JP2001270423A - モータ式シートベルトリトラクター - Google Patents

モータ式シートベルトリトラクター

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JP2001270423A
JP2001270423A JP2001067785A JP2001067785A JP2001270423A JP 2001270423 A JP2001270423 A JP 2001270423A JP 2001067785 A JP2001067785 A JP 2001067785A JP 2001067785 A JP2001067785 A JP 2001067785A JP 2001270423 A JP2001270423 A JP 2001270423A
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秀明 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト引出荷重を調整することが可能な新規
なリトラクタの出現が望まれていた。 【解決手段】本発明に係るモータ式シートベルトリトラ
クタ200は、車両緊急時に牽引されるウエビングの引
出荷重を制限する荷重制限装置を備えていて、荷重制限
装置は、モータ21の回転軸の回転によって生じる力が
ウエビングの引出荷重を制限するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷重制限装置及
びロック機構を備えたリトラクタ、特にはモーターを利
用した荷重制限装置及びロック機構を備えたリトラク
タ、並びに新規な機械式荷重制限装置を備えたリトラク
タ、並びに新規な高電圧モーターリトラクタ、並びにモ
ータ起動時の電流値の立ち上がり特性の良い新規なモー
ターリトラクタに関する。
【従来の技術】車両緊急時、搭乗者の肩、胸に加えられ
る荷重を制限するため、従来のシートベルトリトラクタ
では、トーションバー等を用いた機械式荷重制限装置が
用いられていた。
【発明が解決しようとする課題】従来の機械式荷重制限
装置では、ウエビングの引出荷重は、車両毎に所定の引
出荷重に設定されていて変更は不可能だった。そこで、
ウエビングの引出荷重の調整が可能な新規なリトラクタ
の出現が望まれていた。
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1の発明に係るモータ式シートベルトリトラクタ
は、車両緊急時に牽引されるウエビングの引出荷重を制
限する荷重制限装置を備えたモータ式シートベルトリト
ラクタにおいて、荷重制限装置は、モータの回転軸の回
転によって発生する力を用いてウエビングの引出荷重を
制限することを特徴としている。このように構成すれ
ば、モータの回転軸の回転によって発生する力を荷重制
限装置として利用することが可能となるので、ウエビン
グの引出荷重の設定範囲を拡大することが可能となると
共にウエビングの引出荷重を任意に設定することが可能
となる。また、第1の発明に係るモータ式シートベルト
リトラクタの荷重制限装置は、モータの回転トルクによ
って制御されているトルクアシスト機構を備えているこ
とを特徴としている。このように構成すれば、モータの
回転トルクを制御することによって、ウエビングの引出
荷重の設定範囲を拡大すると共に引出荷重を任意に設定
することが可能となる。また、第1の発明に係るモータ
式シートベルトリトラクタの荷重制限装置は、機械式荷
重制限装置とトルクアシスト機構とを備えていることを
特徴とする。このように構成すれば、機械式荷重制限装
置にトルクアシスト機構を加えることが可能となるの
で、トルクアシスト機構により機械式荷重制限装置のウ
エビングの引出荷重にモータの回転トルクをプラスした
りマイナスしたりすることが可能となり、機械式荷重制
