JP2010257026A - 電源回路及び照明装置 - Google Patents
電源回路及び照明装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010257026A JP2010257026A JP2009103692A JP2009103692A JP2010257026A JP 2010257026 A JP2010257026 A JP 2010257026A JP 2009103692 A JP2009103692 A JP 2009103692A JP 2009103692 A JP2009103692 A JP 2009103692A JP 2010257026 A JP2010257026 A JP 2010257026A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- current
- light emitting
- voltage
- emitting element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】直列負荷回路は、発光素子ユニット851(第一の負荷回路)と、発光素子ユニット852(第二の負荷回路)とを直列に接続した回路である。定電流回路110は、直列負荷回路に対して、発光素子ユニット851の駆動電流を供給する。電流迂回回路170は、発光素子ユニット852を流れる電流を迂回させる電流迂回期間を設けることにより、発光素子ユニット852を流れる電流の平均値を削減する。
【選択図】図1
Description
複数の負荷の駆動電流が異なる場合には、複数の負荷を駆動電流ごとに分けて、駆動電流が同じ負荷だけを直列接続して複数の負荷回路を構成し、それぞれ異なる電源回路に接続する。
電源回路の構成としては、共通の電源回路から直列に抵抗を接続して各々の負荷に供給する駆動電流を制限する構成や、駆動電流をフィードバックして、各々にバックコンバータなどを用いて定電流駆動制御する構成などが知られている。
共通の電源回路に直列に抵抗を接続した構成は、構成が簡易であり、回路の小型化・製造コストの削減が図れる反面、電力効率が悪い。
また、各々にフライバックコンバータなどを用いる構成は、電力効率が高い反面、構成が複雑であり、回路が大型化し、製造コストが高くなる。
この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、駆動電流が異なる複数の負荷回路に電力を供給する電源回路において、製造コストを低く、電力効率を高く、信頼性を高くすることを目的とする。
上記電源回路は、定電流回路と、電流迂回回路とを有し、
上記定電流回路は、上記第一の負荷回路と上記第二の負荷回路とを直列に電気接続した直列負荷回路に対して、上記第一の駆動電流を供給し、
上記電流迂回回路は、上記第二の負荷回路を流れる電流を迂回させる電流迂回期間を設けることにより、上記第二の負荷回路を流れる電流の平均値を削減することを特徴とする。
実施の形態1について、図1〜図3を用いて説明する。
照明装置800は、例えば、白色LEDと赤色LEDなど、複数種類の発光素子を有する。照明装置800は、複数種類の発光素子が発した光を混合することにより、演色性が高く、電球色など所望の色温度の光を発する。
発光素子は、種類ごとに電気的特性が異なる。また、電球色など所望の色温度の光を得るため、各種類の発光素子をそれぞれ異なる所定の発光出力にする必要がある。このため、各種類の発光素子は、それぞれ異なる駆動電流値で駆動する。
それぞれの発光素子ユニット851,852(負荷回路)は、単一種類の発光素子(発光ダイオード)を有する。発光素子ユニット851,852が有する発光素子が複数の場合、発光素子は、互いに直列に電気接続されている。
定電流回路110は、複数の発光素子ユニット851,852を直列に電気接続した回路(以下「直列負荷回路」と呼ぶ。)に対して、電流を供給する。
電流迂回回路170は、複数の発光素子ユニット851,852のうち一部の発光素子ユニット852に並列に電気接続されている。電流迂回回路170は、所定の周期ごとに所定の割合の期間(以下「電流迂回期間」と呼ぶ。)、並列に接続された負荷回路(以下「迂回対象回路」と呼ぶ。)を流れる電流を迂回させることにより、迂回対象回路を流れる電流の平均値を削減する。
これにより、発光素子ユニット851には、第一の駆動電流が流れ、発光素子ユニット851の発光素子が所望の明るさで点灯する。
このように、発光素子ユニット852の発光素子は、実際には点滅を繰り返すが、電流迂回回路170が電流迂回期間を設ける周期が十分に短く例えば10ミリ秒以下であれば、人間の目の残像現象により点滅は感知されず、連続して点灯しているように見える。このとき、発光素子は、各瞬間の明るさを平均した明るさで点灯していると感知される。発光素子が発光ダイオードである場合、発光素子の明るさは駆動電流値にほぼ比例するので、人間の目に感知される明るさは、駆動電流の平均値に相当する電流が連続して流れたときの明るさとほぼ同じである。したがって、発光素子ユニット852を流れる電流の平均値が第二の駆動電流と等しければ、発光素子ユニット852の発光素子が、第二の駆動電流で駆動しているときの明るさ、すなわち所望の明るさで点灯しているように見える。
