JP5005616B2 - スリップジョイント - Google Patents
スリップジョイント Download PDFInfo
- Publication number
- JP5005616B2 JP5005616B2 JP2008150974A JP2008150974A JP5005616B2 JP 5005616 B2 JP5005616 B2 JP 5005616B2 JP 2008150974 A JP2008150974 A JP 2008150974A JP 2008150974 A JP2008150974 A JP 2008150974A JP 5005616 B2 JP5005616 B2 JP 5005616B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- webbing
- slip joint
- guide
- pretensioner
- guide roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
図1は、本発明の実施の形態に係るスリップジョイントの使用状態を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係るスリップジョイントの全体を説明するために示す斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係るスリップジョイントの全体を説明するために示す断面図である。図4は、本発明の実施の形態に係るスリップジョイントの要部を拡大して示す断面図である。図5は、本発明の実施の形態に係るスリップジョイントを説明するために示すブロック図である。
図1〜図3において、符号1で示すスリップジョイントは、保持軸としての保持ボルト1Aと、この保持ボルト1Aによって車両に保持されてウエビングWを折り返すガイド部材1Bと、このガイド部材1Bにアシスト力を付与するアシスト機構としての回転モータ1Cと、この回転モータ1Cを回転制御するコントローラ1Dとを備え、シートベルト装置100の一部を構成して車両のセンタピラーPに配置されている。
保持ボルト1Aは、図2及び図3に示すように、リトラクタ200(図1に示す)の上方に配置され、かつセンタピラーPに固定され、全体がねじ部10A,11A及びガイドホルダ部12Aからなる取付用ボルトによって形成されている。
ガイド部材1Bは、図2及び図3に示すように、ベース10B及びガイドローラ11Bからなり、ガイドホルダ部12Aの外周面に回動可能に保持されている。
回転モータ1Cは、図4及び図5に示すように、ステータ10C及びロータ11Cを有するアウタロータ型モータからなり、ガイドローラ11Bに内蔵され、かつコントローラ1Dに第1駆動回路15を介して接続されている。そして、第1駆動回路15からのモータ回転用の駆動信号を入力し、ガイド部材1Bのガイドローラ11Bによって案内されるウエビングWにウエビング巻き込み・引き出し動作に対応してウエビング巻き込み・引き出し動作をアシストするアシスト力としての回転力、すなわちウエビング巻き取り・引き出し時にウエビングWとガイドローラ11Bのガイド部110Bとの間に発生する摩擦抵抗を小さくする方向の回転力をガイドローラ11Bに付与するように構成されている。
コントローラ1Dは、図5に示すように、ECU(Electronic Control Unit)からなり、車両内に配置されている。また、コントローラ1Dは、回転モータ1Cに第1駆動回路15を介して、リトラクタ200のプリテンショナー200A(リール回転モータ)に第2駆動回路16を介してそれぞれ接続され、さらにはリール回転検出用センサ17及び衝突検出用センサ18に接続されている。そして、リール回転検出用センサ17及び衝突検出用センサ18からそれぞれモータ回転用のセンサ信号及びプリテンショナー作動用のセンサ信号を入力して第1駆動回路15及び第2駆動回路16にそれぞれモータ回転用の制御信号及びプリテンショナー作動用の制御信号を出力するように構成されている。
次に、本実施の形態に示すスリップジョイント1の動作につき、図6を用いて説明する。図6(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るスリップジョイントの動作を説明するために模式化して示す正面図である。図6(a)はウエビングの引き出し時の動作を、また図6(b)はウエビングの巻き取り時の動作をそれぞれ示す。
ウエビングWの装着は、車両の座席に着座した乗員がウエビングWをリトラクタ200から引き出してその前側に引き回した後、タング500をバックル400に連結することにより行われる。この場合、ウエビングWがリトラクタ200(リール)からリターンスプリングの付勢力に抗して引き出されるため、スリップジョイント1ではガイドローラ11Bのガイド部110BがウエビングWとの間で比較的小さい摩擦抵抗を図6(a)に矢印aで示す方向に発生する。また、ウエビングWの引き出しによってリール回転検出用センサ16がリールの回転方向(ウエビングWの引き出し方向)を検出するため、コントローラ1Dではリール回転検出用センサ17からモータ回転用のセンサ信号を入力して第1駆動回路15にモータ回転用の制御信号を出力する。第1駆動回路15ではコントローラ1Dからモータ回転用の制御信号を入力し、回転モータ1Cにモータ回転用の駆動信号を出力する。これにより、回転モータ1Cのロータ11Cがガイドローラ11Bと共にウエビングWの引き出し動作に対応した回転速度をもって図6(a)に矢印mで示す方向に回転し、ウエビングWとガイド部110Bとの間に発生する摩擦抵抗が低減される。
車両の座席に着座した乗員がウエビングWを装着した状態において、車両が例えば障害物に衝突すると、衝突検出用センサ18が車両の急減速を検出するため、コントローラ1Dでは衝突検出用センサ18からプリテンショナー作動用のセンサ信号を入力して第2駆動回路16にプリテンショナー作動用の制御信号を出力する。第2駆動回路16ではコントローラ1Dからプリテンショナー作動用の制御信号を入力してプリテンショナー200Aにプリテンショナー作動用の駆動信号を出力する。このため、プリテンショナー200AがウエビングWを巻き取る方向に作動する。この場合、ウエビングWがプリテンショナーの作動によってリールに瞬時に巻き取られるため、スリップジョイント1ではガイドローラ11Bのガイド部110BがウエビングWとの間でプリテンショナーの作動による摩擦抵抗を図6(b)に矢印bで示す方向に発生する。また、ウエビングWの巻き取りによってリール回転検出用センサ17がリールの回転方向(ウエビングWの巻き取り方向)を検出するため、コントローラ1Dではリール回転検出用センサ17からリール回転用のセンサ信号を入力して第1駆動回路15にリール回転用の制御信号を入力する。第1駆動回路15ではコントローラ1Dからリール回転用の制御信号を入力して回転モータ1Cにリール回転用の駆動信号を出力する。これにより、回転モータ1Cのロータ11Cがガイドローラ11Bと共にウエビングWの巻き取り動作に対応した回転速度をもって図6(b)に矢印nで示す方向に回転し、ウエビングWとガイド部110Bとの間に発生する摩擦抵抗が低減される。
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
1A…保持ボルト、10A,11A…ねじ部、12A…ガイドホルダ部
1B…ガイド部材
10B…ベース、100B…ボルト挿通孔、101B…切り欠き、102B…カバー、1020B…切り欠き、1021B…第1切り欠き面、1022B…ウエビング挿通孔、1023…第2切り欠き面、1024B…第3切り欠き面
