JP6111990B2 - シートベルト制御システム、及び、シートベルト制御装置 - Google Patents

シートベルト制御システム、及び、シートベルト制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、シートベルト制御システム、及び、シートベルト制御装置に関する。
従来のシートベルト制御システム、及び、シートベルト制御装置として、例えば、特許文献1には、入力された衝撃度に基づいて駆動部を正回転させ、シートベルトを巻き取らせるシートベルト制御装置が開示されている。このシートベルト制御装置は、衝撃度が入力され、該衝撃度が所定値よりも小と判定された場合、すなわち、1次衝突が衝突時の加速度によってシートベルトを瞬時に巻き取るプリテンショナーやエアバッグを作動させない程度の軽衝突であった場合、駆動部を正回転させることで、所定時間シートベルトの巻き取りを行って当該シートベルト緩みをなくす。これにより、シートベルト制御装置は、乗員の移動を抑制することによって、軽衝突後の2次衝突が重衝突となりうるとしても、運転者が回避操作を適切に行って2次衝突を回避できるようにしている。一方、シートベルト制御装置は、該衝撃度が所定値よりも小でないと判定された場合、すなわち、1次衝突が衝突時の加速度によってプリテンショナーやエアバッグを作動させる程度の重衝突であった場合、駆動部を逆回転させることでプリテンショナーを作動させ、瞬時にシートベルトを巻き取って乗員を拘束する。
特開2011−126332号公報
ところで、上述の特許文献1に記載のシートベルト制御装置は、例えば、1次衝突が前突でありかつ重衝突である場合には、プリテンショナーを作動させ、瞬時にシートベルトを巻き取って乗員を拘束したとしても、衝突時の慣性によって乗員が前方に移動し、シートベルトが引き出されてしまうおそれがある。この状態で、当該車両がその後に2次衝突を起こす場合に、当該2次衝突の際に乗員とシートベルトとの間にたるみが生じたままの状態となっているおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、シートベルトによって確実に乗員を拘束することができるシートベルト制御システム、及び、シートベルト制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るシートベルト制御システムは、車両の外部の物体に当該車両が前方向から衝突したことを検出する検出装置と、前記車両に搭載されるシートベルトを巻き取り可能である巻き取り装置と、前記検出装置が前記車両の前方向からの衝突を検出した場合に、前記巻き取り装置を制御し、前記シートベルトを巻き取る第1巻き取り制御を実行可能である制御装置とを備え、前記制御装置は、前記第1巻き取り制御による前記シートベルトの巻き取り後、時間間隔をあけた後に前記巻き取り装置を制御し、再度、前記シートベルトを巻き取る第2巻き取り制御を実行可能であることを特徴とする。
また、上記シートベルト制御システムでは、前記巻き取り装置は、火薬の発火によって前記シートベルトを巻き取る第1巻き取り装置と、モータが駆動することによって前記シートベルトを巻き取る第2巻き取り装置とを有し、前記制御装置は、前記第1巻き取り装置を制御して前記第1巻き取り制御を実行し、前記第2巻き取り装置を制御して前記第2巻き取り制御を実行するものとすることができる。
また、上記シートベルト制御システムでは、前記制御装置は、前記第1巻き取り制御の開始後、所定のディレイ時間が経過したか否かを判定し、当該所定のディレイ時間が経過したと判定した際に前記第2巻き取り制御を実行するものとすることができる。
また、上記シートベルト制御システムでは、前記制御装置は、前記検出装置が検出する前記車両の前方向からの衝突の強さに応じて前記所定のディレイ時間を変更するものとすることができる。
また、上記シートベルト制御システムでは、前記制御装置は、前記検出装置が検出する前記車両の前方向からの衝突の強さが予め設定される第1の強さ以上であるか否か、及び、当該衝突の強さが前記第1の強さよりも強い第2の強さ以上であるか否かを判定し、前記衝突の強さが前記第1の強さ以上であると判定した場合に前記第1巻き取り制御を実行し、前記衝突の強さが前記第2の強さ以上であると判定した場合に、さらに、前記第2巻き取り制御を実行するものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係るシートベルト制御装置は、車両の外部の物体に当該車両が前方向から衝突したことを検出する検出装置が前記車両の前方向からの衝突を検出した場合に、前記車両に搭載されるシートベルトを巻き取り可能である巻き取り装置を制御し、前記シートベルトを巻き取る第1巻き取り制御と、前記第1巻き取り制御による前記シートベルトの巻き取り後、時間間隔をあけた後に前記巻き取り装置を制御し、再度、前記シートベルトを巻き取る第2巻き取り制御とを実行可能であることを特徴とする。
本発明に係るシートベルト制御システム、及び、シートベルト制御装置は、車両が前方向から衝突した際に、第1巻き取り制御によってシートベルトを巻き取った後、当該衝突時の慣性によって乗員が移動することでシートベルトが緩んだとしても、所定の時間間隔をあけた後に、第2巻き取り制御によって再度シートベルトを巻き取ることで、シートベルトの緩みをなくすことができるので、シートベルトによって確実に乗員を拘束することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車両用システムを表す概略構成図である。 図2は、実施形態に係る車両用システムにおけるディレイ時間マップの一例を表す線図である。 図3は、実施形態に係る車両用システムにおける制御フローの一例を表すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る車両用システムを表す概略構成図である。図2は、実施形態に係る車両用システムにおけるディレイ時間マップの一例を表す線図である。図3は、実施形態に係る車両用システムにおける制御フローの一例を表すフローチャートである。
図1に示す本実施形態に係るシートベルト制御システムとしての車両用システム1は、車両2に搭載され、典型的には、1次衝突後に引き出されたシートベルトを巻き取り、2次衝突、3次衝突といった多重衝突に備えるための制御を行うシステムである。これにより、この車両用システム1は、シートベルトによって確実に乗員を拘束するものである。本実施形態の車両用システム1は、図1に示す構成要素を車両2に搭載することで実現させる。
具体的には、本実施形態の車両用システム1は、図1に示すように、検出装置としての衝突センサ3と、エアバッグ装置4と、シートベルト装置5と、シートベルト制御装置としての制御装置6とを備える。
衝突センサ3は、車両2の衝突を検出するものである。本実施形態の衝突センサ3は、少なくとも車両2の外部の物体(以下、「障害物」という場合がある。)に当該車両2が前方向から衝突したことを検出することができる。また、この衝突センサ3は、車両2の衝突を検出した際には、当該衝突の強さ(衝突の厳しさ)を検出することができる。ここで、衝突の強さとは、典型的には、衝突の厳しさを表す種々の物理量を用いることができ、当該衝突の強さが相対的に大きいほど衝突時の衝撃が相対的に大きいことを表す。衝突センサ3は、例えば、車両2の前部に取り付けられたサテライトセンサ、車両2のフロアに取り付けられたフロアGセンサ、あるいは、これらの組み合わせ等を用いることができる。
エアバッグ装置4は、車両2と障害物との衝突時に、運転者を含む乗員の衝撃を軽減するものである。エアバッグ装置4は、乗員と車室内の物との間に配置され、車両2が衝突し強い衝撃力を受けた場合に、火薬が爆発する際に発生するガスの力で瞬時にエアバッグが膨張し、乗員が車室内の物と衝突することを抑制し、衝撃を軽減するものである。
