JP5035319B2 - 積層型コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、積層型コンデンサに関する。
従来、積層型コンデンサとして、複数の誘電体層を積層することによって形成された素体と、素体の両端部に形成された一対の端子電極と、素体の一方の端面から延びるように素体の内部に形成されて一方の端子電極に接続された第一内部電極と、素体の他方の端面から延びるように素体の内部に形成されて他方の端子電極に接続された第二内部電極とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭62−124836号公報
一般的に、積層型コンデンサは、微小なインダクタンス成分であるESL(等価直列インダクタンス)を有しており、このESLを低減することが求められていた。上述の積層型コンデンサは、ESLを低減することを目的としたものであり、実装面に内部電極を近づけることでESLを低減している。しかし、上述の積層型コンデンサでは、ESLの低減効果が不十分であり、更にESLを低減することが求められていた。また、単に実装面に内部電極を近づけただけの構成では、基板実装時に、適切な実装方向で実装しなくては、ESLの低減効果が得られず、利用性に問題があった。従って、積層型コンデンサとしての信頼性を向上させることが求められていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、信頼性を向上させると共に、ESLを更に低減することのできる積層型コンデンサを提供することを目的とする。
本発明に係る積層型コンデンサは、複数の誘電体層を積層することによって形成され、一対の端面と端面同士を連結する四つの側面を有する素体と、素体の一端側を覆う第一端子電極と、素体の他端側を覆う第二端子電極と、素体の一端側と素体の他端側との間で延びるように素体の内部に形成され、第一端子電極と電気的に接続された第一内部電極と、素体の一端側と素体の他端側との間で延びると共に第一内部電極との間で誘電体層を挟むように素体の内部に形成され、第二端子電極と電気的に接続された第二内部電極と、を備え、第一端子電極は、素体の一端側の端面を覆う第一端部と、四つの側面における素体の一端側を覆う第一側部と、を有し、第二端子電極は、素体の他端側の端面を覆う第二端部と、四つの側面における素体の他端側を覆う第二側部と、を有し、第一内部電極は、素体の他端側から素体の一端側へ向かって順番に第一主面電極部及び第二主面電極部を有すると共に、第二主面電極部と第一端子電極の第一側部とを接続する第一引出部を有し、第二内部電極は、素体の一端側から素体の他端側へ向かって順番に第四主面電極部及び第五主面電極部を有すると共に、第五主面電極部と第二端子電極の第二側部とを接続する第二引出部を有し、第一内部電極及び第二内部電極の幅方向において、第二主面電極部は第一主面電極部よりも大きく、第五主面電極部は第四主面電極部よりも大きく、素体の積層方向から見て、第二主面電極部の素体の他端側における外縁は、第五主面電極部の素体の一端側における外縁よりも他端側に配置されており、あるいは、第五主面電極部の素体の一端側における外縁と一致するように配置されていることを特徴とする。
本発明に係る積層型コンデンサでは、第一引出部が第二主面電極部と第一端子電極の第一側部とを接続し、第二引出部が第五主面電極部と第二端子電極の第二側部とを接続している。このように、異極性となる第一引出部と第二引出部が、素体の同一側面に引き出され、各端子電極にも側面に側部が形成されている。従って、内部電極を単に素体の端面から引き出したものに比して、異極性となる第一引出部と第二引出部との間の引出電極間距離が短くなる。すなわち、電流経路が短くなり、ESLを低減することができる。また、各引出部が素体の側面に引き出されることによって、実装方向によるESLのばらつきを低減することができる。また、幅方向において、第二主面電極部は第一主面電極部よりも大きく、第五主面電極部は第四主面電極部よりも大きく、積層方向から見て、第二主面電極部の他端側における外縁は、第五主面電極部の一端側における外縁よりも他端側、あるいは一致するように配置されている。更に、第一引出部は第二主面電極部に接続され、第二引出部は第五主面電極部に接続されている。従って、第二主面電極部において第一主面電極部よりも大きい部分及び第五主面電極部において第四主面電極部よりも大きい部分が、第一引出部と第二引出部との間の電流経路として機能し、電流経路を短くすることが可能となる。以上によって、信頼性を向上させると共に、更にESLを低減することができる。
また、本発明に係る積層型コンデンサにおいて、第一内部電極及び第二内部電極の長手方向において、第二主面電極部の素体の他端側における外縁は、第二引出部まで延びており、第五主面電極部の素体の一端側における外縁は、第一引出部まで延びていることが好ましい。これによって、電流経路(例えば図6のEL1、EL2)を確実に確保することができ、ESLを低減することができる。
また、本発明に係る積層型コンデンサにおいて、第一引出部は、第二主面電極部から幅方向へ延びる第一幅狭部を有すると共に、第一端子電極の第一側部と接続される部分に、素体の一端側へ延びる第一接続部を有し、第二引出部は、第五主面電極部から幅方向へ延びる第二幅狭部を有すると共に、第二端子電極の第二側部と接続される部分に、素体の他端側へ延びる第二接続部を有することが好ましい。このような構成とすることによって、接続部よりも素体内側にそれぞれ配置される幅狭部で電流経路を短くすることができ、低ESLとしつつも、接続部を形成することによって、端子電極との接続性も確保することができる。更に、幅狭部と接続部との間では、誘電体層の表面が露出しているため、誘電体層の露出面積を広くすることができる。誘電体層が露出している部分は、一枚上側の誘電体層の裏面と焼成時に強固に固定される。これによって、素体1の密着性を向上することができる。また、幅狭部によってESRを調整することができる。
また、本発明に係る積層型コンデンサにおいて、第一内部電極は、第一端子電極の第一端部と接続される第一追加引出部を有し、第二内部電極は、第二端子電極の第二端部と接続される第二追加引出部を有することが好ましい。引出部の数を増やすことによって、一層ESLを低減することができる。
また、本発明に係る積層型コンデンサにおいて、第一内部電極は、第二主面電極部における素体の一端側に第三主面電極部を有し、第二内部電極は、第五主面電極部における素体の他端側に第六主面電極部を有し、素体の積層方向において、第四主面電極部は第三主面電極部と重なり合い、第一主面電極部は第六主面電極部と重なり合い、積層方向から見て、第三主面電極部の外縁は、第四主面電極部の素体の一端側における先端部分を取り囲むように配置されており、第六主面電極部の外縁は、第一主面電極部の素体の他端側における先端部分を取り囲むように配置されていることが好ましい。積層方向から見て、第三主面電極部の外縁は、第四主面電極部の素体の一端側における先端部分を取り囲むように配置されており、第六主面電極部の外縁は、第一主面電極部の素体の他端側における先端部分を取り囲むように配置されているため、積層ずれが生じたとしても、第三主面電極部は、第四主面電極部と重なった状態を維持することができ、第六主面電極部は、第一主面電極部と重なった状態を維持することができる。従って、積層ずれによる静電容量のばらつきを抑制することができる。
本発明によれば、信頼性を向上させると共に、ESLを更に低減することができる。
本発明の第一実施形態に係る積層型コンデンサを示す斜視図である。 素体を誘電体層ごとに展開した展開図である。 本発明の第一実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。 従来の積層型コンデンサの第一内部電極を積層方向から見た図である。 本発明の第二実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。 本発明の第三実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。 本発明の第四実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。 本発明の第五実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。 本発明の第六実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[第一実施形態]
図1〜図3を参照して、本発明の第一実施形態に係る積層型コンデンサC1の構成を説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る積層型コンデンサC1を示す斜視図である。図2は、素体を誘電体層ごとに展開した展開図である。図3は、第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。なお、図3(a)は第一内部電極を実線で示し第二内部電極を仮想線で示している。図3(b)は第二内部電極を実線で示し、第一内部電極を仮想線で示している。図1に示すように、積層型コンデンサC1は、複数の長方形板状の誘電体層を積層して一体化することによって略直方体形状に構成された素体1と、第一端子電極2及び第二端子電極3を備えている。積層型コンデンサC1は、長さ、幅、厚さの寸法比率として長さ:幅:厚さ=2:1:0.6程度であり、例えば、約1.0mm×0.5mm×0.3mm、あるいは約0.6mm×0.3mm×0.2mmである。
素体1は、当該素体1の一端1A側の端面1a及び他端1B側の端面1bを有している。また、素体1は、端面1aと端面1bとを連結する四つの側面1c,1d,1e,1fを有している。
第一端子電極2は、素体1の一端1A側を覆う外部電極である。第一端子電極2は、素体1の端面1aを覆う第一端部2aと、側面1cの一端1A側を覆う第一側部2bと、側面1dの一端1A側を覆う第一側部2cと、側面1eの一端1A側を覆う第一側部2dと、側面1fの一端1A側を覆う第一側部2eとを有している。第二端子電極3は、素体1の他端1B側を覆う外部電極である。第二端子電極3は、素体1の端面1bを覆う第二端部3aと、側面1cの他端1B側を覆う第二側部3bと、側面1dの他端1B側を覆う第二側部3cと、側面1eの他端1B側を覆う第二側部3dと、側面1fの他端1B側を覆う第二側部3eとを有している。第一端子電極2及び第二端子電極3は、素体1の外面にCuやNi、あるいはAg、Pd等を主成分とする導電性ペーストをディップなどによって付着させた後に所定温度(例えば、700℃程度)にて焼き付け、更に電気メッキを施すことにより、形成される。電気メッキには、Ni、Sn等を用いることができる。第一端子電極2及び第二端子電極3の厚さは、10〜30μmに設定される。第一端子電極2の側部2b〜2eの他端1B側への長さ、及び第二端子電極3の側部3b〜3eの一端1A側への長さは、素体1の長さに対して30〜40%程度に設定される。
素体1は、図2に示すように、複数の長方形板状の誘電体層6と、複数の第一内部電極10と、第二内部電極20とが積層された積層体として構成されている。第一内部電極10と第二内部電極20は、素体1内において誘電体層6の積層方向(以下、単に「積層方向」と称する。)に沿ってそれぞれ一層ずつ配置されている。第一内部電極10と第二内部電極20とは、少なくとも一層の誘電体層6を挟むように対向配置されている。実際の積層型コンデンサC1では、複数の誘電体層6は、互いの間の境界が視認できない程度に一体化されている。具体的には、素体1は、図2に示すように、電極パターンが形成されていないセラミックグリーンシートの間に、第一内部電極10の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートと、第二内部電極20の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートとを積層させて、焼成することによって一体化されたものである。各セラミックグリーンシートはBaTiO、CaZrOなどを主成分として構成され、その厚さ、すなわち焼成後の誘電体層6の厚さは、1〜2μmとされている。なお、第一内部電極10及び第二内部電極20は、素体1内に複数枚形成されるが、図2においては、第一内部電極10が形成された誘電体層6と第二内部電極20が形成された誘電体層6が、それぞれ一枚ずつ示されている。
第一内部電極10は、素体1の一端1A側と他端1B側との間で延びるように素体1の内部に形成され、第一端子電極2と電気的に接続されている。第二内部電極20は、素体1の一端1A側と他端1B側との間で延びると共に第一内部電極10との間で誘電体層6を挟むように素体1の内部に形成され、第二端子電極3と電気的に接続されている。第一内部電極10及び第二内部電極20は、NiやNi合金などの導電材を含んでおり、当該導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。焼結後の第一内部電極10及び第二内部電極20の厚さは、0.8〜1.5μmとされている。なお、以下の説明においては、第一内部電極10及び第二内部電極20が延びる方向を「長手方向」と称し、長手方向に直交する第一内部電極10及び第二内部電極20の幅方向を「幅方向」と称する。
第一内部電極10は、素体1の他端1B側から一端1A側へ向かって順番に第一主面電極部11、第二主面電極部12、第三主面電極部13を有すると共に、第二主面電極部12と第一端子電極2の第一側部2c,2eとを接続する一対の第一引出部14,16を有している。図2中、第一主面電極部11、第二主面電極部12、第三主面電極部13、及び第一引出部14,16は、各領域同士を一点鎖線で区切り、各領域内にハッチング及びドットを付すことによって区別している。
第一主面電極部11は、第一内部電極10のうち、他端1B側に配置される矩形状の領域である。第三主面電極部13は、第一内部電極10のうち、一端1A側に配置される矩形状の領域である。第二主面電極部12は、第一内部電極10のうち、第一主面電極部11と第三主面電極部13との間に配置される矩形状の領域である。第二主面電極部12の幅方向の大きさは、少なくとも第一主面電極部11の幅方向の大きさよりも大きい。第二主面電極部12の幅方向の大きさは、第一主面電極部11の幅方向の大きさの120〜140%程度である。また、第一主面電極部11の他端1B側の外縁と誘電体層6の外縁6cとの間は離間している。第一主面電極部11と誘電体層6の外縁6bとの間、及び第一主面電極部11と誘電体層6の外縁6dとの間は離間している。第二主面電極部12と誘電体層6の外縁6bとの間、及び第二主面電極部12と誘電体層6の外縁6dとの間は離間している。第三主面電極部13と誘電体層6の外縁6bとの間、及び第三主面電極部13と誘電体層6の外縁6dとの間は離間している。第三主面電極部13の一端1A側の外縁と誘電体層6の外縁6aとの間は離間している。第一引出部14は、第二主面電極部12から幅方向に延びており、誘電体層6の外縁6bまで達している。第一引出部16は、第二主面電極部12から幅方向に延びており、誘電体層6の外縁6dまで達している。第一引出部14,16の長手方向における位置は、第一端子電極2の第一側部2c,2eに接続できる位置であれば特に限定されない。第一引出部14,16は、第二主面電極部12の幅方向両側縁における一端1A側の端部に配置される。従って、第二主面電極部12は、幅方向の両外縁における一端1A側の端部に第一引出部14,16が形成される領域と定義される。
第一実施形態に係る積層型コンデンサC1においては、第二主面電極部12の他端1B側の外縁(素体の他端側における外縁)12bは、素体1の長手方向の中央位置よりも他端1B側に配置されている。一方、第二主面電極部12の一端1A側の外縁12aは、長手方向における第一端子電極2の側部2b〜2eの略中央位置に配置されている。また、第一引出部14,16は、一端1A側の各外縁が第二主面電極部12の外縁12aと一致するように配置されている。第一主面電極部11及び第三主面電極部13の幅方向の大きさは、互いに同一となっている。第二主面電極部12の幅方向の大きさは、第一主面電極部11及び第三主面電極部13の幅方向の大きさよりも大きくなっている。なお、第一内部電極10は、誘電体層6の幅方向における中心軸線を基準として、線対称な形状となっている。
本実施形態では、第一引出部14,16よりも一端1A側には、誘電体層6の表面が露出する露出部31が形成される。露出部31は、外縁6aと第三主面電極部13との間の辺部31aと、外縁6bと第三主面電極部13との間の辺部31bと、外縁6dと第三主面電極部13との間の辺部31cとを有している。第一引出部14,16よりも他端1B側には、誘電体層6の表面が露出する露出部32が形成される。露出部32は、外縁6cと第一主面電極部11との間の辺部32aと、外縁6bと第一主面電極部11及び第二主面電極部12との間の辺部32bと、外縁6dと第一主面電極部11及び第二主面電極部12との間の辺部32cとを有している。
第二内部電極20は、素体1の一端1A側から他端1B側へ向かって順番に第四主面電極部21、第五主面電極部22、第六主面電極部23を有すると共に、第五主面電極部22と第二端子電極3の第二側部3c,3eとを接続する一対の第二引出部24,26を有している。図2中、第四主面電極部21、第五主面電極部22、第六主面電極部23、及び第二引出部24,26は、各領域同士を一点鎖線で区切り、各領域内にハッチング及びドットを付すことによって区別している。なお、第二内部電極20は、素体1の積層方向における中心軸線を基準として、第一内部電極10を180°点対象移動させた形状をなしている。
第四主面電極部21は、第二内部電極20のうち、一端1A側に配置される矩形状の領域である。第六主面電極部23は、第二内部電極20のうち、他端1B側に配置される矩形状の領域である。第五主面電極部22は、第二内部電極20のうち、第四主面電極部21と第六主面電極部23との間に配置される矩形状の領域である。第五主面電極部22の幅方向の大きさは、少なくとも第四主面電極部21の幅方向の大きさよりも大きい。第五主面電極部22の幅方向の大きさは、第四主面電極部21の幅方向の大きさの120〜140%程度である。また、第四主面電極部21の一端1A側の外縁と誘電体層6の外縁6aとの間は離間している。第四主面電極部21と誘電体層6の外縁6bとの間、及び第四主面電極部21と誘電体層6の外縁6dとの間は離間している。第五主面電極部22と誘電体層6の外縁6bとの間、及び第五主面電極部22と誘電体層6の外縁6dとの間は離間している。第六主面電極部23と誘電体層6の外縁6bとの間、及び第六主面電極部23と誘電体層6の外縁6dとの間は離間している。第六主面電極部23の他端1B側の外縁と誘電体層6の外縁6cとの間は離間している。第二引出部24は、第五主面電極部22から幅方向に延びており、誘電体層6の外縁6bまで達している。第二引出部26は、第五主面電極部22から幅方向に延びており、誘電体層6の外縁6dまで達している。第二引出部24,26の長手方向における位置は、第二端子電極3の第二側部3c,3eに接続できる位置であれば特に限定されない。第二引出部24,26は、第五主面電極部22の幅方向両側縁における他端1B側の端部に配置される。第五主面電極部22は、幅方向の両外縁における他端1B側の端部に第二引出部24,26が形成される領域と定義される。
第一実施形態に係る積層型コンデンサC1においては、第五主面電極部22の一端1A側の外縁(素体の一端側における外縁)22bは、素体1の長手方向の中央位置よりも一端1A側に配置されている。一方、第五主面電極部22の他端1B側の外縁22aは、長手方向における第二端子電極3の側部3b〜3eの略中央位置に配置されている。また、第二引出部24,26は、他端1B側の各外縁が第五主面電極部22の外縁22aと一致するように配置されている。第四主面電極部21及び第六主面電極部23の幅方向の大きさは、互いに同一となっている。第五主面電極部22の幅方向の大きさは、第四主面電極部21及び第六主面電極部23の幅方向の大きさよりも大きくなっている。なお、第二内部電極20は、誘電体層6の幅方向における中心軸線を基準として、線対称な形状となっている。
本実施形態では、第二引出部24,26よりも他端1B側には、誘電体層6の表面が露出する露出部41が形成される。露出部41は、外縁6cと第六主面電極部23との間の辺部41aと、外縁6bと第六主面電極部23との間の辺部41bと、外縁6dと第六主面電極部23との間の辺部41cとを有している。第二引出部24,26よりも一端1A側には、誘電体層6の表面が露出する露出部42が形成される。露出部42は、外縁6aと第四主面電極部21との間の辺部42aと、外縁6bと第四主面電極部21及び第五主面電極部22との間の辺部42bと、外縁6dと第四主面電極部21及び第五主面電極部22との間の辺部42cとを有している。
このように形成された第一内部電極10と第二内部電極20とが、積層方向から見てどのように重なりあうかについて説明する。第一内部電極10の第一主面電極部11、第三主面電極部13、及び第二内部電極20の第四主面電極部21、第六主面電極部23の幅方向の大きさはいずれも同一である。また、第一内部電極10の第二主面電極部12と第二内部電極20の第五主面電極部22の幅方向の大きさは同一である。また、第一主面電極部11と第六主面電極部23の他端1B側の外縁は、互いに一致する。第三主面電極部13と第四主面電極部21の一端1A側の外縁は、互いに一致する。従って、第一主面電極部11は、第六主面電極部23と重なり合うと共に第五主面電極部22の他端1B側の一部と重なり合う。第二主面電極部12は、第五主面電極部22の一部と重なり合うと共に第四主面電極部21の一部と重なり合う。第三主面電極部13は、第四主面電極部21の一端1A側の一部と重なり合う。重なり合う部分においてコンデンサの容量成分が形成される。
ここで、第二主面電極部12の幅方向の縁部12c及び第五主面電極部22の幅方向の縁部22cは、第一引出部14と第二引出部24との間の電流経路EL1として機能する。また、第二主面電極部12の幅方向の縁部12d及び第五主面電極部22の幅方向の縁部22dは、第一引出部16と第二引出部26との間の電流経路EL2として機能する。従って、縁部12cと縁部22cとが重なり合っているか、あるいは縁部12cの他端1B側の外縁12bと縁部22cの一端1A側の外縁22bとが一致している必要がある。また、縁部12dと縁部22dとが重なり合っているか、あるいは縁部12dの他端1B側の外縁12bと縁部22dの一端1A側の外縁22bとが一致している必要がある。すなわち、積層方向から見て、第二主面電極部12の他端1B側における外縁12bは、第五主面電極部22の一端1A側における外縁22bよりも他端1B側に配置されており、あるいは、第五主面電極部22の一端1A側における外縁22bと一致するように配置されている必要がある。本実施形態においては、第一内部電極12の外縁12bは、第二内部電極20の第二引出部24,26の手前まで延びており、第五主面電極部22の外縁22bは、第一内部電極10の第一引出部14,16の手前まで延びている。従って、縁部12cと縁部22cとが重なり合い、縁部12dと縁部22dとが重なり合う。
また、素体1の焼成時において、誘電体層6同士が接触する部分は、誘電体層6と内部電極とが接触する部分よりも強固に固定される。従って、露出部31、露出部32、露出部41及び露出部42は、素体1の焼成時に、一枚上側の誘電体層6の裏面と強固に密着される。特に、第一内部電極10については、素体1の他端1B側の露出部32のみならず、一端1A側にも露出部31が形成されている。また、第二内部電極20については、素体1の一端1A側の露出部42のみならず、他端1B側にも露出部41が形成されている。従って、素体1は、両端側において、各誘電体層6同士が強固に固定され、密着性が向上する。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態に係る積層型コンデンサC1の作用・効果について説明する。図4は、従来の積層型コンデンサにおける内部電極を積層方向から見た図である。図4(a)に示すように、従来の積層型コンデンサの内部電極110は、第二主面電極部112の幅方向の大きさが第一主面電極部11及び第三主面電極部13の幅方向の大きさと同一である。すなわち、第一内部電極110は、長方形状をなしている。その結果、第一引出部14,16が本実施形態に係る積層型コンデンサC1に比して長くなる。第二内部電極も同様な形状をなしている。図4(a)に示す従来の積層型コンデンサでは、電流経路EL1,EL2が長くESLが大きくなってしまう。一方、図4(b)に示す従来の積層型コンデンサの第一内部電極210は、第一主面電極部211、第二主面電極部212、第三主面電極部213全ての幅が広くされている。すなわち、第一内部電極210は、単に幅が広くされた長方形状をなしている。この場合、電流経路EL1,EL2は、図4(a)に比して短くなり、ESLは低減される。しかし、第一主面電極部211の他端1B側のコーナー部と、素体1における端面1b及び側面1e,1fのコーナー部との間の距離が短くなりすぎてしまい、内部電極の一部が素体1表面から露出する可能性もある。