11B…ガイドローラ、110B…ガイド部
13,14…スプリングワッシャ
1C…回転モータ、10C…ステータ、100C…シャフト、101C…巻線部、1010C…ステータベース、1011C…磁極、1012C…巻線、11C…ロータ、110C…ロータベース、111C〜114C…セグメント
15…第1駆動回路
16…第2駆動回路
17…リール回転検出用センサ
18…衝突検出用センサ
100…シートベルト装置
200…リトラクタ、200A…プリテンショナー
300…アンカ
400…バックル
500…タング
N…ナット
P…センタピラー、p…ねじ孔
W…ウエビング
a,b…摩擦抵抗の発生方向
m,n…ガイドローラの回転方向
Claims (3)
- ウエビングを巻き取り・引き出し可能なリトラクタから引き出された前記ウエビングをウエビング巻き取り・引き出し方向に摺動可能に案内するガイド部材と、
前記ガイド部材に案内される前記ウエビングをアシストするアシスト力を付与するアシスト機構とを備え、
前記アシスト機構は前記ガイド部材に配置されている
ことを特徴とするスリップジョイント。 - 前記ガイド部材はガイドローラを有し、
前記アシスト機構は、前記ガイドローラを回転させる回転モータからなる請求項1に記載のスリップジョイント。 - 前記アシスト機構は、前記回転モータがアウタロータ型モータからなり、前記ガイドローラに内蔵されている請求項2に記載のスリップジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008150974A JP5005616B2 (ja) | 2008-06-09 | 2008-06-09 | スリップジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008150974A JP5005616B2 (ja) | 2008-06-09 | 2008-06-09 | スリップジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009292444A JP2009292444A (ja) | 2009-12-17 |
JP5005616B2 true JP5005616B2 (ja) | 2012-08-22 |
Family
ID=41541041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008150974A Expired - Fee Related JP5005616B2 (ja) | 2008-06-09 | 2008-06-09 | スリップジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5005616B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013032061A (ja) * | 2011-08-01 | 2013-02-14 | Autoliv Development Ab | シートベルト装置 |
KR101865966B1 (ko) * | 2012-12-12 | 2018-06-08 | 현대자동차주식회사 | 차량의 안전장치 |
JP2018008555A (ja) * | 2016-07-11 | 2018-01-18 | オートリブ ディベロップメント エービー | シートベルト用リトラクタ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06211105A (ja) * | 1993-01-14 | 1994-08-02 | Honda Motor Co Ltd | シートベルト張力制御装置 |
JP2860744B2 (ja) * | 1993-03-18 | 1999-02-24 | 本田技研工業株式会社 | シートベルトのスルーアンカー |
JP4671673B2 (ja) * | 2004-12-01 | 2011-04-20 | タカタ株式会社 | シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両 |
-
2008
- 2008-06-09 JP JP2008150974A patent/JP5005616B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009292444A (ja) | 2009-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4632302B2 (ja) | シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 | |
JP4907249B2 (ja) | シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 | |
JP5385389B2 (ja) | シートベルト・プリテンション装置 | |
JP2008517833A (ja) | シートベルトリトラクタを制御する装置 | |
JP5547737B2 (ja) | シートベルト拘束装置 | |
US6848717B2 (en) | Belt tensioner | |
WO2011092787A1 (ja) | シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 | |
JP4705058B2 (ja) | モータ駆動シートベルト装置 | |
KR100850922B1 (ko) | 안전벨트 리트랙터의 토션 바 지지 구조 | |
US6737819B2 (en) | Motor retractor system | |
JP5005616B2 (ja) | スリップジョイント | |
CN113119905A (zh) | 安全带卷收器 | |
JP4597755B2 (ja) | シートベルト装置 | |
CN215322445U (zh) | 安全带卷收器 | |
JP2020097358A (ja) | シートベルト装置 | |
JP2011183873A (ja) | ウエビング巻取装置 | |
EP2492159B1 (en) | Method and system for seat belt retraction speed control | |
JP2013086567A (ja) | シートベルト装置 | |
JP4526106B2 (ja) | シートベルト巻取り装置 | |
EP2460697B1 (en) | Seat belt device | |
JP5117918B2 (ja) | ウエビング巻取装置 | |
JP5216247B2 (ja) | シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 | |
JP2009298382A (ja) | 乗員保護装置 | |
JP2006256514A (ja) | ウエビング巻取装置 | |
CN108602487B (zh) | 用于电动安全带卷收器的控制方法和电动安全带卷收器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120427 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120508 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120523 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |