JP2011183873A - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の体格や車両の状況等に適した大きさのエネルギーを吸収できるウエビング巻取装置を得る。
【解決手段】ホールセンサ122から出力された検出信号Rsに基づいてスプール20に連結されているギヤ80の回転加速度やギヤ80の回転躍度を演算している。ECU102では、この演算結果に基づき電界効果トランジスタFET1のデューティ比を変化させ、また、元のデューティ比に戻す。これにより、乗員の体格や車両の状況等に適した大きさのエネルギーを吸収できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の座席に着座した乗員の身体を拘束するためのウエビングベルトを巻き取って収納するウエビング巻取装置に関する。
下記特許文献1に開示されたウエビング巻取装置のフォースリミッタ機構では、トーションシャフト(トーションバー)の捩じり変形と共にワイヤをスプールから引き出してしごき変形することで、トーションシャフトの捩じり変形に要する荷重とワイヤの変形に要する荷重を重畳した大きさの荷重を吸収できる。
また、この特許文献1に開示されたウエビング巻取装置は切断歯車を備えており、任意のタイミングで切断歯車にワイヤを切断させることで、ワイヤの変形に要する荷重の重畳を停止させて、吸収する荷重をトーションシャフトの捩じり変形に要する荷重のみとすることができる。
特開2001−301569の公報
ところで、上記特許文献1に開示された構成では、切断歯車がワイヤを切断した後にはワイヤの変形に要する荷重をトーションシャフトの捩じり変形に要する荷重に重畳することができず、トーションシャフトの捩じり変形に要する荷重よりも大きな荷重を吸収することができない。このような構成に対して、吸収する荷重の大きさを車両の状況や乗員の体格等に応じて適宜に変化させることができる構成、すなわち、車両の状況や乗員の体格等に応じて、吸収できる荷重を減少させた後にも元に戻したり更に増加したりできる構成が望まれており、この意味で改良の余地があった。
本発明は、上記事実を考慮して、乗員の体格や車両の状況等に適した大きさのエネルギーを吸収できるウエビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、長尺帯状のウエビングベルトの長手方向基端部が係止され、巻取方向に回転することで前記ウエビングベルトを巻き取るスプールと、前記スプールが前記巻取方向とは反対の引出方向に回転した状態で作動することにより前記スプールの前記引出方向に回転に抗する抗力を生じさせ、この抗力で前記スプールの前記引出方向への回転力の一部を吸収する荷重吸収手段と、前記スプールが引出方向へ回転した際の回転速度、回転加速度、回転躍度のうち、少なくとも何れか1つを検出する検出手段と、前記検出手段での検出結果に基づいて前記抗力の大きさを変化させる制御手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、ウエビングベルトがスプールから引き出されることでスプールが引出方向に回転した際に荷重吸収手段が作動すると、引出方向へのスプールの回転力に抗する抗力が荷重吸収手段にて生じる。このようにして生じた抗力がスプールからのウエビングベルトの引き出しの抵抗になり、ウエビングベルトの引っ張りに供されるエネルギーの少なくとも一部が吸収される。
一方、例えば、車両が急減速した際の慣性で車両前方へ移動しようとする乗員の身体によりウエビングベルトが引き出され、これにより、スプールが引出方向に回転すると、このスプールの回転速度、回転加速度、回転躍度(回転加加速度)のうち、少なくとも何れか1つが検出手段によって検出される。荷重吸収手段を制御する制御手段では、検出手段での検出結果に基づき荷重吸収手段を制御して、荷重吸収手段にて生じる抗力の大きさを変化させる。
車両が急減速した際の慣性で車両前方へ移動しようとする乗員の身体がウエビングベルトを引っ張ることで生じるスプールの引出方向への回転は、その回転速度、回転加速度、回転躍度(回転加加速度)等が乗員の体格や車両の状況によって異なる。このため、引出方向へのスプールの回転速度、回転加速度、回転躍度(回転加加速度)の少なくとも何れか1つに基づき上記の抗力の大きさを変化させることで乗員の体格や車両の状況等に適した大きさのエネルギーを吸収できる。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、前記検出手段による前記検出結果に基づき前記引出方向への前記スプールの回転加速度が第1の所定値を超えたか否かを判定する判定手段を備え、前記スプールの回転加速度が前記第1の所定値を越えたと前記判定手段が判定した場合に、前記抗力を小さくするように前記制御手段が前記荷重吸収手段を制御する。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、スプールの回転加速度が検出手段によって検出され、この検出結果に基づく引出方向へのスプールの回転加速度が第1の所定値を超えたと判定手段がすると、荷重吸収手段にて発生させる抗力の大きさを、例えば、それまで荷重吸収手段にて発生していた抗力の大きさより小さくするように制御手段が荷重吸収手段を制御する。
これにより、車両急減速状態で車両前方へ慣性移動しようとする乗員の身体を保持するウエビングベルトが、乗員の身体に付与する荷重を低減できる。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、前記検出手段による前記検出結果に基づき前記引出方向への前記スプールの回転加速度が第2の所定値を下回ったか否かを判定する判定手段を備え、前記スプールの回転加速度が前記第2の所定値を下回ったと前記判定手段が判定した場合に、前記抗力を小さくするように前記制御手段が前記荷重吸収手段を制御する。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、スプールの回転加速度が検出手段によって検出され、この検出結果に基づく引出方向へのスプールの回転加速度が第2の所定値、例えば、引出方向へのスプールの回転加速度の増加が殆どないと判断できる程度の値を下回ったと判定手段がすると、荷重吸収手段にて発生させる抗力の大きさを、例えば、それまで荷重吸収手段にて発生していた抗力の大きさより小さくするように制御手段が荷重吸収手段を制御する。
引出方向へのスプールの回転加速度の増加が殆どない状態では、ウエビングベルトによる乗員の身体の拘束が概ね充分になったことを意味する。したがって、このような状態で上記のように荷重吸収手段にて発生させる抗力を小さくすることで、ウエビングベルトによる乗員の身体の拘束を緩めて、圧迫感を緩和できる。
