JP2000289564A - 車両のエアバッグシステム - Google Patents

車両のエアバッグシステム

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JP2000289564A
JP2000289564A JP11101481A JP10148199A JP2000289564A JP 2000289564 A JP2000289564 A JP 2000289564A JP 11101481 A JP11101481 A JP 11101481A JP 10148199 A JP10148199 A JP 10148199A JP 2000289564 A JP2000289564 A JP 2000289564A
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聡 西鍜治
Takehiro Narukawa
岳宏 成川
Takayuki Seto
孝幸 世戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートにチャイルドシートが装着されている
場合にはエアバッグの展開を確実に禁止し汎用性に優れ
た車両のエアバッグシステムを提供する。 【解決手段】 シートベルト12の着用時、つまりバッ
クルスイッチ32がONのとき(S23;No)、シート
圧センサ31により、前記設定シート圧P0よりも小さ
なシート圧Pが検出された場合(S27;Yes )、更
に、電動モータ22が作動している時に(S30;Yes
)、シート圧センサ31で検出されたシート圧Pが前
記設定シート圧P0を超えた場合に(S31;Yes )、
展開禁止フラグFに1がセットされ(S32)、エアバ
ッグ5の展開を強制的に禁止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は車両のエアバッグ
システムに関し、特に、チャイルドシートをシートに装
着した場合にそのシートに対応するエアバッグの展開を
強制的に禁止するようにしたエアバッグシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】 従来、自動車に装備されるエアバッグ
システムにおいては、衝突検出センサにより車両の衝突
が検出されると、その衝突により乗員がステアリングホ
イールやダッシュボード等に二次衝突するまでの瞬時の
間に、インフレータで発生する展開用のガスがエアバッ
グに供給されてエアバッグが展開し、その展開したエア
バッグにより乗員を受け止めて保護する。
【0003】従来のエアバッグシステムにおいては、衝
突検出センサの他に、シートベルトの着用の有無を検出
するバックルセンサを設け、車両が衝突した際、衝突速
度やシートベルトの着用の有無に応じて、エアバッグを
低圧又は高圧で展開させたり或いはエアバッグの展開を
禁止するようにした技術が実用に供されている。
【0004】更に、車両が衝突した際、乗員が小さな子
供等の場合には、エアバッグの展開を抑制することが望
まれている。その為に、シートにかかる荷重を検出する
荷重検出センサを設けるとともに、ある荷重(設定荷
重)を設定し、その設定荷重よりも小さな荷重が荷重検
出センサにより検出された場合には、車両が衝突して
も、エアバッグの展開を禁止する技術が実用に供されて
いる。
【0005】近年、乳幼児を自動車に乗車させる場合、
その乳幼児の為にチャイルドシートの着用が義務付けら
れつつある。一般に、チャイルドシートを装着する場合
には、チャイルドシートをシートに載置しシートベルト
で拘束する。シートベルトの追加的な引出しを禁止する
ALR機構を設けたものでは、シートベルトでチャイル
ドシートを拘束し、ALR機構を作動させた状態で、シ
ートを前方へ移動させることで、シートベルトによりチ
ャイルドシートを強固に締付けて固定できる。
【0006】ところで、車両の衝突時、チャイルドシー
トに着座した乳幼児に展開するエアバッグが影響を与え
ないように、チャイルドシートを装着する座席は、車両
衝突時にエアバッグが展開しない座席に限られる。最近
の自動車では、助手席用のエアバッグを装備したものが
多く、この場合、後部座席にチャイルドシートを装着す
ることになる。しかし、運転手が乳幼児に世話をする場
合等に何かと不便であり運転に支障を来す虞があるし、
最近では後部座席用のエアバッグを装備した自動車も広
く実用化されつつあるため、エアバッグが展開可能な座
席にチャイルドシートを装着した場合でも、車両衝突
時、そのエアバッグが展開しないようにする何らかの対
策を講じる必要がある。
【0007】特開平7−196006号公報のエアバッ
グシステムでは、ダッシュボードの前端部に、上下1対
の距離センサをエアバッグ収納部を挟んで設け、これら
距離センサによりダッシュボードから助手席までの空間
に存在する物体との距離を検出し、その距離から助手席
にチャイルドシートが装着されたことを検出して、エア
バッグの展開を禁止することが可能になる。
【0008】尚、特開平10−236276号公報に
は、座席の座部にかかるシート圧を検出する第1圧力セ
ンサ、背もたれ部にかかるシート圧を検出する第2圧力
センサ、シートベルトの引出し量を検出する引出し量検
出センサを設け、これらのセンサから入力される信号に
基づいて乗員の着座状態を検出し、着座状態が異常であ
ると検出した場合に警報するエアバッグシステムが記載
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 従来のエアバッグシ
ステムにおいて、シートにかかる荷重が予め設定された
設定荷重よりも小さい場合に、エアバッグの展開を禁止
するようにしたものでは、チャイルドシートをシートに
装着し、そのチャイルドシートに乳幼児が着座した場合
に、シートにかかる荷重(チャイルドシートと乳幼児の
合計荷重)が前記設定荷重よりも小さい場合には、エア
バッグの展開が禁止されるため問題はない。
【0010】しかし、チャイルドシート自体の荷重が前
記設定荷重よりも小さい場合でも、シートベルトでチャ
イルドシートを拘束し、前記ALR機構を作動させた状
態でシートを前方へ移動させると、シートベルトにより
チャイルドシートがシートに強固に締付けられ、シート
にかかる荷重が増大して前記設定荷重を超えることが考
えられるし、仮に、この状態ではシートにかかる荷重が
前記設定荷重を超えなくても、その後乳幼児を乗せると
前記設定荷重を超えてしまうことが考えられ、こうなる
と、チャイルドシートを装着しているにも関わらず、エ
アバッグの展開が許可されるという問題がある。特に、
電動モータにより前後に移動駆動可能なシートの場合に
は、シートにかかる荷重を前記設定荷重以上に増大させ
ることが多く、チャイルドシートを装着しているにも関
わらず、エアバッグの展開が許可され易くなる。
【0011】特開平7−196006号公報のエアバッ
グシステムでは、エアバッグ収納部とシートの間に、乗
員やチャイルドシート以外の荷物等が存在すると、距離
センサによりエアバッグ収納部から物体との正確な距離
を測定できなくなり、実際にはチャイルドシートが装着
