JP5313841B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルトの引出速度又は経過時間に基づいてシートベルトの引出しを制御可能なシートベルト装置に関する。
車両には、衝突時に乗員を保護するためにシートベルト装置が設けられている。シートベルト装置には、車両の衝突を予測した場合、モータがベルトリールを回転させてシートベルトの撓みを巻取るモータ式リトラクタが設けられているものがある。モータ式リトラクタを備えるシートベルト装置は、シートベルトの弛みを巻き取ることにより、乗員を座席に固定して乗員の安全を確保する。衝突による衝撃力が大きい場合、衝突後の時間の経過と共にベルト張力が増大するため、乗員の身体に急激な減速度が生じてシートベルトから乗員に加わる負荷が大きくなる。そこで、シートベルトに作用する荷重が予め設定した所定値を超えた場合、シートベルトを所定量繰出して乗員の身体に生じる衝撃を吸収するエネルギー吸収機構をリトラクタに設けることがある。
例えば、特許文献1に記載のシートベルト装置は、シートベルトを巻き取るベルトリールの軸にトーションバーが設けられている。トーションバーが軸周りに捩れることにより、乗員の身体に作用する衝突エネルギーがトーションバーの変形仕事として吸収される。衝突時の衝撃は、車両構造及び衝突状況により異なるため、シートベルトの引出速度又は衝突時点からの経過時間に基づいてエネルギー吸収荷重を制御する必要がある。エネルギー吸収機構にトーションバーを用いた場合、エネルギー吸収荷重が略一定となり変更することができない。そこで、特許文献2に記載のシートベルト装置では、モータの回生ブレーキによるエネルギー吸収を発生させるべくモータの給電端子を短絡させる短絡回路を備えている。そして、モータの給電端子の短絡及び開放を切り替えることにより、エネルギー吸収荷重を変更可能にしてある。
特開平10−35411号公報 特開2001−270423号公報
しかしながら、特許文献2に記載のシートベルト装置は、シートベルトの引出速度又は経過時間に基づいてシートベルトの引出しを制御することができないという問題があった。
本願は、斯かる事情に鑑みてなされたものである。その目的は、シートベルトの引出速度を検出し、又は経過時間を計時してモータの給電端子の短絡を制御することにより、シートベルトの引出速度又は経過時間に基づいてシートベルトの引出しを制御することが可能となるシートベルト装置を提供することにある。
本願に開示するシートベルト装置は、シートベルトを巻き取るモータの給電端子を短絡する短絡部を備え、該モータにより巻き取ってあるシートベルトの引出しを前記給電端子の短絡により阻止するシートベルト装置において、前記シートベルトの引出速度を検出する引出速度検出部と、該引出速度検出部により検出した引出速度に基づいて前記短絡部による短絡を制御する制御部と、前記シートベルトを巻き取るプリテンショナーと、前記プリテンショナーにより前記シートベルトを巻き取る場合、前記給電端子及び電源の出力端子間を切断する切断部と、前記プリテンショナーによる前記シートベルトの巻取りが完了したか否かを判定する判定手段とを備え、前記制御部は、前記判定手段により完了したと判定した場合、前記短絡部による短絡を制御するようにしてある
本願にあっては、モータにより巻き取ったシートベルトが引き出される場合、シートベルトの引出速度に応じてモータの給電端子の短絡が制御される。給電端子が短絡された場合、モータに生じる回生ブレーキによりシートベルトの引き出しを阻止する。モータの給電端子の短絡を制御することにより、引出速度に応じて例えば衝突によるシートベルトの引き出しが調整される。
本願にあっては、モータの駆動軸と接続されており、例えば衝突した場合にシートベルトを巻き取るプリテンショナーが備えられている。プリテンショナーが作動する場合、モータの給電端子及び電源の出力端子が切断される。これにより、プリテンショナーによりモータの駆動軸が回転している場合であっても、モータに回生電流が流れないため、プリテンショナーによるシートベルトの巻取りを阻止しない。プリテンショナーによるシートベルトの巻取りが完了した場合、モータの給電端子の短絡が制御開始されて、例えば衝突によるシートベルトの引き出しが調整される。
本願に開示するシートベルト装置は、シートベルトを巻き取るモータの給電端子を短絡する短絡部を備え、該モータにより巻き取ってあるシートベルトの引出しを前記給電端子の短絡により阻止するシートベルト装置において、前記短絡部により前記給電端子を短絡した時点からの経過時間を計時する短絡計時部と、該短絡計時部により計時した経過時間に基づいて前記短絡部による短絡を制御する制御部と、前記シートベルトを巻き取るプリテンショナーと、前記プリテンショナーにより前記シートベルトを巻き取る場合、前記給電端子及び電源の出力端子間を切断する切断部と、前記プリテンショナーによる前記シートベルトの巻取りが完了したか否かを判定する判定手段とを備え、前記制御部は、前記判定手段により完了したと判定した場合、前記短絡部による短絡を制御するようにしてある
本願にあっては、例えば、衝突を予測する信号が入力された場合、モータによりシートベルトが巻き取られる。シートベルトが巻き取られた後、モータの給電端子の短絡が開始されると共に、開始した時点からの経過時間に応じて給電端子の短絡が制御される。モータの給電端子の短絡を制御することにより、経過時間に応じて例えば衝突によるシートベルトの引き出しが調整される。
本願にあっては、モータの駆動軸と接続されており、例えば衝突した場合にシートベルトを巻き取るプリテンショナーが備えられている。プリテンショナーが作動する場合、モータの給電端子及び電源の出力端子が切断される。これにより、プリテンショナーによりモータの駆動軸が回転している場合であっても、モータに回生電流が流れないため、プリテンショナーによるシートベルトの巻取りを阻止しない。プリテンショナーによるシートベルトの巻取りが完了した場合、モータの給電端子の短絡が制御開始されて、例えば衝突によるシートベルトの引き出しが調整される。
本願に開示するシートベルト装置は、前記短絡部は、前記給電端子の短絡及び開放を交互に切り替えるようしてあり、前記制御部は、前記短絡部による短絡の頻度を制御するようにしてある。
本願にあっては、モータの給電端子の短絡及び開放が交互に切り替えられる。短絡頻度、例えば単位時間に占める短絡時間が引出速度又は経過時間に応じて制御される。
本願に開示するシートベルト装置は、前記制御部は、パルス信号に従って前記短絡部による短絡の頻度を制御するようにしてある。
