JP2009262811A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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智也 馬越
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Abstract

【課題】モータにて生じた逆起電圧により車両の状況や乗員の体格に応じてウエビングベルトの引き出しの抵抗、ひいては、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの吸収量を変えることができるウエビング巻取装置を得る。
【解決手段】トーションシャフトの捩じり変形が開始されてから終了するまで、スイッチ素子Sw5、のON状態とOFF状態とを適宜に切り替えることで、モータ70にて生じた逆起電圧に基づく電流の電流値を変える。これにより、モータ70の出力軸の回転に抗する抗力が増減されるので、トーションシャフトの捩じり変形が終了までに要するスプール20の引出方向への回転力を増減でき、エネルギー吸収量を変えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の座席に着座した乗員の身体を拘束するためのウエビングベルト等のベルト部材を巻き取って収納するウエビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に開示されたウエビング巻取装置(モータ式シートベルトリトラクタ)では、ウエビングベルト(ウエビング)を巻き取るスプールとモータとの間に遊星歯車機構が介在しており、インターナルギヤの外歯に係止片が噛み合った状態ではモータの出力軸とスプールとが機械的に連結されて、モータの駆動力をスプールに伝えることができる状態になる。
モータの通電状態、又は、短絡状態でモータの出力軸とスプールとが連結され、更に、この状態でスプールからウエビングベルトを引き出す方向へスプールを回転させると、スプールの回転力がモータの出力軸に入力される。これによりモータにおいて逆起電力が生じ、この逆起電力により出力軸の回転に抗する回転抗力が発生する。下記特許文献1には、このようにして発生した回転抗力をトーションシャフト等のエネルギー吸収部材におけるEA荷重に重畳させ、EA荷重のロードリミット値や立ち上がり勾配、立ち下がり勾配を調整する構成が開示されている。
特開2001−270423の公報
しかしながら、このような回転抗力を生じさせる逆起電力の大きさは、スプールの回転力によるモータの出力軸の回転数等の要因により変化するので、EA荷重のロードリミット値や立ち上がり勾配、立ち下がり勾配等を、車両の状況や乗員の体格等に応じた好ましい値にすることが難しい。
本発明は、上記事実を考慮して、モータにて生じた逆起電圧により車両の状況や乗員の体格に応じてウエビングベルトの引き出しの抵抗、ひいては、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの吸収量を変えることができるウエビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、長尺帯状のウエビングベルトの長手方向基端部が係止され、自らの軸周りの一方である巻取方向に回転することで前記ウエビングベルトを巻き取るスプールと、前記スプールに出力軸が連結された状態で前記スプールが回転した際には、前記スプールの回転力が入力される少なくとも1つのモータと、前記モータを含めて構成される回路を制御して少なくとも1つの前記モータの両端子間を短絡させ、この状態で前記両端子間が短絡されたモータに前記スプールの回転力が入力されることで生じる逆起電圧により前記スプールの回転に対する抗力を生じさせると共に前記回路を制御して当該抗力を増減させる制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、出力軸がスプールに連結可能な少なくとも1つのモータが設けられており、スプールにモータの出力軸が連結された状態でスプールに巻き取られているウエビングベルトが引き出されると、巻取方向とは反対の引出方向への回転力がモータに入力される。このようにスプールの回転力がモータに入力された状態で、制御手段によってモータを含めて構成される回路が制御され、出力軸がスプールに連結されたモータのうち、少なくとも1つのモータの両端子間が短絡されていると、この両端子間が短絡されたモータにスプールの回転力が入力されることで、このモータにて逆起電圧が生じる。
このようにモータに逆起電圧が生じて回路に電流が流れると、出力軸を回転させようとする力、すなわち、スプールの回転力に抗する抗力が生じる。このようにして生じた抗力がスプールからのウエビングベルトの引き出しの抵抗になり、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの少なくとも一部が吸収される。
しかも、本発明に係るウエビング巻取装置では、制御手段は回路を制御してこの抗力を増減させる。このため、車両の状況や乗員の体格に応じてウエビングベルトの引き出しの抵抗を変えることができ、ひいては、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの吸収量を変えることができる。
なお、本発明において、スプールに出力軸の連結が可能なモータは1つであってもよいし、複数であってもよい。
また、本発明において、制御手段による抗力の増減の制御は、モータを含めて構成される回路の制御に基づくものであれば、その具体的な態様に限定されるものではない。したがって、例えば、モータの両端子間を流れる電流値を変更させるように制御手段が回路を制御してもよいし、また、複数のモータを用いるのであれば、両端子間を短絡させるモータの数を制御手段が制御してもよい。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記モータの前記出力軸の回転速度を直接又は間接的に検出する回転速度検出手段を備え、前記制御手段は前記回転速度検出手段での検出結果に基づき前記抗力を増減させている。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、スプールの回転力がモータの出力軸に入力されてモータの出力軸が回転すると、この出力軸の回転速度が回転速度検出手段により直接又は間接的に検出される。制御手段は回転速度検出手段での検出結果、すなわち、モータの出力軸の回転速度に応じてウエビングベルトの引き出しの抵抗となる抗力を増減させる。
例えば、車両が減速した際に乗員の身体がウエビングベルトを引っ張る力の大きさは、車両の加速度(減速度)に関係し、車両が比較的緩やかに減速した場合に比べて車両が急激に減速した場合には、ウエビングベルトを引っ張る力が大きくなる。ウエビングベルトを引き出した際スプールの回転力は、当然、車両急減速状態の方が大きく、このような回転力がモータの出力軸に入力された場合には、出力軸が高速で回転する。
