JP2018039336A - フォースリミッタ荷重変更システム - Google Patents

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根崎 琢也
Takuya Nezaki
琢也 根崎
次郎 大鉢
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次郎 大鉢
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Abstract

【課題】車両衝突前にフォースリミッタ荷重を変更でき、且つ車両衝突検出後のフォースリミッタ荷重の変更を早期化できるフォースリミッタ荷重変更システムを得る。【解決手段】フォースリミッタ荷重変更システム10は、車両の衝突時にシートベルトにかかるフォースリミッタ荷重を、ソレノイド50(アクチュエータ)及びガスジェネレータ52のそれぞれによって別々に変更可能な可変フォースリミッタ機構22と、乗員の耐性値を検出する耐性値検出センサ60、及び車両の衝突を予知する衝突予知センサ62のうちの少なくとも一方と、車両の衝突を検出する衝突センサ64と、上記少なくとも一方のセンサの出力によって車両衝突前にソレノイド50の作動を制御し、衝突センサ64の出力によって車両衝突検出後にガスジェネレータ52の作動を制御するECU58と、を有している。【選択図】図6

Description

本発明は、シートベルトのフォースリミッタ荷重を変更するフォースリミッタ荷重変更システムに関する。
下記特許文献1には、少なくとも第1及び第2のシートベルト荷重制限機構(フォースリミッタ機構)を備えたシートベルトリトラクタが開示されている。第1のシートベルト荷重制限機構は、トーションバーのねじれ荷重を用いて、衝突時のシートベルトの引き出しに制限荷重(フォースリミッタ荷重;以下、「FL荷重」と称する場合がある)を付与する構成になっている。また、第2のシートベルト荷重制限機構は、ガスジェネレータのガス圧で移動される押圧ロッドをシートベルトに押し付けると共に、当該押圧ロッドの移動量をソレノイドによって変更することにより、衝突時のFL荷重を変更可能とされている。また、この第2のシートベルト荷重制限機構は、乗員の体格の情報、シートスライド位置の情報、衝突速度の情報、衝突加減速度の情報、衝突の仕方の情報等の緊急時の状況の情報に基づいて、衝突時のFL荷重を変更する構成になっている。これにより、FL荷重を緊急時の状況に応じてより一層柔軟に種々設定するようにしている。
特開2006−062632号公報
しかしながら、上記構成の第2のシートベルト荷重制限機構では、衝突検出時に得られる情報を含む多種の情報に基づいて衝突時の状況を判断し、その判断結果に基づいてソレノイド及びガスジェネレータの作動を制御することにより、FL荷重を変更する。このため、衝突検出後に複雑な制御を実施することとなり、FL荷重の変更に遅れが生じる虞がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両衝突前にフォースリミッタ荷重を変更でき、且つ車両衝突検出後のフォースリミッタ荷重の変更を早期化できるフォースリミッタ荷重変更システムを得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係るフォースリミッタ荷重変更システムは、車両の衝突時にシートベルトにかかるフォースリミッタ荷重を、アクチュエータ及びガスジェネレータのそれぞれによって別々に変更可能な可変フォースリミッタ機構と、乗員の耐性値を検出する耐性値検出センサ、及び車両の衝突を予知する衝突予知センサのうちの少なくとも一方と、車両の衝突を検出する衝突センサと、前記少なくとも一方のセンサの出力によって車両衝突前に前記アクチュエータの作動を制御し、前記衝突センサの出力によって車両衝突検出後に前記ガスジェネレータの作動を制御する制御装置と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、制御装置は、乗員の耐性値を検出する耐性値検出センサ、及び車両の衝突を予知する衝突予知センサのうちの少なくとも一方のセンサの出力によって、可変フォースリミッタ機構のアクチュエータの作動を車両衝突前に制御する。これにより、乗員の耐性値や予知された衝突の情報に応じて、車両衝突前にフォースリミッタ荷重を事前に変更しておくことができる。また、この制御装置は、衝突センサの出力によって、可変フォースリミッタ機構のガスジェネレータの作動を車両衝突検出後に制御する。この際には、耐性値検出センサや衝突予知センサの出力を考慮した複雑な制御が不要になると共に、ガスジェネレータによって瞬時にフォースリミッタ荷重を変更できる。これにより、車両衝突検出後のフォースリミッタ荷重の変更を早期化できる。
請求項2に記載の発明に係るフォースリミッタ荷重変更システムは、請求項1において、前記可変フォースリミッタ機構は、第1位置と第2位置との間で回動されることで、前記フォースリミッタ荷重を高荷重モードと低荷重モードとに変更する回動部材を有し、前記アクチュエータ及び前記ガスジェネレータは、前記回動部材に対して回動方向の両側に分かれて配置されている。
請求項2に記載の発明では、可変フォースリミッタ機構のアクチュエータ及びガスジェネレータが、回動部材に対して回動方向の両側に分かれて配置されている。これにより、回動部材に対して回動方向の片側にアクチュエータ及びガスジェネレータの両方が配置された構成と比較して、可変フォースリミッタ機構を小型化し易くなる。
請求項3に記載の発明に係るフォースリミッタ荷重変更システムは、請求項1又は請求項2において、前記可変フォースリミッタ機構は、前記フォースリミッタ荷重を高荷重モードと低荷重モードとに変更可能とされ、車両のイグニッションスイッチがオフの状態では、前記フォースリミッタ荷重を高荷重モードとする。
請求項3に記載の発明では、上記のように構成されているので、イグニッションスイッチがオフの状態の車両に、耐性値が高い乗員(骨密度が高い乗員や、大柄な乗員等)が乗車している状態で、当該車両に対して他車両等が衝突した場合に、当該乗員を高荷重モードのフォースリミッタ荷重によって良好に保護することができる。
請求項4に記載の発明に係るフォースリミッタ荷重変更システムは、請求項3において、前記耐性値検出センサ及び前記衝突予知センサの両方を有し、前記制御装置は、車両のイグニッションスイッチがオンであり且つ乗員がシートベルトを装着した状態では、前記耐性値検出センサの出力によって乗員の耐性値を検知し、耐性値が低いと判定した場合は前記低荷重モードに変更すると共に、前記衝突予知センサの出力によって車両の衝突規模を予知し、予知した衝突規模が小さいと判定した際に前記高荷重モードとなっている場合は前記低荷重モードに変更する共に、前記衝突センサの出力によって車両の衝突規模を検知し、検知した衝突規模が大きいと判定した際に前記低荷重モードとなっている場合は前記高荷重モードに変更する。
請求項4に記載の発明によれば、制御装置は、車両のイグニッションスイッチがオンであり且つ乗員がシートベルトを装着した状態では、車両衝突前に、耐性値検出センサの出力によって乗員の耐性値を検知する。そして、制御装置は、耐性値が低いと判定した場合は、アクチュエータによってフォースリミッタ荷重を低荷重モードに変更する。これにより、車両衝突前に、耐性値が低い乗員に適した低荷重モードにフォースリミッタ荷重を設定しておくことができる。
また、制御装置は、車両衝突前に、衝突予知センサの出力によって車両の衝突規模を予知する。そして、制御装置は、予知した衝突規模が小さいと判定した際にフォースリミッタ荷重が高荷重モードとなっている場合は、アクチュエータによってフォースリミッタ荷重を低荷重モードに変更する。これにより、小規模な衝突が発生する前に、当該小規模衝突に適した低荷重モードにフォースリミッタ荷重を設定しておくことができる。
さらに、制御装置は、衝突センサが車両の衝突を検出すると、当該衝突センサの出力によって車両の衝突規模を検知する。そして、制御装置は、検知した衝突規模が大きいと判定した際にフォースリミッタ荷重が低荷重モードとなっている場合は、ガスジェネレータによってフォースリミッタ荷重を迅速に高荷重モードに変更する。これにより、予知した衝突規模よりも実際の衝突規模が大きかった場合に、当該大規模衝突に適した高荷重モードで乗員を保護することができる。
以上説明したように、本発明に係るフォースリミッタ荷重変更システムでは、車両衝突前にフォースリミッタ荷重を変更でき、且つ車両衝突検出後のフォースリミッタ荷重の変更を早期化できる。
本発明の実施形態に係るフォースリミッタ荷重変更システムの構成要素であるシートベルトリトラクタの断面図である。 同シートベルトリトラクタに設けられた可変フォースリミッタ機構が有するクラッチ機構及び切替機構の構成を示す正面図であり、クラッチ機構の非作動状態を示す図である。 クラッチ機構の作動状態を示す図2に対応した図である。 切替機構のソレノイドが作動した状態を示す図3に対応した図である。 切替機構のガスジェネレータが作動した状態を示す図4に対応した図である。 本発明の実施形態に係るフォースリミッタ荷重変更システムのブロック図である。 本発明の実施形態におけるフォースリミッタ荷重と衝突前後の時間との関係を示す線図である。
以下、図1〜図7を用いて、本発明の実施形態に係るフォースリミッタ荷重変更システム10について説明する。図1に示されるように、本実施形態に係るフォースリミッタ荷重変更システム10は、シートベルトリトラクタ12(以下、「リトラクタ12」と略称する)を備えている。このリトラクタ12は、図示しない3点式シートベルト装置のシートベルト(ウエビング)14を巻き取って格納する巻取装置である。
このリトラクタ12は、フレーム16と、巻取軸としてのスプール18と、ロック機構20と、可変フォースリミッタ機構22と、図示しないプリテンショナ機構とを備えている。上記の可変フォースリミッタ機構22は、メイントーションシャフト24と、サブトーションシャフト26と、トリガワイヤ28と、クラッチ機構30と、切替機構32と、を含んで構成されている。フレーム16は、車体に固定される板状の背板16Aを備えている。背板16Aの幅方向両端部からは脚片16B、16Cが略直角に延出されており、フレーム16は、平面視で略U字形状に形成されている。
スプール18は、軸線方向に貫通する貫通孔18Aを有する円筒状に形成されており、脚片16Bと脚片16Cとの対向方向を軸線方向として、脚片16Bと脚片16Cとの間に配置されている。このスプール18は、メイントーションシャフト24、サブトーションシャフト26等を介してフレーム16に回転可能に支持されている。このスプール18には、車両の乗員の身体に装着されるシートベルト14の長手方向一端部が係止されている。このスプール18は、一方の回転方向であるベルト巻取方向へ回転することでシートベルト14を長手方向一端側から巻き取って格納する構成となっている。また、このスプール18は、シートベルト14が引き出されることで、他方の回転方向であるベルト引出方向へ回転される構成となっている。なお、図2〜図5に矢印Aで示される方向がベルト巻取方向であり、図2〜図5に矢印Bで示される方向がベルト引出方向と称する)である。
ロック機構20は、スプール18の軸線方向一方側においてスプール18と同軸的に配置されたロックギヤ34と、当該ロックギヤ34に噛合可能とされたロックパウル36とを備えている。このロック機構20は、車両の衝突時において、車両の加速度(特に減速加速度)が一定以上であること、又はスプール18からのシートベルト14の引出加速度が一定以上であることを検出すると、ロックパウル36がロックギヤ34と係合する。これにより、ロックギヤ34のベルト引出方向への回転が阻止(ロック)される構成になっている。
メイントーションシャフト24は、スプール18の貫通孔18A内に同軸的に挿入されている。メイントーションシャフト24の軸線方向一端部は、スプール18の内周部における軸線方向中間部に嵌合係止されている。これにより、メイントーションシャフト24がスプール18と一体回転可能に連結されている。メイントーションシャフト24の軸線方向他端部は、ロックギヤ34の軸心部に嵌合係止されている。これにより、メイントーションシャフト24がロックギヤ34と一体回転可能に連結されている。
このメイントーションシャフト24は、車両の衝突によってロックギヤ34のベルト引出方向への回転がロックされた状態で、シートベルト14が乗員により過大な荷重で引っ張られると、捩り変形される。つまり、シートベルト14の引張力に基づくベルト引出方向へのスプール18の回転力がメイントーションシャフト24の耐捩り荷重(耐変形荷重)を上回ると、メイントーションシャフト24が捩り変形する。この捩り変形に供される荷重は、フォースリミッタ荷重(以下、「FL荷重」と称する)としてシートベルト14に作用する構成になっている。