本願にあっては、モータの給電端子の短絡及び開放がパルス信号に基づいて交互に切り替えられる。パルス信号としてPWM信号を用いた場合、シートベルトの引出速度に基づいて短絡の頻度がPWM制御される。
本願に開示するシートベルト装置は、前記短絡部は、可変抵抗器を備え、該可変抵抗器を介して短絡するようにしてあり、前記制御部は、前記可変抵抗器の抵抗値を制御するようにしてある。
本願にあっては、モータの給電端子が可変抵抗器を介して短絡される。引出速度又は経過時間に応じて短絡経路に介挿してある可変抵抗器の抵抗値が制御される。これにより、短絡時にモータを流れる回生電流を変更することでシートベルトの引出しが調整される。
本願に開示するシートベルト装置は、シートベルトを巻き取るモータの給電端子を短絡する短絡部を備え、該モータにより巻き取ってあるシートベルトの引出しを前記給電端子の短絡により阻止するシートベルト装置において、前記シートベルトの引出速度を検出する引出速度検出部を備え、前記短絡部は、複数の抵抗を備え、該複数の抵抗のうち、一つの抵抗を介して短絡するようにしてあり、更に、前記引出速度検出部により検出した引出速度に基づいて前記一つの抵抗を他の抵抗に切り替える制御部と、前記シートベルトを巻き取るプリテンショナーと、前記プリテンショナーにより前記シートベルトを巻き取る場合、前記給電端子及び電源の出力端子間を切断する切断部と、前記プリテンショナーによる前記シートベルトの巻取りが完了したか否かを判定する判定手段とを備え、前記制御部は、前記判定手段により完了したと判定した場合、前記短絡部による短絡を制御するようにしてある
本願にあっては、モータの給電端子が複数の抵抗のうち一つの抵抗を介して短絡される。引出速度に応じて短絡経路に介挿される一つの抵抗が複数の抵抗のうち、他の一つの抵抗に切り替えられる。これにより、短絡時にモータを流れる回生電流を変更することでシートベルトの引出しが調整される。
本願にあっては、モータの駆動軸と接続されており、例えば衝突した場合にシートベルトを巻き取るプリテンショナーが備えられている。プリテンショナーが作動する場合、モータの給電端子及び電源の出力端子が切断される。これにより、プリテンショナーによりモータの駆動軸が回転している場合であっても、モータに回生電流が流れないため、プリテンショナーによるシートベルトの巻取りを阻止しない。プリテンショナーによるシートベルトの巻取りが完了した場合、モータの給電端子の短絡が制御開始されて、例えば衝突によるシートベルトの引き出しが調整される。
本願に開示するシートベルト装置は、シートベルトを巻き取るモータの給電端子を短絡する短絡部を備え、該モータにより巻き取ってあるシートベルトの引出しを前記給電端子の短絡により阻止するシートベルト装置において、前記短絡部により前記給電端子を短絡した時点からの経過時間を計時する短絡計時部を備え、前記短絡部は、複数の抵抗を備え、該複数の抵抗のうち、一つの抵抗を介して短絡するようにしてあり、更に、前記短絡計時部により計時した計時時間に基づいて前記一つの抵抗を他の抵抗に切り替える制御部と、前記シートベルトを巻き取るプリテンショナーと、前記プリテンショナーにより前記シートベルトを巻き取る場合、前記給電端子及び電源の出力端子間を切断する切断部と、前記プリテンショナーによる前記シートベルトの巻取りが完了したか否かを判定する判定手段とを備え、前記制御部は、前記判定手段により完了したと判定した場合、前記短絡部による短絡を制御するようにしてある
本願にあっては、モータの給電端子が複数の抵抗のうち一つの抵抗を介して短絡される。短絡を開始した時点からの経過時間に応じて短絡経路に介挿される一つの抵抗が複数の抵抗のうち、他の一つの抵抗に切り替えられる。これにより、短絡時にモータを流れる回生電流を変更することでシートベルトの引出しが調整される。
本願にあっては、モータの駆動軸と接続されており、例えば衝突した場合にシートベルトを巻き取るプリテンショナーが備えられている。プリテンショナーが作動する場合、モータの給電端子及び電源の出力端子が切断される。これにより、プリテンショナーによりモータの駆動軸が回転している場合であっても、モータに回生電流が流れないため、プリテンショナーによるシートベルトの巻取りを阻止しない。プリテンショナーによるシートベルトの巻取りが完了した場合、モータの給電端子の短絡が制御開始されて、例えば衝突によるシートベルトの引き出しが調整される。
本願に開示するシートベルト装置は、前記プリテンショナーにより前記シートベルトの巻取りを開始した時点からの経過時間を計時する巻取り計時部を備え、前記判定手段は、前記巻取り計時部により計時した経過時間が所定時間よりも大である場合、前記シートベルトの巻取りを完了したと判定するようにしてある。
本願にあっては、プリテンショナーによるシートベルトの巻取りを要する時間が予め所定時間として設定されている。プリテンショナーが作動した時点から所定時間を経過した場合、モータの給電端子の短絡が制御開始されて、例えば衝突によるシートベルトの引き出しが調整される。
本願に開示するシートベルト装置は、前記シートベルトの引出しによる前記モータの逆回転を検出する逆回転検出部を備え、前記判定手段は、前記逆回転検出部により逆回転を検出した場合、前記シートベルトの巻取りを完了したと判定するようにしてある。
本願にあっては、プリテンショナーが作動した後に例えば衝突によるシートベルトの引き出しによりモータが逆回転した場合、モータの給電端子の短絡が制御開始されて、例えば衝突によるシートベルトの引き出しが調整される。
本願に開示するシートベルト装置は、前記判定手段により前記シートベルトの巻取りを完了したと判定した場合、所定の信号を出力する信号出力部を備える。
本願にあっては、プリテンショナーによるシートベルトの巻取りが完了した場合、例えば車両に備えられたエアバッグ装置に作動信号が出力される。
本願に開示するシートベルト装置は、前記制御部に給電する電源と共に前記制御部に並列接続してあり、前記電源により充電され、前記電源の接続が絶たれた場合、前記制御部に給電するコンデンサを備える。
本願にあっては、電源から制御部に給電されると共に、制御部に並列接続されたコンデンサが電源により充電される。制御部及び電源間が衝突時の衝撃により切断された場合、充電してあるコンデンサから制御部に給電される。
当該装置の一観点によれば、シートベルトの引出速度を検出し、又は経過時間を計時してモータの給電端子の短絡を制御することにより、シートベルトの引出速度又は経過時間に基づいてシートベルトの引出しを制御することが可能となる。