電圧生成回路111は、直列負荷回路に印加する電圧を生成する。
電流検出回路112は、発光素子ユニット851(すなわち直列負荷回路)を流れる電流を検出する。
制御回路114は、電流検出回路112が検出した電流に基づいて、電圧生成回路111を制御する。具体的に言えば、制御回路114は、電流検出回路112が検出した電流が所定の電流値(以下「目標電流値」と呼ぶ。)となるよう、電圧生成回路111が生成する電圧を調整する。すなわち、電流検出回路112が検出した電流が目標電流値より少ない場合、制御回路114は、電圧生成回路111が生成する電圧を高くする。逆に、電流検出回路112が検出した電流が目標電流値より多い場合、制御回路114は、電圧生成回路111が生成する電圧を低くする。
この例では、目標電流値は、第一の駆動電流値である。
電源回路100は、直流あるいは脈流電圧を入力して、発光素子ユニット851,852に電力を供給する。
電圧生成回路111は、例えば、フライバックコンバータである。フライバックコンバータは、オンオフ動作を行う絶縁型スイッチング電源である。電圧生成回路111は、入力コンデンサC11、スイッチング素子Q12、トランスT60、整流素子D13、平滑コンデンサC14を有する。
入力コンデンサC11は、電源回路100の入力端子間に電気接続されている。入力コンデンサC11は、電源を入力する。入力コンデンサC11は、電源回路100が入力した電圧のリプルを除去して平滑するとともに、電源回路100内で発生したスイッチングノイズが外部に漏れるのを防ぐ。
スイッチング素子Q12は、例えばMOSFETであり、制御回路114からの指示を表わす信号にしたがって、開閉する。
トランスT60は、一次巻線L63(第一の巻線)と、二次巻線L61(第二の巻線)とを有する。トランスT60は、一次側の電力を絶縁して二次側へ伝達する。
一次巻線L63は、スイッチング素子Q12を介して、電源回路100の入力端子間に電気接続されている。スイッチング素子Q12は、入力された電圧のスイッチングを行い、必要なエネルギーをトランスT60に蓄積させる。
整流素子D13のアノード端子は、二次巻線L61の一端に電気接続している。整流素子D13のカソード端子は、平滑コンデンサC14の陽極端子と電気接続している。平滑コンデンサC14の陰極端子は、二次巻線L61の他端に電気接続している。すなわち、二次巻線L61・整流素子D13・平滑コンデンサC14は、閉ループを構成する。整流素子D13は、二次巻線L61の出力を整流する。平滑コンデンサC14は、整流素子D13が整流した二次巻線L61の出力を平滑する。すなわち、二次巻線L61を流れる電流が、整流素子D13により整流され、平滑コンデンサC14を充電する。
矩形波生成回路171は、所定の周波数(例えば1kHz)のパルス幅変調信号(以下「PWM信号」と呼ぶ。)を生成する。矩形波生成回路171が生成するPWM信号は、パルス幅変調された矩形波電圧により表わされる信号である。矩形波生成回路171が生成するPWM信号がオン電圧である期間の割合(以下「デューティ比」と呼ぶ。)は、第一の駆動電流と第二の駆動電流とに基づいて、あらかじめ設定されている。PWM信号のデューティ比は、第一の駆動電流から第二の駆動電流を差し引いた差を、第一の駆動電流で割った商と等しい値に設定する。例えば、第一の駆動電流が350mA、第二の駆動電流が280mAの場合であれば、(350−280)/350=0.2であるから、デューティ比を20%に設定する。矩形波生成回路171は、例えばマイコンやロジックICなどにより構成される。
スイッチング素子Q72がオンの状態では、スイッチング素子Q72の抵抗値(MOSFETのドレイン−ソース間のオン抵抗)が非常に小さいため、スイッチング素子Q72における電力損失は小さい。また、スイッチング素子Q72がオフの状態では、スイッチング素子Q72には電流が流れないため、スイッチング素子Q72における電力損失は発生しない。
基準電圧源V41は、所定の電圧値を有する直流電圧を生成する。差動増幅器A42は、例えば、オペアンプである。差動増幅器A42は、抵抗R21(電流検出抵抗)に発生する電圧と、基準電圧源V41の基準電圧とに基づいて演算を行い、フォトカプラPCへ出力信号を出力する。差動増幅器A42は、電流検出回路112の両端電圧と、基準電圧源V41の電圧とを比較する。差動増幅器A42の電源は、例えば、電圧生成回路111の出力電圧から取る。
フォトカプラPCは、トランスT60の一次側回路と二次側回路とを電気的に絶縁しつつ、信号を伝達する。フォトカプラPCは、差動増幅器A42からの出力信号を絶縁して制御IC145に送る。
制御IC145は、フォトカプラPCを介して伝達された差動増幅器A42による比較結果を表わす信号に基づいて、スイッチング素子Q12を開閉する信号を生成する。
なお、制御回路114は、例えば、アナログデジタル変換回路や、マイクロコンピュータなどを用いて構成してもよい。
制御IC145は、このように、スイッチング素子Q12をオンオフする周期に対するオン期間の割合を制御することによって、平滑コンデンサC14に充電される電圧を調整する。
