JP2004028076A - フユーエルデリバリパイプ - Google Patents

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土屋 光
Yoshiyuki Serizawa
芹澤 由之
Tetsuo Ogata
小方 哲夫
Kazumitsu Mizuno
水野 賀壽光
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Abstract

【課題】電子燃料噴射式自動車用エンジンに用いられるフユーエルデリバリパイプにおいて、燃料噴射ノズルの開閉に伴って発生する衝撃波や脈動圧を低減させると共に高周波域の騒音の発生・伝達・伝播・放射を低減させる。
【解決手段】連通管の外壁面に平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面を形成し、連通管内にソケット取付面とアブゾーブ面とを内部で連結する拘束部材を固着する。拘束部材はパイプ・棒・板材又はブロック部材とする。拘束部材の位置は連通管の軸線方向端部付近が好ましい。あるいは、ソケットの胴体部分をソケット取付面に固着し、ソケットの内側端部をアブゾーブ面に固着して当該ソケットを2つの面の拘束部材とし、さらにソケットの側面に燃料通路から燃料の供給を受けるための開口を設ける。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子燃料噴射式自動車用エンジンの燃料加圧ポンプから送給された燃料をエンジンの各吸気通路あるいは気筒内に直接噴射する燃料インジェクタ(噴射ノズル)を介して供給するためのフユーエルデリバリパイプの改良に関し、特に燃料通路を有する連通管の断面構造及び連通管の外部構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
フユーエルデリバリパイプは、ガソリンエンジンの電子燃料噴射システムに広く使用されており、燃料通路を有する連通管から複数個の円筒状ソケットを介して燃料インジェクタに燃料を送った後、燃料タンク側へと戻るための戻り通路を有するタイプと、戻り通路を持たないタイプ(リターンレス)とがある。最近は高温の戻り燃料による蒸散ガス低減対策やコストダウンのため戻り通路を持たないタイプが増加してきたが、それに伴い、インジェクタから噴射させるために弁を開閉させるスプールの往復運動に起因する反射波(衝撃波)や脈動圧による燃料噴射脈動によって、フユーエルデリバリパイプや関連部品が振動し耳ざわりな異音を発するという問題が発生していた。加えて、インジェクタのスプールの着座に伴う衝撃による異音も発生していた。
燃料を直接燃焼室内に噴射するいわゆる直噴型のエンジンでは、高圧のサプライポンプが設けられるため、その大きな脈動を吸収するためにパルセーションダンパが設けられており、通常の燃料噴射型(MPI)エンジンの場合においても一部で採用されているが、スペースの制約とコスト高から採用するのは容易でない。
【0003】
図12A,Bは、フユーエルデリバリパイプ1,2の箱形断面の一部を可撓性のアブゾーブ面にして振動を吸収するようにした従来例を表している。図12Aでは燃料噴射弁に接続されるソケット3の燃料流入口13に対向する上面85が薄板で作られてアブゾーブ面を提供しており、図12Bでは側面86が薄板で作られてアブゾーブ面を提供している。
【0004】
しかしながら、図12Aに示したように連通管の上面85をアブゾーブ面にした場合、燃料流入口13の付近で定在波を生じ、この定在波にフユーエルデリバリパイプが機械的に共振し、特に高周波域の騒音がフユーエルデリバリパイプの周囲に伝達・伝播・放射されているのではないかという問題点があった。
【0005】
特開平10−331743号「内燃機関の燃料分配管構造」では、フユーエルデリバリパイプの剛性を高めることで、脈動による大きな放射音が発生するのを抑制している。
特開昭60−240867号「内燃機関用燃料噴射装置の燃料供給導管」は、フユーエルデリバリパイプを改良するため、燃料供給導管の壁の少なくとも1つを燃料の脈動を減衰させるように弾性的に構成している。
同様に、特開平8−326622号「燃料圧力脈動減衰装置」や特開平11−37380号「デリバリパイプ」にも、フユーエルデリバリパイプを改良して脈動を抑制させる装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、燃料噴射ノズルの開閉に伴って発生する衝撃波や脈動圧を低減させると共に前述した高周波域の騒音の発生・伝達・伝播・放射を低減させることが可能なフユーエルデリバリパイプの新規な構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、前述した高周波域の騒音を低減させるには、次のような方法が極めて効果的であることを発見し、実験によってその効果を確認した。
(A)連通管内にソケット取付面とアブゾーブ面とを内部で連結する拘束部材を固着する
(B)この拘束部材をパイプ・丸棒・角材などとする
(C)この拘束部材を端部が折り曲げられた板材とする
(D)この拘束部材の固着位置を連通管の軸線方向端部付近とする
(E)この拘束部材を連通管の横断面に沿って延伸するブロック部材とする
(F)ソケットの胴体部分をソケット取付面に固着し、かつソケットの内側端部をアブゾーブ面に固着して当該ソケットを2つの面の拘束部材とする。
【0008】
すなわち、本発明の前述した課題は、本発明の第1の態様において、連通管のソケット取付面に対向する外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面から成り、連通管内にソケット取付面とアブゾーブ面とを内部で連結する拘束部材が固着されているフユーエルデリバリパイプによって達成される。
この拘束部材はパイプ・丸棒・角材・ブロック部材とするか、あるいは端部が折り曲げられた平板とすることができ、ろう付けあるいは溶接によって連通管内の所定の場所に固着される。
また、拘束部材は連通管の軸線方向端部付近に固着するのが最も効果的であることが実験によって判明した。
【0009】
【作用】
連通管内にソケット取付面とアブゾーブ面とを内部で連結する拘束部材を固着すると、アブゾーブ面における振動のうち高周波域の振動成分が除去されることになり、特に高周波域の騒音がフユーエルデリバリパイプの周囲に伝達・伝播・放射されるのが防止できる。拘束部材の高さ及び幅を限定すれば、アブゾーブ面の振動吸収効果を大きく阻害することはない。
かくして、フユーエルデリバリパイプから放射される高周波域の騒音が低減させられ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波はアブゾーブ面の撓みで低減させられることになる。
【0010】
本発明はその第2の態様として、連通管のソケット取付面に対向する外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面から成り、ソケットの胴体部分がソケット取付面に固着され、かつソケットの内側端部がアブゾーブ面に固着されて当該ソケットが2つの面の拘束部材を構成しており、ソケットの側面には燃料通路から燃料の供給を受けるための開口が設けられているフユーエルデリバリパイプを提供する。すなわち、ソケットが拘束部材としての役割を果たすことになる。かくして、第1の態様と同様に、フユーエルデリバリパイプから放射される高周波域の騒音が低減させられ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波がアブゾーブ面の撓みで低減させられることになる。
【0011】
アブゾーブ面による脈動吸収の理論的な根拠としては、燃料インジェクタの開閉時に発生する衝撃波が、ソケットの燃料流入口へと流入あるいは瞬間的な逆流によって流出する際に、可撓性のアブゾーブ面の撓みによって衝撃や脈動が吸収されることと、バネ定数の比較的小さい薄肉の部材が撓んで変形することにより容積が変化し燃料の圧力変動を吸収するものと理解される。
【0012】
本発明において、アブゾーブ面の肉厚は他の面の肉厚と同じか又はそれ以下であることが望ましい。また、アブゾーブ面を構成する円弧面の曲率半径はアブゾーブ面の肉厚の2倍よりも大きいことが望ましい。
【0013】
本発明において、連通管の外壁部やアブゾーブ面の板厚・縦横の比率・ソケットの燃料流入口と対向する面との隙間などは、特にエンジンのアイドリング時において振動や脈動が最も小さい値になるように実験や解析によって定めることができる。
本発明は基本的に連通管の断面構造及び連通管の外部構造に係るものであるから、ブラケットの取り付け寸法を維持することにより、従来のフユーエルデリバリパイプに対して互換性を維持することができる。本発明の他の特徴及び利点は、添付図面の実施例を参照した以下の記載により明らかとなろう。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1A〜Cは本発明の第1の態様によるフユーエルデリバリパイプ10を表しており、図1Aは全体の斜視図、図1Bは連通管の長手方向に沿って一部を破断した縦断面図、図1Cはソケット部分での縦断面図である。
クランク軸方向に沿って延伸する連通管11の底面には、噴射ノズルの後端を受け入れるためのソケット3が、例えば4気筒エンジンであれば4個が所定の間隔と角度で取り付けられている。連通管11には、さらにフユーエルデリバリパイプ10をエンジン本体に取り付けるための厚肉で堅固なブラケット4が2個横方向に架け渡されている。燃料は矢印の方向へと流れ、ソケット3から燃料インジェクタ6を介してその先端の噴射ノズルから各吸気通路あるいは気筒内へ直接噴射される。
【0015】
内部に燃料通路12を有する連通管11の側部にはコネクタ(図示せず)を介して燃料導入管5がろう付けや溶接で固定されている。連通管11の端部には燃料タンクに戻るための戻り管を設けることができるが、リターンレスタイプのフユーエルデリバリパイプでは、戻り管は設けられていない。
【0016】
図1Cに示すように、この例では連通管11は円形断面の炭素鋼・ステンレス鋼などのパイプをつぶして形成した偏平長方形断面に作られている。連通管11の縦横寸法は、例えば板厚1.2mmの平板で、高さを10.2mm、幅を28〜34mm程度に設定することができる。
【0017】
本発明の特徴に従い、偏平長方形断面の連通管11の外壁部でソケット取付面11bに対向する上面11aが可撓性のアブゾーブ面を提供し、このアブゾーブ面はソケット3の燃料流入口13に対向しているので、燃料噴射の際の振動や衝撃を吸収する働きをする。
さらに本発明の特徴に従い、連通管11の内部で、アブゾーブ面11aとソケット取付面11bとの間に円形パイプ15,16がろう付け・溶接などにより固着され、2つの面がそれぞれ自由に振動するのを拘束する拘束部材として機能している。各円形パイプ15,16の直径は連通管11の幅の約10〜80%程度に設定することができる。
【0018】
図1Cから理解されるように、噴射ノズル6後端の燃料供給孔6aから放出される弾性波は、ソケットの燃料流入口13を通過してアブゾーブ面11aへと伝播し、アブゾーブ面で減衰させられるが、拘束部材15がアブゾーブ面の自由な振動を拘束していることにより振動の高周波域の振動成分が除去され、特に高周波域の騒音がフユーエルデリバリパイプの周囲に伝達・伝播・放射されるのが防止される。
かくして、噴射ノズル6から放射される高周波域の騒音が円形パイプ15,16によって低減させられ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波はアブゾーブ面11aの撓みで低減させられることになる。
【0019】
図2は円形パイプ25を連通管の中央付近に1個だけ設けたフユーエルデリバリパイプ20を表している。この例では燃料導入管5は連通管11の端部に設けられている。フユーエルデリバリパイプの形状に依存して、拘束部材の数は1〜3個程度が適当であるが、実験を繰り返すことにより、最適のサイズと個数を決定することができる。
【0020】
図3A〜Cは円形パイプ26,27を連通管11の軸線方向端部付近に設けた実施例を表している。図3Aは円形パイプ26,27を連通管11の両端に設けたフユーエルデリバリパイプ28の例、図3Bは連通管11の自由端付近に円形パイプ26だけを設けた例、図3Cは連通管11の燃料導入側端部付近に円形パイプ27だけを設けた例をそれぞれ表している。前述したように、円形パイプの固定位置は、連通管の軸線方向端部付近が最も効果的であることが実験の結果から判明している。
【0021】
図4は本発明における拘束部材の変形例を表しており、連通管11の内部で、アブゾーブ面11aとソケット取付面11bとの間に丸棒から成る拘束部材35がろう付け・溶接などにより固着され、2つの面がそれぞれ自由に振動するのを拘束している。かかる丸棒状の拘束部材により高周波の騒音が低減される。
【0022】
図5A,Bは本発明における拘束部材の他の変形例を表しており、図5Aは連通管の横方向断面図、図5Bは長手方向断面図である。連通管11の内部で、アブゾーブ面11aとソケット取付面11bとの間にチャンネル形の板材から成る拘束部材45がろう付け・溶接などにより固着され、2つの面がそれぞれ自由に振動するのを拘束している。拘束部材45の端部はろう付けや溶接が容易になるように同じ向きに折り曲げられている。かかる板材から成る拘束部材により高周波の騒音が低減される。
【0023】
図6A,Bは本発明の変形例によるフユーエルデリバリパイプ50を表しており、図6Aは連通管の横方向断面図、図6Bは長手方向断面図である。連通管51は可撓性のアブゾーブ面51aと剛性の高いソケット取付面51bとで一体に構成されている。本発明の特徴に従い、連通管51の内部で、連通管のアブゾーブ面51aとソケット取付面51bとを相互連結する板材から成る拘束部材55が2つの面にそれぞれ固着されており、拘束部材55の端部はろう付けや溶接が容易になるように折り曲げられている。かかる板材から成る拘束部材により高周波の騒音が低減される。