座席及び座席の前側夫々に設置されたシートベルト装置及びエアバッグ装置の概要を示す模式図である。 実施の形態1に係るシートベルトリトラクタ及び制御部の例を示す説明図である。 シートベルトリトラクタの内部を示す組立図である。 回転検出部の回路例を示す回路図である。 回転検出部が出力する回転信号の波形を示す模式図である。 実施の形態1に係る制御部の内部ハードウェア及び制御部に接続されるハードウェアを示すブロック図である。 PWM信号の波形を示す模式図である。 デューティ比表のレコードレイアウト例を示す図表である。 衝突処理の手順を示すフローチャートである。 引出速度に応じたデューティ比の設定例を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る制御部の内部ハードウェア及び制御部に接続されるハードウェアを示すブロック図である。 経過時間に応じたデューティ比の設定例を説明するための説明図である。 実施の形態3に係る制御部の内部ハードウェア及び制御部に接続されるハードウェアを示すブロック図である。 実施の形態4に係るシートベルトリトラクタ及び制御部の例を示す説明図である。 実施の形態5に係るシートベルトリトラクタ及び制御部の例を示す説明図である。
実施の形態1
以下、実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。本願に係るシートベルトシステムは、走行中に発生する振動、横滑り又は急ブレーキ等による加速度の急激な変化及び車両の衝突時に発生する衝撃等から乗員を保護するために車両に搭載される。シートベルトシステムは、車両に搭載されており、車両の衝突を予測する車両衝突予測部と、衝撃を検出する衝撃検出部と、エアバッグ装置と、乗員を保護するシートベルト装置とを含む。図1は、座席及び座席の前側夫々に設置されたシートベルト装置及びエアバッグ装置の概要を示す模式図である。シートベルト装置10は、乗員11の身体をシート12に拘束するシートベルト13を備える。
シートベルト13は、乗員11の上体を拘束するベルト部分13aと、乗員11の腰部を拘束するベルト部分13bとから成る。ベルト部分13bの一端はアンカープレート14により車室下部の車体部分に固定されている。ベルト部分13aは、乗員11の肩近傍の箇所に設けられたスルーアンカー15で折り返され、その端部はシートベルトリトラクタ16のベルトリールに連結されている。シートベルト13の他方の共通端部にはタングプレート17が取り付けられている。
このタングプレート17は、シート12の下側縁部に固定されたバックル18に着脱自在である。シート12の前側に位置するステアリングホイール19には、乗員11の顔面及び状態を保護するためにエアバッグ装置20が備えられている。エアバッグ装置20は、助手席側のインパネ(Instrumental Panelの略)に備えられたものでもよい。エアバッグ装置20は、作動信号が入力された場合、インフレータから発生させた高圧ガスをエアバッグ内に注入し、膨張及び展開させて乗員11及び車体間に介在させることにより乗員11への衝撃を緩和して保護する。シートベルトリトラクタ16は、後述の制御部により、シートベルト13の引出しが制御される。
図2は、実施の形態1に係るシートベルトリトラクタ16及び制御部の例を示す説明図である。シートベルトリトラクタ16は、ハウジング21内に回転自在に設けられたベルトリール22と、ベルトリール22を回転駆動するモータ23及びプリテンショナー25とを備えている。ベルトリール22にはシートベルト13のベルト部分13aの端部が結合され、ベルト部分13aはベルトリール22で巻き取られる。シートベルトリトラクタ16は、ベルトリール22の軸22aの他端にプリテンショナー25を備える。
プリテンショナー25は、制御部3から作動信号が入力された場合、内蔵する火薬を発火させ、生じるガスにより軸22aを正回転させてベルトリール22を回転駆動する。これにより、プリテンショナー25は、瞬時にシートベルト13をベルトリール22に巻き取り、強いベルト張力を有して乗員11を拘束可能にしてある。プリテンショナー25は、例えば作動信号を受け付けてから数msec内にシートベルト13の巻き取りを完了する。また、ベルトリール22の軸22aの一端は動力伝達機構24を介してモータ23の駆動軸23aに接続されている。
モータ23は、制御部3により回転が制御される。動力伝達機構24は、ギアによる減速機構を内蔵しており、モータ23の回転を減速してモータ23の駆動力をベルトリール22に伝達する。そして、モータ23が正回転する場合、ベルトリール22が巻取り方向に回転駆動されてシートベルト13がベルトリール22に巻き取られる。これにより、シートベルト13が引っ張られてベルト張力が高くなり、乗員11の移動を抑制することができる。また、ベルトリール22に巻き取られたシートベルト13は、衝突の衝撃等により乗員11が前方に移動した場合、ベルトリール22が引出し方向に回転して引き出される。
そしてベルトリール22の引出し方向の回転が、動力伝達機構24により増速されてモータ23に伝達され、モータ23を逆回転させる。ベルトリール22の軸22aの一端には、回転速度及び回転方向を検出するための回転検出部(引出速度検出部、逆回転検出部)26が接続されている。回転検出部26は、軸22aの回転に伴う後述の回転信号を制御部3に出力する。制御部3は、回転検出部26から与えられた回転信号に基づいて回転速度及び回転方向を算出することにより、シートベルト13の引出速度及びモータ23の逆転回転を取得する。
モータ23の給電端子23b、23cには、スイッチ(短絡部、切断部)5を介して電源装置6が接続可能にしてある。スイッチ5は、端子5a〜5dを備える。スイッチ5は、端子5aを端子5b、5c、5dのいずれか一つに接続する切替スイッチである。端子5aには、モータ23の給電端子23bが接続してあり、端子5dには、モータ23の給電端子23c及び電源装置6の一方の出力端子が接続してある。端子5cには、電源装置6の他方の出力端子が接続してある。
スイッチ5が端子5a及び端子5cを接続した場合、電源装置6の出力端子がモータ23の給電端子23b、23cに接続されて給電される。スイッチ5が端子5a及び端子5bを接続した場合、モータ23の給電端子23bから電源装置6の出力端子が切断される。スイッチ5が端子5a及び端子5dを接続した場合、モータ23の給電端子23b、23cが接続されて短絡される。スイッチ5の接続は、制御部3から与えられるスイッチ信号により切り替えられる。
