JP5398594B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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この発明は、車両のシートに着座した乗員をウェビングによって拘束するシートベルト装置に関するものである。
近年、シートベルト装置として、乗員がウェビング(バックル)を外したときにウェビングをモータによって巻き取り収納するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このシートベルト装置は、バックルに有接点型の装着検出スイッチ(装着検出手段)が設けられ、乗員によるウェビングの装着によってこの装着検出スイッチがオンからオフに切り替わったときに、ウェビングをモータによって巻き取る基本構造とされている。
特許第4356852号公報
しかし、この従来のシートベルト装置においては、ウェビングの装着状態が有接点型の装着検出スイッチによって検出され、その装着検出スイッチの検出信号がオンからオフに切り替わったときにモータが駆動制御されるため、装着検出スイッチに信号故障(ショート故障やオープン故障)が生じると、ウェビングの適正な巻き取り収納ができなくなる。
そこでこの発明は、ウェビングの装着の有無を検出する装着検出手段に万が一信号故障が生じても、モータによってウェビングを適正に巻き取り収納することのできるシートベルト装置を提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、ウェビングを巻回するリール(例えば、後述の実施形態におけるリール12)と、このリールに回転動力を付与するモータ(例えば、後述の実施形態におけるモータ10)と、前記ウェビングの装着の有無を検出する第1の装着検出手段(例えば、後述の実施形態における第1のバックルスイッチ45)、及び、第2の装着検出手段(例えば、後述の実施形態における第2のバックルスイッチ46)と、正常時に、前記第1の装着検出手段または第2の装着検出手段の検出信号を利用し、前記ウェビングが装着状態から非装着状態に切り替わったときに前記モータを駆動してウェビングを巻き取り収納するモータ制御手段(例えば、後述の実施形態におけるモータ制御手段56)と、車両の主電源スイッチ(例えば、後述の実施形態におけるイグニッションスイッチ)がオン状態のときに、前記第1の装着検出手段と第2の装着検出手段の検出信号を比較して信号故障を判定する故障判定手段(例えば、後述の実施形態における故障判定手段57)と、車両のドアの開閉状態を検出するドア状態検出手段(例えば、後述の実施形態におけるドアスイッチ47)と、前記故障判定手段が信号故障と判定した後に、前記主電源スイッチがオフになったときに、前記第1の装着検出手段と第2の装着検出手段のうちの正常時に前記モータ制御手段で用いる装着検出手段の信号利用を停止し、前記ドア状態検出手段の信号を前記モータ制御手段で代替利用する入力代替手段(例えば、後述の実施形態における入力代替手段58)と、を備えていることを特徴とする。
この発明の場合、車両の主電源スイッチがオン状態のときには、故障判定手段が第1の装着検出手段と第2の装着検出手段の検出信号を比較することで一方の装着検出手段の信号故障を判定する。主電源スイッチがオンのときに故障判定手段によって信号故障と判定されると、その後に主電源スイッチがオフになったときには、モータ制御手段で用いる入力信号が入力代替手段によってドア状態検出手段の信号に置き換えられる。この後には、乗員によってドアが開かれたときにモータによってウェビングが巻き取り収納されることになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシートベルト装置において、前記第1の装着検出手段と第2の装着検出手段は、それぞれ無接点型の装着検出手段と有接点型の装着検出手段であり、前記モータ制御手段は、正常時には、車両の主電源スイッチがオン状態の場合に、前記第1の装着検出手段の検出信号を利用するとともに、車両の主電源スイッチがオフ状態の場合に、前記第2の装着検出手段の検出信号を利用し、前記故障判定手段は、車両の主電源スイッチがオン状態のときに、前記第1の装着検出手段と第2の装着検出手段の検出信号を比較して前記第2の装着検出手段の信号故障を判定し、前記入力代替手段は、前記故障判定手段が信号故障と判定した後に前記主電源スイッチがオフになったときに、前記モータ制御手段での第2の装着検出手段の検出信号の利用を停止し、前記ドア状態検出手段の信号を前記モータ制御手段で代替利用することを特徴とする。