シートベルト装置5は、車両2と障害物との衝突時に、運転者を含む乗員を座席に拘束し、乗員の衝撃を軽減するものである。シートベルト装置5は、シートベルト51と、巻き取り装置52とを含んで構成される。シートベルト51は、帯状部分をなし乗員を座席に拘束するウェビング、バックルアンカー、ウェビングの一部又は全体を収納可能であるリトラクター、衝突等によりシートベルト51に一定の荷重がかかった際にそれ以上の荷重をかけないようにベルトの拘束を緩め乗員の身体にかかる負荷を軽減するフォースリミッター等を含んで構成される。
巻き取り装置52は、車両2に搭載されるシートベルト51を自動で巻き取り可能なものである。本実施形態の巻き取り装置52は、第1巻き取り装置としてのプリテンショナー53と、第2巻き取り装置としてのプリクラッシュシートベルト54とを含んで構成される。プリテンショナー53は、車両2が衝突し強い衝撃力を受けた場合に火薬の発火によって瞬時にシートベルト51のウェビングを巻き取る。これにより、プリテンショナー53は、シートベルト51の緩みをなくし当該シートベルト51による乗員の拘束効果を高め、乗員が車室内の物と衝突することを抑制し、衝撃を軽減するものである。プリテンショナー53は、例えば、リトラクター側で肩部のウェビングを引き込むリトラクタープリテンショナー、バックルアンカー側で腰部のウェビングを引き込むバックルプリテンショナー等、種々の形式のものを用いることができ、火薬が爆発する際に発生するガスの力で瞬時にシートベルト51のウェビングを引き込む。プリクラッシュシートベルト54は、モータを用いた自動ベルト巻上げ装置である。プリクラッシュシートベルト54は、モータが駆動することによってシートベルト51のウェビングを巻き取り、シートベルト51の緩みをなくすことで、プリテンショナー53と同様に、シートベルト51による乗員の拘束効果を高めるものである。
制御装置6は、シートベルト装置5を含む車両2の各部の駆動を制御するものであり、CPU、ROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。制御装置6は、例えば、上述の衝突センサ3等の種々のセンサ、検出器類が電気的に接続され、検出結果に対応した電気信号が入力される。また、制御装置6は、エアバッグ装置4、シートベルト装置5等の車両2の各部に電気的に接続され、これらに駆動信号を出力する。制御装置6は、各種センサ、検出器類等から入力された各種入力信号や各種マップに基づいて、格納されている制御プログラムを実行することにより、車両2の各部に駆動信号を出力しこれらの駆動を制御する。
本実施形態の制御装置6は、図1に示すように、機能概念的に、エアバッグ・プリテンショナー制御用ECU(Electronic Control Unit、以下、単に「エアバッグECU」という場合がある。)61と、プリクラッシュシートベルト制御用ECU(以下、単に「PSBECU」という場合がある。)62とを含んで構成される。エアバッグECU61は、エアバッグ装置4、巻き取り装置52のプリテンショナー53を統合制御するものである。エアバッグECU61は、エアバッグ装置4、プリテンショナー53に駆動信号を出力することで、これらエアバッグ装置4、プリテンショナー53の作動を制御する。PSBECU62は、巻き取り装置52のプリクラッシュシートベルト54を制御するものである。PSBECU62は、プリクラッシュシートベルト54に駆動信号を出力することで、当該プリクラッシュシートベルト54の作動を制御する。
本実施形態の制御装置6は、衝突センサ3が車両2の前方向からの衝突を検出した場合に、巻き取り装置52を制御し、シートベルト51を巻き取る第1巻き取り制御を実行可能である。ここでは、制御装置6は、車両2が衝突し強い衝撃力を受けた場合に、巻き取り装置52のうち、プリテンショナー53を制御して第1巻き取り制御を実行する。
具体的には、本実施形態の制御装置6は、エアバッグECU61が車両2の前方向からの衝突の強さを判定する判定手段としての機能を有する。本実施形態のエアバッグECU61は、エアバッグ装置4、プリテンショナー53の点火判定を行うものである。エアバッグECU61は、衝突センサ3による検出結果に基づいて、車両2の前方向からの衝突の有無、及び、当該衝突の強さ(衝突の厳しさ)を判定する。
エアバッグECU61は、車両2の前方向からの衝突があったと判定した場合に、当該衝突の強さの判定結果に基づいてエアバッグ装置4、プリテンショナー53を作動させる。この場合、エアバッグECU61は、衝突センサ3が検出する車両2の前方向からの衝突の強さが予め設定される第1の強さ以上であるか否かを判定する。そして、エアバッグECU61は、当該衝突の強さが第1の強さ以上であると判定した場合にエアバッグ装置4、プリテンショナー53に対して作動要求信号(駆動指示)を出力する。これにより、エアバッグECU61は、エアバッグ装置4を作動させ火薬の爆発によりエアバッグを膨張させた上で、プリテンショナー53を制御して第1巻き取り制御を実行し火薬の爆発によりシートベルト51を瞬時に巻き取らせる。
ここで、上記第1の強さは、エアバッグ装置4、プリテンショナー53を作動させるか否かを判定するために衝突の強さに対して設定される判定閾値であり、例えば、実車評価等に基づいてこの車両用システム1が適用される車両2の車重や車体のストラクチャ等に応じて予め設定される。
この結果、この車両用システム1は、車両2が前方向から衝突し強い衝撃力を受けた場合に、エアバッグ装置4が作動すると共にプリテンショナー53が作動し、シートベルト51を瞬時に巻き取ることができる。これにより、車両用システム1は、シートベルト51の緩みをなくし乗員とシートベルト51との間のたるみを取り除くことができ、乗員を座席に拘束することができる。
ところで、このような車両用システム1では、1次衝突が前突でかつ重衝突である場合には、上述のようにプリテンショナー53が作動し瞬時にシートベルト51を巻き取って乗員を拘束する。このとき、この車両用システム1では、衝突時の慣性によって乗員が前方に移動した際にフォースリミッターが作動すると、シートベルト51がロック状態のままで引き出されてしまうおそれがある。車両用システム1は、この状態で車両2がその後に2次衝突を起こす場合に、乗員とシートベルト51との間にたるみが生じたままの状態となっているおそれがある。
そこで、本実施形態の制御装置6は、第1巻き取り制御によるシートベルトの巻き取り後、時間間隔をあけた後に巻き取り装置52を制御し、再度、シートベルト51を巻き取る第2巻き取り制御を実行することで、1次衝突の際に引き出されたシートベルト51を再度引き込み、シートベルト51によって確実に乗員を拘束するようにしている。
ここでは、制御装置6は、車両2が衝突し強い衝撃力を受けた場合に、巻き取り装置52のうち、プリクラッシュシートベルト54を制御して第2巻き取り制御を実行する。またここでは、制御装置6は、第1巻き取り制御によるシートベルト51の巻き取り後、時間間隔をあけた後に第2巻き取り制御を実行するべく、第1巻き取り制御の開始後、所定のディレイ時間が経過したか否かを判定し、当該所定のディレイ時間が経過したと判定した際に第2巻き取り制御を実行する。
具体的には、本実施形態の制御装置6は、上述したようにエアバッグECU61が車両2の前方向からの衝突の強さを判定する判定手段としての機能を有すると共に、第1巻き取り制御の開始後、所定のディレイ時間が経過したか否かを判定する時間判定手段としての機能も有している。本実施形態のエアバッグECU61は、プリクラッシュシートベルト54による第2巻き取り制御の要否を判定し、プリクラッシュシートベルト54の作動判定を行うものである。
エアバッグECU61は、衝突センサ3が検出する車両2の前方向からの衝突の強さが上記の第1の強さよりも強い第2の強さ以上であるか否かを判定する。そして、エアバッグECU61は、当該衝突の強さが第2の強さ以上であると判定した場合に、上述のように第1巻き取り制御を実行した後に、さらに、第2巻き取り制御が必要であるものと判定し、PSBECU62に対してプリクラッシュシートベルト54の作動指示信号を出力する。