本実施形態に係る積層型コンデンサC1では、第一引出部14が第二主面電極部12と第一端子電極2の第一側部2cとを接続し、第二引出部24が第五主面電極部22と第二端子電極3の第二側部3cとを接続している。また、第一引出部16が第二主面電極部12と第一端子電極2の第一側部2eとを接続し、第二引出部26が第五主面電極部22と第二端子電極3の第二側部3eとを接続している。このように、異極性となる第一引出部14と第二引出部24が、素体1の同一側面1e側に引き出され、各端子電極2,3にも側面1e側に側部2c,3cが形成されている。また、異極性となる第一引出部16と第二引出部26が、素体1の同一側面1f側に引き出され、各端子電極2,3にも側面1f側に側部2e,3eが形成されている。従って、内部電極を単に素体1の端面1aや端面1bから引き出したものに比して、異極性となる第一引出部14,16と第二引出部24,26との間の引出電極間距離が短くなる。すなわち、電流経路EL1,EL2が短くなり、ESLを低減することができる。また、各引出部が素体1の側面に引き出されることによって、実装方向によるESLのばらつきを低減することができる。また、幅方向において、第二主面電極部12は第一主面電極部11よりも大きく、第五主面電極部22は第四主面電極部21よりも大きく、積層方向から見て、第二主面電極部12の他端1B側における外縁12bは、第五主面電極部22の一端1A側における外縁22bよりも他端1B側に配置されている。更に、第一引出部14,16は第二主面電極部12に接続され、第二引出部24,26は第五主面電極部22に接続されている。従って、第二主面電極部12において第一主面電極部11よりも大きい部分である縁部12c,12d、及び第五主面電極部22において第四主面電極部21よりも大きい部分である縁部22c,22dが、第一引出部14,16と第二引出部24,26との間の電流経路EL1,EL2として機能する。これによって、電流経路EL1,EL2を短くすることが可能となり、ESLを低減することができる。
[第二実施形態]
本発明の第二実施形態に係る積層型コンデンサについて、図5を参照して説明する。図5は、第二実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。第二実施形態に係る積層型コンデンサは、第一内部電極310の第二主面電極部312及び第二内部電極320の第五主面電極部322の長手方向の長さが短い点で、第一実施形態に係る積層型コンデンサと主に相違している。
具体的には、第一内部電極310の第二主面電極部312の他端1B側の外縁312bが、素体1の長手方向の中央位置に配置されている。それに合わせて第一主面電極部311の一端1A側の端部も素体1の長手方向の中央位置に配置される。第二内部電極320の第五主面電極部322の一端1A側の外縁322bが、素体1の長手方向の中央位置に配置されている。それに合わせて第四主面電極部321の他端1B側の端部も素体1の長手方向の中央位置に配置される。これによって、積層方向から見て、第二主面電極部312の他端1B側における外縁312bは、第五主面電極部322の一端1A側における外縁322bと一致するように配置される。従って、第二主面電極部312において第一主面電極部311よりも大きい部分である縁部312c,312d、及び第五主面電極部322において第四主面電極部321よりも大きい部分である縁部322c,322dが、第一引出部14,16と第二引出部24,26との間の電流経路EL1,EL2として機能する。これによって、電流経路EL1,EL2を短くすることが可能となり、ESLを低減することができる。
[第三実施形態]
本発明の第三実施形態に係る積層型コンデンサについて、図6を参照して説明する。図6は、第三実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。第三実施形態に係る積層型コンデンサは、長手方向において、第二主面電極部の他端1B側における外縁が、第二引出部まで延びており、第五主面電極部の素体の一端1A側における外縁が、第一引出部まで延びている点で、第一実施形態に係る積層型コンデンサと相違する。
具体的に、第一内部電極410の第二主面電極部412の他端1B側の外縁412bは、第二内部電極420の第五主面電極部422の他端1B側の外縁422a(すなわち、第二引出部24,26の他端1B側の外縁)と一致する。第二内部電極420の第五主面電極部422の一端1A側の外縁422bは、第一内部電極410の第二主面電極部412の一端1A側の外縁412a(すなわち、第一引出部14,16の一端1A側の外縁)と一致する。このように、長手方向において、第二主面電極部412の他端1B側における外縁412bは、第二引出部24,26まで延びており、第五主面電極部422の一端1A側における外縁422bは、第一引出部14,16まで延びているこれによって、電流経路EL1,EL2を確実に確保することができ、これによってESLを低減することができる。
[第四実施形態]
本発明の第四実施形態に係る積層型コンデンサについて、図7を参照して説明する。図7は、第四実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。第四実施形態に係る積層型コンデンサは、積層方向から見て、第三主面電極部513の外縁は、第四主面電極部21の一端1A側における先端部分を取り囲むように配置されており、第六主面電極部523の外縁は、第一主面電極部11の他端1B側における先端部分を取り囲むように配置されている点で、第一実施形態に係る積層型コンデンサと相違する。