図3は、シートベルトリトラクタ16の内部を示す組立図である。ベルトリール22の軸22aの一端には、外周に磁性リングを備えた円板状の回転子264が連結され、その回転子264の軸心位置には連結軸264aがベルトリール22側の反対方向に突出している。回転子264の磁性リングは、円周方向に沿って異磁極が交互に現れるように着磁され、円周方向の位置に応じて磁性が異なっている。回転子264の外周側には、磁気センサ265が非接触状態で近接配置され、回転子264と磁気センサ265とが軸22aの回転状態を検出する。
また、回転子264と一体の連結軸264aにはベルトリール22を巻き取り方向に回転付勢するための巻取りばね262が中心に貫通孔を有する略円盤状の隔壁263を挟んで結合されている。巻取りばね262は、ゼンマイばねによって構成され、内周端が連結軸264aに結合される一方で、外周端がシートベルトリトラクタ16の前部カバー261の内壁に結合されている。前部カバー261には、内部に巻取りばね262、隔壁263、回転子264及び磁気センサ265等をセットした後に、前部カバー261よりも一回り小さいサブカバー266が蓋状に嵌合されて回転検出部26を構成している。そして、サブカバー266が嵌合された前部カバー261がハウジング21にネジ留めにより取り付けられている。次に回転検出部26の出力信号に基づくシートベルト13の引出速度及びモータ23の逆回転の検出方法を説明する。
図4及び図5夫々は、回転検出部26の回路例を示す回路図及び回転検出部26が出力する回転信号の波形を示す模式図である。図4に示す如く磁気センサ265は、回転子264の円周方向に離間した一対のホール素子265a、265bを含む。各ホール素子265a、265bからの一端は、接地してある。各ホール素子265a、265bの他端は、2つの抵抗夫々を介して接地してあり、各抵抗の電圧がA相及びB相の回転信号として制御部3に出力される。図5に示す如くA相及びB相の回転信号は、各ホール素子265a、265bで検出される磁気変化に応じたパルスを含む。
制御部3は、回転信号に含まれる各A相及びB相の回転信号に含まれる単位時間当たりのパルスをカウントすることによりベルトリール22の軸22aの回転速度、すなわちシートベルト13の引出速度を検出する。また、制御部3は、各A相及びB相の回転信号に含まれており、時間軸上で隣接する二つのパルスの波形の立ち上がりを比較することにより、ベルトリール22の回転方向、すなわちモータ23の駆動軸23aの正回転及び逆回転を検出する。
図6は、実施の形態1に係る制御部3の内部ハードウェア及び制御部3に接続されるハードウェアを示すブロック図である。制御部3は、バス30aを介して、ハードウェア内部を制御するCPU( Central Processing Unit)30と、プログラム及びデューティ比表31aが記憶してあるROM( Read-Only Memory )31と、プログラムの実行中に生じる変数等を記憶するためのRAM( Random-Access Memory )32とを備える。また、制御部3は、タイマ値として所定時間が予め設定されているタイマ33と、予測信号が入力される予測信号入力部34と、衝撃信号が入力される衝撃信号入力部35とを備える。
タイマ33に設定されるタイマ値は、衝突が予測された後に衝突による衝撃を検出するまでの期間を実験的及び経験的に求めて決定するとよい。タイマ値は、例えば、数秒が設定される。タイマ33は、CPU30によりカウントダウンの開始が行われ、タイマ値が0になった時点でタイマ信号をバス30aに出力する。予測信号入力部34には、車体が備える衝突予測部1が衝突を予測した場合に出力する予測信号が入力される。衝突予測部1は、車体に搭載されたレーダ等により自車及び他車の位置関係の時間変化を随時測定して衝突を予測するようにしてある。
衝撃信号入力部35には、車体が備える衝撃検出部2から衝撃信号が入力される。衝撃検出部2は、加速度センサであり、衝突等による所定値以上の加速度を検出した場合に衝撃信号を出力する。また、CPU30には、モータ23に正回転又は逆回転を指示する駆動信号を出力する駆動信号出力部36と、回転検出部26から回転信号が入力される回転信号入力部37と、PWM( Pulse Width Modulation )信号(パルス信号)を生成するPWM部38と、スイッチ5にスイッチ信号を出力するスイッチ信号出力部39とが接続されている。
PWM部38は、CPU30により指示されたデューティ比に基づいてPWM信号を生成し、スイッチ信号としてスイッチ信号出力部39に出力する。更にCPU30は、エアバッグ装置20及びプリテンショナー25に作動信号を出力する作動信号出力部(信号出力部)40とを備える。また、制御部3は、電源装置6の出力端子が接続される電源入力部42と、電源入力部42に並列接続されており、電源入力部42に供給される電源により充電されるコンデンサ41とを備える。コンデンサ41は、電源入力部42に電源が供給されない場合、放電することにより、制御部3の内部ハードウェアに給電するようにしてある。
図7は、PWM信号の波形を示す模式図である。CPU30は、ROM31に記憶してあるプログラムをRAM32に読み出して実行することで、シートベルト13の引出速度に基づいてスイッチ5へPWM信号を出力するようにしてある。CPU30は、回転信号入力部37に入力された回転信号に基づいて検出した引出速度に対応するデューティ比をROM31に記憶してあるデューティ比表31aから読み出してPWM部38に指示する。図7に示す如くPWM信号は、パルス周期ΔT0及びパルス幅ΔT1を有しており、各パルスは、LレベルからHレベルに立ち上がる。PWM部38は、CPU30から指示されたデューティ比ΔT1/ΔT0に基づいてPWM信号を生成する。
スイッチ5は、制御部3から与えられたPWM信号に含まれるパルスの立ち上がり時点から立ち下がり時点までのパルス幅ΔT1の期間、端子5aを端子5cに接続してモータ23の給電端子23b、23cを短絡する。また、スイッチ5は、与えられたPWM信号に含まれるパルスがLレベルにある期間、端子5aを端子5cに接続してモータ23の給電端子23b、23cを電源装置6の出力端子に接続する。これにより、CPU30は、デューティ比をPWM部38に指示してスイッチ5による短絡頻度の制御、すなわち短絡制御を行う。また、スイッチ信号出力部39は、モータ23の給電端子23bを電源装置6の出力端子から切断する指示をCPU30から与えられた場合、スイッチ5に切断を指示するスイッチ信号を出力する。スイッチ5は、制御部3から切断を指示するスイッチ信号を与えられた場合、端子5aを端子5bに接続する。
