JP5032068B2 - シートベルト巻取り方法、シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 - Google Patents

シートベルト巻取り方法、シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 Download PDF

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Description

本発明は、モータによりシートベルトの巻取りを行うシートベルト装置のシートベルト巻取り方法、それを実行するためのシートベルトリトラクタ及びシートベルト装置に関し、とくに余分な巻取り動作の繰り返しを行わないようにするためのシートベルト巻取り方法、シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置に関する。
図7は、従来のシートベルト装置の全体模式図である。本図に示すように、従来の一般的なシートベルト装置は、乗員を拘束するシートベルト71と、シートベルト71を引出し可能に巻き取るシートベルトリトラクタ72と、シートベルト71に摺動可能に支持されたタング73と、タング73と係合可能なバックル74とを備えており、乗員がタング73を引出してバックル74に係合させることによって、乗員を車両シート75に拘束するようになっている。なお、シートベルト71は車体(図示せず)に固定されたガイドアンカー76に掛け回されるとともに先端がベルトアンカー77により車体又は車両シート75に接続されている。
前記シートベルトリトラクタ72は、シートベルト71を巻き取るスプール(図示せず)と、スプールを回転させるモータ(図示せず)とを備え、車体又は車両シート75に固定されている。かかるシートベルトリトラクタ72は、余分に引出されたシートベルトを人間の体にフィットするまで確実に巻き取ること、人間が着用しない場合には引出されたシートベルトを確実に収納部に格納するまで巻き取ること、正常着用した状態で乗員の胸部等に不必要な圧追感を与えないようにすること等の要求を満たすために採用されている。例えば、特許文献1に開示されているシートベルト装置では、かかるモータを備えており、バックルスイッチのON/OFFやシートベルト着用信号のON/OFF等によりモータの回転数が制御されている。
特開2005−219535号公報
特許文献1に記載されたシートベルト装置は、乗員によるシートベルトの引出し過程に関係なく引出し中断を正確に判定してベルトを巻き取ることができ、もって、不必要なベルトテンションの増加による乗員の違和感を未然に防止して商品価値を向上させることができるシートベルト装置を提供することを目的とし、ベルト引出し検出手段及びベルト着用検出手段によって、シートベルトが引出されてから一定時間が経過してもシートベルトが着用されない所定の状態が検出されたときにモータを作動させてシートベルトを巻き取るモータ回転制御手段を有する。なお、作動したモータは、ベルト引出し検出手段によりシートベルトの巻取り完了が検出されると停止されるようになっている。
しかしながら、特許文献1に記載のシートベルト装置では、モータを作動させてシートベルトを巻き取る最中に、タングが乗員や車内構造物(例えば、車両シートやドア等)に引っ掛かった場合や、乗員がシートベルトを再着用するためにシートベルトを引出した場合が考慮されておらず、モータを作動させた後、シートベルト巻取り完了前に、モータの作動を停止させるという発想はない。また、シートベルト引出し検出手段がシートベルトの巻取り完了を検出するのも、単に作動したモータを停止させるためのものに過ぎない。
また、モータを作動させてシートベルトを巻き取る最中に、シートベルトやタングが乗員や車内構造物(例えば、車両シートやドア等)に引っ掛かった場合や、乗員がシートベルトを再着用するためにシートベルトを引出した場合に、モータを停止させると再度モータを作動させなければならない。乗員がシートベルトの引っ掛かりを直したり、乗員がシートベルトを再着用したりした時には、シートベルトの弛みや緩みを取り除く必要があるからである。
さらに、適当なタイミングでモータを完全に停止させてシートベルトの巻取り動作を終了させる必要もある。タングが車内構造物(例えば、車両シートやドア等)に引っ掛かったまま乗員が降車した場合や、乗員がシートベルトを再着用した場合に、いつまでもモータを作動させていたり、作動しうる状態にしておいたりすると、バッテリーの電源を無駄に消費してしまう、モータの停止及び作動の繰り返しにより乗員に違和感を与えてしまう、モータの停止及び作動の繰り返しによる作動音に煩わしさを感じてしまう等の問題があった。