請求項4に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の本発明において、前記検出手段による前記検出結果に基づき前記引出方向への前記スプールの回転躍度が0又は負の値であるか否かを判定する判定手段を備え、前記スプールの回転躍度が0又は負の値であると前記判定手段が判定した場合に、前記抗力を予め設定された大きさに戻すように前記制御手段が前記荷重吸収手段を制御する。
請求項4に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、スプールの回転躍度(回転加加速度)が検出手段によって検出され、この検出結果に基づく引出方向へのスプールの回転躍度が0又は負の値であると判定手段がすると、モータにて発生させる抗力の大きさを、予め設定された大きさ戻すように制御手段が荷重吸収手段を制御する。
引出方向へのスプールの回転躍度(回転加加速度)が0又は負ということは、引出方向へのスプールの回転加速度が変化していないか、又は、遅くなっていることを意味する。この状態では、乗員の身体が慣性の影響を受けていないか、慣性の影響が少ないことを意味するので、抗力の大きさを特に加減することなく、乗員の体格に応じた大きさにすることで、吸収する荷重(エネルギー)を好ましい大きさにできる。
以上説明したように、本発明に係るウエビング巻取装置では、乗員の体格や車両の状況等に適した大きさのエネルギーを吸収できる
本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置の制御手段の構成を概略的に示すブロック図と回路図の複合図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置の全体構成を概略的に示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置の検出手段の構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置におけるモータの制御の概略を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置の全体構成を概略的に示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の構成を示す側面図で、(A)はブレーキロータにブレーキシューが圧接する前の状態を示し、(B)はブレーキロータにブレーキシューが圧接した状態を示す。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置におけるモータの制御の概略を示すフローチャートである。
<第1の実施の形態の構成>
図2には本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10の全体構成の概略が正面断面図によって示されており、図1には本ウエビング巻取装置10のシステムの概略が示されている。
図2に示されるように、ウエビング巻取装置10はフレーム12を備えている。フレーム12は平板状の背板14を備えており、背板14がボルト等の図示しない締結手段によって、例えば、車両のセンターピラーの下端部近傍にて車体に固定され、これにより、本ウエビング巻取装置10が車体に取り付けられる。背板14の幅方向両端からは、略車両前後方向に互いに対向した一対の脚板16、18が互いに平行に延出されている。これらの脚板16、18間には略円筒形状のスプール20が配置されている。
スプール20は軸方向が脚板16、18の対向方向とされており、自らの軸周りに回転可能とされている。また、スプール20には長尺帯状のウエビングベルト22の長手方向基端部が係止されている。ウエビングベルト22はスプール20がその軸周り一方である巻取方向に回転することでスプール20の外周部に基端側から層状に巻き取られて収納される。さらに、ウエビングベルト22を先端側から引っ張れば、スプール20に巻き取られたウエビングベルト22が引き出され、これに伴い、巻取方向とは反対の引出方向にスプール20が回転する。
一方、図2に示されるように、スプール20には第1荷重吸収手段(特許請求の範囲で言う荷重吸収手段とは異なる)としてのトーションシャフト24が設けられている。トーションシャフト24は軸方向がスプール20の軸方向に沿った棒状の部材で、少なくともトーションシャフト24の長手方向中間部がスプール20に対して同軸的にスプール20の内側に配置されている。トーションシャフト24の脚板18の側端部には結合部26が形成されている。この結合部26はトーションシャフト24の軸方向に対して直交する向きに切った断面の外周形状が非円形とされている。
この結合部26に対応してスプール20の脚板18の側にはアダプタ28が設けられている。アダプタ28は内周形状が結合部26の外周形状に略同じ非円形とされており、結合部26がアダプタ28の内側に入り込んでアダプタ28が結合部26に装着されている。また、トーションシャフト24の軸方向に対して直交する向きにアダプタ28を切った場合のアダプタ28の断面の外周形状は非円形とされている。スプール20の脚板18の側には内周形状がこのアダプタ28の外周形状に略同じ嵌挿孔30が形成されており、結合部26が嵌挿されたアダプタ28は嵌挿孔30に嵌挿される。
結合部26の外周部及びアダプタ28の内周部は非円形であるので、トーションシャフト24の中心軸周りにトーションシャフト24及びアダプタ28の何れかの一方が他方に対して相対回転することはできない。さらに、アダプタ28の外周部及び嵌挿孔30の内周部は非円形であるので、スプール20の中心軸周りにスプール20及びアダプタ28の何れかの一方が他方に対して相対回転することはできない。したがって、基本的にはスプール20とトーションシャフト24とが同軸的且つ一体的に回転する。
一方、図2に示されるように、脚板16の脚板18とは反対側にはロック機構40のハウジング42が脚板16に取り付けられている。ハウジング42の内側にはロック機構40を構成するロックベース44が設けられている。ロックベース44はスプール20の脚板16の側に形成された嵌挿孔46に、スプール20に対してスプール20の中心軸線周りに同軸的に相対回転可能に嵌挿されている。また、ロックベース44に対応してトーションシャフト24の脚板16の側には結合部48が形成されている。
この結合部48は結合部26と同様にトーションシャフト24の軸方向に対して直交する向きに切った断面の外周形状が非円形とされている。この結合部48に対応してロックベース44には嵌挿孔50が形成されている。嵌挿孔50は内周形状が結合部48の外周形状に略同じとされており、結合部48は嵌挿孔50に嵌挿される。このため、ロックベース44及びトーションシャフト24の何れかの一方が他方に対してトーションシャフト24の中心軸線周りに相対回転することができない。
したがって、ロックベース44はスプール20に対して相対回転可能に嵌挿孔46に嵌挿されているものの、ロックベース44に対してトーションシャフト24は相対回転できず、また、トーションシャフト24はスプール20に対して相対回転できないため、基本的にはロックベース44及びスプール20の何れかの一方に対して何れかの他方は相対回転ができない。
また、ロックベース44の回転半径方向外側の側方にはロックパウル52が設けられている。嵌挿孔50はスプール20の中心軸線と同じ向きを軸方向とする軸周りに回動自在に脚板16に支持されている。ロックパウル52には係合歯54が形成されており、脚板16での支持位置を中心としてロックパウル52が回動することで、係合歯54がロックベース44の外周部に接近又は離間する。係合歯54に対応してロックベース44の外周部にはラチェット歯56が形成されている。ロックベース44の外周部に接近するようにロックパウル52が回動すると、係合歯54がラチェット歯56に噛み合うことができる。係合歯54がラチェット歯56に噛み合った状態では、引出方向へのロックベース44の回転が規制される。
また、ハウジング42の内側には、車両の急減速状態での加速度(減速度)やロックベース44が急激に引出方向に回転した際に動作する機構を構成する各種部材が収容されており、車両が急減速状態になったりロックベース44が急激に引出方向に回転したりした場合には、この機構が作動して、係合歯54をラチェット歯56に噛み合わせる方向へロックパウル52を回動させる。
一方、スプール20の回転半径方向外側の側方には、出力軸72の軸方向がスプール20の中心軸線の向きと同じ第2荷重吸収手段として特許請求の範囲で言うところの荷重吸収手段を構成するモータ70が配置されている。モータ70の出力軸72には平歯で且つ外歯のギヤ74が出力軸72に対して同軸的且つ一体的に取り付けられている。このギヤ74の回転半径方向外側の側方には、ギヤ74よりも歯数が多い外歯で且つ平歯のギヤ76がギヤ74に噛み合った状態で脚板18に回転自在に支持されている。ギヤ76の脚板18の側には、ギヤ76よりも歯数が少ない外歯で且つ平歯のギヤ78がギヤ76に対して同軸的且つ一体的に取り付けられている。
ギヤ78の回転半径方向外側の側方には、ギヤ78よりも歯数が多い外歯で且つ平歯のギヤ80がギヤ78に噛み合った状態で脚板18に回転自在に支持されている。脚板18を介してギヤ80の反対側(すなわち、脚板18の外側)には、ギヤ80よりも歯数が少ない外歯で且つ平歯のギヤ82がギヤ80に対して同軸的且つ一体的に設けられている。このギヤ82に対応してアダプタ28にはクラッチ90が設けられている。
クラッチ90はスプール20に対して同軸的なギヤリング92を備えている。ギヤリング92の外周部には外歯で且つ平歯のギヤ94が形成されており、ギヤ82に噛み合っている。ギヤリング92の内側には、巻取方向へのギヤリング92の回転に連動するクラッチパウルや、アダプタ28に対して同軸的な回転が不能な状態でアダプタ28に取り付けられたクラッチアダプタ等(何れも図示省略)が設けられており、ギヤリング92が巻取方向に回転してクラッチパウルが移動し、クラッチパウルがクラッチアダプタに係合すると巻取方向へのギヤリング92の回転がクラッチアダプタを介してアダプタ28に伝わるようになっている。
また、クラッチアダプタにクラッチパウルが噛み合った状態では、クラッチアダプタに対してギヤリング92が引出方向へ相対回転しない限りクラッチアダプタとクラッチパウルとの噛み合いが解消されない構成になっており、このようにクラッチアダプタとクラッチパウルとの噛み合った状態では、巻取方向、引出方向の何れの向きのアダプタ28の回転もギヤリング92へ伝わりギヤリング92を回転させることができる。
一方、図1には、上記のモータ70を制御するための制御手段としての制御装置100の構成の概略が示されている。なお、図1は本実施の形態の要旨の理解を容易にするため、極めて概略的に示されている。
図1に示されるように、制御装置100は一対の出入力端子T1、T2を備えている。出入力端子T1にはモータ70の一方の端子が接続されており、出入力端子T2にはモータ70の他方の端子が接続されている。また、制御装置100は入力端子T3と出力端子T4とを備えている。入力端子T3にはバッテリー106のプラス端子が接続されており、出力端子T4にはバッテリー106のマイナス端子が接続されている。
また、制御装置100は、各々がスイッチ手段としての複数の電界効果トランジスタFET1、FET2、FET3、FET4を備えている。本実施の形態において電界効果トランジスタFET1、FET2、FET3、FET4は所謂NチャネルのMOS型電界効果トランジスタ(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transister)が用いられている。但し、本発明におけるスイッチ手段がこのようなNチャネルのMOS型電界効果トランジスタに限定されるものではない。
すなわち、スイッチ手段にMOS型電界効果トランジスタを用いるにしても、PチャネルのMOS型電界効果トランジスタを用いてもよいし、NチャネルのMOS型電界効果トランジスタとPチャネルのMOS型電界効果トランジスタとを組み合わせて用いてもよい。また、スイッチ手段に他のタイプの電界効果トランジスタ、例えば、ジャンクション型電界効果トランジスタを用いてもよいし、電界効果トランジスタ以外のトランジスタ、例えば、バイポーラトランジスタを用いてもよい。
スイッチ手段を構成する各電界効果トランジスタFET1〜FET4は、ゲート端子にHighレベルの信号電圧が印加された場合にのみドレイン端子とソース端子との間が導通状態になりドレイン端子側からソース端子側へ電流が流れる。なお、以下の説明において、各電界効果トランジスタFET1〜FET4のゲート端子にHighレベルの信号電圧を印加して各電界効果トランジスタFET1〜FET4のドレイン端子とソース端子との間を導通した状態を、各電界効果トランジスタFET1〜FET4のON状態と称し、各電界効果トランジスタFET1〜FET4のドレイン端子とソース端子との間の間が遮断された状態を、各電界効果トランジスタFET1〜FET4のOFF状態と称する。
これらの電界効果トランジスタFET1〜FET4のうち、電界効果トランジスタFET1のドレイン端子は入力端子T3に接続されており、電界効果トランジスタFET1のソース端子は電界効果トランジスタFET2のドレイン端子に接続されている。電界効果トランジスタFET2のソース端子は出力端子T4との間に接続されている。
これに対し、電界効果トランジスタFET3のドレイン端子は電界効果トランジスタFET1のドレイン端子と入力端子T3との間に接続されており、電界効果トランジスタFET3のソース端子は電界効果トランジスタFET4のドレイン端子に接続されている。電界効果トランジスタFET4のソース端子は電界効果トランジスタFET2のソース端子と出力端子T4との間に接続されている。
