JP2000262049A - 航空障害灯の駆動装置 - Google Patents

航空障害灯の駆動装置

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JP2000262049A
JP2000262049A JP5784299A JP5784299A JP2000262049A JP 2000262049 A JP2000262049 A JP 2000262049A JP 5784299 A JP5784299 A JP 5784299A JP 5784299 A JP5784299 A JP 5784299A JP 2000262049 A JP2000262049 A JP 2000262049A
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fet
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light emitting
aviation
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Tomio Suzuki
富雄 鈴木
Noriaki Tanaka
典明 田中
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 航空障害灯の発光素子の温度を抑えて発光素
子の寿命を十分に延ばすとともに、航空障害灯の小型化
及び軽量化を図る。 【解決手段】 商用電源40からの交流は、整流回路4
1により全波整流される。この全波整流された交流は、
FET42によりスイッチングされる。FET42を通
過した電流が平滑回路43によって平滑される。この平
滑化された電流が、LED4に流れる。LED4に流れ
る電流が抵抗器44によって検出される。この検出信号
に基づいて、制御信号発生回路45は、LED4に流れ
る電流が略々所定電流となるように、FET42に前記
制御信号を供給する。FETのスイッチング動作による
ため、駆動装置の発熱量が低減され、それによりLED
4の温度を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空障害灯の駆動
装置に関し、特に、多数の発光素子を光源とする航空障
害灯の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば実開平4−102113号公報に
開示されたように、筒状部を有し熱伝導性を持った基体
と、前記筒状部の外周に取り付けられた多数のLED
と、これらの多数のLEDをカバーするように設けられ
たグローブとを備えた航空障害灯が知られている。な
お、航空障害灯は、航空機に対して障害物の存在を知ら
せるため、高層ビルやタワーなどの建造物等に設置され
る灯器である。
【0003】このような航空障害灯では、十分な輝度を
確保するため、非常に多くのLEDが用いられている。
そして、従来の航空障害灯では、通常、LEDに流れる
電流を制限する電流制限抵抗器が前記多数のLEDのう
ちの各グループのLEDに対して1つずつ設けられ、同
一グループの所定数のLEDとこれに対応する電流制限
抵抗器とからなる直列回路がそれぞれ構成されている。
また、従来の航空障害灯では、商用電源等から入力され
た交流を全波整流する全波整流回路と、この全波整流回
路にて整流された交流を直接に平滑するコンデンサ等の
平滑回路とから構成された駆動装置が、用いられてい
る。そして、この平滑回路の2つの出力部間に、前記複
数の直列回路がそれぞれ接続されている。
【0004】このような航空障害灯では、非常に多くの
LEDが用いられていることから、既に知られているよ
うに、LED自体から発生する熱や電流制限抵抗器から
発生する熱によってLEDが加熱されてしまい、LED
の寿命が低下してしまう。そこで、従来から、外気を導
入して冷却を行う冷却構造や放熱フィンを利用した冷却
構造などが採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の航空障害灯では、放熱構造を改良してそ
の放熱効率を上げようとしても限界があるため、LED
の温度を十分に抑えることは困難であり、そのため、L
EDの寿命を十分に延ばすことが困難であった。また、
放熱構造の放熱効率を上げようとすると放熱構造の重量
が増大し、航空障害灯全体の重量が増大し、高所へ設置
