JP2009298382A - 乗員保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テンションレデューサ機能及びプリテンショナ機能を同一機構で構成し、装置を簡素化及び小型化することができる乗員保護装置を提供する。
【解決手段】シートベルト1を巻き取る巻取軸を、シートベルト1の巻き取り方向へ付勢する第1渦巻きばね24及び第2渦巻きばね25と、第1渦巻きばね24の収縮を選択的に係止するラチェットホイール23及びラチェット爪27とを備える乗員保護装置に、シートベルト1の装着を検出するベルト装着検出部7と、車両の衝突を検知する衝突検知センサ9と、シートベルト非装着時はラチェットホイールの係止を解除し、シートベルト装着時であって車両の衝突を検知していない場合、ラチェットホイールを係止し、シートベルト装着時であって車両の衝突を検知した場合、ラチェットホイールの係止を解除するように制御する制御部8とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の乗員をシートベルトによって拘束保護する乗員保護装置に関し、特にシートベルト装着時にシートベルトの巻き取り力を制御することによって、乗員の圧迫感を軽減するテンションレデューサを備えた乗員保護装置に関する。
車両の座席に設けられる乗員保護装置は、車両の衝突時に乗員を拘束し、保護する装置であり、シートベルト(ウェビング)、シートベルトリトラクタ及びバックルから構成される。
シートベルトリトラクタは、シートベルトを巻取軸に巻回し、渦巻きばねの付勢力により内部に引き込み、シートベルト非装着時にはその引き込んだ状態でシートベルトを収容している。乗員がシートベルトを装着する場合、シートベルトの巻き取り側と反対側一端に設けたタングプレートを引っ張ることで収容されたシートベルトを引き出し、これを座席の傍らに設けたバックルに係合させることで、シートベルトを装着する。
このように構成されたシートベルトリトラクタは、車両衝突時にシートベルトの巻取軸からの引き出しをロックし、前方へ慣性移動する乗員の身体を拘束する。また、特に車両急減速時等において一層強力に乗員の身体を拘束するため、プリテンショナ及びロック機構が設けられる。
プリテンショナは、車両が急減速状態になったことを加速度センサが検知した場合にシートベルトの弛みを除去し、シートベルトによる拘束力を向上するものである。
一方、乗員がシートベルトを装着した際、渦巻きばねの付勢力によって乗員が圧迫感を抱かぬよう、シートベルトの巻き取り力を軽減するテンションレデューサを備えたシートベルトリトラクタが知られている(例えば、特許文献1〜3)。
テンションレデューサは、シートベルトの巻き取り方向へ巻取軸を付勢する第1渦巻きばね及び第2渦巻きばねを備え、シートベルト非装着時には第1及び第2渦巻きばね両方の付勢力によってシートベルトを巻き取り、シートベルト装着時には、第2渦巻きばねの付勢力のみによってシートベルトを巻き取るように構成されている。
実開昭64−10450号公報 特開2000−238611号公報 特開2001−187560号公報
ところで、自動車分野では車両の小型化、車内空間の拡大が求められている。このため、各種車載装置にも省スペース化が要求されている。
しかしながら、従来、プリテンショナ及びテンションレデューサは技術的目的が異なるため、別システムで構成されており、シートベルトリトラクタにプリテンショナ、テンションレデューサ等の各種機構を備えることによる乗員保護装置の大型化が深刻な問題となっていた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートベルトの装着を検出するベルト装着検出手段と、車両の衝突を検知する衝突検知手段とを備え、シートベルト装着時に車両の衝突を検知した場合、シートベルトの巻き取り力が大きくなるようにテンションレデューサの動作を制御するよう構成することにより、テンションレデューサ機能及びプリテンショナ機能を同一機構で構成し、装置を簡素化及び小型化することができる乗員保護装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、直列的に接続された第1及び第2ばねと、該第1ばねの収縮を選択的に係止する係止部材とを備えた簡単な構成で、車両衝突時のシートベルトの巻き取り力を乗員の体格、体重等に応じて増減させることができる乗員保護装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、ベルトの巻き取り量を検出するセンサによって、シートベルトの装着を検知するように構成することにより、バックルにシートベルト検出スイッチを設ける場合に必要となるケーブル、即ちバックルのシートベルト検出スイッチからシートベルトリトラクタへ引き回すケーブルが不要になり、装置全体をより簡素化及び小型化することができる乗員保護装置を提供することにある。
