JP5048265B2 - 燃料供給モジュール - Google Patents

燃料供給モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP5048265B2
JP5048265B2 JP2006117497A JP2006117497A JP5048265B2 JP 5048265 B2 JP5048265 B2 JP 5048265B2 JP 2006117497 A JP2006117497 A JP 2006117497A JP 2006117497 A JP2006117497 A JP 2006117497A JP 5048265 B2 JP5048265 B2 JP 5048265B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
pressure
valve
pressure regulation
electric pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006117497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007291863A (ja
JP2007291863A5 (ja
Inventor
潤一 下川
基弘 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keihin Corp filed Critical Keihin Corp
Priority to JP2006117497A priority Critical patent/JP5048265B2/ja
Publication of JP2007291863A publication Critical patent/JP2007291863A/ja
Publication of JP2007291863A5 publication Critical patent/JP2007291863A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5048265B2 publication Critical patent/JP5048265B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

本発明は、主としてエンジンの燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給モジュールに関し、特に、燃料タンクの取り付け壁に取り付けられて外側に燃料取り出し管を突出させる取り付けベース部材と、この取り付けベース部材に支持されて燃料タンク内に収容され、燃料タンク内の燃料を汲み上げて前記燃料取り出し管に送る電動ポンプと、この電動ポンプの吐出燃料の一部を燃料タンク内に還流させてその吐出圧力を調整すべく前記取り付けベース部材に設けられるレギュレータ弁とを備える燃料供給モジュールの改良に関する。
かゝる燃料供給モジュールは、下記特許文献1に開示されるように既に知られている。
特開2004−138004号公報
従来のかゝる燃料供給モジュールでは、レギュレータ弁に構造上の故障がないにも拘らず、レギュレータ弁が的確に作動しないことがあり、本発明者等は、その原因が、電動ポンプの吐出圧力が脈動したとき、その影響でレギュレータ弁の弁体が振動することにあることを究明した。
本発明は、かゝる究明に基づいてなされたもので、電動ポンプの吐出圧力が脈動しても、その脈動を極力減衰して、レギュレータ弁の調圧機能に支障を与えず、燃料取り出し管から取り出される燃料圧力を所定値に安定させることを可能にした前記燃料供給モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料タンクの取り付け壁に取り付けられて外側に燃料取り出し管を突出させる取り付けベース部材と、この取り付けベース部材に支持されて燃料タンク内に収容され、燃料タンク内の燃料を汲み上げて前記燃料取り出し管に送る電動ポンプと、この電動ポンプの吐出燃料の一部を燃料タンク内に還流させてその吐出圧力を調整するレギュレータ弁とを備える燃料供給モジュールであって、前記電動ポンプの吐出側と前記燃料取り出し管との間を連通する燃料通路の途中から分岐して燃料タンク内に開放される調圧路を前記取り付けベース部材に形成し、この調圧路に設けた前記レギュレータ弁が、前記電動ポンプの吐出圧力を開弁方向圧力として直接受けるボール型の弁体と、この弁体に対し閉弁方向に所定のセット荷重をもって付勢する調圧ばねとを備えていて、前記吐出圧力が所定値を超えると、その吐出圧力により開弁方向に押された該弁体が前記セット荷重に抗して開弁動作するようにしたものにおいて、前記調圧路を、燃料通路に連なる調圧路上流部と、レギュレータ弁が設けられる調圧路下流部とで構成すると共に、これら調圧路上流部と調圧路下流部との間には、該調圧路上流部及び該調圧路下流部の各通路断面積よりも小さい通路断面積を有してその間を連通させる絞り状連通部より構成されていて、前記燃料通路から前記調圧路に流入して前記レギュレータ弁へ向かう燃料の流れに抵抗を与えることで前記電動ポンプの吐出圧力の脈動を減衰する動減衰手段を設けたことを第1の特徴とする。
