JP2007083883A - 車両のシートベルト制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ロック機構によるシートベルトの引出ロックを衝突回避後に円滑・確実に解除することを課題とする。
【解決手段】
衝突が予知されるとシートベルトを所定量巻き取って乗員の拘束力を増大するプリテンショナ11と、衝突回避行動に起因する挙動が生じるとシートベルトの引出しをロックするロック機構と、衝突予知ののち衝突が回避されるとシートベルトの引出しロックを解除する解除手段とを備える。ロック機構は、引出しロック状態のシートベルトに巻取方向の力が作用すると引出しロックを解除する。解除手段は、プリテンショナ11を巻取方向に駆動して引出しロック状態のシートベルトに巻取方向の力を作用させる(イ)。衝突回避後の引出しロック解除のためにプリテンショナ11に供給する巻取方向の電流(A2)を、衝突予知時の拘束力増大のためにプリテンショナ11に供給する巻取方向の電流(A1)よりも高くする。
【選択図】 図12

Description

本発明は、自動車等の車両のシートベルト制御装置に関する。
従来、自動車等の車両において、自車両の衝突が予知されたときに、シートに着座した乗員を拘束するためのシートベルトを所定量巻き取って、乗員の拘束力を増大するモータ駆動式のプリテンショナが搭載されている(特許文献1参照)。一方、同じく自動車等の車両において、自車両に衝突回避行動に起因する所定の挙動(例えば、急ブレーキに起因する急減速や急ハンドルによる横加速、さらにはそれらの急減速や横加速に起因するシートベルトの急速引出し等)が生じたときに前記シートベルトの引出しをロックするロック機構が搭載されている。
特開2000−95064号公報
ここで、自車両の衝突が予知されたのち該衝突が回避されたときには、前記ロック機構によるシートベルトの引出しロックを解除する必要がある。なぜならば、自車両の衝突が予知された段階で、運転者は、衝突を回避しようとして急ブレーキを踏んだり急ハンドルをきったりするから、それに起因して、あるいは急ブレーキや急ハンドルによるシートベルトの急速引出しに起因して、シートベルトがプリテンショナによって所定量巻き取られた状態のまま引出しロック状態になっているからである。その場合に、前記ロック機構が、引出しロック状態のシートベルトに巻取り方向の力が作用することによって該シートベルトの引出しロックを解除するように構成されているときは、前記モータ駆動式のプリテンショナを巻取り方向に駆動することによって引出しロック状態のシートベルトに巻取り方向の力を作用させ、これにより、前記ロック機構によるシートベルトの引出しロックを解除することが可能となる。
しかしながら、そのような衝突回避後の引出しロック解除のために前記プリテンショナに供給する巻取り方向の電流(ロック解除電流)を、前記衝突予知時の拘束力増大のために前記プリテンショナに供給する巻取り方向の電流(拘束力増大電流)と同じとすると、前記プリテンショナを巻取り方向に駆動することができないのである。なぜならば、シートベルトには拘束力増大電流に見合うだけの引出し方向の張力が掛かっており、ロック解除電流が拘束力増大電流と同じであれば、前記引出し方向の張力と釣り合うだけで、該引出し方向の張力に打ち勝ってプリテンショナを巻取り方向に回転させることができないからである。
本発明は、車両のシートベルト制御装置における前記不具合に対処するもので、モータ駆動式のプリテンショナを巻取り方向に確実に駆動することによって引出しロック状態のシートベルトに巻取り方向の力を確実に作用させ、もってロック機構によるシートベルトの引出しロックを衝突回避後に円滑・確実に解除することを課題とする。
前記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明は、シートに着座した乗員を拘束するためのシートベルトと、自車両の衝突を予知する衝突予知手段と、該衝突予知手段で自車両の衝突が予知されたときに前記シートベルトを所定量巻き取って乗員の拘束力を増大するモータ駆動式のプリテンショナと、自車両に衝突回避行動に起因する所定の挙動が生じたときに前記シートベルトの引出しをロックするロック機構とを有する車両のシートベルト制御装置であって、前記衝突予知手段で自車両の衝突が予知されたのち該衝突が回避されたことを検知する衝突回避検知手段と、該衝突回避検知手段で自車両の衝突回避が検知されたときに前記ロック機構によるシートベルトの引出しロックを解除する解除手段とが設けられ、前記ロック機構は、引出しロック状態のシートベルトに巻取り方向の力が作用することによって該シートベルトの引出しロックを解除するように構成されていると共に、前記解除手段は、前記モータ駆動式のプリテンショナを巻取り方向に駆動することによって引出しロック状態のシートベルトに巻取り方向の力を作用させるように構成されており、前記引出しロック解除のために前記プリテンショナに供給する巻取り方向の電流は、前記衝突予知時の拘束力増大のために前記プリテンショナに供給する巻取り方向の電流よりも高くされることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の車両のシートベルト制御装置において、前記プリテンショナは、モータが巻取り方向に回転することによって該モータとシートベルト巻取ドラムとの間の動力伝達経路が接続状態となり、その状態でモータが停止したときには前記接続状態が維持され、その状態でモータが引出し方向に回転することによって該モータとシートベルト巻取ドラムとの間の動力伝達経路が遮断状態となるように構成されており、前記解除手段は、前記モータを巻取り方向に回転させることによって前記ロック機構によるシートベルトの引出しロックを解除したのち、前記モータとシートベルト巻取ドラムとの間の動力伝達経路を所定時間接続状態に維持し、しかるのち、前記モータを引出し方向に回転させることによって該モータとシートベルト巻取ドラムとの間の動力伝達経路を遮断状態とすることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の車両のシートベルト制御装置において、前記モータ駆動式のプリテンショナの拘束力よりも大きい拘束力で乗員を拘束する第2のプリテンショナと、自車両の衝突が発生したことを検知する衝突発生検知手段と、該衝突発生検知手段で自車両の衝突発生が検知されたときは、前記第2のプリテンショナを作動させる拘束力増大手段とがさらに設けられていることを特徴とする。
次に、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から3のいずれかに記載の車両のシートベルト制御装置において、前記衝突回避検知手段は、前記衝突予知手段で自車両の衝突が予知されたのちブレーキの作動が解除されたこと、前記衝突予知手段で自車両の衝突が予知されたのち車両の安定な走行姿勢を確保するための制御が解除されたこと、前記衝突予知手段で自車両の衝突が予知されたのち自車両が所定値以上の衝撃を受けないまま所定時間が経過したことの少なくともいずれか1つにより、自車両の衝突が回避されたと判断することを特徴とする。
まず、請求項1に記載の車両のシートベルト制御装置によれば、衝突回避後の引出しロック解除のためにプリテンショナに供給する巻取り方向の電流(ロック解除電流)を、衝突予知時の拘束力増大のためにプリテンショナに供給する巻取り方向の電流(拘束力増大電流)よりも高くしたから、衝突回避後にプリテンショナを引出し方向の張力に打ち勝って巻取り方向に確実に回転させることができ、これにより、引出しロック状態のシートベルトに巻取り方向の力を確実に作用させることができて、ロック機構によるシートベルトの引出しロックを衝突回避後に円滑・確実に解除することが可能となる。
その場合に、請求項2に記載の車両のシートベルト制御装置によれば、ロック機構によるシートベルトの引出しロックを解除したのち所定時間が経過するまでは、プリテンショナのモータとシートベルト巻取ドラムとの間の動力伝達経路を接続状態に維持するようにしたから、シートベルトは引出しロックが解除されたものの、プリテンショナのモータを含む動力伝達経路上の負荷が掛かった状態で引き出されることとなり、これにより、シートベルトは急速に引き出されることがなくなり、衝突回避後のシートベルトの引出し中に再び引出しロックが掛かって円滑なシートベルトの引出しが滞ることが回避される。
また、請求項3に記載の車両のシートベルト制御装置によれば、実際に自車両の衝突が発生したときには、乗員をさらに大きい拘束力で拘束するようにしたから、乗員保護効果をより一層高めることが可能となる。
そして、請求項4に記載の車両のシートベルト制御装置によれば、自車両の衝突が予知されたのち該衝突が回避されたことを合理的に精度よく検知することができる。以下、発明の実施形態を通して本発明をさらに詳しく説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るシートベルト制御装置1を備えた車両Wの内部には、乗員(図示せず)が着座するシート2と、該シート2に着座中の乗員を拘束するシートベルト3とが設けられている。車両W内の下部にはリトラクタ装置4が設けられており、車両Wの上部にはショルダアンカ5が設けられており、車両Wの下部にはアウタアンカ7が設けられており、シート2の下方にはバックル8が設けられており、シートベルト3にはタング6が挿通されている。シートベルト3は、その一端がリトラクタ装置4に巻き取られており、ショルダアンカ5を通り、タング6を通って、他端がアウタアンカ7に結合されている。タング6はバックル8に差し込まれている。
ここで、図2に示すように、リトラクタ装置4は、リトラクタ本体10と、第1プリテンショナ11と、第2プリテンショナ12とから構成されている。第1プリテンショナ11は、衝突予知時に、電動モータ41(後述する:図9、図10参照)によりシートベルト3を高速で巻き取る一方、衝突回避判定時には、該シートベルト3を巻取状態から解放するものである。第2プリテンショナ12は、衝突検知時に、火薬を爆発させてシートベルト3をより一層高速かつ強い力で巻き取るものである。
図1に戻り、この車両Wには、前記第1プリテンショナ11及び第2プリテンショナ12を制御するためのコントロールユニット13が搭載されていると共に、車両Wの走行経路上に存在する障害物を検知するレーダ14と、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)制御が作動状態であることを検知するDSC作動検知センサ15と、ブレーキが作動状態であることを検知するブレーキ作動検知センサ16と、車両Wが外界から受ける衝撃を検知する衝撃検知センサ17とが設けられている。そして、これらの各センサ14〜17の出力信号が前記コントロールユニット13に入力される。
図3に示すように、リトラクタ本体10のハウジング21内には、シートベルト巻取ドラム22が設けられていると共に、前記リトラクタハウジング21の側方には、自車両Wに衝突回避行動に起因する所定の挙動が生じたときにシートベルト3の引出しをロックする引出感応ロック機構X及び車体感応ロック機構Yの2つのロック機構が設けられている。
引出感応ロック機構Xは、シートベルト3が所定値以上の加速度で引き出されたときに、その引出しをロックするように構成されている。車体感応ロック機構Yは、例えば自車両Wと他車両との間で衝突が発生したり、急ブレーキ操作やステアリング操作等の衝突回避動作が取られることによって、リトラクタ本体10に所定値以上の加速度が作用したり、リトラクタ本体10が所定値以上の角度で傾いたりしたときに、シートベルト3の引出しをロックするように構成されている。
前記リトラクタハウジング21には、シートベルト巻取ドラム22が回転自在に支持されている。この巻取ドラム22は、渦巻きバネ(図示せず)によりシートベルト3の巻取方向に付勢されている。巻取ドラム22には、ドラムシャフト23が挿通されており、該ドラムシャフト23の一端は、リトラクタハウジング21の図外の側壁に支持され、他端は、リトラクタハウジング21のカバー24に回転自在に支持されている。
ドラムシャフト23の一端側には巻取ドラム22がスプライン結合され、他端側にはガイドドラム25がスプライン結合されている。ガイドドラム25のさらに他端側にはロッキングクラッチ26が軸支されており、該ロッキングクラッチ26は、ガイドドラム25に対して所定角度範囲内で相対回転可能となっている。ロッキングクラッチ26は、スプリング(図示せず)によりシートベルト3の引出方向に付勢されている。
図4にも示すように、ロッキングクラッチ26にはロッキングアーム27が揺動自在に取り付けられている。ロッキングアーム27は、その先端(図4において上端)に爪部を有している。一方、ハウジングカバー24の内周面には、カバーラチェット28が形成されており、前記アーム27の爪部が該カバーラチェット28に係合することにより、ロッキングアーム27ひいてはロッキングクラッチ26の回転が阻止される(図5の状態)。
ここで、ロッキングアーム27は、センサスプリング29によって、爪部とカバーラチェット28との係合が解除される方向に付勢されている。しかし、ロッキングクラッチ26が所定値以上の加速度でシートベルト3の引出方向に回転すると、ロッキングアーム27は、慣性力により、センサスプリング29の付勢力に抗して、巻取方向(図5の矢印a)に相対的に回動して、爪部がカバーラチェット28に係合することとなる。
図6に示すように、ガイドドラム25には、爪部を有するパウル31が内蔵されている。パウル31は、ガイドドラム25に形成されたガイド凹溝25a(図7参照)に摺動自在に収容され、その爪部が、ガイドドラム25の外周面から突出したり退避したりできるように構成されている。一方、図3にも示したように、リトラクタハウジング21の側板の開口縁には、ハウジングラチェット32が形成されており、前記パウル31の爪部が該ハウジングラチェット32に係合することにより、ガイドドラム25のシートベルト3の引出方向への回転が阻止される(図7の状態)。
ここで、パウル31には、軸方向に突出するガイドピン33が設けられ、ロッキングクラッチ26には、ガイド穴34が形成されて(図3、図4参照)、ガイドピン33がガイド穴34に挿入することにより、前記パウル31がガイド穴34で案内されてガイドドラム25の外周面から突出することとなる(図7の矢印b)。
以上のように構成したことにより、シートベルト3を引き出すと、ロッキングクラッチ26がガイドドラム25と同体となってシートベルト3の引出方向に回転し、その引出しの加速度が所定値未満である場合は、図4に示したように、ロッキングアーム27とカバーラチェット28との係合がセンサスプリング29の付勢力によって阻止される。この場合は、シートベルト3を引き出して、その引出しを止めると、シートベルト3は前記図示しない渦巻きバネの作用により巻取ドラム22に巻き取られる。
また、シートベルト3の引出しの加速度が所定値以上の場合には、図5に示したように、ロッキングアーム27のa方向の慣性力がセンサスプリング29の付勢力を上回り、ロッキングアーム27の先端の爪部がカバーラチェット28に係合する。その結果、アーム27と同体のロッキングクラッチ26の回転が阻止されて、ガイドドラム25がロッキングクラッチ26に対して所定角度範囲内で引出方向に相対回転する。そうすると、図7に示したように、前記パウル31がガイド穴34の案内によってガイドドラム25の外周面から突出し、ハウジングラチェット32と係合する。
したがって、ガイドドラム25の回転が阻止され、巻取ドラム22の回転も阻止されて、シートベルト3は引出しロック状態となる。そして、その状態で、シートベルト3の引出しを中止すると、前記図示しない渦巻きバネの作用により巻取ドラム22及びガイドドラム25がシートベルト3の巻取方向に回転する。これに連動して、パウル31がガイド穴34の案内によってガイドドラム25の外周面から退避し、パウル31とハウジングラチェット32との係合が解除される。
そして、ガイドドラム25が所定角度範囲を越えて巻取方向に回転すると、ロッキングクラッチ26も巻取方向に回転し、その結果、ロッキングアーム27とカバーラチェット28との係合も解除され、これにより、引出しロック状態が解除されて、シートベルト3の引出操作及び巻取操作が再び実行可能となる。
次に、車体感応ロック機構Yについて説明する。図3及び図4に示したように、ロッキングクラッチ26の外周面にはクラッチラチェット35が形成されている。一方、ハウジングカバー24の下方にはセンサレバー36が揺動自在に設けられており、このセンサレバー36が前記クラッチラチェット35に係合することにより、ロッキングクラッチ26のシートベルト3の引出方向への回転が阻止される(図8の状態)。
ハウジングカバー24の下方には、箱状のセンサホルダ37が固設されており、該センサホルダ37の水平な底面には球状のセンサウェイト38が載置されている。センサホルダ37の底面には球面状に凹んだ座面が設けられており(図8参照)、通常は、図4に示したように、その凹座面上にセンサウェイト38が安定に落ち込んでいる。センサホルダ37の縦壁に前記センサレバー36が揺動自在に支持されており、該センサレバー36は、センサウェイト38上にかぶさっている。
センサウェイト38が凹座面上に位置している場合には、図4に示したように、センサレバー36は、ロッキングクラッチ26のクラッチラチェット35に係合しないため、シートベルト3の引出操作が可能となる。
しかし、前述したように、リトラクタ本体10に所定値以上の加速度が作用したり、リトラクタ本体10が所定値以上の角度で傾いたりしたときには、図8に示したように、センサウェイト38がセンサホルダ37の凹座面から抜け出て、センサレバー36を上方に押し上げ(矢印c)、センサレバー36がクラッチラチェット35に係合することとなる。
このため、前記引出感応ロック機構Xの場合と同様に、ロッキングクラッチ26のシートベルト3の引出方向への回転が阻止され、その結果、ガイドドラム25のパウル31がガイドドラム25の外周面から突出して前記ハウジングラチェット32と係合する。そして、巻取ドラム22のシートベルト3の引出方向への回転が阻止されて、シートベルト3は引出しロック状態となる。
そして、その状態で、シートベルト3の引出しを中止すると、巻取ドラム22及びガイドドラム25がシートベルト3の巻取方向に回転し、パウル31とハウジングラチェット32との係合が解除され、次いでロッキングクラッチ26が巻取方向に回転し、その結果、センサレバー36とクラッチラチェット35との係合も解除され、これにより、引出しロック状態が解除されて、シートベルト3の引出操作及び巻取操作が再び実行可能となる。
次に、第1プリテンショナ11について説明する。図9に示すように、第1プリテンショナ11は、電動モータ41を含んでいる。電動モータ41は、その出力軸に取り付けられたモータギヤ42を巻取及び引出の両方向に回転駆動する。第1プリテンショナ11は、前記ドラムシャフト23に回転自在に軸支された大径ギヤ43を含んでいる。大径ギヤ43は、モータギヤ42と噛合している。
大径ギヤ43には、ドラムシャフト23を挟んで対称な位置に一対のパウル44,44が設けられている。ドラムシャフト23には、ラチェット45が一体に結合されている。このラチェット45は、電動モータ41がシートベルト3の巻取方向に回転しているときの回転駆動力をパウル44,44を介して受け取るように構成されている。
すなわち、パウル44,44は、大径ギヤ43に対して揺動自在に支持されており、スプリング46,46により、ラチェット45との係合が解除される方向に付勢されている。
一方、ドラムシャフト23を保持するケース(図示せず)にガイド部材47が回動自在に備えられている。このガイド部材47は、大径ギヤ43がシートベルト3の巻取方向に回転すると、慣性力により、引出方向(図10の矢印d)に相対的に回動して、前記パウル44,44を図10の矢印e方向に案内する。そして、案内されたパウル44,44は、前記スプリング46,46の付勢力に抗して前記ラチェット45に係合することとなる(図10の状態)。
よって、電動モータ41の回転駆動により、大径ギヤ43をシートベルト3の巻取方向に回転させると、パウル44,44がガイド部材47の案内によりラチェット45に係合する。そして、ドラムシャフト23と巻取ドラム22とが一体となってシートベルト3の巻取方向に回転し、シートベルト3が巻取ドラム22に巻き取られる。
すなわち、電動モータ41がシートベルト3の巻取方向に回転した場合には、パウル44,44及びラチェット45により、電動モータ41とシートベルト巻取ドラム22との間の動力伝達経路が接続状態となり、該巻取ドラム22をシートベルト3の巻取方向に回転駆動させることが可能となる。
一方、電動モータ41の回転駆動を停止すると、パウル44,44は、ガイド部材47によって規制された状態が続き、ラチェット45に係合している状態が維持される。その結果、第1プリテンショナ11は、ドラムシャフト23に回転抵抗を与えつつ、シートベルト3の引出方向への回転を許容するようになっている。
つまり、ドラムシャフト23にシートベルト3の引出方向への力が加えられると、ラチェット45、パウル44,44及び大径ギヤ43を介してモータギヤ42に力が伝えられ、該モータギヤ42が逆転、すなわちシートベルト3の引出方向に回転する。そして、このとき、電動モータ41による回転抵抗が与えられ、かつモータギヤ42と大径ギヤ43との間のギヤ比が大きいため、ドラムシャフト23に対してシートベルト3の引出方向に大きな回転抵抗が与えられることになる。
そして、この状態で、電動モータ41を引出方向に回転駆動させると、大径ギヤ43が逆転、すなわちシートベルト3の引出方向に回転して、ガイド部材47が巻取方向に相対的に回動し、パウル44,44とラチェット45との係合が解除される。つまり、電動モータ41とシートベルト巻取ドラム22との間の動力伝達経路が遮断状態となり、第1プリテンショナ11とドラムシャフト23との係合が解除されるため、前記巻取ドラム22は、第1プリテンショナ11から回転抵抗を受けることなく、シートベルト3の巻取方向及び引出方向のいずれの方向にも回転可能な状態となる。
次に、コントロールユニット13による前記第1、第2プリテンショナ11,12の制御について説明する。コントロールユニット13は、前記レーダ14、DSC作動検知センサ15、ブレーキ作動検知センサ16及び衝撃検知センサ17からの入力信号に基づいて、前記第1、第2プリテンショナ11,12に対して制御信号を出力する。
さらに、この実施の形態に係るシートベルト制御装置1においては、コントロールユニット13が、車両Wが他の車両と衝突することを予知する衝突予知手段と、該衝突予知手段によって衝突の予知を行った後に衝突が回避されたか否かを検知する衝突回避検知手段と、該衝突回避検知手段によって衝突が回避されたことが検知されたときに前記第1プリテンショナ11による車両W内の乗員の拘束を解除する解除手段として機能する。また、コントロールユニット13は、特許請求の範囲における衝突発生検知手段及び拘束力増大手段としても機能する。
衝突予知手段は、前記レーダ14からの入力信号に基づいて車両Wと該車両Wの前方に位置する障害物との相対速度を算出して車両Wの安全車間距離を求め、車両Wと前方の障害物との距離が該安全車間距離以下になった場合に、衝突の可能性があることを乗員に知らせるように構成されている。なお、レーダ14は、例えばミリ波レーダによって構成されており、車両Wから発された波が障害物に反射されて再び自車両Wに戻ってくるまでの時間から自車両Wと障害物との実際の距離が求められる。そして、この距離の時間変化に基いて前記相対速度が算出され、該相対速度に応じて安全車間距離が設定される。
衝突回避検知手段は、前記衝突予知手段による衝突予知を行った後に、以下の5つの条件のうちの少なくとも1つが成立する場合に、車両Wが前方の障害物とと衝突することが回避されたことが検知され、前記衝突予知手段による衝突予知が終了する。
衝突が回避されたことが検知される5つの条件とは、すなわち、DSCの作動が解除されて前記DSC作動検知センサ15からその旨の信号が入力された場合、ブレーキペダルの作動が解除されて前記ブレーキ作動検知センサ16からその旨の信号が入力された場合、前記衝突予知手段が衝突予知を行った時点から所定時間以内に前記衝撃検知センサ17から信号が入力されない場合、衝突予知を行った時点から所定時間が経過した場合、及び該所定時間内にエアバッグ装置を作動したことを検知する信号が入力されなかった場合である。
ここで、ブレーキペダルの作動が解除されたということは、衝突回避操作が終了したものとみなすことができる。また、DSCの作動が解除されたということは車両Wの横滑りが解除され、運転者のステアリング操作により障害物との衝突が回避されたものと見なすことができる。
そして、前記ブレーキペダルの作動解除及びDSCの作動解除のいずれも検知されない場合でも、前記所定時間内に衝撃が検知されない場合、あるいはエアバッグ装置が作動しない場合には、運転者のステアリング操作により衝突を回避することができたものとみなすことができる。
ここで、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)とは、運転者が急なハンドル操作を行ったり、急なカーブ走行を行ったりしたときに、エンジン出力とブレーキ力との制御を統合的に行い、車両Wの横滑りを抑制して、車両Wが安定した走行姿勢を保つことを可能にするシステムである。
そして、前記衝撃検知センサ17は、車両Wが前方の障害物との間で衝突を引き起こしたりしたときに、車両Wに所定値以上の衝撃が加えられたか否かを検知するものである。また、エアバッグ装置は、該衝撃検知センサ17によって車両Wに所定値以上の衝撃が加えられたことを検知したときに、瞬時に膨張して乗員が車両W内の構造物に衝突することを防止するものである。
また、解除手段は、前記衝突回避検知手段により衝突回避操作が検知されたときに、前記第1プリテンショナ11の電動モータ41を作動させて、巻取ドラム22をシートベルト3の巻取方向に回転駆動させる。そして、その後に、該ドラム22の回転駆動を所定時間停止した後に、前記第1プリテンショナ11と該ドラム22との係合を解除して、該ドラム22がシートベルト3の引出方向に回転駆動することを許容する。
次に、第1、第2プリテンショナ11,12の制御の具体例を説明する。図11に示すように、まず、スタート後のステップS1において、前記衝突予知手段13によって車両Wが起こし得る衝突の予知を行う。そして、次のステップS2で、衝突予知の結果、衝突の可能性があるか否かの判定を行う。衝突の可能性がない場合(NO)はリターンして、衝突の可能性がある場合(YES)は、次のステップS3に進んで、第1プリテンショナ11の電動モータ41に巻取方向の所定電流A1を所定時間ta供給する(図12のタイムチャートにおける符号ア参照)。
この所定電流A1は、シートベルト3の巻取方向の電流であり、これにより、該シートベルト3は、所定張力で車両W内の乗員を拘束するように前記巻取ドラム22に巻き取られる。
そして、次のステップS4で、車両Wと障害物との衝突が回避されたか否かの判定が行われる。衝突が回避された場合(YES)には、ステップS5に進んで、第1プリテンショナ11の電動モータ41にやはり同じく巻取方向の所定電流A2(A1より大きい)を所定時間tb供給する(図12の符号イ参照)。次いで、ステップS6で、第1プリテンショナ11の電動モータ41へのシートベルト3の巻取方向の電流の供給を停止して、この状態を所定時間tc保持する(図12の符号ウ参照)。その後、次のステップS7で、第1プリテンショナ11の電動モータ41に逆方向、すなわちシートベルト3の引出方向の所定電流を所定時間供給する(図12の符号エ参照)。しかる後、ステップS1に戻る。
一方、前記ステップS4で、衝突が回避されなかった場合(NO)は、ステップS8に進んで、衝撃検知センサ17からの入力信号の有無に基いて、車両Wと障害物との間で衝突が発生したか否かの判定が行われる(コントロールユニット13の衝突発生検知手段としての動作)。衝突が発生しなかった場合(NO)は、ステップS4に戻って衝突回避の判定を行い、衝突が発生した場合(YES)は、次のステップS9に進んで、第2プリテンショナ12を作動させる(コントロールユニット13の拘束力増大手段としての動作)。そしてエンドとなる。
次に、衝突予知信号と電動モータ41への通電制御との関係をタイムチャートを用いて説明する。なお、ここでは、シートベルト3の巻取方向を正転方向といい、引出方向を逆転方向という場合がある。図12に示すように、まず、衝突予知信号Sが出ると、電動モータ41に対して正転方向の電流A1の通電が所定の通電時間ta行われる。このとき、シートベルト3が前記巻取ドラム22に所定張力になるまで巻き取られて乗員が着座シート2に拘束されて、衝突予知信号Sが解除されるまでの間この状態が保持される(第1プリテンショナ11は図10の状態である)。
そして、衝突予知信号Sが解除されたときには、電動モータ41に対して正転方向(巻取方向)の電流A2の通電が所定の通電時間tb行われる(第1プリテンショナ11は依然として図10の状態である)。これによって、前記巻取ドラム22がさらに正転方向に回転してシートベルト3が巻き取られる。このときの通電電流A2は前記通電電流A1よりも高い電流であり、通電電流A2の通電時間tbは通電電流A1の通電時間taよりも比較的短い時間である。この結果、前述したように、ロック機構X,Yによるシートベルト3の引出しロック状態が解除され、巻取ドラム22が正転方向及び逆転方向のいずれにも回転可能な状態となる(ただし、回転は重い)。
この通電電流A2の通電時間tbの後、電動モータ41への通電を所定時間tcだけ停止する(第1プリテンショナ11は依然として図10の状態である)。そして、この通電停止の後、電動モータ41に対して逆転(引出)方向の電流の通電が所定の通電時間行われる。これによって、第1プリテンショナ11におけるパウル44,44とラチェット45との係合が図9のように解除され、巻取ドラム22が軽く回転可能な状態となる。
以上のように構成したことにより、まず、引出感応ロック機構X及び/又は車体感応ロック機構Yのロックを解除するために第1プリテンショナ11に供給する巻取方向の電流(ロック解除電流)A2を、衝突予知手段13による衝突予知時においてシートベルト3の拘束力を増大するために第1プリテンショナ11に供給する巻取方向の電流(拘束力増大電流)A1よりも高くなるようにしたから、シートベルト3の引出方向の張力に打ち勝って第1プリテンショナ11をシートベルト3の巻取方向に確実に回転させることができ、これにより、引出しロック状態のシートベルト3に巻取方向の力を確実に作用させることができて、引出感応ロック機構X及び/又は車体感応ロック機構Yによるシートベルト3の引出しロックを衝突回避を検知した後に円滑・確実に解除することが可能となる。
その場合に、前記引出感応ロック機構X及び/又は車体感応ロック機構Yによるシートベルト3の引出しロックを解除したのち所定時間(図12における時間tc)が経過するまでは、第1プリテンショナ11の電動モータ41への通電を停止して、パウル44,44とラチェット45とを係合させた状態を保持し、第1プリテンショナ11と巻取ドラム22との間の動力伝達経路を接続状態にするようにしたから、シートベルト3は引出しロックが解除されたものの、第1プリテンショナ11の電動モータ41を含む動力伝達経路上の負荷が掛かった状態で引き出されることとなり、これにより、シートベルト3は急速に引き出されることがなくなり、衝突回避後のシートベルト3の引き出し中に再びロックが掛かって円滑なシートベルト3の引き出し操作が滞ることが回避される。
また、実際に車両Wが前方の障害物等と衝突を引き起こしたときには(ステップS8)、乗員をさらに大きな拘束力で拘束力で拘束するようにしたから(ステップS9)、乗員保護効果をより一層高めることが可能となる。
そして、DSC作動検知センサ15によりDSCの作動解除が検知された場合、ブレーキ作動検知センサ16によりブレーキペダルの作動解除が検知された場合、コントロールユニット13が衝突予知を行った時点から所定時間以内に衝撃検知センサ17から信号が入力されない場合、衝突予知を行った時点から所定時間が経過した場合、及び所定時間以内に所定値以上の衝撃を受けずにエアバッグ装置が作動しなかった場合のうちの少なくともいずれか1つが成立したときに衝突が回避されたと判断するようにしたから(ステップS4)、車両Wの衝突が予知された後に、該衝突が回避されたことを合理的に精度よく検知することができる。
以上、具体例を挙げて詳しく説明したように、本発明は、車両のシートベルト制御装置において、モータ駆動式のプリテンショナを巻取方向に確実に駆動することによって引出しロック状態のシートベルトに巻取り方向の力を確実に作用させ、もってロック機構によるシートベルトの引出しロックを衝突回避後に円滑・確実に解除することができるもので、自動車等の車両のシートベルト制御装置の技術分野において幅広い産業上の利用可能性を有する。
本発明の実施形態に係る車両のシートベルト制御装置を示す全体構成図である。 リトラクタ周辺の正面図である。 パウルとハウジングラチェットとが非係合状態である場合のリトラクタ本体のロック機構を示す縦断面図である。 図3のI―I線に沿う断面図であって、引出感応ロック機構も車体感応ロック機構も共に非作動である場合を示すものである。 図4に類似の断面図であって、引出感応ロック機構が作動した場合を示すものである。 図3のII―II線に沿う断面図であって、パウルとハウジングラチェットとが非係合状態である場合を示すものである。 図6に類似の断面図であって、パウルとハウジングラチェットとが係合状態である場合を示すものである。 図4に類似の断面図であって、車体感応ロック機構が作動した場合を示すものである。 第1プリテンショナの全体構成図であって、該プリテンショナが非作動状態である場合を示すものである。 図9に類似の全体構成図であって、第1プリテンショナが作動状態である場合を示すものである。 コントロールユニットが行う具体的制御動作の1例を示すフローチャートである。 第1プリテンショナの電動モータに対する通電制御と衝突予知信号との関係を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 シートベルト制御装置
2 シート
3 シートベルト
10 リトラクタ本体
11 第1プリテンショナ(モータ駆動式)
12 第2プリテンショナ
13 コントロールユニット(衝突予知手段、衝突回避検知手段、解除手段、衝突発生検知手段、拘束力増大手段)
14 レーダ
15 DSC作動検知センサ
16 ブレーキ作動検知センサ
17 衝撃検知センサ
22 シートベルト巻取ドラム
41 電動モータ
A1 ロック解除電流
A2 拘束力増大電流
W 自車両
X 引出感応ロック機構
Y 車体感応ロック機構

Claims (4)

  1. シートに着座した乗員を拘束するためのシートベルトと、自車両の衝突を予知する衝突予知手段と、該衝突予知手段で自車両の衝突が予知されたときに前記シートベルトを所定量巻き取って乗員の拘束力を増大するモータ駆動式のプリテンショナと、自車両に衝突回避行動に起因する所定の挙動が生じたときに前記シートベルトの引出しをロックするロック機構とを有する車両のシートベルト制御装置であって、
    前記衝突予知手段で自車両の衝突が予知されたのち該衝突が回避されたことを検知する衝突回避検知手段と、
    該衝突回避検知手段で自車両の衝突回避が検知されたときに前記ロック機構によるシートベルトの引出しロックを解除する解除手段とが設けられ、
    前記ロック機構は、引出しロック状態のシートベルトに巻取り方向の力が作用することによって該シートベルトの引出しロックを解除するように構成されていると共に、
    前記解除手段は、前記モータ駆動式のプリテンショナを巻取り方向に駆動することによって引出しロック状態のシートベルトに巻取り方向の力を作用させるように構成されており、
    前記引出しロック解除のために前記プリテンショナに供給する巻取り方向の電流は、前記衝突予知時の拘束力増大のために前記プリテンショナに供給する巻取り方向の電流よりも高くされることを特徴とする車両のシートベルト制御装置。
  2. 前記請求項1に記載の車両のシートベルト制御装置において、
    前記プリテンショナは、モータが巻取り方向に回転することによって該モータとシートベルト巻取ドラムとの間の動力伝達経路が接続状態となり、その状態でモータが停止したときには前記接続状態が維持され、その状態でモータが引出し方向に回転することによって該モータとシートベルト巻取ドラムとの間の動力伝達経路が遮断状態となるように構成されており、
    前記解除手段は、前記モータを巻取り方向に回転させることによって前記ロック機構によるシートベルトの引出しロックを解除したのち、前記モータとシートベルト巻取ドラムとの間の動力伝達経路を所定時間接続状態に維持し、しかるのち、前記モータを引出し方向に回転させることによって該モータとシートベルト巻取ドラムとの間の動力伝達経路を遮断状態とすることを特徴とする車両のシートベルト制御装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の車両のシートベルト制御装置において、
    前記モータ駆動式のプリテンショナの拘束力よりも大きい拘束力で乗員を拘束する第2のプリテンショナと、
    自車両の衝突が発生したことを検知する衝突発生検知手段と、
    該衝突発生検知手段で自車両の衝突発生が検知されたときは、前記第2のプリテンショナを作動させる拘束力増大手段とがさらに設けられていることを特徴とする車両のシートベルト制御装置。
  4. 前記請求項1から3のいずれかに記載の車両のシートベルト制御装置において、
    前記衝突回避検知手段は、前記衝突予知手段で自車両の衝突が予知されたのちブレーキの作動が解除されたこと、前記衝突予知手段で自車両の衝突が予知されたのち車両の安定な走行姿勢を確保するための制御が解除されたこと、前記衝突予知手段で自車両の衝突が予知されたのち自車両が所定値以上の衝撃を受けないまま所定時間が経過したことの少なくともいずれか1つにより、自車両の衝突が回避されたと判断することを特徴とする車両のシートベルト制御装置。
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