第1発明に係る乗員保護装置は、乗員を拘束保護するためのシートベルトを巻き取る巻取軸を、該シートベルトの巻き取り方向へ付勢する付勢手段と、該付勢手段によって前記巻取軸に加えられる付勢力を変化させる付勢力変更手段とを備える乗員保護装置において、前記シートベルトの装着を検出するベルト装着検出手段と、車両の衝突を検知する衝突検知手段と、前記ベルト装着検出手段が前記シートベルトの非装着を検出した場合、第1付勢力で前記シートベルトが巻き取られるように、前記付勢力変更手段の動作を制御する手段と、前記ベルト装着検出手段が前記シートベルトの装着を検出した場合、前記衝突検知手段が車両の衝突を検知したとき、第1付勢力で前記シートベルトが巻き取られ、前記衝突検知手段が車両の非衝突を検知したとき、第1付勢力より弱い第2付勢力で前記シートベルトが巻き取られるように、前記付勢力変更手段の動作を制御する手段とを備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、付勢手段は巻取軸をシートベルトの巻き取り方向へ付勢している。付勢力変更手段は、巻取軸に加えられる付勢力を増減変化させる手段であり、シートベルト装着時に乗員の圧迫感を軽減するテンションレデューサと、車両衝突時にシートベルトの弛みを取り除き、乗員を初期拘束するプリテンショナとを同一機構で構成するものである。
ベルト装着検出手段は、テンションレデューサ機能を実現すべく、シートベルトの装着を検出する。また、衝突検知手段は、プリテンショナ機能を実現すべく、車両の衝突を検知する。そして、乗員保護装置は、ベルト装着検出手段の検出結果と、衝突検知手段の検知結果とに基づいて、付勢力変更手段の動作を制御、つまり、シートベルトの巻き取り力を制御する。
具体的には、シートベルトが装着されていない場合、強い第1付勢力でシートベルトが巻き取られる。シートベルトが装着されている場合であって、衝突検知手段が車両の非衝突を検知したとき、弱い第2付勢力でシートベルトが巻き取られる。従って、シートベルト装着時における乗員の圧迫感を軽減することが可能になる。
一方、シートベルトが装着されている場合であって、衝突検知手段が車両の衝突を検知したとき、強い第1付勢力でシートベルトが巻き取られる。従って、車両衝突時にシートベルトの弛みを取り除き、乗員を効果的に初期拘束することが可能になる。
第2発明に係る乗員保護装置は、前記付勢手段は、直列的に接続された第1ばね及び第2ばねを備え、前記付勢力変更手段は、前記第1ばねの収縮を選択的に係止する係止部材を備えることを特徴とする。
第2発明にあっては、付勢手段は直列的に接続された第1ばね及び第2ばねを備え、付勢力変更手段は第1ばねの収縮を選択的に係止する係止部材を備えている。係止部材が第1ばねの収縮を係止していない場合、直列的に接続された第1ばね及び第2ばねの付勢力が巻取軸に加えられるため、シートベルトは強い第1付勢力で巻き取られる。係止部材が第1ばねの収縮を係止している場合、第2ばねの付勢力のみが巻取軸に加えられるため、シートベルトは弱い第2付勢力で巻き取られる。
非衝突時においては、シートベルトが装着されるまでの間、シートベルトの引き出し量に応じて、第1ばね及び第2ばねには弾性エネルギーが蓄積される。シートベルトが装着された時点で第1ばねの収縮が係止される。このため、シートベルトの装着に際してシートベルトの引き出し量が大きい程、第1ばねは、より大きな弾性エネルギーを蓄えた状態で係止される。そして、車両の衝突が検知された場合、係止部材は第1ばねの係止を解除する。従って、シートベルトの引き出し量が大きい程、車両衝突時にシートベルトはより強く巻き取られる。また、シートベルトの引き出し量と、乗員の体重とは相関があるため、乗員の体重が重い程、車両衝突時にシートベルトはより強く巻き取られるとも言える。
一方、車両に加速度が生じた場合、乗員に慣性力が発生する。該慣性力は乗員の体重に比例して大きくなるため、乗員の体重が重い程、より強い付勢力でシートベルトを巻き取り、乗員を初期拘束することが好ましい。本発明によれば、車両衝突時のシートベルトの巻き取り力を乗員の体重に応じて増減させることが可能である。