電流検出回路112が検出した電圧が、基準電圧源V41の電圧値より高い場合、制御IC145は、スイッチング素子Q12のオン期間の割合を減らし、平滑コンデンサC14に充電される電圧を低くする。これにより、発光素子ユニット851,852を流れる電流が減少する。
電流検出回路112(抵抗R21)は、目標電流値(第一の駆動電流)が流れたときに発生する電圧が、基準電圧源V41の電圧と等しい電圧を出力するような抵抗値を選定する。例えば、目標電流値が350mA、基準電圧源V41の電圧が0.7Vであれば、抵抗R21の抵抗値を0.7/0.35=2Ωに設定する。
これにより、制御回路114は、電流検出回路112に流れる電流が、目標電流値(第一の駆動電流)となるように、電圧生成回路111が生成する電圧を調整する。
しかし、発光素子ユニット852には、並列に電流迂回回路170が接続しているので、矩形波生成回路171が生成したPWM信号にしたがい、PWM信号がオン電圧である間は電流迂回期間となり、発光素子ユニット852には電流が流れない。
このため、発光素子ユニット851には、定電流回路110が生成した電流(第一の駆動電流)が流れ、発光素子ユニット852には、平均して、定電流回路110が生成した電流(第一の駆動電流)からPWM信号のデューティ比と等しい割合の電流を差し引いた電流(第二の駆動電流)が流れる。例えば、定電流回路110が350mAの電流を生成し、矩形波生成回路171が生成するPWM信号のデューティ比が20%であれば、発光素子ユニット852には、平均して280mAの電流(第二の駆動電流)が流れる。
電圧vGは、矩形波生成回路171が生成するPWM信号の電圧を示す。電圧vGの周期Tは例えば1ミリ秒、オン期間TONは例えば0.2ミリ秒、オン電圧VONは例えば5V、オフ電圧は例えば0Vである。
電圧v0は、電圧生成回路111が生成し、直列負荷回路の両端に印加される電圧を示す。なお、電流検出回路112の両端電圧は、十分小さいため無視している。電圧v2は、発光素子ユニット852の両端電圧を示す。電圧v1は、電圧v0から電圧v2を差し引いた差であり、発光素子ユニット851の両端電圧を示す。
電流i1は、発光素子ユニット851を流れる電流を示す。電流i2は、発光素子ユニット852を流れる電流を示す。
このとき、発光素子ユニット851を流れる電流i1は、第一の駆動電流I1である。また、PWM信号の電圧vGがオフ電圧なので、スイッチング素子Q72はオフとなり、発光素子ユニット852を流れる電流i2は、発光素子ユニット851を流れる電流i1と等しく、I1である。また、発光素子ユニット852の両端電圧v2は、V2である。発光素子ユニット851の両端電圧v1は、V0−V2=V1である。
発光素子ユニット852の両端電圧v2がほぼ0になるので、発光素子ユニット851の両端電圧v1が増加し、V0となる。これにより、発光素子ユニット851を流れる電流i1が増加し、一時的に第一の駆動電流I1より大きくなる。
電流検出回路112が検出する電流が第一の駆動電流I1より大きいので、制御回路114は、電圧生成回路111が生成する電圧v0を低くする。電圧生成回路111が生成する電圧v0がV1まで下がると、発光素子ユニット851の両端電圧v1がV1になるので、発光素子ユニット851を流れる電流i1は、第一の駆動電流I1に戻る。
電流検出回路112が検出する電流が第一の駆動電流I1より小さいので、制御回路114は、電圧生成回路111が生成する電圧v0を高くする。電圧生成回路111が生成する電圧v0がV0まで上がると、発光素子ユニット851の両端電圧v1がV1になり、発光素子ユニット852の両端電圧v2がV2になるので、発光素子ユニット851(及び発光素子ユニット852)を流れる電流i1(及びi2)は、第一の駆動電流I1と等しくなる。
スイッチング素子Q72の両端電圧は、発光素子ユニット852の両端電圧v2と等しい。したがって、スイッチング素子Q72の両端に印加される電圧の最大値は、比較的小さく、例えば3.1V程度である。このため、スイッチング素子Q72には、耐電圧の低い素子を用いることができる。
また、矩形波生成回路171を設けず、スイッチング素子Q72をオンオフするPWM信号を、電源回路100の外部に設けたコントローラ装置などから入力する構成としてもよい。
上記電源回路100は、定電流回路110と、電流迂回回路170とを有する。
上記定電流回路110は、上記第一の負荷回路と上記第二の負荷回路とを直列に電気接続した直列負荷回路に対して、上記第一の駆動電流I1を供給する。
上記電流迂回回路170は、上記第二の負荷回路を流れる電流を迂回させる電流迂回期間(オン期間TON)を設けることにより、上記第二の負荷回路を流れる電流の平均値を削減する。
上記スイッチは、所定の周期Tで開閉を繰り返す。
また、第二の負荷回路の動作時における両端電圧が低ければ、第二の負荷回路と並列に電気接続するスイッチは、耐電圧が低いものでよい。耐電圧の低い電解効果トランジスタは、飽和領域におけるオン抵抗が小さいので、電源回路100の電力損失を更に少なくすることができる。