上記のモータ70の一方の端子は電界効果トランジスタFET1のソース端子と電界効果トランジスタFET2のドレイン端子との間に接続されており、モータ70の一方の端子は電界効果トランジスタFET3のソース端子と電界効果トランジスタFET4のドレイン端子との間に接続されている。したがって、電界効果トランジスタFET1、FET4がON状態で電界効果トランジスタFET2、FET3がOFF状態であれば、モータ70の一方の端子から他方の端子へ向けて正転駆動電流が流れ、電界効果トランジスタFET2、FET3がON状態で電界効果トランジスタFET1、FET4がOFF状態であれば、モータ70の他方の端子から一方の端子へ向けて逆転駆動電流が流れる。
さらに、上記の電界効果トランジスタFET1〜FET4のゲート端子は、これらの電界効果トランジスタFET1〜FET4と共に制御装置100を構成するドライブ回路104に接続されており、ドライブ回路104から出力された信号電圧に基づき各電界効果トランジスタFET1〜FET4のドレイン端子とソース端子との間が導通状態又は絶縁状態になる。このドライブ回路104は判定手段としてのECU102に電気的に接続されており、ECU102から出力された駆動制御信号Dsがドライブ回路104に入力される。ドライブ回路104は入力された駆動制御信号Dsに基づいて各電界効果トランジスタFET1〜FET4のゲート端子に印加する信号電圧を切り替える。
一方、図1及び図2に示されるように、上記のECU102には回転検出手段として検出手段を構成するホールセンサ122が直接又は間接的に接続されている。図1に示されるように、ホールセンサ122はギヤ80の外周部近傍(すなわち、ギヤ80の回転中心よりも外側)でギヤ80の回転軸方向に沿ってギヤ80と対向するように設けられている。
図3に示されるように、ホールセンサ122に対応してギヤ80にはリング状のマグネット124がギヤ80に対して同軸的且つ一体的に取り付けられている。マグネット124は、その周方向に沿って一定角度毎にN極とS極とが交互に形成されている。このため、ホールセンサ122はギヤ80が一定角度回転するごとに検出する磁界が変化し、この検出した磁界の変化に対応する検出信号Rsがホールセンサ122から出力される。ホールセンサ122から出力された検出信号RsはECU102に入力される。
さらに、ECU102には前方監視装置128が直接又は間接的に接続されている。前方監視装置128は、所定周波数の電波や、レーダ、赤外線等の障害物検出波を本ウエビング巻取装置10が搭載された車両の前方に放出する検出波出力部と、前方の障害物に反射して戻ってきた検出波が入力される検出波入力部とを含めて構成されている。ECU102には前方監視装置128から出力される前方監視信号Osが入力される。
前方監視信号Osが入力されたECU102は、検出波出力部から検出波が出力されてから検出波入力部に入力されるまでの時間に基づいて本ウエビング巻取装置10が搭載された車両の前方で走行している他の車両や、本ウエビング巻取装置10が搭載された車両前方の障害物(以下、本ウエビング巻取装置10が搭載された車両の前方で走行している他の車両も含めて障害物と称する)までの距離を演算する。
また、ECU102にはトリガ手段としてのエアバッグECU130が直接又は間接的に接続されている。エアバッグECU130は、車両急減速状態等においてで本ウエビング巻取装置10に対応した座席の前方で袋体を膨張展開させるエアバッグ装置(図示省略)の制御手段を構成しており、エアバッグECU130から出力された起動信号SsはECU102に入力される。
また、ECU102には乗員体格検出手段としての荷重センサ140が直接又は間接的に接続されている。荷重センサ140は、例えば、本ウエビング巻取装置10が対応するシートのシートクッション(図示省略)に設けられており、シートに着座した乗員の体重に応じたレベルの体格検出信号Wsを出力する。この体格検出信号WsはECU102に入力され、ECU102に体格検出信号Wsが入力されると、ECU102は体格検出信号Wsのレベルに応じた初期デューティデータDstdをROMやRAM等のデータ記憶手段から読み込む。
また、ECU102には車両状態検出手段としての加速度センサ150に直接又は間接的に接続されている。加速度センサ150は上述したエアバッグ装置に設けられており、車両が減速した際の加速度(減速度)の大きさに基づいたレベルの加速度検出信号Gsが出力される。エアバッグ装置では、この加速度検出信号Gsが所定のレベルを超えると作動するが、EVU102では車両の減速状態を検知する手段として用いられている。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本ウエビング巻取装置10の作用並びに効果について説明する。
本ウエビング巻取装置10では、本ウエビング巻取装置10を搭載した車両の走行中に前方監視装置128からの信号に基づいて制御装置100のECU102が前方の障害物までの距離を演算している。この演算結果である障害物までの距離が一定値未満になると、制御装置100のECU102は駆動制御信号Dsが切り替わり、この切り替わった駆動制御信号Dsに基づいてドライブ回路104は電界効果トランジスタFET2、FET3をOFF状態として電界効果トランジスタFET1、FET4をON状態とする。
これにより、モータ70には正方向の電流が流れてモータ70が正転駆動する。モータ70の正転駆動力により出力軸72が正転すると、この出力軸72の回転力がギヤ74〜80を介してクラッチ90のギヤリング92に伝わり、ギヤリング92を巻取方向に回転させる。ギヤリング92が巻取方向に回転することで、ギヤリング92内のクラッチパウルがクラッチアダプタに係合する。
これにより、ギヤリング92の巻取方向の回転がクラッチアダプタを介してアダプタ28に伝わり、スプール20を巻取方向に回転させる。このように、スプール20が巻取方向に回転することで、ウエビングベルト22が基端側からスプール20に巻き取られ、乗員の身体に装着されているウエビングベルト22の僅かな弛み、所謂「スラック」が解消される。
この状態で、乗員が車両の制動操作やステアリング操作を行なうことで障害物を回避し、これにより、制御装置100での障害物までの距離の演算結果が所定値以上になると、制御装置100のECU102は出力する駆動制御信号Dsを切り替える。この切り替わった駆動制御信号Dsに基づいてドライブ回路104は、電界効果トランジスタFET1、FET4をOFF状態として、電界効果トランジスタFET2、FET3をON状態とする。これにより、モータ70には逆方向の電流が流れてモータ70が逆転駆動する。モータ70の逆転駆動力による出力軸72の逆転は、ギヤ74〜80を介してクラッチ90のギヤリング92に伝わり、ギヤリング92を引出方向に回転させる。このギヤリング92の引出方向への回転で、クラッチパウルとクラッチアダプタとの係合が解消される。