したがって、例えば、スプールからの回転力の入力で、出力軸が高速回転した場合に制御手段が抗力を大きく設定することで、スプールからのウエビングベルトの引き出しを抑制でき、ウエビングベルトにより乗員の身体を効果的に拘束できると共に、車両が緩やかに減速した場合に比べてウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーを多く吸収できる。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、短絡状態での前記モータの両端子間を流れる電流の電流値を前記制御手段が制御して前記抗力を増減させている。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、スプールの回転力がモータに入力される際に制御手段はモータを含めて構成される回路を制御してモータの両端子間を短絡させ、これにより、モータにて逆起電圧を生じさせてスプールの回転力に抗する抗力を生じさせる。
さらに、このようにモータの両端子間を短絡させた状態で制御手段は、モータの両端子間に流れる電流の電流値を制御する。上記の抗力の大きさは、短絡したモータの両端子間に流れる電流の電流値の大きさに関係するので、上記のように、短絡したモータの両端子間に流れる電流の電流値を制御手段が制御することで上記の抗力を変化させることができ、ひいては、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの吸収量を変えることができる。
請求項4に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項3に記載の本発明において、短絡状態での前記モータの両端子間の電気抵抗値を前記制御手段が制御して短絡状態での前記モータの両端子間を流れる電流の電流値を制御している。
請求項4に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、モータの両端子間が短絡されると制御手段によりモータの両端子間の電気抵抗値が制御される。モータの両端子間の電気抵抗値が制御されることでモータの両端子間を流れる電流の電流値が制御される。これにより、上記の抗力を変化させることができ、ひいては、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの吸収量を変えることができる。
なお、本発明において、制御手段は短絡されたモータの両端子間の電気抵抗値を制御する構成であれば、制御の態様を含めてその具体的な構成に限定されるものではない。したがって、短絡状態でのモータの両端子間に設けられた可変抵抗を含めて制御手段を構成し、可変抵抗の電気抵抗値を適宜に変化させる構成としてもよいし、モータを含めて構成される回路に設けられた1又は複数の抵抗を含めて制御手段を構成し、短絡状態でのモータの両端子間に介在する抵抗を、スイッチ等により適宜に選択する構成としてもよい。
請求項5に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項3に記載の本発明において、短絡状態での前記モータの両端子間の間に介在して、閉塞状態で前記モータの両端子間を短絡状態とし、開放状態で前記モータの両端子間を遮断するスイッチ手段を含めて前記制御手段を構成し、前記モータの両端子間の短絡状態で前記スイッチ手段が前記開放状態及び前記閉塞状態の何れか一方を維持するか、又は、前記開放状態と前記閉塞状態とを交互に切り替えている。
請求項5に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、短絡状態でのモータの両端子の間にはスイッチ手段が設けられており、モータの両端子間が短絡されるとスイッチ手段は開放状態及び閉塞状態を維持し、又は、開放状態と前記閉塞状態とを交互に切り替える。
このようにスイッチ手段が動作することで、モータの両端子間に流れる電流の電流値は、スイッチ手段が閉塞状態で維持された場合に流れる電流の電流値とスイッチ手段でのスイッチング周期のうち閉塞状態の時間的長さが占める割合(すなわち、デューティ比)との積になる。このように、スイッチ手段のスイッチング周期を変えることでモータの両端子間に流れる電流の電流値が増減されるので、適宜にスイッチング周期を変えることで、上記の抗力を適宜に変化させることができ、ひいては、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの吸収量を変えることができる。
請求項6に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の本発明において、複数の前記モータを備ると共に、前記制御手段が前記回路を制御して複数の前記モータのうち両端子を短絡させるモータを選択することで前記抗力を増減させている。
請求項6に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は複数のモータを備えており、これらの複数のモータのうち両端子を短絡させるモータが制御手段により選択される。これにより、上記の抗力が変化し、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの吸収量を変えることができる。
請求項7に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の本発明において、前記スプールに対して同軸的且つ一体的に回転可能に一端が連結されたエネルギー吸収手段と、前記エネルギー吸収手段の他端を保持可能な保持手段と、を備え、前記保持手段による前記エネルギー吸収手段の他端の保持した状態又はその直前で、前記制御手段が前記モータの両端子間を短絡させている。
請求項7に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、保持手段によりエネルギー吸収手段の他端が保持された状態で、エネルギー吸収手段の機械的強度を上回るスプールの回転力がエネルギー吸収手段の一端に付与されると、エネルギー吸収手段の他端側に対して一端側が捩じれるようにエネルギー吸収手段に変形が生じる。このため、上記のスプールの回転力がウエビングベルトの引っ張りに基づくものであれば、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの少なくとも一部がエネルギー吸収手段の変形で吸収される。
ここで、本発明に係るウエビング巻取装置では、保持手段がエネルギー吸収手段の他端を保持した状態又は保持手段がエネルギー吸収手段の他端を保持する直前の状態で制御手段がモータの両端子間を短絡させる。上記のように、この状態でスプールの回転力がモータに付与されることで生じた効力は、エネルギー吸収手段における上記の変形と同様にスプールからのウエビングベルトの引き出しの抵抗になり、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの少なくとも一部が吸収される。
すなわち、本発明に係るウエビング巻取装置では、エネルギー吸収手段の変形によるエネルギーの吸収に、モータの両端子間の短絡状態でモータにスプールの回転力が入力されることで生じた効力によるエネルギーの吸収が重畳されるので、エネルギーの吸収効果を高めることができる。しかも、制御手段が回路を制御して抗力を増減させることができるので、車両の状況や乗員の体格に応じてウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギー吸収の総量を変えることができる。
請求項8に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の本発明において、前記モータに対する通電を前記制御手段が制御すると共に、前記モータの出力軸と前記スプールとの連結状態では通電されることで駆動した前記モータの駆動力が前記スプールに回転力を付与している。
請求項8に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、制御手段がモータを通電状態にするとモータが駆動される。このようにモータが駆動している状態で、モータの出力軸とスプールとが連結されていれば、モータの駆動力でスプールが回転する。この状態でのスプールの回転方向が巻取方向であれば、ウエビングベルトが基端側からスプールに巻き取られる。このため、この状態で乗員の身体にウエビングベルトが装着されていれば、ウエビングベルトの僅かな弛み、所謂「スラック」が解消されて、乗員の身体がウエビングベルトにより更に拘束される。また、モータの駆動力でスプールが巻取方向に回転した状態で乗員の身体にウエビングベルトが装着されていなければ、ウエビングベルトはスプールに巻き取られて格納される。
以上説明したように、本発明に係るウエビング巻取装置は、モータにて生じた逆起電圧により車両の状況や乗員の体格に応じてウエビングベルトの引き出しの抵抗、ひいては、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの吸収量を変えることができる。
<第1の実施の形態の構成>
図2には本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10の全体構成の概略が正面断面図によって示されており、図1には本ウエビング巻取装置10のシステムの概略が示されている。
図2に示されるように、ウエビング巻取装置10はフレーム12を備えている。フレーム12は平板状の背板14を備えており、背板14がボルト等の図示しない締結手段によって、例えば、車両のセンターピラーの下端部近傍にて車体に固定され、これにより、本ウエビング巻取装置10が車体に取り付けられる。背板14の幅方向両端からは、略車両前後方向に互いに対向した一対の脚板16、18が互いに平行に延出されている。これらの脚板16、18間には略円筒形状のスプール20が配置されている。
スプール20は軸方向が脚板16、18の対向方向とされており、自らの軸周りに回転可能とされている。また、スプール20には長尺帯状のウエビングベルト22の長手方向基端部が係止されている。ウエビングベルト22はスプール20がその軸周り一方である巻取方向に回転することでスプール20の外周部に基端側から層状に巻き取られて収納される。さらに、ウエビングベルト22を先端側から引っ張れば、スプール20に巻き取られたウエビングベルト22が引き出され、これに伴い、巻取方向とは反対の引出方向にスプール20が回転する。
一方、図2に示されるように、スプール20にはエネルギー吸収手段としてのトーションシャフト24が設けられている。トーションシャフト24は軸方向がスプール20の軸方向に沿った棒状の部材で、少なくともトーションシャフト24の長手方向中間部がスプール20に対して同軸的にスプール20の内側に配置されている。トーションシャフト24の脚板18の側端部には結合部26が形成されている。この結合部26はトーションシャフト24の軸方向に対して直交する向きに切った断面の外周形状が非円形とされている。
この結合部26に対応してスプール20の脚板18の側にはアダプタ28が設けられている。アダプタ28は内周形状が結合部26の外周形状に略同じ非円形とされており、結合部26がアダプタ28の内側に入り込んでアダプタ28が結合部26に装着されている。また、トーションシャフト24の軸方向に対して直交する向きにアダプタ28を切った場合のアダプタ28の断面の外周形状は非円形とされている。スプール20の脚板18の側には内周形状がこのアダプタ28の外周形状に略同じ嵌挿孔30が形成されており、結合部26が嵌挿されたアダプタ28は嵌挿孔30に嵌挿される。
結合部26の外周部及びアダプタ28の内周部は非円形であるので、トーションシャフト24の中心軸周りにトーションシャフト24及びアダプタ28の何れかの一方が他方に対して相対回転することはできない。さらに、アダプタ28の外周部及び嵌挿孔30の内周部は非円形であるので、スプール20の中心軸周りにスプール20及びアダプタ28の何れかの一方が他方に対して相対回転することはできない。したがって、基本的にはスプール20とトーションシャフト24とが同軸的且つ一体的に回転する。
一方、図2に示されるように、脚板16の脚板18とは反対側にはロック機構40のハウジング42が脚板16に取り付けられている。ハウジング42の内側にはロック機構40を構成するロックベース44が設けられている。ロックベース44はスプール20の脚板16の側に形成された嵌挿孔46に、スプール20に対してスプール20の中心軸線周りに同軸的に相対回転可能に嵌挿されている。また、ロックベース44に対応してトーションシャフト24の脚板16の側には結合部48が形成されている。
この結合部48は結合部26と同様にトーションシャフト24の軸方向に対して直交する向きに切った断面の外周形状が非円形とされている。この結合部48に対応してロックベース44には嵌挿孔50が形成されている。嵌挿孔50は内周形状が結合部48の外周形状に略同じとされており、結合部48は嵌挿孔50に嵌挿される。このため、ロックベース44及びトーションシャフト24の何れかの一方が他方に対してトーションシャフト24の中心軸線周りに相対回転することができない。
したがって、ロックベース44はスプール20に対して相対回転可能に嵌挿孔46に嵌挿されているものの、ロックベース44に対してトーションシャフト24は相対回転できず、また、トーションシャフト24はスプール20に対して相対回転できないため、基本的にはロックベース44及びスプール20の何れかの一方に対して何れかの他方は相対回転ができない。
また、ロックベース44の回転半径方向外側の側方にはロックパウル52が設けられている。嵌挿孔50はスプール20の中心軸線と同じ向きを軸方向とする軸周りに回動自在に脚板16に支持されている。ロックパウル52には係合歯54が形成されており、脚板16での支持位置を中心としてロックパウル52が回動することで、係合歯54がロックベース44の外周部に接近又は離間する。係合歯54に対応してロックベース44の外周部にはラチェット歯56が形成されている。ロックベース44の外周部に接近するようにロックパウル52が回動すると、係合歯54がラチェット歯56に噛み合うことができる。係合歯54がラチェット歯56に噛み合った状態では、引出方向へのロックベース44の回転が規制される。
また、ハウジング42の内側には、車両の急減速状態での加速度(減速度)やロックベース44が急激に引出方向に回転した際に動作する機構を構成する各種部材が収容されており、車両が急減速状態になったりロックベース44が急激に引出方向に回転したりした場合には、この機構が作動して、係合歯54をラチェット歯56に噛み合わせる方向へロックパウル52を回動させる。