第3発明に係る乗員保護装置は、前記ベルト装着検出手段は、ベルトの巻き取り量を検出するセンサであることを特徴とする。
第3発明にあっては、ベルト装着検出手段は、シートベルトの巻き取り量を検出するセンサ、例えばリミットスイッチによって、シートベルトの装着を検出する。シートベルトの巻き取り量が所定量以上である場合、シートベルトが装着されていない状態、所定量未満である場合、シートベルトが装着されている状態と考えられるため、シートベルトの巻き取り量によってシートベルトの装着を検出することができる。
シートベルトの巻き取り量を検出するセンサによってシートベルトの装着を検出するように構成した場合、シートベルト検出スイッチをバックルに備える場合に必要となるケーブル、ケーブルの配線スペースが不要になる。
第1発明によれば、テンションレデューサ機能及びプリテンショナ機能を同一機構で構成し、装置を簡素化及び小型化することができる。
第2発明によれば、直列的に接続された第1及び第2ばねと、該第1ばねの収縮を選択的に係止する係止部材とを備えた簡単な構成で、車両衝突時のシートベルトの巻き取り力を乗員の体格、体重等に応じて増減させることができる。
第3発明によれば、バックルにシートベルト検出スイッチを備える場合に必要となるケーブル、即ちバックルからシートベルトリトラクタへ引き回すケーブルが不要になり、装置全体をより簡素化及び小型化することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る乗員保護装置の構成を示す模式図である。本発明の乗員保護装置は、車両内部に設けられており、乗員Aを座席Cに拘束するためのシートベルト1と、シートベルト1の一方側を引き出し可能に巻き取るシートベルトリトラクタ2と、シートベルト1に摺動可能に設けたタング3と、タング3と係合するバックル4とを備えている。
シートベルト1は、一方側がセンターピラーB内下部に設けられるシートベルトリトラクタ2により巻き取られると共に、途中でショルダアンカ5に通され、その他方側端部が止め具6により車体下部にて回動可能に接続されている。
図2は、シートベルトリトラクタ2の一例を模式的に示す断面図、図3は、テンションレデューサの機構を概念的に示す説明図である。シートベルトリトラクタ2は、平面視略コの字型形状又はU字形状をなす金属製のフレーム20を備える。フレーム20は相対向する1対の矩形状の側板20a及び各側板20aを連結する矩形状の連結板20bを有している。連結板20bは、ボルト等で車両に固定される。側板20aは、シートベルト1を巻き取るための巻取りリール21を支持する支持孔を、各側板20aの対向する部位に有している。各支持孔には軸受け用のブッシュが設けられている。巻取りリール21は、ブッシュを介して各支持孔に回転自在に支持された巻取軸21aと、側板20a間に収まるように巻取軸21aの両端部に設けられたフランジ21bと、巻取軸21aの一端から支持孔を貫通して側板20aの外側へ突出した突出軸部21cとを備える。突出軸部21cの先端には中心軸方向へ突出した凸部が形成されている。巻取軸21aは、シートベルト1の一端が取り付けられ、巻取りリール21の回転によってシートベルト1が巻き取られるように構成されている。
また、シートベルトリトラクタ2は、巻取軸21aをシートベルト1の巻き取り方向へ付勢する第1渦巻きばね24及び第2渦巻きばね25と、各ばねによって巻取軸21aに加えられる付勢力を増減変化させるためのラチェットホイール23と、各ばね及びラチェットホイール23を収容する収容体22とを備える。
収容体22は、例えば樹脂製であり、円板部22aと、該円板部に周設された周壁部22bとを備え、側板20aを覆うように側板20aに取り付けられている。円板部22aの中心部には、ラチェットホイール23を回転可能に支持するための孔部22cが形成されている。
ラチェットホイール23は軸部23bを備える。軸部23bは、収容体22の孔部22cに嵌合する嵌合凸部23cを一端側に、突出軸部21cの凸部が嵌合する凹部23dを他端側に有しており、中心軸が巻取軸21aと略一致するように、また収容体22及び巻取軸21aに対して回転可能に設けられている。軸部23bの他端側には、底浅の有底円筒状をなし、外周面にはラチェットギア23aが形成されている。ラチェットギア23aは、ラチェット機構によって、ラチェットホイール23の回転方向をシートベルト1の引き出し方向へ制限する一方向ギアである。