本発明は上述した問題点に鑑み創案されたものであり、モータがシートベルトの巻取り中であってもモータの作動を停止させることができるとともに、モータの作動を再開させることができ、かつ、モータの余分な停止及び作動の繰り返しを低減することができるシートベルトの巻取り方法、シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、シートベルトを巻き取るモータを有するシートベルト装置のシートベルト巻取り方法であって、前記モータを作動させる始動信号を検出する始動信号検出ステップと、前記始動信号に基づいて前記モータを作動させる始動ステップと、作動中の前記モータに生じる過負荷を検出する過負荷検出ステップと、過負荷を検出した場合に前記モータの作動を停止させる停止ステップと、前記モータを一定時間停止させた状態を維持する待機ステップと、前記一定時間経過後に前記シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認する格納確認ステップと、前記シートベルトの巻取りが完了していない場合に前記始動ステップに移行するとともに再始動回数を計数し所定回数に達した場合に前記シートベルトの巻取りを終了させる再始動判定ステップと、を有し、前記始動信号検出ステップ、前記始動ステップ、前記過負荷検出ステップ、前記停止ステップ、前記待機ステップ、前記格納確認ステップ及び前記再始動判定ステップの順序で処理する、ことを特徴とするシートベルト巻取り方法が提供される。ここで、前記格納確認ステップは、前記シートベルトの巻取りが完了している場合に、前記再始動判定ステップを省略して、前記シートベルトの巻取りを終了させるようにしてもよい。
また、前記待機ステップ中に、待機解除信号を検出すると、前記始動ステップに移行する待機解除ステップを追加してもよいし、前記待機ステップ中に、シートベルト着用信号を検出すると、前記シートベルトの巻取りを終了させる再始動解除ステップを追加してもよい。さらに、前記始動信号検出ステップ直後に、前記シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認する事前格納確認ステップを有し、前記シートベルトの巻取りが完了していない場合に前記始動ステップに移行するようにしてもよい。なお、前記始動信号は、例えば、前記シートベルトの着用状態又は車両のドアの開閉状態を検出する信号とすることができる。
また、本発明によれば、シートベルトを巻き取るスプールと、該スプールを回転させるモータとを有するシートベルトリトラクタにおいて、前記モータを作動させる始動信号を受信する始動信号受信手段と、前記モータに生じる過負荷を検出する過負荷検出手段と、シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認する格納確認手段と、前記モータの作動を制御するモータ制御手段と、を備え、前記モータ制御手段は、前記始動信号受信手段により受信した始動信号に基づいて前記モータを作動させ、前記過負荷検出手段により過負荷を検出した場合に前記モータの作動を停止させ、前記モータを一定時間停止させた状態を維持し、一定時間経過後に前記格納確認手段の信号により前記シートベルトの巻取りが完了していない場合に前記モータを再始動させ、前記モータの再始動回数が所定の回数に達した場合に前記シートベルトの巻取りを終了させる、ことを特徴とするシートベルトリトラクタが提供される。ここで、前記モータ制御手段は、前記格納確認手段の信号により前記シートベルトの巻取りが完了している場合に前記モータを再始動させることなく前記シートベルトの巻取りを終了させるようにしてもよい。
また、前記モータ制御手段は、待機解除信号を受信すると、前記一定時間の経過を待つことなく前記モータを再始動させるようにしてもよいし、シートベルト着用信号を受信すると、前記一定時間の経過を待つことなく前記シートベルトの巻取りを終了させるようにしてもよい。さらに、前記モータ制御手段は、前記始動信号受信手段により前記モータを始動させる始動信号を受信した後、前記格納確認手段により前記シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認し、前記シートベルトの巻取りが完了していない場合に、前記モータを始動させるようにしてもよい。なお、前記始動信号は、前記シートベルトの着用状態又は車両のドアの開閉状態を検出する信号とすることができる。
さらに、本発明によれば、乗員を拘束するシートベルトと、該シートベルトを引出し可能に巻き取るシートベルトリトラクタと、前記シートベルトに摺動可能に支持されたタングと、車体構造物に固定され前記タングと係合可能なバックルとを有するシートベルト装置において、前記シートベルトリトラクタは、段落[0011]及び段落[0012]に記載したようなシートベルトリトラクタにより構成されていることを特徴とするシートベルト装置が提供される。