図8は、デューティ比表31aのレコードレイアウト例を示す図表である。デューディ比表31aには、複数の異なる引出速度と、各引出速度に対応付けられたデューティ比とを含む。図8に示す例では、引出速度10m/secにデューティ比25%が対応付けられている。デューティ比表31aは、シートベルト13から乗員11に与える負荷の低減に有効な引出速度及びデューティ比の対応関係を実験的又は経験的に求めて予めROM31に記憶してある。また、書き換え可能なEEPROM( Electrically Erasable and Programmable Read-Only Memory )を制御部3に新たに設けて、シートベルト装置10が搭載される車両夫々に応じたデューティ比表31aを制御部3に入力して当該EEPROMに記憶させるようにしてもよい。
図9は、衝突処理の手順を示すフローチャートである。衝突処理は、制御部3のCPU30により実行される。CPU30は、衝突予測部1から予測信号入力部34に予測信号が入力されたか否かを判定する(ステップS11)。CPU30は、予測信号が入力されていないと判定した場合(ステップS11でNO)、予測信号が入力されるまで待機する。CPU30は、予測信号が入力されたと判定した場合(ステップS11でYES)、正回転を指示する駆動信号を駆動信号出力部36からモータ23に出力してモータ23を正回転させる(ステップS12)。これにより、シートベルト13が巻き取られて乗員11の移動が抑制される。
CPU30は、タイマ33に計時開始信号を与えてタイマ33に計時を開始させる(ステップS13)。CPU30は、衝撃検出部2から衝撃信号入力部35に衝撃信号が入力されたか否かを判定する(ステップS14)。CPU30は、衝撃信号が入力されていないと判定した場合(ステップS14でNO)、タイマ33が出力するタイマ信号を検出したか否かを判定する(ステップS15)。CPU30は、タイマ信号を検出していないと判定した場合(ステップS15でNO)、ステップS14に処理を戻す。
CPU30は、タイマ信号を検出したと判定した場合(ステップS15でYES)、停止を指示する駆動信号を駆動信号出力部36からモータ23に出力してモータ23を停止する(ステップS16)。そして、CPU30は、タイマ33をリセットして(ステップS17)、ステップS11に処理を戻す。これにより、予測信号の入力時点からタイマ33に設定されている所定時間を経過した場合、予測された衝突が発生しなかったとしてモータ23を停止し、予測信号の待機状態に戻る。CPU30は、ステップS14で衝撃信号が入力されたと判定した場合(ステップS14でYES)、停止を指示する駆動信号を駆動信号出力部36からモータ23に出力してモータ23を停止する(ステップS18)。
CPU30は、切断を指示するスイッチ信号をスイッチ信号出力部39からスイッチ5に出力してモータ23の給電端子23bから電源装置6の出力端子を切断する(ステップS19)。CPU30は、作動信号出力部40から作動信号をプリテンショナー25に出力してプリテンショナー25を作動させる(ステップS20)。CPU30は、回転検出部26から回転信号入力部37に入力される回転信号に基づいてモータ23の逆回転を検出したか否かを判定する(ステップS21)。モータ23の逆回転を検出することにより、プリテンショナー25がシートベルト13の巻取りを完了したか否かを判定することが可能となる。
CPU30は、逆回転を検出していないと判定した場合(ステップS21でNO)、逆回転を検出するまで待機する。これにより、プリテンショナー25がシートベルト13の巻取りを完了するまで待機する。CPU30は、逆回転を検出したと判定した場合(ステップS21でYES)、シートベルト13の引出速度に対応するデューティ比を有するPWM信号のスイッチ信号をスイッチ5に出力することにより、短絡制御を開始する(ステップS22)。そして、CPU30は、作動信号出力部40からエアバッグ装置20に作動信号を出力して、エアバッグ装置20を作動させ(ステップS23)、衝突処理を終了する。
図10は、引出速度に応じたデューティ比の設定例を説明するための説明図である。図10に示す設定例は、デューティ比表31aに、順に増大する引出速度Vp1、Vp2、Vp3及びVp4と、各引出速度に応じて増大するデューティ比D1、D2、D3及びD3とが記憶されている場合に対応している。引出速度VpがVp1未満である場合、デューティ比は、0%となり、モータ23の給電端子23b、23cは、短絡されない。引出速度VpがVp1以上Vp2未満の範囲に増大した場合、デューティ比D1が設定されて、モータ23の給電端子23b、23cの短絡が開始される。
引出速度VpがVp2以上Vp3未満に増大した場合、デューティ比D1よりも大きなデューティ比D2が設定されて、モータ23の給電端子23b、23cの短絡頻度が増大される。引出速度VpがVp3以上Vp4未満に増大した場合、デューティ比D2よりも大きなデューティ比D3が設定されて、モータ23の給電端子23b、23cの短絡頻度が更に増大される。引出速度VpがVp4以上に増大した場合、最も大きなデューティ比D4が設定されて、モータ23の給電端子23b、23cの短絡頻度が最も多くなる。
これにより、シートベルト13の引出速度の増大に伴ってデューティ比D、すなわち短絡頻度を増大させることにより回生ブレーキを増大させてシートベルト13が乗員11に与える負荷を低減することが可能となる。デューティ比表31aに記憶される引出速度Vp及び対応するデューティ比D夫々は、4つに限るものではなく、3つ以下でも5つ以上であってもよい。デューティ比表31aは、例えば引出速度Vpに比例してデューティ比Dが増大する関係、又は引出速度Vpに対して指数関数的に増大する関係を有するよう設定するとよい。また、デューティ比表31aは、引出速度Vpに対してデューティ比Dが飽和曲線に沿って増大する関係を有するよう設定してもよい。
モータ23の逆回転を検出することにより、プリテンショナー25がシートベルト13の巻取りを完了したか否かを判定する場合を示したが、これに限るものではない。プリテンショナー25に作動信号を出力した時点からの経過時間により、プリテンショナー25がシートベルト13の巻取りを完了したか否かを判定してもよい。この場合、プリテンショナー25がシートベルト13の巻取りを完了するまでに期間を実験的又は経験的に求め、タイマ値としてタイマ33(巻取り計時部)に予め設定しておく。そして、図9に示した衝突処理のステップS20の後にタイマ33を計時開始し、ステップS21の代わりにタイマ33が出力するタイマ信号を検出するまで待機するとよい。