一方、スプール20の回転半径方向外側の側方には、出力軸72の軸方向がスプール20の中心軸線の向きと同じモータ70が配置されている。モータ70の出力軸72には平歯で且つ外歯のギヤ74が出力軸72に対して同軸的且つ一体的に取り付けられている。このギヤ74の回転半径方向外側の側方には、ギヤ74よりも歯数が多い外歯で且つ平歯のギヤ76がギヤ74に噛み合った状態で脚板18に回転自在に支持されている。ギヤ76の脚板18の側には、ギヤ76よりも歯数が少ない外歯で且つ平歯のギヤ78がギヤ76に対して同軸的且つ一体的に取り付けられている。
ギヤ78の回転半径方向外側の側方には、ギヤ78よりも歯数が多い外歯で且つ平歯のギヤ80がギヤ78に噛み合った状態で脚板18に回転自在に支持されている。脚板18を介してギヤ80の反対側(すなわち、脚板18の外側)には、ギヤ80よりも歯数が少ない外歯で且つ平歯のギヤ82がギヤ80に対して同軸的且つ一体的に設けられている。このギヤ82に対応してアダプタ28にはクラッチ90が設けられている。
クラッチ90はスプール20に対して同軸的なギヤリング92を備えている。ギヤリング92の外周部には外歯で且つ平歯のギヤ94が形成されており、ギヤ82に噛み合っている。ギヤリング92の内側には、巻取方向へのギヤリング92の回転に連動するクラッチパウルや、アダプタ28に対して同軸的な回転が不能な状態でアダプタ28に取り付けられたクラッチアダプタ等(何れも図示省略)が設けられており、ギヤリング92が巻取方向に回転してクラッチパウルが移動し、クラッチパウルがクラッチアダプタに係合すると巻取方向へのギヤリング92の回転がクラッチアダプタを介してアダプタ28に伝わるようになっている。
また、クラッチアダプタにクラッチパウルが噛み合った状態では、クラッチアダプタに対してギヤリング92が引出方向へ相対回転しない限りクラッチアダプタとクラッチパウルとの噛み合いが解消されない構成になっており、このようにクラッチアダプタとクラッチパウルとの噛み合った状態では、巻取方向、引出方向の何れの向きのアダプタ28の回転もギヤリング92へ伝わりギヤリング92を回転させることができる。
一方、図1には、上記のモータ70を制御するための制御手段としてのECU100の構成の概略が示されている。なお、図1は本実施の形態の要旨の理解を容易にするため、極めて概略的に示されている。
図1に示されるように、ECU100は一対の出入力端子T1、T2を備えている。出入力端子T1にはモータ70の一方の端子が接続されており、出入力端子T2にはモータ70の他方の端子が接続されている。また、ECU100は入力端子T3と出力端子T4とを備えている。入力端子T3にはバッテリー106のプラス端子が接続されており、出力端子T4にはバッテリー106のマイナス端子が接続されている。
また、ECU100は、各々がスイッチ手段としての複数のスイッチ素子Sw1、Sw2、Sw3、Sw4、Sw5を備えている。これらのスイッチ素子Sw1〜Sw5は基本的に同じ構成で、例えば、本実施の形態では、npn型のトランジスタTrと保護ダイオードDpとにより構成されている。スイッチ素子Sw1〜Sw5の各々のプラス側端子にはトランジスタTrのコレクタ端子と保護ダイオードDpのカソードとが接続されており、スイッチ素子Sw1〜Sw5の各々のマイナス側端子にはトランジスタTrのエミッタ端子と保護ダイオードDpのアノードとが接続されている。
このため、各スイッチ素子Sw1〜Sw5は、トランジスタTrのベース端子にHighレベルの電流が流れた場合にのみトランジスタTrのコレクタとエミッタとの間が導通状態になりプラス側の端子からマイナス側の端子へ電流が流れ、マイナス側の端子からプラス側の端子へは保護ダイオードDpを介して電流は流れることができる。なお、以下の説明において、各スイッチ素子Sw1〜Sw5を構成するトランジスタTrのベース端子にHighレベルの電流を流して各スイッチ素子Sw1〜Sw5を構成するトランジスタTrのコレクタとエミッタとの間を導通した状態を、各スイッチ素子Sw1〜Sw5のON状態と称し、各スイッチ素子Sw1〜Sw5を構成するトランジスタTrのコレクタとエミッタとの間が遮断された状態を、各スイッチ素子Sw1〜Sw5のOFF状態と称する。
さらに、各スイッチ素子Sw1〜Sw5を構成するトランジスタTrのベース端子は、これらのスイッチ素子Sw1〜Sw5と共にECU100を構成するドライブ回路102に接続されており、ドライブ回路から出力された信号電流に基づき各スイッチ素子Sw1〜Sw5を構成するトランジスタTrのコレクタ端子とエミッタ端子との間が導通状態又は絶縁状態になる。
これらのスイッチ素子Sw1〜Sw5のうち、スイッチ素子Sw1は電気抵抗値変更手段を構成する切替手段の一態様とされており、そのプラス側端子には電気抵抗値変更手段として電流値変更手段を構成する抵抗器Rの一端に接続されて、マイナス側端子は出力端子T4に接続されている。抵抗器Rの他端は出入力端子T2に接続されている。
一方、スイッチ素子Sw2のプラス側端子は入力端子T3に接続されており、スイッチ素子Sw2のマイナス側端子はスイッチ素子Sw3のプラス側端子に接続されている。スイッチ素子Sw3のマイナス側端子は、スイッチ素子Sw1のマイナス側端子と出力端子T4との間に接続されている。さらに、スイッチ素子Sw2のマイナス側端子とスイッチ素子Sw3のプラス側端子との間は出入力端子T1が接続されている。
一方、スイッチ素子Sw4のプラス側端子はスイッチ素子Sw2のプラス側端子と入力端子T3との間に接続されており、スイッチ素子Sw4のマイナス側端子はスイッチ素子Sw5のプラス側端子に接続されている。スイッチ素子Sw5のマイナス側端子はスイッチ素子Sw1と出力端子T4との間におけるスイッチ素子Sw3のマイナス側端子との接続部分よりも出力端子T4の側でスイッチ素子Sw1と出力端子T4との間に接続されている。さらに、スイッチ素子Sw4のマイナス側端子とスイッチ素子Sw5のプラス側端子との間は、出入力端子T2と抵抗器Rの他方の端子との間に接続されている。
図2に示されるように、以上の構成のECU100には回転速度検出手段としてのホールセンサ122に直接又は間接的に接続されている。図2に示されるように、ホールセンサ122はギヤ80の外周部近傍(すなわち、ギヤ80の回転中心よりも外側)でギヤ80の回転軸方向に沿ってギヤ80と対向するように設けられている。
図3に示されるように、ホールセンサ122に対応してギヤ80にはリング状のマグネット124がギヤ80に対して同軸的且つ一体的に取り付けられている。マグネット124は、その周方向に沿って一定角度毎にN極とS極とが交互に形成されている。このため、ホールセンサ122はギヤ80が一定角度回転するごとに検出する磁界が変化する。このホールセンサ122での検出結果に基づき、ECU100ではギヤ80の回転数(回転速度)、ひいては、モータ70の出力軸72の回転数(回転速度)を演算している。
なお、本実施の形態では、ギヤ80の回転数(回転速度)をホールセンサ122で検出し、この検出結果に基づきモータ70の出力軸72の回転数(回転速度)をECU100で演算する構成であったが、モータ70の出力軸72の回転数(回転速度)を直接又は間接的に検出するための構成はこのような構成に限定されるものではなく、モータ70の回転子の回転数を検出する構造を備えたモータをモータ70に適用してもよい。