これに対して、エアバッグ装置が作動する程度に車両が急減速状態になったり、又、このような車両急減速の慣性で乗員の身体が急激にウエビングベルト22を引っ張り、これにより、ロックベース44が急激に引出方向に回転したりするとロック機構40が作動し、係合歯54がラチェット歯56に噛み合うようにロックパウル52を回動させる。係合歯54がラチェット歯56に噛み合うことで、ロックベース44の引出方向への回転、すなわち、スプール20の引出方向への回転が規制される。
このように、スプール20の引出方向への回転が規制されることで、スプール20からのウエビングベルト22の引き出しが規制される。これにより、車両が急減速した際の慣性で車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体をウエビングベルト22で強固に保持することができる。
このような状態で、乗員の身体がウエビングベルト22を引っ張ることで、ウエビングベルト22からスプール20に付与される引出方向の回転力が、トーションシャフト24の機械的強度を上回ると、ロックベース44にロックパウル52が係合することで保持されたトーションシャフト24の他端と、トーションシャフト24の一端との間で捩じり変形が生じる。このトーションシャフト24の捩じり変形分だけスプール20の引出方向への回転が許容されるので、ウエビングベルト22の引き出しが許容され、このようにウエビングベルト22の引出許容分だけ車両前方側への乗員の慣性移動が許容されると共に、トーションシャフト24の変形により、乗員の身体がウエビングベルト22に付与する引っ張り力のエネルギーの一部が吸収される。
一方、本ウエビング巻取装置10では、上記のように乗員の身体がウエビングベルト22を引っ張った際の荷重の一部を、トーションシャフト24の変形のみならずモータ70にて発生する抗力にて吸収できる。以下、図4のフローチャートを用いて、荷重を吸収するためのモータ70の制御に関して説明する。
ステップ200にて荷重吸収のためのモータ70の制御が開始されると、ステップ202では初期設定がなされ、初期デューティデータDstdがリセットされる。次いで、ステップ204ではECU102は荷重センサ140からの体格検出信号Wsを読み込み、更にステップ206ではエアバッグECU130から出力された起動信号Ssを読み込む。ステップ208にて起動信号SsがHighレベルか否か、すなわち、エアバッグ装置が作動したか否かが判定される。ステップ208にて起動信号SsがHighレベルでないと判定されると、ステップ208に戻り、起動信号SsがLowレベルからHighレベルに切り替わるまで繰り返される。
一方、ステップ208にて起動信号SsがHighレベルである判定されると、ステップ210にてエアバッグ装置の加速度センサ150から出力された加速度信号Gsが読み込まれる。次いで、ステップ212では加速度センサ150から出力された加速度信号Gsの値と、荷重センサ140からの体格検出信号Wsの値とに基づいた初期荷重設定値FconがROMやRAM等のデータ記憶手段から読み込まれ、更に、ステップ214では、この初期荷重設定値Fconに基づいた初期デューティデータDstdが設定される。次にステップ216では、初期デューティデータDstdが駆動制御信号Dsに代入され、ステップ218にて駆動制御信号Dsが出力される。ステップ218にてECU102から上記の初期デューティデータDstdに基づく駆動制御信号Dsが出力される。ECU102から出力された駆動制御信号Dsはドライブ回路104に入力される。
駆動制御信号Dsが入力されたドライブ回路104は、電界効果トランジスタFET2、FET4をOFF状態で維持すると共に、電界効果トランジスタFET3をON状態で維持する。さらに、ドライブ回路104は、電界効果トランジスタFET1を駆動制御信号Dsに基づくデューティ比でON状態とOFF状態とを交互に繰り返す。このように電界効果トランジスタFET1〜FET4が制御された状態で更に電界効果トランジスタFET3がON状態となった場合には、モータ70が短絡された状態になる。
上記のように起動信号SsがエアバッグECU130から出力される状態、すなわち、エアバッグ装置が作動する状態では、ギヤリング92内におけるクラッチパウルとクラッチアダプタとの係合が維持されている。このため、この状態で上記のようにスプール20が引出方向に回転すると、スプール20の引出方向への回転がモータ70の出力軸72に伝わり、出力軸72を回転させる。
上記のように、この状態では電界効果トランジスタFET1がON状態になることでモータ70が短絡されるので、出力軸72が回転させられることでモータ70に逆起電圧が生じる。この逆起電圧により、モータ70から電界効果トランジスタFET1、電界効果トランジスタFET3を流れてモータ70に戻るような電流が流れると、この電流とモータ70を構成する永久磁石の磁界との相互作用で出力軸72の回転に抗する向きの力、すなわち、抗力(荷重)が生じる。
このため、この状態では、トーションシャフト24の機械的強度を上回ってトーションシャフト24を変形させるだけの力と、このようにして生じた抗力との和に応じた引出方向への回転力がトーションシャフト24の結合部26の側の端部に付与されないと、トーションシャフト24を捩じって変形させることができない。
さらに、上記のデューティ比は駆動制御信号Dsに基づいており、この駆動制御信号Dsは初期デューティデータDstdに基づいている。さらに、この初期デューティデータDstdは荷重センサ140から出力された体格検出信号Wsのレベルに応じているので、電界効果トランジスタFET1におけるデューティ比は乗員の体格に対応している。このため、モータ70にて生ずる抗力の大きさは、この抗力にて吸収する荷重(エネルギー)の大きさと、トーションシャフト24の変形で吸収する荷重(エネルギー)の大きさとの和が乗員の体格に対応した大きさとすることができる。
次に、ステップ220ではホールセンサ122から出力された検出信号Rsが読み込まれ、ステップ222では読み込んだ検出信号Rsに基づきギヤ80の回転速度Vd、回転加速度Ad、回転躍度(回転加加速度)Jdがそれぞれ演算される。次いで、ステップ224では、ギヤ80の回転加速度の演算結果Adが予め設定された回転加速度Astd1(特許請求の範囲における第1の所定値)、例えば、所定の加速度(一例として400m/sec2)でウエビングベルト22が引き出される際のギヤ80の回転速度Astd1よりも大きいか否かが判定される。
ステップ224で演算結果Adが予め設定された回転加速度Astd1以下であると判定された場合にはステップ226に進む。ステップ226では、ギヤ80の回転加速度の演算結果Adが予め設定された回転加速度Astd2(特許請求の範囲における第2の所定値)、例えば、所定の加速度(一例として10m/sec2)でウエビングベルト22が引き出される際のギヤ80の回転速度Astd2よりも大きいか否かが判定される。ステップ226にてギヤ80の回転加速度の演算結果Adが予め設定された回転加速度Astd2よりも大きいと判定された場合には、ステップ228に進む。ステップ228ではステップ220で演算したギヤ80の回転速度の演算結果Vdと、駆動制御信号Dsのデューティ比に基づき実際にウエビングベルト22に付与されている引出方向の荷重、すなわち、実荷重Fwが演算される。
