JP2007276541A - シートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの電源異常などで制御が停止される状況であっても、クラッチ機構のロック状態を確実に解除して、シートベルトを容易に引き出せる状態とする。
【解決手段】制御装置20が、シートベルト100の巻き取り動作中におけるモータ11の電源電圧Vtを監視して、この電源電圧Vtがモータ11の回転を正転方向から逆転方向に切り替え可能な下限電圧値Vrを下回る可能性の有無を判定し、電源電圧Vtが下限電圧値Vrを下回る可能性があると判定した場合に、モータ11を逆転方向に回転させてクラッチ機構13のロック状態を強制的に解除させる制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動によりシートベルトの巻き取りを行うことが可能なシートベルト装置に関し、特に、モータとスプール間における機械的な連結状態と切り離し状態との切り替えを行うクラッチ機構を備えたシートベルト装置に関する。
自動車等の車両に装備されるシートベルト装置では、シートベルトのテンションを自在に調整可能にして、乗員の快適性や保護の確実性の向上を図る目的で、シートベルトを巻き取るスプールを、電気的な動作制御が可能なモータで駆動して、シートベルトの巻き取りをモータ駆動により行う試みがなされている。このモータ駆動でシートベルトの巻き取りを行うシートベルト装置では、巻き取ったシートベルトを引き出す際にはモータとスプールとを切り離す必要があるため、通常、モータとスプールとの間にクラッチ機構を設けて、このクラッチ機構によりモータとスプール間における機械的な連結状態と切り離し状態との切り替えを行うようにしている。
この種のクラッチ機構としては、特許文献1や特許文献2に記載されているように、モータがシートベルトの巻き取り方向である正転方向に回転することに伴ってロック状態となって、モータとスプールとを機械的に連結された状態とするとともに、モータが逆転方向に回転することに伴ってロック状態が解除されて、モータとスプールとを機械的に切り離した状態とするものが一般的である。
特開2002−160602号公報 特開2005−28970号公報
ところで、以上のようなモータ駆動でシートベルトの巻き取りを行うシートベルト装置では、モータの電源として車載バッテリが用いられており、車載バッテリの充電状態によってはモータの適正な動作制御が困難な場合もある。具体的には、モータを正転方向に回転させてシートベルトの巻き取りを行っている間に、例えばスタータモータの起動などで車載バッテリの電圧が極端に低下した場合には、モータを逆転方向に回転させてクラッチ機構のロック状態を解除しようとしても、モータを逆転方向に回転させることができずに制御停止となることがある。
しかしながら、特許文献1,2に記載されているシートベルト装置をはじめとして、この種の従来のシートベルト装置では、モータの電源となるバッテリの状態については何ら考慮されていないため、以上のような電源の異常が生じたときに、クラッチ機構のロック状態が解除されないまま動作が停止した状態となり、モータとスプールとを切り離せずに、シートベルトの引き出しが困難となる場合がある。
本発明は、このような従来技術の有する問題点を解消すべく創案されたものであって、モータの電源異常などで制御が停止される状況であっても、クラッチ機構のロック状態を確実に解除して、シートベルトを容易に引き出せる状態とすることが可能なシートベルト装置を提供することを目的としている。
本発明は、シートベルトの巻き取り動作中におけるモータの電源電圧を監視して、モータの電源電圧がモータの回転を正転方向から逆転方向に切り替え可能な下限電圧を下回る可能性の有無を判定し、モータの電源電圧が下限電圧を下回る可能性がある場合に、モータを逆転方向に回転させてクラッチ機構のロック状態を強制的に解除させることで、上述した課題を解決する。
本発明によれば、モータの電源異常などで制御が停止される状況ではクラッチ機構のロック状態が強制的に解除されるので、シートベルトの引き出しを容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明は、例えば図1に示すように、運転席シート用および助手席シート用としてそれぞれ設けられたシートベルトリトラクタ10と、このシートベルトリトラクタ10内のモータ11を駆動制御する制御装置20とを備えたシートベルト装置に適用される。
この図1に示すシートベルと装置において、シートベルトリトラクタ10の内部には、シートベルト100の一端が固定されたスプール12が設けられている。そして、制御装置20により駆動制御されるモータ11の回転がスプール12に伝達されてスプール12が回転することで、シートベルト100が巻き取られる構造となっている。また、モータ11とスプール12との間にはクラッチ機構13が設けられており、このクラッチ機構13によりモータ11とスプール12間における機械的な連結状態と切り離し状態との切り替えが行われる。すなわち、クラッチ機構13は、モータ11がシートベルト100の巻き取り方向である正転方向に回転することに伴ってロック状態となり、モータ11とスプール12とを機械的に連結された状態とする。そして、この状態でモータ11が更に正転方向に回転すると、このモータ11の回転がスプール12に伝達されてシートベルト100の巻き取りが行われる。また、クラッチ機構13は、モータ11が正転方向とは逆方向となる逆転方向に回転することに伴ってロック状態が解除され、モータ11とスプール12とを機械的に切り離した状態とする。この状態では、スプール12の回転にモータ11が作用しないので、シートベルト100の引き出しを容易に行うことが可能となる。
なお、クラッチ機構13は、モータ11の正転方向の回転に伴いロック状態となるとともにモータ11の逆転方向の回転に伴いロック状態が解除される構成であれば、その具体的な構造は特に限定されるものではなく、例えば特許文献1に記載されている構造や特許文献2に記載されている構造など、いずれの構造を採用してもよい。また、クラッチ機構13やモータ11は、必ずしもシートベルトリトラクタ10の内部に設けられる必要はなく、シートベルトリトラクタ10とは別体に構成されて、シートベルトリトラクタ10の外部に設けられていてもよい。
スプール12に一端が固定されたシートベルト100は、図示を省略するが、その他端側が、運転席シートや助手席シートの例えば右側部などに固定されている。また、シートベルト100の中途部にはタングプレートが移動自在に取り付けられている。そして、車両の乗員がシートベルト100をシートベルトリトラクタ10から引き出しながら、シートベルト100の中途部に取り付けられたタングプレートを、運転席シートや助手席シートの例えば左側部などに設けられたバックルに嵌合させることで、乗員がシートベルト100により拘束された状態となる。
クラッチ機構13がロック状態となっているときにスプール12を回転駆動するモータ11は、車載バッテリ30を電源とし、制御装置20により駆動制御される。このモータ11の電源となる車載バッテリ30の出力電圧は、バッテリ電圧センサ31により検出されて制御装置20に随時入力される。
制御装置20は、CPUやROM、RAMなどを内蔵するマイクロコンピュータと、シートベルトリトラクタ10内のモータ11に電流を供給するための駆動回路とを主要な構成要素として備える。そして、特に本発明を適用したシートベルト装置では、この制御装置20において、本発明に関わる機能構成として電源電圧モニタ部21、判定部22、モータ駆動制御部23の各機能が実現される。
電源電圧モニタ部21は、シートベルトリトラクタ10によるシートベルト100の巻き取り動作中に、バッテリ電圧センサ31の検出値を随時読み込んで、シートベルト巻き取り動作中における車載バッテリ30の出力電圧、すなわちモータ11の電源電圧を監視する。
判定部22は、電源電圧モニタ部21の監視結果に基づいて、シートベルト100の巻き取り動作中にモータ11の電源である車載バッテリ30の出力電圧(以下、電源電圧Vtという。)が、モータ11の回転を正転方向から逆転方向に切り替え可能な下限電圧値Vrを下回る可能性の有無を判定する。具体的には、この判定部22は、最も単純な手法としては電源電圧モニタ部21で監視されている現在の電源電圧値Vtを予め設定した基準電圧値Vs(Vs>Vr)と比較し、現在の電源電圧値Vtが基準電圧値Vs以下となったときに、電源電圧Vtが下限電圧値Vrを下回る可能性ありと判定する。また、判定部12は、判定精度を向上させるために、電源電圧Vtの降下の傾向や車両の状態を示すセンサの検知信号なども加味して、電源電圧Vtが下限電圧値Vrを下回る可能性を判定するようにしてもよい。モータ11の回転を正転方向から逆転方向に切り替え可能な下限電圧値Vrは、例えば、制御装置20を構成するマイクロコンピュータのリセット電圧などに基づいて定めることができる。また、基準電圧値Vsは、例えば、電源電圧Vtが下限電圧値Vrを下回る状況をシミュレートした実験などを繰り返し行うことで求められる。
なお、上述した電源電圧モニタ部21や判定部22の機能は、例えば、制御装置20を構成するマイクロコンピュータのCPUが、RAMをワークエリアとして利用してROMに記憶されている制御プログラムを実行することにより実現される。
モータ駆動制御部23は、シートベルト100のタングプレートがバックルに嵌合されたことを検知するバックルスイッチの検知信号や、車両の急制動などの緊急状態を検出する各種センサ群の検知信号など、シートベルト100の巻き取りが必要な状況であることを示す各種検知信号が入力されると、車載バッテリ30から電流を取り出してモータ11に供給し、モータ11が正転方向に回転するように当該モータ11を駆動制御する。これにより、クラッチ機構13がロック状態となり、モータ11の回転がスプール12に伝達されてシートベルト100の巻き取り動作が行われることになる。また、このモータ駆動制御部23は、シートベルト100のタングプレートがバックルからはずされたことを示す検知信号や、車両の緊急状態が解消されたことを示す検知信号などが入力されると、車載バッテリ30から電流を取り出してモータ11に供給し、モータ11が逆転方向に回転するように当該モータ11を駆動制御する。これにより、クラッチ機構13のロック状態が解除され、シートベルト100を自由に引き出せる状態となる。
また、特にこのモータ駆動制御部23は、シートベルト100の巻き取り動作が行われている間に、判定部22によって電源電圧Vtが下限電圧値Vrを下回る可能性ありと判定された場合においても、モータ11が逆転方向に回転するように当該モータ11を駆動制御して、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除させ、シートベルト100を自由に引き出せる状態とする(クラッチ強制解除手段)。具体的には、モータ駆動制御部23は、例えば、電源電圧モニタ部21によって監視されている電源電圧値Vtの時間的変化から現在の電源電圧降下速度αを求め、この電源電圧降下速度αと現在の電源電圧値Vtとから、電源電圧Vtが下限電圧値Vrにまで降下するまでの残り時間Trを算出する(残り時間算出手段)。そして、モータ駆動制御部23は、電源電圧Vtが下限電圧値Vrにまで降下するまでの残り時間Trが、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除するのに要する強制解除所要時間Tlと略等しくなるタイミング、より具体的には、残り時間Trと強制解除所要時間Tlとが略等しく且つ残り時間Trの方が強制解除所要時間Tlより若干長くなるタイミングで、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除させる動作を開始する。
ここで、現在の電源電圧降下速度αは、電源電圧値Vtの変化量dVと時間変化量dtとから、α=−dV/dtの計算式で求められる。また、残り時間Trは、現在の電源電圧降下速度αと現在の電源電圧値Vtとから、Tr=Vt/αの計算式で求められる。また、強制解除所要時間Tlは、実際にモータ11が逆転方向に回転するように当該モータ11を駆動制御したときにクラッチ機構13のロック状態が解除されるまでの時間を予め実測しておくことにより定められる。
なお、以上のようなモータ駆動制御部23の機能は、例えば、制御装置20を構成するマイクロコンピュータのCPUが、RAMをワークエリアとして利用してROMに記憶されている制御プログラムを実行し、制御装置20を構成する駆動回路の動作を制御することで実現される。
次に、以上の構成を有する本発明を適用したシートベルト装置の動作について、図2及び図3を参照しながら具体的に説明する。なお、図2は制御装置20により所定周期で実行される制御の流れを示すフローチャートであり、図3は電源電圧Vtの降下状態と制御装置20の制御内容とを対応付けて示すタイミングチャートである。
図2の制御フローが開始されると、制御装置20は、まずステップS1において、シートベルト100の巻き取りが必要な状況であることを示す何らかの検知信号の入力を待ち、検知信号が入力されると、次のステップS2において、シートベルト100の巻き取り動作を開始する。具体的には、制御装置20は、モータリトラクタ10のモータ11が正転方向に回転するように当該モータ11を回転駆動し、クラッチ機構13をロック状態にして、モータ11の回転をスプール12に伝達させることで、シートベルト100の巻き取りを行う。
次に、制御装置20は、ステップS3において、ステップS2で開始したシートベルト100の巻き取り動作が、例えば車両の急制動時などの緊急状態による巻き取り動作かどうかを確認し、シートベルト100の巻き取り動作が車両の緊急状態によるものでない場合に、ステップS4において、モータ11の電源である車載バッテリ30の出力電圧、すなわち電源電圧Vtの監視を開始する。
その後、制御装置20は、ステップS5において、監視している現在の電源電圧値Vtが基準電圧値Vs以下となったか否かを判定し、現在の電源電圧値Vtが基準電圧値Vs以下となった段階(ステップS5で肯定判定)で、ステップS6において、現在の電源電圧降下速度αと、現在の電源電圧値Vtとから、電源電圧Vtが下限電圧値Vrにまで降下するまでの残り時間Trを算出する。なお、現在の電源電圧降下速度αは、図3に示すように、電源電圧値Vtが基準電圧値Vs以下となった時点tsから所定時間前の時点tnにおける電源電圧値Vtnを記憶しておくようにすれば、tnからtsまでの時間変化量dtと、VtnからVsまでの電源電圧値の変化量dVとの関係から、上述した計算式で求められる。
次に、制御装置20は、ステップS7において、必要とされるシートベルト100の巻き取りが終了したか否かを判定するとともに、ステップS8において、ステップS6で算出した残り時間Trがクラッチ機構13のロック状態を強制的に解除するのに要する強制解除所要時間Tlと略等しくなったか否かを判定し、シートベルト100の巻き取りが終了する前に残り時間Trが強制解除所要時間Tlと略等しくなった場合(ステップS8で肯定判定)には、その時点(図3中tmで示す時点)で、モータリトラクタ10のモータ11が逆転方向に回転するように当該モータ11の回転方向を切り替えて、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除する動作を開始する(ステップS9)。これにより、強制解除所要時間Tlが経過した段階(図3中toで示す時点)でクラッチ機構13のロック状態が解除された状態となり、その後(図3中tpで示す時点)、制御装置20の動作が停止して、シートベルト100が自由に引き出せる状態となる。
以上、具体的に説明したように、本発明を適用したシートベルト装置では、制御装置20が、シートベルト100の巻き取り動作中におけるモータ11の電源電圧(車載バッテリ30の出力電圧)Vtを監視して、この電源電圧Vtがモータ11の回転を正転方向から逆転方向に切り替え可能な下限電圧値Vrを下回る可能性の有無を判定し、電源電圧Vtが下限電圧値Vrを下回る可能性があると判定したときには、モータ11を逆転方向に回転させてクラッチ機構13のロック状態を強制的に解除させる制御を行うようにしている。したがって、このシートベルト装置によれば、例えば、シートベルト100の巻き取り動作時における車載バッテリ30の急激な電圧降下などで、巻き取り動作中に制御装置20の制御が停止される状況であっても、クラッチ機構13のロック状態を確実に解除してから制御装置20の制御を停止させることができ、クラッチ機構13がロック状態のままとなることに起因してシートベルト100の引き出しが困難となる不都合を解消し、シートベルト100の引き出しを容易に行うことが可能となる。
また、このシートベルト装置では、制御装置20が、電源電圧Vtが下限電圧値Vrを下回る可能性があると判定したときに、現在の電源電圧降下速度αを求めて電源電圧Vtが下限電圧値Vrにまで降下するまでの残り時間Trを算出し、残り時間Trがクラッチ機構13のロック状態を強制的に解除するのに要する強制解除所要時間Tlと略等しくなタイミングで、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除させる動作を開始するようにしているので、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除させる動作を確実に実施することができるとともに、不用意にクラッチ機構13のロック状態を解除させてしまう不都合も有効に防止できる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の一適用例を例示したものであり、本発明の技術的範囲は、以上の実施形態の説明で開示した内容に限定されるものではなく、これらの開示から容易に導き得る様々な代替技術も含まれる。例えば、以上説明した実施形態では、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除するのに要する強制解除所要時間Tlを、モータ11の駆動制御開始からクラッチ機構13のロック状態が解除されるまでの時間を予め実測して求めるようにしているが、強制解除所要時間Tlは、例えば、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除するのに要するエネルギ量から推定することも可能である。この場合、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除するのに要するエネルギ量は、シートベルト100やモータ11、制御装置20の特性などから求めることができる。
また、以上説明した実施形態では、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除させる動作を開始するタイミングを、電源電圧Vtが下限電圧値Vrにまで降下するまでの残り時間Trがクラッチ機構13のロック状態を強制的に解除するのに要する強制解除所要時間Tlと略等しくなタイミングとしているが、電源電圧Vtが下限電圧値Vrにまで降下するまでに残されている車載バッテリ30のエネルギ量を算出するようにして、この車載バッテリ30の残りのエネルギ量が、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除するのに要するエネルギ量と略一致するタイミングで、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除させる動作を開始するようにしてもよい。この場合にも、上述した実施形態と同様に、クラッチ機構13のロック状態を強制的に解除させる動作を確実に実施することができるとともに、不用意にクラッチ機構13のロック状態を解除させてしまう不都合も有効に防止できるといった効果が得られることになる。
本発明を適用したシートベルト装置の構成図である。 本発明を適用したシートベルト装置において、制御装置により所定周期で実行される制御の流れを示すフローチャートである。 本発明を適用したシートベルト装置において、制御装置の制御内容を電源電圧の降下状態と対応付けて示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 シートベルトリトラクタ
11 モータ
12 スプール
13 クラッチ機構
20 制御装置
21 電源電圧モニタ部
22 判定部
23 モータ駆動制御部
30 車載バッテリ
31 バッテリ電圧センサ
100 シートベルト
Vt 電源電圧値
Vr 下限電圧値
Vs 基準電圧値
Tr 残り時間
Tl 強制解除所要時間

Claims (3)

  1. シートベルトを巻き取るスプールと、
    前記スプールを駆動するモータと、
    前記モータが前記シートベルトの巻き取り方向である正転方向に回転することに伴ってロック状態となり前記モータと前記スプールとを機械的に連結された状態とするとともに、前記モータが逆転方向に回転することに伴って前記ロック状態が解除されて前記モータと前記スプールとを機械的に切り離した状態とするクラッチ機構とを備えたシートベルト装置において、
    前記シートベルトの巻き取り動作中に前記モータの電源電圧を監視する電源電圧監視手段と、
    前記電源電圧監視手段の監視結果に基づいて、前記モータの電源電圧が前記モータの回転を正転方向から逆転方向に切り替え可能な下限電圧を下回る可能性があるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記モータの電源電圧が前記下限電圧を下回る可能性ありと判定された場合に、前記モータを逆転方向に回転させて前記クラッチ機構のロック状態を強制的に解除させるクラッチ強制解除手段とを備えることを特徴とするシートベルト装置。
  2. 前記電源電圧監視手段の監視結果から前記モータの電源電圧の現在の電圧降下速度を求めて、当該電圧降下速度から前記モータの電源電圧が前記下限電圧にまで降下するまでの残り時間を算出する残り時間算出手段を更に備え、
    前記クラッチ強制解除手段は、前記モータの電源電圧が前記下限電圧にまで降下するまでの残り時間が、前記クラッチ機構のロック状態を強制的に解除するのに要する強制解除所要時間と略等しくなるタイミングで、前記クラッチ機構のロック状態を強制的に解除させる動作を開始することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記電源電圧監視手段の監視結果から前記モータの電源電圧が前記下限電圧にまで降下するまでに残されている電源のエネルギ量を算出する残りエネルギ量算出手段を更に備え、
    前記クラッチ強制解除手段は、前記モータの電源電圧が前記下限電圧にまで降下するまでに残されている電源のエネルギ量が、前記クラッチ機構のロック状態を強制的に解除するのに要するエネルギ量と略等しくなるタイミングで、前記クラッチ機構のロック状態を強制的に解除させる動作を開始することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
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