この発明の場合、主電源スイッチがオンのときには、無接点型の第1の装着検出手段と有接点型の第2の装着検出手段の検出信号を比較することによって有接点型の第2の装着検出手段の信号故障が判定される。主電源スイッチがオンのときに第2の装着検出手段に信号故障があると判定されたときには、その後に主電源スイッチがオフにされると、モータ制御手段で用いる信号が第2の装着検出手段の信号からドア状態検出手段の信号に切り換えられる。
請求項1に記載の発明によれば、主電源スイッチがオンのときに、第1の装着検出手段と第2の装着検出手段の信号を比較することによって一方の信号故障が判定され、そこで信号故障と判定された後に主電源スイッチがオフにされたときには、ウェビングの巻き取り収納の際にモータ制御手段で用いる信号が装着検出手段からドア状態検出手段のものに置き換えられるため、正常時に用いられる装着検出手段に信号故障があっても、乗員の降車時にモータによってウェビングを適正に巻き取り収納することができる。
請求項2に記載の発明によれば、主電源スイッチがオンのときには、モータ制御手段が接点故障の無い無接点型の第1の装着検出手段の検出信号を利用するため、運転時におけるウェビングの装着検出の信頼性をより高めることができ、しかも、主電源スイッチがオフのときには、モータ制御手段がセンシングのための待機電流を必要としない有接点型の第2の装着検出手段の検出信号を利用するため、停車時における車両の消費電力を低減することができる。そして、ウェビングの巻き取り収納時における有接点型の第2の装着検出手段の信号故障はドア状態検出手段によって確実にバックアップすることができる。
この発明の一実施形態のシートベルト装置の概略構成図である。 この発明の一実施形態のシートベルト装置のリトラクタとコントローラを中心とする概略構成図である。 この発明の一実施形態のシートベルト装置のバックルとタングプレートを示す正面図である。 この発明の一実施形態のシートベルト装置の制御を示すフローチャートである。 この発明の一実施形態のシートベルト装置の制御を示すフローチャートである。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この実施形態にかかるシートベルト装置1の全体概略構成を示すものであり、同図中2は、乗員3の着座するシートである。この実施形態のシートベルト装置1は、所謂三点式のシートベルト装置であり、図示しないセンタピラーに取付けられたリトラクタ4からウェビング5が上方に引き出され、そのウェビング5がセンタピラーの上部側に支持されたスルーアンカ6に挿通されるとともに、ウェビング5の先端がシート2の車室外側寄りのアウタアンカ7を介して車体フロアに固定されている。そして、ウェビング5のスルーアンカ6とアウタアンカ7の間にはタングプレート8が挿通されており、そのタングプレート8は、シート2の車体内側寄りの車体フロアに固定されたバックル9に対して脱着可能となっている。
ウェビング5は、初期状態ではリトラクタ4に所定量巻き取られており、乗員3が手で引き出してタングプレート8をバックル9に固定することにより、乗員3の主に胸部と腹部をシート2に対して拘束する。また、このシートベルト装置1は、車両の挙動が不安定になったときや、通常走行時にウェビング5に弛みがあるとき、さらにウェビング5をリトラクタ4に収納するとき等に電動式のモータ10によってウェビング5の巻き取りを実行する。モータ10は、後述するコントローラ21によって制御される。
図2は、リトラクタ4とコントローラ21の機能を説明するためのシートベルト装置1の概略構成図である。
リトラクタ4は、図2に示すようにケーシング14に回転可能に支持されたリール12にウェビング5が巻回されるとともに、ケーシング14の一端側にリール12の軸が突出している。このリール12は、動力伝達機構13を介してモータ10の回転軸10aに連動可能に接続されている。動力伝達機構13は、モータ10の回転を減速してリール12に伝達する。また、リトラクタ4には、リール12をウェビング巻取り方向に付勢する図示しない巻取りばねが設けられ、リール12とモータ10がクラッチ20によって切り離された状態において、巻取りばねによる張力がウェビング5に作用するようになっている。なお、クラッチ20はモータ10の正転を契機としてONにされ、モータ10の逆転を契機としてOFFとされる。
