JP4664044B2 - 車両のシートベルト装置 - Google Patents
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Description
車両のシートに着座した乗員を拘束するためのシートベルトと、
上記シートベルトを巻き取るドラムを備えたリトラクタと、
上記ドラムからのシートベルト引出し加速度が所定値以上であるときにその引出しをロックし上記ドラムがシートベルト巻取り方向に回転したときに当該ロックを解除する引出し感応ロック手段と、
上記リトラクタ本体の所定値以上の挙動を検知したときに上記シートベルトの引出しをロックする車体感応ロック手段と、
当該車両の障害物に対する衝突を予知する衝突予知手段と、
上記衝突予知手段による衝突予知時に、上記ドラムに係合し乗員を上記シートベルトによって所定張力で拘束すべく該ドラムをシートベルト巻取り方向に回転駆動する一方、その回転駆動を停止したのみでは上記ドラムとの係合が解除されないプリテンショナと、
上記衝突予知手段によって予知された衝突が回避されたか否かを判定する衝突回避判定手段と、
上記衝突回避判定手段によって衝突回避が判定されたときに上記シートベルトによる乗員の拘束を解除する拘束解除手段とを備え、
上記拘束解除手段は、上記プリテンショナを、上記ドラムを上記衝突予知に伴うシートベルト巻取り状態からさらにシートベルト巻取り方向に回転駆動した後、該ドラムのシートベルト引き出し方向の回転を許容すべく該ドラムの回転駆動を停止し且つ該ドラムにシートベルト引き出し方向の回転抵抗を与えるべく該ドラムとの係合は保った状態とし、しかる後に上記ドラムとの係合を解除するように作動させることを特徴とする。
図1に示す車両1のシートベルト装置において、2は乗員が着座するシート、3は三点式のシートベルトである。シートベルト3は、車両1のセンタピラー下部に固定されたリトラクタ4に一端が巻き付けられており、該リトラクタ4から上方へ延びてセンタピラー上部のショルダアンカ5を通り、さらにタング6を通って、他端がセンタピラー下部に固定のアウタアンカ7に結合されている。タング6は、シート2を挟んでアウタアンカ7の反対側に固定されたバックル8に差し込むようになっている。
図3に示すように、リトラクタ本体10のハウジング21内にシートベルト巻取り用ドラム22が設けられているとともに、シートベルト3が所定加速度以上で引き出されたときにその引出しをロックする引出し感応ロック手段と、車両1の衝突、急ブレーキ、コーナリング走行等により当該リトラクタ本体10に加わる加速度(減速度)又は該リトラクタ本体10の傾き角が所定値以上になったとき(リトラクタ本体10の挙動が所定値以上であるとき)にシートベルト3の引出しをロックする車体感応ロック手段とが設けられている。
図4に示すように、ロッキングクラッチ26の偏心位置には、先端に爪を有するアーム27が揺動自在に支持されている一方、カバー24の内周壁にはアーム27の爪が係合しこの係合によりロッキングクラッチ26の回転を阻止するカバーラチェット28が形成されている。すなわち、アーム27は、センサスプリング29により上記爪の上記係合を解除する方向に揺動が付勢されており、ロッキングクラッチ26が所定加速度以上でシートベルト引出し方向に回転したときに、センサスプリング29の付勢に抗して回動してロック爪がカバーラチェット28に係合するようになっている。
図4に示すように、ロッキングクラッチ26の外周面には外ラチェット35が形成されている一方、ハウジング21の下部には外ラチェット35に係合しロッキングクラッチ26のシートベルト引出し方向の回転を阻止するセンサレバー36が設けられている。すなわち、ハウジング21の下部には箱状のセンサホルダ37が固定され、このホルダ37の水平な底面には球面状に凹んだ座面が形成されていて、この座面に球状のセンサウェイト38が載せられている。そうして、ホルダ37の周壁より立設したブラケットにセンサレバー36が上下揺動自在に支持され、このセンサレバー36がセンサウェイト38に載せられている。
図7に示すように、第1プリテンショナ11は、電動モータ41によって正逆に回転駆動されるモータギヤ42と、ドラムシャフト23に回転自在に軸支されモータギヤ42に噛み合った大径ギヤ43とを備えている。大径ギヤ43にはドラムシャフト23を挟んで対称に配置された一対のパウル44が設けられている一方、ドラムシャフト23にはパウル44が係合し電動モータ41の駆動力をシートベルト巻取り方向(図7における左回り方向)に受けるラチェット45が結合されている。
次にコントローラ13によるプリテンショナ11,12の制御について説明する。このコントローラ13は、障害物検知センサ14、DSC作動検知センサ15、ブレーキ作動検知センサ16、並びに衝撃検知センサ17からの信号に基いて第1プリテンショナ11及び第2プリテンショナ12を作動させるものであり、車両1の衝突を予知する衝突予知手段と、衝突予知後に衝突が回避されたか否かを判定する衝突回避判定手段と、衝突回避が判定されたときに第1プリテンショナ11による乗員の拘束を解除する拘束解除手段とを備えている。
2 シート
3 シートベルト
4 リトラクタ
11 第1プリテンショナ
12 第2プリテンショナ
13 コントローラ
14 障害物検知センサ
15 DSC作動検知センサ
16 ブレーキ作動検知センサ
17 衝撃検知センサ
22 ドラム
23 ドラムシャフト
41 電動モータ
Claims (4)
- 車両のシートに着座した乗員を拘束するためのシートベルトと、
上記シートベルトを巻き取るドラムを備えたリトラクタと、
上記ドラムからのシートベルト引出し加速度が所定値以上であるときにその引出しをロックし上記ドラムがシートベルト巻取り方向に回転したときに当該ロックを解除する引出し感応ロック手段と、
上記リトラクタ本体の所定値以上の挙動を検知したときに上記シートベルトの引出しをロックし上記ドラムがシートベルト巻取り方向に回転したときに当該ロックを解除する車体感応ロック手段と、
当該車両の障害物に対する衝突を予知する衝突予知手段と、
上記衝突予知手段による衝突予知時に、上記ドラムに係合し乗員を上記シートベルトによって所定張力で拘束すべく該ドラムをシートベルト巻取り方向に回転駆動する一方、その回転駆動を停止したのみでは上記ドラムとの係合が解除されないプリテンショナと、
上記衝突予知手段によって予知された衝突が回避されたか否かを判定する衝突回避判定手段と、
上記衝突回避判定手段によって衝突回避が判定されたときに上記シートベルトによる乗員の拘束を解除する拘束解除手段とを備え、
上記拘束解除手段は、上記プリテンショナを、上記ドラムを上記衝突予知に伴うシートベルト巻取り状態からさらにシートベルト巻取り方向に回転駆動した後、該ドラムのシートベルト引き出し方向の回転を許容すべく該ドラムの回転駆動を停止し且つ該ドラムにシートベルト引き出し方向の回転抵抗を与えるべく該ドラムとの係合は保った状態とし、しかる後に上記ドラムとの係合を解除するように作動させることを特徴とする車両のシートベルト装置。 - 請求項1において、
上記プリテンショナは、上記ドラムをシートベルト巻取り方向に回転駆動する電動モータを備え、該電動モータの逆転作動により該ドラムとの係合が解除することを特徴とする車両のシートベルト装置。 - 請求項1又は請求項2において、
さらに、当該車両に所定値以上の衝撃が加わったか否かを検知する衝撃検知手段と、
上記衝撃検知手段によって上記車両に上記衝撃が加わったことが検知されたときに、上記シートベルトを、乗員に上記プリテンショナの作動による拘束力よりもさらに高い拘束力を与えるように駆動する第2のプリテンショナとを備えていることを特徴とする車両のシートベルト装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
当該車両に所定値以上の衝撃が加わったか否かを検知する衝撃検知手段を備え、
上記衝突回避判定手段は、当該車両にブレーキがかけられている状態が解除されたとき、又は上記衝突予知手段による衝突予知から所定時間を経過するまでに上記衝撃検知手段によって上記衝撃が検知されなかったときに、当該車両の衝突が回避されたと判定することを特徴とする車両のシートベルト装置。
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