する際などの取り扱いが困難であった。
【0006】また、前記従来の航空障害灯では、全波整
流回路にて整流された交流を直接に平滑するコンデンサ
等の平滑回路が用いられていたので、当該コンデンサ等
として容量の大きいものを使用せざるを得ず、当該コン
デンサ等が大型となり、ひいては当該航空障害灯の大型
化を招いていた。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、発光素子の温度を抑えて発光素子の寿命を十
分に延ばすことができるとともに、航空障害灯の小型化
及び軽量化を図ることができる航空障害灯の駆動装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による航空障害灯の駆動装置
は、多数の発光素子を備えた航空障害灯の駆動装置にお
いて、入力された交流を全波整流又は半波整流する整流
回路と、前記整流回路により整流された交流を制御信号
に応じてスイッチングする半導体スイッチング素子と、
前記半導体スイッチング素子の導通時に当該半導体スイ
ッチング素子を通過する電流を平滑化して前記発光素子
に流す平滑回路と、前記発光素子に流れる電流を検出す
る電流検出部と、前記電流検出部からの検出信号に基づ
いて、前記発光素子に流れる電流が略々所定電流となる
ように、前記半導体スイッチング素子に前記制御信号を
供給する制御信号発生回路と、を備えたものである。
【0009】この第1の態様によれば、整流回路により
全波整流又は半波整流された交流が半導体スイッチング
素子によりスイッチングされ、半導体スイッチング素子
を通過した電流が平滑回路によって平滑され、この平滑
化された電流が発光素子に流れる。そして、発光素子に
流れる電流が電流検出部によって検出され、この検出信
号に基づいて制御信号発生回路から発せられる制御信号
によって、半導体スイッチング素子がスイッチング動作
を行うので、発光素子に流れる電流が略々所定電流とな
る。
【0010】このように、前記第1の態様によれば、整
流回路の出力を直接に平滑して発光素子に電流を流すわ
けではなく、半導体スイッチング素子のスイッチング動
作によって発光素子に流れる電流を略々所定電流として
いるので、従来に比べて、無駄な電力の消費がなくなっ
て発熱量を大幅に低減することができる。このため、航
空障害灯の放熱構造の重量を増大させることなく、発光
素子の温度を抑えて、発光素子の寿命を十分に延ばすこ
とができる。
【0011】この第1の態様においても平滑回路が用い
られているが、この平滑回路は、整流回路の出力を直接
に平滑するのではなく、半導体スイッチング素子を通過
した電流を平滑する。したがって、前記第1の態様で
は、当該平滑回路をコンデンサ等を用いて構成する場合
であっても、従来の航空障害灯の駆動装置で用いられて
いた平滑回路を構成するコンデンサに比べて、容量の小
さいものを用いることができる。このため、前記第1の
態様によれば、平滑回路を小型化することができ、ひい
ては、航空障害灯を小型化することができる。
【0012】本発明の第2の態様による航空障害灯の駆
動装置は、前記第1の態様による駆動装置において、前
記平滑回路は、前記半導体スイッチング素子の導通時に
当該半導体スイッチング素子を通過する電流を、トラン
スを介在させることなく、平滑化して前記発光素子に流
すものである。
【0013】前記第1の態様では、半導体スイッチング
素子と平滑回路との間にトランスを介在させてもよい
が、この第2の態様のようにトランスを介在させなけれ
ば、航空障害灯をより小型化することができ、好まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る航空障害灯の駆動装置について、図1乃至図3を参照
して説明する。
【0015】図1は、本実施の形態による駆動装置を示
す電気回路図である。図2はこの駆動装置の各部の波形
を示す図である。図3はこの駆動装置を搭載した航空障
害灯1の一例を示す左側部分を切り欠いた概略正面図で
ある。
【0016】まず、この航空障害灯1について、図3を
参照して説明する。
【0017】この航空障害灯1は、筒状部3を有し熱伝
導性を持った基体2と、筒状部3の外周に取り付けられ
た多数の発光素子としてのLED4と、これらのLED
4をカバーするように設けられたグローブ5と、図1に
示す本実施の形態による駆動装置とを備えている。
【0018】本実施の形態では、基体2は金属材料で構
成されている。基体2の一部を構成する筒状部3は、上
方向に向かってやや先細りの円筒状に構成されている。
基体2は、筒状部3の他に、筒状部3の下部に形成され
たフランジ部7と、フランジ部7から下方に突出するよ
うに形成された放熱フィン8と、筒状部3の内部の空間
Aを外部から画成するように筒状部3の上端部に連続し
て形成された放熱体9と、を有している。放熱フィン8
は、円周方向に断続的に設けられるとともに径方向に間
隔あけて2列設けられている。筒状部3の上端部と連続
する放熱体9の下端部付近にグローブ5の上側水平部が
係止する段部が形成されている。放熱体9は、中空に構
成され、後述する支持棒12の上端部が挿通される挿通
穴以外は頂部が閉塞された筒状に構成されている。放熱
体9の下端部付近の外周には後述するナット13が螺合
される雄ねじ部9aが形成されている。
【0019】上下に並んだ1列又は複数列のLED4が
上下方向に長く延びた帯状のアルミ基板等の熱伝導性を
有する各基板10上に搭載され、この基板10が筒状部
3の円周方向に渡って所定数並設されている。基板10
はねじ11により筒状部3に固定されている。
【0020】グローブ5は、例えば赤色透明部材からな
り、上方向に向かってやや先細りで基体2の筒状部3よ
り径の大きい円筒状部と、該円筒状部の下端部に形成さ
れたフランジ部と、前記円筒状部の上端から内側に向か
う上側水平部とを有している。この上側水平部には放熱
体9が挿通される挿通穴が形成され、前述したように、
該上側水平部が基体2の筒状部3の上端付近の段部に係
止されている。グローブ5の上側水平部は、放熱体9の
雄ねじ部9aにナット13が螺合されることによって、
ナット13と前記段部との間に挟持されている。また、
グローブ5の下端部のフランジ部は、当該フランジ部を
挿通して基体2のフランジ部7にねじ止めされた(その
ねじは図示せず)リング状の押さえ板16によって、基
体2のフランジ部に固定されている。もっとも、ナット
13によりグローブ5が下方に押しつけられることによ
って、グローブ5の下端部のフランジ部が基体2のフラ
ンジ部に押しつけられるので、押さえ板16は必ずしも
必要ではない。グローブ5と基体2との間は、Oリング
14,15により水密に保たれている。
【0021】基体2の筒状部3の下方には、基体2を支
持する支持体17が設けられている。支持体17は、金
属材料(熱伝導性材料)で一体に構成されており、上側
に開口したカップ状の上側支持体18と、図1中の紙面
手前側に外部に開口した空間Bを内部に有する四角柱状
の下側支持体19とを有している。空間Bの開口は、ね
じ25にて固定された閉塞板26及び図示しないパッキ
ンによって水密に閉塞されている。上側支持体18の上
側のフランジ部と基体2の下側のフランジ部7とが、図
示しないねじによって固定されている。これらの間は、
リング状のパッキン24により水密に保たれている。
【0022】下側支持体19の下部にはフランジ部20
が形成され、フランジ部20にボルト挿通穴21が形成
されており、航空障害灯1の取り付け場所の台座などに
固定することができるようになっている。上側に開口し
たカップ状の上側支持体18の内側の空間Cと前記空間
Bとは、連通穴22にて連通されている。また、空間B
は、連通穴23を介して、下側支持体19の下面から外
部に連通している。
【0023】後述する電流制限抵抗器6は、アルミ基板
等の熱伝導性を有する基板27の上部に搭載され、この
基板27が基体2の筒状部3の内側の空間Aにおける上
方位置に配設されている。基板27は、それぞれ金属材
料からなるスペーサ28、集熱板29及び前記支持棒1
2を介して、放熱体9に支持されている。集熱板29
は、電流制限抵抗器6の上方に電流制限抵抗器6と近接
して配置されている。なお、支持棒12の上端部付近に
は雄ねじ部が形成されており、ここにナット30が螺合
されることによって、支持棒12の上端部が放熱体9に
固定されている。本例では、このように電流制限抵抗器
6が配置されているので、電流制限抵抗器6からの発熱
によってLED4の雰囲気が加熱されることがなくな
り、好ましい。もっとも、電流制限抵抗器6は、グロー
ブ5と基体2との間の空間Dにおける下方位置などに配
設してもよい。
【0024】グローブ5と基体2との間の空間Dにおけ
る下方位置にはLED4の配線を中継する部品を搭載し
た中継基板31が設けられている。また、前記空間Cに
は、後述する本実施の形態による図1に示す駆動装置
(その部品は図示せず)を搭載した回路基板32が設け
られている。さらに、前記空間Bには、端子台33が設
けられている。そして、基体2の筒状部3の下方の所定
箇所には、空間Aと空間Dとの間を連通させて電線を挿
通させるための配線用長穴34が形成されている。
【0025】図面には示していないが、外部から連通穴
23を挿通して電源線が端子台33に接続され、端子台
33と回路基板32との間が電線で接続され、基板10
と中継基板31との間が電線で接続され、中継基板31
と基板27との間及び中継基板31と回路基板32との
間がそれぞれ前記長穴34を経由した電線で接続され、
基板27と基板32との間が電線で接続されている。こ
れによって、図1に示す駆動装置の電気回路が構成さ
れ、電流制限抵抗器6を介して所定電流がLED4に流
れることによってLED4が点灯するようになってい
る。
【0026】次に、本実施の形態による駆動装置につい
て、図1及び図2を参照して説明する。この駆動装置
は、商用電源40から入力された交流を全波整流する全
波整流回路41と、全波整流回路41により整流された
交流を制御信号に応じてスイッチングする半導体スイッ
チング素子としてのFET42と、FET42の導通時
にFET42を通過する電流を平滑化してLED4に流
す平滑回路43と、LED4に流れる電流を検出する電
流検出部としての抵抗器44と、抵抗器44からの検出
信号に基づいて、LED4に流れる電流が略々所定電流
となるように、FET42に前記制御信号を供給する制
御信号発生回路45と、を備えている。
【0027】全波整流回路41は、4つのダイオード4
1a〜41dで構成され、2つの交流入力部41A,4
1B間に商用電源40が接続され、基準側の整流出力部
41Cが接地ラインに接続され、この接地ラインと正側
の整流出力部41Dとの間に全波整流された交流が出力
される。接地ラインと整流出力部41Dとの間の電圧V
1の波形を図2(a)に示す。なお、本発明では、全波
整流回路41に代えて半波整流回路を用いてもよい。整
流出力部41Dには、FET42のドレインが接続され
ている。本発明では、FET42に代えて、他のトラン
ジスタやサイリスタ等の種々の半導体スイッチング素子
を用いてもよい。
【0028】本実施の形態では、平滑回路43は、FE
T42のソースと接地ラインとの間に直列接続されたコ
イル46及びコンデンサ47で構成されている。なお、
平滑回路43がこのような構成に限定されるものではな
いことは、言うまでもない。LED4は所定数ずつのグ
ループに分けられ、前記電流制限抵抗器26が各グルー
プのLED4に対して1つずつ設けられ、同一グループ
の所定数のLED4とこれに対応する電流制限抵抗器2
6とからなる直列回路がそれぞれ、コイル46及びコン
デンサ47間の接続中点と抵抗器44の一端との間に接
続されている。抵抗器44の他端は、接地ラインに接続
されている。
【0029】したがって、出力平滑回路43により平滑
された電流が、各グループのLED4に流れ、更に抵抗
器26,44を経て接地ラインに流れることとなる。こ
のため、抵抗器44の両端の電圧V2は、LED4に流
れる電流を示すこととなり、LED4に流れる電流の検
出信号となっている。
【0030】本実施の形態では、制御信号発生回路45
は、制御IC50と、その外付け部品であるダイオード
51、抵抗器52〜54及びコンデンサ55,56とを
有している。ダイオード51、抵抗器52及びコンデン
サ55は、整流出力部41Dと接地ラインとの間に直列
接続されている。抵抗52とコンデンサ55との間の接
続中点が制御IC50の電源入力端子61に接続され、
全波整流された交流がコンデンサ55によりある程度整
流されて電源入力端子61へ供給されるようになってい
る。制御IC50の接地端子62は接地ラインに接続さ
れている。
【0031】制御IC50の端子63,64と接地ライ
ンとの間には、抵抗器54及びコンデンサ56がそれぞ
れ接続されている。制御IC50の制御信号出力端子6
5には、抵抗器53を介してFET42のゲートに接続
されている。制御IC50の電流検出信号入力端子66
は、電流制限抵抗器26,44間の接続中点に接続され
ている。
【0032】ここで、制御IC50は、バイアス回路7
1と、発振器72と、PWM比較器73と、コンパレー
タ74と、RSフリップフロップ75と、端子61に入
力された電圧が低電圧である場合に誤動作を防止する誤
動作防止回路76と、排他的論理和77と、FET駆動
回路80とを、内部に有している。FET駆動回路80
は、トランジスタ81〜84及び抵抗器85で構成さ
れ、いわゆるトーテムポール接続になっている。
【0033】バイアス回路71は各部に所定のバイアス
電圧を供給するが、端子61に入力された電圧が所定の
低電圧より低い場合に誤動作防止回路76から入力され
る信号によって、バイアス電圧の供給を停止する。図1
中、78,79は、バイアス回路71により供給される
所定レベルのバイアス電圧を示す。
【0034】発振器72は、抵抗器54及びコンデンサ
56で定まる周波数で発振して三角波を発生し、この三
角波をPWM比較器73の入力端子に供給する。また、
発振器72は、発振周波数を確認できる信号をRSフリ
ップフロップ75のリセット入力端子に供給する。PW
M比較器73は、発振器出力を所定レベル電圧78と比
較して、発振器出力と同一の周波数を有するとともに所
定のパルス幅を有するパルスを出力し、このパルスをゲ
ート77に供給する。ゲート77は、このパルスを基本
的に通過させてFET駆動回路80に入力する。ゲート
77からのパルスはFET42の導通タイミングを定め
る。すなわち、FET駆動回路80は、ゲート77から
のパルスに従ったパルス(FET42の制御信号)をF
ET42のゲートに与えて、FET42を導通させる。
【0035】コンパレータ74は、端子66への入力電
圧(抵抗器44の両端の電圧V2、すなわち、LED4
に流れる電流の検出信号)が所定レベル電圧79と比較
して、その大小によりセット信号を出力し、これをRS
フリップフロップ75のセット入力端子に供給する。R
Sフリップフロップ75の出力は、ゲート77に入力さ
れる。これにより、PWM比較器73から出力されるパ
ルスについて、1パルスずつLED4に流れる電流が所
定レベル以上か否かが判別され、当該電流が所定レベル
以上であれば、当該パルスがゲート77からFET駆動
回路80に入力されずに欠落されることとなる。なお、
誤動作防止回路76からの信号もゲート77に入力さ
れ、端子61に入力された電圧が所定の低電圧より低い
場合には、パルスがゲート77からFET駆動回路80
に入力されずに欠落されるようになっている。
【0036】以上の説明からわかるように、FET42
は、基本的には、所定周波数及び所定パルス幅でオン・
オフを繰り返すが、LED4に流れる電流が所定レベル
以上になったときはそのオンパルスが欠落されることと
なる。FET42のオンオフの様子の一例を図2(b)
に示す。なお、図2(b)では、図面表記の便宜上、オ
ン期間の中心で縦線を引いており、オン期間(パルス
幅)は示していない。図2(b)からわかるように、電
圧V1が高いほどFET42がオンする頻度が少なく、
電圧V1が低いほどFET42がオンする頻度が多くな
る。
【0037】FET42がこのようなスイッチング動作
を行う結果、LED4に流れる電流は、略々所定電流と
なる。抵抗器44の両端の電圧V2(LED4に流れる
電流の検出信号)の一例を図2(c)に示す。
【0038】なお、制御IC50としては、例えば、前
述したような内部回路を有する富士電機株式会社製の
「FA5310P」と称するICを用いることができ
る。
【0039】本実施の形態によれば、全波整流回路41
により全波整流された交流がFET42によりスイッチ
ングされ、FET42を通過した電流が平滑回路43に
よって平滑され、この平滑化された電流がLED4に流
れる。そして、LED4に流れる電流が抵抗器44によ
って検出され、この検出信号に基づいて制御信号発生回
路45から発せられる制御信号によって、FET42が
スイッチング動作を行うので、LED4に流れる電流が
略々所定電流となる。
【0040】このように、本実施の形態によれば、全波
整流回路41の出力を直接に平滑してLED4に電流を
流すわけではなく、FET42のスイッチング動作によ
ってLED4に流れる電流を略々所定電流としているの
で、従来に比べて、無駄な電力の消費がなくなって発熱
量を大幅に低減することができる。このため、航空障害
灯の放熱構造の重量を増大させることなく、LED4の
温度を抑えて、LED4の寿命を十分に延ばすことがで
きる。
【0041】本実施の形態においても平滑回路43が用
いられているが、この平滑回路43は、整流回路41の
出力を直接に平滑するのではなく、FET42を通過し
た電流を平滑する。したがって、平滑回路43がコンデ
ンサ47を用いて構成されているが、従来の航空障害灯
の駆動装置で用いられていた平滑回路を構成するコンデ
ンサに比べて、容量の小さいものを用いることができ
る。このため、本実施の形態によれば、平滑回路43を
小型化することができ、ひいては、航空障害灯1を更に
小型化することができる。
【0042】また、本実施の形態では、FET42と平
滑回路43との間にトランスが介在していないので、駆
動装置の小型化を図ることができ、ひいては、航空障害
灯1を小型化することができる。もっとも、本発明で
は、FET42と平滑回路43との間にトランスを介在
させてもよい。
【0043】ところで、本実施の形態においても、従来
と同様に、LED4に流れる電流を制限する電流制限抵
抗器26が用いられているが、本実施の形態では、FE
T42のスイッチング動作と平滑回路によって電流が略
々所定電流とされているので、電流制限抵抗器26は、
所定数のLED4の直列回路の順方向電圧の、各グルー
プ間でのばらつきを補償できればよく、その抵抗値及び
電力値を十分に小さくできる。したがって、電流制限抵
抗器26での発熱量は従来に比べて大幅に低減されるこ
とになる。なお、電流検出部としての抵抗器44の抵抗
値も十分に小さくできることは、言うまでもない。
【0044】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0045】例えば、本発明では、LED4に代えて他
の発光素子を用いてもよいし、前記電流検出部も抵抗器
44に限定されるものではないし、制御信号発生回路4
5の構成も前述した構成に限定されるものではない。
【0046】また、本発明による駆動装置が搭載される
航空障害灯は、前述した図3に示す航空障害灯1に限定
されるものではなく、本発明は他の種々の航空障害灯に
用いることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
航空障害灯の発光素子の温度を抑えて発光素子の寿命を
十分に延ばすことができるとともに、航空障害灯の小型
化及び軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による航空障害灯の駆動
装置を示す電気回路図である。
【図2】図1に示す駆動装置の各部の波形を示す図であ
る。
【図3】図1に示す駆動装置を搭載した航空障害灯の一
例を示す左側部分を切り欠いた概略正面図である。
【符号の説明】
1 航空障害灯 4 LED(発光素子) 6 電流制限抵抗器 41 全波整流回路 42 FET(半導体スイッチング素子) 43 平滑回路 44 抵抗器(電流検出部) 45 制御信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA43 AA87 AB01 BA09 CG02 CJ17 5H006 BB07 CA02 CA07 CB01 CB08 CC08 DA02 DB03 DC02 FA02 5H730 AA15 AA20 AS11 BB13 CC01 DD04 DD28 EE59 FD31 FG05 VV01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の発光素子を備えた航空障害灯の駆
    動装置において、 入力された交流を全波整流又は半波整流する整流回路
    と、 前記整流回路により整流された交流を制御信号に応じて
    スイッチングする半導体スイッチング素子と、 前記半導体スイッチング素子の導通時に当該半導体スイ
    ッチング素子を通過する電流を平滑化して前記発光素子
    に流す平滑回路と、 前記発光素子に流れる電流を検出する電流検出部と、 前記電流検出部からの検出信号に基づいて、前記発光素
    子に流れる電流が略々所定電流となるように、前記半導
    体スイッチング素子に前記制御信号を供給する制御信号
    発生回路と、 を備えたことを特徴とする航空障害灯の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記平滑回路は、前記半導体スイッチン
    グ素子の導通時に当該半導体スイッチング素子を通過す
    る電流を、トランスを介在させることなく、平滑化して
    前記発光素子に流すことを特徴とする請求項1記載の航
    空障害灯の駆動装置。
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