具体的には、第一内部電極510の第三主面電極部513の幅方向の大きさが、第二主面電極部12の幅方向の大きさと同一である。これによって、第一内部電極510の第三主面電極部513は第二内部電極520の第四主面電極部21よりも大きくなる。また、第二内部電極520の第六主面電極部523の幅方向の大きさが、第五主面電極部22の幅方向の大きさと同一である。これによって、第二内部電極520の第六主面電極部523は第一内部電極510の第一主面電極部11よりも大きくなる。例えば、積層方向から見て、第一内部電極の第三主面電極部と第二内部電極の第四主面電極の大きさが同一であった場合、誘電体層6の積層時に積層ずれが生じたとき、第三主面電極部と第四主面電極部との間に重なり合わず、容量成分を形成しない領域が発生する。これによって、積層型コンデンサの静電容量のばらつきが生じる可能性がある。しかし、第四実施形態に係る積層型コンデンサでは、積層方向から見て、第三主面電極部513の外縁は、第四主面電極部21の一端1A側における先端部分を取り囲むように配置されており、第六主面電極部523の外縁は、第一主面電極部11の他端1B側における先端部分を取り囲むように配置されているため、積層ずれが生じたとしても、第三主面電極部513は、第四主面電極部21と重なった状態を維持することができ、第六主面電極部523は、第一主面電極部11と重なった状態を維持することができる。従って、積層ずれによる静電容量のばらつきを抑制することができる。
[第五実施形態]
本発明の第五実施形態に係る積層型コンデンサについて、図8を参照して説明する。図8は、第五実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。第五実施形態に係る積層型コンデンサは、第一内部電極610の第一引出部614,616、及び第二内部電極620の第二引出部624,626の形状が、第一実施形態に係る積層型コンデンサと相違する。
具体的に、第一内部電極610の第一引出部614,616は、第二主面電極部12から幅方向へそれぞれ延びる第一幅狭部614a,616aを有すると共に、第一端子電極2の第一側部2c,2eと接続される部分に、一端1A側へ延びる第一接続部614b,616bを有している。また、第二内部電極620の第二引出部624,626は、第五主面電極部22から幅方向へそれぞれ延びる第二幅狭部624a,626aを有すると共に、第二端子電極3の第二側部3c,3eと接続される部分に、他端1B側へ延びる第二接続部624b,626bを有する。第一引出部614,616は、第一実施形態に係る第一引出部14,16に対して、一端1A側から他端1B側へ延びるスリット614c,616cが形成された形状である。また、第二引出部624,626は、第一実施形態に係る第二引出部24,26に対して、他端1B側から一端1A側へ延びるスリット624c,626cが形成された形状である。スリット614c,616c,624c,626cの長手方向において引出部14,16,24,26に対してスリットの占める割合は50〜70%であり、幅方向において引出部14、16,24,26に対してスリットの占める割合は30〜50%である。このような構成とすることによって、素体1内側にそれぞれ配置される幅狭部614a,616a,624a,626aで電流経路EL1,EL2を短くすることができ、低ESLとしつつも、接続部614b,616b,624b,626bを形成することによって、端子電極2,3との接続性も確保することができる。更に、幅狭部614a,616a,624a,626aと接続部614b,616b,624b,626bとの間のスリット614c,616c,624c,626cでは、誘電体層6の表面が露出しているため、各露出部31,32,41,42の露出面積を広くすることができる。これによって、素体1の密着性を向上することができる。また、幅狭部614a,616a,624a,626aによってESRを調整することができる。
[第六実施形態]
本発明の第六実施形態に係る積層型コンデンサについて、図9を参照して説明する。図9は、第六実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。第六実施形態に係る積層型コンデンサは、第一内部電極710が第一追加引出部717を有し、第二内部電極720が第二追加引出部727を有している点で、第一実施形態に係る積層型コンデンサと相違する。第一追加引出部717は、第三主面電極部13の一端1A側の外縁から第一端子電極2の第一端部2aへ延びている。第二追加引出部727は、第六主面電極部23の他端1B側の外縁から第二端子電極3の第二端部3aへ延びている。引出部の数を増やすことによって、一層ESLを低減することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、図1に示す積層型コンデンサC1では、端子電極2,3は、四つの側面を覆っていたが、少なくとも側面1d,1fが覆われていればよく、側面1c,1eが覆われていなくてもよい。
また、本発明においては、第三主面電極部、すなわち第一引出部よりも一端1A側の大きさや形状は特に限定されない。また、第三主面電極部が省略され、第一内部電極が第一主面電極部、第二主面電極部、及び第一引出部のみで構成されていてもよい。また、第六主面電極部、すなわち第二引出部よりも他端1B側の大きさや形状は特に限定されない。また、第六主面電極部が省略され、第二内部電極が第四主面電極部、第五主面電極部、及び第二引出部のみで構成されていてもよい。
1…素体、1a,1b…端面、1c,1d,1e,1f…側面、1A…素体の一端、1B…素体の他端、2…第一端子電極、2a…第一端部、2b,2c,2d,2e…第一側部、3…第二端子電極、3a…第二端部、3b,3c,3d,3e…第二側部、6…誘電体層、10,310,410,510,610,710…第一内部電極、11,311,411…第一主面電極部、12,312,412…第二主面電極部、12b,312b,412b…外縁(素体の他端側における外縁)13,513…第三主面電極部、14,16,614,616…第一引出部、614a,616a…第一幅狭部、614b,616b…第一接続部、20,320,420,520,620,720…第二内部電極、21,321,421…第四主面電極部、22,322,422…第五主面電極部、22b,322b,422b…外縁(素体の一端側における外縁)、23,523…第六主面電極部、24,26,624,626…第二引出部、624a,626a…第二幅狭部、614b,616b…第二接続部、717…第一追加引出部、727…第二追加引出部。

Claims (4)

  1. 複数の誘電体層を積層することによって形成され、一対の端面と前記端面同士を連結する四つの側面を有する素体と、
    前記素体の一端側を覆う第一端子電極と、
    前記素体の他端側を覆う第二端子電極と、
    前記素体の一端側と前記素体の他端側との間で延びるように前記素体の内部に形成され、前記第一端子電極と電気的に接続された第一内部電極と、
    前記素体の一端側と前記素体の他端側との間で延びると共に前記第一内部電極との間で前記誘電体層を挟むように前記素体の内部に形成され、前記第二端子電極と電気的に接続された第二内部電極と、を備え、
    前記第一端子電極は、前記素体の一端側の前記端面を覆う第一端部と、四つの前記側面における前記素体の一端側を覆う第一側部と、を有し、
    前記第二端子電極は、前記素体の他端側の前記端面を覆う第二端部と、四つの前記側面における前記素体の他端側を覆う第二側部と、を有し、
    前記第一内部電極は、前記素体の他端側から前記素体の一端側へ向かって順番に第一主面電極部第二主面電極部及び第三主面電極部を有すると共に、前記第二主面電極部と前記第一端子電極の第一側部とを接続する第一引出部を有し、
    前記第二内部電極は、前記素体の一端側から前記素体の他端側へ向かって順番に第四主面電極部第五主面電極部及び第六主面電極部を有すると共に、前記第五主面電極部と前記第二端子電極の第二側部とを接続する第二引出部を有し、
    前記素体の積層方向において、前記第四主面電極部は前記第三主面電極部と重なり合い、前記第一主面電極部は前記第六主面電極部と重なり合い、前記第二主面電極部は前記第五主面電極部と重なり合い、
    前記第一内部電極及び前記第二内部電極の幅方向において、前記第二主面電極部は前記第一主面電極部及び前記第三主面電極部よりも大きく、前記第五主面電極部は前記第四主面電極部及び前記第六主面電極部よりも大きく、
    前記第一引出部は、前記第二主面電極部のうち前記第一側部に対向する外縁から、前記第一側部に向けて延びており、
    前記第二引出部は、前記第五主面電極部のうち前記第二側部に対向する外縁から、前記第二側部に向けて延びており、
    前記素体の積層方向から見て、前記第一内部電極及び前記第二内部電極の長手方向において、前記第二主面電極部の前記素体の他端側における外縁は、前記第二引出部のうち前記素体の他端側の外縁と一致しており、前記第五主面電極部の前記素体の一端側における外縁は、前記第一引出部のうち前記素体の一端側の外縁と一致していることを特徴とする積層型コンデンサ。
  2. 前記第一引出部は、前記第二主面電極部から前記幅方向へ延びる第一幅狭部を有すると共に、前記第一端子電極の前記第一側部と接続される部分に、前記素体の一端側へ延びる第一接続部を有し、
    前記第二引出部は、前記第五主面電極部から前記幅方向へ延びる第二幅狭部を有すると共に、前記第二端子電極の前記第二側部と接続される部分に、前記素体の他端側へ延びる第二接続部を有することを特徴とする請求項記載の積層型コンデンサ。
  3. 前記第一内部電極は、前記第一端子電極の前記第一端部と接続される第一追加引出部を有し、
    前記第二内部電極は、前記第二端子電極の前記第二端部と接続される第二追加引出部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の積層型コンデンサ。
  4. 前記積層方向から見て、前記第三主面電極部の外縁は、前記第四主面電極部の前記素体の一端側における先端部分を取り囲むように配置されており、前記第六主面電極部の外縁は、前記第一主面電極部の前記素体の他端側における先端部分を取り囲むように配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載の積層型コンデンサ。
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