サブトーションシャフト26は、メイントーションシャフト24よりもスプール18の軸線方向他方側でスプール18の貫通孔18A内に同軸的に挿入されている。サブトーションシャフト26の軸線方向一端部は、スプール18の内周部における軸線方向中間部に嵌合係止されている。これにより、サブトーションシャフト26がスプール18と一体回転可能に連結されている。サブトーションシャフト26の軸線方向他端部は、スプール18の軸線方向他端部からスプール18の軸線方向他方側へ突出している。サブトーションシャフト26の軸線方向他端部は、クラッチ機構30に対応している。
トリガワイヤ28は、スプール18の貫通孔18Aと並行してスプール18に形成された孔部18B内に挿入されている。このトリガワイヤ28の一端部は、ロックギヤ34に係止されている。トリガワイヤ28の他端部は、スプール18の軸線方向他端部からスプール18の軸線方向他方側へ突出している。このトリガワイヤ28の他端部は、クラッチ機構30に対応している。
クラッチ機構30は、スプール18の軸線方向他方側においてスプール18と同軸的に配置されたクラッチベース部38(図2〜図5参照;図1では図示省略)と、該クラッチベース部38に回動可能に支持された一対のパウル40とを備えている。クラッチベース部38の軸心部には、サブトーションシャフト26の軸線方向他端部が嵌合係止されている。これにより、サブトーションシャフト26がクラッチベース部38と一体回転可能に連結されている。
このクラッチベース部38には、トリガワイヤ28の他端部が挿入されたワイヤ挿入孔42が形成されている。このワイヤ挿入孔42にトリガワイヤ28の他端部が挿入された状態では、一対のパウル40が図2に示される非作動位置に保持される構成になっている。このトリガワイヤ28は、メイントーションシャフト24の捩り変形によってスプール18がロックギヤ34に対してベルト引出方向へ回転すると、ワイヤ挿入孔42から引き抜かれる。これにより、一対のパウル40が図示しない付勢部材の付勢力によって図3〜図5に示される作動位置へ移動され、切替機構32が有するロックリング46と係合される構成になっている。この係合状態では、ロックリング46がクラッチ機構30を介してサブトーションシャフト26と連結される構成になっている。なお、このクラッチ機構30は、特開2012−144123号公報、特開2013−1313号公報、特開2013−249030号公報などに開示されたものと同様のものであり、周知のものであるため、詳細な説明は省略する。
切替機構32は、スプール18の軸線方向他方側に配置されており、上記のロックリング46と、回動部材としてのロックレバー48と、アクチュエータ(電動アクチュエータ)としてのソレノイド50と、ガスジェネレータ52と、脚片16Bに固定された図示しないケースとを備えている。ロックリング46は、リング状に形成され、スプール18と同軸的に配置されており、内側にクラッチ機構30を収容している。このロックリング46は、上記のケースに回転可能に支持されている。このロックリング46の外周部には、ロックレバー48が係合する切欠部46Aが形成されている。
ロックレバー48は、長尺状に形成され、ロックリング46の外周外側に配置されており、支軸54を介して上記のケースに支持されている。この支軸54の軸線は、スプール18の軸線と平行に設定されている。そして、ロックレバー48は、図2、図3及び図5に示される第1位置と、図4に示される第2位置との間で支軸54回りに回動可能とされている。ロックレバー48が第1位置に位置する状態では、ロックレバー48がロックリング46の切欠部46Aに係合(嵌合)し、ロックリング46のベルト引出方向(図2〜図5の矢印B方向)への回転が阻止される。一方、ロックレバー48が第2位置に位置する状態では、上記の係合が解除され、ロックリング46の引出方向の回転が許容される。
上記のロックレバー48が第1位置に位置し且つクラッチ機構30の一対のパウル40がロックリング46と係合した状態(図3及び図5図示状態)では、サブトーションシャフト26の軸線方向他端部がベルト引出方向への回転を阻止される。この状態でシートベルト14が乗員により過大な荷重で引っ張られ、当該引張力に基づくベルト引出方向へのスプール18の回転力がメイントーションシャフト24の耐捩り荷重(耐変形荷重)とサブトーションシャフト26のの耐捩り荷重(耐変形荷重)との合計を上回ると、メイントーションシャフト24及びサブトーションシャフト26が捩り変形する。これにより、メイントーションシャフト24のみが捩り変形する場合よりも、シートベルト14にかかるFL荷重が高くなる構成になっている。一方、ロックレバー48が第2位置に位置する状態では、サブトーションシャフト26の軸線方向他端部がベルト引出方向への回転を許容される。この状態では、サブトーションシャフト26が捩り変形しないので、FL荷重が低くなる構成になっている。
つまり、このロックレバー48は、第1位置と第2位置との間で回動されることで、FL荷重を「高荷重モード」と「低荷重モード」との2段階に変更する(切替える)構成になっている。そして、ロックレバー48が第1位置に位置する状態が高荷重モードとされ、ロックレバー48が第2位置に位置する状態が低荷重モードとされている。また、本実施形態では、ロックレバー48は、支軸54に取り付けられた捩りコイルスプリング56によって第1位置へと付勢されており、通常時には第1位置に保持されている。このため、車両のイグニッションスイッチ(図示省略)がオフの状態では、FL荷重が高荷重モードに設定される構成になっている。
上記ロックレバー48の回動方向一方側(図2〜図5では右側)には、ソレノイド50が配置されており、上記ロックレバー48の回動方向他方側(図2〜図5では左側)には、ガスジェネレータ52が配置されている。つまり、ソレノイド50とガスジェネレータ52とは、ロックレバー48に対して回動方向の両側に分かれて配置されており、ソレノイド50とガスジェネレータ52との間にロックレバー48が配置されている。
ソレノイド50は、プッシュ型とされており、ピストン50Aをロックレバー48側へ向けた状態で前述したケースに固定されている。このソレノイド50は、通電されることによりピストン50Aをロックレバー48側へ突出させ、ロックレバー48を第1位置から第2位置へと移動させる構成になっている。つまり、このソレノイド50は、高荷重モードから低荷重モードへの切替(変更)を行う構成になっている。
ガスジェネレータ52は、ピストン52Aをロックレバー48側へ向けた状態で前述したケースに固定されている。このガスジェネレータ52は、通電されることによりガス発生剤が点火されて燃焼し、高圧のガスを発生させる。このガスの圧力でガスジェネレータ52のピストン52Aがロックレバー48側へ突出し、ロックレバー48を第2位置から第1位置へと移動させる構成になっている。つまり、このガスジェネレータ52は、低荷重モードから高荷重モードへの切替(変更)を行う構成になっている。
上記のソレノイド50及びガスジェネレータ52は、図6に示されるように、制御装置としてのECU(Electronic Control Unit)58と電気的に接続されている。このECU58には、耐性値検出センサ60と、衝突予知センサ62と、衝突センサ64と、バックルスイッチ66と、プリテンショナ機構のガス発生装置とが電気的に接続されている。このECU58は、上記各センサ及びバックルスイッチ66からの出力(信号)に基づいて、ソレノイド50、ガスジェネレータ52及び上記ガス発生装置の作動を制御する構成になっている。
耐性値検出センサ60は、乗員の骨密度を検出する超音波式の骨密度検出センサとされている。この耐性値検出センサ60(骨密度検出センサ)は、例えば車両用シートのシートバックに搭載され、超音波によって乗員の鎖骨の骨密度を検出し、当該骨密度に基づいて乗員の耐性値(荷重耐性値)を検出する構成になっている。
なお、耐性値検出センサ60は、乗員の体格の大小に基づいて乗員の耐性値を検出するものであってもよい。その場合、例えば、乗員を撮影する車内カメラ、車両用シートへの乗員の着座荷重を検出するシートウェイトセンサ、車両用シートの前後スライド位置を検出するシートスライドセンサ、リトラクタ12からのシートベルト14の引出量を検出するベルト引出量センサ、のうちの少なくとも一つを用いて耐性値検出センサ60を構成することができる。ECU58は、耐性値検出センサ60からの出力(信号)に基づいて、乗員の耐性値を検知する構成になっている。