されている場合でも装着されていないと誤検出し、エア
バッグの展開を許可するという虞がある。しかも、既存
のセンサ類とは別に距離センサを設ける必要があるので
汎用性に劣り製作コストも高価になる。
【0012】本発明の目的は、車両のエアバッグシステ
ムにおいて、シートにチャイルドシートが装着されてい
る場合にはエアバッグの展開を確実に禁止すること、セ
ンサ類として既存のものを適用し汎用性に優れたものに
すること、等である。
【0013】
【課題を解決するための手段】 請求項1の車両のエア
バッグシステムは、車両の衝突を検出する衝突検出手段
と、シートにかかる荷重を検出する荷重検出手段と、乗
員をシートに拘束する拘束手段の使用の有無を検出する
拘束検出手段と、これらの手段から入力される信号に基
づいてエアバッグの展開を制御する展開制御手段とを備
えた車両のエアバッグシステムにおいて、前記展開制御
手段は、荷重検出手段により、予め設定された設定荷重
よりも大きな荷重が検出された場合にエアバッグの展開
を許可し、前記設定荷重よりも小さな荷重が検出された
場合にエアバッグの展開を禁止するように構成されると
ともに、荷重検出手段により、拘束手段の着用時に前記
設定荷重よりも小さな荷重が検出された場合、その後荷
重検出手段により前記設定荷重よりも大きな荷重が検出
された場合でも、エアバッグの展開を強制的に禁止可能
な強制禁止手段を備えたことを特徴とするものである。
【0014】このエアバッグシステムには、車両の衝突
を検出する衝突検出手段と、シートにかかる荷重を検出
する荷重検出手段と、乗員をシートに拘束する拘束手段
の使用の有無を検出する拘束検出手段と、これらの手段
から入力される信号に基づいてエアバッグの展開を制御
する展開制御手段とが設けられている。
【0015】展開制御手段により、予め設定された設定
荷重よりも大きな荷重が荷重検出手段により検出された
場合に、エアバッグの展開が許可され、前記設定荷重よ
りも小さな荷重が荷重検出手段により検出された場合
に、エアバッグの展開が禁止される。従って、車両が衝
突した際、乗員が小さな子供等の場合、その乗員に展開
するエアバッグが影響を与えることが知られているが、
前記設定荷重を適宜設定することで、その問題を極力回
避することができる。
【0016】そして、展開制御手段に強制禁止手段を設
けることにより、荷重検出手段により、拘束手段の着用
時に前記設定荷重よりも小さな荷重が検出された場合
は、その後荷重検出手段により前記設定荷重よりも大き
な荷重が検出された場合でも、エアバッグの展開を強制
的に禁止することが可能になる。
【0017】ここで、チャイルドシート自体の荷重は、
前記設定荷重よりも小さな荷重になる。従って、チャイ
ルドシートを装着する際、拘束手段の着用時において
は、シートにかかるチャイルドシートの荷重は前記設定
荷重よりも小さいため、エアバッグの展開を強制的に禁
止することが可能になり、チャイルドシートの装着後、
チャイルドシートに乳幼児が着座した場合や、シートベ
ルトでチャイルドシートをシートに強固に締付け固定し
た場合等、荷重検出手段により前記設定荷重よりも大き
な荷重が検出されても、エアバッグの展開を強制的に禁
止した状態を維持することが可能になる。しかも、荷重
検出手段や拘束検出手段として、既存の荷重検出手段や
拘束検出手段を適用すればよいので、汎用性に非常に優
れたものになり製作コストも低減する。
【0018】請求項2の車両のエアバッグシステムは、
請求項1の発明において、前記展開制御手段は、強制禁
止手段によりエアバッグの展開が強制的に禁止された状
態で、荷重検出手段により検出された荷重が所定値以上
増加した場合には、エアバッグの展開を許可することを
特徴とするものである。
【0019】ここで、前記所定値は、車両衝突時にエア
バッグの展開が必要な乗員がシートに着座したことが明
らかな荷重増加値に設定される。従って、強制禁止手段
によりエアバッグの展開が強制的に禁止された状態で
も、荷重検出手段により検出された荷重が所定値以上増
加した場合、シートに荷物やチャイルドシートや子供が
乗っていたところに、車両衝突時にエアバッグの展開が
必要な乗員が乗ったと判断し、エアバッグの展開を許可
することができる。
【0020】請求項3の車両のエアバッグシステムは、
請求項1の発明において、前記シートは電動モータによ
り前後に移動駆動可能に構成され、前記強制禁止手段
は、電動モータが作動している時に、荷重検出手段で検
出された荷重が前記設定荷重を超えた場合に、エアバッ
グの展開を強制的に禁止することを特徴とするものであ
る。
【0021】チャイルドシートをシートベルトで拘束
し、シートベルトの追加的な引出しが禁止された状態で
シートを前方へ移動駆動すると、シートベルトによりチ
ャイルドシートを強固に締付けて固定することができ
る。そして、このとき、シートにかかる荷重が増大し前
記設定荷重を超える場合が多く、これにより、チャイル
ドシートを装着したことを検出し、エアバッグの展開を
強制的に禁止できる。
【0022】請求項4の車両のエアバッグシステムは、
請求項1の発明において、前記拘束手段のシートベルト
の引出し量を検出する引出し量検出手段を設け、前記強
制禁止手段は、引出し量検出手段により検出されたシー
トベルトの引出し量が予め設定された設定引出し量を超
えた場合、或いは、荷重検出手段により前記設定荷重よ
りも小さく設定された第2の設定荷重以上の荷重が検出
された場合に、エアバッグの展開を強制的に禁止するこ
とを特徴とするものである。
【0023】通常、チャイルドシートを拘束したシート
ベルトの引出し量は、乗員を拘束したシートベルトの引
出し量よりも長いため、前記設定引出し量をチャイルド
シートを拘束する際の引出し量よりも小さく乗員を拘束
する際の引出し量よりも大きく設定することで、或い
は、第2の設定荷重をチャイルドシートよりも小さな荷
重に設定することで、チャイルドシートを装着したこと
を検出し、エアバッグの展開を強制的に禁止できる。特
に、第2の設定荷重よりも小さな荷物等がシートにシー
トベルトで固定されている状態から、車両衝突時にエア
バッグの展開が必要な乗員がシートに着座した場合に
は、エアバッグの展開が禁止されないため有効である。
【0024】請求項5の車両のエアバッグシステムは、
車両の衝突を検出する衝突検出手段と、シートにかかる
荷重を検出する荷重検出手段と、乗員をシートに拘束す
る拘束手段の使用の有無を検出する拘束検出手段と、こ
れらの手段から入力される信号に基づいてエアバッグの
展開を制御する展開制御手段とを備えた車両のエアバッ
グシステムにおいて、前記拘束手段のシートベルトの追
加的な引出しを禁止するALR機構と、ALR機構の作
動の有無を検出するALR作動検出手段とを設け、前記
展開制御手段は、ALR作動検出手段により検出された
ALR機構の作動継続時間が所定時間よりも長くなった
場合にエアバッグの展開を強制的に禁止することを特徴
とするものである。
【0025】拘束手段のシートベルトによりチャイルド
シートを拘束し、ALR機構を作動させた状態でシート
を前方へ移動させることで、チャイルドシートをシート
に強固に締付け固定することができる。通常、このよう
にチャイルドシートを装着するため、ALR作動検出手
段により検出されたALR機構の作動継続時間が所定時
間よりも長くなると、チャイルドシートを装着したと検
出され、エアバッグの展開を強制的に禁止することがで
きる。
【0026】請求項6の車両のエアバッグシステムは、
請求項1の発明において、前記展開制御手段は、電力が
供給されると作動するように構成され、その展開制御手
段には蓄電装置から常時電力が供給されていることを特
徴とするものである。つまり、展開制御手段に常時電力
が供給されるため、シート上の状態を継続的に検出でき
ることから展開制御手段による誤制御を防止することが
できる。
【0027】請求項7の車両のエアバッグシステムは、
請求項1の発明において、前記展開制御手段は、電力が
供給されると作動する一方、電力が供給されなくなると
非作動となるように構成され、電力が供給された状態で
荷重検出手段により検出された第1荷重とエアバッグの
展開の許否を決定する展開許否情報とを記憶可能な記憶
手段と、電力供給が停止された後再度供給された時に荷
重検出手段により検出された第2荷重と前記第1荷重と
を比較する比較手段と、この比較手段により第1荷重と
第2荷重とが略同じであると判定された時には記憶手段
に記憶された展開許否情報を採用する一方、異なると判
定された時には所定モードに設定する設定手段とを有す
ることを特徴とするものである。
【0028】展開制御手段において、比較手段により、
電力供給が停止された後再度供給された時に荷重検出手
段により検出された第2荷重と前記第1荷重とが比較さ
れ、設定手段により、比較手段により第1荷重と第2荷
重とが略同じであると判定された時、つまり、シート上
の状態が変化していない(チャイルドシートの着脱が行
われていない)場合に、記憶手段に記憶された展開許否
情報が採用され、異なると判定された時、つまり、シー
ト上の状態が変化している(チャイルドシートの着脱が
行われた)場合に、所定モードに設定される。
【0029】請求項8の車両のエアバッグシステムは、
請求項1の発明において、前記展開制御手段は、電力が
供給されると作動する一方、電力が供給されなくなると
非作動となるように構成され、電力が供給された状態で
引出し量検出手段により検出された第1引出し量とエア
バッグの展開の許否を決定する展開許否情報とを記憶可
能な記憶手段と、電力供給が停止された後再度供給され
た時に引出し量検出手段により検出された第2引出し量
と前記第1引出し量とを比較する比較手段と、この比較
手段により第1引出し量と第2引出し量とが略同じであ
ると判定された時には記憶手段に記憶された展開許否情
報を採用する一方、異なると判定された時には所定モー
ドに設定する設定手段を有することを特徴とするもので
ある。
【0030】展開制御手段において、比較手段により、
電力供給が停止された後再度供給された時に引出し量検
出手段により検出された第2引出し量と前記第1引出し
量とが比較され、設定手段により、比較手段により第1
引出し量と第2引出し量とが略同じであると判定された
時、つまり、シート上の状態が変化していない(チャイ
ルドシートの着脱が行われていない)場合に、記憶手段
に記憶された展開許否情報が採用され、異なると判定さ
れた時、つまり、シート上の状態が変化している(チャ
イルドシートの着脱が行われた)場合に、所定モードに
設定される。
【0031】請求項9の車両のエアバッグシステムは、
請求項7又は8の発明において、前記所定モードは、エ
アバッグの展開を強制的に禁止する展開禁止モード、若
しくは、警報を行う警報モード、若しくは、エアバッグ
の展開許否の決定を乗員に選択させる選択モードの少な
くとも1つであることを特徴とするものである。
【0032】例えば、種々のセンサ類により、チャイル
ドシートが装着されていることが確実に検出されれば、
所定モードをエアバッグの展開を強制的に禁止する展開
禁止モードとするように構成される。チャイルドシート
が装着されているか否か、つまりエアバッグの展開を禁
止するのか許可するのか判断できない場合には、所定モ
ードを警報モードとするように構成される。エアバッグ
の展開許否の決定を乗員に選択させる場合、所定モード
を選択モードとするように構成される。
【0033】請求項10の車両のエアバッグシステム
は、請求項7又は8の発明において、車両のドアを開く
ことで前記展開制御手段に電力が供給されることを特徴
とするものである。通常、チャイルドシートを装着する
場合、ドアを開いて行うため、チャイルドシートを装着
する際に、前記展開制手段を確実に作動させることがで
き,展開制御手段による誤制御を防止することができ
る。
【0034】請求項11の車両のエアバッグシステム
は、請求項7の発明において、車両のドアが開状態又は
イグニションスイッチがオン状態で、前記展開制御手段
に電力が供給されるとともに、車両のドアが閉状態又は
イグニションスイッチがオフ状態で、前記展開制御手段
への電力の供給が停止するように構成され、前記展開制
御手段は、所定周期毎に荷重検出手段により検出された
荷重を記憶手段に記憶するとともに、ドアが閉状態とな
る直前に検出された荷重を前記第1荷重として記憶手段
に記憶し、ドアが開状態となった直後に検出された荷重
を前記第2荷重とすることを特徴とするものである。
【0035】展開制御手段において、所定周期毎に荷重
検出手段により検出された荷重が記憶手段に記憶され、
ドアが閉状態となる直前に検出された荷重が前記第1荷
重として記憶手段に記憶され、ドアが開状態となった直
後に検出された荷重が前記第2荷重とされる。従って、
車両のドアが閉状態の際、又は、イグニションスイッチ
がオフ状態の際に、シート上に乗せた物体が変化したか
否か(チャイルドシートの着脱が行われた否か)を確実
に判定することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。本実施形態は、自動車
に装備される助手席用のエアバッグを含むエアバッグシ
ステムに本発明を適用した場合の一例である。
【0037】図1に示すように、自動車Cには、運転席
用のエアバッグ2(展開状態を示す)が、運転席1の前
方のステアリングホイール3の内部に収納され、助手席
用のエアバッグ5(展開状態を示す)が、助手席4の前
側のダッシュボード6に設けられた収納部7の内部に収
納されている。
【0038】ダッシュボード6には、助手席用のエアバ
ッグ5の展開モード(許可モード又は禁止モード)を表
示する展開モード表示ランプ8が設けられている。この
展開モード表示ランプ8は、例えば、助手席用のエアバ
ッグ5の展開を強制的に禁止している(禁止モード)時
に点灯し、助手席用のエアバッグ5の展開を許可してい
る(許可モード)時に消灯する。また、ダッシュボード
6には警報ランプ9が設けられ、例えば、展開モードの
確認を指示する場合に点灯する。
【0039】図2は、助手席4にチャイルドシート10
を拘束機構11を使用し装着した状態を示している。こ
の助手席4はパワーシートであり、助手席4の座部4a
の側部に設けられた操作レバー20を操作することで、
駆動制御部21を介して電動モータ22が駆動制御さ
れ、助手席4を前後に移動駆動可能に構成されている。
【0040】前記拘束機構11は、シートベルト12
と、センターピラー19の下端部分に装着されシートベ
ルト12を巻取る巻取ドラムを有するリトラクター13
と、シートベルト12の先端に固着のタングプレート1
4と、助手席4の車体中央側側部に取付けられタングプ
レート14を連結解除可能に連結するバックル15等で
構成されている。
【0041】リトラクター13には、衝突時に巻取ドラ
ムの回転をロックしシートベルト12の引出しを阻止す
るロック機構(図示略)と、シートベルト12の追加的
な引出しを阻止するALR機構(図示略)が設けられて
いる。このALR機構は、例えば、シートベルト12を
略全て引出すことによりセットされ、その後シートベル
ト12を巻取ドラムに略全て巻取る迄の間作動するよう
に構成されている。尚、ロック機構とALR機構につい
ては周知のものであるので説明を省略する。
【0042】図2、図3に示すように、このエアバッグ
システムのセンサ類として、車体前部に、衝突を検出す
る衝突検出センサ30が設けられ、助手席4の座部4a
に、座部4aにかかる荷重をシート圧Pとして検出可能
なシート圧センサ31が設けられ、バックル15に、拘
束機構11の使用(シートベルト12の着用)の有無を
検出するバックルスイッチ32(拘束検出手段に相当す
る)が設けられている。また、リトラクター13に、シ
ートベルト12の引出し量Xを検出する引出し量検出セ
ンサ33と、ALR機構の作動の有無を検出するALR
作動検出センサ34が設けられている。
【0043】図3は、本実施形態のエアバッグシステム
の概要を示す構成図である。このエアバッグシステムの
制御装置40には、CPU41、ROM42、RAM4
3(2次電池でバックアップ可能)、タイマ44、入力
インターフェース45(入力I/F)、出力インターフ
ェース46(出力I/F)等が設けられ、これらはデー
タバス等のバス47で接続され、入力I/F45に、前
記センサ類30〜34と電動モータ22を駆動制御する
駆動制御部22が接続されている。
【0044】出力I/F46には、運転席用のエアバッ
グ2に展開用のガスを供給する運転席用インフレータ4
8と、助手席用のエアバッグ5を展開させる助手席用イ
ンフレータ49と、展開モード表示ランプ8及び警報ラ
ンプ9が接続されている。インフレータ48,49は、
エアバッグ2,5を夫々低圧と高圧の2段階で展開させ
ることが可能なものである。尚、出力I/F46には、
インフレータ48,49とランプ8,9を夫々駆動する
駆動回路を含むものとする。
【0045】制御装置40のROM42に、前記センサ
類30〜34から入力される信号に基づいて、運転席用
のエアバッグ2と助手席用のエアバッグ5の展開を夫々
制御する展開制御の制御プログラムが格納され、特に、
助手席用のエアバッグ5の展開を制御する本願特有の展
開制御には、エアバッグ(A/B)展開規制制御(図4
参照)と、展開禁止フラグ設定制御(図5、図6参照)
が含まれている。尚、制御装置40が展開制御手段に相
当する。
【0046】A/B展開規制制御について、図4のフロ
ーチャートに基づいて説明する。この制御は例えばイグ
ニションスイッチのONとともに開始されOFFにより
終了する。展開禁止フラグF=1のときには(S1;Ye
s )、車両が衝突した場合でも、エアバッグ5の展開が
禁止され(S8)リターンし、F=1でないときには
(S1;No)S2以降が実行される。尚、S1の判定で
使用される展開禁止フラグFが後で説明する展開禁止フ
ラグ設定制御により設定される。
【0047】F=1でないときには(S1;No)、各種
センサ信号(衝突検出センサ信号、シート圧センサ信
号、バックルスイッチ信号)が読込まれ(S2)、シー
ト圧センサ31により検出されたシート圧Pが予め設定
された設定シート圧P0よりも大きいとき(P>P0の
とき)には(S3;Yes )、衝突速度が(例えば、衝突
検出センサ30により検出される衝突加速度を積分し
て)演算される(S4)。P>P0でないとき(S3;
No)、つまり、助手席4(シート)にシート圧P0とな
る体重(荷重)以下の乗員(小さな子供等)が着座して
いるときには、エアバッグ5の展開が禁止され(S8)
リターンする。
【0048】衝突速度の演算(S4)の後、その衝突速
度が予め設定された低速以下のときには(S5;Yes
)、エアバッグ5の展開が禁止され(S8)リターン
する。また、衝突速度が前記低速よりも大きくしかも予
め設定された中速以下のときに(S5;No、S6;Yes
)、シートベルト12が着用されているときには(S
7;Yes )、エアバッグ5の展開が禁止され(S8)リ
ターンし、シートベルト12が着用されていないときに
は(S7;No)、エアバッグ5が低圧展開され(S9)
リターンする。
【0049】一方、衝突速度の演算(S4)の後、その
衝突速度が前記中速よりも大きくしかも予め設定された
高速以下のときに(S5;No、S6;No、S10;Yes
)、シートベルト12が着用されているときには(S
11;Yes )、エアバッグ5が低圧展開され(S9)リ
ターンし、シートベルト12が着用されていないときに
は(S11;No)、エアバッグ5が高圧展開され(S1
2)リターンする。また、衝突速度が前記高速よりも大
きいときにも(S5;No、S6;No、S11;No)、エ
アバッグ5が高圧展開され(S12)リターンする。
【0050】尚、運転席用のエアバッグ2のA/B展開
規制制御のフローチャートは、例えば、図4のフローチ
ャートにおいてS1を省略したものである。但し、運転
席用のエアバッグ2と運転席用インフレータ48の構造
や性能等を加味して、前記P0、低速、中速、高速に相
当する値が設定される。
【0051】次に、前記展開禁止フラグ設定制御につい
て、図5、図6のフローチャートに基づいて詳細に説明
する。
【0052】この展開禁止フラグ設定制御においては、
例えば、前記A/B展開規制制御に微小時間毎に割込ん
で略並行的に実行されるが、車両のドアが開状態(S2
0;Yes )で、給電ON(S21)となり、制御装置4
0に電力が給電されて作動する。一方、車両のドアが閉
状態(S20;No)ではリターンし、制御装置40に電
力が給電されないため非作動となる。
【0053】給電ON(S21)となると、次に、各種
センサ信号等(シート圧センサ信号、バックルスイッチ
信号、引出し量検出センサ信号、ALR作動検出センサ
信号)が読込まれ(S22)、バックルスイッチ32が
OFFのときには(S23;Yes )、展開禁止フラグF
に0がセットされて(S24)リターンする。
【0054】バックルスイッチ32がONのとき(S2
3;No)、つまり、拘束機構11が使用(シートベルト
12が着用)されているときには、展開禁止フラグFに
1がセットされているか否かが判定され(S25)、F
に1がセットされていないときには(S25;No)S2
6以降が実行され、Fに1がセットされているときには
(S25;Yes )S40以降(図6参照)が実行され
る。
【0055】Fに0がセットされている場合(S25;
No)、次に、ALR機構の作動継続時間が所定時間継続
しているときには(S26;Yes )S32へ移行する。
尚、ALR機構の作動継続時間は、ALR作動検出セン
サ34からの信号に基づいてタイマ44を用いて演算さ
れる。ALR機構の作動継続時間が所定時間継続してい
ないときには(S26;No)、シート圧センサ31によ
り検出されたシート圧Pと予め設定された設定シート圧
P0との比較が行われ(S27)、P<P0でないとき
には(S27;No)、Fに0がセットされ(S28)リ
ターンする。
【0056】一方、P<P0のときには(S27;Yes
)、次に、電動モータ22が作動しているときに(S
30;Yes )、シート圧センサ31で検出されたシート
圧PがP0を超えたとき(S31;Yes )、また、上述
のように、ALR機構の作動継続時間が所定時間継続し
ているときには(S26;Yes )、Fに1がセットされ
(S32)、シート圧センサ31により検出されたシー
ト圧PがRAM43に第1シート圧Pmとして記憶され
(S33)リターンする。尚、電動モータ22の作動状
態は、駆動制御部21からの信号に基づいて判定可能で
ある。
【0057】ここで、RAM43にPmとして記憶され
るシート圧Pは、電動モータ22が作動を終了したとき
のシート圧とすることが望ましい。即ち、図示していな
いが、S32とS33の間に、電動モータ作動中か否か
を判定するステップを設け、電動モータ22が停止した
場合にS33へ移行し、その時のシート圧PをPmとし
てRAM43に格納することが望ましい。尚、RAM4
3は二次電池によりバックアップされ、蓄電装置(バッ
テリー)から制御装置50に電力が供給されない状態で
も、RAM43に記憶された情報は消去されないように
なっている。
【0058】一方、バックルスイッチ32がONのとき
に(S23;No)、Fに1がセットされているとき(S
25;Yes )、つまりエアバッグ5の展開が強制的に禁
止されているときには、図6に示すように、シート圧セ
ンサ31により検出されたシート圧PがPmよりも所定
値P1以上増加しているか否か、つまり、P−Pm>P
1か否かが判定される(S40)。ここで、P1は、車
両衝突時にエアバッグ5の展開が必要な乗員がシート4
に着座したことが明らかなシート圧増加値に設定され
る。
【0059】そして、P−Pm>P1でないときには
(S40;No)、シート圧センサ31により検出された
シート圧P(第2シート圧)と第1シート圧Pmとが比
較され(S41)、PとPmとが略同じであると判定さ
れたとき(S41)、続いて、ALR機構がOFFでな
いときには(S42;No)、RAM43に記憶された展
開許否情報つまりF=1が採用され(S43)リターン
する。
【0060】一方、P−Pm>P1のときには(S4
0;Yes )、Fに0がセットされ(S45)リターン
し、また、PとPmとが略同じでないとき(S41;N
o)と、PとPmとが略同じであっても(S41;Yes
)ALR機構がOFFのときには(S42;Yes )、
警報を行う警報モードになり、警報ランプ9を点灯させ
て確認警報(S44)が行われ、Fに0がセットされ
(S45)リターンする。
【0061】このエアバッグシステムの作用・効果につ
いて説明する。シート圧センサ31により予め設定され
た設定シート圧P0よりも大きなシート圧Pが検出され
た場合(S3;Yes )、エアバッグ5の展開を許可し、
前記設定シート圧P0よりも小さなシート圧Pが検出さ
れた場合(S3;No)、エアバッグ5の展開を禁止する
ことができる(S8)。従って、車両が衝突した際、乗
員が小さな子供等の場合、その乗員に展開するエアバッ
グ5が影響を与えることが知られているが、前記設定シ
ートP0を適宜設定することで、上記の問題を極力回避
することができる。
【0062】シートベルト12の着用時、つまりバック
ルスイッチ32がONのとき(S23;No)、シート圧
センサ31により、前記設定シート圧P0よりも小さな
シート圧Pが検出された場合(S27;Yes )、更に、
電動モータ22が作動している時に(S30;Yes )、
シート圧センサ31で検出されたシート圧Pが前記設定
シート圧P0を超えた場合に(S31;Yes )、展開禁
止フラグFに1がセットされ(S32)、エアバッグ5
の展開を強制的に禁止できる(S8)。
【0063】つまり、チャイルドシート10の装着後、
チャイルドシート10に乳幼児が着座した場合や、シー
トベルト12でチャイルドシート10を強固に締付け固
定した場合等、シート圧センサ31により前記設定シー
ト圧P0よりも大きなシート圧が検出されても、Fに1
がセットされているため、図5、図6に示すように、S
20〜S25、S40〜が実行され、シート4にかかる
シート圧が前記P1以上増加する場合(S40;Yes
)、PとPmとが略同じでない場合(S41;No)、
ALR機構がOFFでない場合(S42;Yes )を除
き、エアバッグ5の展開を強制的に禁止した状態を維持
することができ、車両が衝突しても、エアバッグ5は展
開しなくなる。
【0064】シートベルト12によりチャイルドシート
10を拘束し、ALR機構を作動させた状態で、シート
4を前方へ移動駆動することで、チャイルドシート10
をシート4に強固に締付け固定することができる。そし
て、このようにチャイルドシート10を装着するため、
ALR作動検出センサ34により検出されたALR機構
の作動継続時間が所定時間よりも長くなると、チャイル
ドシート10を装着したことを検出し、エアバッグ5の
展開を強制的に禁止できる。
【0065】電力供給が停止された後再度供給された時
にシート圧センサ31により検出された第2シート圧P
と第1シート圧Pmとを比較し(S41)、PとPmと
が略同じであると判定されたとき(S41;Yes )、更
に、ALR機構がOFFでないとき(S42;No)、つ
まり、シート5上の状態が変化していない(チャイルド
シート10の着脱が行われていない)場合には、RAM
43に記憶された展開許否情報としての展開フラグF=
1を採用する一方、異なると判定された時には(S4
1;No)、警報を行う警報モードに設定し、警報ランプ
9を点灯させて確認警報(S44)を行うことができ
る。
【0066】つまり、電源が遮断されている状態におい
て、シート上の状態の変化(チャイルドシート10の着
脱が行われたか否か)を確実に検出し、展開制御による
誤制御を防止することができる。 しかも、既存のセン
サ類30〜34を適用できるため、汎用性に非常に優れ
たものになり製作コストも低減する。
【0067】次に、第1変更形態のエアバッグシステム
の展開禁止フラグ設定制御について、図7のフローチャ
ートを参照して説明する。但し、前記実施形態のフロー
チャートのステップと同じステップには同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0068】この展開禁止フラグ設定制御においては、
展開禁止フラグFに0がセットされているときに(S2
5;No)、ALR機構の作動継続時間が所定時間継続し
ていないときには(S26;No)、シート圧センサ31
により検出されたシート圧Pと予め設定された設定シー
ト圧P0との比較が行われ(S27)、P<P0のとき
