感じられる場合、あるい
は、バックライトにおける消費電力を含む液晶画像表示
装置の全体についての消費電力の低減が望まれるような
場合においては、液晶表示パネルによる画像表示が行わ
れるもとにあっても、バックライトが消灯状態におかれ
ることもある。それゆえ、このようなバックライトを駆
動するバックライト駆動回路にあっては、バックライト
が点灯状態にあるもとでその調光を行えるようにする調
光制御部、さらには、バックライトの点灯及び消灯を任
意に行えるようにするバックライトオン/オフ部等が設
けられる。
【0006】図3は、液晶表示パネルに伴うものとして
使用されるバックライトの駆動を行う、従来提案されて
いるバックライト駆動回路の例を、それによって駆動さ
れるバックライト及び関連する周辺回路部と共に示す。
【0007】図3においては、バックライト10が、液
晶表示パネルに伴うものとされたもとで駆動される。そ
して、所定のDC(直流)電源からのDC電源電圧+V
Bが、電源分離部11において、二つのDC電源電圧+
VB1及び+VB2に分離される。
【0008】電源分離部11から得られるDC電源電圧
+VB1は、DC−DCコンバータ12に供給され、D
C−DCコンバータ12からは、DC電源電圧+VB1
に基づき、DC電源電圧+VB1とは電圧値を異にする
DC電源電圧VCが得られる。このDC電源電圧VC
は、例えば、液晶表示パネルにより表示される画像をあ
らわす映像信号の処理、各種の必要な信号の形成等々を
行う信号処理系13に、動作電源電圧として供給され
る。
【0009】一方、電源分離部11から得られるDC電
源電圧+VB2は、DC−DCコンバータ14に供給さ
れる。DC−DCコンバータ14は、バックライト10
が発する光の明るさを制御する調光部を形成しており、
DC電源電圧+VB2に基づく脈流電圧QBを発生す
る。DC−DCコンバータ14から得られる脈流電圧Q
Bは、インバータトランスフォーマ15の一次側巻線に
供給される。それにより、インバータトランスフォーマ
15の二次側巻線には、脈流電圧QBに基づくパルス状
の変圧電圧PBが得られて、それがバックライト10に
供給される。その結果、バックライト10が、変圧電圧
PBにより駆動されて、光を発する点灯状態をとる。
【0010】また、インバータトランスフォーマ15の
二次側巻線に得られる変圧電圧PBが、バックライトオ
ン/オフ部16を通じて、DC−DCコンバータ14に
帰還される。このように、インバータトランスフォーマ
15の二次側巻線からの変圧電圧PBがDC−DCコン
バータ14に帰還されることにより、その変圧電圧PB
に応じて、DC−DCコンバータ14から脈流電圧QB
が得られることになる。
【0011】インバータトランスフォーマ15の二次側
巻線からDC−DCコンバータ14へのバックライトオ
ン/オフ部16を含んだ帰還路には、調光制御部17が
接続されている。調光制御部17は、可変DC電圧VX
を発生して、それをインバータトランスフォーマ15の
二次側巻線からDC−DCコンバータ14に帰還される
変圧電圧PBに重畳する。それにより、インバータトラ
ンスフォーマ15の二次側巻線からDC−DCコンバー
タ14に帰還される変圧電圧PBのDCレベルが可変D
C電圧VXに応じて変化せしめられ、それに伴って、D
C−DCコンバータ14から得られる脈流電圧QBが、
可変DC電圧VXに応じて変化せしめられる。
【0012】その結果、インバータトランスフォーマ1
5の二次側巻線に得られる変圧電圧PBが、可変DC電
圧VXに応じて変化せしめられて、バックライト10が
発する光が、調光制御部17からの可変DC電圧VXに
従って調光される。
【0013】また、バックライトオン/オフ部16は、
インバータトランスフォーマ15の二次側巻線からの変
圧電圧PBをDC−DCコンバータ14に帰還する帰還
路を導通させて、DC−DCコンバータ14を、インバ
ータトランスフォーマ15の二次側巻線からの変圧電圧
PBが帰還されることによってとられる動作状態に維持
し、それにより、バックライト10を点灯状態に維持す
る状態と、インバータトランスフォーマ15の二次側巻
線からの変圧電圧PBをDC−DCコンバータ14に帰
還する帰還路を遮断して、DC−DCコンバータ14
を、インバータトランスフォーマ15の二次側巻線から
の変圧電圧PBが帰還されないことによってとられる非
動作状態とし、それにより、バックライト10を消灯状
態にする状態とを選択的にとる。即ち、バックライトオ
ン/オフ部16は、DC−DCコンバータ14に動作状
態をとらせてバックライト10を点灯状態にする制御
と、DC−DCコンバータ14に非動作状態をとらせて
バックライト10を消灯状態にする制御とを行うのであ
る。
【0014】バックライトオン/オフ部16によって、
インバータトランスフォーマ15の二次側巻線からの変
圧電圧PBをDC−DCコンバータ14に帰還する帰還
路が遮断され、インバータトランスフォーマ15の二次
側巻線からの変圧電圧PBがDC−DCコンバータ14
に帰還されないようになされて、DC−DCコンバータ
14が非動作状態とされるときには、DC−DCコンバ
ータ14に付随して設けられた保護回路を形成するラッ
チ回路が作動して、DC−DCコンバータ14を出力を
発生しない状態に維持する。そして、DC−DCコンバ
ータ14が、その保護回路を形成するラッチ回路によっ
て、一旦、出力を発生しない状態にされると、斯かる状
態は、その後、バックライトオン/オフ部16によっ
て、インバータトランスフォーマ15の二次側巻線から
の変圧電圧PBをDC−DCコンバータ14に帰還する
帰還路が導通せしめられ、インバータトランスフォーマ
15の二次側巻線からの変圧電圧PBがDC−DCコン
バータ14に帰還されるようになされても、そのまま維
持されて、DC−DCコンバータ14は非動作状態にお
かれ、従って、バックライト10は点灯しない。
【0015】そこで、DC−DCコンバータ14には、
電源投入リセット部18が接続されている。電源投入リ
セット部18は、それが操作されることにより、DC−
DCコンバータ14に対するDC電源電圧+VB2の供
給を、一旦停止して、その後直ちに再開させる電源投入
リセットを行い、それによって、保護回路を形成するラ
ッチ回路によって出力を発生しない状態にされて非動作
状態に維持されたDC−DCコンバータ14の動作を再
開させる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図3に示される如くの
バックライト駆動回路の例においては、点灯状態にある
バックライト10が消灯状態に移行せしめられる際に、
DC−DCコンバータ14に、インバータトランスフォ
ーマ15の二次側巻線からの変圧電圧PBがDC−DC
コンバータ14に帰還されないようになされ、それによ
り、DC−DCコンバータ14に設けられた保護回路を
形成するラッチ回路が作動して、DC−DCコンバータ
14が出力を発生しない状態にされ、非作動状態に維持
される。
【0017】そのため、DC−DCコンバータ14にお
ける、例えば、脈流電圧QBを発生するためのPWM
(パルス幅変調)信号発生部等の主要部が、集積回路チ
ップに形成されており、その集積回路チップに他のDC
−DCコンバータの主要部が形成されていると(DC−
DCコンバータの主要部が集積回路化される場合には、
一つの集積回路チップに、例えば、2 個のDC−DCコ
ンバータの主要部が作り込まれることが多い)、他のD
C−DCコンバータの主要部も、DC−DCコンバータ
14の主要部と共に、保護回路を形成するラッチ回路に
よる動作制御を受けることになる。従って、例えば、D
C−DCコンバータ14の主要部と共通の集積回路チッ
プに形成された他のDC−DCコンバータの主要部を、
信号処理系13用のDC−DCコンバータ12の主要部
として使用することはできず、信号処理系13用のDC
−DCコンバータ12の主要部を、DC−DCコンバー
タ14の主要部とは別個の独立した回路部分として設け
なければならない。
【0018】また、保護回路を形成するラッチ回路によ
り、出力を発生しない状態にされて非作動状態に維持さ
れたDC−DCコンバータ14を、再度、作動状態に移
行させるには、DC−DCコンバータ14についての電
源投入リセットを行わなければならず、そのため、電源
投入リセット部18を設けることが要求される。さら
に、電源投入リセット部18によりDC−DCコンバー
タ14についての電源投入リセットが行われるので、例
えば、信号処理系13用のDC−DCコンバータ12に
対する動作電源をDC−DCコンバータ14の動作電源
と共通化することがでず、それゆえ、電源分離部11を
設けて、DC電源電圧+VB1を信号処理系13用のD
C−DCコンバータ12に動作電源として供給するとと
もに、DC電源電圧+VB2をDC−DCコンバータ1
4に動作電源として供給しなければならない。
【0019】その結果、図3に示される如くのバックラ
イト駆動回路の例にあっては、点灯状態にあるバックラ
イト10を、一旦、消灯状態となし、その後、再び点灯
状態にすることができるようにするための構成が、複雑
で、部品点数が多いものとなっており、また、回路全体
の消費電力及び部品発熱量の増大がまねかれているとい
う不都合がある。さらには、点灯状態にあるバックライ
ト10が、消灯状態とされる際に、DC−DCコンバー
タ14がそれに付随して設けられた保護回路を形成する
ラッチ回路が作動して、DC−DCコンバータ14が出
力を発生しない状態にされるので、DC−DCコンバー
タ14の動作が安定性に欠けるものとなってしまう。
【0020】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項5のいずれかに記載された発
明は、DC−DCコンバータ及びインバータトランスフ
ォーマを含む構成をもって、バックライトを、点灯状態
にあるもとで調光制御ができるのみならず、点灯状態か
ら、一旦、消灯状態に移行させ、その後、再び点灯状態
に移行させられるようにして駆動するにあたり、その構
成を、DC−DCコンバータに付随する電源投入リセッ
ト部等を備えることが不要とされる比較的簡単で、部品
点数が低減されたものとすることができ、しかも、点灯
状態にあるバックライトの消灯状態への移行を、DC−
DCコンバータに付随して設けられた保護回路を形成す
るラッチ回路を作動させることなく行うことができて、
DC−DCコンバータを安定に動作させることができる
バックライト駆動回路を提供する。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項5までのいずれかに記載され
た発明に係るバックライト駆動回路は、DC電源に接続
され、DC電源電圧に基づく脈流電圧を形成するDC−
DCコンバータと、DC−DCコンバータから得られる
脈流電圧が一次側巻線に供給されて、二次側巻線に脈流
電圧に基づく変圧電圧が得られ、その変圧電圧をバック
ライトに供給してバックライトを作動させるインバータ
トランスフォーマと、インバータトランスフォーマの二
次側巻線に得られる変圧電圧をDC−DCコンバータに
帰還する帰還路形成部と、帰還路形成部に接続され、D
C−DCコンバータに帰還されるインバータトランスフ
ォーマの二次側巻線からの変圧電圧のDCレベルを制御
して、DC−DCコンバータから得られる脈流電圧を変
化させ、バックライトの調光を行う調光制御部と、バッ
クライトに点灯状態と消灯状態とを選択的にとらせるべ
く状態設定がなされるバックライトオン/オフ制御部
と、バックライトオン/オフ制御部とDC−DCコンバ
ータとに接続され、バックライトオン/オフ制御部の状
態に応じて、DC−DCコンバータに動作状態と非動作
状態とを選択的にとらせるバックライトオン/オフ駆動
部とを備えて構成される。
【0022】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項4に記載された発明に係るバックライト駆動回路は、
DC−DCコンバータが、所定のDC電圧と帰還路形成
部を通じて帰還されるインバータトランスフォーマの二
次側巻線からの変圧電圧とが供給され、それらの間のレ
ベル差に応じた出力電圧を得る差動増幅部と、差動増幅
部から得られる出力電圧に応じたPWM信号を送出する
出力部とを含んで構成されるPWM信号発生部を備えた
ものとされ、バックライトオン/オフ駆動部が、バック
ライトオン/オフ制御部の状態に応じて、PWM信号発
生部を構成する差動増幅部における所定のDC電圧と変
圧電圧とが夫々供給される一対の入力端子に、相互分離
状態及び相互連結状態を選択的にとらせるものとされ
て、構成される。
【0023】上述の如くに構成される本願の特許請求の
範囲における請求項1から請求項5までのいずれかに記
載された発明に係るバックライト駆動回路にあっては、
DC−DCコンバータからの脈流電圧が一次側巻線に供
給されるインバータトランスフォーマの二次側巻線に得
られる変圧電圧により、バックライトが駆動されてバッ
クライトの点灯状態が得られ、点灯状態にあるバックラ
イトの調光制御が、インバータトランスフォーマの二次
側巻線に得られる変圧電圧をDC−DCコンバータに帰
還する帰還路形成部に接続された調光制御部によって、
DC−DCコンバータに帰還されるインバータトランス
フォーマの二次側巻線からの変圧電圧のDCレベルが制
御されることにより行われる。また、バックライトに点
灯状態と消灯状態とを選択的にとらせる制御が、バック
ライトオン/オフ制御部において状態設定がなされ、バ
ックライトオン/オフ駆動部が、バックライトオン/オ
フ制御部の状態に応じて、DC−DCコンバータに動作
状態と非動作状態とを選択的にとらせることによって行
われ、その際、DC−DCコンバータを非動作状態から
動作状態へ移行させるに際して、DC−DCコンバータ
についての電源投入リセットを行うことは要されない。
【0024】それにより、バックライトを、点灯状態に
あるもとで調光制御を行うことができるのみならず、点
灯状態から、一旦、消灯状態に移行させ、その後、再び
点灯状態に移行させることができるようにして駆動する
ことができ、斯かる駆動が、DC−DCコンバータに付
随する電源投入リセット部等を備えることが不要とされ
る、比較的簡単で部品点数が低減されることになる構成
をもって行われ、しかも、DC−DCコンバータの動作
の安定化が図られることになる。
【0025】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項4に記載された発明に係るバックライト駆動回路にあ
っては、DC−DCコンバータが、所定のDC電圧と帰
還路形成部を通じて帰還されるインバータトランスフォ
ーマの二次側巻線からの変圧電圧とが供給され、それら
の間のレベル差に応じた出力電圧を得る差動増幅部と、
差動増幅部から得られる出力電圧に応じたPWM信号を
送出する出力部とを含んで構成されるPWM信号発生部
を備えるもとで、バックライトオン/オフ駆動部によ
る、バックライトに点灯状態と消灯状態とを選択的にと
らせるべくDC−DCコンバータに動作状態と非動作状
態とを選択的にとらせる動作が、PWM信号発生部を構
成する差動増幅部における所定のDC電圧と変圧電圧と
が夫々供給される一対の入力端子に、相互分離状態及び
相互連結状態を選択的にとらせることにより行われる。
それにより、点灯状態にあるバックライトの消灯状態へ
の移行が、DC−DCコンバータに付随して設けられた
保護回路を形成するラッチ回路が作動せしめられること
なく行われ、それにより、点灯状態にあるバックライト
を消灯状態に移行させる際においても、DC−DCコン
バータの安定な動作状態が維持される。
【0026】また、点灯状態にあるバックライトが消灯
状態とされるとき、DC−DCコンバータに付随して設
けられた保護回路を形成するラッチ回路が作動して、D
C−DCコンバータが出力を発生しない状態にされると
いう動作は行われないので、例えば、DC−DCコンバ
ータの主要部が集積回路チップに形成されており、その
集積回路チップに他のDC−DCコンバータの主要部が
形成されているときには、斯かる他のDC−DCコンバ
ータの主要部も保護回路を形成するラッチ回路による動
作制御を受けず、当該他のDC−DCコンバータの主要
部を、例えば、信号処理系用のものとして利用すること
ができる。従って、斯かる場合には、信号処理系用のD
C−DCコンバータの主要部を別個の独立した回路部分
として設けることが要されず、回路の利用効率の向上と
より一層の簡略化とが図られることになる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項4のいずれかに記載された発
明に係るバックライト駆動回路の一例を、それによって
駆動されるバックライト及び関連する周辺回路部と共に
示す。
【0028】図1に示されるバックライト20は、例え
ば、画像表示を行う液晶表示パネルにその裏面側からパ
ネル全体に亙たる光を照射するものとされたもとで駆動
される。そして、バックライト20について、点灯状態
にあるもとで、発する光の明るさが調整される調光制御