限装置のウエビング引出荷重特性を加減調整することが
できる。特にモータの回転トルクをプラスする場合では
機械式荷重制限装置を小型化することも可能となる。ま
た、トルクアシスト機構の作動タイミングや回転トルク
を任意に変化させることによって機械式荷重制限装置の
ベルト引出荷重特性では実現が困難な様々なウエビング
の引出荷重特性を実現することが可能となる。また、第
1の発明に係るモータ式シートベルトリトラクタの機械
式荷重制限装置は、トーションバーを備えていることを
特徴とする。このように構成すれば、トーションバーの
優れたウエビングの引出荷重特性に要求に応じた引出荷
重特性を更に付加することで、より優れたウエビングの
引出荷重特性が得られる。また、第2の発明に係るモー
タ式シートベルトリトラクタの荷重制限装置は、モータ
の回転軸の回転によって生じる回転抗力によるモータ回
転抗力発生手段を含むことを特徴とするこのように構成
すれば、モータの回転軸自体も慣性モーメントに起因す
る回転抗力を有しているので、この回転抗力を積極的に
活用することによって、ウエビングの引出荷重を調整す
ることができる。また、第2の発明に係るモータ式シー
トベルトリトラクタは、車両緊急時に搭乗者の前方移動
によってウエビングが引き出される時のウエビングの引
出力を制限する荷重制限装置を備えているモータ式シー
トベルトリトラクタにおいて、荷重制限装置は、モータ
の電気的短絡によるモータ回転抗力発生手段を含むこと
を特徴としている。このように構成すれば、モータが電
気的短絡した時のモータの回転抗力を荷重制限装置とし
て積極的に活用することができるので、荷重制限装置を
新たに設けることを不要となし、安価で小型なモータ式
シートベルトリトラクタを作ることが可能となる。ま
た、第2の発明に係るモータ式シートベルトリトラクタ
のモータ回転抗力発生手段は、モータを電気的短絡又は
電気的非短絡を所定の時間制御によって切り替えるよう
にしたことを特徴としている。このように構成すれば、
モータを電気的短絡させる時間と電気的非短絡させる時
間とを任意に設定して切り替えることによって、所定の
ウエビングの引出荷重を導出することが可能となる。ま
た、第2の発明に係るモータ式シートベルトリトラクタ
の非短絡は、モータが通電状態であることを特徴として
いる。このように構成すれば、モータの回転トルクによ
ってベルト引出荷重を制限する第1の発明に係るトルク
アシスト機構を活用することができるので、非短絡にお
けるモータの回転抗力を調整することが可能となり、ウ
エビングの引出荷重の設定範囲を拡大することが可能と
なる。また、第2の発明に係るモータ式シートベルトリ
トラクタの非短絡は、短絡されたモータに抵抗を介して
接続することを特徴としている。このように構成すれ
ば、抵抗値を変えることによって、非短絡におけるモー
タの回転抗力を調整することが可能となるので、ウエビ
ングの引出荷重の設定範囲を拡大することが可能とな
る。また、第2の発明に係るモータ式シートベルトリト
ラクタの非短絡は、モータが電気的にオープンであるこ
とを特徴としている。このように構成すれば、モータを
電気的に断線状態にすれば非短絡におけるモータの回転
抗力がほとんど無くなるので、特に複雑な機構も必要と
せず、簡単かつ安価にベルト引出荷重の設定範囲を拡大
することが可能となる。また、第2の発明に係るモータ
式シートベルトリトラクタの荷重制限装置は、ウエビン
グを巻き付けるスプールとモータとを連動させるギヤを
含むことを特徴としている。このように構成すれば、モ
ータの回転抗力の調整の他にギヤ比を変えることによっ
て、ウエビングの引出荷重を調整することが可能とな
る。
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。なお、図中、各構成成
分の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解で