【0024】
図7A,Bは本発明における拘束部材のさらに他の変形例を表しており、図7Aは縦断面図、図7Bは底面図である。連通管11の内部で、アブゾーブ面11aとソケット取付面11bとの間に中空カップ状の拘束部材65がろう付け・溶接などにより固着され、2つの面がそれぞれ自由に振動するのを拘束している。拘束部材65の中央部分65aは軽量化のため中空になっており、拘束部材65の上下端部は、製作を容易にするために、それぞれアブゾーブ面11a及びソケット取付面11b上に露出している。かかる有底円筒状の拘束部材により高周波の騒音が低減される。
【0025】
図8A〜Fは、本発明における拘束部材のさらに他の変形例を表している。図8A,Bは連通管11の軸線方向端部で燃料導入管5の外周との隙間に、連通管11の横断面に沿って延伸するブロック状の拘束部材66を挿入して固着した例、図8C,Dは連通管11の自由端付近の内部にブロック状の拘束部材67を固着した例、図8E,Fは図8Cの拘束部材67の中央部分を軽量化のため中空にした拘束部材68を固着した例をそれぞれ表している。なお、図8Bは図8Aの拘束部材の位置での断面図、図8Dは図8Cの拘束部材の位置での断面図、図8Fは図8Eの拘束部材の位置での断面図である。かかるブロック状の拘束部材により高周波の騒音が低減される。
【0026】
図9A,Bは本発明における拘束部材のさらに他の変形例を表しており、連通管11の自由端付近でかつ端部を封止するエンドキャップ70に隣接した位置に、角材から成る拘束部材69を挿入して固着した例である。かかる角材状の拘束部材により高周波の騒音が低減される。
【0027】
図10A〜Dは本発明における拘束部材のさらに他の変形例を表している。図10A,Bは連通管11の自由端付近で、端部を封止するエンドキャップ70に隣接した位置に、チャンネル形の板材71を挿入して固着した例である。図10C,Dは、連通管11を薄板のアブゾーブ面を形成する上半部分11cと厚板の下半部分11dとで構成し、かつ連通管11の自由端付近にアングル形の板材72を挿入して固着した例である。なお、図10Bは図10Aの拘束部材の位置での断面図、図10Dは図10Cの拘束部材の位置での断面図である。かかる板材から成る拘束部材により高周波の騒音が低減される。
【0028】
図11A,Bは本発明の第2の態様によるフユーエルデリバリパイプの連通管の構造を表しており、図11Aは連通管の横方向断面図、図11Bは長手方向断面図である。前述した例と同様に、連通管のソケット取付面に対向する外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面11aから成っている。
この態様の特徴として、ソケット73の胴体部分73aがろう付け又は溶接によりソケット取付面11bに固着され、かつソケット73の内側端部73bがアブゾーブ面11aに固着されて、ソケット73が2つの面の拘束部材を構成している。ソケット73の側面には燃料通路12から燃料の供給を受けるための開口76が設けられている。すなわち、この例ではソケット73が拘束部材としての機能を果たしていることになる。ソケット73の構造は連通管に固定されている複数のソケットの一部だけに適用することもできる。
かくして、第1の態様と同様に、フユーエルデリバリパイプから放射される高周波域の騒音が低減させられ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波がアブゾーブ面の撓みで低減させられることになる。
【0029】
【実施例】
本発明の効果を実際のエンジンを用いて確認するための実験を行った。
(1)フユーエルデリバリパイプ:幅34mm、高さ10.2mm、長さ300mm、板厚1.2mm、STKM11A鋼管材
(2)燃料配管:外径8mm、肉厚0.7mm、STKM11A鋼管材
(3)エンジン:対向型6気筒
(4)測定部:自動車の床下に配置される長い燃料配管上で、フユーエルデリバリパイプ側の燃料導入管5に接続されるナイロンホースとの接続部付近に加速度ピックアップを取り付けて、加速度の変化を測定した。
本発明による拘束部材を使用しない標準仕様で測定した結果、脈動異音になりやすいピーク周波数成分が600Hzと1.3kHz付近に存在することがわかった。本発明による拘束部材1個を連通管の長手方向中央1個所に設けて測定した結果、600Hzで55%、1.3kHzで30%の振動レベル(加速度)が低減した。本発明による拘束部材2個を連通管の軸線方向の両端に設けて測定した結果、600Hzで70%、1.3kHzで45%の振動レベル(加速度)が低減した。
【0030】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如く、本発明によれば、連通管内にソケット取付面とアブゾーブ面とを内部で連結する拘束部材を固着したり、ソケットの胴体部分をソケット取付面に固着しかつソケットの内側端部をアブゾーブ面に固着するなどの方法により、アブゾーブ面における振動のうち高周波域の振動成分を除去することができる。かくして、フユーエルデリバリパイプから放射される高周波域の騒音が低減させられ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波はアブゾーブ面の撓みで低減させられるようになるなど、その技術的効果には極めて顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフユーエルデリバリパイプの全体を表わす斜視図とソケット部分の縦断面図である。
【図2】他の実施例による全体の斜視図である。
【図3】他の実施例による斜視図である。
【図4】他の実施例による連通管部分の断面図である。
【図5】他の実施例による連通管の横方向と長手方向の断面図である。
【図6】他の実施例による連通管の横方向と長手方向の断面図である。
【図7】他の実施例による連通管の縦断面図と底面図である。
【図8】他の実施例による連通管の端部付近の断面図である。
【図9】他の実施例による連通管の端部付近の断面図である。
【図10】他の実施例による連通管の端部付近の断面図である。
【図11】他の実施例による連通管の横方向長手方向の断面図である。
【図12】従来のデリバリパイプにおけるアブゾーブ面断面図である。
【符号の説明】
3 ソケット
5 燃料導入管
6 噴射ノズル
6a 燃料供給孔
10,28,50 フユーエルデリバリパイプ
11 連通管
11a アブゾーブ面
11b ソケット取付面
12 燃料通路
13 燃料流入口
15,16,25〜27 拘束部材
35,45,55,65〜69 拘束部材
71,72 拘束部材
73 ソケット
73a 胴体部分
73b 内側端部
76 燃料供給開口

Claims (6)

  1. 直線状に延びる燃料通路を内部に有する連通管と、この連通管の端部又は側部に固定された燃料導入管と、前記連通管に交差して突設され一部が前記燃料通路に連通し開放端部が燃料噴射ノズル後端を受け入れる複数のソケットとを備えて成るフユーエルデリバリパイプにおいて、
    前記連通管のソケット取付面に対向する外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面から成り、
    前記連通管内に前記ソケット取付面と前記アブゾーブ面とを内部で連結する拘束部材が固着されており、
    これにより、フユーエルデリバリパイプから放射される高周波域の騒音を低減させ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで低減させるようになっていることを特徴とするフユーエルデリバリパイプ。
  2. 前記拘束部材はパイプ・丸棒又は角材である請求項1記載のフユーエルデリバリパイプ。
  3. 前記拘束部材は端部が折り曲げられた板材である請求項1記載のフユーエルデリバリパイプ。
  4. 前記拘束部材は前記連通管の横断面に沿って延伸するブロック状部材である請求項1記載のフユーエルデリバリパイプ。
  5. 前記拘束部材は前記連通管の軸線方向端部の一方又は両方の付近に固着されている請求項1乃至4のいずれかに記載のフユーエルデリバリパイプ。
  6. 直線状に延びる燃料通路を内部に有する連通管と、この連通管の端部又は側部に固定された燃料導入管と、前記連通管に交差して突設され一部が前記燃料通路に連通し開放端部が燃料噴射ノズル後端を受け入れる複数のソケットとを備えて成るフユーエルデリバリパイプにおいて、
    前記連通管のソケット取付面に対向する外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面から成り、
    前記ソケットの胴体部分が前記ソケット取付面に固着され、かつ前記ソケットの内側端部が前記アブゾーブ面に固着されて当該ソケットが2つの面の拘束部材を構成しており、
    前記ソケットの側面には前記燃料通路から燃料の供給を受けるための開口が設けられており、
    これにより、フユーエルデリバリパイプから放射される高周波域の騒音を低減させ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで低減させるようになっていることを特徴とするフユーエルデリバリパイプ。
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