このとき、エアバッグECU61は、第1巻き取り制御によるシートベルト51の巻き取り後、当該所定の時間間隔をあけた後に第2巻き取り制御を実行させるべく、当該所定の時間間隔として、第1巻き取り制御の開始後、所定のディレイ時間が経過したか否かを判定する。そして、エアバッグECU61は、当該所定のディレイ時間が経過したと判定した場合に上記のように衝突の強さを判定しPSBECU62に対して上記作動指示信号を出力する。
ここで、上記第2の強さは、プリクラッシュシートベルト54を作動させるか否かを判定するために衝突の強さに対して設定される判定閾値であり、上記第1の強さより大きい値に設定される。第2の強さは、例えば、実車評価等に基づいてこの車両用システム1が適用される車両2の車重や車体のストラクチャ等に応じて予め設定されるものであり、典型的には、衝突時の慣性によって乗員が前方に移動した際に、プリテンショナー53(第1巻き取り制御)で巻き取った巻き取り量と同等の引き出し量でシートベルト51が引き出される程度の衝突の強さに応じて設定される。車両2の前方向からの衝突の強さが第1の強さ以上であり、プリテンショナー53が作動するような強さであっても、当該第2の強さ未満であれば、衝突時の慣性によっても乗員の移動量が相対的に少なくプリテンショナー53によって巻き取ったシートベルト51の引き出し量が相対的に少なくて済む。このため、本実施形態のエアバッグECU61は、上述のように車両2の前方向からの衝突の強さが第2の強さ以上であると判定した場合に、PSBECU62に対して上記作動指示信号を出力し、第1巻き取り制御に加えて、さらに、第2巻き取り制御を実行させる。一方、エアバッグECU61は、当該衝突の強さが第2の強さ未満であると判定した場合にはPSBECU62に対して上記作動指示信号を出力せず、当該第2巻き取り制御を実行させない。なお、プリテンショナー53によるシートベルト51の巻き取り量は、ほぼ一定であるが、衝突時の慣性によるシートベルト51の引き出し量は、上記の車両用システム1が適用される車両2の車重や車体のストラクチャ等に応じて異なる傾向にある。このためここでは、第2の強さは、上記のように当該車両2の車重や車体のストラクチャ等に応じて設定されることが好ましい。
また、上記所定のディレイ時間は、例えば、実車評価等に基づいて、車両2が前方向から衝突しプリテンショナー53が作動してから、衝突時の慣性によって乗員が前方に移動しシートベルト51が引き出される現象(以下、「衝突時引き出し現象」という場合がある。)が終了するまでの時間等に応じて予め設定される。当該所定のディレイ時間は、固定の値を用いてもよいが、車両2の前方向からの衝突の強さに応じて衝突時引き出し現象が終了するまでの時間が変動することから、当該車両2の前方向からの衝突の強さに応じて可変としてもよい。本実施形態のエアバッグECU61は、衝突センサ3が検出する車両2の前方向からの衝突の強さに応じて所定のディレイ時間を変更する。
エアバッグECU61は、例えば、図2に例示するディレイ時間マップ(あるいはこれに応じた数式モデル)に基づいて、ディレイ時間を算出する。ここでは、図2に例示するディレイ時間マップは、横軸が衝突の強さ、縦軸がディレイ時間を示す。ディレイ時間マップは、衝突の強さとディレイ時間との関係を記述したものである。ディレイ時間マップは、衝突の強さとディレイ時間との関係が実車評価等を踏まえて予め設定された上で、制御装置6の記憶部に格納されている。このディレイ時間マップでは、車両2の前方向からの衝突の強さが相対的に大きいほど衝突時引き出し現象が終了するまでの時間が相対的に短くなることからディレイ時間が相対的に短くなるように設定されている。エアバッグECU61は、このディレイ時間マップに基づいて、衝突センサ3が検出する車両2の前方向からの衝突の強さからディレイ時間を算出し、当該算出したディレイ時間に基づいて、第1巻き取り制御によるシートベルト51の巻き取り後、所定の時間間隔があいたか否かを判定する。