また、詳細については後述するが、モータ70の出力軸72の回転数の検知は間接的にスプール20からのウエビングベルト22の引き出し速度に基づきトーションシャフト24の捩じれの速度を検出するためである。したがって、モータ70の出力軸72の回転数ではなく、スプール20の回転速度やウエビングベルト22の速度を直接又は間接的に検出する構成としてもよい。
また、図1に示されるように、ECU100は乗員体格検出手段としてのシート荷重センサ126に直接又は間接的に接続されている。シート荷重センサ126は車両に搭載されたシートのうち、本ウエビング巻取装置10に対応したシートのシートクッションに設けられており、このシートに乗員が着座した際の荷重を検出している。ECU100では、シート荷重センサ126での検出結果に基づき、このシートに着座した乗員の体格を演算している。
さらに、ECU100は前方監視装置128に直接又は間接的に接続されている。前方監視装置128は、所定周波数の電波や、レーダ、赤外線等の障害物検出波を本ウエビング巻取装置10が搭載された車両の前方に放出する検出波出力部と、前方の障害物に反射して戻ってきた検出波が入力される検出波入力部とを含めて構成されている。ECU100では、検出波出力部から検出波が出力されてから検出波入力部に入力されるまでの時間に基づいて本ウエビング巻取装置10が搭載された車両の前方で走行している他の車両や、本ウエビング巻取装置10が搭載された車両前方の障害物(以下、本ウエビング巻取装置10が搭載された車両の前方で走行している他の車両も含めて障害物と称する)までの距離を演算している。
また、ECU100はトリガ手段としてのエアバッグECU130に直接又は間接的に接続されている。エアバッグECU130は、車両急減速状態等においてで本ウエビング巻取装置10に対応した座席の前方で袋体を膨張展開させるエアバッグ装置(図示省略)の制御手段を構成しており、エアバッグECU130から出力された信号がECU100に入力される。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本ウエビング巻取装置10の作用並びに効果について説明する。
本ウエビング巻取装置10では、シートに着座した乗員がウエビングベルト22を装着した状態で、シート荷重センサ126から出力された信号がECU100に入力されると、この信号に基づいてECU100ではシートに着座した乗員の体格を演算し、乗員の体格が小柄か否かを判定する。
次いで、本ウエビング巻取装置10では、本ウエビング巻取装置10を搭載した車両の走行中に前方監視装置128からの信号に基づいてECU100が前方の障害物までの距離を演算している。この演算結果である障害物までの距離が一定値未満になると、ECU100のドライブ回路102は、スイッチ素子Sw2、Sw5をON状態とする。これにより、モータ70には正方向の電流が流れてモータ70が正転駆動する。モータ70の正転駆動力により出力軸72が正転すると、この出力軸72の回転力がギヤ74〜80を介してクラッチ90のギヤリング92に伝わり、ギヤリング92を巻取方向に回転させる。ギヤリング92が巻取方向に回転することで、ギヤリング92内のクラッチパウルがクラッチアダプタに係合する。
これにより、ギヤリング92の巻取方向の回転がクラッチアダプタを介してアダプタ28に伝わり、スプール20を巻取方向に回転させる。このように、スプール20が巻取方向に回転することで、ウエビングベルト22が基端側からスプール20に巻き取られ、乗員の身体に装着されているウエビングベルト22の僅かな弛み、所謂「スラック」が解消される。
この状態で、乗員が車両の制動操作やステアリング操作を行なうことで障害物を回避し、これにより、ECU100での障害物までの距離の演算結果が所定値以上になると、ECU100のドライブ回路102は、スイッチ素子Sw2、Sw5をOFF状態にすると共に、スイッチ素子Sw4、Sw3をON状態とする。これにより、モータ70には逆方向の電流が流れてモータ70が逆転駆動する。モータ70の逆転駆動力による出力軸72の逆転は、ギヤ74〜80を介してクラッチ90のギヤリング92に伝わり、ギヤリング92を引出方向に回転させる。このギヤリング92の引出方向への回転で、クラッチパウルとクラッチアダプタとの係合が解消される。
これに対して、エアバッグ装置が作動する程度に車両が急減速状態になったり、又、このような車両急減速の慣性で乗員の身体が急激にウエビングベルト22を引っ張り、これにより、ロックベース44が急激に引出方向に回転したりするとロック機構40が作動し、係合歯54がラチェット歯56に噛み合うようにロックパウル52を回動させる。係合歯54がラチェット歯56に噛み合うことで、ロックベース44の引出方向への回転、すなわち、スプール20の引出方向への回転が規制される。
このように、スプール20の引出方向への回転が規制されることで、スプール20からのウエビングベルト22の引き出しが規制される。これにより、車両が急減速した際の慣性で車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体をウエビングベルト22で強固に保持することができる。
このような状態で、乗員の身体がウエビングベルト22を引っ張ることで、ウエビングベルト22からスプール20に付与される引出方向の回転力が、トーションシャフト24の機械的強度を上回ると、ロックベース44にロックパウル52が係合することで保持されたトーションシャフト24の他端と、トーションシャフト24の一端との間で捩じり変形が生じる。このトーションシャフト24の捩じり変形分だけスプール20の引出方向への回転が許容されるので、ウエビングベルト22の引き出しが許容され、このようにウエビングベルト22の引出許容分だけ車両前方側への乗員の慣性移動が許容されると共に、トーションシャフト24の変形により、乗員の身体がウエビングベルト22に付与する引っ張り力のエネルギーの一部が吸収される。
また、シートに着座している乗員が小柄である場合に、上記のような車両急減速でエアバッグ装置が作動し、このときのエアバッグECU130からの信号がECU100に入力されると、ECU100のドライブ回路102は全てのスイッチ素子Sw1〜Sw5をOFF状態とする。
この状態では、クラッチパウルとクラッチアダプタとの係合が維持されているので、スプール20の引出方向への回転力はアダプタ28、ギヤリング92、及びギヤ74〜80を介して出力軸72に入力されて出力軸72を回転させるが、モータ70の両端子は遮断状態であるので、出力軸72は単純に空転するだけであり、出力軸72の回転によりモータ70に逆起電圧が生じることはない。このため、この出力軸72の回転、ひいては、スプール20の回転に格別抗する力は生じない。
一方、シート荷重センサ126から出力された信号に基づく演算の結果、乗員が小柄ではないとECU100で判定した状態で、車両急減速でエアバッグ装置が作動した際のエアバッグECU130からの信号がECU100に入力されると、ECU100のドライブ回路102がスイッチ素子Sw1〜Sw4をOFF状態にすると共にスイッチ素子Sw5をON状態にする。
上記のように、この状態では、クラッチパウルとクラッチアダプタとの係合が維持されているので、スプール20の引出方向への回転力がアダプタ28、ギヤリング92、及びギヤ74〜80を介して出力軸72に入力されて出力軸72を回転させると、モータ70に逆起電圧が生じる。この逆起電圧により、モータ70からスイッチ素子Sw5からスイッチ素子Sw3(スイッチ素子Sw3の保護ダイオードDp)を介してモータ70に戻るような電流が流れると、この電流とモータ70を構成する永久磁石の磁界との相互作用で出力軸72の回転に抗する向きの力、すなわち、抗力が生じる。
このため、この状態では、トーションシャフト24の機械的強度を上回ってトーションシャフト24を変形させるだけの力と、このようにして生じた抗力との和に応じた引出方向への回転力がトーションシャフト24の結合部26の側の端部に付与されないと、トーションシャフト24を捩じって変形させることができない。
このような状態で、小柄ではない乗員の身体がウエビングベルト22を引っ張ることで、ウエビングベルト22からスプール20に付与される引出方向の回転力が、トーションシャフト24の機械的強度と上記の抗力との和を上回ると、トーションシャフト24に捩じり変形が生じ、この捩じり変形分だけウエビングベルト22の引き出しが許容され、このようにウエビングベルト22の引出許容分だけ車両前方側への乗員の慣性移動が許容されると共に、乗員が小柄な場合よりも大きな力がトーションシャフト24の変形に要することから、乗員が小柄な場合よりも大きなエネルギーがトーションシャフト24の変形で吸収される。
また、上記のように、トーションシャフト24に捩じり変形が生じ、これにより、出力軸72に入力される回転が大きくなると、モータ70において生じる逆起電圧が大きくなり、これに伴い、上記の抗力が大きくなる。ここで、本ウエビング巻取装置10では、ホールセンサ122からの信号に基づいてECU100にて演算されたギヤ80の回転数が所定の値よりも大きくなると、ECU100のドライブ回路102はスイッチ素子Sw5をOFF状態にすると共に、スイッチ素子Sw1をON状態にする。
この状態では、モータ70において生じた逆起電圧による電流は、抵抗器Rを流れることになるので。抵抗器Rを流れなかったそれまでに比べて、電流値が低下する。これにより、出力軸72に入力された回転力が大きくなっても、上記の抗力の不要な増加を防止又は抑制できる。
さらに、トーションシャフト24の捩じり変形が終了するまで、適宜にスイッチ素子Sw1、Sw5のON状態とOFF状態とを切り替えることで、抗力が線形的に(例えば、トーションシャフト24の捩じり変形の開始時から終了までの時間に比例するように)増加される。これにより、トーションシャフト24の捩じり変形が終了までに要するスプール20の引出方向への回転力の増加を、トーションシャフト24の捩じり変形の開始時から終了までに要する時間に概ね比例させることができる。
なお、本実施の形態では、抵抗器Rを図1においてあたかも1つの抵抗素子のように示したが、これはあくまでも本実施の形態の理解を容易にするために便宜上用いただけであり、複数の抵抗素子の組み合わせや、抵抗素子とコイルとの組み合わせ等で抵抗器Rを構成してもよいし、また、ドライブ回路102からの信号に基づき抵抗値を増減できるような可変抵抗を含めて抵抗器Rを構成してもよい。
また、本実施の形態では、トランジスタTrと保護ダイオードDpとでスイッチ素子Sw1〜Sw5を構成したが、これはあくまでも、本実施の形態の要旨をわかりやすく説明するためのものであって、スイッチ素子Sw1〜Sw5は、ドライブ回路102からの信号(電流や電圧)に基づき導通、遮断を切り替えることができる構成であればよい。したがって、スイッチ素子Sw1〜Sw5に電界効果トランジスタ(MOSFET)を用いてもよいし、リレー等を用いてもよい。
<第2の実施の形態の構成>
次に、本発明のその他の実施の形態について説明する。なお、以下の各実施の形態の説明するにあたり、説明している実施の形態よりも前出の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図4には本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置160を構成する制御手段としてのECU162の構成の概略が示されている。なお、図4は本実施の形態の要旨の理解を容易にするため、極めて概略的に示されている。
この図に示されるように、ウエビング巻取装置160のECU162は前記第1の実施の形態におけるECU100とは異なり、抵抗器Rやスイッチ素子Sw1に対応する構成を備えておらず、また、ドライブ回路102に代わるドライブ回路164を備えている。このような構成のECU162はモータ70の制御の仕方がECU100とは一部異なる。
<第2の実施の形態の作用、効果>
すなわち、前記第1の実施の形態では、乗員が小柄でない場合、スイッチ素子Sw5、のON状態とOFF状態とを適宜に切り替えることで抗力の大きさを調整していた。これに対し、本ウエビング巻取装置160では、シート荷重センサ126から出力された信号に基づく演算の結果、乗員が小柄ではないとECU162が判定した状態で、車両急減速でエアバッグ装置が作動した際のエアバッグECU130からの信号がECU162に入力されると、ECU162のドライブ回路164は、先ず、スイッチ素子Sw2〜Sw4をOFF状態にすると共にスイッチ素子Sw5をON状態にする。
この状態でトーションシャフト24の変形が開始され、出力軸72の回転数が増加すると、この出力軸72の回転数の増加に応じてスイッチ素子Sw5を所定のデューティ比でON状態とOFF状態とを交互に切り替える。これにより、デユーティ比に応じた比率まで抗力を生じさせる電流の電流値が低下するので、これに伴い抗力が低下する。このように、本ウエビング巻取装置160では抗力が調整されるので、前記第1の実施の形態と同様にトーションシャフト24の捩じり変形が終了までに要するスプール20の引出方向への回転力の増加を、トーションシャフト24の捩じり変形の開始時から終了までに要する時間に概ね比例させることができる。
また、本ウエビング巻取装置160では、スイッチ素子Sw5におけるON状態とOFF状態との切り替えのデューティ比を調整することで、抗力を容易に変化させることができるので、乗員の体格を単に小柄か、小柄でないかの別で制御するだけでなく、より一層、乗員の体格に応じた大きさのエネルギーを吸収することも可能になる。
<第3の実施の形態の構成>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図5には本実施の形態に係るウエビング巻取装置190を構成する制御手段としてのECU192の構成の概略が示されている。なお、図5は本実施の形態の要旨の理解を容易にするため、極めて概略的に示されている。
この図に示されるように、ウエビング巻取装置190のECU192はドライブ回路102を備えておらず、代わりにドライブ回路194を備えている。また、ECU192は抵抗器R及びスイッチ素子Sw1を備えていない。また、図5に示されるように、本ウエビング巻取装置160はモータ196を備えている。図6に示されるように、モータ196の出力軸198には外歯で平歯のギヤ200が出力軸198に対して同軸的且つ一体的に設けられている。このギヤ200はギヤ74と同様にギヤ76に噛み合っている。
一方、図5に示されるように、ECU192は各々がスイッチ手段としてのスイッチ素子Sw6及びスイッチ素子Sw7を備えている。スイッチ素子Sw6、Sw7はスイッチ素子Sw2〜Sw5と同様にトランジスタTrと保護ダイオードDpとにより構成されている。
スイッチ素子Sw6のプラス側端子は、スイッチ素子Sw2のプラス側端子と入力端子T3との間におけるスイッチ素子Sw4のプラス側端子との接続部分よりもスイッチ素子Sw2のプラス側端子の側でスイッチ素子Sw2のプラス側端子と入力端子T3との間に接続されている。
一方、スイッチ素子Sw7のマイナス側端子は、スイッチ素子Sw3のマイナス側端子と出力端子T4との間におけるスイッチ素子Sw5のマイナス側端子との接続部分よりもスイッチ素子Sw3のマイナス側端子の側でスイッチ素子Sw3のマイナス側端子と出力端子T4とのとの間に接続されている。
また、スイッチ素子Sw6のマイナス側端子はスイッチ素子Sw7のプラス側端子に接続されており、このスイッチ素子Sw6のマイナス側端子とスイッチ素子Sw7のプラス側端子との間にECU192の出入力端子T5が接続されている。上記のモータ196はモータ70の他端と出入力端子T2との間で一端が接続されており、モータ196の他端が出入力端子T5に接続されている。
さらに、上記のスイッチ素子Sw6、Sw7の各々は、スイッチ素子Sw2〜Sw5と同様にトランジスタTrのベース端子がドライブ回路194に接続されている。
<第3の実施の形態の作用、効果>
本ウエビング巻取装置190では、例えば、乗員が降車するにあたり、ウエビングベルト22の装着を解除すると、ECU192のドライブ回路194は、スイッチ素子Sw3、Sw4、Sw6、Sw7をOFF状態にすると共にスイッチ素子Sw2、Sw5をON状態にする。これにより、モータ196は駆動されずにモータ70だけが正転駆動して、この駆動力でスプール20が巻取方向に回転する。これにより、乗員が降車する際にウエビングベルト22がスプール20に格納される。
一方、車両走行中に前方監視装置128からの信号に基づくECU192での演算結果である前方の障害物までの距離が一定値未満になると、ECU192のドライブ回路194は、スイッチ素子Sw3〜Sw6をOFF状態にすると共にスイッチ素子Sw2、Sw7をON状態にする。これにより、モータ70及びモータ196の双方が正転駆動する。このように、モータ70及びモータ196の双方が正転駆動することで、スプール20が素早く巻取方向に回転するので、ウエビングベルト22のスラックが早く解消される。
また、本ウエビング巻取装置190では、シート荷重センサ126から出力された信号に基づく演算の結果、乗員が小柄ではないとECU192が判定した状態で、車両急減速でエアバッグ装置が作動した際のエアバッグECU130からの信号が192に入力されると、ECU192は、先ず、スイッチ素子Sw2〜Sw6をOFF状態にすると共にスイッチ素子Sw7をON状態にする。
この状態では、モータ70及びモータ196の双方で逆起電圧が発生するので、モータ70だけで逆起電圧が発生する場合に比べて大きな電流が流れる。このため、出力軸72、198の双方の回転に抗する抗力も大きくなる。この状態で、出力軸72、198の回転数が増加すると、ECU192はスイッチ素子Sw7をOFF状態に切り替えると共に、スイッチ素子Sw5をON状態に切り替える。これにより、モータ70でのみ逆起電圧が発生するようになるので、抗力が小さくなる。
このように、本ウエビング巻取装置190では、モータ70、196を適宜に選択して逆起電圧を発生させることにより、抗力の大きさを調整できるので、前記第1の実施の形態と同様にトーションシャフト24の捩じり変形が終了までに要するスプール20の引出方向への回転力の増加を、トーションシャフト24の捩じり変形の開始時から終了までに要する時間に概ね比例させることができる。
<第4の実施の形態の構成>
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図7には本実施の形態に係るウエビング巻取装置230を構成する制御手段としてのECU232の構成の概略が示されている。なお、図5は本実施の形態の要旨の理解を容易にするため、極めて概略的に示されている。
この図に示されるように、ECU232はドライブ回路102を備えておらず、代わりにドライブ回路234を備えている。また、ECU232は各々がスイッチ手段としてのスイッチ素子Sw8、Sw9、Sw10、Sw11を備えている。スイッチ素子Sw8〜Sw11はスイッチ素子Sw2〜Sw5と同様にトランジスタTrと保護ダイオードDpとにより構成されている。
スイッチ素子Sw8のプラス側端子は、入力端子T3とスイッチ素子Sw2のプラス側端子との間におけるスイッチ素子Sw4のプラス側端子の接続部分よりもスイッチ素子Sw2のプラス側端子の側で入力端子T3とスイッチ素子Sw2のプラス側端子との間に接続されている。
スイッチ素子Sw8のマイナス側端子はスイッチ素子Sw9のプラス側端子に接続されている。スイッチ素子Sw9のマイナス側端子は、出力端子T4とスイッチ素子Sw3のマイナス側端子との間におけるスイッチ素子Sw5のマイナス側端子の接続部分よりも出力端子T4の側で出力端子T4とスイッチ素子Sw3のマイナス側端子との間に接続されている。スイッチ素子Sw8のマイナス側端子とスイッチ素子Sw9のプラス側端子との間にECU232の出入力端子T6が接続されており、この出入力端子T6にモータ196の一方の端子が接続されている。
一方、スイッチ素子Sw10のプラス側端子は、上述したスイッチ素子Sw8のプラス側端子とスイッチ素子Sw2のプラス側端子との接続部分の間に接続されている。これに対し、スイッチ素子Sw11のマイナス側端子はスイッチ素子Sw9のマイナス側端子と出力端子T4との間に接続されている。スイッチ素子Sw10のマイナス側端子とスイッチ素子Sw11のプラス側端子とは接続されている。
このスイッチ素子Sw10のマイナス側端子とスイッチ素子Sw11のプラス側端子との間にECU232の出入力端子T7が接続されており、この出入力端子T7にモータ196の他方の端子が接続されている。さらに、上記のスイッチ素子Sw8〜Sw11の各々は、スイッチ素子Sw2〜Sw5と同様にトランジスタTrのベース端子がドライブ回路194に接続されている。
以上の構成のECU232は、スイッチ素子Sw2〜Sw5がモータ70のためのスイッチング回路を構成しており、スイッチ素子Sw8〜Sw11がモータ196のためのスイッチング回路を構成している。すなわち、前記第3の実施の形態ではモータ70とモータ196とを直列に接続して制御していたのに対し、本実施の形態ではモータ70とモータ196とを並列に接続して制御する。
<第4の実施の形態の作用、効果>
本ウエビング巻取装置230では、例えば、乗員が降車するにあたり、ウエビングベルト22の装着を解除すると、ECU232のドライブ回路234は、スイッチ素子Sw3、Sw4、Sw6、Sw7、Sw8、Sw9、Sw10、Sw11をOFF状態にすると共にスイッチ素子Sw2、Sw5をON状態にする。これにより、モータ196は駆動されずにモータ70だけが正転駆動して、この駆動力でスプール20が巻取方向に回転する。これにより、乗員が降車する際にウエビングベルト22がスプール20に格納される。
一方、車両走行中に前方監視装置128からの信号に基づくECU232での演算結果である前方の障害物までの距離が一定値未満になると、ECU232のドライブ回路234は、スイッチ素子Sw3、Sw4、Sw6、Sw7、Sw9、Sw10をOFF状態にすると共に、スイッチ素子Sw2、Sw5、Sw8、Sw11をON状態にする。これにより、モータ70及びモータ196の双方が正転駆動する。このように、モータ70及びモータ196の双方が正転駆動することで、スプール20が素早く巻取方向に回転するので、ウエビングベルト22のスラックが早く解消される。
また、本ウエビング巻取装置230では、シート荷重センサ126から出力された信号に基づく演算の結果、乗員が小柄ではないとECU232で判定した状態で、車両急減速でエアバッグ装置が作動した際のエアバッグECU130からの信号がECU232に入力されると、ECU232は、先ず、スイッチ素子Sw5、Sw11以外をOFF状態にすると共にスイッチ素子Sw5、Sw11をON状態にする。
この状態では、モータ70及びモータ196の双方で逆起電圧が発生するので、モータ70だけで逆起電圧が発生する場合に比べて大きな電流が流れる。このため、出力軸72、198の双方の回転に抗する抗力も大きくなる。この状態で、出力軸72、198の回転数が増加すると、ECU232はスイッチ素子Sw11をOFF状態に切り替える。これにより、モータ70でのみ逆起電圧が発生するようになるので、抗力が小さくなる。
このように、本ウエビング巻取装置230でも、モータ70、196を適宜に選択して逆起電圧を発生させることにより、抗力の大きさを調整できるので、前記第1の実施の形態と同様にトーションシャフト24の捩じり変形が終了までに要するスプール20の引出方向への回転力の増加を、トーションシャフト24の捩じり変形の開始時から終了までに要する時間に概ね比例させることができる。
また、上記のように本実施の形態は基本的に前記第3の実施の形態と同様の作用を奏して前記第3の実施の形態と同様の効果を得ことができるが、前記第3の実施の形態のようにモータ70とモータ196とを直列制御する構成では、モータ70とモータ196とを同時に作動させると、バッテリー106の電源電圧がモータ70とモータ196とに2分されてしまうので、モータ70とモータ196とを充分に駆動させるにはバッテリー106の電圧をモータ70の定格電圧とモータ196の定格電圧の和以上のものにしなくてはならない。
これに対し、本実施の形態では、モータ70とモータ196とを並列制御するので、バッテリー106の電源電圧がモータ70とモータ196とに2分されることはないので、モータ70及びモータ196のうち何れか定格電圧の大きい方にバッテリー106の電圧が合っていればよい。
本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータを制御するための構成を示すブロック図と回路図の概略的な複合図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置の構成を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置の回転速度検出手段の構成を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータを制御するための構成を示すブロック図と回路図の概略的な複合図である。 本発明の第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータを制御するための構成を示すブロック図と回路図の概略的な複合図である。 複数のモータのギヤへの連結の態様を示す正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るウエビング巻取装置のモータを制御するための構成を示すブロック図と回路図の概略的な複合図である。
符号の説明
10 ウエビング巻取装置
20 スプール
22 ウエビングベルト
24 トーションシャフト(エネルギー吸収手段)
70 モータ
72 出力軸
100 ECU(制御手段)
122 ホールセンサ(回転速度検出手段)
130 ECU(制御手段)
160 ウエビング巻取装置
162 ECU(制御手段)
190 ウエビング巻取装置
192 ECU(制御手段)
196 モータ
198 出力軸
230 ウエビング巻取装置
232 ECU(制御手段)
Sw1 スイッチ素子(スイッチ手段)
Sw2 スイッチ素子(スイッチ手段)
Sw3 スイッチ素子(スイッチ手段)
Sw4 スイッチ素子(スイッチ手段)
Sw5 スイッチ素子(スイッチ手段)
Sw6 スイッチ素子(スイッチ手段)
Sw7 スイッチ素子(スイッチ手段)
Sw8 スイッチ素子(スイッチ手段)
Sw9 スイッチ素子(スイッチ手段)
Sw10 スイッチ素子(スイッチ手段)
Sw11 スイッチ素子(スイッチ手段)

Claims (8)

  1. 長尺帯状のウエビングベルトの長手方向基端部が係止され、自らの軸周りの一方である巻取方向に回転することで前記ウエビングベルトを巻き取るスプールと、
    前記スプールに出力軸が連結された状態で前記スプールが回転した際には、前記スプールの回転力が入力される少なくとも1つのモータと、
    前記モータを含めて構成される回路を制御して少なくとも1つの前記モータの両端子間を短絡させ、この状態で前記両端子間が短絡されたモータに前記スプールの回転力が入力されることで生じる逆起電圧により前記スプールの回転に対する抗力を生じさせると共に前記回路を制御して当該抗力を増減させる制御手段と、
    を備えるウエビング巻取装置。
  2. 前記モータの前記出力軸の回転速度を直接又は間接的に検出する回転速度検出手段を備え、
    前記制御手段は前記回転速度検出手段での検出結果に基づき前記抗力を増減させる請求項1に記載のウエビング巻取装置。
  3. 短絡状態での前記モータの両端子間を流れる電流の電流値を前記制御手段が制御して前記抗力を増減させる請求項1又は請求項2に記載のウエビング巻取装置。
  4. 短絡状態での前記モータの両端子間の電気抵抗値を前記制御手段が制御して短絡状態での前記モータの両端子間を流れる電流の電流値を制御する請求項3に記載のウエビング巻取装置。
  5. 短絡状態での前記モータの両端子間の間に介在して、閉塞状態で前記モータの両端子間を短絡状態とし、開放状態で前記モータの両端子間を遮断するスイッチ手段を含めて前記制御手段を構成し、前記モータの両端子間の短絡状態で前記スイッチ手段が前記開放状態及び前記閉塞状態の何れか一方を維持するか、又は、前記開放状態と前記閉塞状態とを交互に切り替える請求項3に記載のウエビング巻取装置。
  6. 複数の前記モータを備えると共に、前記制御手段が前記回路を制御して複数の前記モータのうち両端子を短絡させるモータを選択することで前記抗力を増減させる請求項1から請求項5の何れか1項に記載のウエビング巻取装置。
  7. 前記スプールに対して同軸的且つ一体的に回転可能に一端が連結されたエネルギー吸収手段と、
    前記エネルギー吸収手段の他端を保持可能な保持手段と、
    を備え、前記保持手段による前記エネルギー吸収手段の他端の保持した状態又はその直前で、前記制御手段が前記モータの両端子間を短絡させる請求項1から請求項6の何れか1項に記載のウエビング巻取装置。
  8. 前記モータに対する通電を前記制御手段が制御すると共に、前記モータの出力軸と前記スプールとの連結状態では通電されることで駆動した前記モータの駆動力が前記スプールに回転力を付与する請求項1から請求項7の何れか1項に記載のウエビング巻取装置。
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