第1渦巻きばね24は、一端部が、収容体22に形成された図示しないスリットに固定されており、他端部が、ラチェットホイール23の軸部23bに形成された図示しないスリットに固定されている。
第2渦巻きばね25は、第1渦巻きばねより弾性力が小さい渦巻きばねであり、ラチェットギア23aの内周側に配されている。第2渦巻きばね25は、一端部が、ラチェットギア23aの内周面に形成された図示しないスリットに固定されており、他端部が突出軸部21cに形成された図示しないスリットに固定されている。
また、シートベルトリトラクタ2は、ラチェットホイール23の回転、特にシートベルト1の巻き取り方向への回転を係止するラチェット爪27、ラチェット爪27を駆動する電磁ソレノイド26、電磁ソレノイド26の動作を制御する制御部8とを備える。電磁ソレノイド26は、図示しない通電スイッチを介してバッテリに接続されており、制御部8は、該通電スイッチのオンオフ状態を制御することによって、電磁ソレノイド26への通電を制御する。ラチェット爪27は、支持軸27aによって回動可能に支持されている。電磁ソレノイド26が通電された場合、プランジャ26aが没入してラチェット爪27は、ラチェットギア23aに噛合する方向へ移動し、電磁ソレノイド26が非通電状態になった場合、プランジャ26aが突出してラチェット爪27は、ラチェットギア23aから離れる方向へ移動するように構成されている。
ラチェット爪27がラチェットギア23aから離れている場合、ラチェットホイール23は自由に回転するため、直列的に接続された第1渦巻きばね24及び第2渦巻きばね25両方の付勢力が巻取軸21aに加えられ、シートベルト1に強い巻き取り力が働く。
ラチェット爪27がラチェットギア23aに噛合した場合、ラチェットホイール23の回転が係止されるため、第2渦巻きばね25の付勢力のみが巻取軸21aに加えられ、シートベルト1に弱い巻き取り力が働く。
また、乗員保護装置は、例えば、バックル4に設けられており、シートベルト1の装着を検出するベルト装着検出部7と、車両の衝突を検知する衝突検知センサ9とを備える。ベルト装着検出部7は、例えばバックルスイッチを備え、バックル4にタング3が挿嵌されたか否かを検出する。
衝突検知センサ9は、例えば、衝突時に車体に発生する衝撃を検出する加速度センサを備え、加速度センサの信号を衝突検知信号として制御部8へ出力する。なお、加速度センサから得られる加速度信号を信号処理して大きさ又は立ち上がり波形に基づいて車両の衝突を検出し、衝突の有無を示す衝突検知信号を制御部8へ出力するように構成しても良い。
また、自車両と、前方車両等の障害物との衝突が生ずる可能性があるか、衝突を回避可能か回避不可であるかを判別するように衝突検知センサ9を構成しても良い。例えば、レーザレーダ、超音波センサ等の非接触型距離センサによって所定時間毎に自車と障害物との距離を計測する。この距離の時間的変化から相対速度を計算する。距離を相対速度で除算して衝突までの時間を計算する。該衝突時間が予め設定された所定時間以下なら、衝突の可能性があるとして衝突検知信号を制御部8へ出力する。
また、ヨーレート検知センサ、ロール検知センサ、車両周囲モニター等で、衝突検知センサ9を構成しても良い。
図4は、制御部8の構成を模式的に示すブロック図である。制御部8は、テンションレデューサ機能及びプリテンショナ機能の制御、各種演算、判定処理等を行うCPU80を備える。CPU80には、バス86を介してテンションレデューサ機能及びプリテンショナ機能の制御を行うためのコンピュータプログラムを記憶するROM81と、演算に伴って発生する一時的な情報を記憶するRAM82と、ベルト装着検出部7からシートベルト1の装着の有無を示すシートベルト装着信号が入力する第1入力部83と、衝突検知センサ9から衝突検知信号が入力する第2入力部85と、テンションレデューサの動作を制御、具体的には電磁ソレノイド26への通電を制御するための制御信号を出力する出力部84とが接続されている。なお、図1においては作図の便宜上、ベルト装着検出部7から制御部8へ入力する信号を示す矢印を省略している。
