JP5400665B2 - シートベルト装置 - Google Patents
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Description
この種のシートベルト装置においては、従来、有接点型の検出スイッチが用いられていたが、有接点型の検出スイッチは、接点部でのショート故障やオープン故障の可能性があるため、近年では、無接点型の検出スイッチが用いられる傾向にある。
これにより、主電源スイッチがオンの場合には、故障信頼性の高い無接点型の装着検出手段の検出結果がウェビングの巻き取り制御等に用いられるとともに、このときの検出結果が状態記憶手段によって記憶される。また、主電源スイッチがオフの場合には、有接点型の装着変化検出手段がウェビングの装着状態の変化を検出すると、状態記憶手段に記憶されている検出状態と逆の状態が、現在の検出結果としてウェビングの巻き取り制御等に用いられる。
この場合、いずれか一つの検出スイッチにショート故障やオープン故障があっても、残余の検出スイッチも同様に故障する可能性は極めて小さいため、ウェビングの装着状態が変化した場合には、この変化が残余の検出スイッチのある検出回路の信号変化として検出される。
これにより、装着検出手段が正常なときにだけ、装着検出手段の検出結果が状態記憶手段に記憶されるようになる。
即ち、この発明においては、主電源スイッチがオフのときに、有接点型の検出手段で装着変化の有無のみを検出するため、有接点型の検出手段にショート故障やオープン故障が生じても誤検出を招き難い構造とすることができる。
図1は、この実施形態にかかるシートベルト装置1の全体概略構成を示すものであり、同図中2は、乗員3の着座するシートである。この実施形態のシートベルト装置1は、所謂三点式のシートベルト装置であり、図示しないセンタピラーに取付けられたリトラクタ4からウェビング5が上方に引き出され、そのウェビング5がセンタピラーの上部側に支持されたスルーアンカ6に挿通されるとともに、ウェビング5の先端がシート2の車室外側寄りのアウタアンカ7を介して車体フロアに固定されている。そして、ウェビング5のスルーアンカ6とアウタアンカ7の間にはタングプレート8が挿通されており、そのタングプレート8は、シート2の車体内側寄りの車体フロアに固定されたバックル9に対して脱着可能となっている。
リトラクタ4は、図2に示すようにケーシング14に回転可能に支持されたリール12にウェビング5が巻回されるとともに、ケーシング14の一端側にリール12の軸が突出している。このリール12は、動力伝達機構13を介してモータ10の回転軸10aに連動可能に接続されている。動力伝達機構13は、モータ10の回転を減速してリール12に伝達する。また、リトラクタ4には、リール12をウェビング巻取り方向に付勢する図示しない巻取りばねが設けられ、リール12とモータ10がクラッチ20によって切り離された状態において、巻取りばねによる張力がウェビング5に作用するようになっている。なお、クラッチ20はモータ10の正転を契機としてONにされ、モータ10の逆転を契機としてOFFとされる。
装着検出スイッチ45は無接点型のスイッチであり、例えば、所定のギャップを挟んで対向配置された永久磁石51とホールIC52と、タングプレート8に押圧されて進退作動する遮蔽板53を備えた構成されている。この構成のスイッチの場合、タングプレート8がバックル9内のロック部材(図示せず)と確実に係合される位置まで進入したときに、遮蔽板53が永久磁石51とホールIC52の間に進入し、或いは、今まで進入していた状態から離反してホールICによる検出磁束を変化させる。
図4に示すように、脱着検出センサ46は、ノーマルクローズ型の第1の検出回路60と、ノーマルオープン型の第2の検出回路61を備え、これらの第1,第2の検出回路60,61にそれぞれ第1,第2の検出スイッチ62,63が設けられている。
この実施形態の場合、第1の検出スイッチ62と第2の検出スイッチ63は一つのユニットとして構成され、そのユニットは、表面に複数の接点パターンが設けられた接点プレート54と、タングプレート8に押圧されて接点プレート54上をスライドするスイッチプレート55を備えた構成とされている。接点プレート54上には、第1の検出回路60と第2の検出回路61とで共用するグランド接点54Aと、第1の検出回路60のみに接続される第1の接点54Bと、第2の検出回路61のみに接続される第2の接点54Cが設けられ、スイッチプレート55のスライド操作によってグランド接点54Aが第1の接点54Bと第2の接点54Cのうちのいずれか一方と導通するようになっている。
また、タングプレート8がバックル9内のロック部材から外れると、スイッチプレート55が接点プレート54上を逆側にスライドして第1の接点54Bとグランド接点54Aの接続を遮断するとともに、第2の接点54Cとグランド接点54Aを接続する。これにより、以下の表1に示すように、第1の検出スイッチ62(表1中「N.C.」)がオフになって対応する第1の検出回路60にオフ信号(表1中「0」)が出力されるとともに、第2の検出スイッチ63(表1中「N.O.」)がオンになって対応する第2の検出回路61にオン信号(表1中「1」)が出力される。
具体的には、例えば、下記の表2に示すように、第1の検出スイッチ62(表2中「N.C.」)にショート故障が生じた場合には、タングプレート8がバックル9に嵌合されている状態では、第1の検出スイッチ62(表2中「N.C.」)と第2の検出スイッチ63(表2中「N.O.」)が正常時と同様のオン・オフ状態となっているが、タングプレート8がバックル9から外されると、第1の検出スイッチ62(表2中「N.C.」)と第2の検出スイッチ63(表2中「N.O.」)がともにオン状態となる。
また、第2の検出スイッチ63にオープン故障が生じた場合には、タングプレート8がバックル9に嵌合されている状態では、第1の検出スイッチ62と第2の検出スイッチ63が正常時と同様のオン・オフ状態となっているが、タングプレート8がバックル9から外されると、第1の検出スイッチ62と第2の検出スイッチ63がともにオフ状態となる。
モータ制御手段56による主な制御は以下の(a)〜(c)となる。
(a)緊急時にウェビング5を引き込んで乗員3を拘束する。
(b)通常走行時等にウェビング5を緩く引き込んでウェビング5の弛みを取る。
(c)乗員3がタングプレート8をバックル9から外したときに、ウェビング5を引き込んでリトラクタ4に収納する。
ここで、上記のモータ制御手段56による(a),(b)の制御は、ウェビング5が装着状態のとき(タングプレート8がバックル9に係合されているとき)に実行され、(c)の制御は、ウェビング5が非装着状態のとき(タングプレート8がバックル9から外れているとき)に実行される。
また、装着状態決定手段59は、イグニッションスイッチがオフの場合には、脱着検出センサ46の二つの検出スイッチ62,63と信号変化検出手段65が、タングプレート8とバックル9の脱着変化(ウェビング5の装着状態の変化)を検出すると、状態記憶手段58に記憶されている検出状態と逆の状態を現在の装着状態として決定する。一方、タングプレート8とバックル9の脱着変化(ウェビング5の装着状態の変化)が検出されない場合には、状態記憶手段58に記憶されている検出状態を現在の装着状態として決定する。
同図において、ステップS100では、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定し、Yesの場合には、ステップS101に進み、Noの場合には、ステップS102に進む。
ステップS104では、装着検出スイッチ45による検出値を状態記憶値Sに代入し(メモリに記憶させ)、次のステップS105に進んで、無接点型の装着検出スイッチ45の信号をそのまま用いる。
したがって、イグニッションスイッチがオンの場合には、装着検出スイッチ45の信号を用いてモータ制御手段56によるウェビング5の巻き取り制御等が行われる。
ステップS106では、装着状態に変化があったため、状態記憶手段58に記憶されている状態記憶値Sを反転し、その反転した状態値が用いられる。したがって、この場合には、状態記憶値Sを反転した状態値がモータ制御手段56によるウェビング5の巻き取り制御等に用いられる。
一方、ステップS107では、装着状態に変化がないため、状態記憶手段58に記憶されている状態記憶値Sがそのままモータ制御手段56によるウェビング5の巻き取り制御等に用いられる。
45…装着検出スイッチ(装着検出手段)
46…脱着検出センサ(装着変化検出手段)
57…故障診断手段
58…状態記憶手段
59…装着状態決定手段
60…第1の検出回路(検出回路)
61…第2の検出回路(検出回路)
62…第1の検出スイッチ(検出スイッチ)
63…第2の検出スイッチ(検出スイッチ)
65…信号変化検出手段(装着変化検出手段)
Claims (4)
- ウェビングの装着状態を検出する無接点型の装着検出手段と、
ウェビングの装着状態の変化を検出する有接点型の装着変化検出手段と、
車両の主電源スイッチがオンのときに、前記装着検出手段の検出結果を記憶する状態記憶手段と、
前記主電源スイッチのオン・オフ状態に応じてウェビングの装着状態を決定する装着状態決定手段と、を備え、
前記装着状態決定手段は、
前記主電源スイッチがオンの場合には、前記無接点型の装着検出手段の検出結果に応じた状態を現在の装着状態として決定し、
前記主電源スイッチがオフの場合には、前記装着変化検出手段が装着状態の変化を検出したときに、前記状態記憶手段に記憶されている検出状態と逆の状態を現在の装着状態として決定することを特徴とするシートベルト装置。 - 前記装着状態決定手段は、前記主電源スイッチがオフの場合に、前記装着変化検出手段が装着状態の変化を検出しないときに、前記状態記憶手段に記憶されている検出状態を現在の装着状態として決定することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
- 前記装着変化検出手段は、複数の検出回路と、ウェビングの装着状態に応じて前記各検出回路の信号を変化させる複数の有接点型の検出スイッチを備え、少なくとも一つの検出回路の信号が変化したときに、装着状態の変化が有ったものとして検出信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載のシートベルト装置。
- 前記主電源スイッチがオンのときに、前記装着検出手段の故障診断を行う故障診断手段をさらに備え、
前記状態記憶手段は、前記故障診断手段によって前記装着検出手段の故障が検出されない場合に、現在の装着検出手段の検出結果を記憶することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
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