JP2000073907A - 内燃機関の燃料分配装置 - Google Patents

内燃機関の燃料分配装置

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JP2000073907A
JP2000073907A JP10263964A JP26396498A JP2000073907A JP 2000073907 A JP2000073907 A JP 2000073907A JP 10263964 A JP10263964 A JP 10263964A JP 26396498 A JP26396498 A JP 26396498A JP 2000073907 A JP2000073907 A JP 2000073907A
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JP
Japan
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fuel
pipe
inlet
flow passage
enlarged flow
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JP10263964A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Yamada
康敬 山田
Yoshinobu Kato
吉伸 加藤
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジェクタの燃料噴射動作時にデリバリパ
イプ内に発生する脈動圧が拡大流路部に伝わり易く、し
かも燃料入口を通過して燃料配管に至る脈動圧を低減し
て、燃料配管内で生ずる振動騒音を防止する。 【解決手段】 デリバリパイプ1の入口部1aに拡大流
路部2を設け、拡大流路部2の入口部2c、即ち、拡大
流路部2と燃料配管19の間に絞り部4を設けることに
より、インジェクタ17の噴射により発生する脈動圧が
拡大流路部2にすぐに伝わり、良好な減衰効果が得られ
る。また、絞り部4により燃料配管19への脈動圧の伝
播も防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃料分
配装置に関するもので、特にデリバリパイプ内に発生す
る脈動圧を減衰させるためのデリバリパイプと燃料配管
の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インジェクタの燃料噴射動作時にデリバ
リパイプ内に発生する脈動圧は、燃料配管内の燃料を伝
播して燃料配管を振動させ、騒音の発生源となってい
る。そこで、この脈動圧を減衰させるための方法とし
て、特開平8−246984号公報に示される技術が公
知である。前記公報によれば、本願図3に示すように、
デリバリパイプ17の燃料入口部分に、流路断面積が拡
大した拡大流路部22を設け、デリバリパイプ17と拡
大流路部22の間に絞り23を設けることによって、デ
リバリパイプ内で発生し、拡大流路部22内に伝播した
脈動圧の圧力波と、拡大流路部22の出入口側壁に衝突
して反射した圧力波とが干渉して打ち消し合い、拡大流
路部22内で脈動圧が減衰されるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術構成では、デリバリパイプ17と拡大流路部22
の間に絞り23が設けられているため、インジェクタ2
1の噴射動作時にデリバリパイプ17内で発生する脈動
圧が絞り23で遮られ拡大流路部22に伝わり難く、拡
大流路部22内での反射波の発生が少なく脈動圧低減効
果を弱めている。また、拡大流路部22の入口部に設け
られた連結部材25の燃料入口24の孔径が入口パイプ
16aの内径にほぼ等しいため、連結部材25の側壁に
到達した圧力波は反射するが、燃料入口部24に到達し
た圧力波は、そのまま燃料入口24を通過して入口パイ
プ16aを経て、その先に設けられる図示しない燃料配
管に至り配管振動騒音を発生させる。また、拡大流路部
をデリバリパイプ内に設けるとデリバリパイプが大型と
なりエンジンへの搭載性が損なわれ、別部品で構成する
と部品点数が増加してコスト高となる。そこで本発明
は、デリバリパイプで発生する脈動圧が拡大流路部に伝
わり易く、しかも燃料入口を通過して燃料配管部に至る
脈動圧の圧力波を低減して、燃料配管内で生ずる振動騒
音を防止することができる、コンパクトでコストの安い
燃料分配装置を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は、各気筒に設けられたイ
ンジェクタに燃料を分配するデリバリパイプの入口部
に、脈動圧減衰のための拡大流路部を有する内燃機関の
燃料供給系において、前記デリバリパイプの入口部に設
けられた拡大流路部と燃料配管部との間に脈動圧減衰の
ための絞り部を設けたことを特徴とする。また、請求項
2の発明は、前記拡大流路部が燃料配管用材料によって
構成されたことを特徴とする。
【0005】
【作用】上述のように、請求項1の発明によれば、拡大
流路部と燃料配管の入口パイプの間にだけ絞り部を設け
たため、インジェクタの噴射動作時にデリバリパイプ内
で発生する脈動圧の圧力波が拡大流路部に容易に伝わ
り、絞り部で反射した圧力波と干渉し合って圧力波は減
衰される。また、絞り部においては、圧力波の大部分が
反射し、僅かな圧力波が絞り部を通過し、入口パイプを