さらにまた本発明は、第1の特徴に加えて、前記調圧路を、前記燃料通路に連なる水平方向の調圧路上流部と、前記レギュレータ弁が設けられる鉛直方向の調圧路下流部とで構成すると共に、これら調圧路上流部及び調圧路下流部を、その間に記絞り状連通部が形成されるよう相互に偏心して配置したことを第2の特徴とする。
本発明の第1,第2の各特徴によれば、電動ポンプの吐出側と燃料取り出し管との間を連通する燃料通路の途中から分岐して燃料タンク内に開放される調圧路にギュレータ弁を設けたものにおいて、その調圧路を、燃料通路に連なる調圧路上流部と、レギュレータ弁が設けられる調圧路下流部とで構成すると共に、これら調圧路上流部と調圧路下流部との間には、該調圧路上流部及び該調圧路下流部の各通路断面積よりも小さい通路断面積を有してその間を連通させる絞り状連通部よりなる脈動減衰手段を設けたので、電動ポンプから燃料通路への燃料の吐出中に、その吐出圧力が脈動すると、その脈動はレギュレータ弁側に向かうが、レギュレータ弁に到達する前に、それを上記絞り状連通部よりなる脈動減衰手段により減衰することができ、その結果、電動ポンプの吐出圧力の脈動に起因するレギュレータ弁の弁体の振動を防いで、レギュレータ弁の適正な調圧機能を確保することができる。
また特に本発明の第2の特徴によれば、電動ポンプの吐出圧力の脈動減衰を、水平方向の調圧路上流部と、鉛直方向の調圧路下流部とを、その間に絞り状連通部が形成されるよう相互に偏心して配置するという、極めて簡単な減衰手段で達成することができるので、部品点数の増加もなく、燃料供給モジュールのコストアップを招かずに済む。
本発明の実施の形態を、添付図面に示す参考例および本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は第1参考例に係る燃料供給モジュールの斜視図、図2は同燃料供給モジュールを燃料タンクへの取り付け状態で示す縦断面図、図3は本発明の第2参考例に係る燃料供給モジュールの要部縦断面図、図4は第3参考例に係る燃料供給モジュールの要部縦断面図、図5は図4の5−5線断面図、図6は第4参考例に係る燃料供給モジュールの要部縦断面図、図7は本発明の実施例を示す、図2の7−7線断面図である。
先ず、図1及び図2に示す第1参考例より説明する。
自動二輪車等の車両に搭載される燃料タンクTの天井壁1には、燃料タンクT内の燃料をエンジンの燃料噴射弁Iに供給する本発明の燃料供給モジュールMが取り付けられる。
燃料供給モジュールMは、取り付けベース部材2と、この取り付けベース部材2の直下に、軸方向を上下に向けて配置される電動ポンプEpと、取り付けベース部材2に一体に形成される上部ポンプホルダ3Aと、この上部ポンプホルダ3Aに着脱可能に結合されると共に、この取り付けベース部材2と協働して電動ポンプEpを収容、保持する下部ポンプホルダ3Bと、電動ポンプEpの下端に取り付けられる燃料ストレーナ4とを備えている。
燃料タンクTの天井壁1には、その内部に電動ポンプEpを挿入するための開口部5が設けられると共に、この開口部5を囲繞する取り付けリング6が固設される。この取り付けリング6には、その上面から突出する複数本の取り付けボルト7,7…が固設されている。
前記取り付けベース部材2は、上記開口部5を塞ぐように取り付けリング6の上面に重ねられ、そして複数の取り付けボルト7,7…と、これらに螺締される複数のナット8,8…とにより取り付けリング6に固定される。その際、取り付けベース部材2と燃料タンクTの天井壁1との間には、開口部5をシールする環状のシール部材9が介装される。
この取り付けベース部材2は合成樹脂製であり、取り付けベース部材2の上部には、燃料タンクT外で水平方向に突出する燃料取り出し管12が一体成形され、この燃料取り出し管12の外端部には、エンジンの燃料噴射弁Iに連なる燃料供給導管33が接続されるようになっている。
また取り付けベース部材2の下面に一体に成形される上部ポンプホルダ3Aは、燃料タンクT内に突出して電動ポンプEpの上半部外周面に嵌合するよう円筒状をなしており、この上部ポンプホルダ3Aには、下端を開放したT字状の係止溝13Fが周方向等間隔置きに複数設けられる。
一方、下部ポンプホルダ3Bは、電動ポンプEpの下半部を収容、保持するよう、合成樹脂により円筒状に成形される。その際、その上端から突出するT字状の係止爪13Mが複数一体に形成される。そしてこれら係止爪13Mを前記係止溝13Fに係合することにより、上部ポンプホルダ3Aに下部ポンプホルダ3Bが結合される。こうして電動ポンプEpは上部ポンプホルダ3A及び下部ポンプホルダ3B間に収容保持される。
電動ポンプEpは、ロータ20を鉛直方向に向けた電動モータEと、この電動モータEにより駆動される燃料ポンプPとからなっている。電動モータEは、内周面に周方向に並ぶ複数の磁石17aを固設した円筒状のステータ17と、このステータ17の上端にカシメ結合される上部軸受ブラケット18と、同下端部に結合される下部軸受ブラケット19と、上部及び下部軸受ブラケット18,19によりロータ軸20aが支承されるロータ20とから構成される。
燃料ポンプPは、下部軸受ブラケット19下面との間にポンプ室22を画成すべく下部軸受ブラケット19と共にステータ17にカシメ結合されるポンプケース23と、ポンプ室22に回転自在に収容されてロータ軸20aの下端部に連結されるポンプインペラ24とで、ウエスコ型に構成される。
ポンプケース23には、ポンプ室22に開口する吸入ポート25が設けられ、この吸入ポート25に、燃料タンクT内の底部に配置される前記燃料ストレーナ4が接続され、この燃料ストレーナ4は、ポンプケース23の下面に突設された支軸26に取り付けられる。また前記下部軸受ブラケット19には、ポンプ室22及びステータ17内を連通する吐出ポート27が設けられる。
前記上部軸受ブラケット18には、その上方に突出すると共に、ステータ17内と連通した最終吐出ポート34を有する燃料吐出管30が一体に形成され、その内部には最終吐出ポート34への燃料の逆流を阻止する逆止弁31が設けられる。この燃料吐出管30は、取り付けベース部材2の下面に開口する嵌合孔29にシール部材32を介して嵌合される。
取り付けベース部材2には、燃料取り出し管12及び燃料吐出管30の内部を走る一連のL字状の燃料通路28と、この燃料通路28の途中から分岐して下流端を燃料タンクT内に開放する調圧路35とが形成される。その調圧路35は、燃料取り出し管12側の燃料通路28の延長線上に形成される調圧路上流部35aと、この調圧路上流部35aの下流端から下方へ屈曲して下流端を燃料タンクT内に開放する調圧路下流部35bとで構成され、その調圧路下流部35bに、燃料通路28内の圧力を、前記燃料噴射弁Iからの燃料噴射に適した所定圧力に調整するためのレギュレータ弁Rが設けられる。
このレギュレータ弁Rは、取り付けベース部材2とは別個に形成された有底円筒状の弁ハウジング36を備えており、この弁ハウジング36の端壁に、それを貫通する弁孔37と、この弁孔37の内端に連なる円錐状の弁座38とが形成される。弁ハウジング36内の弁室42には、弁座38に着座し得るボール型の弁体39と、この弁体39を弁座38との着座方向に所定のセット荷重をもって付勢する調圧ばね40と、この調圧ばね40の固定端を支持する環状のリテーナ41とが収容され、このリテーナ41は、弁室42の内周面に圧入固定されると共に、弁室42の開口部に係止される止環46により抜け止め保持される。
弁ハウジング36は、取り付けベース部材2にその下面に開口するように設けられる嵌合孔43に、弁孔37を上向きにして嵌合、固着され、その弁孔37は、嵌合孔43の天井壁に設けられる通孔44を介して前記調圧路上流部35aと連通する。而して、上記通孔44、弁孔37及び弁室42が前記調圧路下流部35bを構成することになる。
さらに取り付けベース部材2には、前記レギュレータ弁Rより上流の調圧路35から分岐する袋状凹部45が形成される。図示例では、袋状凹部45は、前記調圧路上流部35aの下流端側の延長線上に配置され、したがって、取り付けベース部材2の成形時、燃料取り出し管12内の燃料通路28、調圧路上流部35a及び袋状凹部45は、共通1本の中子で形成することができる。
前記燃料吐出管30は上部軸受ブラケット18の上端面片側に配置され、他方の片側には、電動モータEの給電端子47が突設される。一方、取り付けベース部材2には、その上面から突出する給電用カプラ48が一体に形成され、このカプラ48内の接続端子49と前記給電端子47とが中継導線50を介して接続される。
前記調圧路35の下流端、即ちレギュレータ弁Rの弁室42の下方開口端は、前記給電端子47が突設される上部軸受ブラケット18の上面18a、即ち電動ポンプEpの上面に指向するように配置され、弁室42から排出される燃料が、給電端子47周りの上部軸受ブラケット18の上面18aに落下するようになっている。その落下した燃料を、燃料タンクT内に還流させるために、前記上部ポンプホルダ3Aの周壁に切欠き窓51が設けられる。
次に、この第1参考例の作用について説明する。
電動ポンプEpにおいて、電動モータEを作動すれば、そのロータ軸20aによりポンプインペラ24が回転駆動される。これに伴い燃料タンクT内の燃料が燃料ストレーナ4で濾過されながら吸入ポート25からポンプ室22に吸入され、ポンプインペラ24により昇圧されて吐出ポート27からステータ17内へ圧送され、最終吐出ポート34から燃料吐出管30及び燃料取り出し管12、即ち燃料通路28を経て燃料噴射弁Iに供給される。
その間、燃料通路28の圧力、即ち電動ポンプEpの吐出圧力は調圧路上流部35aを経てレギュレータ弁Rの弁体39に開弁方向圧力として作用するので、電動ポンプEpの吐出圧力が所定値を超えると、弁体39が調圧ばね40のセット荷重に抗して開弁し、燃料通路28内の燃料の一部を弁室42側に排出し、燃料通路28の圧力が所定値に戻ると、弁体39は調圧ばね40のセット荷重により再び閉弁する。こうして燃料通路28の圧力は所定値に自動的に調整されるので、燃料噴射弁Iからの燃料の噴射圧力が適正に制御される。
またレギュレータ弁Rの弁室42から排出される燃料は、給電端子47周りの上部軸受ブラケット18の上面18a、即ち電動ポンプEpの上面に落下し、上部ポンプホルダ3Aの切欠き窓51を通過して燃料タンクT内に還流する。したがって、給電端子47の周囲は、レギュレータ弁Rからの排出燃料により始終洗われることになるので、給電端子47周りに燃料が滞留することがなく、滞留燃料中に含まれる水分による給電端子47の腐蝕を未然に防ぐことができる。
さらに上部軸受ブラケット18の上面18aに落下した燃料は、そこで運動エネルギを減衰された後、上部ポンプホルダ3Aの切欠き窓51から、燃料タンクT内の貯留燃料上に静かに流下することになるから、燃料の落下音を防ぐことができる。
また電動ポンプEpから燃料通路28への燃料の吐出中に、その吐出圧力が脈動すると、その脈動は、調圧路上流部35a側に伝達するが、レギュレータ弁Rに到達する前に、レギュレータ弁Rの手前から分岐した袋状凹部45へと伝達して、その内壁に衝突することにより減衰される。その結果、電動ポンプEpの吐出圧力の脈動に起因するレギュレータ弁Rの弁体39の振動を防いで、レギュレータ弁Rの適正な調圧機能を確保することができると共に、燃料噴射弁Iの燃料噴射圧力の安定化を図ることができる。
また燃料噴射弁Iの開閉によっても燃料通路28に圧力の脈動が発生することがあるが、その脈動も上記と同様の作用により減衰することができ、さらにレギュレータ弁Rの開閉により燃料通路28に圧力の脈動が発生することがあるが、その脈動も上記と同様の作用により減衰することができる。
しかも燃料通路28の圧力の脈動減衰を、レギュレータ弁Rの手前から袋状凹部45を分岐させるという、極めて簡単な減衰手段で達成するので、部品点数の増加もなく、燃料供給モジュールMのコストアップを招かずに済む。
次に、図3に示す第2参考例について説明する。
この第2参考例は、調圧路上流部35aに燃料フィルタ55を装填した点を除けば、前参考例と同様の構成であり、図3中、前参考例と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第2参考例によれば、電動ポンプEpから調圧路35側に伝達される吐出圧力の脈動は、燃料通路28からレギュレータ弁Rに向かう燃料の流れに抵抗を与える上記燃料フィルタ55により減衰することができる。また上記燃料フィルタ55を前参考例の袋状凹部45と併用すれば、吐出圧力の脈動を、より効果的に減衰することができる。
かくして、第2参考例においても、電動ポンプEpの吐出圧力の脈動に起因するレギュレータ弁Rの弁体39の振動を有効に防いで、レギュレータ弁Rの適正な調圧機能を確保することができる。しかも電動ポンプEpの吐出圧力の脈動減衰を、調圧路上流部35aに燃料フィルタ55を装填するという、極めて簡単な減衰手段で達成するので、燃料供給モジュールMのコストアップを殆ど招かずに済む。のみならずレギュレータ弁Rに向かう燃料を前記燃料フィルタ55により濾過することができるので、レギュレータ弁Rへのゴミ詰まりをも防ぐことができる。
次に、図4及び図5に示す第3参考例について説明する。
この第3参考例は、レギュレータ弁Rの入口に、レギュレータ弁Rに向かう燃料の流れを整流させるべく複数の整流ブレード56a,56a…を放射状に配置してなる整流部材56を配設した点を除けば、第1参考例と同様の構成であり、図4及び図5中、第1参考例と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第3参考例によれば、電動ポンプEpから調圧路35側に伝達される吐出圧力の脈動は、レギュレータ弁Rに向かう燃料の流れを整流部材56により整流させることにより、これを減衰することができる。また上記整流部材56を第1参考例の袋状凹部45と併用すれば、吐出圧力の脈動を、より効果的に減衰することができる。
かくして、第3参考例においても、電動ポンプEpの吐出圧力の脈動に起因するレギュレータ弁Rの弁体39の振動を防いで、レギュレータ弁Rの適正な調圧機能を確保することができる。しかも電動ポンプEpの吐出圧力の脈動減衰を、レギュレータ弁Rの入口に整流部材56を配設するという、極めて簡単な減衰手段で達成するので、燃料供給モジュールMのコストアップを殆ど招かずに済む。
次に、図6に示す本発明の第4参考例について説明する。
この第4参考例は、レギュレータ弁Rより上流の調圧路35の途中に膨張室57を形成したものであり、具体的には、取り付けベース部材2及び弁ハウジング36の対向面の少なくとも一方に凹部57aを形成して、その内部を膨張室57にしたものである。その他の構成は第1参考例と同様の構成であるので、図6中、第1参考例と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第4参考例によれば、電動ポンプEpから調圧路35側に伝達される吐出圧力の脈動は、レギュレータ弁Rの手前の膨張室57においてこれを減衰することができる。また上記膨張室57を第1参考例の袋状凹部45と併用すれば、吐出圧力の脈動を、より効果的に減衰することができる。
かくして、第4参考例においても、電動ポンプEpの吐出圧力の脈動に起因するレギュレータ弁Rの弁体39の振動を防いで、レギュレータ弁Rの適正な調圧機能を確保することができる。しかも電動ポンプEpの吐出圧力の脈動減衰を、レギュレータ弁Rより上流の調圧路35の途中に膨張室57を形成するという、極めて簡単な減衰手段で達成するので、部品点数の増加もなく、燃料供給モジュールMのコストアップを招かずに済む。特に、上記膨張室57として、取り付けベース部材2及び弁ハウジング36の対向面の少なくとも一方に形成される凹部57aで構成すれば、取り付けベース部材2又は弁ハウジング36の成形と同時に膨張室57を形成することができ、製作コストの上昇を抑えることができる。
最後に、図7に示す本発明の実施例について説明する。
この実施例は、調圧路35を、燃料通路28に連なる水平方向の調圧路上流部35aと、レギュレータ弁Rが設けられる鉛直方向の調圧路下流部35bとで構成すると共に、これら調圧路上流部35a及び調圧路下流部35bを、その間に絞り状連通部58(図に網かけ模様を付した部分)が形成されるよう相互に偏心して配置したものであり、その他の構成は第1参考例と同様の構成であるので、図6中、第1参考例と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この実施例によれば、電動ポンプEpから調圧路35側に伝達される吐出圧力の脈動は、調圧路上流部35a及び調圧路下流部35b間の絞り状連通部58の絞り抵抗により、これを減衰することができる。また上記膨張室57を第1参考例の袋状凹部45と併用すれば、吐出圧力の脈動を、より効果的に減衰することができる。
かくして、この実施例においても、電動ポンプEpの吐出圧力の脈動に起因するレギュレータ弁Rの弁体39の振動を防いで、レギュレータ弁Rの適正な調圧機能を確保することができる。しかも電動ポンプEpの吐出圧力の脈動減衰を、水平方向の調圧路上流部35aと、鉛直方向の調圧路下流部35bとを、その間に絞り状連通部58が形成されるよう相互に偏心して配置するという、極めて簡単な減衰手段で達成するので、部品点数の増加もなく、燃料供給モジュールMのコストアップを招かずに済む。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、下部ポンプホルダ3Bの上端が電動ポンプEpの上面18aを超えて上方に突出するようにした場合には、前記上面18aに落下したレギュレータ弁Rからの排出燃料を燃料タンクT内に流下させる切欠き窓51は、下部ポンプホルダ3Bに設けられる。
第1参考例に係る燃料供給モジュールの斜視図。 同燃料供給モジュールを燃料タンクへの取り付け状態で示す縦断面図。 第2参考例に係る燃料供給モジュールの要部縦断面図。 第3参考例に係る燃料供給モジュールの要部縦断面図。 図4の5−5線断面図。 第4参考例に係る燃料供給モジュールの要部縦断面図。 本発明の実施例を示す、図2の7−7線断面図。