上述した本発明のシートベルト巻取り方法、シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置によれば、モータがシートベルトの巻取り中であってもモータの作動を停止させることができるとともに、モータの作動を再開させることができ、かつ、モータの余分な停止及び作動の繰り返しを低減することができる。したがって、バッテリーの電源を無駄に消費することがない、モータの停止及び作動の繰り返しにより乗員に違和感を与えることが少ない、モータの停止及び作動の繰り返しによる作動音に煩わしさを感じることが少ない等の優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施形態について図1〜図6を用いて説明する。ここで、図1は本発明のシートベルト巻取り方法を用いた第1実施形態のフロー図、図2は同第2実施形態のフロー図、図3は同第3実施形態のフロー図、図4は同第4実施形態のフロー図、図5は同第5実施形態のフロー図である。
図1に示すように、本発明のシートベルト巻取り方法は、モータを作動させるバックル解除信号を検出する始動信号検出ステップ(S1)と、バックル解除信号に基づいてモータを作動させる始動ステップ(S2)と、作動中のモータに生じる過負荷を検出する過負荷検出ステップ(S3)と、過負荷を検出した場合にモータの作動を停止させる停止ステップ(S4)と、モータを一定時間停止させた状態を維持する待機ステップ(S5)と、一定時間経過後にシートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認する格納確認ステップ(S6)と、シートベルトの巻取りが完了していない場合に始動ステップに移行するとともに再始動回数を計数し所定回数に達した場合にシートベルトの巻取りを終了(S8)させる再始動判定ステップ(S7)と、を有し、始動信号検出ステップ(S1)、始動ステップ(S2)、過負荷検出ステップ(S3)、停止ステップ(S4)、待機ステップ(S5)、格納確認ステップ(S6)及び再始動判定ステップ(S7)の順序で処理するように構成されている。
前記始動信号検出ステップ(S1)は、シートベルトの巻取りを開始するトリガーを検出するためのステップである。ここでは、モータの始動信号をバックル解除信号としているので、例えば、車両走行中に着用していたシートベルトを降車するために外す場合のシーケンスを示している。バックル解除信号とは、シートベルトのタングとバックルの係合が解除された場合に発せられる信号である。このバックル解除信号が検出(受信)されると、次のステップに移行する。
前記始動ステップ(S2)は、シートベルトを巻き取るモータを正転(シートベルトの巻取り方向に回転)させるステップである。このとき、モータと実際にシートベルトを巻き取るスプールとの動力伝達回路が切断されている場合もあるので、その場合には、かかる動力伝達回路を接続(ON)とする必要がある。例えば、動力伝達回路がクラッチ機構により切断されている場合にはクラッチ機構を作動させればよいし、モータを正転させることによって動力伝達回路が接続(ON)される場合にはモータを正転させるだけでよい。
前記過負荷検出ステップ(S3)は、シートベルト巻取り中にモータに生じる過負荷を検出するステップである。過負荷が生じているか否かは、モータの電流が所定値以上に上昇したか否かを監視することによって判断し、所定値以上に上昇した場合を過負荷と判断している。また、過負荷が生じているか否かは、モータの電流値の他に、モータのトルク変動、モータの温度上昇、シートベルトの張力、スプールの歪み等によっても直接的又は間接的に検出することができる。この過負荷検出ステップ(S3)において、モータの過負荷が検出された場合(Y)は、次のステップに移行し、モータの過負荷が検出されない場合(N)は、そのままモータを正転させてシートベルトの巻取りを続ける。
バックル解除後に、モータに過負荷が生じるのは、シートベルトやタングが乗員や車内構造物(例えば、車両シートやドア等)に引っ掛かった場合や、乗員がシートベルトを再着用するためにシートベルトを引出した場合等がある。このような場合に、モータを作動させたまま(シートベルトを巻取り続けたまま)では、シートベルトの引っ掛かりを直す場合や再着用(再引出し)の場合に乗員に負荷や抵抗を与えることになってしまう。また、乗員がシートベルトの引っ掛かりに気付かずに降車してしまった場合には、モータが作動したまま放置されてしまうことになる。そこで、モータに過負荷が生じた場合には、一旦モータの作動を停止させるべく、過負荷検出ステップ(S3)においてモータの過負荷を監視している。
前記停止ステップ(S4)は、モータの過負荷が検出された場合にモータの作動(回転)を停止させるステップである。このとき、モータとスプールとの動力伝達回路を切断するようにしてもよく、図1に示すように、モータを逆転(シートベルトの引出し方向に回転)させることによって動力伝達回路を切断する方法を選択してもよい。このように動力伝達回路を切断するのは、シートベルトの引っ掛かりを直したり、シートベルトを再引出ししたりしたときに、モータが負荷又は抵抗とならないようにするためである。この動力伝達回路切断方法には、モータを逆転させる以外にも、クラッチ機構を切り離す等の方法があり、図1に示した方法に限定されるものではない。
前記待機ステップ(S5)は、モータを一定時間停止させたままにしておくステップである。このように、モータ停止後一定時間そのまま待機させることで、引っ掛かったシートベルトを直したり、シートベルトを再着用したりするための時間を確保している。待機時間を一定時間と区切ったのは、乗員がシートベルトの引っ掛かりを直したり、乗員がシートベルトを再着用したりした時には、シートベルトの弛みや緩みを取り除く必要があるからである。したがって、この一定時間は、乗員がシートベルトの引っ掛かりを直すのに必要な時間又は乗員がシートベルトを再着用するのに必要な時間よりも長く設定しておく必要がある。例えば、数秒程度で十分であるが、統計学的に時間を算出して設定してもよいし、乗員や車両保有者が任意に設定できるようにしてもよい。この待機ステップ(S5)において、一定時間が経過した場合(Y)には、モータを再始動させるべく次のステップに移行し、一定時間が経過していない場合(N)には、モータを停止させた状態を維持する。
前記格納確認ステップ(S6)は、シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認するステップである。ここで、「シートベルトの巻取りが完了」とは、シートベルトが完全に格納されている場合と、それに近い状態の場合を含むものとする。シートベルトの巻取りが完了しているか否かは、スプールの回転量、シートベルトの所定位置の検出、スプールに巻き取られたシートベルトの厚さ、シートベルトの張力等によって監視することができる。具体的には、例えば、スプールの回転量に応じてON/OFFするリトラクタスイッチを使用することができる。このように、モータを再始動させる前にシートベルトの格納状態を確認するのは、既にシートベルトの巻取りが完了している場合にモータを再始動させる必要はないからである。この格納確認ステップ(S6)において、シートベルトの巻取りが完了している場合(Y)には、モータの再始動回数が所定回数に達していなくても、シートベルトの巻取りを終了(S8)させる。したがって、格納確認ステップ(S6)により、余分なモータの再始動を低減することができ、乗員に違和感を与えたり、作動音による煩わしさを感じさせたりすることがない。また、シートベルトの巻取りが完了していない場合(N)には、モータを再始動させるべく次のステップに移行する。
前記再始動判定ステップ(S7)は、モータの再始動回数を計数し、モータを再始動させるか否かを判断するステップである。この再始動判定ステップ(S7)において、モータの再始動回数が所定の回数(例えば、3回)に達していない場合(N)には、上述した始動ステップ(S2)に移行し、モータの再始動を行う。また、モータの再始動回数が所定の回数に達している場合(Y)には、シートベルトの巻取りを終了(S8)させ、次の始動信号を検出するまでモータを停止させておく。
このように、本発明の巻取り方法は、モータの停止及び作動を所定回数だけ繰り返した後、モータを再始動させないようにしているので、特別なセンサを設けることなく、シートベルトが乗員や車内構造物に引っ掛かった場合にも、乗員がシートベルトを再着用するためにシートベルトを引出した場合にも対応することができる。この所定回数は、(1)シートベルトの巻取りが完了するまでにシートベルトが引っ掛かるのは通常1〜2回程度であり、それ以上の回数だけ繰り返せば十分であること、(2)乗員がシートベルトを再着用した場合や乗員がシートベルトの引っ掛かりに気付かずに降車してしまった場合には常に過負荷が生じ、その状態で再始動を何度も繰り返すことは、乗員に違和感や煩わしさを与えるだけでなく、無駄に電力を消費してしまうこと、等に鑑み設定されたものである。
次に、図2を参照して、本発明のシートベルト巻取り方法を用いた第2実施形態について説明する。第2実施形態において、第1実施形態と同じステップには同じステップ番号を付し重複した説明を省略する。第2実施形態は、待機解除ステップ(S21)を待機ステップ(S5)の待機状態を維持するシーケンス中に挿入したものである。
前記待機解除ステップ(S21)は、待機ステップ(S5)中に、待機解除信号が検出された場合(Y)に、一定時間の経過を待たずに始動ステップ(S2)に移行するステップである。したがって、格納確認ステップ(S6)及び再始動判定ステップ(S7)は省略される。また、待機解除信号が検出されない場合(N)には通常のシーケンスに戻る。これは、モータを停止させた待機状態において、ドアが開放されたり、エンジンが停止されたり、車両シートから乗員が離れたり等した場合には、直ちにモータを再始動させてシートベルトの巻取りを再開しても問題がないためである。待機解除信号は、例えば、ドアスイッチ、イグニッションスイッチ、シート荷重計等から検出される信号である。なお、待機解除ステップ(S21)は、待機解除信号が検出された時にのみ有効であり、その後同じ状態が維持されている場合(例えば、エンジンが停止されたままの状態)には、「待機解除信号が検出されない場合(N)」に相当し、通常のシーケンスによりモータは制御される。この待機解除ステップ(S21)により、無駄な待機時間を省略することができる。
次に、図3を参照して、本発明のシートベルト巻取り方法を用いた第3実施形態について説明する。第3実施形態において、第1実施形態と同じステップには同じステップ番号を付し重複した説明を省略する。第3実施形態は、再始動解除ステップ(S31)を待機ステップ(S5)の待機状態を維持するシーケンス中に挿入したものである。
前記再始動解除ステップ(S31)は、待機ステップ(S5)中に、シートベルト着用信号が検出された場合(Y)に、一定時間の経過を待たずにシートベルトの巻取りを終了(S8)させるステップである。したがって、格納確認ステップ(S6)及び再始動判定ステップ(S7)は省略される。また、シートベルト着用信号が検出されない場合(N)には通常のシーケンスに戻る。これは、モータを停止させた待機状態において、乗員がシートベルトを着用(タングとバックルが係合)した場合には、直ちにモータを再始動させるシーケンスを終了しても問題がないためである。シートベルト着用信号は、例えば、バックルスイッチ等から検出される信号である。この再始動解除ステップ(S31)により、モータの無駄な再始動の繰り返しを少なくすることができ、乗員に対する違和感や煩わしさを低減することができる。
次に、図4を参照して、本発明のシートベルト巻取り方法を用いた第4実施形態について説明する。第4実施形態において、第1実施形態〜第3実施形態と同じステップには同じステップ番号を付し重複した説明を省略する。第4実施形態は、待機解除ステップ(S21)及び再始動解除ステップ(S31)を待機ステップ(S5)の待機状態を維持するシーケンス中に挿入したものである。すなわち、第4実施形態は、第1実施形態〜第3実施形態に示したシーケンスを全て組み合わせたものである。
かかる第4実施形態のシートベルト巻取り方法によれば、停止ステップ(S4)の後、待機解除ステップ(S21)において待機解除信号の有無を確認し、待機解除信号が検出された場合(Y)には始動ステップ(S2)に移行し、待機解除信号が検出されない場合(N)には待機ステップ(S5)に移行する。待機ステップ(S5)において一定時間が経過しているか否かを確認し、一定時間が経過している場合(Y)には格納確認ステップ(S6)に移行し、一定時間が経過していない場合(N)には再始動解除ステップ(S31)に移行する。再始動解除ステップ(S31)においてシートベルト着用信号の有無を確認し、シートベルト着用信号が検出されない場合(N)には待機解除ステップ(S21)の手前に移行し、シートベルト着用信号が検出された場合(Y)にはシートベルトの巻取りを終了(S8)させ、次の始動信号を検出するまでモータを停止させておく。
次に、図5を参照して、本発明のシートベルト巻取り方法を用いた第5実施形態について説明する。第5実施形態において、第4実施形態と同じステップには同じステップ番号を付し重複した説明を省略する。第5実施形態は、第4実施形態の始動信号検出ステップ(S1)の始動信号をドア開放信号とした始動信号受信ステップ(S51)を有する場合のシーケンスである。
前記始動信号検出ステップ(S51)は、シートベルト巻取り方法のシーケンスが終了状態にある場合において、シートベルトの巻取りを開始するトリガーを検出するためのステップである。ここでは、モータの始動信号をドア開放信号としているので、例えば、乗員が車両に乗車してシートベルトを着用しようとする場合のシーケンスを示している。ドア開放信号とは、車両のドアが開放された場合に発せられる信号である。このバックル解除信号が検出(受信)されると、次のステップに移行する。なお、ドア開放信号は、乗員が車両から降車する場合にも検出されるが、この場合には通常バックル解除信号を始動信号として本発明のシートベルト巻取り方法のシーケンスが機能しており、ドア開放信号は待機解除信号として処理されることとなる。
前記始動信号検出ステップ(S51)の次には、シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認する事前格納確認ステップ(S52)が挿入されている。事前格納確認ステップ(S52)において、シートベルトの巻取りが完了している場合(Y)には、シートベルトの巻取りを終了(S8)させ、シートベルトの巻取りが完了していない場合(N)には、モータを始動させるべく始動ステップ(S2)に移行する。この事前格納確認ステップ(S52)は、挿入位置が異なる以外は、上述の格納確認ステップ(S6)と基本的に同じステップであるので重複した説明を省略する。
このように、事前格納確認ステップ(S52)を設けたのは、第1実施形態〜第4実施形態に示した本発明のシートベルト巻取り方法によれば、モータの再始動を所定回数だけ繰り返した後は、モータの再始動を行わないため、何らかの理由により、シートベルトの巻取りが完了していない場合があるためである。例えば、シートベルトが車両シートやドアに引っ掛かった状態のまま乗員が車両から降車してしまった場合や乗員が車両から降車する際にシートベルトがドアに挟まってしまった場合等が考えられる。このような場合、乗員が車両に乗車する時に、シートベルトがドアから開放されたり、乗員がシートベルトの引っ掛かりを直したりすることがあり、その際のシートベルトの弛みや緩みを取り除いて、シートベルトの巻取りを完了した状態にした方が、その後のシートベルトの操作に都合がよい。
また、ドア開放信号の検出により、図5に示したシートベルトの巻取り方法が実行された場合に、当然、乗員がシートベルトを着用する操作を行うことが想定される。この場合、シートベルトを乗員が把持する又は引出すことにより、モータに過負荷が生じる。したがって、過負荷検出ステップ(S3)によりシートベルトの巻取りは中断され、モータ停止中にシートベルトを着用すれば、再始動解除ステップ(S31)によりシートベルトの巻取りが終了(S8)する。よって、ドア開放信号をモータの始動信号として設定した場合に、事前格納確認ステップ(S52)を設けたとしても、乗員に違和感を与えることはない。なお、過負荷検出ステップ(S3)における過負荷の検出値(例えば、モータ電流の所定値)の設定によっては、乗員がシートベルトを着用した場合の緩みを取り除くことができ、シートベルトを乗員にフィットさせることができる。
モータの始動信号をドア開放信号とした場合について、第4実施形態の変形例として、待機解除ステップ(S21)及び再始動解除ステップ(S31)の両方を有する場合を示したが、これに限定されるものではなく、待機解除ステップ(S21)及び再始動解除ステップ(S31)の両方を有しない場合(第1実施形態の変形例)、待機解除ステップ(S21)のみを有する場合(第2実施形態の変形例)、再始動解除ステップ(S31)のみを有する場合(第3実施形態の変形例)にも適用できることは勿論である。また、事前格納確認ステップ(S52)を省略してもよい。
続いて、図6を参照して、本発明のシートベルト巻取り方法を実行するシートベルトリトラクタ及びシートベルト装置について説明する。ここで、図6は、本発明のシートベルトリトラクタの構成概念図である。
本発明のシートベルトリトラクタ1は、シートベルトを巻き取るスプール2と、スプール2を回転させるモータ3とを有し、モータ3に生じる過負荷(過電流)を検出する電流計4(過負荷検出手段)と、シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認するリトラクタスイッチ5(格納確認手段)と、モータ3の作動を制御するモータ制御手段6とを備え、モータ制御手段6は上述した本発明のシートベルト巻取り方法のシーケンスに従ってモータ3を制御する。したがって、上述した本発明のシートベルト巻取り方法を実行することができ、それと同様の効果を奏する。なお、バックルスイッチ7は車体又は車両シートに設置されたバックルに設けられており、ドアスイッチ8は車体に設けられている。
例えば、図1に示した第1実施形態のシーケンスを採用した場合、モータ制御手段6は、バックルスイッチ7からバックル解除信号(始動信号)を受信した場合にモータ3を作動させ、電流計4(過負荷検出手段)により過負荷を検出した場合にモータ3の作動を停止させ、モータ3を一定時間停止させた状態を維持し、一定時間経過後にリトラクタスイッチ5(格納確認手段)の信号によりシートベルトの巻取りが完了していない場合にモータ3を再始動させ、モータ3の再始動回数が所定の回数に達した場合にシートベルトの巻取りを終了させる。なお、過負荷検出手段には、電流計4に替えて、モータのトルク変動、モータの温度上昇、シートベルトの張力、スプールの歪み等を検出することができる機器を採用して、モータの過負荷が生じているか否かを直接的又は間接的に検出するようにしてもよい。
また、図4に示した第4実施形態のシーケンスを採用した場合には、ドアスイッチ8からドア開放信号(待機解除信号)を受信した場合に一定時間の経過を待つことなくモータ3を再始動させ、バックルスイッチ7によりバックル係合信号(シートベルト着用信号)を受信した場合に一定時間の経過を待つことなくシートベルトの巻取りを終了させることができる。ここで、待機解除信号は、ドアスイッチ8からの信号に替えて又は加えて、イグニッションスイッチやシート荷重計等から検出される信号であってもよい。なお、第2実施形態及び第3実施形態のシーケンスを採用した場合については、ドアスイッチ8からドア開放信号(待機解除信号)を受信した場合又はバックルスイッチ7からバックル係合信号(シートベルト着用信号)を受信した場合に相当するだけであるので、説明を省略する。
さらに、図5に示した第5実施形態のシーケンスを採用した場合には、ドアスイッチ8からドア開放信号(始動信号)を受信した後、リトラクタスイッチ5(格納確認手段)によりシートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認し、シートベルトの巻取りが完了していない場合にモータ3を始動させ、シートベルトの巻取りが完了している場合にはモータ3を始動させないようになっている。
上述した本発明のシートベルトリトラクタ1は、図7に示した従来のシートベルト装置に採用することができる。したがって、本発明のシートベルト装置は、従来のシートベルト装置と同様に、乗員を拘束するシートベルトと、シートベルトを引出し可能に巻き取るシートベルトリトラクタと、シートベルトに摺動可能に支持されたタングと、車体構造物に固定されタングと係合可能なバックルとを有し、シートベルトリトラクタに図6に示したシートベルトリトラクタ1を採用したものである。したがって、本発明のシートベルト巻取り方法を実行することができ、それと同様の効果を奏する。
本発明は上述した実施形態に限定されず、例えば、本発明の始動信号をバックル係合信号として乗員がシートベルトを着用した場合に適用して乗員にシートベルトをフィットさせるようにしてもよい等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
本発明のシートベルト巻取り方法を用いた降車時における第1実施形態のフロー図である。 本発明のシートベルト巻取り方法を用いた降車時における第2実施形態のフロー図である。 本発明のシートベルト巻取り方法を用いた降車時における第3実施形態のフロー図である。 本発明のシートベルト巻取り方法を用いた降車時における第4実施形態のフロー図である。 本発明のシートベルト巻取り方法を用いた乗車時における実施形態のフロー図である。 本発明のシートベルトリトラクタの構成概念図である。 従来のシートベルト装置の全体模式図である。
符号の説明
1 シートベルトリトラクタ
2 スプール
3 モータ
4 電流計
5 リトラクタスイッチ
6 モータ制御手段
7 バックルスイッチ
8 ドアスイッチ
71 シートベルト
72 シートベルトリトラクタ
73 タング
74 バックル
75 車両シート
76 ガイドアンカー
77 ベルトアンカー

Claims (13)

  1. シートベルトを巻き取るモータを有するシートベルト装置のシートベルト巻取り方法であって、
    前記モータを作動させる始動信号を検出する始動信号検出ステップと、
    前記始動信号に基づいて前記モータを作動させる始動ステップと、
    作動中の前記モータに生じる過負荷を検出する過負荷検出ステップと、
    過負荷を検出した場合に前記モータの作動を停止させる停止ステップと、
    前記モータを一定時間停止させた状態を維持する待機ステップと、
    前記一定時間経過後に前記シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認する格納確認ステップと、
    前記シートベルトの巻取りが完了していない場合に前記始動ステップに移行するとともに再始動回数を計数し所定回数に達した場合に前記シートベルトの巻取りを終了させる再始動判定ステップと、
    を有し、前記始動信号検出ステップ、前記始動ステップ、前記過負荷検出ステップ、前記停止ステップ、前記待機ステップ、前記格納確認ステップ及び前記再始動判定ステップの順序で処理する、ことを特徴とするシートベルト巻取り方法。
