JP6123775B2 - 乗員検出装置及びシートベルト異常判定装置 - Google Patents

乗員検出装置及びシートベルト異常判定装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両シートに着座する車両乗員にシートベルトが装着されているか否かを判別するうえで好適な乗員検出装置、及び、シートベルトの異常状態の有無を判定するうえで好適なシートベルト異常判定装置に関する。
従来、シートベルトが装着されているか否かを判別すると共に、シートベルトの異常状態の有無を判定する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置は、シートベルトのバックルが外されているか否かを判別するバックル接続検出機構を備えている。この装置は、バックル接続検出機構がバックルが外された非接続状態にあると判別した場合は、シートベルトが装着されていないと判定し、一方、バックル接続検出機構がバックルが挿入された接続状態にあると判別した場合は、シートベルトが装着されていると判定する。
上記の装置は、また、シートベルトを巻き取るモータと、シートベルトの引き出しが行われたか否かを判別する演算部と、を備えている。演算部は、モータに逆起電力が発生したことを検知した場合にシートベルトの引き出しが行われたと判別する。そして、この装置は、演算部にてシートベルトの引き出しが行われたと判別した後、所定時間経過後にバックル接続検出機構を用いてシートベルトが装着されていないと判定した場合は、シートベルトが異常状態にあると判定する。
特開2008−247358号公報
しかしながら、上記した特許文献1記載の装置では、シートベルトが装着されているか否かの判定がバックルの着脱有無に基づいて行われる。このため、かかる装置では、車両乗員が車両シートに着座する一方で実際にはシートベルトを装着していなくても、シートベルトのバックルだけを挿入することで、シートベルトが装着されているとの判定がなされる事態が生じ得る。従って、車両シートに着座する車両乗員に適切にシートベルトが装着されているかを正確に判定することは困難である。
また、上記した特許文献1記載の装置は、車両乗員が乗車時などにシートベルトを引き出してからそのシートベルトが装着される(すなわち、バックル装着がなされる)までの期間に着目して、シートベルトの異常有無を判定するものである。このため、かかる装置は、シートベルトの引き出し有無に基づいてシートベルトが装着されるか否かの判別を行うものではなく、また、車両走行中におけるシートベルトの装着有無を判別するものではなく、更に、車両走行中にシートベルトの異常有無を判定するものではない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、車両走行中における車両乗員に対するシートベルトの装着有無の判定を正確に行うことが可能な乗員検出装置、及び、車両走行中に速やかにシートベルトの異常有無を判定することが可能なシートベルト異常判定装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、車両シートに着座する車両乗員に装着される伸縮可能なシートベルトと、前記シートベルトを巻き取るモータと、を有する車両に搭載される乗員検出装置であって、前記モータに逆起電力が発生するか否かを判別する逆起電力判別手段と、車両走行中における前記逆起電力判別手段による判別結果に基づいて、車両シートに着座する車両乗員に前記シートベルトが装着されているか否かを判別する乗員判別手段と、を備え、前記乗員判別手段は、前記車両の減速に起因して前記車両乗員の身体に加わる慣性力によって前記モータに発生する逆起電力を検知して、前記シートベルトが装着されていると判定する、乗員検出装置である。
更に、本発明の一態様は、上記した乗員検出装置と、前記シートベルトのバックルに設けられたバックルスイッチの状態に基づいて、前記バックルと前記シートベルトのタングプレートとの連結がなされているか否かを判別する連結判別手段と、前記乗員判別手段による判別結果と前記連結判別手段による判別結果とに基づいて、前記シートベルトの異常状態の有無を判定するシートベルト状態判定手段と、を備えるシートベルト異常判定装置である。
本発明によれば、車両走行中における車両乗員に対するシートベルトの装着有無の判定を正確に行うことができる。また、車両走行中に速やかにシートベルトの異常有無を判定することができる。