経由して燃料配管部に及ぶ。したがって、燃料配管にお
ける圧力波に起因する振動騒音を大幅に低減することが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施形態につい
て図面を参照して説明する。まず、図2を参照して燃料
供給系全体の概略構成を説明する。燃料タンク11内に
は燃料ポンプ12が設けられ、この燃料ポンプ12の吸
入側には第1の燃料フィルタ13が装着されている。燃
料ポンプ12の吐出側には、燃料圧力を一定に保つため
のプレッシャレギュレータ14が設けられ、燃料ポンプ
12から吐出された燃料の内の余分な燃料が戻し管15
を通して燃料タンク11内に戻される。これらプレッシ
ャレギュレータ14と戻し管15は、燃料ポンプ12と
ともに燃料タンク11内に設けられている。プレッシャ
レギュレータ14の吐出側には第2の燃料フィルタ16
が設けられ、その吐出側は燃料配管19、絞り部4、拡
大流路部2を経てデリバリパイプ1に通じている。デリ
バリパイプ1には複数のインジェクタ17が設けられて
おり、それぞれのインジェクタは図示しないエンジンの
各気筒に燃料を噴射するよう構成されている。
【0007】デリバリパイプ1の燃料入口部1aには、
図1に示すように拡大流路部2が装着されている。拡大
流路部2は、フランジ部2aとパイプ部2bとが一体的
に固着され、ガスケット3を介して図示しないボルトに
よりフランジ部2aがデリバリパイプ1に固着されてい
る。パイプ部2bは燃料配管19よりも径大の燃料配管
用材料で構成されている。燃料配管用材料としては、燃
料圧力が2kg/平方cm前後の低圧時はナイロン製チ
ューブを使用し、燃料圧力が50kg/平方cm以上の
高圧時には圧力配管用炭素鋼鋼管(JISG3454)
または機械構造用炭素鋼鋼管(JISG3445)等を
使用するとよい。また、デリバリパイプ1側に管用雄ネ
ジを螺刻し、パイプ部2bに螺刻された雌ネジを螺着す
る構成でもよい。拡大流路部2の入口部2cには絞り部
4が固着されており、絞り部4には配管用パイプ5が一
体的に形成されている。絞り部4の孔径は、規定燃料圧
力におけるエンジンの最大負荷運転時に必要な燃料量を
確保できる範囲内において、最小の径が選択される。配
管用パイプ5の外周にはナット6が装着されており、ナ
ット6はシール材7を介して燃料配管19(図2)に螺
着される。
【0008】次に本実施形態の作用について図1、2を
参照して説明する。第1のフィルタ13を通して燃料ポ
ンプ12により吸引された燃料はプレッシャレギュレー
タ14に送られ、プレッシャレギュレータ14における
圧力調整によって余った燃料は戻し管15を通って燃料
タンク11内に戻される。一方、圧力調整された燃料は
燃料配管18を通って第2のフィルタ16に送られ、よ
り細かな塵埃が除去された後、燃料配管19、絞り部
4、拡大流路部2を経てデリバリパイプ1に送られ、イ
ンジェクタ17の作動により順次図示しないエンジンの
各気筒に分配される。
【0009】拡大流路部2と燃料配管19との間に絞り
部4を設けたため、インジェクタ17の燃料噴射動作時
にデリバリパイプ1内に発生した脈動圧が拡大流路部2
にすぐ伝播し、拡大流路部2内で脈動圧が効果的に減衰
される。また、絞り部4により、燃料配管19への脈動
圧の伝播も防止される。
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。すなわち、拡大流路部と燃料配
管の間に絞り部を設けたため、インジェクタの噴射によ
り発生する脈動圧が拡大流路部にすぐに伝わり、良好な
脈動圧減衰効果が得られるとともに、絞り部を通過して
燃料配管へ伝播する圧力波は極めて少ないので、燃料配
管で発生する脈動圧による振動騒音を確実に防止するこ
とができる。また、拡大流路部を燃料配管より径大の燃
料配管用材料で構成したので、コンパクトでコストの安
い拡大流路部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る燃料分配装置の縦断
面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る燃料分配装置を使用
する燃料系の概略構成図である。
【図3】従来の脈動圧減衰装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 デリバリパイプ 1a 入口部 2 流路拡大部 4 絞り部 17 インジェクタ 19 燃料配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各気筒に設けられたインジェクタに燃料
    を分配するデリバリパイプの入口部に、脈動圧減衰のた
    めの拡大流路部を有する内燃機関の燃料供給系におい
    て、前記デリバリパイプの入口部に設けられた拡大流路
    部と燃料配管部との間に脈動圧減衰のための絞り部を設
    けたことを特徴とする内燃機関の燃料分配装置。
  2. 【請求項2】 前記拡大流路部が燃料配管用材料によっ
    て構成されたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関
    の燃料分配装置。
JP10263964A 1998-09-02 1998-09-02 内燃機関の燃料分配装置 Pending JP2000073907A (ja)

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