Ep・・・・電動ポンプ
M・・・・・燃料供給モジュール
R・・・・・レギュレータ弁
T・・・・・燃料タンク
1・・・・・取り付け壁(天井壁)
2・・・・・取り付けベース部材
12・・・・燃料取り出し管
28・・・・燃料通路
35・・・・調圧路
35a・・・調圧路上流部
35b・・・調圧路下流部
39・・・・ボール型の弁体
40・・・・調圧ばね
55・・・・燃料フィルタ(脈動減衰手段)
58・・・・絞り状連通部(脈動減衰手段)

Claims (2)

  1. 燃料タンク(T)の取り付け壁(1)に取り付けられて外側に燃料取り出し管(12)を突出させる取り付けベース部材(2)と、この取り付けベース部材(2)に支持されて燃料タンク(T)内に収容され、燃料タンク(T)内の燃料を汲み上げて前記燃料取り出し管(12)に送る電動ポンプ(Ep)と、この電動ポンプ(Ep)の吐出燃料の一部を燃料タンク(T)内に還流させてその吐出圧力を調整するレギュレータ弁(R)とを備える燃料供給モジュール(M)であって、
    前記電動ポンプ(Ep)の吐出側と前記燃料取り出し管(12)との間を連通する燃料通路(28)の途中から分岐して燃料タンク(T)内に開放される調圧路(35)を前記取り付けベース部材(2)に形成し、
    この調圧路(35)に設けた前記レギュレータ弁(R)が、前記電動ポンプ(Ep)の吐出圧力を開弁方向圧力として直接受けるボール型の弁体(39)と、この弁体(39)に対し閉弁方向に所定のセット荷重をもって付勢する調圧ばね(40)とを備えていて、前記吐出圧力が所定値を超えると、その吐出圧力により開弁方向に押された該弁体(39)が前記セット荷重に抗して開弁動作するようにしたものにおいて、
    前記調圧路(35)を、前記燃料通路(28)に連なる調圧路上流部(35a)と、前記レギュレータ弁(R)が設けられる調圧路下流部(35b)とで構成し、
    これら調圧路上流部(35a)と調圧路下流部(35b)との間には、該調圧路上流部(35a)及び該調圧路下流部(35b)の各通路断面積よりも小さい通路断面積を有してその間を連通させる絞り状連通部(58)より構成されていて、前記燃料通路(28)から前記調圧路(35)に流入して前記レギュレータ弁(R)へ向かう燃料の流れに抵抗を与えることで前記電動ポンプ(Ep)の吐出圧力の脈動を減衰する動減衰手段を設けたことを特徴とする燃料供給モジュール。
  2. 請求項1記載の燃料供給モジュールにおいて、
    前記調圧路(35)を、前記燃料通路(28)に連なる水平方向の調圧路上流部(35a)と、前記レギュレータ弁(R)が設けられる鉛直方向の調圧路下流部(35b)とで構成すると共に、これら調圧路上流部(35a)及び調圧路下流部(35b)を、その間に記絞り状連通部(58)が形成されるよう相互に偏心して配置したことを特徴とする燃料供給モジュール。
JP2006117497A 2006-04-21 2006-04-21 燃料供給モジュール Expired - Fee Related JP5048265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006117497A JP5048265B2 (ja) 2006-04-21 2006-04-21 燃料供給モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006117497A JP5048265B2 (ja) 2006-04-21 2006-04-21 燃料供給モジュール

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007291863A JP2007291863A (ja) 2007-11-08
JP2007291863A5 JP2007291863A5 (ja) 2009-04-30
JP5048265B2 true JP5048265B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=38762737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006117497A Expired - Fee Related JP5048265B2 (ja) 2006-04-21 2006-04-21 燃料供給モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5048265B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5276868B2 (ja) * 2008-03-26 2013-08-28 株式会社ケーヒン 燃料供給モジュール
JP2009236006A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Mitsubishi Electric Corp 燃料供給装置
JP6950356B2 (ja) * 2017-08-24 2021-10-13 株式会社デンソー 圧力調節装置
JP7345428B2 (ja) * 2020-04-30 2023-09-15 株式会社ミツバ 燃料供給装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63176654A (ja) * 1987-01-16 1988-07-20 Nippon Denso Co Ltd 燃料供給装置
JP3167104B2 (ja) * 1996-02-15 2001-05-21 株式会社ユニシアジェックス 燃料供給ユニット
JPH10148162A (ja) * 1996-09-18 1998-06-02 Kansei Corp 燃料タンクの蓋体構造
JPH1144272A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Keihin Corp 燃料ポンプ装置
JPH11351043A (ja) * 1998-06-08 1999-12-21 Unisia Jecs Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2000073907A (ja) * 1998-09-02 2000-03-07 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関の燃料分配装置
JP2005233034A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Mitsuba Corp 燃料供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007291863A (ja) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4914701B2 (ja) 圧力調整弁
US7210465B2 (en) Fuel supply device for fuel returnless system
JP4875398B2 (ja) 燃料供給モジュール
US6719539B1 (en) Fuel feeder
JP5276868B2 (ja) 燃料供給モジュール
JP3924672B2 (ja) 船外機におけるベーパーセパレータ
JP5880976B2 (ja) 燃料ポンプモジュール
US9638145B2 (en) Fuel-vapor leakage detector
JP2008121664A (ja) 燃料ポンプとフィルタのアセンブリ
JP5048265B2 (ja) 燃料供給モジュール
JP2007291866A (ja) 電動ポンプ保持装置
US9574530B2 (en) Fuel pump module and method of manufacturing the same
JP2008184954A (ja) 燃料ポンプモジュール
JP2007291863A5 (ja)
JP2008208826A (ja) 燃料噴射ポンプ
JP2008138786A (ja) 弁装置
JP6391084B2 (ja) 圧力調整弁装置
JP2009209720A (ja) 車両用燃料供給装置
JPWO2006115014A1 (ja) 燃料供給装置
JP4700549B2 (ja) 燃料供給モジュール
JP4800331B2 (ja) 燃料ポンプ及び燃料供給装置
JP2010144594A (ja) 燃料ポンプ
JP2006266229A (ja) ジェットポンプ用燃料供給弁及び弁ユニット
KR100710940B1 (ko) 연료 분사 장치 모듈
JP2005320884A (ja) 燃料供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120411

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120704

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5048265

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees