JP4011748B2 - 車両用乗員拘束保護装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に装備される車両用乗員拘束保護装置に関し、特に、乗員を保護するためのシートベルトの巻き取り及び引き出しを行う電動リトラクタを用いた車両用乗員拘束保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートベルトの装着状態又は非装着状態をバックルとタングとの接続又は非接続により検出するシートベルト装着有無検出手段を備えた車両用乗員拘束保護装置は従来より知られている。
【0003】
この車両用乗員拘束保護装置として、シートベルトの非装着状態から装着状態になったことがシートベルト装着有無検出手段により検出されたときに、シートベルトに所定の弛みを与えるため弛み付与動作を行い、シートベルトの装着状態から非装着状態になったことがシートベルト装着有無検出手段により検出されたときに、シートベルトを格納するシートベルト格納動作を行うように構成されたものがある。
【0004】
さらに、車両用乗員拘束保護装置は、シートベルト装着中に乗員によりシートベルトが引き出された場合にシートベルトを巻き取り限界まで巻き取り、その後所定の弛みを与える弛み付与動作を行うものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えばシートベルト装着有無検出手段が常にシートベルトの非装着状態であると判断する故障を起こしたときは、シートベルトを装着しても弛み付与動作を行わないため、所定の弛みを与えることができず、乗員に快適なシートベルト装着環境を提供できないおそれがあった。また、その状態でシートベルトを非装着状態にしても、シートベルト格納動作を行わず、シートベルトが引き出されたままになってしまうおそれがあった。
【0006】
また、シートベルト装着検出手段が常にシートベルトの装着状態であると判断する故障を起こしたときは、シートベルトの格納状態で弛み付与動作を行い、確実な格納状態が保てないおそれがあった。また、その状態でシートベルトを装着すると、シートベルトの装着状態でシートベルトが引き出されたと判断されるため、弛み付与動作は行われるが、そこからシートベルトの非装着状態にすると装着状態であると判断するためにシートベルト格納動作を行わず、シートベルトが引き出されたままになってしまうおそれがあった。
【0007】
本発明は、上記点に着目してなされたものであり、故障によりシートベルトの装着又は非装着を正確に検出できない場合でも、快適なシートベルト装着環境を提供するとともにシートベルトの破損を防止することができる車両用乗員拘束保護装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の車両用乗員拘束保護装置は、モータの駆動力によりリールシャフトを回転させ、シートベルトの巻き取り及び引き出しを行う電動リトラクタと、前記シートベルトの装着有無を検出するシートベルト装着有無検出手段と、該シートベルト装着有無検出手段の故障を検出する故障検出手段と、前記リールシャフトに巻かれたシートベルトの巻き量を検出する巻き量検出手段とを備える車両用乗員拘束保護装置において、前記故障検出手段により前記シートベルト装着有無検出手段の故障を検出したときに、前記巻き量検出手段により検出されたシートベルトの巻き量に応じて前記モータの駆動を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の構成によれば、故障検出手段によりシートベルト装着有無検出手段の故障を検出したときに、巻き量検出手段により検出されたシートベルトの巻き量に応じてモータの駆動が制御されるので、故障によりシートベルトの装着又は非装着を正確に検出できない場合でも、巻き量検出手段により検出されたシートベルトの巻き量が少なければ、シートベルトは装着されたものと判断され、シートベルトが巻き取り限界まで巻き取られ、その後シートベルトに所定の弛みが付与される一方、巻き量検出手段により検出されたシートベルトの巻き量が多ければ、シートベルトの装着は解除されたものと判断され、シートベルトの格納が行われる。よって、故障によりシートベルトの装着又は非装着を正確に検出できない場合でも、快適なシートベルト装着環境を提供するとともにシートベルトの破損を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本実施の形態に係る車両用乗員拘束保護装置が備えている電動リトラクタ100の構成を示す図である。
【0012】
電動リトラクタ100はフレーム1を備えている。このフレーム1にはシートベルトを巻き取るリールシャフト3が回転自在に設置され、車両に所定の減速度が作用したとき又はシートベルトが所定の加速度で引き出されたときにシートベルトの引き出しをロックする公知のシートベルトロック機構2が固定されている。
【0013】
次いで、リールシャフト3の中心軸3aはリールシャフト用プーリ5の中心軸に連結されており、このリールシャフト用プーリ5は動力伝達ベルト7を介して直流モータ用プーリ6に接続されている。
【0014】
リールシャフト用プーリ5及び直流モータ用プーリ6の外周にはそれぞれ所定数の外歯が形成され、また動力伝達ベルト7の内周にも所定数の内歯が形成されており、リールシャフト用プーリ5及び直流モータ用プーリ6の外歯と動力伝達ベルト7の内歯とはそれぞれ過不足なくかみ合っている。
【0015】
直流モータ用プーリ6の中心軸は直流モータ10に連結されている。従って、直流モータ10の回転は直流モーター用プーリ6を介してリールシャフト3に伝達される。
【0016】
直流モータ10は、フレーム1に少なくとも2点以上で固定されており、また直流モータ駆動部11を介してMPU(Micro Processing Unit)14に接続されている。直流モータ駆動部11はMPU14からの制御信号に基づいて直流モータ10の回転を制御する。
【0017】
図2は直流モータ駆動部11の回路図である。図2中の端子P1及び端子P2はMPU14から出力されるPWM(パルス幅変調)信号の入力端子であり、端子P1及び端子P2には、例えば、20kHzのPWM信号が入力される。端子P3及び端子P4は電流検出用の出力端子であり、端子P5及び端子P6は電圧検出用の出力端子であり、端子P1〜端子P6はそれぞれMPU14に接続されている。また、図2中の電圧Vbは直流モータ10に供給され、図2中の複数のトランジスタ及びFET等は、MPU14からのPWM信号により直流モータ10の回転を正転又は反転駆動させるためのものである。
【0018】
図2中の回路C1は、抵抗r1に流れる電流から直流モータ10に流れる電流iを検出する電流検出回路であり、PWM信号の影響による電流の変動を取り除くためのインターフェイス回路(以下、IFという)1及びIF2を備えている。MPU14は、IF1及びIF2からそれぞれ電圧信号を受信し、この電圧信号に基づいて直流モータ10に流れる電流iを検出する。
【0019】
回路C2は直流モータ10にかかる端子間電圧を測定する電圧測定回路であり、PWM信号の影響による端子間電圧の変動を取り除くため、IF3及びIF4を備えている。MPU14は、IF3及びIF4からそれぞれ電圧信号を受信し、この電圧信号に基づいて直流モータ10にかかる端子間電圧を測定する。
【0020】
IF1〜IF4は、例えば抵抗r2、抵抗r2より小さい抵抗値の抵抗r3及びコンデンサc3からなるローパスフィルタ構成となっており、カットオフ周波数を、例えば、20Hzに設定している。これにより、電流検出回路C1及び電圧測定回路C2でMPU14に出力されるPWM信号の影響は、−60dBに低減され、本来電流検出回路C1で検出しようとしている電流や電圧測定回路C2で測定しようとしている端子間電圧にほとんど影響を与えなくなる。
【0021】
図1に戻り、MPU14は、時間を計るタイマ12,13,15を備えており、シートベルトのタングがバックルに装着されたか否かを検出する及びシートベルトのタングがバックルから着脱されたか否かを検出するバックル接続有無検出部16及びリールシャフト3に巻装されたシートベルトの巻き量を検出する巻き量検出部17にそれぞれ接続されている。また、MPU14は、制御プログラムを格納するメモリ(図示せず)を備えており、該プログラム中にシートベルトの巻き取り及び引き出しを交互に行わせることにより、シートベルトを振動させる振動フラグを備えている。
【0022】
バックル接続有無検出部16は、シートベルトのタングがバックルに装着されたことを検出するとON信号をMPU14に出力する一方、シートベルトのタングがバックルから解除されたことを検出するとOFF信号をMPU14に出力する。
【0023】
巻き量検出部17はリールシャフト3に巻装されたシートベルトの巻き量を検出するが、ここでは、具体的な巻き量ではなく、リールシャフト3に巻装されたシートベルトの厚みを検出する。巻き量検出部17はリールシャフト3に巻装されたシートベルトの巻き量が多いとき、即ち、リールシャフト3に巻装されたシートベルトの厚みが多いときはON信号をMPU14に出力する。一方、リールシャフト3に巻装されたシートベルトの巻き量が少ないとき、即ち、リールシャフト3に巻装されたシートベルトの厚みが薄いときは、OFF信号をMPU14に出力する。ここで、巻き量の「多い」と「少ない」との境界になる量は、シートベルトの格納状態時の巻き量と装着状態時の巻き量との間に予め設定されている。
【0024】
図3は、バックル接続有無検出部16の正常時にMPU14に入力される信号の一例を示す図である。
【0025】
乗員がシートベルトを装着するために、シートベルトを引き出し始める時点では、巻き量検出部17よりMPU14にON信号が入力されており、さらにバックル接続有無検出部16よりMPU14にOFF信号が入力されている。その後、シートベルトの引き出しを続けると、巻き量検出部17から入力される信号がON信号からOFF信号に変わる、即ち、シートベルトの巻き量が少なくなる。次いで、シートベルトが装着されると、バックル接続有無検出部16から入力される信号がOFF信号からON信号に変わる、即ち、シートベルトのタングがバックルに装着される。このとき、巻き量検出部17から入力される信号はOFF信号のままである。
【0026】
その後、シートベルトを非装着状態にすると、バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号からOFF信号に変わる、即ち、シートベルトのタングがバックルから解除される。これと同時に、シートベルトの格納制御が開始され、シートベルトが巻き取られ始めて、該制御途中に、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わる、即ち、シートベルトの巻き量が多くなる。
【0027】
図8はシートベルト格納制御の一例を示すフローチャートである。
【0028】
シートベルト格納制御では、MPU14からPWM信号を直流モータ駆動部11に入力することにより、直流モータ10をシートベルトの巻き取り側に回転させ(ステップS1)、直流モータ10に流れる電流よりシートベルトが巻き取り限界であるか否かを判別し(ステップS2)、シートベルトが巻き取り限界でない場合には、ステップS1に戻る一方、シートベルトが巻き取り限界である場合には、本制御を終了する。ここで、シートベルトの巻き取り限界とは、直流モータ10がシートベルトの巻き取り側に回転しなくなることをいう。
【0029】
以下、バックル接続有無検出部16から入力される信号が継続してON信号になる故障(以下「ON故障」という)の場合のMPU14の処理動作を説明する。
【0030】
図4は、シートベルト非装着状態でON故障が発生している場合に、MPU14に入力される信号の一例を示す図である。
【0031】
図9,10はMPU14が実行する制御プログラムの一例を示す図であり、この制御プログラムはMPU14が備えているメモリ(図示せず)に格納されている。
【0032】
尚、本制御プログラムの実行が開始される時には、巻き量検出部17よりMPU14にON信号が入力され、さらにバックル接続有無検出部16よりMPU14にON信号が入力されているものとする。
【0033】
まず、本制御プログラムで使用されるカウンタnに0をセットする(n←0)と共にシートベルト格納フラグをリセットし(ステップS5)、直流モータ10の端子間電圧よりシートベルトが引き出されているか否かを判別する(ステップS6)。シートベルトが引き出されていない場合には、該判別を繰り返す一方、シートベルトが引き出されている場合には、巻き量検出部17から入力される信号がON信号からOFF信号に変わったか否かを判別し(ステップS7)、ON信号からOFF信号に変わらない場合には、直流モータ10の端子間電圧よりシートベルトの引き出しが停止しているか否かを判別する(ステップS8)。
【0034】
シートベルトの引き出しが停止していない場合には、ステップS7に戻る一方、シートベルトの引き出しが停止している場合には、後述するステップS37のシートベルト格納制御に進む。上記ステップS7で、巻き量検出部17から入力される信号がON信号からOFF信号に変わったときに、バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号であるか否かを判別する(ステップS9)。バックル接続有無検出部16から入力される信号がOFF信号の場合は、ON故障でないため、所定時間t1経過後、バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号であるか否かを判別する(ステップS11)。
【0035】
バックル接続有無検出部16から入力される信号がOFF信号の場合は、タイマ15をスタートし(ステップS17)、直流モータ10の端子間電圧によりシートベルトが引き出されたか否かを判別し(ステップS18)、シートベルトが引き出された場合には、タイマ15をストップ及びクリアし(ステップS19)、シートベルト格納フラグをセットして(ステップS20)、ステップS6に戻る。一方、シートベルトが引き出されていない場合には、タイマ15により所定時間t2(例えば、4秒)経過したか否かを判別し(ステップS21)、所定時間t2経過していない場合には、ステップS18に戻る一方、所定時間t2経過している場合には、タイマ15をストップ及びクリアし(ステップS22)、シートベルト格納フラグをセットしているか否かを判別する(ステップS23)。
【0036】
シートベルト格納フラグをセットしている場合には、該シートベルト格納フラグをリセットし(ステップS24)、図8のシートベルト格納制御を行い(ステップS25)、ステップS6に戻る。
【0037】
上記ステップS23で、シートベルト格納フラグをセットしていない場合には、カウンタnの値が5以上であるか否かを判別し(ステップS26)、カウンタnの値が5以上である場合にはステップS6に戻る一方、カウンタnの値が5未満の場合には、ステップS25と同様にシートベルト格納制御を行い(ステップS27)、シートベルト格納制御終了後、カウンタnの値を1インクリメントし(ステップS28)、ステップS6に戻る。
【0038】
上記ステップS11で、バックル接続有無検出部16によりシートベルトのタングがバックルに装着されたことが検出された場合には、タイマ12により計時されるタイマ割り込みが有効になる(ステップS12)。このタイマ割り込みによる割り込みにより、例えば0.1s毎に後述するタイマ割り込み処理が行われる。
【0039】
図11はタイマ割り込み処理の一例を示すフローチャートである。
【0040】
まず、タイマ割り込み処理では、タイマ割り込みが無効にされる(ステップS121)。次に、シートベルトのタングがバックルに装着されたことをバックル接続有無検出部16により検出されたか否かを判別し(ステップS122)、バックル接続有無検出部16によりシートベルトのタングがバックルに装着されたことを検出されない場合には、カウンタnに0をセットする(n←0)と共にシートベルト格納フラグをリセットし(ステップS123)、ステップS25のシートベルト格納制御にジャンプする(ステップS124)。
【0041】
次いで、ステップS122で、バックル接続有無検出部16によりシートベルトのタングがバックルに装着されたことを検出された場合には、衝突予知検出部18より衝突不可避であることを示す信号が入力されたか否かを判別し(ステップS125)、衝突不可避であることを示す信号が入力された場合には、タイマ13により計時される所定時間t3(例えば4s)、PWM信号を直流モータ駆動部11に入力することにより、直流モータ10をシートベルトの巻き取り側に回転させる(ステップS126)。これにより、乗員は衝突時に適切に保護される。その後、タイマ割り込みを有効にし(ステップS127)、ステップS13に進む(ステップS128)。
【0042】
上記ステップS125で、衝突不可避であることを示す信号が入力されていない場合には、衝突予知検出部18より衝突危険であることを示す信号が入力されたか否かを判別し(ステップS129)、衝突危険であることを示す信号が入力された場合には、PWM信号を直流モータ駆動部11に入力することにより、直流モータ10をシートベルトの引き出し側及び巻き取り側に交互に回転させ、シートベルトを振動させて、MPU14の振動フラグをセットする(ステップS130)。この時の振動周波数は、1Hz〜10kHzとし、乗員に警報として感じられやすい振動を与える。その後、振動を与え続けたままステップS125に戻る。
【0043】
上記ステップS129で、衝突危険であることを示す信号が入力されていない場合には、シートベルトが振動状態にあったか否かをMPU14の振動フラグにより判別し(ステップS131)、シートベルトが振動状態にあった場合には、振動フラグをリセットすると共に振動を停止させ(ステップS132)、ステップS127に進む。一方、シートベルトが振動状態にない場合には、タイマ割り込みを有効にし(ステップS133)、タイマ割り込みが行われたところに戻る。
【0044】
図10に戻り、次に、乗員に圧迫感を与えず、かつ適正な弛みを与えるため、シートベルト弛み付与制御を行う(ステップS13)。
【0045】
図12はシートベルト弛み付与制御の一例を示すフローチャートである。
【0046】
まず、MPU14からPWM信号を直流モータ駆動部11に入力することにより、直流モータ10をシートベルトの巻き取り側に回転させ(ステップS131)、直流モータ10に流れる電流よりシートベルトが巻き取り限界であるか否かを判別する(ステップS132)。これにより、シートベルトの不適正な弛みを一旦完全に除去する。
【0047】
ステップS132で、シートベルトが巻き取り限界でない場合には、ステップS131に戻る一方、シートベルトが巻き取り限界である場合には、MPU14からPWM信号を直流モータ駆動部11に入力することにより、直流モータ10をシートベルトの引き出し側に回転させ(ステップS133)、直流モータ10をシートベルトの引き出し側に回転させてからタイマ15により所定時間t4(例えば1s)経過したか否かを判別する(ステップS134)。これにより、シートベルトの適切な弛みが乗員に与えられる。
【0048】
ステップS134で、所定時間t4経過していない場合には、ステップS133に戻る一方、所定時間t4経過した場合には、直流モータ10によるシートベルトの引き出しを停止させ(ステップS135)、本制御を終了する。
【0049】
図10に戻り、次に、直流モータ10の端子間電圧によりシートベルトが引き出されたか否かを判別し(ステップS14)、シートベルトが引き出されていない場合には、該判別を繰り返す一方、シートベルトが引き出された場合には、直流モータ10の端子間電圧が所定値(例えば0.3V)以下であるか否かによりシートベルトの引き出しが完了したか否かを判別する(ステップS15)。シートベルトの引き出しが完了していない場合には、該判別を繰り返す一方、シートベルトの引き出しが完了した場合には、車速検出部17より入力された車速vに応じた信号から車速vが所定値v1(例えば10km/h)より大きいか否かを判別する(ステップS16)。
【0050】
車速vが所定値v1以下の場合には、該判別を繰り返す一方、車速vが所定値v1より大きい場合には、ステップS13のシートベルト弛み付与制御に戻る。これにより、例えば駐車のために車両をゆっくりバックさせている時にリールシャフトが正転しないので、乗員が後方を見渡している最中にシートベルトが巻き取り限界まで巻き取られることがなくなる。
【0051】
図9に戻り、上記ステップS9で、バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号の場合には、MPU14はバックル接続有無検出部16をON故障とみなし、警報部18より警報を発生させる(ステップS29)。
【0052】
その後所定時間t5(例えば10秒)経過したか否かを判別し(ステップS30)、所定時間t5経過していない場合には、該判別を繰り返す一方、所定時間t5経過した場合は、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号のままであるか否かを判別する(ステップS31)。巻き量検出部17から入力される信号がON信号になった場合には、図8のシートベルト格納制御(ステップS37)に進む一方、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号のままならば、シートベルトは装着されたものと判断し、図12のシートベルト弛み付与制御を行う(ステップS32)。
【0053】
次に、直流モータ10の端子間電圧より乗員によりシートベルトが引き出された否かを判別し(ステップS33)、乗員によりシートベルトが引き出された場合には、直流モータ10の端子間電圧によりシートベルトの引き出しが停止したか否かを判別する(ステップS34)。直流モータ10の端子間電圧によりシートベルトの引き出しが停止した場合には、再びシートベルト弛み付与制御を行う(ステップS32)。
【0054】
上記ステップS33で、乗員によりシートベルトが引き出されず、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号の間は、所定時間t6(例えば5秒)毎に強制的にシートベルトが巻き取られ(ステップS35)、巻き取り限界に達するまでに巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わったか否かを判別する(ステップS36)。
【0055】
巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号のままの場合には、ステップS32に戻る一方、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わったときは、シートベルトの装着は解除されたものと判断し、MPU14はシートベルト格納制御を行う(ステップ37)。
【0056】
上述したように、シートベルト非装着状態で、MPU14はバックル接続有無検出部16をON故障とみなした後は、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号のままならば、シートベルト弛み付与制御を行うので(ステップS32)、故障によりシートベルトの装着又は非装着を正確に検出できない場合でも、快適なシートベルト装着環境を提供することができる。一方、該故障後、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わったときは、シートベルト格納制御を行うので(ステップS37)、シートベルトがドアに挟まれることがなくなり、シートベルトの破損を防止することができる。
【0057】
図5は、シートベルト装着状態から非装着状態になった後、ON故障が発生した場合にMPU14に入力される信号の一例を示す図であり、図13,14はMPU14が実行する制御プログラムの一例を示す図であり、この制御プログラムはMPU14が備えているメモリ(図示せず)に格納されている。
【0058】
まず、本制御プログラムで使用されるカウンタnに0をセットする(n←0)と共にシートベルト格納フラグをリセットし(ステップS200)、バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号であるか否かを判別する(ステップS201)。尚、このステップS201〜ステップS218の制御は、上述した図10のステップS11〜ステップS28の制御と同一であるため、その説明を省略する。
【0059】
ステップS210、ステップS216でYES、ステップS215及びステップS218の次に、シートベルト装着状態から非装着状態になり、バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号からOFF信号に変わったか否かを判別し(ステップS219)、バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号からOFF信号に変わらない場合には、ステップS201に戻る一方、バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号からOFF信号に変わった場合には、図8のシートベルト格納制御を開始する(ステップS220)。
【0060】
次に、このシートベルト格納制御の途中で、バックル接続有無検出部16から入力される信号がOFF信号からON信号に変わったか否か判別する(ステップS223)。OFF信号からON信号に変わらない場合には、後述するステップS227に進む一方、OFF信号からON信号に変わった場合は、シートベルト非装着状態から装着状態になったと判断し、図12のシートベルト弛み付与制御を開始する(ステップS224)。
【0061】
次いで、このシートベルト弛み付与制御のシートベルトの巻き取り最中に巻き量検出部17から入力される信号がON信号になったか否かを判別し(ステップS225)、ON信号にならない場合には、ステップS224に戻る一方、ON信号になった場合には、この時点で、MPU14はバックル接続有無検出部16をON故障とみなし、警報部18より警報を発生させて(ステップS226)、再びシートベルト格納制御を行い(ステップS227)、ステップS201に戻る。
【0062】
上述したように、シートベルト装着状態から非装着状態になり、MPU14はバックル接続有無検出部16をON故障とみなした後、シートベルト格納制御を行うので(ステップS227)、シートベルトがドアに挟まれることがなくなり、シートベルトの破損を防止することができる。
【0063】
以下、バックル接続有無検出部16から入力される信号が継続してOFF信号になる故障(以下「OFF故障」という)の場合のMPU14の処理動作を説明する。
【0064】
図6は、シートベルト非装着状態でOFF故障が発生している場合に、MPU14に入力される信号の一例を示す図である。図15はMPU14が実行する制御プログラムの一例を示す図であり、この制御プログラムはMPU14が備えているメモリ(図示せず)に格納されている。
【0065】
尚、本制御プログラムの実行が開始される時には、巻き量検出部17よりMPU14にON信号が入力され、さらにバックル接続有無検出部16よりMPU14にOFF信号が入力されているものとする。
【0066】
まず、本制御プログラムで使用されるカウンタnに0をセットする(n←0)と共にシートベルト格納フラグをリセットし(ステップS301)、直流モータ10の端子間電圧よりシートベルトが引き出されているか否かを判別する(ステップS302)。シートベルトが引き出されていない場合には、該判別を繰り返す一方、シートベルトが引き出されている場合には、巻き量検出部17から入力される信号がON信号からOFF信号に変わったか否かを判別し(ステップS303)、ON信号からOFF信号に変わらない場合には、直流モータ10の端子間電圧よりシートベルトの引き出しが停止しているか否かを判別する(ステップS304)。
【0067】
シートベルトの引き出しが停止していない場合には、ステップS303に戻る一方、シートベルトの引き出しが停止している場合には、後述するステップS311のシートベルト格納制御に進む。
【0068】
上記ステップS303で、巻き量検出部17から入力される信号がON信号からOFF信号に変わったときは、このOFF信号のまま所定時間t7(例えば10秒)経過したか否かを判別する(ステップS305)。
【0069】
所定時間t7(例えば10秒)経過していない場合には、該判別を繰り返す一方、所定時間t7(例えば10秒)経過した場合には、バックル接続有無検出部16から入力される信号がOFF信号であるか否かを判別する(ステップS306)。
【0070】
バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号である場合には、図10のステップS11に進む一方、バックル接続有無検出部16より入力される信号がOFF信号の場合には、MPU14はバックル接続有無検出部16をOFF故障とみなし、警報部18より警報を発生させ(ステップS307)、図12のシートベルト弛み付与制御を行う(ステップS308)。
【0071】
尚、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号の間は、所定時間t8(例えば5秒)毎に強制的にシートベルトを巻き取り(ステップS309)、巻き取り限界に達するまでに巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わったか否かを判別する(ステップS310)。OFF信号からON信号に変わらない場合は、該判別を繰り返す一方、OFF信号からON信号に変わった場合は、シートベルトの装着は解除されたものと判断し、MPU14は図8のシートベルト格納制御を行い(ステップS311)、ステップS302に戻る。
【0072】
上述したように、シートベルト非装着状態で、MPU14はバックル接続有無検出部16をOFF故障とみなした後、シートベルト弛み付与制御を行うので(ステップS308)、故障によりシートベルトの装着又は非装着を正確に検出できない場合でも、快適なシートベルト装着環境を提供することができる。一方、該故障後、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わったときは、シートベルト格納制御を行うので(ステップS311)、シートベルトがドアに挟まれることがなくなり、シートベルトの破損を防止することができる。
【0073】
図7は、シートベルト装着状態から非装着状態になった後、OFF故障が発生した場合にMPU14に入力される信号の一例を示す図であり、図16はMPU14が実行する制御プログラムの一例を示す図であり、この制御プログラムはMPU14が備えているメモリ(図示せず)に格納されている。
【0074】
尚、本制御プログラムの実行が開始される時には、巻き量検出部17よりMPU14にOFF信号が入力され、さらにバックル接続有無検出部16よりMPU14にON信号が入力されているものとし、本制御プログラムの実行は定期的な割り込みとして行われる。
【0075】
まず、シートベルトを装着しているときに、バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号からOFF信号に変わったか否かを判別する(ステップS401)。
【0076】
バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号からOFF信号に変わらない場合は、本割り込みを終了する一方、バックル接続有無検出部16から入力される信号がON信号からOFF信号に変わった場合は、MPU14はシートベルト装着状態から非装着状態になったと判断し、図8のシートベルト格納制御を行う(ステップS402)。
【0077】
その後、シートベルトの格納完了前に巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わったか否かを判別し(ステップS403)、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わった場合には、本割り込みを終了する一方、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わらない場合、即ち、本来シートベルトの格納完了になるべきときに巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号のままである場合には、MPU14はバックル接続有無検出部16をOFF故障とみなし、警報部18より警報を発生させ(ステップS404)、シートベルトは装着されていると判断し、図12のシートベルト弛み付与制御を行う(ステップS405)。
【0078】
この後、直流モータ10の端子間電圧より乗員によりシートベルトが引き出された否かを判別し(ステップS406)、乗員によりシートベルトが引き出された場合には、直流モータ10の端子間電圧によりシートベルトの引き出しが停止したか否かを判別する(ステップS407)。直流モータ10の端子間電圧によりシートベルトの引き出しが停止した場合には、再びシートベルト弛み付与制御を行う(ステップS405)。
【0079】
上記ステップS406で、乗員によりシートベルトが引き出されず、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号の間は、所定時間t9(例えば5秒)毎に強制的にシートベルトが巻き取られ(ステップS408)、巻き取り限界に達するまでに巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わったか否かを判別する(ステップS409)。
【0080】
巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号の場合には、ステップS405に戻る一方、巻き量検出部17から入力される信号がOFF信号からON信号に変わった場合には、本割り込みを終了する。
【0081】
上述したように、シートベルト装着状態から非装着状態になり、MPU14はバックル接続有無検出部16をOFF故障とみなした後、シートベルト弛み付与制御を行うので(ステップS405)、故障によりシートベルトの装着又は非装着を正確に検出できない場合でも、快適なシートベルト装着環境を提供することができる。
【0082】
尚、本実施の形態においては、巻き量検出部17は具体的な巻き量ではなく、リールシャフト3に巻装されたシートベルトの厚みを検出したが、直流モータ10の端子間電圧又は直流モータ10に流れる電流により巻き量を検出してもよい。即ち、直流モータ10の非駆動時は、直流モータ10の起電力により端子間に電圧が発生するため、この電圧の積分値よりシートベルトの引き出し量を算出する。直流モータ10の駆動時は、リールシャフト3が回転しており直流モータ10に流れる電流が変動しているため(電流が変動していないときはリールシャフトが停止しているとき)、変動している電流が存在した積算時間によりシートベルトの引き出し量又は巻き取り量を算出する。
【0083】
また、本実施の形態では、MPU14の制御は自車速に関係なく行われているが、シートベルト弛み付与制御は自車速が所定値以上になってから行うようにし、シートベルト格納制御は自車速が所定値以下になってから行うようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1の車両用乗員拘束保護装置によれば、故障検出手段によりシートベルト装着有無検出手段の故障を検出したときに、巻き量検出手段により検出されたシートベルトの巻き量に応じてモータの駆動が制御されるので、故障によりシートベルトの装着又は非装着を正確に検出できない場合でも、巻き量検出手段により検出されたシートベルトの巻き量が少なければ、シートベルトは装着されたものと判断され、シートベルトが巻き取り限界まで巻き取られ、その後シートベルトに所定の弛みが付与される一方、巻き量検出手段により検出されたシートベルトの巻き量が多ければ、シートベルトの装着は解除されたものと判断され、シートベルトの格納が行われる。よって、故障によりシートベルトの装着又は非装着を正確に検出できない場合でも、快適なシートベルト装着環境を提供するとともにシートベルトの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両用乗員拘束保護装置が備えている電動リトラクタ100の構成を示す図である。
【図2】直流モータ駆動部11の回路図である。
【図3】バックル接続有無検出部16の正常時にMPU14に入力される信号の一例を示す図である。
【図4】シートベルト非装着状態でON故障が発生している場合に、MPU14に入力される信号の一例を示す図である。
【図5】シートベルト装着状態から非装着状態になった後、ON故障が発生した場合にMPU14に入力される信号の一例を示す図である。
【図6】シートベルト非装着状態でOFF故障が発生している場合に、MPU14に入力される信号の一例を示す図である。
【図7】シートベルト装着状態から非装着状態になった後、OFF故障が発生した場合にMPU14に入力される信号の一例を示す図である。
【図8】シートベルト格納制御の一例を示すフローチャートである。
【図9】MPU14が実行する制御プログラムの一例を示す図である。
【図10】MPU14が実行する制御プログラムの一例を示す図である。
【図11】タイマ割り込み処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】シートベルト弛み付与制御の一例を示すフローチャートである。
【図13】MPU14が実行する制御プログラムの一例を示す図である。
【図14】MPU14が実行する制御プログラムの一例を示す図である。
【図15】MPU14が実行する制御プログラムの一例を示す図である。
【図16】MPU14が実行する制御プログラムの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 シートベルトロック機構
3 リールシャフト
5 リールシャフト用プーリ
6 直流モータ用プーリ
7 動力伝達ベルト
10 直流モータ
11 直流モータ駆動部
14 MPU(故障検出手段、制御手段)
16 バックル接続有無検出部(シートベルト装着有無検出手段)
17 巻き量検出部(巻き量検出手段)
100 電動リトラクタ
Claims (1)
- モータの駆動力によりリールシャフトを回転させ、シートベルトの巻き取り及び引き出しを行う電動リトラクタと、前記シートベルトの装着有無を検出するシートベルト装着有無検出手段と、該シートベルト装着有無検出手段の故障を検出する故障検出手段と、前記リールシャフトに巻かれたシートベルトの巻き量を検出する巻き量検出手段とを備える車両用乗員拘束保護装置において、
前記故障検出手段により前記シートベルト装着有無検出手段の故障を検出したときに、前記巻き量検出手段により検出されたシートベルトの巻き量に応じて前記モータの駆動を制御する制御手段を備えることを特徴とする車両用乗員拘束保護装置。
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