また、リトラクタ4には、リール12の回転位置を検出する回転センサ11(位置検出手段)が設けられている。この回転センサ11は、例えば、円周方向に沿って異磁極が交互に着磁され、リール12と一体に回転する磁性円板と、この磁性円板の外周縁部に近接配置された一対のホール素子と、ホール素子の検出信号を処理するセンサ回路とから成り、センサ回路で処理されたパルス信号がコントローラ21に出力されるようになっている。
ところで、コントローラ21の入力側には、図2に示すように回転センサ11の他に、前後加速度センサ40や横加速度センサ41、ヨーレートセンサ42等の車両状態を検出するためセンサ類が接続されるとともに、タングプレート8とバックル9の脱着状態(ウェビング5の装着状態)を検出する第1,第2のバックルスイッチ45,46(第1,第2の装着検出手段)と、シート2の側部のドアの開閉状態を検出するドアスイッチ47(ドア状態検出手段)と、イグニッションスイッチ(車両の主電源スイッチ)の状態を検出する電源状態検知部48が接続されている。
図3は、タングプレート8とバックル9を示すものであり、同図に示すように、上記の第1,第2のバックルスイッチ45,46はバックル9に内蔵されている。
第1のバックルスイッチ45は無接点型のスイッチであり、例えば、所定のギャップを挟んで対向配置された永久磁石51とホールIC52と、タングプレート8に押圧されて進退作動する遮蔽板53を備えた構成されている。この構成のスイッチの場合、タングプレート8がバックル9内のロック部材(図示せず)と確実に係合される位置まで進入したときに、遮蔽板53が永久磁石51とホールIC52の間に進入し、或いは、今まで進入していた状態から離反してホールICによる検出磁束を変化させる。
また、第2のバックルスイッチ46は有接点型のスイッチであり、例えば、離間した複数のスイッチ接点を有する接点プレート54と、タングプレート8に押圧されて接点プレート54上をスライドするスイッチプレート55を備えた構成とされている。この構成のスイッチの場合、タングプレート8がバックル9内のロック部材(図示せず)と確実に係合される位置まで進入したときに、スイッチプレート55が接点プレート54上のスイッチ接点に跨って接続され、或いは、今まで跨って接続されていた状態から遮断状態とされる。
コントローラ21は、図2に示すように、回転センサ11、前後加速度センサ40、横加速度センサ41、ヨーレートセンサ42や、第1,第2のバックルスイッチ45,46、ドアスイッチ47、電源状態検知部48等から入力信号を受けてモータ10を制御するモータ制御手段56を備えている。
モータ制御手段56による主な制御は以下の(a)〜(c)となる。
(a)緊急時にウェビング5を引き込んで乗員3を拘束する。
(b)通常走行時等にウェビング5を緩く引き込んでウェビング5の弛みを取る。
(c)乗員3がタングプレート8をバックル9から外したときに、ウェビング5を引き込んでリトラクタ4に収納する。
ここで、上記のモータ制御手段56による(a),(b)の制御は、ウェビング5が装着状態のときに実行され、(c)の制御は、ウェビング5が非装着状態に切り替わったときに実行される。そして、モータ制御手段56によるこれらの制御に際しては、タングプレート8とバックル9の係合状態を示す信号が入力信号として用いられる。
具体的には、モータ制御手段56では、イグニッションスイッチがオンのときには無接点型の第1のバックルスイッチ45の信号が用いられ、イグニッションスイッチがオフのときには有接点型の第2のバックルスイッチ46の信号が用いられる。
また、モータ制御手段56による上記の(a)の制御は、車両走行時でイグニッションスイッチがオンのときに実行されるため、専ら無接点型の第1のバックルスイッチ45の信号が用いられるが、上記の(b),(c)の制御は、イグニッションスイッチがオンのときとオフのときで実行されるため、第1のバックルスイッチ45の信号が用いられる場合と、第2のバックルスイッチ46が用いられる場合とがあり得る。
コントローラ21には、さらに、有接点型の第2のバックルスイッチ46の信号故障を検出するための故障判定手段57と、第2のバックルスイッチ46の故障時(故障判定手段57で故障と判定された時)にモータ制御手段56で用いる入力信号を別の信号に置き換える入力代替手段58とが設けられている。
故障判定手段57は、イグニッションスイッチがオンのときに、第1のバックルスイッチ45の検出信号と第2のバックルスイッチ46の検出信号を比較し、両バックルスイッチ45,46による検出結果が異なるときに、第2のバックルスイッチ46(若しくは、第1のバックルスイッチ45)に信号故障があるものと判定する。第2のバックルスイッチ46は同スイッチ46が有接点型であることから、ショート故障やオープン故障の可能性があり、信号故障の可能性としては、無接点型の第1のバックルスイッチ45に比較すれば圧倒的に多くなるものと予測される。したがって、この実施形態においては、故障判定手段57は、有接点型の第2のバックルスイッチ46の信号故障を判定するものとして説明する。
また、イグニッションスイッチがオンの間に、故障判定手段57で信号故障があるものと判定されたときには、そのことがコントローラ21のメモリ(図示せず)に記憶される。
入力代替手段58は、故障判定手段57で信号故障があるものと判定された(信号故障がメモリに記憶された)後に、イグニッションスイッチがオフになったときに、モータ制御手段56での第2のバックルスイッチ46の信号利用を停止し、ドアスイッチ47の信号をモータ制御手段56で代替利用する。具体的には、ドアが開状態であることがドアスイッチ47によって検出されたときには、タングプレート8がバックル9から外れたものとみなしてモータ制御手段56による収納制御を実行し、逆に、ドアが閉状態であることがドアスイッチ47によって検出されたときには、タングプレート8がバックル9と係合されているものとみなしてモータ制御手段56による収納制御を不実行とする。
以下、このシートベルト装置1の制御を図4,図5のフローチャートに従って説明する。
図4は、故障判定手段57による第2のバックルスイッチ46の故障判定処理を示すフローチャートである。
同図において、ステップS100では、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定し、Yesの場合には、ステップS101に進み、Noの場合には、リターンする。ステップS101では、第1のバックルスイッチ45と第2のバックルスイッチ46の検出信号を比較し、信号状態が一致する場合には、ステップS102に進み、信号状態が一致しない場合には、ステップS103に進む。ステップS102では、第2のバックルスイッチ46が正常であることを示す0を故障フラグFに0を代入し、ステップS103では、第2のバックルスイッチ46が故障であることを示す1を故障フラグFに代入する。
図5は、このシートベルト装置1のメイン処理を示すフローチャートである。
同図において、ステップS200では、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定し、Yesの場合には、ステップS201に進み、Noの場合には、ステップS202へと進む。イグニッションスイッチがオンでステップS201に進んだ場合には、モータ制御手段56で無接点型の第2のバックルスイッチ46を使用する。つづくステップS203では、第2のバックルスイッチ46を用いてウェビング5の収納制御を含む通常のモータ制御を実行する。
また、イグニッションスイッチがオフでステップS202に進んだ場合には、故障判定フラグFが0であるか否か、つまり、有接点型の第2のバックルスイッチ46が故障判定された記憶がメモリに無いか否かを判定し、Yesの場合には、ステップS204に進み、Noの場合には、ステップS205に進む。ステップS204では、第2のバックルスイッチ46が正常であるため、モータ制御手段56で第2のバックルスイッチ46を使用する。つづくステップS206においては、第2のバックルスイッチ46がオンからオフに切り替わったか否かを判定し、Yesの場合には、ステップS208に進んでウェビング5の収納制御を実行し、Noの場合には、リターンする。
また、ステップS205では、第2のバックルスイッチ46に信号異常がある可能性が高いため、第2のバックルスイッチ46の検出信号に換えてドアスイッチ47の検出信号を使用する(入力代替手段58による機能)。つづくステップS207においては、ドアスイッチ47が閉状態から開状態に切り替わったか否かを判定し、Yesの場合には、ステップS208に進んでウェビング5の収納制御を実行し、Noの場合には、リターンする。
なお、ステップS207でドアスイッチ47が閉状態から開状態に切り替わったものと判定されたとき(ステップS208に進むとき)には、即時にモータ10によるウェビング5の収納制御を実行しても良いが、所定時間の経過を待ってから収納制御を実行するようにしても良い。
以上のように、このシートベルト装置1では、イグニッションスイッチがオンのときに第1のバックルスイッチ45と第2のバックルスイッチ46の検出信号を比較することで、有接点型の第2のバックルスイッチ46の信号故障を判定し、このとき信号故障有りの判定があったときには、その後にイグニッションスイッチがオフに変わった時点で、第2のバックルスイッチ46の検出信号に代えてドアスイッチ47の信号を用いてウェビング5の巻き取り制御を行うようにしているため、有接点型の第2のバックルスイッチ46に万が一ショート故障やオープン故障等の信号故障が生じた場合にも、乗員3の降車時にウェビング5の適正な巻き取り収納を実行することができる。