には(S27;Yes )、シート圧センサ31により前記
設定シート圧P0よりも小さく設定された第2の設定シ
ート圧P2以上の荷重が検出されるとき、つまりP>P
2のときに(S50;Yes )、Fに1がセットされる
(S50)。
【0069】つまり、第2の設定シート圧P2をチャイ
ルドシート10の荷重対応するシート圧よりも小さなシ
ート圧に設定することで、拘束機構11のシートベルト
12の着用時、P0>P>P2のときに、チャイルドシ
ート10を装着したことを検出して、エアバッグ5の展
開を強制的に禁止できる。つまり、第2の設定荷重P2
よりも小さな荷物等がシートに乗っている状態から、車
両衝突時にエアバッグ5の展開が必要な乗員がシートに
着座した場合には、エアバッグ5の展開が禁止されない
ため有効である。その他前記実施形態と略同様の作用・
効果を奏する。
【0070】次に、第2変更形態のエアバッグの展開制
御について、図8、図9のフローチャートを参照して説
明する。但し、前記実施形態のフローチャートのステッ
プと同じステップには同じ符号を付して説明する。
【0071】この展開禁止フラグ設定制御においては、
図8に示すように、展開禁止フラグFに0がセットされ
ているときに(S25;No)、ALR機構の作動継続時
間が所定時間継続していないときには(S26;No)、
シート圧センサ31により検出されたシート圧Pと予め
設定された設定シート圧P0との比較が行われ(S2
7)、P<P0のときには(S27;Yes )、引出し量
検出センサ33により検出されたシートベルト12の引
出し量が予め設定された設定引出し量X1を超えたか否
かが判定される(S60)。
【0072】ここで、X1は、チャイルドシート10を
拘束した際のシートベルト12の引出し量よりも短く、
また、乗員を拘束した際のシートベルト12の引出し量
よりも長く設定される。次に、X>X1のとき(S6
0;Yes )には、Fに1がセットされ(S61)、その
時に引出し量検出センサ33により検出され引出し量X
がRAM43に第1引出し量Xmとして記憶され(S6
2)リターンする。
【0073】一方、バックルスイッチ32がONのとき
に(S23;No)、Fに1がセットされているとき(S
25;Yes )、つまりエアバッグ5の展開が強制的に禁
止されているときには、図9に示すように、引出し量検
出センサ33により検出された引出し量X(第2引出し
量)と第1引出し量Xmとが比較される(S70)。そ
して、第1引出し量Xmと第2引出量Xとが略同じとき
に(S70;Yes )、続いて、ALR機構がOFFでな
いときには(S71;No)、RAM43に記憶された展
開許否情報つまりF=1が採用され(S72)リターン
する。
【0074】一方、第1引出し量Xmと第2引出量Xと
が略同じでないとき(S70;No)と、ALR機構がO
FFのときには(S71;Yes )、警報を行う警報モー
ドになり、警報ランプ9を点灯させて確認警報(S7
3)が行われ、その後、Fに0がセットされ(S74)
リターンする。
【0075】このうよに、引出し量検出センサ33によ
り検出されたシートベルト12の引出し量が設定引出し
量X1を超えた場合(S60;Yes )、チャイルドシー
ト10を装着したことを検出し、展開禁止フラグに1が
セットれさ(S61)、エアバッグ5の展開を強制的に
禁止することができる(S8)。
【0076】電力供給が停止された後再度供給された時
に第1引出し量Xmと第2引出し量Xとを比較し(S7
0)、XとXmとが略同じであると判定されたとき(S
70;Yes )、更に、ALR機構がOFFでないとき
(S71;No)、つまり、シート5上の状態が変化して
いない(チャイルドシート10の着脱が行われていな
い)場合には、RAM43に記憶された展開許否情報と
しての展開フラグF=1を採用する一方、異なると判定
されたときに(S70;No)、また、ALR機構がOF
Fのときには(S71;Yes )、警報を行う警報モード
に設定し、警報ランプ9を点灯させて確認警報(S7
4)を行うことができる。その他前記実施形態と同様の
作用・効果を奏する。
【0077】その他の変更形態について説明する。 1〕前記実施形態では、助手席用のエアバッグの展開を
制御する展開制御に本発明を適用したものであるが、後
部座席用のエアバッグを有するエアバッグシステムに、
本発明を適用することが勿論可能である。 2〕図6のS41とS42の一方、図9のS70とS7
1の一方を省略可能である。また、図5と図7と図8の
S26を省略可能である。
【0078】3〕図6のS44、図9のS73の確認警
報の代わりに、或いは確認警報を省略せずにその前後
に、エアバッグ5の展開許否の決定を乗員に選択させる
選択モード(選択処理)を設けてもよい。エアバッグの
展開を禁止するのか許可するのかを認識できない場合、
乗員が実際に見て、チャイルドシート10を装着してい
るときにはエアバッグの展開を禁止するように、チャイ
ルドシート10を装着していないときにはエアバッグ5
の展開を許可するように決定することができる。
【0079】4〕所定周期毎にシート圧センサ31によ
り検出されたシート圧や、引出し量検出センサ33によ
り検出された引出し量を記憶するとともに、ドアが閉状
態となる直前に検出されたシート圧を前記第1荷重P
m、引出し量を前記第1引出しXmとしてRAM43に
記憶し、ドアが開状態となった直後に検出された荷重を
前記第2シート圧、引出し量を前記第2引出し量として
もよい。
【0080】5〕フローチャートのS20において、イ
グニションスイッチがオン状態(S20;Yes )で、給
電ON(S21)となり、制御装置40に電力が供給さ
れるように構成してもよいし、制御装置40に蓄電装置
から常時電力が供給されるように構成してもよい。 6〕尚、本発明の車両のエアバッグシステムは、前記実
施形態に限られるものではなく、種々の変更を加えて、
種々のエアバッグシステムに適用することが勿論可能で
ある。
【0081】
【発明の効果】 請求項1の車両のエアバッグシステム
によれば、特に、強制禁止手段を設けることにより、荷
重検出手段により、拘束手段の着用時に前記設定荷重よ
りも小さな荷重が検出された場合は、その後荷重検出手
段により前記設定荷重よりも大きな荷重が検出された場
合でも、エアバッグの展開を強制的に禁止することが可
能になる。
【0082】つまり、チャイルドシートを装着する際、
拘束手段の着用時においては、シートにかかるチャイル
ドシートの荷重は前記設定荷重よりも小さいため、エア
バッグの展開を強制的に禁止することが可能になり、チ
ャイルドシートの装着後、チャイルドシートに乳幼児が
着座した場合や、シートベルトでチャイルドシートをシ
ートに強固に締付け固定した場合等、荷重検出手段によ
り前記設定荷重よりも大きな荷重が検出されても、エア
バッグの展開を強制的に禁止した状態を維持することが
可能になる。しかも、荷重検出手段や拘束検出手段とし
て、既存の荷重検出手段や拘束検出手段を適用すればよ
いので、汎用性に非常に優れたものになり製作コストも
低減する。
【0083】請求項2の車両のエアバッグシステムによ
れば、強制禁止手段によりエアバッグの展開が強制的に