そして、PSBECU62は、エアバッグECU61から作動指示信号が入力されると、プリクラッシュシートベルト54に対して作動要求信号(駆動指示)を出力する。これにより、PSBECU62は、所定の時間間隔をあけて、プリクラッシュシートベルト54を制御して第2巻き取り制御を実行し、当該プリクラッシュシートベルト54のモータを回転駆動させてシートベルト51を巻き取らせる。
次に、図3のフローチャートを参照して車両用システム1における制御フローの一例を説明する。なお、これらの制御ルーチンは、数msないし数十ms毎の制御周期で繰り返し実行される。
まず、制御装置6のエアバッグECU61は、衝突センサ3が検出する車両2の前方向からの衝突の強さが第1の強さ以上であると判定し第1巻き取り制御を実行してプリテンショナー53を作動させたか否かを判定する(ステップST1)。エアバッグECU61は、プリテンショナー53を作動させていないと判定した場合(ステップST1:No)、本制御フローを終了する。
エアバッグECU61は、プリテンショナー53を作動させたと判定した場合(ステップST1:Yes)、第1巻き取り制御の開始後、言い換えれば、プリテンショナー53の作動後にタイマーのカウントを開始する(ステップST2)。
そして、エアバッグECU61は、ステップST2でカウントを開始したタイマーの経過時間がディレイ時間T以上になったか否かを判定する(ステップST3)。ここでは、エアバッグECU61は、図2で例示したディレイ時間マップに基づいて、衝突センサ3が検出する車両2の前方向からの衝突の強さからディレイ時間Tを算出し、当該判定に用いる。エアバッグECU61は、タイマーの経過時間がディレイ時間T未満であると判定した場合(ステップST3:No)、ディレイ時間T以上になったと判定するまでこの判定を繰り返し行う。
エアバッグECU61は、タイマーの経過時間がディレイ時間T以上になったと判定した場合(ステップST3:Yes)、衝突センサ3が検出した車両2の前方向からの衝突の強さが予め設定される第2の強さS以上であるか否かを判定する(ステップST4)。エアバッグECU61は、衝突の強さが第2の強さS未満であると判定した場合(ステップST4:No)、本制御フローを終了する。
エアバッグECU61は、衝突の強さが第2の強さS以上であると判定した場合(ステップST4:Yes)、制御装置6のPSBECU62に対してプリクラッシュシートベルト54の作動指示信号を出力する。そして、PSBECU62は、エアバッグECU61から作動指示信号が入力されると、プリクラッシュシートベルト54に対して作動要求信号を出力し、プリクラッシュシートベルト54を制御して第2巻き取り制御を実行し、当該プリクラッシュシートベルト54のモータを回転駆動させてシートベルト51を巻き取らせて(ステップST5)、本制御フローを終了する。
なお、第2巻き取り制御におけるプリクラッシュシートベルト54によるシートベルト51の巻き取り量は、典型的には、衝突時の慣性によって乗員が前方に移動した際に引き出されたシートベルト51の引き出し量と同等であればよい。例えば、PSBECU62は、プリクラッシュシートベルト54のモータ負荷が所定以上になった場合に、衝突時に引き出された量と同等量の巻き取りが完了しシートベルト51のたるみが解消できたものと推定し、プリクラッシュシートベルト54によるシートベルト51の巻き取りを終了するようにしてもよい。
上記のように構成される車両用システム1は、車両2が前方向から衝突した際に、第1巻き取り制御によってシートベルト51を巻き取った後、当該衝突時の慣性によって乗員が移動することでシートベルト51が緩んだとしても、所定の時間間隔をあけた後に、第2巻き取り制御によって再度シートベルトを巻き取ることで、シートベルト51の緩みをなくすことができる。この結果、車両用システム1は、1次衝突によりプリテンショナー53が作動した後、2次衝突、3次衝突等の多重衝突を引き起こす可能性があるような場合であっても、次の衝突までに乗員とシートベルト51との間に生じたたるみを解消することができ、シートベルト51によって確実に乗員を拘束することができる。
この場合、車両用システム1は、基本的に1回の作動で再現性のない火薬式のプリテンショナー53によって第1巻き取り制御を行った場合であっても、電動モータ式のプリクラッシュシートベルト54によって第2巻き取り制御を行うことができるので、第1巻き取り制御の後であっても確実にシートベルト51を巻き取ることができる。
さらに、車両用システム1は、第1巻き取り制御の開始後、所定の時間間隔として、所定のディレイ時間が経過した後に第2巻き取り制御を実行すると共に、当該所定のディレイ時間を車両2の前方向からの衝突の強さに応じて変更する。この結果、車両用システム1は、衝突の強さに応じた衝突時引き出し現象が終了した後に第2巻き取り制御を開始することができるので、例えば、衝突時引き出し現象中にプリクラッシュシートベルト54がシートベルト51を巻き取ろうとすることを抑制することができる。これにより、車両用システム1は、例えば、プリクラッシュシートベルト54のモータの過負荷を抑制することができる。また、車両用システム1は、衝突の強さに応じた衝突時引き出し現象が終了し次第、可能な限り迅速に第2巻き取り制御を開始することができる。つまり、車両用システム1は、プリクラッシュシートベルト54のモータの過負荷を抑制した上で、可能な限り素早く第2巻き取り制御を開始し、シートベルト51の緩みをなくし、次の衝突にそなえることができる。
また、本実施形態の車両用システム1は、車両2の前方向からの衝突の強さが第1の強さ以上である場合に第1巻き取り制御を実行し、当該衝突の強さが第2の強さ以上である場合に、さらに、第2巻き取り制御を実行する。このため、この車両用システム1は、プリテンショナー53が作動するような強さの衝突であっても、衝突時の慣性によってもシートベルト51の引き出し量が相対的に少なくて済むような強さの衝突であれば第2巻き取り制御を行わないようにすることができる。この結果、車両用システム1は、再度のシートベルト51の巻き取りが必要な状況に限定して第2巻き取り制御を行うことができる。
以上で説明した車両用システム1によれば、衝突センサ3と、巻き取り装置52と、制御装置6とを備える。衝突センサ3は、車両2の外部の物体に当該車両2が前方向から衝突したことを検出する。巻き取り装置52は、車両2に搭載されるシートベルト51を巻き取り可能である。制御装置6は、衝突センサ3が車両2の前方向からの衝突を検出した場合に、巻き取り装置52を制御し、シートベルト51を巻き取る第1巻き取り制御を実行可能である。そして、制御装置6は、第1巻き取り制御によるシートベルト51の巻き取り後、時間間隔をあけた後に巻き取り装置52を制御し、再度、シートベルト51を巻き取る第2巻き取り制御を実行可能である。したがって、車両用システム1、制御装置6は、車両2が前方向から衝突した際に、第1巻き取り制御によってシートベルトを巻き取った後、所定の時間間隔をあけた後に、第2巻き取り制御によって再度シートベルト51を巻き取ることで、シートベルト51の緩みをなくすことができるので、シートベルト51によって確実に乗員を拘束することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係るシートベルト制御システム、及び、シートベルト制御装置は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、巻き取り装置52は、火薬式のプリテンショナー53と、電動モータ式のプリクラッシュシートベルト54とを含んで構成されるものとして説明したがこれに限らない。巻き取り装置52は、プリテンショナー53を備えず、プリクラッシュシートベルト54によって当該プリテンショナー53の機能を兼用してもよい。この場合、制御装置6は、このプリクラッシュシートベルト54を制御することで、第1巻き取り制御、及び、第2巻き取り制御の両制御を実行すればよい。
1 車両用システム(シートベルト制御システム)
2 車両
3 衝突センサ(検出装置)
4 エアバッグ装置
5 シートベルト装置