本願に係るシートベルト装置10は、作動後に展開するエアバッグ装置20により乗員11が前方から拘束され始めてシートベルト13の引出速度が低下した場合であっても、引出速度に基づいてシートベルト13の引出しを制御することが可能となる。また、衝突の衝撃により電源装置6が破損した場合であっても、制御部3にコンデンサ41から給電されて短絡制御が実行されるため、シートベルト13から乗員11に加わる負荷を低減することが可能となる。
実施の形態2
本実施の形態2は、実施の形態1がシートベルト13の引出速度に基づいてデューティ比を設定するのに対して、経過時間に基づいてデューティ比を設定するようにしてある。図11は、実施の形態2に係る制御部の内部ハードウェア及び制御部に接続されるハードウェアを示すブロック図である。図11中に示す7は、シートベルト装置10の制御部であり、短絡を開始した時点からの経過時間を計時する計時部(短絡計時部)83を備える。制御部7の他のハードウェアは、実施の形態1の制御部3と同様であり、符号の相違を記載するに留め、詳細な説明を省略する。
制御部7は、バス70aを介して、ハードウェア内部を制御するCPU70と、プログラム及びデューティ比表71aが記憶してあるROM71と、RAM72とを備える。また、制御部7は、タイマ73と、予測信号入力部74と、衝撃信号入力部75とを備える。また、CPU70には、回転信号入力部77と、駆動信号出力部76と、PWM部78と、スイッチ信号出力部79と、作動信号出力部80とが接続されている。また、制御部7は、電源入力部82と、コンデンサ81とを備える。計時部83は、CPU70から計時開始を指示された場合、計時を開始し、CPU70からの要求に応じて経過時間をバス70aに出力する。CPU70は、図9に示した衝突処理のステップS22で計時部83に計時開始を指示して、短絡を開始した時点からの経過時間を計時する。
図12は、経過時間に応じたデューティ比の設定例を説明するための説明図である。図12に示す設定例は、デューティ比表71aに、順に増大する経過時間T1、T2、T3及びT4と、各経過時間に応じて増大するデューティ比D1、D2、D3及びD4とが記憶されている場合に対応している。経過時間TがT1未満である場合、デューティ比D1が設定されてモータ23の給電端子23b、23cが短絡される。経過時間TがT1以上T2未満の範囲に増大した場合、デューティ比D1よりも大きなデューティ比D2が設定されて、モータ23の給電端子23b、23cの短絡頻度が増大される。以降、経過時間Tの増大に伴ってデューティ比Dが増大される。
これにより、短絡を開始した時点からの経過に伴って、デューティ比D、すなわち短絡頻度を増大させてシートベルト13が乗員11に与える負荷を低減することが可能となる。デューティ比表71aに記憶される経過時間T及び対応するデューティ比D夫々は、4つに限るものではなく、3つ以下でも5つ以上であってもよい。デューティ比表71aは、例えば経過時間Tに比例してデューティ比Dが増大する関係を有する場合に限るものではない。例えば、エアバッグ装置20が作動して乗員11の拘束を開始する所定の経過時間を超えた場合は、経過時間の増大に伴ってデューティ比Dを減少させてもよい。
本実施の形態2は以上の如きであり、その他は実施の形態1と同様であるので対応する部分には同一の符号及び処理名を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
本実施の形態3は、実施の形態1がシートベルト13の引出速度及びデューティ比との関係がデューティ比表31aに予め記憶してあるのに対して、引出速度が一定となるようフィードバック制御するようにしてある。図13は、実施の形態3に係る制御部の内部ハードウェア及び制御部に接続されるハードウェアを示すブロック図である。図13中に示す9は、シートベルト装置10の制御部であり、シートベルト13の引出速度を一定にすべくPWM制御するPWM制御部98を備える。制御部9の他のハードウェアは、実施の形態1の制御部3と同様であり、符号の相違を記載するに留め、詳細な説明を省略する。
制御部9は、バス90aを介して、ハードウェア内部を制御するCPU90と、プログラムが記憶してあるROM91と、RAM92とを備える。また、制御部9は、タイマ93と、予測信号入力部94と、衝撃信号入力部95とを備える。また、CPU90には、回転信号入力部97と、駆動信号出力部96と、PWM制御部98と、スイッチ信号出力部99と、作動信号出力部100とが接続されている。また、制御部9は、電源入力部102と、コンデンサ101とを備える。
回転信号入力部97は、回転検出部26から入力された回転信号をCPU90及びPWM制御部98に与える。PWM制御部98は、回転信号入力部97から与えられた回転信号に基づいてシートベルト13の引出速度をフィードバック制御するようにしてある。PWM制御部98は、CPU90から短絡制御の開始を指示された場合、シートベルト13の引出速度が一定となるようスイッチ信号出力部99を介してスイッチ5にPWM信号を出力することでPWM制御を開始する。これにより、シートベルト13の引出速度が一定となるよう制御されるため、シートベルト13から乗員11に与える負荷を低減することが可能となる。
本実施の形態3は以上の如きであり、その他は実施の形態1又は2と同様であるので対応する部分には同一の符号及び処理名を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態4
本実施の形態4は、実施の形態1がモータ23の給電端子23b、23cを短絡制御するのに対して、給電端子23b、23c間に介挿された抵抗器を切り替えて制御するようにしてある。図14は、実施の形態4に係るシートベルトリトラクタ16及び制御部の例を示す説明図である。図14中の52は、シートベルト装置10の制御部であり、シートベルト13の引出速度に応じて抵抗器を切り替えることにより短絡制御するようにしてある。モータ23の給電端子23b、23cには、スイッチ(短絡部、切断部)51を介して電源装置6が接続可能にしてある。スイッチ51は、端子51a〜51fを備える。スイッチ51は、端子51aを端子51b、51c、51d、51e、51fのいずれか一つに接続する切替スイッチである。
端子51aには、モータ23の給電端子23bが接続してあり、端子51cには、電源装置6の一方の出力端子が接続してある。端子51d、51e夫々は、抵抗器R1及び抵抗器R2を介してモータ23の給電端子23c及び電源装置6の他方の出力端子に接続してある。抵抗器R2は、抵抗器R1よりも小さな抵抗値を有する。端子51fは、抵抗器を介せずにモータ23の給電端子23c及び電源装置6の他方の出力端子に接続してある。スイッチ51が端子51a及び端子51cを接続した場合、電源装置6の出力端子がモータ23の給電端子23b、23cに接続されて電源が供給される。
スイッチ51が端子51a及び端子51bを接続した場合、モータ23の給電端子23bから電源装置6の出力端子が切断される。スイッチ51が端子51a及び端子51dを接続した場合、モータ23の給電端子23b、23cが抵抗器R1を介して短絡される。スイッチ51が端子51a及び端子51eを接続した場合、モータ23の給電端子23b、23cが抵抗器R2を介して短絡される。この場合、モータ23の回生電流が抵抗器R1よりも小さな抵抗値を有する抵抗器R2を介して流れるため、より大きな回生電流が流れる。これにより、スイッチ51が端子51a及び端子51dを接続した場合よりも大きな回生ブレーキがモータ23に発生する。
スイッチ51が端子51a及び端子51fを接続した場合、モータ23の給電端子23b、23cが抵抗器を介さずに短絡される。この場合、モータ23の回生電流が抵抗器を介さずに流れるため、最も大きな回生電流が流れる。これにより、最も大きな回生ブレーキがモータ23に発生する。制御部52は、実施の形態1の制御部3と同様であるので、スイッチ51に対する短絡制御を説明するに留め、詳細な説明を省略する。制御部52は、回転検出部26から入力される回転信号に基づいてシートベルト13の引出速度を検出し、シートベルト13の引出速度に応じてスイッチ51の端子51aの接続先を端子51c、51d、51e、51fのうちの一つの端子に切り替えることにより、短絡制御する。本実施の形態4は、スイッチ51が抵抗器R1及び抵抗器R2の2つの抵抗を有する場合を示したが、これに限るものではなく、一つの抵抗又は3つ以上の抵抗を有していてもよい。また、制御部52は、引出速度に応じて抵抗器を切り替える場合を示したが、これに限るものではなく短絡を開始した時点からの経過時間に応じて抵抗器を切り替えることより短絡制御してもよい。
本実施の形態は以上の如きであり、その他は実施の形態1乃至3と同様であるので対応する部分には同一の符号及び処理名を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態5
本実施の形態5は、実施の形態4がモータ23の給電端子23b、23cの短絡経路に介挿された抵抗器を切り替えて短絡制御するのに対して、当該短絡経路に介挿された可変抵抗器の抵抗値を変更して短絡制御するようにしてある。図15は、実施の形態5に係るシートベルトリトラクタ16及び制御部の例を示す説明図である。図15中の55は、シートベルト装置10の制御部であり、シートベルト13の引出速度に応じて抵抗値を変更することにより、短絡制御するようにしてある。モータ23の給電端子23b、23cには、スイッチ(短絡部、切断部)53を介して電源装置6が接続可能にしてある。スイッチ53は、端子53a〜53dを備える。スイッチ53は、端子53aを端子53b、53c、53dのいずれか一つに接続する切替スイッチである。
端子53aには、モータ23の給電端子23bが接続してあり、端子53cには、電源装置6の一方の出力端子が接続してある。端子53dには、可変抵抗器VRを介してモータ23の給電端子23c及び電源装置6の他方の出力端子に接続してある。可変抵抗器VRは、リニアモータ54により抵抗値が0から所定値までの範囲を変更可能にしてある。スイッチ53が端子53a及び端子53cを接続した場合、電源装置6の出力端子がモータ23の給電端子23b、23cに接続されて電源が供給される。
スイッチ53が端子53a及び端子53bを接続した場合、モータ23の給電端子23bから電源装置6の出力端子が切断される。スイッチ53が端子53a及び端子53dを接続した場合、モータ23の給電端子23b、23cが可変抵抗器VRを介して短絡される。制御部55がリニアモータ54により可変抵抗器VRに設定する抵抗値を減少させた場合、可変抵抗器VRを介して流れるモータ23の回生電流が増大する。
そして、モータ23に発生する回生ブレーキが増大する。制御部55は、実施の形態1の制御部3と同様であるので、スイッチ53に対する短絡制御を説明するに留め、詳細な説明を省略する。制御部55は、回転検出部26から入力される回転信号に基づいてシートベルト13の引出速度を検出し、シートベルト13の引出速度に応じてスイッチ53の可変抵抗器VRに設定する抵抗値をリニアモータ54により変更することにより、短絡制御する。制御部55は、例えば引出速度の増大に伴って可変抵抗器VRに設定する抵抗値を減少させてモータ23に生じる回生ブレーキを増大させるよう短絡制御する。本実施の形態5では、制御部55が引出速度に応じて抵抗値を変更する場合を示したが、これに限るものではなく短絡を開始した時点からの経過時間に応じて抵抗値を変更することにより短絡制御してもよい。
本実施の形態は以上の如きであり、その他は実施の形態1乃至4と同様であるので対応する部分には同一の符号及び処理名を付してその詳細な説明を省略する。
1 衝突予測部
2 衝撃検出部
3、7、9、52、55 制御部
5、51、53 スイッチ(短絡部、切断部)
5a〜5d、51a〜51f、53a〜53d 端子
6 電源装置
10 シートベルト装置
11 乗員
12 シート
13 シートベルト
13a、13b ベルト部分
14 アンカープレート
15 スルーアンカー
16 シートベルトリトラクタ
17 タングプレート
18 バックル
19 ステアリングホイール
20 エアバッグ装置
21 ハウジング
22 ベルトリール
22a 軸
23 モータ
23a 駆動軸
23b、23c 給電端子
24 動力伝達機構
25 プリテンショナー
26 回転検出部(引出速度検出部、逆回転検出部)
261 前部カバー
262 巻取りばね
263 隔壁
264 回転子
264a 連結軸
265 磁気センサ
265a、265b ホール素子
266 サブカバー
30、70、90 CPU
30a、70a、90a バス
31、71、91 ROM
31a、71a デューティ比表
32、72、92 RAM
33、73、93 タイマ(巻取り計時部)
34、74、94 予測信号入力部
35、75、95 衝撃信号入力部
36、76、96 駆動信号入力部
37、77、97 回転信号入力部
38、78 PWM部
39、79、99 スイッチ信号出力部
40、80、100 作動信号出力部(信号出力部)