したがって、イグニッションスイッチをオフにした後にタングプレート8をバックル9から外したときには、少なくとも乗員3が降車時にドアを開けることによってウェビング5を巻き取り収納することができる。
また、このシートベルト装置1においては、イグニッションスイッチがオンのときには信号故障の少ない無接点型の第1のバックルスイッチ45を用いるため、運転時におけるウェビング5の装着検出の信頼性をより高めることができる。また、このシートベルト装置1では、イグニッションスイッチがオフのときには、センシングのための待機電流を必要としない有接点型の第2のバックルスイッチ46を用いるため、停車時における車両の消費電力を確実に低減することができる。
また、第2のバックルスイッチ46に信号故障のない状況下において、イグニッションスイッチがオン状態で前記の(b)の弛み取り制御を実行しているときに、イグニッションスイッチがオフに切り替わると、モータ制御手段56で利用する信号が第1のバックルスイッチ45の信号から第2のバックルスイッチ46の信号に切り替わる。したがって、第2のバックルスイッチ46がオープン故障した場合に、入力信号代替手段58によるドアスイッチ47の信号の代替利用が行われなければ、バックル9を外さないにも拘わらずモータ10の制御が巻き取り収納制御に移行してしまう。
しかし、このシートベルト装置1においては、第2のバックルスイッチ46に信号故障が検出されると、イグニッションスイッチがオフになった時点でドアスイッチ47の信号が代替利用されるようになるため、不要な状況でモータ10の制御が弛み取り制御から巻き取り収納制御に切り替わり、乗員に違和感を与えるのを回避することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
1…シートベルト装置
10…モータ
12…リール
45…第1のバックルスイッチ(第1の装着検出手段)
46…第2のバックルスイッチ(第2の装着検出手段)
47…ドアスイッチ(ドア状態検出手段)
56…モータ制御手段
57…故障判定手段
58…入力代替手段

Claims (2)

  1. ウェビングを巻回するリールと、
    このリールに回転動力を付与するモータと、
    前記ウェビングの装着の有無を検出する第1の装着検出手段、及び、第2の装着検出手段と、
    正常時に、前記第1の装着検出手段または第2の装着検出手段の検出信号を利用し、前記ウェビングが装着状態から非装着状態に切り替わったときに前記モータを駆動してウェビングを巻き取り収納するモータ制御手段と、
    車両の主電源スイッチがオン状態のときに、前記第1の装着検出手段と第2の装着検出手段の検出信号を比較して信号故障を判定する故障判定手段と、
    車両のドアの開閉状態を検出するドア状態検出手段と、
    前記故障判定手段が信号故障と判定した後に、前記主電源スイッチがオフになったときに、前記第1の装着検出手段と第2の装着検出手段のうちの正常時に前記モータ制御手段で用いる装着検出手段の信号利用を停止し、前記ドア状態検出手段の信号を前記モータ制御手段で代替利用する入力代替手段と、
    を備えていることを特徴とするシートベルト装置。
  2. 前記第1の装着検出手段と第2の装着検出手段は、それぞれ無接点型の装着検出手段と有接点型の装着検出手段であり、
    前記モータ制御手段は、正常時には、車両の主電源スイッチがオン状態の場合に、前記第1の装着検出手段の検出信号を利用するとともに、車両の主電源スイッチがオフ状態の場合に、前記第2の装着検出手段の検出信号を利用し、
    前記故障判定手段は、車両の主電源スイッチがオン状態のときに、前記第1の装着検出手段と第2の装着検出手段の検出信号を比較して前記第2の装着検出手段の信号故障を判定し、
    前記入力代替手段は、前記故障判定手段が信号故障と判定した後に前記主電源スイッチがオフになったときに、前記モータ制御手段での第2の装着検出手段の検出信号の利用を停止し、前記ドア状態検出手段の信号を前記モータ制御手段で代替利用することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
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