本発明の一実施例である乗員検出装置及びシートベルト異常判定装置を含むシステムの構成図である。 本実施例のシステムを搭載する車両が有するシートベルトの外観図を示す。 本実施例のシステムにおいて実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 本実施例のシートベルト異常判定装置において用いられる判定マトリクスを表した図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る乗員検出装置及びシートベルト異常判定装置の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例である乗員検出装置10及びシートベルト異常判定装置12を含むシステム14の構成図を示す。また、図2は、本実施例のシステム14を搭載する車両が有するシートベルト16の外観図を示す。
本実施例のシステム14は、車両に搭載されるシステムである。システム14は、乗員検出装置10及びシートベルト異常判定装置12を備えている。乗員検出装置10は、車両シートに着座する車両乗員に対するシートベルトの装着有無を判別する装置である。また、シートベルト異常判定装置12は、車両シートに着座する車両乗員に装着されるシートベルトの異常状態の有無を判定する装置である。
システム14を搭載する車両は、シートベルト16を有している。シートベルト16は、車両シートに着座する車両乗員に装着されることにより車両乗員を拘束する部材である。シートベルト16は、引き出しできかつ巻き取りできるようにすなわち伸縮可能に構成されている。シートベルト16は、ウェビング18と、タングプレート20と、バックル22と、からなる。
ウェビング18は、車両シートに着座する車両乗員の拘束時にその身体に接する帯状の部材である。タングプレート20は、ウェビング18の先端に取り付けられたT字型のプレート部材である。また、バックル22は、車両シート側に固定された、タングプレート20の先端が挿入可能な取付穴を有する部材であって、タングプレート20が着脱可能な部材である。タングプレート20がバックル22に連結されると、車両シートに着座する車両乗員は、シートベルト16の装着により拘束されることが可能である。また、タングプレート20とバックル22との連結が解除されると、その車両乗員に対するシートベルト16の装着が解除されてその車両乗員の拘束が解消される。
車両は、また、シートベルト巻上機構24を備えている。シートベルト巻上機構24は、引き出されたシートベルト16(具体的には、タングプレート20付きのウェビング18)を巻き取る機構である。シートベルト巻上機構24は、例えばシートベルト16のタングプレートがバックル22に連結された際や車両衝突が生じる直前などのタイミングで作動することで、シートベルト16を巻き取ってそのシートベルト16にテンションを付与することが可能である。
車両は、また、直流モータ26を備えている。直流モータ26は、上記したシートベルト巻上機構24に接続されている。直流モータ26は、電気的に回転して動力を発生する電動機であって、シートベルト巻上機構24がシートベルト16を巻き取るときの動力を発生する。シートベルト巻上機構24は、直流モータ26の回転によって生ずる動力を用いて、シートベルト16を巻き取ることができる。
システム14は、電子制御ユニット(以下、ECUと称す。)30を備えている。ECU30は、マイクロコンピュータを主体に構成されている。ECU30は、直流モータ26の制御を行うモータ制御部32を有している。モータ制御部32には、駆動回路34が接続されている。モータ制御部32は、上記の如き所定のタイミングで直流モータ26が回転するように駆動回路34に対して指令を行う。駆動回路34は、直流モータ26を回転させる回路である。駆動回路34は、モータ制御部32からの指令に従って、直流モータ26を回転させる。直流モータ26は、駆動回路34の作動に従って回転駆動される。
直流モータ26には、動作モニタ回路36が接続されている。動作モニタ回路36は、直流モータ26の動作状態をモニタする回路であって、特に直流モータ26に発生する逆起電力をモニタすることが可能である。直流モータ26は、シートベルト16が引っ張られて引き出される際に逆起電力が発生するモータである。
システム14のECU30は、また、逆起電力検出部40と、乗員判別部42と、を有している。逆起電力検出部40は、上記した動作モニタ回路36に接続されている。動作モニタ回路36は、逆起電力の大きさを含む直流モータ26の動作状態を示す情報を逆起電力検出部40へ供給する。逆起電力検出部40は、動作モニタ回路36から供給される情報に基づいて、直流モータ26に発生する逆起電力の大きさを検出すると共に、その検出した逆起電力が所定の条件を満たすか否かを判別する。
逆起電力検出部40には、乗員判別部42が接続されている。逆起電力検出部40は、直流モータ26の逆起電力についての検出結果を示す情報を乗員判別部42へ供給する。乗員判別部42には、また、自車両の走行情報を検出するセンサや電子制御ユニット(以下、センサ等と称す。)44が接続されている。センサ等44は、自車両の走行情報として、例えば、自車両のパワースイッチのオンやイグニションスイッチのオン,エンジン回転数が所定回転数以上であること,車速が所定車速以上であることなどを示す情報を乗員判別部42へ供給する。乗員判別部42は、後に詳述する如く、逆起電力検出部40から供給される情報及びセンサ等44から供給される情報に基づいて、車両シートに着座する車両乗員にシートベルト16が装着されているか否かを判別する。
ECU30は、また、連結判別部46を有している。連結判別部46には、バックルスイッチ48が接続されている。バックルスイッチ48は、バックル22に設けられた、例えば感圧式などの接触型或いはホールセンサを用いた磁気式などの非接触型のスイッチである。バックルスイッチ48は、バックル22の取付穴にタングプレート20の先端が挿入されてバックル22とタングプレート20との連結がなされている場合にオンし、また、バックル22とタングプレート20との連結が解除されている場合にオフする。連結判別部46は、バックルスイッチ48のオン/オフ状態に基づいて、バックル22とタングプレート20との連結がなされているか否かを判別する。
尚、バックルスイッチ48は、例えば、車両がアイドリングストップ車両である場合においてアイドリングストップ中にそのバックルスイッチ48がオフとなればそのアイドリングストップを禁止してエンジンを再始動させる処理を行うのに用いられるスイッチであってもよい。
ECU30は、また、異常有無判定部50を有している。異常有無判定部50には、上記の乗員判別部42及び上記の連結判別部46が接続されている。乗員判別部42の判別結果を示す情報及び連結判別部46の判別結果を示す情報は共に、異常有無判定部50に供給される。異常有無判定部50は、後に詳述する如く、乗員判別部42の判別結果及び連結判別部46の判別結果に基づいて、シートベルト16の異常状態の有無、具体的には、バックルスイッチ48の固着などの異常状態の有無を判定する。
異常有無判定部50には、異常警告装置52が接続されている。異常警告装置52は、ECU30にCANなどの車内LANを介して接続されている。異常有無判定部50は、シートベルト16が異常状態にあると判定された場合、その旨を示す情報を異常警告装置52に供給する。異常警告装置52は、異常有無判定部50からシートベルト16の異常を知らせる情報が供給された場合、その旨をダイアグ記憶して、車両乗員が認知可能となるようにメータ表示や警報出力を行う。
次に、図3及び図4を参照して、本実施例の乗員検出装置及びシートベルト異常判定装置の動作について説明する。
図3は、本実施例のシステム14において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。また、図4は、本実施例のシートベルト異常判定装置12において用いられる判定マトリクスを表した図を示す。
本実施例のシステム14において、ECU30は、乗員判別部42にて、センサ等44からの情報に基づいて、自車両が、車両シートに着座する車両乗員の身体が振動してシートベルト16が変動し得る走行中であるか否かを判別する(ステップ100)。尚、この判別は、少なくとも、車両シートに着座する車両乗員の身体に車両シートに対して前方へ移動させる力が加わる自車両の減速時を含むときに肯定されるものであればよい。その結果、ECU30は、自車両が走行中でないと判別した場合は、以後何ら処理を進めることなく今回のルーチンを終了する。
一方、ECU30は、乗員判別部42にて自車両が走行中であると判別した場合は、次に、逆起電力検出部40にて、動作モニタ回路36からの情報に基づいて、直流モータ26に発生する逆起電力を読み取る(ステップ102)。そして、その読み取った逆起電力が所定の条件を満たすか否かを判別する(ステップ104)。具体的には、その読み取った逆起電力が所定値以上である状態が所定時間以上継続するか否かを判別する。尚、この所定値及びこの所定時間はそれぞれ、車両減速に起因して車両乗員の身体に加わる慣性力によってシートベルト16が車両前方へ引っ張られていることを、直流モータ26に発生する逆起電力で検知するのに必要な値又は時間に設定されていればよい。
ECU30は、上記ステップ104において、直流モータ26の逆起電力が所定値未満である、又は、逆起電力が所定値以上であるがその状態が所定時間以上継続しないと判別した場合は、以後何ら処理を進めることなく今回のルーチンを終了する。一方、ECU30は、直流モータ26の逆起電力が所定値以上である状態が所定時間以上継続したと判別した場合は、直流モータ26の逆起電力が所定の条件を満たしたことを逆起電力検出部40から乗員判別部42へ供給する。
そして、ECU30は、乗員判別部42にて、自車両が走行中であると判別しかつ逆起電力検出部40からの情報に基づいて直流モータ26の逆起電力が所定の条件を満たしていることを検知した場合は、車両乗員が車両シートに着座しかつその車両乗員にシートベルト16が装着されていると判定する。
このように、本実施例の乗員検出装置10によれば、車両走行中に直流モータ26に逆起電力が発生しない場合は、車両シートに車両乗員が着座していない或いは車両シートに着座する車両乗員にシートベルト16が装着されていないと判定することができる。一方、車両走行中に直流モータ26に逆起電力が発生する場合は、車両シートに着座する車両乗員にシートベルト16が装着されていると判定することができる。
車両が走行しているときに直流モータ26に逆起電力が生じなければ、シートベルト16が車両乗員の身体の慣性力によって引っ張られていないと判断でき、車両シートに車両乗員が着座していない或いは車両シートに着座する車両乗員にシートベルト16が装着されていないと判断できる。一方、車両が走行しているときに直流モータ26に逆起電力が発生することがあれば、シートベルト16が車両乗員の身体の慣性力によって引っ張られることがあると判断でき、車両シートに着座する車両乗員にシートベルト16が装着されていると判断できる。
従って、本実施例の乗員検出装置10によれば、車両走行中における車両乗員に対するシートベルト16の装着有無の判定を正確に行うことができる。
また、本実施例においては、車両走行中における車両乗員に対するシートベルト16の装着有無の判定を、車両走行中に直流モータ26に発生する逆起電力が所定値以上である状態が所定時間以上継続するか否かに基づいて行われる。車両減速に起因して車両乗員の身体に慣性力が加わるときは、車両停車時などと比べて、シートベルト16が引っ張られる量が多くなり、かつ、シートベルト16の引っ張りが継続する時間が長くなる。
従って、本実施例の乗員検出装置10によれば、車両シートに車両乗員が着座していないにもかかわらず車両走行中にノイズ的に直流モータ26に逆起電力が発生しても、車両乗員にシートベルト16が装着されていると判定されることは回避されるので、車両走行中における車両乗員に対するシートベルト16の装着有無の判定精度を向上させることができる。
また、本実施例において、ECU30は、逆起電力検出部40にて直流モータ26の逆起電力が所定値以上である状態が所定時間以上継続したと判別し、かつ、乗員判別部42にて車両シートに着座する車両乗員にシートベルト16が装着されていると判定した場合、車両乗員にシートベルト16が装着されていることを乗員判別部42から異常有無判定部50へ供給する。
ECU30は、乗員判別部42にて車両シートに着座する車両乗員にシートベルト16が装着されていると判定した場合は、次に、連結判別部46にて、バックルスイッチ48のオン/オフ状態を読み取って、そのバックルスイッチ48のオン/オフ状態に基づいて、バックル22とタングプレート20との連結がなされているか否かを判別する(ステップ106)。ECU30は、その判別結果を連結判別部46から異常有無判定部50へ供給する。
そして、ECU30は、異常有無判定部50にて、乗員判別部42からの情報と連結判別部46からの情報とに基づいて、シートベルト16の異常状態の有無すなわちバックルスイッチ48の異常状態の有無を判定する(ステップ108)。具体的には、ECU30は、図4に示す如く、乗員判別部42からの情報に基づいて車両乗員にシートベルト16が装着されていることを検知した場合において、連結判別部46からの情報に基づいてバックル22とタングプレート20との連結がなされていることを検知したときは、シートベルト16(具体的には、バックルスイッチ48)が正常状態にあると判定する。一方、かかる場合において、連結判別部46からの情報に基づいてバックル22とタングプレート20との連結がなされていないことを検知したときは、シートベルト16(具体的には、バックルスイッチ48)が異常状態にあると判定する。
ECU30は、上記ステップ108においてシートベルト16が異常状態にあると判定した場合は、その旨を示す情報を異常警告装置52に供給して、その異常をダイアグ記憶させつつ車両乗員に認知させる。
このように、本実施例のシートベルト異常判定装置12によれば、直流モータ26の逆起電力に基づく車両乗員に対するシートベルト16の装着有無の判別結果と、バックルスイッチ48の状態に基づくシートベルト16のバックル22とタングプレート20との連結有無の判別結果と、に基づいて、シートベルト16(具体的には、バックルスイッチ48)の異常状態の有無を判定することができる。
直流モータ26の逆起電力に基づいて車両乗員にシートベルト16が装着されていると判断される車両走行中において、バックルスイッチ48がオンしていれば、そのバックルスイッチ48に何ら異常は生じていないと判断できる。一方、かかる状況にもかかわらずバックルスイッチ48がオフしているときは、そのバックルスイッチ48に異常が生じていると判断できる。