禁止された状態でも、荷重検出手段により検出された荷
重が所定値以上増加した場合、シートに荷物やチャイル
ドシートや子供が乗っていたところに大人等が乗ったと
判断し、エアバッグの展開を許可することができる。
尚、前記所定値は、車両衝突時にエアバッグの展開が必
要な乗員がシートに着座したことが明らかな荷重増加値
に設定される。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0084】請求項3の車両のエアバッグシステムによ
れば、チャイルドシートをシートベルトで拘束し、シー
トベルトの追加的な引出しが禁止された状態で、シート
を前方へ移動駆動すると、シートベルトによりチャイル
ドシートを強固に締付けて固定することができるととも
に、このとき、シートにかかる荷重が増大し前記設定荷
重を超える場合が多く、これにより、チャイルドシート
を装着したことを検出し、エアバッグの展開を強制的に
禁止できる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0085】請求項4の車両のエアバッグシステムによ
れば、通常、チャイルドシートを拘束したシートベルト
の引出し量は、乗員を拘束したシートベルトの引出し量
よりも長いため、前記設定引出し量をチャイルドシート
を拘束する際の引出し量よりも小さく乗員を拘束する際
の引出し量よりも大きく設定することで、或いは、第2
の設定荷重をチャイルドシートよりも小さな荷重に設定
することで、チャイルドシートを装着したことを検出
し、エアバッグの展開を強制的に禁止できる。特に、第
2の設定荷重よりも小さな荷物等がシートにシートベル
トで固定されている状態から、車両衝突時にエアバッグ
の展開が必要な乗員がシートに着座した場合には、エア
バッグの展開が禁止されないため有効である。その他請
求項1と同様の効果を奏する。
【0086】請求項5の車両のエアバッグシステムによ
れば、拘束手段のシートベルトによりチャイルドシート
を拘束し、ALR機構を作動させた状態でシートを前方
へ移動させることで、チャイルドシートをシートに強固
に締付け固定することができるとともに、ALR作動検
出手段により検出されたALR機構の作動継続時間が所
定時間よりも長くなると、チャイルドシートを装着した
と検出され、エアバッグの展開を強制的に禁止すること
ができる。
【0087】請求項6の車両のエアバッグシステムによ
れば、展開制御手段は、電力が供給されると作動するよ
うに構成され、その展開制御手段には蓄電装置から常時
電力が供給されているので、シート上の状態を継続的に
検出できることから展開制御手段による誤制御を防止す
ることができる。その他請求項1と同様の効果を奏す
る。
【0088】請求項7の車両のエアバッグシステムによ
れば、展開制御手段は、電力が供給されると作動する一
方、電力が供給されなくなると非作動となるように構成
されているため、電力節電に寄与するとともに、比較手
段により、電力供給が停止された後再度供給された時に
荷重検出手段により検出された第2荷重と前記第1荷重
とが比較され、設定手段により、比較手段により第1荷
重と第2荷重とが略同じであると判定された時、つま
り、シート上の状態が変化していない(チャイルドシー
トの着脱が行われていない)場合には、記憶手段に記憶
された展開許否情報(展開禁止フラグ)を採用し、異な
ると判定された時、つまり、シート上の状態が変化して
いる(チャイルドシートの着脱が行われた)場合には、
所定モードに設定するこができる。その他請求項1と同
様の効果を奏する。
【0089】請求項8の車両のエアバッグシステムによ
れば、展開制御手段は、電力が供給されると作動する一
方、電力が供給されなくなると非作動となるように構成
されているため、電力節電に寄与するとともに、比較手
段により、電力供給が停止された後再度供給された時に
荷重検出手段により検出された第2引出し量と前記第1
引出し量とが比較され、設定手段により、比較手段によ
り第1引出し量と第2引出し量とが略同じであると判定
された時、つまり、シート上の状態が変化していない
(チャイルドシートの着脱が行われていない)場合に
は、記憶手段に記憶された展開許否情報(展開禁止フラ
グ)を採用し、異なると判定された時、つまり、シート
上の状態が変化している(チャイルドシートの着脱が行
われた)場合には、所定モードに設定することができ
る。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0090】請求項9の車両のエアバッグシステムによ
れば、前記所定モードは、エアバッグの展開を強制的に
禁止する展開禁止モード、若しくは、警報を行う警報モ
ード、若しくは、エアバッグの展開許否の決定を乗員に
選択させる選択モードの少なくとも1つであるので、例
えば、種々のセンサ類により、チャイルドシートが装着
されていることが確実に検出されれば、所定モードをエ
アバッグの展開を強制的に禁止する展開禁止モードと
し、また、チャイルドシートが装着されているか否か、
つまりエアバッグの展開を禁止するのか許可するのか判
断できない場合には、所定モードを警報モードとし、ま
た、エアバッグの展開許否の決定を乗員に選択させる場
合、所定モードを選択モードとすることができる。その
他請求項7又は8と同様の効果を奏する。
【0091】請求項10の車両のエアバッグシステムに
よれば、車両のドアを開くことで前記展開制御手段に電
力が供給されるので、通常、チャイルドシートを装着す
る場合、ドアを開いて行うことから、チャイルドシート
を装着する際に、前記展開制手段を確実に作動させるこ
とができ、展開制手段による誤制御を防止できる。その
他請求項7又は8と同様の効果を奏する。
【0092】請求項11の車両のエアバッグシステムに
よれば、展開制御手段において、所定周期毎に荷重検出
手段により検出された荷重が記憶手段に記憶され、ドア
が閉状態となる直前に検出された荷重が前記第1荷重と
して記憶手段に記憶され、ドアが開状態となった直後に
検出された荷重が前記第2荷重とされるので、車両のド
アが閉状態の際、又は、イグニションスイッチがオフ状
態の際に、シート上の状態が変化したか否か(チャイル
ドシートの着脱が行われた否か)を確実に判定すること
ができる。その他請求項7と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動車の概略平面図
である。
【図2】自動車内部の要部の概略側面図である。
【図3】エアバッグシステムの概要を示す構成図であ
る。
【図4】A/B展開規制制御のフローチャートである。
【図5】展開禁止フラグ設定制御の一部のフローチャー
トである。
【図6】展開禁止フラグ設定制御の残り一部のフローチ
ャートである。
【図7】第1変更形態に係る展開禁止フラグ設定制御の
フローチャートである。
【図8】第2変更形態に係る展開禁止フラグ設定制御の
フローチャートである。
【図9】第2変更形態に係る展開禁止フラグ設定制御の
フローチャートである。
【符号の説明】