ステップ230では、この実荷重Fwが初期荷重設定値Fconよりも大きいか否かが判定され、実荷重Fwが初期荷重設定値Fconよりも大きいと判定された場合には、ステップ232で駆動制御信号Dsにおけるデューティ比を減少させる。このようにして駆動制御信号Dsのデューティ比を減少するように処理されると、ステップ218に戻り、このように処理された駆動制御信号Dsはステップ218にて出力される。このように、出力される駆動制御信号Dsにおけるデューティ比が減少することで、それまでよりも電界効果トランジスタFET1のON状態の比率が小さくなるように電界効果トランジスタFET1が制御され、モータ70にて生ずる抗力が減少する。これにより、乗員の身体に付与される荷重を減少させることができる。
一方、ステップ230にて実荷重Fwが初期荷重設定値Fcon以下であると判定された場合には、ステップ234にて初期荷重設定値Fconが実荷重Fwよりも大きいか否かが判定される。ステップ234にて初期荷重設定値Fconが実荷重Fw以下であると判定された場合、すなわち、実荷重Fwと初期荷重設定値Fconとが等しい場合には、ステップ218に戻るが、初期荷重設定値Fconが実荷重Fwよりも大きいとステップ234にて判定された場合には、ステップ236で駆動制御信号Dsにおけるデューティ比を増加させる。
このようにして駆動制御信号Dsのデューティ比を増加するように処理されると、ステップ218に戻り、このように処理された駆動制御信号Dsはステップ218にて出力される。このように、出力される駆動制御信号Dsにおけるデューティ比が増加することで、それまでよりも電界効果トランジスタFET1のON状態の比率が大きくなるように電界効果トランジスタFET1が制御され、モータ70にて生ずる抗力が増加する。これにより、乗員の身体に付与される荷重を増加させることができる。
一方、上記のステップ224にてギヤ80の回転加速度の演算結果Adが予め設定された回転加速度Astd1よりも大きいと判定された場合にはステップ238に進む。ステップ238ではステップ222における回転躍度の演算結果Jdが0よりも大きいか否かが判定される。ギヤ80の回転躍度Jdが0よりも大きいということは、ギヤ80の回転加速度Adの変化が正の値であるということである。
回転躍度Jdが0よりも大きい場合、すなわち、ギヤ80の回転加速度Adの変化が正の場合にはステップ226に進むが、回転躍度Jdが0以下の場合、すなわち、ギヤ80の回転加速度Adが変化していないか、又は、ギヤ80の回転加速度Adの変化が負である場合には、ステップ240に進む。このステップ240では、初期荷重設定値Fconの値を減少するような処理が成される。このため、ステップ228にて演算される実荷重Fwが充分に小さくないと、ステップ230からステップ232に進み、駆動制御信号Dsのデューティ比を減少するように処理される。
このようにギヤ80の回転加速度の演算結果Adが予め設定された回転加速度Astd1よりも大きく、しかも、回転加速度Adの変化率が増加している場合に駆動制御信号Dsのデューティ比を減少するように処理することで、車両前方側へ慣性移動しようとする乗員の身体がウエビングベルト22を引っ張ることで乗員の身体がウエビングベルト22から受ける荷重の上昇を抑制できる。
但し、回転加速度Adの変化していないか、又は、回転加速度Adの変化率が減少している場合には、乗員の身体が車両前方へ慣性移動しないので、特に駆動制御信号Dsのデューティ比を減少させることなく、車両の加速度の変化と乗員の体格に応じてモータ70が制御されて、車両の加速度の変化と乗員の体格に応じて荷重(エネルギー)がモータ70にて吸収される。
一方、ステップ226にてギヤ80の回転加速度の演算結果Adが予め設定された回転加速度Astd2よりも小さいと判定された場合もステップ240に進む。ギヤ80の回転加速度の演算結果Adが回転加速度Astd2よりも小さい場合とは、すなわち、ウエビングベルト22の引出加速度が充分に小さく、車両前方への乗員の身体の慣性移動が小さく、乗員の身体がほぼ拘束されたことを意味する。このような状態では、乗員の身体がウエビングベルト22から受ける荷重を小さくすることが好ましい。このため、このような状態では、ステップ232で駆動制御信号Dsのデューティ比が減少するように処理される。これにより、乗員の身体がウエビングベルト22から受ける荷重を小さくできる。
このように、本実施の形態では、モータ70にて生ずる抗力の大きさを、車両の状況や乗員の体格、更には、ウエビングベルト22による乗員の拘束状態に基づく適切な大きさとすることができる。
なお、本実施の形態では、変形することで荷重を吸収する第1荷重吸収手段としてのトーションシャフト24を備え、トーションシャフト24を変形させるのに要する荷重にモータ70にて生じた抗力を重畳した大きさの荷重に対応するエネルギーを吸収する構成であった。しかしながら、荷重吸収手段の態様がこのようなトーションシャフト24の構成に限定されるものではなく、本実施の形態の構成に沿わせるならば、荷重吸収手段はスプール20がロックベース44に対して相対的に引出方向に回転することで変形が生じる構成であればよい。さらには、本発明の観点からすれば、荷重吸収手段そのものを備えず、モータ70にて生じた抗力に対応するエネルギーだけを吸収する構成であってもよい。
また、本実施の形態では、ホールセンサ122から出力された検出信号Rsに基づくギヤ80の回転速度の演算結果Vdは、モータ70に抗力を発生させるためのトリガとしてしか用いていないが、この演算結果Vdに基づいてデューティ比を減少又は増加するように変更したり、また、変更されているデューティ比を元に戻したりする処理を行なう構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、モータ70に抗力を発生させるに際し、電界効果トランジスタFET2、FET4をOFF状態にすると共に、モータ70に逆起電圧が生じた際に流れる電流の向きに、相対的に下流側に位置する電界効果トランジスタFET3をON状態として、相対的に上流側に位置する電界効果トランジスタFET1をECU102により出力された信号に基づくデューティ比でON状態とOFF状態とを切り替える構成であった。
これに対して、相対的に上流側に位置する電界効果トランジスタFET1をON状態で維持して、相対的に下流側に位置する電界効果トランジスタFET3をECU102により出力された信号に基づくデューティ比でON状態とOFF状態とを切り替える構成にすると、電界効果トランジスタFET3の寄生ダイオードの効果により電界効果トランジスタFET3をON状態からOFF状態に切り替えても電流が流れてしまう。この結果、抗力の大きさを変化させることができない。