が行われ、かつ、点灯状態から、一旦、消灯状態とさ
れ、その後、再び点灯状態とされる制御が行われる。
【0029】図1においては、所定のDC電源からのD
C電源電圧+VBが、一対のDC−DCコンバータ21
及び22の夫々に供給される。DC−DCコンバータ2
1とDC−DCコンバータ22とは、例えば、夫々にお
ける主要部が一つの集積回路チップ内に形成されたもの
とされ、また、共通のDC電源電圧+VBが各々の動作
電源電圧とされる。
【0030】DC−DCコンバータ21からは、DC電
源電圧+VBに基づき、DC電源電圧+VBとは電圧値
を異にするDC電源電圧VCが得られる。このDC電源
電圧VCは、例えば、液晶表示パネルにより表示される
画像をあらわす映像信号の処理、各種の必要な信号に形
成等々を行う信号処理系23に、動作電源電圧として供
給される。
【0031】また、DC−DCコンバータ22は、バッ
クライト20が発する光の明るさを制御する調光部を形
成しており、DC電源電圧+VBに基づく脈流電圧QB
を発生する。DC−DCコンバータ22から得られる脈
流電圧QBは、インバータトランスフォーマ24の一次
側巻線に供給される。それにより、インバータトランス
フォーマ24の二次側巻線には、脈流電圧QBに基づく
パルス状の変圧電圧PBが得られて、それがバックライ
ト20に供給される。その結果、バックライト20が、
変圧電圧PBにより駆動されて、光を発する点灯状態を
とる。
【0032】また、インバータトランスフォーマ24の
二次側巻線に得られる変圧電圧PBが、帰還路形成部2
5を通じて、DC−DCコンバータ22に帰還される。
このように、インバータトランスフォーマ24の二次側
巻線からの変圧電圧PBがDC−DCコンバータ22に
帰還されることにより、その変圧電圧PBに応じて、D
C−DCコンバータ22から脈流電圧QBが得られるこ
とになる。
【0033】インバータトランスフォーマ24の二次側
巻線からDC−DCコンバータ22への帰還路を形成す
る帰還路形成部25には、調光制御部26が接続されて
いる。調光制御部26は、可変DC電圧VXを発生し
て、それをインバータトランスフォーマ24の二次側巻
線からDC−DCコンバータ22に帰還される変圧電圧
PBに重畳する。それにより、インバータトランスフォ
ーマ24の二次側巻線からDC−DCコンバータ22に
帰還される変圧電圧PBのDCレベルが可変DC電圧V
Xに応じて変化せしめられ、それに伴って、DC−DC
コンバータ22から得られる脈流電圧QBが、可変DC
電圧VXに応じて変化せしめられる。
【0034】その結果、インバータトランスフォーマ2
4の二次側巻線に得られる変圧電圧PBが、可変DC電
圧VXに応じて変化せしめられて、バックライト20が
発する光が、調光制御部26からの可変DC電圧VXに
従って調光される。
【0035】また、DC−DCコンバータ22には、バ
ックライトオン/オフ駆動部27が接続されており、さ
らに、バックライトオン/オフ駆動部27にバックライ
トオン/オフ制御部28が接続されている。バックライ
トオン/オフ制御部28は、例えば、液晶表示パネルを
含んだ液晶画像表示装置の使用者によって操作されるス
イッチによって形成され、バックライト20に点灯状態
と消灯状態とを選択的にとらせるべく状態設定がなされ
るものとされる。また、バックライトオン/オフ駆動部
27は、バックライトオン/オフ制御部28とDC−D
Cコンバータ22とに接続され、バックライトオン/オ
フ制御部28の状態に応じて、DC−DCコンバータ2
2に動作状態と非動作状態とを選択的にとらせるべく動
作する。それにより、バックライトオン/オフ駆動部2
7は、バックライトオン/オフ制御部28の状態に応じ
て、バックライト20に点灯状態をとらせるべく、DC
−DCコンバータ22に動作状態をとらせ、また、バッ
クライト20に消灯状態をとらせるべく、DC−DCコ
ンバータ22に非動作状態をとらせることになる。
【0036】その際、バックライトオン/オフ駆動部2
7は、点灯状態にあるバックライト20を消灯状態にす
べくDC−DCコンバータ22を動作状態から非動作状
態に移行させるに際して、DC−DCコンバータ22に
付随して設けられる保護回路を形成するラッチ回路(図
示は省略されている)が作動し、DC−DCコンバータ
22を出力を発生しない状態にして非動作状態に維持す
ることになる事態を回避できるものとされる。また、バ
ックライトオン/オフ駆動部27は、消灯状態にあるバ
ックライト20を点灯状態にすべくDC−DCコンバー
タ22を非動作状態から動作状態に移行させるに際し
て、DC−DCコンバータ22を、電源投入リセットを
要することなく、動作状態となすことができるものとさ
れる。
【0037】従って、図1に示される例によれば、バッ
クライト20を、点灯状態にあるもとで調光制御ができ
るのみならず、点灯状態から、一旦、消灯状態に移行さ
せ、その後、再び点灯状態に移行させられるようにして
駆動でき、斯かる駆動を、DC−DCコンバータ22に
付随する電源投入リセット部等を備えることが不要とさ
れる、比較的簡単で部品点数が低減されることになる構
成をもって行うことができ、しかも、点灯状態にあるバ
ックライト20の消灯状態への移行に際しても、DC−
DCコンバータ22が安定に作動する状態が維持され
る。
【0038】さらに、点灯状態にあるバックライト20
の消灯状態への移行が、DC−DCコンバータ22に付
随して設けられた保護回路を形成するラッチ回路が作動
せしめられることなく行われることにより、点灯状態に
あるバックライト20が消灯状態に移行せしめられるに
あたっても、DC−DCコンバータ22の安定な動作状
態が維持される。
【0039】また、点灯状態にあるバックライト20が
消灯状態とされるとき、DC−DCコンバータ22に付
随して設けられた保護回路を形成するラッチ回路が作動
して、DC−DCコンバータ22が出力を発生しない状
態にされるという動作は行われないので、DC−DCコ
ンバータ22における、例えば、脈流電圧QBを得るた
めのPWM信号発生部等の主要部と信号制御系用のDC
−DCコンバータ21の主要部とを一つの集積回路チッ
プに形成されたものとすることができ、回路の利用効率
の向上とより一層の簡略化とが図られることになる。
【0040】
【実施例】図2は、上述の図1に示される例及び本願の
特許請求の範囲における請求項5に記載された発明に係
るバックライト駆動回路の一例についての具体構成例
を、それによって駆動されるバックライト20と共に示
す。
【0041】図2に示される具体構成例にあっては、例
えば、バッテリ31とそれに並列接続されたコンデンサ
素子32とにより形成され、DC電源電圧+VBを供給
するDC電源に、スイッチング・トランジス33を介し
て、DC−DCコンバータ22に含まれるスイッチング
・MOS型電荷効果トランジスタ(MOSFET)34
が接続されている。DC−DCコンバータ22は、スイ
ッチング・MOSFET34に加えて、スイッチング・
MOSFET34のゲートに接続されたスイッチング・
トランジスタ35,スイッチング・トランジスタ35の
ベースに接続されたPWM信号発生部36、及び、スイ
ッチング・MOSFET34のソースに連結されたコイ
ル素子37,コンデンサ素子38及び抵抗素子39の直
列接続を含んで形成されている。コイル素子37,コン
デンサ素子38及び抵抗素子39は、低域通過フィルタ
部を形成している。
【0042】PWM信号発生部36は、差動増幅部4
1,増幅部42及びトランジスタ43の直列接続を含ん
で形成されている。そして、差動増幅部41の一対の入
力端子のうちの一方に、比較的小なる正の電圧値(例え
ば、+5v)を有したDC電源電圧+Vvが抵抗素子4
4と抵抗素子45とによって分圧されて得られるDC電
圧VRが供給される。また、トランジスタ43のコレク
タが、PWM信号発生部36の出力端を形成しており、
抵抗素子46を介して、スイッチング・トランジスタ3
5のベースに接続されている。
【0043】DC−DCコンバータ22に含まれるコン
デンサ素子38の両端には、インバータトランスフォー
マ24の一次側巻線24Pの両端が夫々が接続されてお
り、インバータトランスフォーマ24の二次側巻線24
Sは、その一端がコンデンサ素子50を介してバックラ
ンプ20に接続されるとともに、その他端が、抵抗素子
51,ダイオード52及び抵抗素子53の直列接続を介
して、DC−DCコンバータ22に含まれるPWM信号
発生部36を形成する差動増幅部41の一対の入力端子
のうちの他方に連結されている。抵抗素子51,ダイオ
ード52及び抵抗素子53の直列接続は、インバータト
ランスフォーマ24の二次側巻線24SとDC−DCコ
ンバータ22との間の帰還路形成部25を形成してい
る。それにより、インバータトランスフォーマ24の二
次側巻線24Sに得られる変圧電圧PBが、帰還路形成
部25を通じて、差動増幅部41の一対の入力端子のう
ちの他方に供給される。
【0044】帰還路形成部25には、DC電源電圧+V
vを分圧して可変DC電圧を発生する可変電圧発生部5
4から得られる可変DC電圧を帰還路形成部25に伝達
する抵抗素子55が接続されている。これらの可変電圧
発生部54及び抵抗素子55は、可変電圧発生部54か
ら得られて抵抗素子55を通じて得られる可変DC電圧
を、可変DC電圧VXとして供給する調光制御部26を
形成している。それにより、インバータトランスフォー
マ24の二次側巻線24Sから、帰還路形成部25を通
じて、DC−DCコンバータ22に含まれるPWM信号
発生部36を形成する差動増幅部41の一対の入力端子
のうちの他方に供給される変圧電圧PBが、可変DC電
圧VXに重畳されたものとされる。
【0045】DC−DCコンバータ22に含まれるPW
M信号発生部36を形成する差動増幅部41の一対の入
力端子には、バックライトオン/オフ駆動部27に含ま
れるスイッチング・MOSFET56のドレイン及びソ
ースが夫々接続されている。バックライトオン/オフ駆
動部27は、スイッチング・MOSFET56に加え
て、DC電源電圧+Vvを供給する電源ラインと接地電
位点との間において縦続接続されたトランジスタ60,
61及び62、及び、DC電源電圧+Vvを供給する電
源ラインと比較的小なる負の電圧値(例えば、−5v)
を有したDC電源電圧−Vvを供給する電源ラインとの
間に配され、ベースがトランジスタ62のコレクタに接
続されるとともに、コレクタがスイッチング・MOSF
ET56のゲートに接続されたトランジスタ63を含ん
で形成されている。
【0046】バックライトオン/オフ駆動部27に含ま
れるトランジスタ60のベースは、抵抗素子64を介し
て、DC電源電圧+Vvを供給する電源ラインに接続さ
れている。そして、斯かるトランジスタ60のベースと
接地電位点との間には、バックライトオン/オフ制御部
28を形成するスイッチ65が接続されている。
【0047】さらに、トランジスタ60のベースとスイ
ッチ65との間の接続点Pにベースが接続されたスイッ
チング・トランジスタ66が設けられており、スイッチ
ング・トランジスタ66のコレクタが、抵抗素子67を
介して、スイッチング・トランジスタ33のベースに接
続されている。
【0048】このようなもとで、バックライトオン/オ
フ制御部28を形成するスイッチ65が、オフ状態に設
定されているもとにあっては、スイッチング・トランジ
スタ66がオン状態におかれ、それにより、スイッチン
グ・トランジスタ33のエミッタ−コレクタ間もオン状
態におかれる。従って、バッテリ31とコンデンサ素子
32とを含んで形成されるDC電源からのDC電源電圧
+VBが、スイッチング・トランジス33のエミッタ−
コレクタ間を通じて、DC−DCコンバータ22に含ま
れるスイッチング・MOSFET34に供給される。
【0049】また、このとき、バックライトオン/オフ
駆動部27に含まれるトランジスタ60もオン状態にお
かれ、それにより、バックライトオン/オフ駆動部27
においては、トランジスタ61,62及び63がいずれ
もオフ状態とされて、スイッチング・MOSFET56
の、DC−DCコンバータ22に含まれるPWM信号発
生部36を形成する差動増幅部41の一対の入力端子間
に接続されたドレイン−ソース間がオフ状態とされる。
従って、斯かるもとでは、バックライトオン/オフ駆動
部27が、差動増幅部41の一対の入力端子を相互分離
状態をとらせることになり、差動増幅部41を含んで形
成されるPWM信号発生部36が動作状態におかれる。
【0050】PWM信号発生部36が動作状態におかれ
るもとにあっては、差動増幅部41から、一対の入力端
子の一方に供給されるDC電圧VRと一対の入力端子の
他方に供給される可変DC電圧VXに重畳された変圧電
圧PBとのレベル差に応じたパルス状の出力電圧が得ら
れる。そして、差動増幅部41から得られるパルス状の
出力電圧が、増幅部42により増幅されてトランジスタ
43のベースに供給される。それにより、トランジスタ
43のコレクタから、差動増幅部41からのパルス状の
出力電圧に応じたPWM信号PWが送出され、そのPW
M信号PWがPWM信号発生部36から得られるものと
される。
【0051】このようにしてPWM信号発生部36から
得られるPWM信号PWは、抵抗素子46を通じて、ス
イッチング・トランジスタ35のベースに供給される。
それにより、スイッチング・トランジスタ35がPWM
信号PWによってオン/オフ制御され、それに伴って、
スイッチング・MOSFET34のドレイン−ソース間
が、PWM信号発生部36から得られるPWM信号PW
に応じてオン/オフ制御される。従って、スイッチング
・MOSFET34のソースには、スイッチング・トラ
ンジス33を通じたDC電源電圧+VBが、スイッチン
グ・MOSFET34のドレイン−ソース間がオン状態
とされるときだけ導出されることになり、DC電源電圧
+VBがPWM信号発生部36から得られるPWM信号
PWに応じて断続的に得られる。
【0052】スイッチング・MOSFET34のソース
に断続的に得られるDC電源電圧+VBは、コイル素子
37,コンデンサ素子38及び抵抗素子39を含んで形
成される低域通過フィルタ部に供給されて、高域成分が
除去され、その結果、コンデンサ素子38の両端間に脈
流電圧QBが得られる。この脈流電圧QBが、インバー
タトランスフォーマ24の一次側巻線24Pに供給さ
れ、それにより、インバータトランスフォーマ24の二
次側巻線24Sには、脈流電圧QBに基づく変圧電圧P
Bが得られる。
【0053】インバータトランスフォーマ24の二次側
巻線24Sに得られる変圧電圧PBは、コンデンサ素子
50を通じて、バックライト20に供給され、バックラ
イト20が変圧電圧PBにより駆動されて点灯状態にお
かれる。また、それとともに、インバータトランスフォ
ーマ24の二次側巻線24Sに得られる変圧電圧PB
が、抵抗素子51,ダイオード52及び抵抗素子53の
直列接続によって形成される帰還路形成部25を通じ、
可変電圧発生部54及び抵抗素子55により形成される
調光制御部26により供給される可変DC電圧VXに重
畳されて、DC−DCコンバータ22に含まれるPWM
信号発生部36を形成する差動増幅部41の一対の入力
端子のうちの他方に供給される。
【0054】そして、可変電圧発生部54及び抵抗素子
55により形成される調光制御部26により供給される
可変DC電圧VXが変化せしめられると、DC−DCコ
ンバータ22に含まれるPWM信号発生部36を形成す
る差動増幅部41の一対の入力端子のうちの他方に供給
される変圧電圧PBのDCレベルが変化する。その結
果、差動増幅部41から得られる出力電圧が変化し、そ
れに伴って、トランジスタ43のコレクタから送出され
るPWM信号PW,スイッチング・MOSFET34の
ソースに断続的に得られるDC電源電圧+VB,コンデ
ンサ素子38の両端間に得られてインバータトランスフ
ォーマ24の一次側巻線24Pに供給される脈流電圧Q
B、さらには、インバータトランスフォーマ24の二次
側巻線24Sに得られる変圧電圧PBが順次変化するこ
とになり、変圧電圧PBによって駆動されるバックラン
プ20が発する光の明るさが変化せしめられる。即ち、
バックランプ20についての調光が、調光制御部26に
より供給される可変DC電圧VXに応じて行われるので
ある。
【0055】一方、バックライトオン/オフ制御部28
を形成するスイッチ65が、オン状態に設定されると、
スイッチング・トランジスタ66がオフ状態とされ、そ
れにより、スイッチング・トランジスタ33のエミッタ
−コレクタ間もオフ状態とされる。従って、バッテリ3
1とコンデンサ素子32とを含んで形成されるDC電源
からのDC電源電圧+VBが、スイッチング・トランジ
ス33のエミッタ−コレクタ間を通過することができ
ず、DC−DCコンバータ22に含まれるスイッチング
・MOSFET34には供給されない。
【0056】それにより、インバータトランスフォーマ
24の一次側巻線24Pに脈流電圧QBが供給されず、
インバータトランスフォーマ24の二次側巻線24Sに
変圧電圧PBが得られない。それゆえ、バックライト2
0は消灯状態におかれる。
【0057】また、このとき、バックライトオン/オフ
駆動部27に含まれるトランジスタ60もオフ状態にお
かれ、それにより、バックライトオン/オフ駆動部27
においては、トランジスタ61,62及び63がいずれ
もオン状態とされて、スイッチング・MOSFET56
の、DC−DCコンバータ22に含まれるPWM信号発
生部36を形成する差動増幅部41の一対の入力端子間
に接続されたドレイン−ソース間がオン状態とされる。
従って、斯かるもとでは、バックライトオン/オフ駆動
部27が、差動増幅部41の一対の入力端子を相互連結
状態をとらせることになり、差動増幅部41を含んで形
成されるPWM信号発生部36が非動作状態におかれ、
それに伴って、DC−DCコンバータ22が非動作状態
におかれる。
【0058】このように、差動増幅部41を含んで形成
されるPWM信号発生部36の非作動状態が、差動増幅
部41の一対の入力端子がスイッチング・MOSFET
56のドレイン−ソース間を通じて相互連結状態にされ
ることによりとられ、それによってDC−DCコンバー
タ22が非動作状態におかれるので、斯かる際に、DC
−DCコンバータ22に付随して設けられる保護回路を
形成するラッチ回路(図示が省略されている)が作動
し、DC−DCコンバータ22を出力を発生しない状態
にすることになる事態は生じない。
【0059】そして、その後、バックライトオン/オフ
制御部28を形成するスイッチ65が、再び、オフ状態
に設定されると、スイッチング・トランジスタ66がオ
ン状態とされ、それにより、スイッチング・トランジス
タ33のエミッタ−コレクタ間もオン状態とされて、バ
ッテリ31とコンデンサ素子32とを含んで形成される
DC電源からのDC電源電圧+VBが、スイッチング・
トランジス33のエミッタ−コレクタ間を通して、DC
−DCコンバータ22に含まれるスイッチング・MOS
FET34に供給され、その結果、バックライト20が
点灯状態におかれる。
【0060】また、このとき、バックライトオン/オフ
駆動部27に含まれるトランジスタ60もオン状態にお
かれ、それにより、バックライトオン/オフ駆動部27
におけるスイッチング・MOSFET56のドレイン−
ソース間がオフ状態とされ、DC−DCコンバータ22
に含まれるPWM信号発生部36を形成する差動増幅部
41の一対の入力端子が相互分離状態をとるものとされ
る。それにより、差動増幅部41が、一対の入力端子の
一方に供給されるDC電圧VRと一対の入力端子の他方
に供給される可変DC電圧VXに重畳された変圧電圧P
Bとのレベル差に応じたパルス状の出力電圧を生じ、P
WM信号発生部36が動作状態におかれて、DC−DC
コンバータ22が動作状態に移行する。
【0061】このように、差動増幅部41を含んで形成
されるPWM信号発生部36が非動作状態から動作状態
に移行せしめられ、それに伴って、DC−DCコンバー
タ22が動作状態に移行せしめられる際において、DC
−DCコンバータ22に対する電源投入リセットを行う
ことは要されない。従って、DC−DCコンバータ22
に付随する電源投入リセット部等を設けることは不要と
される。
【0062】上述の如くに、図2に示される具体構成例
にあっては、バックライトオン/オフ制御部28を形成
するスイッチ65が、オフ状態に設定されるだけで、バ
ックライト20が点灯状態におかれ、また、スイッチ6
5が、オン状態に設定されるだけで、バックライト20
が消灯状態におかれ、さらに、オフ状態に設定されたス
イッチ65が再びオン状態に設定されるだけで、バック
ライト20が消灯状態から点灯状態に移行せしめられ
る。しかも、斯かる動作を通じて、DC−DCコンバー
タ22は安定に動作を行う状態に維持される。
【0063】また、差動増幅部41を含んで形成される
PWM信号発生部36が非動作状態とされ、それに伴っ
てDC−DCコンバータ22が非動作状態におかれるに
あたり、DC−DCコンバータ22に付随して設けられ
る保護回路を形成するラッチ回路が作動して、DC−D
Cコンバータ22を出力を発生しない状態にすることに
なる事態が生じないので、DC−DCコンバータ22の
主要部を成すPWM信号発生部36と図1に示される信
号処理系23用のDC−DCコンバータ21の主要部と
を一つの集積回路チップに形成されたものとすることが
できる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項5までのいず
れかに記載された発明に係るバックライト駆動回路によ
れば、バックライトを、点灯状態にあるもとで調光制御
ができるのみならず、点灯状態から、一旦、消灯状態に
移行させ、その後、再び点灯状態に移行させられるよう
にして駆動でき、斯かる駆動を、DC−DCコンバータ
に付随する電源投入リセット部等を備えることが不要と
される、比較的簡単で部品点数が低減されることになる
構成をもって行うことができ、しかも、DC−DCコン
バータの動作の安定化を図ることができる。
【0065】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項4に記載された発明に係るバックライト駆動回路によ
れば、点灯状態にあるバックライトの消灯状態への移行
が、DC−DCコンバータに付随して設けられた保護回
路を形成するラッチ回路が作動せしめられることなく行
われるので、点灯状態にあるバックライトを消灯状態に
移行させるに際しても、DC−DCコンバータが安定に
動作する状態を維持することができる。
【0066】また、点灯状態にあるバックライトが消灯
状態とされるとき、DC−DCコンバータに付随して設
けられた保護回路を形成するラッチ回路が作動して、D