従って、本実施例のシートベルト異常判定装置12によれば、車両走行中においてシートベルト16の異常有無すなわちバックルスイッチ48の異常有無を判定することができる。また、バックルスイッチ48の異常有無を判定するのに、バックルスイッチ48がオフとオンとの間で切り替わるタイミングまで待機することは不要であるので、そのバックルスイッチ48の異常有無の判定を車両走行中に速やかに行うことができる。
このため、本実施例によれば、アイドリングストップ中にバックルスイッチ48がオフとなればそのアイドリングストップを禁止してエンジンを再始動させる処理が行われるアイドリングストップ車両においては、バックルスイッチ48の異常時に誤ってアイドリングストップが禁止されてエンジンが再始動されるのを防止することができる。また、バックルスイッチ48の異常有無を判定するのに、そのバックルスイッチ48自体を二重系にすることは不要であるので、低コスト化及び構成の簡素化を図ることができる。
尚、上記の実施例においては、逆起電力検出部40が特許請求の範囲に記載した「逆起電力判別手段」及び「引張判別手段」に、乗員判別部42が特許請求の範囲に記載した「乗員判別手段」に、連結判別部46が特許請求の範囲に記載した「連結判別手段」に、異常有無判定部50が特許請求の範囲に記載した「シートベルト状態判定手段」に、それぞれ相当している。
ところで、上記の実施例においては、車両シートに着座する車両乗員にシートベルト16が装着されていると判定するのに、直流モータ26に発生する逆起電力が所定の条件を満たすこと、具体的には、その逆起電力が所定値以上である状態が所定時間以上継続することが必要である。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、車両シートに着座する車両乗員にシートベルト16が装着されていると判定するのに、直流モータ26に逆起電力が発生することとすれば十分であって、直流モータ26に発生する逆起電力が"0"を超える値であることを要件とすることとしてもよい。
また、上記の実施例においては、シートベルト16が引っ張られているか否か判別するのに、直流モータ26に発生する逆起電力を用いることとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、そのシートベルト16が引っ張り出されること自体を検出するセンサやそのシートベルト16に生じるテンションを検出するセンサなどを用いることとしてもよい。
10 乗員検出装置
12 シートベルト異常判定装置
14 システム
16 シートベルト
18 ウェビング
20 タングプレート
22 バックル
24 シートベルト巻上機構
26 直流モータ
30 電子制御ユニット(ECU)
40 逆起電力検出部
42 乗員判別部
46 連結判別部
48 バックルスイッチ
50 異常有無判定部

Claims (4)

  1. 車両シートに着座する車両乗員に装着される伸縮可能なシートベルトと、前記シートベルトを巻き取るモータと、を有する車両に搭載される乗員検出装置であって、
    前記モータに逆起電力が発生するか否かを判別する逆起電力判別手段と、
    車両走行中における前記逆起電力判別手段による判別結果に基づいて、車両シートに着座する車両乗員に前記シートベルトが装着されているか否かを判別する乗員判別手段と、
    を備え
    前記乗員判別手段は、前記車両の減速に起因して前記車両乗員の身体に加わる慣性力によって前記モータに発生する逆起電力を検知して、前記シートベルトが装着されていると判定する、ことを特徴とする乗員検出装置。
  2. 前記逆起電力判別手段は、前記モータに発生する逆起電力が所定値以上である状態が所定時間以上継続するか否かを判別することを特徴とする請求項1記載の乗員検出装置。
  3. 請求項1又は2記載の乗員検出装置と、
    前記シートベルトのバックルに設けられたバックルスイッチのオン/オフ状態に基づいて、前記バックルと前記シートベルトのタングプレートとの連結がなされているか否かを判別する連結判別手段と、
    前記乗員判別手段による判別結果と前記連結判別手段による判別結果とに基づいて、前記シートベルトの異常状態の有無を判定するシートベルト状態判定手段と、
    を備えることを特徴とするシートベルト異常判定装置。
  4. 前記シートベルト状態判定手段は、前記乗員判別手段により車両シートに着座する車両乗員に前記シートベルトが装着されていると判別される場合において、前記連結判別手段により前記連結がなされていると判別されるときは前記バックルスイッチが正常状態にあると判定し、一方、前記連結判別手段により前記連結がなされていないと判別されるときは前記バックルスイッチが異常状態にあると判定することを特徴とする請求項記載のシートベルト異常判定装置。
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