C 自動車 4 シート 5 エアバッグ 11 拘束機構 12 シートベルト 22 電動モータ 30 衝突検出センサ 31 シート圧センサ 32 バックルスイッチ 33 引出し量検出センサ 34 ALR作動検出センサ 40 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 世戸 孝幸 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D018 BA16 PA04 3D054 AA02 AA03 AA04 AA13 AA14 EE10 EE13 EE15 EE31 EE57 FF16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の衝突を検出する衝突検出手段と、
    シートにかかる荷重を検出する荷重検出手段と、乗員を
    シートに拘束する拘束手段の使用の有無を検出する拘束
    検出手段と、これらの手段から入力される信号に基づい
    てエアバッグの展開を制御する展開制御手段とを備えた
    車両のエアバッグシステムにおいて、 前記展開制御手段は、荷重検出手段により、予め設定さ
    れた設定荷重よりも大きな荷重が検出された場合にエア
    バッグの展開を許可し、前記設定荷重よりも小さな荷重
    が検出された場合にエアバッグの展開を禁止するように
    構成されるとともに、荷重検出手段により、拘束手段の
    着用時に前記設定荷重よりも小さな荷重が検出された場
    合、その後荷重検出手段により前記設定荷重よりも大き
    な荷重が検出された場合でも、エアバッグの展開を強制
    的に禁止可能な強制禁止手段を備えたことを特徴とする
    車両のエアバッグシステム。
  2. 【請求項2】 前記展開制御手段は、強制禁止手段によ
    りエアバッグの展開が強制的に禁止された状態で、荷重
    検出手段により検出された荷重が所定値以上増加した場
    合には、エアバッグの展開を許可することを特徴とする
    請求項1に記載の車両のエアバッグシステム。
  3. 【請求項3】 前記シートは電動モータにより前後に移
    動駆動可能に構成され、前記強制禁止手段は、電動モー
    タが作動している時に、荷重検出手段で検出された荷重
    が前記設定荷重を超えた場合に、エアバッグの展開を強
    制的に禁止することを特徴とする請求項1に記載の車両
    のエアバッグシステム。
  4. 【請求項4】 前記拘束手段のシートベルトの引出し量
    を検出する引出し量検出手段を設け、前記強制禁止手段
    は、引出し量検出手段により検出されたシートベルトの
    引出し量が予め設定された設定引出し量を超えた場合、
    或いは、荷重検出手段により前記設定荷重よりも小さく
    設定された第2の設定荷重以上の荷重が検出された場合
    に、エアバッグの展開を強制的に禁止することを特徴と
    する請求項1に記載の車両のエアバッグシステム。
  5. 【請求項5】 車両の衝突を検出する衝突検出手段と、
    シートにかかる荷重を検出する荷重検出手段と、乗員を
    シートに拘束する拘束手段の使用の有無を検出する拘束
    検出手段と、これらの手段から入力される信号に基づい
    てエアバッグの展開を制御する展開制御手段とを備えた
    車両のエアバッグシステムにおいて、 前記拘束手段のシートベルトの追加的な引出しを禁止す
    るALR機構と、ALR機構の作動の有無を検出するA
    LR作動検出手段とを設け、前記展開制御手段は、AL
    R作動検出手段により検出されたALR機構の作動継続
    時間が所定時間よりも長くなった場合にエアバッグの展
    開を強制的に禁止することを特徴とする車両のエアバッ
    グシステム。
  6. 【請求項6】 前記展開制御手段は、電力が供給される
    と作動するように構成され、その展開制御手段には蓄電
    装置から常時電力が供給されていることを特徴とする請
    求項1に記載の車両のエアバッグシステム。
  7. 【請求項7】 前記展開制御手段は、電力が供給される
    と作動する一方、電力が供給されなくなると非作動とな
    るように構成され、電力が供給された状態で荷重検出手
    段により検出された第1荷重とエアバッグの展開の許否
    を決定する展開許否情報とを記憶可能な記憶手段と、電
    力供給が停止された後再度供給された時に荷重検出手段
    により検出された第2荷重と前記第1荷重とを比較する
    比較手段と、この比較手段により第1荷重と第2荷重と
    が略同じであると判定された時には記憶手段に記憶され
    た展開許否情報を採用する一方、異なると判定された時
    には所定モードに設定する設定手段とを有することを特
    徴とする請求項1に記載の車両のエアバッグシステム。
  8. 【請求項8】 前記展開制御手段は、電力が供給される
    と作動する一方、電力が供給されなくなると非作動とな
    るように構成され、電力が供給された状態で引出し量検
    出手段により検出された第1引出し量とエアバッグの展
    開の許否を決定する展開許否情報とを記憶可能な記憶手
    段と、電力供給が停止された後再度供給された時に引出
    し量検出手段により検出された第2引出し量と前記第1
    引出し量とを比較する比較手段と、この比較手段により
    第1引出し量と第2引出し量とが略同じであると判定さ
    れた時には記憶手段に記憶された展開許否情報を採用す
    る一方、異なると判定された時には所定モードに設定す
    る設定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    車両のエアバッグシステム。
  9. 【請求項9】 前記所定モードは、エアバッグの展開を
    強制的に禁止する展開禁止モード、若しくは、警報を行
    う警報モード、若しくは、エアバッグの展開許否の決定
    を乗員に選択させる選択モードの少なくとも1つである
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の車両のエアバ
    ッグシステム。
  10. 【請求項10】 車両のドアを開くことで前記展開制御
    手段に電力が供給されることを特徴とする請求項7又は
    8に記載の車両のエアバッグシステム。
  11. 【請求項11】 車両のドアが開状態又はイグニション
    スイッチがオン状態で、前記展開制御手段に電力が供給
    されるとともに、車両のドアが閉状態又はイグニション
    スイッチがオフ状態で、前記展開制御手段への電力の供
    給が停止するように構成され、前記展開制御手段は、所
    定周期毎に荷重検出手段により検出された荷重を記憶手
    段に記憶するとともに、ドアが閉状態となる直前に検出
    された荷重を前記第1荷重として記憶手段に記憶し、ド
    アが開状態となった直後に検出された荷重を前記第2荷
    重とすることを特徴とする請求項7に記載の車両のエア
    バッグシステム。
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