C−DCコンバータが出力を発生しない状態にされると
いう動作が行われないので、例えば、DC−DCコンバ
ータの主要部が集積回路チップに形成されており、その
集積回路チップに他のDC−DCコンバータの主要部が
形成されているときには、斯かる他のDC−DCコンバ
ータの主要部も保護回路を形成するラッチ回路による動
作制御を受けないことになり、従って、当該他のDC−
DCコンバータの主要部を、例えば、信号処理系用のも
のとして利用することにより、回路の利用効率の向上と
より一層の簡略化とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項4に記載された発明に係るバックライト駆動回路
の一例を、それにより駆動されるバックライト及び周辺
回路部と共に示すブロック接続図である。
【図2】 図1に示される例及び本願の特許請求の範囲
における請求項5に記載された発明に係るバックライト
駆動回路の一例についての具体構成例を、それによって
駆動されるバックライトと共に示す回路図である。
【図3】 従来のバックライト駆動回路の一例を、それ
により駆動されるバックライト及び周辺回路部とともに
示すブロック接続図である。
【符号の説明】
20・・・バックライト,21,22・・・DC−DC
コンバータ,23・・・信号処理系,24・・・インバ
ータトランスフォーマ,25・・・帰還路形成部,26
・・・調光制御部,27・・・バックライトオン/オフ
駆動部,28・・・バックライトオン/オフ制御部,3
1・・・バッテリ,32,38,50・・・コンデンサ
素子,33,35,66・・・スイッチング・トランジ
スタ,34,56・・・スイッチング・MOSFET,
36・・・PWM信号発生部,37・・・コイル素子,
39,44,45,46,51,53,55,64,6
7・・・抵抗素子,41・・・差動増幅部,42・・・
増幅部,43,60,61,62,63・・・トランジ
スタ,52・・・ダイオード,54・・・可変電圧発生
部,65・・・スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】DC電源に接続され、DC電源電圧に基づ
    く脈流電圧を形成するDC−DCコンバータと、 該DC−DCコンバータから得られる上記脈流電圧が一
    次側巻線に供給されて、二次側巻線に上記脈流電圧に基
    づく変圧電圧が得られ、該変圧電圧をバックライトに供
    給して該バックライトを作動させるインバータトランス
    フォーマと、 該インバータトランスフォーマの二次側巻線に得られる
    変圧電圧を上記DC−DCコンバータに帰還する帰還路
    形成部と、 該帰還路形成部に接続され、上記DC−DCコンバータ
    に帰還される上記インバータトランスフォーマの二次側
    巻線からの変圧電圧のDCレベルを制御して、上記DC
    −DCコンバータから得られる上記脈流電圧を変化さ
    せ、上記バックライトの調光を行う調光制御部と、 上記バックライトに点灯状態と消灯状態とを選択的にと
    らせるべく状態設定がなされるバックライトオン/オフ
    制御部と、 該バックライトオン/オフ制御部と上記DC−DCコン
    バータとに接続され、上記バックライトオン/オフ制御
    部の状態に応じて、上記DC−DCコンバータに動作状
    態と非動作状態とを選択的にとらせるバックライトオン
    /オフ駆動部と、を備えて構成されるバックライト駆動
    回路。
  2. 【請求項2】DC−DCコンバータが、帰還路形成部を
    通じて帰還されるインバータトランスフォーマの二次側
    巻線からの変圧電圧に応じたPWM信号を発生するPW
    M信号発生部と、該PWM信号発生部から得られる上記
    PWM信号によりオン/オフ制御されて、DC電源電圧
    を断続させるスイッチング部と、該スイッチング部から
    得られる断続されたDC電源電圧が供給され、該断続さ
    れたDC電源電圧に基づく脈流電圧を得る低域通過フィ
    ルタ部と、を含んで構成されることを特徴とする請求項
    1記載のバックライト駆動回路。
  3. 【請求項3】バックライトオン/オフ駆動部が、バック
    ライトオン/オフ制御部の状態に応じて、上記DC−D
    Cコンバータに含まれるPWM信号発生部に動作状態と
    非動作状態とを選択的にとらせることを特徴とする請求
    項2記載のバックライト駆動回路。
  4. 【請求項4】DC−DCコンバータに含まれるPWM信
    号発生部が、所定のDC電圧と帰還路形成部を通じて帰
    還されるインバータトランスフォーマの二次側巻線から
    の変圧電圧とが供給され、該所定のDC電圧と変圧電圧
    とのレベル差に応じた出力電圧を得る差動増幅部と、該
    差動増幅部から得られる出力電圧に応じたPWM信号を
    送出する出力部とを含んで構成され、バックライトオン
    /オフ駆動部が、バックライトオン/オフ制御部の状態
    に応じて、上記差動増幅部における上記所定のDC電圧
    と変圧電圧とが夫々供給される一対の入力端子に、相互
    分離状態及び相互連結状態を選択的にとらせることを特
    徴とする請求項3記載のバックライト駆動回路。
  5. 【請求項5】DC電源とDC−DCコンバータとの間に
    設けられ、バックライトオン/オフ制御部の状態に応じ
    て、オン状態とオフ状態とを選択的にとるものとされる
    スイッチング部が設けられたことを特徴とする請求項1
    記載のバックライト駆動回路。
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