例えば、第二の負荷回路として、従たる発光出力となる発光素子ユニット852を電源回路100に接続する場合、動作時の両端電圧は、発光素子ユニット852の発光素子の順方向降下電圧の合計であり、例えば数V程度である。耐電圧の低いMOSFETのオン抵抗は数mΩ程度しかないので、MOSFETを流れる電流が数百mAだとした場合、オン状態におけるMOSFETでの電力損失は、1mW程度か、それ以下となる。
上記スイッチ(スイッチング素子Q72)は、上記矩形波生成回路171が生成したパルス幅変調信号にしたがって開閉する。
上記矩形波生成回路171は、上記スイッチング電源回路の動作周波数(スイッチング周波数)よりも低い周波数(キャリア周波数)を有するパルス幅変調信号を生成する。
上記電圧生成回路111は、上記直列負荷回路に印加する電圧v0を生成する。
上記電流検出回路112は、上記直列負荷回路及び上記第一の負荷回路(発光素子ユニット851)のうちいずれかを流れる電流i1を検出する。
上記制御回路114は、上記電流検出回路112が検出した電流i1が所定の電流値(第一の駆動電流I1)となるよう、上記電圧生成回路111が生成する電圧v0を制御する。
上記第一の発光素子ユニット851は、一または直列に電気接続された複数の第一の発光素子(発光ダイオード)を有し、上記第一の負荷回路として上記電源回路100に電気接続される。
上記第一の発光素子は、上記第一の駆動電流I1により発光する。
上記第二の発光素子ユニット852は、一または直列に電気接続された複数の第二の発光素子(発光ダイオード)を有し、上記第二の負荷回路として上記電源回路100に電気接続される。
上記第二の発光素子は、上記第二の駆動電流I2により発光する。
複数の発光素子を駆動電流ごとに分け、駆動電流が同じ同種の発光素子ごとに直列に接続して複数の負荷回路を構成する。
このため、駆動電流の異なる複数の負荷回路(発光素子ユニット)を同時に駆動する際に、従来のように、各々に定電流駆動回路を用いる構成や、共通の電源回路から各々に電流制限を行いながら電力を供給する構成を取る必要がない。このような従来の構成に比べて、この実施の形態における電源回路100は、一つの定電流駆動回路(定電流回路110)と簡易な回路(電流迂回回路170)のみで構成するため、電力損失を抑え、電力効率を向上させることができる。
このように、一つの定電流駆動回路(定電流回路110)と簡易な回路(電流迂回回路170)で構成する電源回路100は、従来に比べて、部品点数が減るため、製造コストが低く、小型にすることができ、信頼性を高くなる。
また、部品点数を削減できるので、部品コストを安くし、部品の実装コストを安くし、回路規模を小型化することができる。駆動する発光素子の種類や数量を増やした場合でも、駆動回路のコストの増加を抑制することができる。
また、回路を簡潔に構成することにより、部品点数を削減できるので、信頼性を向上できる。
定電流駆動回路を複数設ける必要がなく、一つの定電流駆動回路と簡易な回路とで電源回路100を構成できるので、電力損失が減少し、電気効率の向上を図ることができる。
第一の駆動電流から発光素子ユニット852が必要とする電流を差し引いた余分な電流(第一の駆動電流と第二の駆動電流の差分の電流)を電流迂回回路170が一定の周期毎に一定の割合で電流を迂回させるので損失が小さくできる。更に、半導体素子を飽和領域で使用し、PWM信号でスイッチング駆動することにより、電力損失を一層減らすことにより、電源回路100の電力効率を向上させることができる。
また、小出力の従となる発光出力用に小容量で高効率の定電流駆動用DC/DCコンバータを構成することは難しいが、以上説明した電流迂回回路170は、構成が簡易であり、電気効率が向上し、省エネルギーに寄与できる。
特に、発光素子ユニット851を構成する発光素子の数が多く、発光素子ユニット852を構成する発光素子の数が少ない場合に、電力効率がより一層向上する。
また、従来のように各々に定電流駆動回路を設ける場合と比較して、スイッチング動作を行う定電流駆動用DC/DCコンバータの数が減ることにより、ノイズが減少する。
また、発光素子ユニットの数は、3以上であってもよい。その場合、電流の平均値を削減したい発光素子ユニットごとに電流迂回回路170を設けてもよいし、電流の平均値を削減したい複数の発光素子ユニットに対して1つの電流迂回回路170を設け、更に電流の平均値を削減したい発光素子ユニットに対して個別に電流迂回回路170を設ける構成であってもよい。
矩形波生成回路171が生成するPWM信号のオンオフ割合(PWM信号のデューティ比)を変化させることで、発光素子ユニット852の輝度を調整でき、組み合わせた発光出力の色温度、明るさを調整できる。また、PWM信号を外部から入力する構成としてもよい。
あるいは、上記電流検出回路112及び上記電流迂回回路170は、電流を制御する半導体素子や回路であってもよい。
また、差動増幅器A42は、積分器などによって構成してもよい。
電圧生成回路111は、フォワードコンバータなどフライバックコンバータ以外の絶縁型スイッチング電源回路であってもよいし、バックコンバータやブーストコンバータなど非絶縁型スイッチング電源回路であってもよい。
電流迂回回路170は、MOSFETなどの半導体素子で構成され、その半導体素子を飽和領域で使用し、その半導体素子をPWM信号でスイッチング駆動することにより、電力損失を小さくしつつ、第二の負荷回路に流れる電流の平均値を制御することができる。