衝突予知センサ62は、車外の状況を撮影する車外カメラ、ミリ波レーダ、赤外線レーザのうち少なくとも一つを含んで構成されている。ECU58は、衝突予知センサ62からの出力(信号)に基づいて、車両の衝突を予知する。この場合、ECU58は、衝突相手との相対速度(衝突速度)、衝突相手の大きさや重さ、衝突の仕方などから、衝突の規模(衝突の激しさ;クラッシュシビアリティ)を予知する構成になっている。
衝突センサ64は、車両の加速度を検出する加速度センサとされている。具体的には、この衝突センサ64は、車両の前部において左右のフロントサイドメンバやラジエータに取り付けられた左右のフロントサテライトセンサ(加速度センサ)と、センターコンソールボックスの下方で車両のフロアに取り付けられたフロアセンサ(加速度センサ)とを含んで構成されている。ECU58は、衝突センサ64からの出力(信号)に基づいて、車両の衝突を検知する。また、ECU58は、車両の加速度の大きさに基づいて、衝突の規模(衝突の激しさ;クラッシュシビアリティ)を検知する構成になっている。
バックルスイッチ66は、シートベルト14に設けられたタングプレートがバックルに連結された状態、すなわち乗員がシートベルト14を装着した状態でオン信号を出力する構成になっている。ECU58は、車両のイグニッションスイッチがオンであり且つバックルスイッチ66からオン信号が出力されている状態では、ROMに記憶された制御プログラムを実行する。このECU58は、耐性値検出センサ60及び衝突予知センサ62の出力によって車両衝突前にソレノイド50の作動を制御し、衝突センサ64の出力によって車両衝突検出後にガスジェネレータ52の作動を制御する構成になっている。このECU58は、衝突センサ64による車両衝突検出後には、衝突センサ64以外のセンサの出力を考慮しない構成、すなわち耐性値検出センサ60及び衝突予知センサ62の出力を考慮しない構成になっている。
以下、図7に示される線図を参照しながら、ECU58によるソレノイド50及びガスジェネレータ52の作動制御について説明する。ECU58は、車両のイグニッションスイッチがオンにされ、バックルスイッチ66からオン信号が出力されると、耐性値検出センサ60からの出力によって、乗員の耐性値(ここでは鎖骨の骨密度)を検知する。そして、ECU58は、乗員の耐性値が高いと判定した場合はソレノイド50を非作動状態とし、FL荷重を高荷重F1のモードである高荷重モード(図7の一点鎖線参照)のままとする。
一方、ECU58は、乗員の耐性値が低い(例えば、乗員が高齢者であり、鎖骨の骨密度が低い)と判定した場合は、当該判定直後の時点t1でソレノイド50に作動信号を出力(通電)し、FL荷重を低荷重F2のモードである低荷重モード(図7の二点鎖線参照)に変更する(図7の矢印C1参照)。
また、ECU58は、衝突予知センサ62からの出力によって、車両の衝突(衝突規模を含む)を予知する。そして、ECU58は、予知した衝突規模が小さい(Loシビアリティである)と判定した際にFL荷重が高荷重モードとなっている場合は、当該判定直後の時点t2でソレノイド50に作動信号を出力し、FL荷重を低荷重モードに変更する(図7の矢印C2参照)。
一方、ECU58は、予知した衝突規模が大きい(Hiシビアリティである)と判定した際にFL荷重が低荷重モードとなっている場合(すなわちソレノイド50が通電状態となっている場合)は、当該判定直後の時点t2でソレノイド50への通電を停止する。これにより、ロックレバー48が捩りコイルスプリング56の付勢力によって第1位置へと移動され、FL荷重が高荷重モードに変更される(図7の矢印C3参照)。
また、ECU58は、例えば図7のt3の時点で車両の衝突が発生し、衝突センサ64が車両の加速度に基づいて車両の衝突を検出すると、衝突センサ64からの出力によって、車両の衝突(衝突規模を含む)を検知する。そして、ECU58は、衝突規模が大きいと判定した際にFL荷重が低荷重モードとなっている場合(すなわちソレノイド50が通電状態となっている場合)は、当該判定直後の時点t4でガスジェネレータ52に作動信号を出力し、FL荷重を高荷重モードに変更する(図7の矢印C4参照)。
なお、ECU58は、上記の時点t4の直後にプリテンショナ機構のガス発生装置を作動させる構成になっている。これにより、シートベルト14がリトラクタ12に急速に巻き取られ、シートベルト14の緩みが除去されると共に、衝突の衝撃で慣性移動する乗員からの荷重がシートベルト14に加わり、可変フォースリミッタ機構22が作動される構成になっている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のフォースリミッタ荷重変更システム10では、ECU58は、乗員の耐性値(鎖骨の骨密度)を検出する耐性値検出センサ60の出力、及び車両の衝突を予知する衝突予知センサ62の出力によって、可変フォースリミッタ機構22のソレノイド50の作動を車両衝突前に制御する。これにより、乗員の耐性値や予知された衝突の情報に応じて、車両衝突前にFL荷重を事前に変更しておくことができる。また、このECU58は、衝突センサ64の出力によって、可変フォースリミッタ機構22のガスジェネレータ52の作動を車両衝突検出後に制御する。この際には、耐性値検出センサ60や衝突予知センサ62の出力を考慮した複雑な制御が不要になると共に、ガスジェネレータ52によって瞬時にFL荷重を変更できる。これにより、車両衝突検出後のFL荷重の変更を早期化できる。
また、本実施形態では、可変フォースリミッタ機構22は、第1位置と第2位置との間で回動されることで、FL荷重を高荷重モードと低荷重モードとの2段階に変更するロックレバー48を有している。そして、ソレノイド50及びガスジェネレータ52が、ロックレバー48に対して回動方向の両側に分かれて配置されている。これにより、ロックレバー48に対して回動方向の片側にソレノイド50及びガスジェネレータ52の両方が配置された構成と比較して、ロックレバー48の長さ寸法を短く設定することができ、可変フォースリミッタ機構22を小型化し易くなる。
さらに、本実施形態では、可変フォースリミッタ機構22は、車両のイグニッションスイッチがオフの状態では、FL荷重を高荷重モードとする。このため、イグニッションスイッチがオフの状態の車両に、耐性値が高い乗員(骨密度が高い乗員や、大柄な乗員等)が乗車している状態で、当該車両に対して他車両等が衝突した場合に、当該乗員を高荷重モードのFL荷重によって良好に保護することができる。
また、本実施形態では、ECU58は、車両のイグニッションスイッチがオンであり且つ乗員がシートベルトを装着した状態では、車両衝突前に、耐性値検出センサ60の出力によって乗員の耐性値を検知する。そして、ECU58は、耐性値が低い(鎖骨の骨密度が低い)と判定した場合は、ソレノイド50によってFL荷重を低荷重モードに変更する。これにより、車両衝突前に、耐性値が低い乗員に適した低荷重モードにFL荷重を設定しておくことができる。
また、ECU58は、車両衝突前に、衝突予知センサ62の出力によって車両の衝突規模を予知する。そして、ECU58は、予知した衝突規模が小さいと判定した際にFL荷重が高荷重モードとなっている場合は、ソレノイド50によってFL荷重を低荷重モードに変更する。これにより、小規模な衝突が発生する前に、当該小規模衝突に適した低荷重モードにFL荷重を設定しておくことができる。
さらに、ECU58は、衝突センサ64が車両の衝突を検出すると、当該衝突センサ64の出力によって車両の衝突規模を検知する。そして、ECU58は、検知した衝突規模が大きいと判定した際にFL荷重が低荷重モードとなっている場合は、ガスジェネレータ52によってFL荷重を迅速に高荷重モードに変更する。これにより、予知した衝突規模よりも実際の衝突規模(車両の加速度の変化)が大きかった場合に、当該大規模衝突に適した高荷重モードで乗員を保護することができる。
なお、上記実施形態では、車両衝突検出後には、ECU58が低荷重モードから高荷重モードへの変更を行う構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、ECU58が、車両衝突検出後に、高荷重モードから低荷重モードへの変更を行う構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、可変フォースリミッタ機構22が高荷重モードと低荷重モードとの2段階にFL荷重を変更可能とされた構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。可変フォースリミッタ機構が3段階以上にFL荷重を変更可能とされた構成にしてもよい。その場合、最大のFL荷重のモードが高荷重モードとされる。
また、上記実施形態では、車両のイグニッションスイッチがオフの状態では、可変フォースリミッタ機構22がFL荷重を高荷重モード(最大のFL荷重のモード)とする構成にしたが、本発明はこれに限らず、車両のイグニッションスイッチがオフの状態では、可変フォースリミッタ機構22がFL荷重を高荷重モードよりも低荷重なモードとする構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、可変フォースリミッタ機構22が、第1位置と第2位置との間で回動されることでFL荷重を高荷重モードと低荷重モードとに変更するロックレバー48(回動部材)を有した構成にしたが、本発明はこれに限らず、可変フォースリミッタ機構の構成は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、ソレノイド50がアクチュエータとされた構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、アクチュエータは、モータの駆動力によってピストンを駆動するものであってもよい。
また、上記実施形態では、耐性値検出センサ60及び衝突予知センサ62を備えた構成にしたが、本発明はこれに限らず、耐性値検出センサ60及び衝突予知センサ62のうちの一方が省略された構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 フォースリミッタ荷重変更システム
14 シートベルト
22 フォースリミッタ機構
48 ロックレバー(回動部材)
50 ソレノイド(アクチュエータ)
52 ガスジェネレータ
58 ECU
60 耐性値検出センサ
62 衝突予知センサ
64 衝突センサ

Claims (4)

  1. 車両の衝突時にシートベルトにかかるフォースリミッタ荷重を、アクチュエータ及びガスジェネレータのそれぞれによって別々に変更可能な可変フォースリミッタ機構と、
    乗員の耐性値を検出する耐性値検出センサ、及び車両の衝突を予知する衝突予知センサのうちの少なくとも一方と、
    車両の衝突を検出する衝突センサと、
    前記少なくとも一方のセンサの出力によって車両衝突前に前記アクチュエータの作動を制御し、前記衝突センサの出力によって車両衝突検出後に前記ガスジェネレータの作動を制御する制御装置と、
    を有するフォースリミッタ荷重変更システム。
  2. 前記可変フォースリミッタ機構は、第1位置と第2位置との間で回動されることで、前記フォースリミッタ荷重を高荷重モードと低荷重モードとに変更する回動部材を有し、
    前記アクチュエータ及び前記ガスジェネレータは、前記回動部材に対して回動方向の両側に分かれて配置されている請求項1に記載のフォースリミッタ荷重変更システム。
  3. 前記可変フォースリミッタ機構は、前記フォースリミッタ荷重を高荷重モードと低荷重モードとに変更可能とされ、車両のイグニッションスイッチがオフの状態では、前記高荷重モードとする請求項1又は請求項2に記載のフォースリミッタ荷重変更システム。
  4. 前記耐性値検出センサ及び前記衝突予知センサの両方を有し、
    前記制御装置は、
    車両のイグニッションスイッチがオンであり且つ乗員がシートベルトを装着した状態では、前記耐性値検出センサの出力によって乗員の耐性値を検知し、耐性値が低いと判定した場合は前記低荷重モードに変更すると共に、
    前記衝突予知センサの出力によって車両の衝突規模を予知し、予知した衝突規模が小さいと判定した際に前記高荷重モードとなっている場合は前記低荷重モードに変更する共に、
    前記衝突センサの出力によって車両の衝突規模を検知し、検知した衝突規模が大きいと判定した際に前記低荷重モードとなっている場合は前記高荷重モードに変更する請求項3に記載のフォースリミッタ荷重変更システム。
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