したがって、上記のように、モータ70に逆起電圧が生じた際に流れる電流の向きに、相対的に下流側に位置する電界効果トランジスタFET3をON状態として、相対的に上流側に位置する電界効果トランジスタFET1をECU102により出力された信号に基づくデューティ比でON状態とOFF状態とを切り替える構成にしなくてはならない。
さらに、本実施の形態では、モータ70に抗力を発生させるに際し、モータ70に逆起電圧が生じた際に流れる電流の向きに、相対的に下流側に位置する電界効果トランジスタFET3をON状態として、相対的に上流側に位置する電界効果トランジスタFET1をECU102により出力された信号に基づくデューティ比でON状態とOFF状態とを切り替える構成であった。しかしながら、電界効果トランジスタFET1、FET3の双方を同じタイミングでECU102により出力された駆動制御信号Dsに基づくデューティ比でON状態とOFF状態とを切り替える構成であってもよい。
また、電界効果トランジスタFET1、FET3をOFF状態にすると共に、モータ70に逆起電圧が生じた際に流れる電流の向きに、相対的に下流側に位置する電界効果トランジスタFET4をON状態として相対的に上流側に位置する電界効果トランジスタFET2をECU102により出力された駆動制御信号Dsに基づくデューティ比でドライブ回路104がON状態とOFF状態とを切り替える構成としてもよい。さらに、電界効果トランジスタFET1、FET3をOFF状態とし、電界効果トランジスタFET2及び電界効果トランジスタFET4の双方を同じタイミングでECU102により出力された駆動制御信号Dsに基づくデューティ比でドライブ回路104がON状態とOFF状態とを切り替える構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、ギヤ80の回転を検出するホールセンサ122を特許請求の範囲における検出手段として、このホールセンサ122から出力される検出信号Rsに基づきギヤ80の回転速度Vd、ギヤ80の回転加速度Ad、ギヤ80の回転躍度Jdを演算する構成とした。しかしながら、ギヤ80の回転速度Vd、ギヤ80の回転加速度Ad、ギヤ80の回転躍度Jdを求めるための構成はこのようなホールセンサ122に限定されるものではなく、ギヤ80の回転位置等を検出する構成であれば様々な構成を適用できる。
本実施の形態では、ギヤ80の回転速度Vd、ギヤ80の回転加速度Ad、ギヤ80の回転躍度Jd等に基づきデューティ比を変化させる構成であったが、ギヤ80やスプール20の回転を検出しないでウエビングベルト22の引出量を検出し、このウエビングベルト22の引出量に基づくウエビングベルト22の引出速度や、ウエビングベルト22の引出加速度や、ウエビングベルト22の引出躍度(引出加加速度)に基づいてデューティ比を変化させる構成としてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態を説明するにあたり、前記第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10と構成が基本的に同一の部位に関しては同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。また、本実施の形態におけるモータ330の制御を説明する図7のフローチャートに関しても、前記第1の実施の形態を説明する際に用いた図4のフローチャートにおける制御内容と実質的に同一の制御内容に関しては、同一のステップ番号を付与してその詳細な説明を省略する。
図5には本実施の形態に係るウエビング巻取装置300の全体構成の概略が正面断面図によって示されている。
この図に示されるように、本ウエビング巻取装置300はアダプタ28に代わりアダプタ302を備えている。アダプタ302は第2荷重吸収手段として特許請求の範囲で言うところの荷重吸収手段を構成する摩擦ブレーキ装置303のブレーキロータ304を備えている。ブレーキロータ304はスプール20における脚板18側の端部の外側でアダプタ302の本体部分(嵌挿孔30に嵌挿される部分)に対して一体的に形成されている。また、図6の(A)、(B)に示されるように、ブレーキロータ304をスプール20の軸方向に沿って見た場合、ブレーキロータ304の形状はスプール20に対して同軸の円形(円板形状)とされている。
このブレーキロータ304の半径方向外側には、ブレーキロータ304と共に摩擦ブレーキ装置303を構成するブレーキシュー306が設けられている。ブレーキシュー306はブレーキロータ304の長手方向が回転周方向に沿うように湾曲した棒形状又は板形状とされており、その内周面はブレーキロータ304の外周面に対して、スプール20からのウエビングベルト22の引出方向側(すなわち、ウエビング巻取装置10の上方)から摺接可能とされている。このブレーキシュー306の長手方向一端は、脚板18からスプール20の軸方向と同じ向きに突出形成された支持ピン308に回動可能に支持されている。
このブレーキシュー306の長手方向他端側にはラックバー312の長手方向上端がスプール20の軸方向と同じ向きを軸方向とする軸周りに回転可能に連結されている。ラックバー312は長手方向がウエビング巻取装置300の上下方向に沿った角棒形状又は板形状に形成されている。このラックバー312にはガイド孔314が形成されている。ガイド孔314はスプール20の軸方向にラックバー312を貫通していると共に長手方向がラックバー312の長手方向に沿った貫通孔で、その内側にはガイドピン316、318が入り込んでいる。
ガイドピン316は脚板18からスプール20の軸方向と同じ向きに突出形成されている。これに対して、ガイドピン318はガイドピン316よりも下側で脚板18からスプール20の軸方向と同じ向きに突出形成されている。これらのガイドピン316とガイドピン318との間隔はガイド孔314の長手方向寸法よりも短く、ガイド孔314の長手方向中間部にてガイドピン316、318がガイド孔314に入り込んでいる。両ガイドピン316、318の外径寸法はガイド孔314の内幅寸法よりも僅かに短く、このようなガイドピン316、318がガイド孔314に入り込むことでラックバー312はその長手方向にのみ移動方向が規制されている。
このラックバー312の幅方向一端にはラック歯が形成されていると共に、ラックバー312の幅方向一端側にはピニオンギヤ320が設けられている。ピニオンギヤ320は外歯がラックバー312のラック歯に噛み合っており、ピニオンギヤ320が正転することでラックバー312が下降して、ピニオンギヤ320が逆転することでラックバー312が上昇する。
一方、本ウエビング巻取装置300はモータ70に代わりモータ330を備えている。このモータ330は基本的にモータ70と同じ構成であるが、モータ70とは異なり、本実施の形態におけるモータ330自体には荷重を吸収する機能がないため、便宜上モータ70とは異なる符号を付与している。このモータ330の出力軸72は、ギヤ76、78を介してギヤ80に繋がっている。但し、本実施の形態では、ギヤ80はギヤ82を備えておらず、代わりにギヤ80に対して上記のピニオンギヤ312が同軸的且つ一体的に繋がっている。
このため、モータ330が正転駆動するとラックバー312が下降して、ブレーキシュー306の他端を引き降ろすように支持ピン308を中心にブレーキシュー306を回動させる。このようにブレーキシュー330が回動することで、ブレーキシュー330がブレーキロータ304に圧接する。これに対して、モータ330が逆転駆動するとラックバー312が上昇して、ブレーキシュー306の他端を押し上げるように支持ピン308を中心にブレーキシュー306を回動させる。このようにブレーキシュー330が回動することで、ブレーキシュー330がブレーキロータ304から離間する。
<第2の実施の形態の作用、効果>
次に、本ウエビング巻取装置300の作用並びに効果について説明する。
本ウエビング巻取装置300では、エアバッグ装置が作動したりロック機構40が作動したりする程度に車両が急減速状態になると、制御装置100がモータ330を正転駆動させて、ブレーキシュー306を上方からブレーキロータ304の外周部に圧接させる。ウエビングベルト22がスプール20から引き出されると、スプール20と共にブレーキロータ304が引出方向に回転するが、ブレーキシュー306がブレーキロータ304に対して上方から圧接することでブレーキシュー306とブレーキロータ304との間に摩擦が生じ、この摩擦力(ブレーキ力)がブレーキロータ304の引出方向への回転に抗する。
このため、ロック機構40が作動している状態では、トーションシャフト24の機械的強度とブレーキシュー306とブレーキロータ304との間の摩擦力との和を上回る引出方向への回転力がスプール20に付与されないとスプール20が引出方向に回転できず、ウエビングベルト22をスプール20から引き出すことができない。
また、トーションシャフト24の機械的強度とブレーキシュー306とブレーキロータ304との間の摩擦力との和を上回る引出方向への回転力がスプール20に付与されると、トーションシャフト24に捩じり変形を生じさせつつスプール20が引出方向に回転し、スプール20からウエビングベルト22が引き出されると共に、この引出方向への回転力、すなわち、ウエビングベルト22を引っ張る力の一部が、トーションシャフト24における捩じり変形とブレーキシュー306とブレーキロータ304との間の摩擦力とに供されて吸収される。
ここで、ウエビングベルト22の引き出しに抗するようなブレーキシュー306とブレーキロータ304との間でのブレーキ荷重は、ブレーキシュー306がブレーキロータ304に対して上方から圧接する際の垂直抗力の大きさに比例する。このため、この垂直抗力の大きさ、ひいては、この垂直抗力を生じさせるモータ330の回転角を調整することでブレーキ荷重を調整できる。以下、図7のフローチャートを用いてモータ330の制御の概略について説明する。
ステップ400にて荷重吸収のためのモータ330の制御が開始されると、ステップ402では初期設定がなされ、モータ330における初期回転量Dangがリセットされる。次いで、ステップ204、206、208、210を経てステップ212に進み、ステップ212で初期荷重設定値Fconが設定される。次いで、ステップ404ではステップ212で設定された初期荷重設定値Fconに基づいてブレーキ荷重の演算、すなわち、モータ330の初期回転量Dangが設定され、この初期回転量Dangが制御装置100から出力され、初期回転量Dangに応じた角度だけモータ330が正転駆動する。モータ330が正転駆動することで、上述したようにブレーキシュー306がブレーキロータ304に圧接する。
次いで、ステップ220を経てステップ222でギヤ80の回転速度Vd、回転加速度Ad、回転躍度(回転加加速度)Jdがそれぞれ演算されると、この演算結果に基づきステップ224、226、238で各種の判定が行なわれる。この結果、ステップ240で初期荷重設定値Fconを減少させる処理が行なわれると、ステップ404に戻り、減少処理された初期荷重設定値Fconに基づいてモータ330の回転量Dangが演算され、この演算結果に基づきモータ330が逆転駆動される。このようにモータ330が逆転駆動されるとブレーキシュー306がブレーキロータ304に対して上方から圧接する際の垂直抗力が減少する。これにより、前記第1の実施の形態のようにブレーキシュー306とブレーキロータ304との間でのブレーキ荷重を、車両の状況や乗員の体格、更には、ウエビングベルト22による乗員の拘束状態に基づく適切な大きさとすることができる。
10 ウエビング巻取装置
20 スプール
22 ウエビングベルト
70 モータ(荷重吸収手段)
100 制御装置(制御手段)
102 ECU(判定手段)
122 ホールセンサ(検出手段)
300 ウエビング巻取装置
303 摩擦ブレーキ装置(荷重吸収手段)

Claims (4)

  1. 長尺帯状のウエビングベルトの長手方向基端部が係止され、巻取方向に回転することで前記ウエビングベルトを巻き取るスプールと、
    前記スプールが前記巻取方向とは反対の引出方向に回転した状態で作動することにより前記スプールの前記引出方向に回転に抗する抗力を生じさせ、この抗力で前記スプールの前記引出方向への回転力の一部を吸収する荷重吸収手段と、
    前記スプールが引出方向へ回転した際の回転速度、回転加速度、回転躍度のうち、少なくとも何れか1つを検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出結果に基づいて前記抗力の大きさを変化させる制御手段と、
    を備えるウエビング巻取装置。
  2. 前記検出手段による前記検出結果に基づき前記引出方向への前記スプールの回転加速度が第1の所定値を超えたか否かを判定する判定手段を備え、前記スプールの回転加速度が前記第1の所定値を越えたと前記判定手段が判定した場合に、前記抗力を小さくするように前記制御手段が前記荷重吸収手段を制御する請求項1に記載のウエビング巻取装置。
  3. 前記検出手段による前記検出結果に基づき前記引出方向への前記スプールの回転加速度が第2の所定値を下回ったか否かを判定する判定手段を備え、前記スプールの回転加速度が前記第2の所定値を下回ったと前記判定手段が判定した場合に、前記抗力を小さくするように前記制御手段が前記荷重吸収手段を制御する請求項1又は請求項2に記載のウエビング巻取装置。
  4. 前記検出手段による前記検出結果に基づき前記引出方向への前記スプールの回転躍度が0又は負の値であるか否かを判定する判定手段を備え、前記スプールの回転躍度が0又は負の値であると前記判定手段が判定した場合に、前記抗力を予め設定された大きさに戻すように前記制御手段が前記荷重吸収手段を制御する請求項1から請求項3の何れか1項に記載のウエビング巻取装置。
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