きる程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に
説明する数値的条件は単なる例示にすぎないことを理解
されたい。図1は、本発明のリトラクタの第1の発明の
実施例を示す断面図である。このリトラクタは、以下の
構成要素から成る。 (1)ウエビング(図示せず)を巻き取るスプール1 (2)スプール軸として嵌合された所定の荷重で捻れる
トーションバー(スプール軸)2 (3)スプール1とトーションバー2を回転自在に支持
するリトラクタベース3 (4)リトラクタベース3にネジ等で一体的に固定され
たインターナルギヤ(内歯歯車)4 (5)インターナルギヤの内歯に係合する3つのプラネ
タリーギヤ(遊星歯車)5(図上では1つのみ図示) (6)プラネタリーギヤ5の回転中心軸であって、トー
ションバー2に一体的に嵌合装着されたキャリヤー(出
力軸)6 (7)プラネタリーギヤ5と係合するサンギヤ(太陽歯
車)7 (8)サンギヤ7が一端閉鎖中空円筒の同一回転中心で
一体的に形成された一端閉鎖中空円筒状のローター8 (9)ローター8の円筒周縁部の内側面に接着剤等で貼
設されていて、ブラシレスモータの主要部を構成するリ
ング状のマグネット9 (10)マグネット9と近接してブラシレスモータの主
要部を構成する複数の駆動コイル10 (11)ブラシレスモータ部を被覆するカバー11 (12)カバー11の外側に設けられていてトーション
バー2に嵌合装着される円柱状のブッシュシャフト12 (13)ブッシュシャフト12に一端が固定され幾重に
も巻かれていて、トーションバー2に駆動力を伝達する
リターンスプリング13 (14)リターンスプリング13の他端が固定され、カ
バー11に一体的に固定されていてリターンスプリング
13を被覆するスプリングカバー14 (15)駆動コイル10を電流制御するブラシレスモー
タの主要部を構成する制御回路(図示せず) 以下、本発明のリトラクターの構成につき更に詳細に説
明する。本発明のリトラクター100には、機械式EA
(EAは、エネルギー吸収を意味し、以下この用語を統
一して用いる)機構(請求項における機械式荷重制限装
置に相当)と電気式EA機構(請求項における電気式荷
重制限装置に相当)とを両用した機構を備えている。機
械式EA機構は、所定のリミット荷重を越えるトルクが
負荷された場合にトーションバーの捻れ現象によってエ
ネルギー吸収が行われる。一方、電気式EA機構は、モ
ータによるモータによるアシスト力を与えることによっ
て行われる。これら2つの機構を相互補完するようにし
て用いられる。以下、本発明のリトラクターの全体の動
作につき説明する。このリトラクター100では、制御
回路により駆動コイルに制御電流が送られると、駆動コ
イル10に磁場が生じてマグネット9に反発力を与え、
ブラシレスモータとしてローター8に回転力が発生され
る。このローター8の回転力によりサンギヤ7がトーシ
ョンバー2の周りを回転し、サンギヤ7に係合する3つ
のプラネタリーギヤ5は回転力を与えられると共に、リ
トラクタベース3に固定された不動のインターナルギヤ
4の内歯に係合しているため、3つのプラネタリーギヤ
5はインターナルギヤ4内を遊星のように回動する(図
2,3の符号26、27を参照)。このプラネタリーギ
ヤの回動によって、プラネタリーギヤの回転軸であるキ
ャリヤーは、プラネタリーギヤの回動と共に回動し、キ
ャリヤーと一体のトーションバーを回転させる。トーシ
ョンバーが回転するとスプールも一体的に回転すること
になる。また、トーションバーの端部に一体的に設けら
れたブッシュシャフトは、トーションバーの回転に伴っ
て回転し、リターンスプリングを付勢方向又は付勢力解
放方向に巻きあげる。その他の構成は、従来のリトラク
ターと同一なので構成の説明は省略する。次に、本発明
のリトラクターのEA機構のみの構成および動作につい
て説明する。トーションバーのEA機構とモータアシス
ト負荷のEA機構との2つのEA機構を相互補完する方
法には大きく分けて2つある。第1の方式は、ブラシレ
スモータによってトーションバーの捻れ回転方向と逆方
向にスプールを回転させてプラスのモータアシスト負荷
を与える。第2の方式は、ブラシレスモータによってト
ーションバーの捻れ回転方向と順方向と逆方向の双方に
スプールを回転させてマイナス及びプラスのモータアシ
スト負荷を与える。ブラシレスモータは、制御回路によ
って回転制御できるので、第1の方式のように回転制御
すれば、例えば2.5kNのリミット荷重のトーション
バーを用いたリトラクターの場合であれば、トーション
バーの捻れ回転方向と逆方向にモータアシスト負荷を0
から3kN(キロニュートン)まで与えると、トーショ
ンバーのEA効果にモータアシスト負荷のEA効果を加
えると全体で2.5kNから5.5kNまでのEA効果
が期待できる。一方、第2の方式のように回転制御すれ
ば、例えば4kNのトーションバーを用いたリトラクタ
ーの場合であれば、トーションバーの捻れ回転方向と逆
方向に−1.5kNから順方向に+1.5kNまでのモ
ータアシスト負荷を与えると、全体で同様に2.5kN
から5.5kNまでのEA効果が期待できる。この場
合、リトラクターに搭載するモータの小型化を図る場合
は、第2の方式の方が出力の小さなモータが活用できる
ので好ましい。また、コイル周辺にホール素子を配置す
れば、ロータの回転状態をセンシングすることができ
る。次に、第2の発明に係るリトラクターの実施例につ
き説明する。図2は、第2の発明に係るリトラクターの
実施例を示す分解斜視図である。図3は、本実施例のリ
トラクターのギヤの係合関係を示す図である。なお、図
2では、火薬式プリテンション機構については図面上省
略されている。以下、図2,3を用いて本実施例に係る
リトラクターの構成につき説明する。このリトラクター
200は、以下に示すような構成要素から構成される。 (1)リテーナ20 (2)リテーナ20に一体的に装着されたDCモータ2
1 (3)DCモータ21のモータ軸に一体的に設けられた
モータギヤ22 (4)リテーナ20に設けられた突片に軸支されてい
て、モータギヤ22と係合する第1ギヤ23(詳しくは
第1ギヤ23は、一体的な2段ギヤ(大ギヤ23aと小
ギヤ23b)から構成され、モータギヤ22は大ギヤ2
3aと係合する) (5)リテーナ20に設けられた突片に軸支されてい
て、第1ギヤ23(詳しくは小ギヤ23b)と係合する
第2ギヤ24(詳しくは第2ギヤ24は、一体的な2段
ギヤ(大ギヤ24aと小ギヤ24b)から構成され、小
ギヤ23bは大ギヤ24aと係合する) (6)第2ギヤ24(詳しくは小ギヤ24b)と係合す
る第3ギヤ25(詳しくは第3ギヤ25は、一体的な2
段ギヤ(大ギヤ25aと小ギヤ25b)から構成され、
小ギヤ24bは大ギヤ25aと係合する) (7)第3ギヤ25(詳しくは小ギヤ25b)と係合す
る3つのプラネタリーギヤ26 (8)内側に形成された内歯27aに3つのプラネタリ
ーギヤ26と係合するインターナルギヤ27 (9)インターナルギヤ27の外周面に形成された外歯
27b (10)外歯27bに嵌合してインターナルギヤ27の
時計方向の回転を係止する係止片30 (11)係止片30を一端で支持するバネからなるレバ
ー31 (12)レバー31の他端をカール状に形成したリング
部材32 (13)リング部材32が巻き付く凸状の環状部材33
(なお、環状部材33は第1ギヤ23と同一回転中心に
一体形成されている) (14)環状部材33の頂面の周縁部に突設されてい
て、リング部材32を押圧して摩擦力を与える摩擦片3
4 (15)3つのプラネタリーギヤ26を載置するための
キャリヤー35 (16)3つのプラネタリーギヤ26をキャリヤー35
に回転自在に支持してキャリヤー35に固着する3つの
ピン36 (17)3つのピン36と3つのプラネタリーギヤ26
との間に揺動自在に挿入される減速プレート37 (18)キャリヤー35の回転中心穴に先端部38aを
貫通させて先端部38aの根元部で一体的に嵌合させ、
更に先端部38aが第3ギヤの回転中心穴に摺動回転自
在に挿入されるスプール38 (19)スプール38に一端が固定された身体を拘束す
るためのウエビングW(矢印AはウエビングWの引き出
し方向、矢印BはウエビングWの引き込み方向) (20)ギヤ群全体を被覆するカバー39 (21)カバー39をリテーナ20に装着する複数のネ
ジ40 (22)DCモータ21を短絡又は非短絡に接続制御す
ると共にDCモータ21の回転軸を時計方向又は反時計
方向に回転させるように動作制御する制御回路(図示せ
ず) 以下、上述した構成要素を用いて本発明のリテーナの動
作につき説明する。図4は、本実施例の動作を示す図で
あって、(A)はモータが時計方向(CW方向)に回転
する場合の状態を示す図であり、(B)はモータが反時
計方向(CCW方向)に回転する場合の状態を示す図で
ある。このリトラクター200は、通常時(急ブレーキ
時や衝突時等の緊急時以外)は、図3、図4(B)に示
すように係止片30は外歯27bから離間していて、イ
ンターナルギヤ27は拘束されないので、遊星歯車の特
性上、キャリヤー35の回転力は、第3ギヤには伝達さ
れなくなる。したがって、キャリヤー35に一体的に嵌
合されたスプール38の回転力は、第3ギヤに係合する
DCモータ21の回転軸には伝達されなくなる。次に、
急ブレーキ時や衝突時等の緊急時には、図示しないAS
B(アンチスキッドブレーキ)機構や図示しない衝突予
知装置等からの出力信号によってプリプリテンション機
構(火薬式プリテンション機構に先だってウエビングW
を巻き上げてテンションを増加させる機構)を作動させ
てDCモータ21の回転軸を図4(A)に示すように時
計方向(矢印方向)に回転させる。するとモータギヤ2
2の時計方向の回転力が第1ギヤ23に反時計方向(矢
印方向)の回転力として伝達されて、係止片30がイン
ターナルギヤ27の外歯27bに係合してインターナル
ギヤ27の時計方向(矢印方向)の回転を係止する。こ
れによって、第3ギヤ25の回転力は、スプール38が
一体的に嵌合されているキャリヤー35に伝達可能とな
る。また、第1ギヤ23の回転力は、第2ギヤ24に時
計方向(矢印方向)の回転力として伝達され、第3ギヤ
25に反時計方向(矢印方向)の回転力が伝達される。
したがって、第3ギヤ25に反時計方向の回転は、第3
ギヤ25と一体の小ギヤ25bを反時計方向に回転さ
せ、3つのプラネタリーギヤ26のそれぞれに時計方向
(矢印方向)の回転力を伝達させる。3つのプラネタリ
ーギヤ26は、係止片30によって回転が拘束されたイ
ンターナルギヤ27の内歯27aに係合しながら小ギヤ
25bの周囲を遊星のように反時計方向(矢印方向)に
回動し、3つのプラネタリーギヤ26を軸支するキャリ
ヤー35を反時計方向(矢印方向)に回転させる。よっ
て、キャリヤー35に嵌合するスプール38は反時計方
向に回転し、ウエビングWを巻き取る(矢印B方向)。
したがって、DCモータ21の時計方向の回転力は、ウ
エビングWを巻き取る回転力として伝達される。次に、
衝突によって車体に衝撃力が伝わり、図示しない加速度
センサーや図示しないクラッシュセンサーから衝撃検知
信号が出力され、図示しない火薬式のプリテンション機
構が作動しウエビングWがリトラクターに200に引き
込まれて乗員の初期拘束が確保される。次に、乗員の前
方方向への慣性力によりウエビングWが引き出される
(図4(A)の矢印A)。この際、図4(A)に示すよ
うに、係止片30が外歯27bを係止した状態にあるの
で、スプール38からウエビングWが引き出される力
は、DCモータ21の回転軸に反時計方向(矢印と反対
方向)に回転力が伝達される。DCモータ21は、通電
状態あるいは短絡状態にあれば、回転軸の回転によって
逆起電力が発生し、回転を妨げるような回転抗力を生ず
る。第2の発明では、この回転抗力をロック機構やEA
機構に積極的に活用しようとするものである。以下、こ
の回転抗力の特性について図を用いて説明する。図5
は、乗員が搭乗した車両が壁に衝突した時点(図上0
点)から完全に車両がクラッシュするまでの、短絡した
DCモータの回転抗力F[Nm](単位はニュートンメ
ートル)と時間T[sec](単位は秒)との関係を概
念的に示すグラフであって、体重別(Light、Mi
ddle、Heavy)のグラフを示している。図6
は、乗員が搭乗した車両が壁に衝突した時点(図上0
点)から完全に車両がクラッシュするまでの、短絡した
DCモータの回転抗力F[Nm](単位はニュートンメ
ートル)と時間T[sec](単位は秒)との関係を概
念的に示すグラフであって、衝突速度別(Low Sp
eed、Middle Speed、High Spe
ed)のグラフをそれぞれ示している。図5に示すよう
に、体重が軽い程、曲線の立ち上がりの勾配が低く(図
面上の実線のグラフ)、体重が重いほど曲線の立ち上が
りの勾配が高く(図面上の二点鎖線のグラフ)、体重が
中位だと曲線の立ち上がりの勾配は体重が軽い場合と体
重が重い場合の中間の勾配となることが分かる。また、
立ち下がりの勾配については、体重差に関わらず、なだ
らかに立ち下がる。この結果から、回転抗力をEA機構
に用いれば、体重が軽い乗員に対しては、比較的なだら
かにEA荷重が増加するので、身体にかかる総荷重量が
比較的少なくなる。一方、体重が重い乗員に対しては、
比較的急峻にEA荷重が増加するので、身体にかかる総
荷重量が比較的多くなる。そして、EA荷重の減少勾配
については、体重差に関わらずなだらかに立ち下がり、
ソフトランディングが可能となる。また、図6に示すよ
うに、車両の壁に衝突する時の衝突速度が速い程、ウエ
ビングの引出速度が大きく回転抗力Fのロードリミット
値(EA荷重限界値)は高くなり(図面上の二点鎖線の
グラフ)、衝突速度が遅い程、回転抗力Fのロードリミ
ット値は低くなる(図面上の実線のグラフ)。すなわ
ち、衝突速度の速いか遅いかによって、ロードリミット
値が上下するので理想的な乗員拘束能力を発揮すること
ができる。なお、従来の機械式EA機構、例えばトーシ
ョンバーでは、体重差や衝突速度差に何ら関係なく、E
A荷重の立ち上がりの勾配は一定であり、また、ロード
リミット値も一定である。また、このロードリミット値
は、以下のように様々な手法で任意に設定することがで
きる。例えば、スプール38の回転をDCモータ21に
伝達するギヤ比を変えることによって回転抗力Fのロー
ドリミット値、立ち上がり勾配、立ち下がり勾配を任意
に設定することが可能である。また、抵抗を介してDC
モータ21を通電あるいは短絡させれば、抵抗値を変え
ることによって、回転抗力のロードリミット値、立ち上
がり勾配、及び立ち下がり勾配を任意に調整することも
できる。例えば、抵抗値を高くするほど、ロードリミッ
ト値は低く、立ち上がり勾配はなだらかに、及び立ち下
がり勾配は急峻になる。この場合、異なる抵抗値の抵抗
を回路上で選択可能に接続しておき、シビアリティの大
小によって最適な抵抗に自動的に接続できるように構成
することもできる。これによってより理想的な拘束性能
を期待することが可能となる。なお、抵抗を接続する以
外に、ヒューズを接続すると、所定の電流値を越える
と、EA機構が解除され、EA荷重を下げることもでき
る。また、上述した実施例の第1方式及び第2方式と同
様に、通電によってDCモータ21の回転軸にウエビン
グWを引き込むように弱い回転力(図4(A)の矢印方
向)を与えてやれば、回転抗力にプラスのモータアシス
ト負荷を与えることもできるし、逆にDCモータ21の
回転軸にウエビングWを引き出すように弱い回転力(図
4(A)の矢印と反対方向)を与えてやれば、回転抗力
にマイナスのモータアシスト負荷を与えることもでき
る。また、出力の異なるモーターを取り替えることによ
っても、ロードリミット値、立ち上がり勾配、及び立ち
下がり勾配を調整することができる。また、ロードリミ
ット値、立ち上がり勾配、及び立ち下がり勾配を調整す
る別の手法としては、DCモータ21を短絡する時間t
1および非短絡t2をそれぞれ任意に変えて、パルス状
の矩形波を作り、この矩形波でDCモータ21の短絡/
非短絡を制御することで、回転抗力のロードリミット
値、立ち上がり勾配、及び立ち下がり勾配を任意に設定
することができる。例えば、t1をt2に比べて長くす
るほど、ロードリミット値は高く、立ち上がり勾配は急
峻に、及び立ち下がり勾配はなだらかになる。また、t
2をt1に比べて長くするほどロードリミット値は低
く、立ち上がり勾配はなだらかに、及び立ち下がり勾配
は急峻になる。なお、ここで用いられる回転抗力は、モ
ータの回転軸自体の有する慣性モーメントによる回転抗
力も含まれている。よって、モータを短絡させることな
く電気的にオープンにして、慣性モーメントによる回転
抗力のみを積極的に活用して荷重制限装置を実現するこ
とも可能である。この場合、ギヤ比の調整によっても荷
重制限装置の調整範囲を変えることが可能である。ま
た、EA機構を始動するタイミングは、エアバッグやプ
リテンショナーに点火を指示するECUで行うこともで
きる。また、ロードリミット値、立ち上がり勾配、及び
立ち下がり勾配を調整は、ダミーを用いた実車による実
験等のウエビングWの引き出し特性を見て適当に設定す
ることが好ましい。また、DCモータ21の代わりに銅
管内に磁石を備えた回転軸を設ければ、短絡する必要が
無くなるので、廉価かつ簡単な構造でEA機構を設ける
こともできる。また、これらEA機構をバックルプリテ
ン等の各種プリテン機構と組み合わせて用いると更に効
果的である。また、ビークルセンサーをリトラクターに
組み込んで、EAスイッチとして使うこともできる。ま
た、上述した図1に示した実施例のようなリトラクター
でも、第2の発明を適用して短絡されたモータの回転抗
力をEA機構として利用する手法を加えることも可能で
ある。
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るモー
タ式シートベルトリトラクタを使用すれば、ウエビング
の引出荷重の設定範囲を拡大することが可能になると共
に、ウエビングの引出荷重を任意に設定することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリトラクタの第1の発明の実施例を示
す断面図である。
【図2】第2の発明に係るリトラクターの実施例を示す
分解斜視図である。
【図3】第2の発明に係るリトラクターの実施例におけ
るギヤの係合関係を示す図である。
【図4】第2の発明に係るリトラクターの実施例の動作
を示す図であって、(A)はモータが時計方向(CW方
向)に回転する場合の状態を示す図であり、(B)はモ
ータが反時計方向(CCW方向)に回転する場合の状態
を示す図である。
【図5】乗員が搭乗した車両が壁に衝突した時点(図上
0点)から完全に車両がクラッシュするまでの、短絡し
たDCモータの回転抗力F[Nm](単位はニュートン
メートル)と時間T[sec](単位は秒)との関係を
概念的に示すグラフであって、体重別(Light、M
iddle、Heavy)のグラフを示している。
【図6】乗員が搭乗した車両が壁に衝突した時点(図上
0点)から完全に車両がクラッシュするまでの、短絡し
たDCモータの回転抗力F[Nm](単位はニュートン
メートル)と時間T[sec](単位は秒)との関係を
概念的に示すグラフであって、衝突速度別(Low S
