JP4838059B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のシートに配置される装着対象にシートベルトが装着可能にされるシートベルト装置に関する。
シートベルト装置としては、車両の衝突が予知された際(車両の緊急時)に、モータが回転されて、シートベルトが巻き取られるものがある(例えば、特許文献1参照)。
ここで、このシートベルト装置では、オフスイッチが動作されると、車両の衝突が予知された際でも、モータが回転されず、シートベルトが巻き取られない。
特開2005−263176公報
本発明は、上記事実を考慮し、モータの作動が不要な際にはモータを作動させないようにできるシートベルト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシートベルト装置は、車両の乗員に装着可能にされるシートベルトと、作動されることで前記シートベルトを巻き取り、引き出し可能なモータを備えた巻取機構と、運転選択操作をされることで車両の緊急時以外の通常時に所定の条件が成立すると前記モータが作動されると共に、停止選択操作をされることで車両の通常時に所定の条件が成立しても前記モータが作動されない第1操作手段と、を備えている。
請求項2に記載のシートベルト装置は、車両の乗員に装着可能にされるシートベルトと、作動されることで前記シートベルトを巻き取り、引き出し可能なモータを備えた巻取機構と、自動選択操作をされることで車両の緊急時以外の通常時に所定の条件が成立すると前記モータが作動されると共に、手動選択操作をされることで車両の通常時に所定の条件が成立しても前記モータが作動されない第2操作手段と、前記第2操作手段が手動選択操作をされると車両の通常時に作動操作をされることで前記モータが作動される第3操作手段と、を備えている。
請求項1に記載のシートベルト装置では、車両の乗員にシートベルトが装着可能にされており、巻取機構のモータが作動されることで、シートベルトを巻き取り、引き出し可能にされている。
ここで、第1操作手段が運転選択操作をされることで、車両の通常時(車両の緊急時以外の時)に所定の条件が成立すると、モータが作動される。一方、第1操作手段が停止選択操作をされることで、車両の通常時に所定の条件が成立しても、モータが作動されない。このため、モータの作動が不要な際にはモータを作動させないようにすることができる。
請求項2に記載のシートベルト装置では、車両の乗員にシートベルトが装着可能にされており、巻取機構のモータが作動されることで、シートベルトを巻き取り、引き出し可能にされている。
ここで、第2操作手段が自動選択操作をされることで、車両の通常時(車両の緊急時以外の時)に所定の条件が成立すると、モータが作動される。一方、第2操作手段が手動選択操作をされることで、車両の通常時に所定の条件が成立しても、モータが作動されない。さらに、第2操作手段が手動選択操作をされると、車両の通常時に第3操作手段が作動操作をされることで、モータが作動される。このため、モータの作動が不要な際にはモータを作動させないようにすることができる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るシートベルト装置10がブロック図にて示されている。
本実施の形態に係るシートベルト装置10は、車両に設けられており、巻取機構としてのモータリトラクタ12を備えている。
モータリトラクタ12には、巻取軸14が回転可能に設けられており、巻取軸14には、長尺帯状のシートベルト16が巻き取られている。巻取軸14には、付勢手段としての渦巻バネ36が連絡されており、渦巻バネ36が巻取軸14を付勢することで、シートベルト16が巻取軸14に巻き取られる方向へ付勢されている。
巻取軸14には、ギヤ機構18が連結されており、ギヤ機構18には、モータ20が連結されている。モータ20には、制御手段としてのECU22が接続されており、ECU22の制御によってモータ20が作動されることで、ギヤ機構18を介して、巻取軸14がギヤ機構18によって減速されつつ回転される。また、モータ20は、ECU22の制御によって正回転及び逆回転可能にされており、モータ20が正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる一方、モータ20が逆回転されることで、巻取軸14からシートベルト16が引き出される。
シートベルト16には、タング(図示省略)が設けられており、タングが車両に設けられたバックル装置24に係止されることで、シートベルト16が車両のシート(例えば運転席又は助手席)に配置される装着対象(例えば、乗員、荷物又はチャイルドシート)に装着されて、装着対象をシートに拘束可能にされている。また、タングがバックル装置24に係止された際には、渦巻バネ36の付勢力によって、シートベルト16が巻取軸14に巻き取られて、シートベルト16のスラックがある程度取り除かれる。
バックル装置24には、装着解除手段としての解除スイッチ26(解除ボタン)が設けられており、解除スイッチ26は、操作(押圧操作)されることで、タングのバックル装置24への係止を解除可能にされている。
バックル装置24には、装着検出手段としてのバックルスイッチ28が設けられており、バックルスイッチ28は、タングのバックル装置24への係止を検出可能にされている。バックルスイッチ28はECU22に接続されており、ECU22は、バックルスイッチ28からの信号に基づき、装着対象に対するシートベルト16の装着及び装着解除を検知可能にされている。
巻取軸14には、張力検出手段としての張力センサ38が接続されており、張力センサ38は、巻取軸14に作用するシートベルト16の巻取軸14からの引き出し力を検出することで、シートベルト16の張力(装着対象への装着圧力)を検出可能にされている。張力センサ38はECU22に接続されており、ECU22は、張力センサ38からの信号に基づき、シートベルト16の張力を検知可能にされている。
ECU22には、衝突予知センサ30が接続されており、衝突予知センサ30は、車両の障害物との距離(例えば車間距離)、車両の速度、車両のハンドルの操舵角度(ハンドルの操舵角度の加速度でもよい)及び車両のブレーキの操作量(ブレーキの操作加速度でもよい)の少なくとも1つについての信号を、ECU22へ送信する。
ECU22は、衝突予知センサ30からの信号に基づき、車両の衝突を予知可能にされており、ECU22は、車両の衝突を予知した際に、モータ20を正回転させる。これにより、ギヤ機構18を介して巻取軸14が回転されて、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られることで、装着対象に装着されるシートベルト16の張力が大きくされる。
ECU22には、衝突センサ32が接続されており、衝突センサ32は、例えば車両の加速度等についての信号を、ECU22へ送信する。これにより、ECU22は、衝突センサ32からの信号に基づき、車両の衝突を検知可能にされている。
ECU22には、第1操作手段としてのオンオフ選択スイッチ34が接続されており、オンオフ選択スイッチ34は、オン操作(運転選択操作)及びオフ操作(停止選択操作)を可能にされている。これにより、ECU22は、オンオフ選択スイッチ34からの信号に基づき、オンオフ選択スイッチ34がオン操作をされた状態及びオンオフ選択スイッチ34がオフ操作をされた状態を検知可能にされている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシートベルト装置10では、車両の通常時(車両の緊急時(車両の衝突時及び衝突予知時)以外の時)において、バックル装置24にタングが係止されないでシートベルト16が装着対象に装着されない状態から、バックル装置24にタングが係止される(所定の条件が成立する)ことで、シートベルト16が装着対象に装着されて、ECU22がシートベルト16の装着対象への装着を検知する。
ここで、オンオフ選択スイッチ34がオン操作をされた際(オンオフ選択スイッチ34がオン操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16が装着対象に装着される(ECU22がシートベルト16の装着対象への装着を検知する)と、ECU22の制御によって、シートベルト16が装着対象に装着されてから特定時間(渦巻バネ36の付勢力によってシートベルト16が巻取軸14に巻き取られてシートベルト16のスラックがある程度取り除かれる時間以上の時間)待機した後に、モータ20が所定時間低回転力で正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、乗員(装着対象)の快適性を損なわない程度にシートベルト16のスラックを充分に取り除くことができる。
一方、オンオフ選択スイッチ34がオフ操作をされた際(オンオフ選択スイッチ34がオフ操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16が装着対象に装着されても(ECU22がシートベルト16の装着対象への装着を検知しても)、ECU22は、シートベルト16が装着対象に装着されてから特定時間後にモータ20を正回転させず、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られない。このため、シートベルト16のスラックが充分には取り除かれない。
さらに、車両の通常時に、シートベルト16が装着対象に装着された状態において、シートベルト16の張力が所定張力未満である(所定の条件が成立する)と、ECU22がシートベルト16の張力が所定張力未満であることを検知する。
ここで、オンオフ選択スイッチ34がオン操作をされた際(オンオフ選択スイッチ34がオン操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16の張力が所定張力未満である(ECU22がシートベルト16の張力が所定張力未満であることを検知する)と、ECU22の制御によって、シートベルト16の張力が所定張力以上になる(ECU22がシートベルト16の張力が所定張力以上であることを検知する)まで、モータ20が低回転力で正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、乗員(装着対象)の快適性を損なわない程度にシートベルト16のスラックを充分に取り除くことができる。
一方、オンオフ選択スイッチ34がオフ操作をされた際(オンオフ選択スイッチ34がオフ操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16の張力が所定張力未満であっても(ECU22がシートベルト16の張力が所定張力未満であることを検知しても)、ECU22は、モータ20を正回転させず、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られない。このため、シートベルト16のスラックが充分には取り除かれない。
また、車両の通常時において、バックル装置24にタングが係止されてシートベルト16が装着対象に装着された状態から、解除スイッチ26が操作されてバックル装置24へのタングの係止が解除される(所定の条件が成立する)ことで、シートベルト16の装着対象への装着が解除されて、ECU22がシートベルト16の装着対象への装着の解除を検知する。
ここで、オンオフ選択スイッチ34がオン操作をされた際(オンオフ選択スイッチ34がオン操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16の装着対象への装着が解除される(シートベルト16の装着対象への装着の解除をECU22が検知する)と、ECU22の制御によってモータ20が正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、シートベルト16がモータリトラクタ12に格納される。
一方、オンオフ選択スイッチ34がオフ操作をされた際(オンオフ選択スイッチ34がオフ操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16の装着対象への装着が解除されても(シートベルト16の装着対象への装着の解除をECU22が検知しても)、ECU22は、モータ20を正回転させず、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られない。このため、シートベルト16がモータリトラクタ12に格納されてない状態が維持される。
ところで、例えば、シートが助手席である場合にシートに装着対象である荷物又はチャイルドシートが配置されていたり、シートが運転席である場合に装着対象である運転手が車両を後退(バック)させる際には、シートベルト16が装着対象に装着され、シートベルト16の張力が所定張力未満であり、又は、シートベルト16の装着対象への装着が解除されても、シートベルト16の巻き取り(モータ20の作動)は不要である。
このため、シートベルト16が装着対象に装着され、シートベルト16の張力が所定張力未満であり、又は、シートベルト16の装着対象への装着が解除されても、シートベルト16の巻き取りが不要である場合には、オンオフ選択スイッチ34がオフ操作をされることで、シートベルト16が装着対象に装着され、シートベルト16の張力が所定張力未満であり、又は、シートベルト16の装着対象への装着が解除されても、シートベルト16が巻き取られることを防止することができる。
[第2の実施の形態]
図2には、本発明の第2の実施の形態に係るシートベルト装置50がブロック図にて示されている。
本実施の形態に係るシートベルト装置50は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るシートベルト装置50では、ECU22には、上記第1の実施の形態におけるオンオフ選択スイッチ34が接続されていない。
ECU22には、第2操作手段としてのオートマニュアル選択スイッチ52が接続されており、オートマニュアル選択スイッチ52は、オート選択操作(自動選択操作)及びマニュアル選択操作(手動選択操作)を可能にされている。これにより、ECU22は、オートマニュアル選択スイッチ52からの信号に基づき、オートマニュアル選択スイッチ52がオート選択操作をされた状態及びオートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされた状態を検知可能にされている。
ECU22には、第3操作手段としての作動スイッチ54が接続されており、作動スイッチ54は、作動操作を可能にされている。これにより、ECU22は、作動スイッチ54からの信号に基づき、作動スイッチ54が作動操作をされたことを検知可能にされている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシートベルト装置50では、車両の通常時(車両の緊急時(車両の衝突時及び衝突予知時)以外の時)において、バックル装置24にタングが係止されないでシートベルト16が装着対象に装着されない状態から、バックル装置24にタングが係止される(所定の条件が成立する)ことで、シートベルト16が装着対象に装着されて、ECU22がシートベルト16の装着対象への装着を検知する。
ここで、オートマニュアル選択スイッチ52がオート選択操作をされた際(オートマニュアル選択スイッチ52がオート選択操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16が装着対象に装着される(ECU22がシートベルト16の装着対象への装着を検知する)と、ECU22の制御によって、シートベルト16が装着対象に装着されてから特定時間(渦巻バネ36の付勢力によってシートベルト16が巻取軸14に巻き取られてシートベルト16のスラックがある程度取り除かれる時間以上の時間)待機した後に、モータ20が所定時間低回転力で正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、乗員(装着対象)の快適性を損なわない程度にシートベルト16のスラックを充分に取り除くことができる。
一方、オートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされた際(オートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16が装着対象に装着されても(ECU22がシートベルト16の装着対象への装着を検知しても)、ECU22は、シートベルト16が装着対象に装着されてから特定時間後にモータ20を正回転させず、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られない。このため、シートベルト16のスラックが充分には取り除かれない。
但し、オートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされた際には、作動スイッチ54が作動操作をされる(作動スイッチ54が作動操作をされたことをECU22が検知する)と、ECU22の制御によって、シートベルト16が装着対象に装着されてから特定時間経過した後であれば、モータ20が所定時間低回転力で正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、乗員(装着対象)の快適性を損なわない程度にシートベルト16のスラックを充分に取り除くことができる。
さらに、車両の通常時に、シートベルト16が装着対象に装着された状態において、シートベルト16の張力が所定張力未満である(所定の条件が成立する)と、ECU22がシートベルト16の張力が所定張力未満であることを検知する。
ここで、オートマニュアル選択スイッチ52がオート選択操作をされた際(オートマニュアル選択スイッチ52がオート選択操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16の張力が所定張力未満である(ECU22がシートベルト16の張力が所定張力未満であることを検知する)と、ECU22の制御によって、シートベルト16の張力が所定張力以上になる(ECU22がシートベルト16の張力が所定張力以上であることを検知する)まで、モータ20が低回転力で正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、乗員(装着対象)の快適性を損なわない程度にシートベルト16のスラックを充分に取り除くことができる。
一方、オートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされた際(オートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16の張力が所定張力未満であっても(ECU22がシートベルト16の張力が所定張力未満であることを検知しても)、ECU22は、モータ20を正回転させず、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られない。このため、シートベルト16のスラックが充分には取り除かれない。
但し、オートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされた際には、作動スイッチ54が作動操作をされる(作動スイッチ54が作動操作をされたことをECU22が検知する)と、ECU22の制御によって、シートベルト16の張力が所定張力以上になる(ECU22がシートベルト16の張力が所定張力以上であることを検知する)まで、モータ20が低回転力で正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、乗員(装着対象)の快適性を損なわない程度にシートベルト16のスラックを充分に取り除くことができる。
また、車両の通常時において、バックル装置24にタングが係止されてシートベルト16が装着対象に装着された状態から、解除スイッチ26が操作されてバックル装置24へのタングの係止が解除される(所定の条件が成立する)ことで、シートベルト16の装着対象への装着が解除されて、ECU22がシートベルト16の装着対象への装着の解除を検知する。
ここで、オートマニュアル選択スイッチ52がオート選択操作をされた際(オートマニュアル選択スイッチ52がオート選択操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16の装着対象への装着が解除される(シートベルト16の装着対象への装着の解除をECU22が検知する)と、ECU22の制御によってモータ20が正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、シートベルト16がモータリトラクタ12に格納される。
一方、オートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされた際(オートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされた状態をECU22が検知する際)に、シートベルト16の装着対象への装着が解除されても(シートベルト16の装着対象への装着の解除をECU22が検知しても)、ECU22は、モータ20を正回転させず、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られない。このため、シートベルト16がモータリトラクタ12に格納されてない状態が維持される。
但し、オートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされた際には、作動スイッチ54が作動操作をされる(作動スイッチ54が作動操作をされたことをECU22が検知する)と、ECU22の制御によってモータ20が正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、シートベルト16がモータリトラクタ12に格納される。
これにより、上記第1の実施の形態と同様に、シートベルト16が装着対象に装着され、シートベルト16の張力が所定張力未満であり、又は、シートベルト16の装着対象への装着が解除されても、シートベルト16の巻き取りが不要である場合には、オートマニュアル選択スイッチ52がマニュアル選択操作をされることで、作動スイッチ54が作動操作をされない限り、シートベルト16が装着対象に装着され、シートベルト16の張力が所定張力未満であり、又は、シートベルト16の装着対象への装着が解除されても、シートベルト16が巻き取られることを防止することができる。
[第3の実施の形態]
図3には、本発明の第3の実施の形態に係るシートベルト装置80がブロック図にて示されている。
本実施の形態に係るシートベルト装置80は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るシートベルト装置80では、ECU22には、上記第1の実施の形態におけるオンオフ選択スイッチ34が接続されていない。
バックル装置24の解除スイッチ26は、第4操作手段として機能する。解除スイッチ26はECU22に接続されており、ECU22は、解除スイッチ26からの信号に基づき、解除スイッチ26が操作されていることを検知可能にされている。
ECU22には、上記第2の実施の形態における作動スイッチ54が接続されており、作動スイッチ54は、第4操作手段として機能する。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシートベルト装置80では、車両の通常時(車両の緊急時(車両の衝突時及び衝突予知時)以外の時)において、バックル装置24にタングが係止されないでシートベルト16が装着対象に装着されない状態から、バックル装置24にタングが係止される(所定の条件が成立する)ことで、シートベルト16が装着対象に装着されて、ECU22がシートベルト16の装着対象への装着を検知する。
この際、作動スイッチ54が作動操作をされる(作動スイッチ54が作動操作をされたことをECU22が検知する)と、ECU22の制御によって、シートベルト16が装着対象に装着されてから特定時間(渦巻バネ36の付勢力によってシートベルト16が巻取軸14に巻き取られてシートベルト16のスラックがある程度取り除かれる時間以上の時間)経過した後であれば、モータ20が所定時間低回転力で正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、乗員(装着対象)の快適性を損なわない程度にシートベルト16のスラックを充分に取り除くことができる。
さらに、車両の通常時に、シートベルト16が装着対象に装着された状態において、シートベルト16の張力が所定張力未満である(所定の条件が成立する)と、ECU22がシートベルト16の張力が所定張力未満であることを検知する。
この際、作動スイッチ54が作動操作をされる(作動スイッチ54が作動操作をされたことをECU22が検知する)と、ECU22の制御によって、シートベルト16の張力が所定張力以上になる(ECU22がシートベルト16の張力が所定張力以上であることを検知する)まで、モータ20が低回転力で正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、乗員(装着対象)の快適性を損なわない程度にシートベルト16のスラックを充分に取り除くことができる。
また、車両の通常時において、バックル装置24にタングが係止されてシートベルト16が装着対象に装着された状態から、解除スイッチ26が操作されてバックル装置24へのタングの係止が解除される(所定の条件が成立する)ことで、シートベルト16の装着対象への装着が解除されて、ECU22がシートベルト16の装着対象への装着の解除を検知する。
この際、解除スイッチ26が規定時間連続して操作(作動操作を)されて、解除スイッチ26が規定時間連続して操作されたことをECU22が検知すると、ECU22の制御によってモータ20が正回転されることで、巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる。このため、シートベルト16がモータリトラクタ12に格納される。
これにより、上記第1の実施の形態と同様に、シートベルト16が装着対象に装着され、シートベルト16の張力が所定張力未満であり、又は、シートベルト16の装着対象への装着が解除されても、シートベルト16の巻き取りが不要である場合には、作動スイッチ54が作動操作をされない限り、又は、解除スイッチ26が規定時間連続して操作されない限り、シートベルト16が装着対象に装着され、シートベルト16の張力が所定張力未満であり、又は、シートベルト16の装着対象への装着が解除されても、シートベルト16が巻き取られることを防止することができる。
なお、本実施の形態では、バックル装置24へのタングの係止が解除された際に解除スイッチ26が規定時間連続して操作されたことをECU22が検知すると、ECU22の制御によってモータ20が正回転されて巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる構成としたが、バックル装置24へのタングの係止が解除された際に作動スイッチ54が操作されたことをECU22が検知すると、ECU22の制御によってモータ20が正回転されて巻取軸14にシートベルト16が巻き取られる構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態では、バックル装置24にタングが係止されること、シートベルト16の張力が所定張力未満であること、及び、バックル装置24へのタングの係止が解除されることを所定の条件の成立とした構成としたが、他の条件を所定の条件の成立とした構成としてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態では、所定の条件が成立するとECU22の制御によってモータ20が正回転されて巻取軸14にシートベルト16を巻き取り可能にした構成としたが、所定の条件が成立するとECU22の制御によってモータ20が逆回転されて巻取軸14からシートベルト16を引き出し可能にした構成としてもよい。
例えば、配置検出手段としての配置センサをシートに設けると共にECU22に接続し、かつ、シートに装着対象が配置された(所定の条件が成立した)ことを配置センサが検出して配置センサからの信号に基づきECU22がシートへの装着対象の配置を検知することで、ECU22の制御によってモータ20が逆回転されて巻取軸14からシートベルト16を引き出し可能にした構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るシートベルト装置を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシートベルト装置を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシートベルト装置を示すブロック図である。
符号の説明
10 シートベルト装置
12 モータリトラクタ(巻取機構)
16 シートベルト
20 モータ
26 解除スイッチ(第4操作手段)
34 オンオフ選択スイッチ(第1操作手段)
50 シートベルト装置
52 オートマニュアル選択スイッチ(第2操作手段)
54 作動スイッチ(第3操作手段、第4操作手段)
80 シートベルト装置

Claims (2)

  1. 車両の乗員に装着可能にされるシートベルトと、
    作動されることで前記シートベルトを巻き取り、引き出し可能なモータを備えた巻取機構と、
    運転選択操作をされることで車両の緊急時以外の通常時に所定の条件が成立すると前記モータが作動されると共に、停止選択操作をされることで車両の通常時に所定の条件が成立しても前記モータが作動されない第1操作手段と、
    を備えたシートベルト装置。
  2. 車両の乗員に装着可能にされるシートベルトと、
    作動されることで前記シートベルトを巻き取り、引き出し可能なモータを備えた巻取機構と、
    自動選択操作をされることで車両の緊急時以外の通常時に所定の条件が成立すると前記モータが作動されると共に、手動選択操作をされることで車両の通常時に所定の条件が成立しても前記モータが作動されない第2操作手段と、
    前記第2操作手段が手動選択操作をされると車両の通常時に作動操作をされることで前記モータが作動される第3操作手段と、
    を備えたシートベルト装置。
JP2006170669A 2006-06-20 2006-06-20 シートベルト装置 Active JP4838059B2 (ja)

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