  2. 前記格納確認ステップは、前記シートベルトの巻取りが完了している場合に、前記再始動判定ステップを省略して、前記シートベルトの巻取りを終了させる、ことを特徴とする請求項1に記載のシートベルト巻取り方法。
  3. 前記待機ステップ中に、待機解除信号を検出すると、前記始動ステップに移行する待機解除ステップを有する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシートベルト巻取り方法。
  4. 前記待機ステップ中に、シートベルト着用信号を検出すると、前記シートベルトの巻取りを終了させる再始動解除ステップを有する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシートベルト巻取り方法。
  5. 前記始動信号検出ステップ直後に、前記シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認する事前格納確認ステップを有し、前記シートベルトの巻取りが完了していない場合に前記始動ステップに移行する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシートベルト巻取り方法。
  6. 前記始動信号は、前記シートベルトの着用状態又は車両のドアの開閉状態を検出する信号である、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシートベルト巻取り方法。
  7. シートベルトを巻き取るスプールと、該スプールを回転させるモータとを有するシートベルトリトラクタにおいて、
    前記モータに生じる過負荷を検出する過負荷検出手段と、前記シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認する格納確認手段と、前記モータの作動を制御するモータ制御手段と、を備え、
    前記モータ制御手段は、前記モータを作動させる始動信号を受信した場合に前記モータを作動させ、前記過負荷検出手段により過負荷を検出した場合に前記モータの作動を停止させ、前記モータを一定時間停止させた状態を維持し、一定時間経過後に前記格納確認手段の信号により前記シートベルトの巻取りが完了していない場合に前記モータを再始動させ、前記モータの再始動回数が所定の回数に達した場合に前記シートベルトの巻取りを終了させる、ことを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  8. 前記モータ制御手段は、前記格納確認手段の信号により前記シートベルトの巻取りが完了している場合に前記モータを再始動させることなく前記シートベルトの巻取りを終了させる、ことを特徴とする請求項7に記載のシートベルトリトラクタ。
  9. 前記モータ制御手段は、待機解除信号を受信すると、前記一定時間の経過を待つことなく前記モータを再始動させる、ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のシートベルトリトラクタ。
  10. 前記モータ制御手段は、シートベルト着用信号を受信すると、前記一定時間の経過を待つことなく前記シートベルトの巻取りを終了させる、ことを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載のシートベルトリトラクタ。
  11. 前記モータ制御手段は、前記モータを始動させる始動信号を受信した後、前記格納確認手段により前記シートベルトの巻取りが完了しているか否かを確認し、前記シートベルトの巻取りが完了していない場合に、前記モータを始動させる、ことを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれかに記載のシートベルトリトラクタ。
  12. 前記始動信号は、前記シートベルトの着用状態又は車両のドアの開閉状態を検出する信号である、ことを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれかに記載のシートベルトリトラクタ。
  13. 乗員を拘束するシートベルトと、該シートベルトを引出し可能に巻き取るシートベルトリトラクタと、前記シートベルトに摺動可能に支持されたタングと、車体構造物に固定され前記タングと係合可能なバックルとを有するシートベルト装置において、
    前記シートベルトリトラクタは、請求項7乃至請求項12のいずれかに記載のシートベルトリトラクタである、ことを特徴とするシートベルト装置。
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