peed、Middle Speed、High Sp
eed)のグラフをそれぞれ示している。
【符号の説明】
1:スプール、2:トーションバー、3:リトラクタベ
ース、4:インターナルギヤ、5:プラネタリーギヤ、
6:キャリヤー、7:サンギヤ、8:ローター、9:マ
グネット、10:駆動コイル、11:カバー、12:ブ
ッシュシャフト、13:リターンスプリング、14:ス
プリングカバー、20:リテーナ、21:DCモータ、
22:モータギヤ、23:第1ギヤ、23a、24a,
25a:大ギヤ、23b、24b、24:第2ギヤ、2
5:第3ギヤ、25b:小ギヤ、26:プラネタリーギ
ヤ、27:インターナルギヤ、27a:内歯、27b:
外歯、30:係止片、31:レバー、32:リング部
材、33:環状部材、34:摩擦片、35:キャリヤ
ー、36:ピン、37:減速プレート、38:スプー
ル、39:カバー、ネジ:40、200:リトラクター

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両緊急時に牽引されるウエビングの引出
    荷重を制限する荷重制限装置を備えたモータ式シートベ
    ルトリトラクタにおいて、前記荷重制限装置は、モータ
    の回転軸の回転によって生じる力がウエビングの引出荷
    重を制限することを特徴とするモータ式シートベルトリ
    トラクター。
  2. 【請求項2】車両緊急時に牽引されるウエビングの引出
    荷重を制限する荷重制限装置を備えたモータ式シートベ
    ルトリトラクタにおいて、前記荷重制限装置は、モータ
    の回転トルクによってウエビングの引出荷重を制限する
    トルクアシスト機構を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載のモータ式シートベルトリトラクター。
  3. 【請求項3】前記荷重制限装置は、機械式荷重制限装置
    と前記トルクアシスト機構とを備えていることを特徴と
    する請求項2に記載のモータ式シートベルトリトラクタ
    ー。
  4. 【請求項4】前記機械式荷重制限装置は、トーションバ
    ーを備えていることを特徴とする請求項3に記載のモー
    タ式シートベルトリトラクター。
  5. 【請求項5】前記荷重制限装置は、モータの回転軸の回
    転によって生じる回転抗力によるモータ回転抗力発生手
    段を含むことを特徴とする請求項1に記載のモータ式シ
    ートベルトリトラクタ。
  6. 【請求項6】前記荷重制限装置は、モータの電気的短絡
    によるモータ回転抗力発生手段を含むことを特徴とする
    請求項5に記載のモータ式シートベルトリトラクタ。
  7. 【請求項7】前記モータ回転抗力発生手段は、前記モー
    タを電気的短絡又は電気的非短絡に所定の時間制御によ
    って切り替えるようにしたことを特徴とする請求項6に
    記載のモータ式シートベルトリトラクタ。
  8. 【請求項8】前記電気的非短絡は、モータが通電状態で
    あることを特徴とする請求項7に記載のモータ式シート
    ベルトリトラクタ。
  9. 【請求項9】前記電気的非短絡は、モータが抵抗を介し
    て電気的に接続されていることを特徴とする請求項7に
    記載のモータ式シートベルトリトラクタ。
  10. 【請求項10】前記電気的非短絡は、モータが電気的に
    オープンであることを特徴とする請求項7に記載のモー
    タ式シートベルトリトラクタ。
  11. 【請求項11】前記荷重制限装置は、ウエビングを巻き
    付けるスプールとモータとを連動させるギヤを含むこと
    を特徴とする請求項5乃至10の何れか一項に記載のモ
    ータ式シートベルトリトラクタ。
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