上記定電流回路110は、上記トランスT60の一次巻線L63から二次巻線L61へ電力を供給し、直列負荷回路に印加する電圧を生成できる。
上記定電流回路110は、電流検出回路112が検出する電流が所望の電流値(第一の駆動電流)となるよう、電圧生成回路111を制御回路114が制御することで、定電流回路110は直列負荷回路を定電流駆動することができる。
上記定電流回路110は、スイッチング周波数がPWM信号のキャリア周波数より高いので、PWM信号のオンオフ割合に追従して、電圧生成回路111の出力電圧を変化させることで、直列負荷回路へ定電流を常に流すことが可能になる。よって、各発光素子ユニットを所望の明るさで発光させることができる。
照明装置800は、上記電源回路100を使用し、一つの電源で、駆動電流の異なる複数の発光素子ユニットを、同時に、各々異なる駆動電流で発光させることができる。
実施の形態2について、図4を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
電源回路100は、実施の形態1で説明した構成に加えて、更に、電圧検出回路113を有する。
電圧検出回路113は、例えば、抵抗R31であり、両端電圧と相関した電流が流れる。電圧検出回路113の電圧電流特性は、抵抗のように、両端電圧に比例した電流が流れるものであってもよいし、両端電圧が所定の閾値以下の場合は、ほとんど電流が流れず、両端電圧が閾値を超えた場合に、電流が流れる特性であってもよい。電圧検出回路113を流れる電流を、電圧検出電流と呼ぶ。
すなわち、制御回路114は、電圧検出回路113が検出した電圧が所定の電圧値以下となる範囲内で、電流検出回路112が検出した電流が所定の電流値となるよう、電圧生成回路111を制御する。
上記電圧生成回路111は、上記直列負荷回路に対して印加する電圧を生成する。
上記電流検出回路112は、上記第一の負荷回路(発光素子ユニット851)、及び、上記第二の負荷回路(発光素子ユニット852)のうちのいずれかを電流検出対象回路とし、上記電流検出対象回路を流れる電流を検出する。
上記電圧検出回路113は、上記第一の負荷回路(発光素子ユニット851)、及び、上記第二の負荷回路(発光素子ユニット852)、及び、上記直列負荷回路のうちのいずれかを電圧検出対象回路とし、上記電圧検出対象回路の両端に発生する電圧を検出する。
上記制御回路114は、上記電圧検出回路113が検出した電圧が所定の電圧値以下となる範囲内で、上記電流検出回路112が検出した電流が所定の電流値となるよう、上記電圧生成回路111を制御する。
Claims (7)
- 第一の駆動電流で動作する第一の負荷回路と、上記第一の駆動電流より小さい第二の駆動電流で動作する第二の負荷回路とに対して電力を供給する電源回路において、
定電流回路と、電流迂回回路とを有し、
上記定電流回路は、上記第一の負荷回路と上記第二の負荷回路とを直列に電気接続した直列負荷回路に対して、上記第一の駆動電流を供給し、
上記電流迂回回路は、上記第二の負荷回路を流れる電流を迂回させる電流迂回期間を設けることにより、上記第二の負荷回路を流れる電流の平均値を削減することを特徴とする電源回路。 - 上記電流迂回回路は、上記第二の負荷回路と並列に電気接続するスイッチを有し、
上記スイッチは、所定の周期で開閉を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の電源回路。 - 上記スイッチは、電界効果トランジスタと、半導体素子とのうちいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の電源回路。
- 上記電流迂回回路は、更に、所定のデューティ比を有するパルス幅変調信号を生成する矩形波生成回路を有し、
上記スイッチは、上記矩形波生成回路が生成したパルス幅変調信号にしたがって開閉することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電源回路。 - 上記定電流回路は、スイッチング電源回路を有し、
上記矩形波生成回路は、上記スイッチング電源回路の動作周波数よりも低い周波数を有するパルス幅変調信号を生成することを特徴とする請求項4に記載の電源回路。 - 上記定電流回路は、電圧生成回路と、電流検出回路と、制御回路とを有し、
上記電圧生成回路は、上記直列負荷回路に印加する電圧を生成し、
上記電流検出回路は、上記直列負荷回路及び上記第一の負荷回路のうちいずれかを流れる電流を検出し、
上記制御回路は、上記電流検出回路が検出した電流が所定の電流値となるよう、上記電圧生成回路が生成する電圧を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電源回路。 - 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電源回路と、第一の発光素子ユニットと、第二の発光素子ユニットとを有し、
上記第一の発光素子ユニットは、一または直列に電気接続された複数の第一の発光素子を有し、上記第一の負荷回路として上記電源回路に電気接続され、
上記第一の発光素子は、上記第一の駆動電流により発光し、
上記第二の発光素子ユニットは、一または直列に電気接続された複数の第二の発光素子を有し、上記第二の負荷回路として上記電源回路に電気接続され、
上記第二の発光素子は、上記第二の駆動電流により発光することを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009103692A JP2010257026A (ja) | 2009-04-22 | 2009-04-22 | 電源回路及び照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009103692A JP2010257026A (ja) | 2009-04-22 | 2009-04-22 | 電源回路及び照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010257026A true JP2010257026A (ja) | 2010-11-11 |
Family
ID=43317901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009103692A Pending JP2010257026A (ja) | 2009-04-22 | 2009-04-22 | 電源回路及び照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010257026A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012134691A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Panasonic Corp | 照明光通信装置 |
JP2013026692A (ja) * | 2011-07-15 | 2013-02-04 | Panasonic Corp | 照明光通信装置及びそれを用いた照明器具、並びに照明システム |
JP2016534502A (ja) * | 2013-10-24 | 2016-11-04 | オスラム・シルバニア・インコーポレイテッド | 照明システムのための電力線通信 |
JP2016201514A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 新日本無線株式会社 | Led駆動回路およびled駆動方法 |
JP2020187954A (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | 本田技研工業株式会社 | 光源点灯装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0962385A (ja) * | 1995-08-29 | 1997-03-07 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 電流制御回路 |
JP2002244103A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Hitachi Metals Ltd | 液晶バックライト駆動回路 |
JP2004233714A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | Led照明装置 |
JP2005310997A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Sony Corp | Led駆動装置、バックライト光源装置及びカラー液晶表示装置 |
WO2007069200A1 (en) * | 2005-12-13 | 2007-06-21 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Led lighting device |
-
2009
- 2009-04-22 JP JP2009103692A patent/JP2010257026A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0962385A (ja) * | 1995-08-29 | 1997-03-07 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 電流制御回路 |
JP2002244103A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Hitachi Metals Ltd | 液晶バックライト駆動回路 |
JP2004233714A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | Led照明装置 |
JP2005310997A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Sony Corp | Led駆動装置、バックライト光源装置及びカラー液晶表示装置 |
WO2007069200A1 (en) * | 2005-12-13 | 2007-06-21 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Led lighting device |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012134691A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Panasonic Corp | 照明光通信装置 |
JP2013026692A (ja) * | 2011-07-15 | 2013-02-04 | Panasonic Corp | 照明光通信装置及びそれを用いた照明器具、並びに照明システム |
JP2016534502A (ja) * | 2013-10-24 | 2016-11-04 | オスラム・シルバニア・インコーポレイテッド | 照明システムのための電力線通信 |
JP2016201514A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 新日本無線株式会社 | Led駆動回路およびled駆動方法 |
JP2020187954A (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | 本田技研工業株式会社 | 光源点灯装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4680306B2 (ja) | 電源回路及び照明装置 | |
US9699844B2 (en) | Multichannel constant current LED driving circuit, driving method and LED driving power | |
JP5089193B2 (ja) | 発光装置 | |
JP5981337B2 (ja) | 低コストの電力供給回路及び方法 | |
US8653739B2 (en) | Circuit for operating light emitting diodes (LEDs) | |
TWI454177B (zh) | 發光二極體驅動電路及用以控制功率開關之電路 | |
JP4726609B2 (ja) | 発光ダイオード駆動装置および発光ダイオード駆動用半導体装置 | |
JP5132749B2 (ja) | 光源点灯装置及び照明器具 | |
US20130127356A1 (en) | Led driving power supply apparatus and led lighting apparatus | |
JP6646654B2 (ja) | Led調光器回路及び方法 | |
TW201315105A (zh) | 使用與開關串聯之負載的偏壓電壓產生技術 | |
US9226353B2 (en) | Lighting device for semiconductor light emitting elements and illumination apparatus including same | |
US10243473B1 (en) | Gate drive IC with adaptive operating mode | |
JP5225135B2 (ja) | 電源回路及び照明装置 | |
US10880964B2 (en) | Method and apparatus for driving an LED | |
JP2009289940A (ja) | 発光装置及び照明装置 | |
JP2010257026A (ja) | 電源回路及び照明装置 | |
Chung et al. | Low-cost drive circuit for AC-direct LED lamps | |
JP5289084B2 (ja) | 電源回路及び照明装置 | |
US20160150611A1 (en) | Lighting device and lighting fixture using same | |
CN107409460A (zh) | 双控led驱动器 | |
US20120235596A1 (en) | Led drivers with audible noise elimination and associated methods | |
US20170142788A1 (en) | Illumination device | |
US9287775B2 (en) | Power supply device and lighting device | |
JP2018073702A (ja) | 照明装置および照明器具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111010 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20121207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130321 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130326 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130716 |