41、81、101 コンデンサ
42、82、102 電源入力部
54 リニアモータ
83 計時部(短絡計時部)
98 PWM制御部
R1、R2 抵抗器
VR 可変抵抗器

Claims (11)

  1. シートベルトを巻き取るモータの給電端子を短絡する短絡部を備え、該モータにより巻き取ってあるシートベルトの引出しを前記給電端子の短絡により阻止するシートベルト装置において、
    前記シートベルトの引出速度を検出する引出速度検出部と、
    該引出速度検出部により検出した引出速度に基づいて前記短絡部による短絡を制御する制御部と
    前記シートベルトを巻き取るプリテンショナーと、
    前記プリテンショナーにより前記シートベルトを巻き取る場合、前記給電端子及び電源の出力端子間を切断する切断部と、
    前記プリテンショナーによる前記シートベルトの巻取りが完了したか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記制御部は、前記判定手段により完了したと判定した場合、前記短絡部による短絡を制御するようにしてある
    シートベルト装置。
  2. シートベルトを巻き取るモータの給電端子を短絡する短絡部を備え、該モータにより巻き取ってあるシートベルトの引出しを前記給電端子の短絡により阻止するシートベルト装置において、
    前記短絡部により前記給電端子を短絡した時点からの経過時間を計時する短絡計時部と、
    該短絡計時部により計時した経過時間に基づいて前記短絡部による短絡を制御する制御部と
    前記シートベルトを巻き取るプリテンショナーと、
    前記プリテンショナーにより前記シートベルトを巻き取る場合、前記給電端子及び電源の出力端子間を切断する切断部と、
    前記プリテンショナーによる前記シートベルトの巻取りが完了したか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記制御部は、前記判定手段により完了したと判定した場合、前記短絡部による短絡を制御するようにしてある
    シートベルト装置。
  3. 前記短絡部は、前記給電端子の短絡及び開放を交互に切り替えるようしてあり、
    前記制御部は、前記短絡部による短絡の頻度を制御するようにしてある
    請求項1又は請求項2に記載のシートベルト装置。
  4. 前記制御部は、パルス信号に従って前記短絡部による短絡の頻度を制御するようにしてある
    請求項3に記載のシートベルト装置。
  5. 前記短絡部は、可変抵抗器を備え、該可変抵抗器を介して短絡するようにしてあり、
    前記制御部は、前記可変抵抗器の抵抗値を制御するようにしてある
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のシートベルト装置。
  6. シートベルトを巻き取るモータの給電端子を短絡する短絡部を備え、該モータにより巻き取ってあるシートベルトの引出しを前記給電端子の短絡により阻止するシートベルト装置において、
    前記シートベルトの引出速度を検出する引出速度検出部を備え、
    前記短絡部は、複数の抵抗を備え、該複数の抵抗のうち、一つの抵抗を介して短絡するようにしてあり、
    更に、前記引出速度検出部により検出した引出速度に基づいて前記一つの抵抗を他の抵抗に切り替える制御部と、
    前記シートベルトを巻き取るプリテンショナーと、
    前記プリテンショナーにより前記シートベルトを巻き取る場合、前記給電端子及び電源の出力端子間を切断する切断部と、
    前記プリテンショナーによる前記シートベルトの巻取りが完了したか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記制御部は、前記判定手段により完了したと判定した場合、前記短絡部による短絡を制御するようにしてある
    シートベルト装置。
  7. シートベルトを巻き取るモータの給電端子を短絡する短絡部を備え、該モータにより巻き取ってあるシートベルトの引出しを前記給電端子の短絡により阻止するシートベルト装置において、
    前記短絡部により前記給電端子を短絡した時点からの経過時間を計時する短絡計時部を備え、
    前記短絡部は、複数の抵抗を備え、該複数の抵抗のうち、一つの抵抗を介して短絡するようにしてあり、
    更に、前記短絡計時部により計時した計時時間に基づいて前記一つの抵抗を他の抵抗に切り替える制御部と、
    前記シートベルトを巻き取るプリテンショナーと、
    前記プリテンショナーにより前記シートベルトを巻き取る場合、前記給電端子及び電源の出力端子間を切断する切断部と、
    前記プリテンショナーによる前記シートベルトの巻取りが完了したか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記制御部は、前記判定手段により完了したと判定した場合、前記短絡部による短絡を制御するようにしてある
    シートベルト装置。
  8. 前記プリテンショナーにより前記シートベルトの巻取りを開始した時点からの経過時間を計時する巻取り計時部を備え、
    前記判定手段は、前記巻取り計時部により計時した経過時間が所定時間よりも大である場合、前記シートベルトの巻取りを完了したと判定するようにしてある
    請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のシートベルト装置。
  9. 前記シートベルトの引出しによる前記モータの逆回転を検出する逆回転検出部を備え、
    前記判定手段は、前記逆回転検出部により逆回転を検出した場合、前記シートベルトの巻取りを完了したと判定するようにしてある
    請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載のシートベルト装置。
  10. 前記判定手段により前記シートベルトの巻取りを完了したと判定した場合、所定の信号を出力する信号出力部を備える
    請求項から請求項までのいずれか一項に記載のシートベルト装置。
  11. 前記制御部に給電する電源と共に前記制御部に並列接続してあり、前記電源により充電され、前記電源の接続が絶たれた場合、前記制御部に給電するコンデンサを備える
    請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載のシートベルト装置。
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