6 制御装置(シートベルト制御装置)
51 シートベルト
52 巻き取り装置
53 プリテンショナー(第1巻き取り装置)
54 プリクラッシュシートベルト(第2巻き取り装置)
61 エアバッグ・プリテンショナー制御用ECU、エアバッグECU
62 プリクラッシュシートベルト制御用ECU、PSBECU

Claims (5)

  1. 車両の外部の物体に当該車両が前方向から衝突したことを検出する検出装置と、
    前記車両に搭載されるシートベルトを火薬の発火によって巻き取る第1巻き取り装置と、モータが駆動することによって前記シートベルトを巻き取る第2巻き取り装置とを有する巻き取り装置と、
    前記検出装置が前記車両の前方向からの衝突を検出した場合に、前記巻き取り装置を制御し、前記シートベルトを巻き取る第1巻き取り制御を実行可能である制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記第1巻き取り制御による前記シートベルトの巻き取り後、衝突時の慣性によって、前記シートベルトに一定の荷重がかかった際に前記シートベルトを引き出して拘束を緩めるフォースリミッターが作動した場合において、前記フォースリミッターの作動による前記シートベルトの引き出しが終了するまでの時間間隔をあけた後に前記巻き取り装置を制御し、再度、前記シートベルトを巻き取る第2巻き取り制御を実行可能であり
    前記制御装置は、前記第1巻き取り装置を制御して前記第1巻き取り制御を実行し、前記第2巻き取り装置を制御して前記第2巻き取り制御を実行することを特徴とする、
    シートベルト制御システム。
  2. 前記制御装置は、前記第1巻き取り制御の開始後、前記時間間隔を示す所定のディレイ時間が経過したか否かを判定し、当該所定のディレイ時間が経過したと判定した際に前記第2巻き取り制御を実行する、
    請求項1に記載のシートベルト制御システム。
  3. 前記制御装置は、前記検出装置が検出する前記車両の前方向からの衝突の強さに応じて前記所定のディレイ時間を変更する、
    請求項2に記載のシートベルト制御システム。
  4. 前記制御装置は、前記検出装置が検出する前記車両の前方向からの衝突の強さが予め設定される第1の強さ以上であるか否か、及び、当該衝突の強さが前記第1の強さよりも強い第2の強さ以上であるか否かを判定し、前記衝突の強さが前記第1の強さ以上であると判定した場合に前記第1巻き取り制御を実行し、前記衝突の強さが前記第2の強さ以上であると判定した場合に、さらに、前記第2巻き取り制御を実行する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシートベルト制御システム。
  5. 火薬の発火によってシートベルトを巻き取る第1巻き取り装置と、モータが駆動することによって前記シートベルトを巻き取る第2巻き取り装置とを有する巻き取り装置を制御するシートベルト制御装置であって、
    車両の外部の物体に当該車両が前方向から衝突したことを検出する検出装置が前記車両の前方向からの衝突を検出した場合に、前記車両に搭載される前記シートベルトを巻き取り可能である前記巻き取り装置を制御し、前記シートベルトを巻き取る第1巻き取り制御と、
    前記第1巻き取り制御による前記シートベルトの巻き取り後、衝突時の慣性によって、前記シートベルトに一定の荷重がかかった際に前記シートベルトを引き出して拘束を緩めるフォースリミッターが作動した場合において、前記フォースリミッターの作動による前記シートベルトの引き出しが終了するまでの時間間隔をあけた後に前記巻き取り装置を制御し、再度、前記シートベルトを巻き取る第2巻き取り制御とを実行可能であり
    記第1巻き取り装置を制御して前記第1巻き取り制御を実行し、前記第2巻き取り装置を制御して前記第2巻き取り制御を実行することを特徴とする、
    シートベルト制御装置。
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