図5は、テンションレデューサ機能及びプリテンショナ機能の制御に係るCPU80の処理手順を示すフローチャート、図6は、車両衝突及びベルト装着の有無と、テンションレデューサ機能のオンオフ状態との関係を示す図表である。まず、CPU80は、衝突検知信号を取得する(ステップS11)。そして、衝突検知信号の信号レベルが所定レベル以上であるか否かを判定する(ステップS12)。所定レベル未満であると判定した場合(ステップS12:NO)、CPU80は、ベルト装着検出部7からシートベルト装着信号を取得し(ステップS13)、シートベルト1の装着の有無を判定する(ステップS14)。ステップS12で所定レベル以上であると判定した場合(ステップS12:YES)、又はステップS14でシートベルト1を装着していないと判定した場合(ステップS14:NO)、CPU80は、テンションレデューサ機能をオフ状態に制御、つまりシートベルト1が強い付勢力で巻き取られるように、電磁ソレノイド26を非通電状態に制御し(ステップS16)、処理を終える。シートベルト1を装着していると判定した場合(ステップS14:YES)、CPU80は、テンションレデューサ機能をオン状態に制御、つまりシートベルト1が弱い付勢力で巻き取られるように、電磁ソレノイド26を通電状態に制御し(ステップS15)、処理を終える。
次に、乗員保護装置の動作を説明する。図7は、乗員保護装置の動作を概念的に示す説明図である。
図7(a)は、シートベルト1を装着する前の状態を示している。シートベルト1が装着されていない場合、テンションレデューサ機能はオフ状態にある。つまり、ラチェット爪27がラチェットギア23aから離れ、ラチェットホイール23が自由に回転できる状態にある。従って、第1渦巻きばね24及び第2渦巻きばね25両方の付勢力が巻取軸21aに加わり、強い力でシートベルト1が巻き取られる。
図7(b)は、シートベルト1を装着する前の状態で、シートベルト1を引き出した状態を示している。図7(a)に示した状態でシートベルト1を引き出した場合、第1渦巻きばね24及び第2渦巻きばね25の伸張に伴ってラチェットホイール23も回転するため、上述のようにシートベルト1は強い力で巻き取られる。
図7(c)は、シートベルト1を装着した状態を示している。シートベルト1が装着された場合、テンションレデューサ機能はオン状態にある。つまり、ラチェット爪27がラチェットギア23aに噛合し、ラチェットホイール23の回転、特にシートベルト1の巻き取り方向への回転が制限された状態にある。従って、第2渦巻きばね25の付勢力のみが巻取軸21aに加わり、弱い力でシートベルト1が巻き取られる。よって、シートベルト1装着中の乗員Aの圧迫感を軽減させることができる。
図7(d)は、シートベルト1を装着した状態で、シートベルト1を引き出した状態を示している。図7(c)に示した状態でシートベルト1が引き出された場合、第1渦巻きばね24が伸張する。もちろん、引き出し量によっては、ラチェットホイール23もシートベルト1の引き出し方向へ回転することもある。ただし、ラチェットホイール23が前記引き出し方向へ回転しても、その後、巻き取り方向への回転は制限されるため、シートベルト1は弱い力で巻き取られる。
図7(e)は、シートベルト1装着後に車両の衝突を検知した状態を示している。衝突時においては、テンションレデューサ機能はオフ状態になるため、第1渦巻きばね24及び第2渦巻きばね25両方の付勢力が巻取軸21aに加わり、強い力でシートベルト1が巻き取られる。従って、車両の衝突時にはシートベルト1を強く巻き取ることによって、シートベルト1の弛みを取り除き、乗員Aを効果的に初期拘束することができる。
このように構成された乗員保護装置にあっては、テンションレデューサ機能及びプリテンショナ機能を同一機構で構成し、装置を簡素化及び小型化することができる。
また、直列的に接続された第1渦巻きばね24、第2渦巻きばね25、ラチェットホイール23、ラチェット爪27を備えた簡単な構成で、テンションレデューサ機能及びプリテンショナ機能を実現することができる。
更に、車両衝突時のシートベルト1の巻き取り力を乗員Aの体格、体重等に応じて増減させることができ、より効果的に乗員Aを初期拘束することができる。
更にまた、バックル4にシートベルト検出スイッチを設ける場合に必要となるケーブル、即ちバックル4のシートベルト検出スイッチからシートベルトリトラクタ2へ引き回すケーブルが不要になり、装置全体をより簡素化及び小型化することができる。
(変形例1)
図8は、変形例1に係る乗員保護装置を構成するシートベルトリトラクタ2の一例を模式的に示す断面図である。変形例1に係る乗員保護装置は、シートベルト1の巻き取り量によって、シートベルト1の装着を検出するように構成したものである。
変形例1に係る乗員保護装置は、バックル4に設けたベルト装着検出部7に代えて、シートベルト1の巻き取り量を検出する巻取量センサ28を備える。巻取量センサ28は、可動片を有する常閉接点型のリミットスイッチであり、可動片が巻取軸21aまわりに巻回されたシートベルト1の最外周面に当接するような位置及び姿勢で、フレーム20の適宜箇所に固定されている。巻取量センサ28は、シートベルト1が所定量以上引き出されて可動片が押されていない状態になった場合、オン状態となり、シートベルト1の引き出し量が所定量未満で可動片が押されている状態になった場合、オフ状態となる。制御部8は、巻取量センサ28のオンオフ状態を検出することによって、シートベルト1の装着を検出する。
変形例1に係る乗員保護装置にあっては、シートベルトリトラクタ2側でシートベルト1の装着を検出するように構成されているため、バックル4に設けたベルト装着検出部7と、シートベルトリトラクタ2側の制御部8とを接続するケーブル及びケーブルを引き回すスペースが不要になる。従って、乗員保護装置をより簡素化及び小型化することができる。
(変形例2)
図9は、変形例2に係る乗員保護装置の要部を概念的に示す説明図である。変形例2に係る乗員保護装置は、変形例1と同様の巻取量センサ28を備えている。変形例2に係る巻取量センサ28は、そのオンオフ状態によって、電磁ソレノイド26への通電がオンオフするように構成されている。具体的には、車両に搭載されたバッテリ10の正極端には、電磁ソレノイド26への通電をオンオフする通電スイッチ29の一端が接続され、通電スイッチ29の他端は、巻取量センサ28の一端に接続され、巻取量センサ28の他端は電磁ソレノイド26の入力端に接続されている。
制御部8は、衝突検知センサ9の信号のみを監視し、衝突を検知した場合、通電スイッチ29をオフ状態に制御し、衝突を検知していない場合、通電スイッチ29をオン状態に制御する。
変形例2に係る乗員保護装置にあっては、衝突の有無を監視し、通電スイッチ29をオンオフ制御するのみで、テンションレデューサ及びプリテンショナ機能を実現することができる。従って、テンションレデューサ及びプリテンショナの構成をより簡素化及び小型化することができる。
(変形例3)
図10は、変形例3に係る乗員保護装置の要部を概念的に示す説明図である。変形例3に係る乗員保護装置は、変形例1と同様の巻取量センサ28を備えている。変形例3に係る巻取量センサ28は、そのオンオフ状態によって、制御部8の動作状態がオンオフするように構成されている。具体的には、電源回路11の正極端に、巻取量センサ28の一端が接続され、巻取量センサ28の他端が制御部8の電源入力端子に接続されている。また、車両に搭載されたバッテリ10の正極端には、電磁ソレノイド26への通電をオンオフする通電スイッチ29の一端が接続され、通電スイッチ29の他端は、電磁ソレノイド26の入力端に接続されている。
制御部8は、シートベルト1が装着された時点で動作を開始し、動作開始後は、衝突検知センサ9の信号のみを監視し、衝突を検知した場合、通電スイッチ29をオフ状態に制御し、衝突を検知していない場合、通電スイッチ29をオン状態に制御する。
変形例3に係る乗員保護装置にあっては、制御部8の消費電力を低減し、且つ衝突の有無を監視し、通電スイッチ29をオンオフ制御するのみで、テンションレデューサ機能及びプリテンショナ機能を実現することができる。従って、テンションレデューサ及びプリテンショナの構成をより簡素化及び小型化することができる。
(変形例4)
変形例4に係る乗員保護装置は、変形例2に係る乗員保護装置において制御部を廃止し、衝突検知センサから出力される衝突検知信号によって通電スイッチがオンオフするように構成されている。例えば、図9に示す制御部を備えず、衝突検知センサの出力が通電スイッチに直接入力し、衝突検知センサからハイレベルの衝突検知信号が通電スイッチに入力された場合、通電スイッチがオン状態になり、ローレベルの衝突検知信号が通電スイッチに入力された場合、通電スイッチがオフ状態になるように構成すると良い。
変形例4に係る乗員保護装置にあっては、乗員保護装置を更に簡素化及び小型化することができる。
(変形例5)
変形例5に係る乗員保護装置は、ラチェットホイールを回転させるモータを備える。モータの出力軸は、ラチェットホイールの軸部に接続されており、モータの回転は制御部によって制御される。制御部は、例えばシートベルト装着時にラチェットホイールをシートベルトの引き出し方向へ所定量、回転させるようにモータを駆動させる。シートベルト装着後にラチェットホイールがシートベルトの引き出し方向へ回転した場合、第2渦巻きばねに蓄えられた弾性エネルギーの一部が第1渦巻きばねに移動し、更にモータの回転エネルギーが第2渦巻きばねに蓄積される。
変形例5に係る乗員保護装置にあっては、第2渦巻きばねの弾性エネルギーが第1渦巻きばねへ移動するため、シートベルト装着時における乗員の圧迫感をより効果的に軽減させることができる。
また、第2渦巻きばねにより大きな弾性エネルギーが蓄積されるため、衝突時にはより強い巻き取り力でシートベルトを引き込むことができ、より効果的に乗員を初期拘束することができる。
(変形例6)
変形例6に係る乗員保護装置は、車両衝突時のシートベルトの巻き取りを補助するモータを備える。モータの出力軸は、巻取軸に接続されており、モータの回転は制御部によって制御される。制御部は、例えば、シートベルト装着時において車両の衝突を検知した場合、先にモータをシートベルトの巻き取り方向へ回転させ、次いで電磁ソレノイドを通電させる。このような手順でモータ及び電磁ソレノイドを駆動した場合、電磁ソレノイドを通電させ、次いでモータを駆動する場合に比べて、モータのトルクを巻取軸へより効果的に伝達させることができる。
変形例6にあっては、モータを備え、電磁ソレノイドの通電に先だってモータを回転させるように構成することによって、車両衝突時に乗員をより効果的に初期拘束することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明の実施の形態に係る乗員保護装置の構成を示す模式図である。 シートベルトリトラクタの一例を模式的に示す断面図である。 テンションレデューサの機構を概念的に示す説明図である。 制御部の構成を模式的に示すブロック図である。 テンションレデューサ機能及びプリテンショナ機能の制御に係るCPUの処理手順を示すフローチャートである。 車両衝突及びベルト装着の有無と、テンションレデューサ機能のオンオフ状態との関係を示す図表である。 乗員保護装置の動作を概念的に示す説明図である。 変形例1に係る乗員保護装置を構成するシートベルトリトラクタの一例を模式的に示す断面図である。 変形例2に係る乗員保護装置の要部を概念的に示す説明図である。 変形例3に係る乗員保護装置の要部を概念的に示す説明図である。
符号の説明
1 シートベルト
2 シートベルトリトラクタ
7 ベルト装着検出部(ベルト装着検出手段)
8 制御部
9 衝突検知センサ(衝突検知手段)
20 フレーム
21a 巻取軸
23 ラチェットホイール(付勢力変更手段)
23a ラチェットギア
24 第1渦巻きばね(付勢手段、第1ばね)
25 第2渦巻きばね(付勢手段、第2ばね)
26 電磁ソレノイド
27 ラチェット爪(付勢力変更手段、係止部材)
28 巻取量センサ
80 CPU
A 乗員

Claims (3)

  1. 乗員を拘束保護するためのシートベルトを巻き取る巻取軸を、該シートベルトの巻き取り方向へ付勢する付勢手段と、該付勢手段によって前記巻取軸に加えられる付勢力を変化させる付勢力変更手段とを備える乗員保護装置において、
    前記シートベルトの装着を検出するベルト装着検出手段と、
    車両の衝突を検知する衝突検知手段と、
    前記ベルト装着検出手段が前記シートベルトの非装着を検出した場合、第1付勢力で前記シートベルトが巻き取られるように、前記付勢力変更手段の動作を制御する手段と、
    前記ベルト装着検出手段が前記シートベルトの装着を検出した場合、前記衝突検知手段が車両の衝突を検知したとき、第1付勢力で前記シートベルトが巻き取られ、前記衝突検知手段が車両の非衝突を検知したとき、第1付勢力より弱い第2付勢力で前記シートベルトが巻き取られるように、前記付勢力変更手段の動作を制御する手段と
    を備えることを特徴とする乗員保護装置。
  2. 前記付勢手段は、
    直列的に接続された第1ばね及び第2ばねを備え、
    前記付勢力変更手段は、
    前記第1ばねの収縮を選択的に係止する係止部材を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
  3. 前記ベルト装着検出手段は、
    ベルトの巻き取り量を検出するセンサである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗員保護装置。
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